断腸亭日常日記 2023年 9月−12月

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


 2023年9月13日(水) 晴 22518/9

 9日サッカー日本代表は、ドイツのヴォルフスブルグで行われた対ドイツ戦。ワールドカップで、2−1で勝っている日本に、ドイツが再戦を要求して1億円払ったともいわれる。しかし、この試合で日本は、4−1と完勝した。正直に言って、まぐれのような先制点と同点後に上田のラッキーに感じられる勝ち越し点。終了間際に、久保の独走から浅野の得点。さらに久保のクロスから田中のヘディングの4点目。完全アウエーで、ワールドカップ3回優勝国のドイツに、4−1の完勝!こんな日が来るなんて!!! 野球は、栗山監督でWBC優勝して世界一になった。いよいよサッカーでも世界でも勝てる力を身につけてきたような気がする。右ウイングの伊東純也と右SBの菅原は良いコンビネーションで攻撃している。そこに鎌田が加わってアクセントをつけている。左ウイングの三苫は一人で質の高い攻撃を仕掛けられる。もしこれに、ブライトンのように左SBなどが攻撃に加われば手がつけられないなるだろう。ボランチの遠藤や守田も素晴らしいし、CBの富安は凄い。

 6月香川に行った。日本プロ野球契約第一号選手の三原修は、香川県仲多度郡出身。そのライバルの水原茂も香川県高松市出身だ。三原は水原と巨人で反目して、三原は西鉄へ行き、水原が監督する巨人相手に日本シリーズ3連覇(昭和31年から33年)を成し遂げる。三原は、青バッドの大下弘、稲尾和久、中西太、豊田泰光、関口清治、仰木彬などの野武士軍団を率いて、宿敵巨人に三連覇した。監督になってつけていたノートがのちの本になった。三原の長女と結婚した中西太を取材で訪ねた栗山英樹は、そのノートを借りて読み、コピーする。それが日本ハムの監督になった時に役に立つ。野球のセオリーから監督の心構え、戦術などが綴られている。「三原さんは、変わり者がすきだった」といったのは、飲み屋の借金を返すためにプロ野球選手になった永淵洋三。三原用兵によって、外野からリリーフ投手で登板した。これもいわゆる三原マジックの1つだ。例えば、イチローは打撃フォームが駄目だと土井正三監督(巨人V9メンバー)の為に、二軍でくすぶっていた。仰木彬が監督になると直ぐに一軍に上げイチローの名前で出場させ首位打者になる。遊撃手でイップスになっていた田口壮を、外野手で起用してのちにメジャーリーガーにもなった。オリックス前の近鉄時代には、野茂英雄も育てた。三原門下生には、今に名を残す選手を育てている。そういえば、仰木さんも「三原魔術(マジック)」ならぬ「仰木マジック」といわれた。

 栗山監督がWBCの時に読んでいた「三原メモ」のことを、WBC前にテレビ番組でやっていた。『プロ野球 マジックの継承者たち〜WBC栗山監督と名将のノート』だ。  「勝負は、実力5、運3、調子2の割合である。勝負には不思議と得手と苦手がある。自分では何とも思わなくとも、相手がそう思い込む所に利点がある。又、不利点もある」 「私はグラウンドの小さな駆け引きによって勝利を得る事を最上の手段だとは思わない。しかし、私が預かるチームの性格によっては小さな駆け引きが非常に重大な要素を生み、勝利の決定的役割を果たす事があるのは確かだ」 「三原用兵には、奇策が多いとよく言われる。しかし、私から見れば、それは奇策ではない。私自身のセオリーである」 六大学野球で、慶応の水原が投手の時、ホームスチールをして決勝点をあげた三原。プロ野球選手から新聞記者になり、巨人の監督になり、復員した水原を使わないことで排斥運動で巨人から出て、西鉄の監督。それから大洋でも日本一になり、近鉄、ヤクルトでも監督で、日本ハムで球団社長。大谷翔平の二刀流の原点は、漫画『あぶさん』のモデルになった、永淵洋三の二刀流だったようだ。三原さんもやっていたんだからという風に、栗山監督が考えた。

 新型コロナウイルス感染状況。8月27日から9月3日。1医療機関あたり全国20.50人(前週19.07人)。東京都17・01人(前週は、14.53人)。沖縄は、前週の8.50人から11.80人に増加した。全国最高が岩手県の31.71から35.24に増えた。


 9月20日(水) 晴一時豪雨 20273/7

 今日の朝7時過ぎに、大谷翔平は Instagram を更新し、「早朝に手術を受け無事成功しました 不本意ながらシーズン途中でチームを離れることになりましたが残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」と、手術が成功したことを報告した。そのあと、一斉に記事が出た。それを読むと、トミージョン手術ではないようだ。 「執刀したニール・エラトロッシュ医師は今回の右肘手術について「慎重に検討を重ねた」という。エラトロッシュ医師は2018年10月の右肘のトミー・ジョン手術も担当。今もドジャースや、他競技のラムズでチームドクターを務めている名医だ。 「肘の寿命を伸ばすため、生体組織を移植しながら、目下の負傷を治療して健康な靱帯として強化する。2024年の開幕には打者として一切の制限なしに、2025年には二刀流として準備が整うことを期待している」 エラトロッシュ医師の声明からは、大谷の二刀流継続への強い思いがにじみ出ている。」(Full-count)

 17時半ごろ、突然ゲリラ豪雨になった。土砂降り雨が降り雷鳴がとどろいた。東京は真夏日が88日という年間最多記録を更新した。これまでの最多は、71日で2010年だった。知人からいくつかの連絡があった。下山さんなど。昨日は、マドリードで同居していたYuuichi君からあり、長話をした。途中から酒を飲んでいた。こっちは、お茶とコーヒーだった。小説の話や歌の話をした。玉置浩二が最近凄いと感じている。それを聴きながらYuuichi君を思い出していた。声、歌、感情表現が素晴らしい。今までは、それが全く分からなかった。マドリードにいる時は、闘牛間時間に合わせて生活していた。東京では、大谷があるエンジェルスの試合開始時間に合わせて生活している。それも大谷の怪我で、終わった。話していて、資料読みに専念していたが、そろそろ始めようかと思い始めた。

 新型コロナウイルス感染状況。9月4日から10日。1医療機関あたり全国20.19人(前週20.50人)。東京都16.36人(前週は、17・01人)。沖縄は、前週の11.80人から12・26人に増加した。岩手県の35.24から29.87に減った。全国最高は、隣の宮城県になり、32.47人。


 10月5日(木) 晴/曇 37424/15

 今日は少し暑かったが、だいぶ秋らしい気候になってきた。半袖では、少し肌寒い感じだが、散歩すると汗をかく。MLBは、シーズンが終わり、POが始まった。菊池雄星のブルージェイズが負け、前田健太のツインズが勝ってア・リーグ準決勝へ進出した。大谷翔平は、ア・リーグホームラン王になった。素晴らしいことだ。

「二刀流の本塁打王・大谷翔平に賛辞 フリーマン「信じられない」シャーザー「ずっと見ていたい」

【アナハイム(米カリフォルニア州)9月30日(日本時間1日)】エンゼルス大谷翔平投手(29)が、メジャー6年目も投打で驚異的なパフォーマンスを見せた。21年から3年間で124本塁打。今季は史上初となる2年連続で「2桁本塁打&2桁勝利」を達成した。右肘を再手術する結果となったが、二刀流の本塁打王に他球団の選手たちがあらためて、称賛の声を並べた。

 ドジャース・フリーマン(最多安打2度、20年リーグMVP)
 僕にとって驚きなのは、毎日、打者でしっかり準備するのにたくさんやることがあるし、それでいて高いレベルを保つのは時間のかかることだけど、ショウヘイは打って、投げる。それはもう、あぜんとする。最高の打者になるため、最高の投手になるためのエネルギー、スタミナ、メンタル面の辛抱強さ、どれだけあるのか計り知れない。 僕は、試合の日は3度、打撃練習するんだ。まず、室内ケージで、それから外で打撃練習をやって、また室内ケージで打つ。最初は15〜20分くらいのスイング。次に、全て正しいことをやっているかどうかの確認で5〜10分くらい。最後に、試合前は15〜20スイング。ただ、継続的なことで、自分の場合はいつも打撃のことを考えている。彼は、ピッチングも考えている。僕だったら、頭を整理できるか分からない。それはとても難しいことだ。高校の時に(二刀流を)やっていたけど、難しかったよ。 打撃1つでさえ、ゲームに向かう前までにノンストップの練習でやっているんだ。それを、彼は2つ同時にこなしている。ベストヒッターでもあり、ベストピッチャーでもある。これは信じられない。言葉で表現するのも難しい。素晴らしいことだし、野球ファンとして、見ていて楽しい。 僕の息子(7歳のチャーリー君)だって彼が大好きだし、去年は、対面もできたんだ。時々、ふと冷静に考えて、ショウヘイ・オオタニがやっていることに感謝しているんだ。だって、今後、僕らの人生でもう1度見られるかどうか、分からないんだから。僕らが死んでしまってから、もしかしたら100年後くらいに見られるかもしれないけどね。ショウヘイは、とても特別な存在だよ。

 レンジャーズ・シャーザー(サイ・ヤング賞3度、最多勝4度、16年から3年連続の最多奪三振)
 「メジャーリーグの選手は、常に良くなっていかないといけない。同じ状態(レベル)でいるということは、つまりは悪くなっているということ。彼は、間違いなく成長している。その1つが耐久力だろう。マウンド上での耐久力という点で、彼の本当の潜在能力は隠れていたが、彼が実際にできること、これまで見たことがなかったように投打の両方で試合を支配できること、我々はその潜在能力を目の当たりにした。見ていてとても魅力的だし、これからもずっと見ていたい。自分が出来ることと言えば、彼のベストと回復を祈ることだ」

 ドジャース・ベッツ(18年ア・リーグMVP。オールスター選出7度)
 「素晴らしい選手であり、かつて見たことがないような選手だ。本当に野球を楽しんでプレーしている。毎年、投打の全てにおいて良くなっている。全て優れているから、彼は野球でベストプレーヤーの1人なんだ。僕らは互いにリスペクトしている。彼のプレーを見ることができたのは、本当に素晴らしいこと」

 タイガース・カブレラ(今季限りで現役引退。12年に打撃3冠王、2度のリーグMVP)
 「今年、ケガをしてしまったけど、数字も良くなって、とても素晴らしかった。もし、強く、健康で居続けることができれば、彼が3冠王になるチャンスはある。最も印象的なのは、素晴らしい打者でありながら、中5日でピッチングをしていたこと。打者でプレーして、その後、登板することはとても難しい。それを完璧にやって、投打でハイレベルなパフォーマンスをしていたのは、本当に素晴らしい」

 パイレーツ・マカチェン(13年のリーグMVP。今季2000安打達成)
 「21年にMVPを獲得した時よりも、打席で良くなっているように見える。今年(故障前まで)、彼とヤンキースのジャッジが比較されて、それは正しいことのように思う。彼がやっていることは、毎日見られるようなことではない。米国だけでなく、野球界にとって、すごく影響力がある選手。このまま素晴らしいキャリアを続けて、長い間プレーしてくれることを願っている」

 アストロズ・ブレグマン(18年のオールスターMVP)
 「毎年、彼は良くなっているし、改善を続けている。ものすごい練習熱心のようだし、それが間違いなく、報われている。僕が今まで見てきた中でベスト選手の1人。塁に出れば、最も速い選手の1人。素晴らしいランナーでもあり、勘もいい。野球をよく知っているし、小さな細かなことも、正しくこなす。そして、マウンドでは7種類以上の球種を持っている。ただただ完璧なプレーヤーだ」

 ブルージェイズ・ビシェット(21年から2年連続リーグ最多安打)
 「今年の彼を見ていて、数字も含めて全体的に前よりも断然、良くなっているように感じた。毎回、力強いスイングができるのは驚くべきこと。打席での自信を見ても分かるが、ベスト選手と言って間違いない。彼は全てが出来る。フィールド上の誰よりもパワーがあり、スピードもある。信じられないほど危険なバッター。パワーヒッターであると同時に、いろんな球種をヒットに打てる。打ち取り方は、おそらくないように思う。それは、特別なことだ」

 ホワイトソックス・ヘンドリックス(20年、21年の最優秀救援投手。21年に最多セーブ)
 「爪が割れていたのに本塁打を打った時、驚いた。ボールを打ち砕くのに、バットを握るのはきつかったはずだ。今年、彼がよりエリートレベルになっていることがよく分かった。(体の)後ろ側によく腕を残せているし、そこから全力で引っ張ることもできる。仮に、あるボールを振らされたとしても、そのボールに対してすぐにいいスイングが出来る」

 ドジャース・スミス(今年のWBC米国代表でオールスターにも初選出)
 「危険な打者。どんな球種でも捉えられる。投手としては、全球種をミックスしないといけない。(攻め方を)予想でき、とてもスマートな打者だ。より(打席で)感覚が良くなっているようにみえる。あるコースに固執してはいけない。いろいろなところを攻めなければいけないし、ギアを上げないといけない。投げきれない時には、彼は打ち砕く」

 ガーディアンズ・カルフーン(大谷とは18年から2年同僚)
 「とんでもない特別な才能がある。正直、これほどまでとは、想像できなかった。野球にとって、とてもいいこと。みんなが彼を見に足を運ぶ。とても特別なことだね。19年だったかな、チームバスの外にショウヘイと写真を撮りたいファンがいて、僕らは『ショウヘイ、行ってこい、行ってこい』と勧めたんだ。仕方なく彼はバスを降りて、そしたら3人の女の子のうち2人が気を失ったんだ。ロックスターみたいだったよ。みんなが、そう感じたと思う」

 パドレス・崔志萬(韓国出身の中距離打者。メジャー8年で67本塁打)
 「アジア出身の選手が、あれだけの功績を残して、とてもうらやましく思う。僕はだいたい、70%くらいでバットを振っている。メジャーのピッチャーは、とてもボールが速いからね。本塁打を打つことは考えていない。だけど、大谷はフルスイングができる。そのあたりを学びたい」 (日刊スポーツ)

 新型コロナウイルス感染状況。9月11日から17日。1医療機関あたり全国17.54人(前週20.19人)。東京都16.04人(前週は、16.36人)。沖縄は、前週の12・26人から11.67人に減少した。岩手県は29.87から21.44に減った。9月18日から24日。1医療機関あたり全国11.01人(前週17.54人)。東京都8.89人(前週は、16.04人)。沖縄は、前週の11.67人から11.56人に減少した。岩手県は21.44から12.02に減った。


 10月16日(月) 晴 26703/11

 いろいろあった。藤井聡太が王座戦で、永瀬拓也王座に勝って史上初の八冠というタイトル独占する偉業を達成した。それでも AI 勝率で、1%から一手で99%になって逆転勝ちした。ヒヤヒヤの勝利。1分将棋になると、ミスをするとこういう逆転劇が起こるのだ。八冠になっても、良い将棋をしたというのは、こういう事だろう。以前山登りに例えるなら今どの辺ですか?と問われて、「未だ森林限界手前」とこたえたのは、そういうことだろう。MLBのシーズン全日程が終わり、プレーオフが始まっている。ナ・リーグは、シーズン100勝したチームが負ける波乱が起きている。ア・リーグは、珍しく西地区同士の決定戦になっている。

 駅に行って切符を買ってきた。中野駅周辺は、工事中の所が多く駐輪場なども工事中で、どこにとめていいのか判らなかった。交番で駐輪場を聞いてそこにとめることにした。切符は、思惑通り第1希望のものが買えた。それから北口のブロードウエイを辺りを散策した。ブロードウェイ右の裏道には、飲食店が固まっている。丁度昼時だったので、そこで朝食兼昼食を取った。久々の外食。6月に四国の琴平へ行った時以来。その前は、1年以上前に下山さんとの外食だ。コロナ渦で人と会うのをやめていたのと、外食で閉ざされた空間にいるのが嫌だったから、極力部屋で食事するようにしていた。今日の外食だって、恐々取った。外食は高いが、楽ができる。それが自炊と違うところ。旅行にも行くし、東京へ出てくる知人との会食の予定も入ったので、外食慣れもしなければなどと思う。

 新型コロナウイルス感染状況。9月25日から10月1日。1医療機関あたり全国8.83人(前週11.01人)。東京都7.08人(前週は、8.89人)。沖縄は、前週の11.66人から9.57人に減少した。岩手県は12.02から9.30に減った。 10月2日から8日。全国5.20人(前週8・83人)。東京都3.62人(前週7.08人)。沖縄は、前週の9.57人から7.52人に減少した。岩手県は9.30人から6.52人に減った。


 10月26日(木) 晴 56909/10

 金曜日、4年か5年ぶりに飲み会をやった。みんな元気だった。名古屋から来たシーラさんも、電車に乗るのも怖かったといっていた。久々の新幹線だったようだ。MEGUさんの旦那は、出張が多く伊勢から帰りだといっていた。クラスターが起きても、コロナには罹らなかったと自慢していた。こういy人もいるのだ。仕事で出張が多く、飛び回っている。人と接触するのが、仕事の一部。行ったついでに、観光を楽しんでいる。こういう人は強い。内宮外宮を観て来たといっていた。俺はどちらかというとシーラさんと同じで、コロナには恐々で人とも会っていなかったし、会いたいとも思わなかった。人と会うのが怖かったのだ。でもこうやってみんなの顔を観るとホッとする。これがコロナ前の当たり前の姿。それがコロナ渦では、出来なかったのだ。人とは会わない「アホ」だった。♪あーえらいこっちゃ、えらいこっちゃ、よいよいよいよい 踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損々♪

 今週の月曜日、国会図書館に行った。入館用のカードは、3年間の有効期限あるが、コロナ渦で4・5年来れなかった。だから改めて手続きをしなければならないのだ。そしたら保険証の有効期限が切れていて、1回限りの仮手続きになった。知りたかったことが分かった。ここには、歌舞伎の演目、作者、出演者を記録している『歌舞伎年表』があった。それと中村仲蔵の『月雪花寝物語』『秀鶴日記』『秀鶴随筆』と、三代目中村仲蔵が書いた『手前味噌』がある事が判った。そして昨日、再び国会図書館へ行って本登録して読んできた。コロナ渦でデジタル化が進み、家に帰ってもネットで観れる物もある。これには感謝。この辺の本を買うとなると、お金もかかるし10冊以上が本棚を占める。2021年12月に放送された『忠臣蔵狂詩曲(ラプソディー)NO.5 出世階段(しゅっせのきざはし)』という、仮名手本忠臣蔵の5段目で、斧定九郎を演じ今に残る定九郎の型を作った伝説を、1時間半の前編後編に分けてドラマにした物。落語にも歌舞伎にもなったこの話を、『月雪花寝物語』と『手前味噌』を参考に制作したのが源孝志。そう『京都人の秘かな愉しみ』や『ライジング 若冲 天才 かく覚醒せり』『あてなよる』などを制作した人だ。それが物凄く良い出来だったので、何度も観た。たぶん『仲蔵狂乱』今井今朝子著や落語の『中村仲蔵』も参考にしているだろう。

 新型コロナウイルス感染状況。10月9日から15日。1医療機関あたり全国3.76人(前週5.20人)。東京都2.33人(前週は、3.62人)。沖縄は、前週の7.52人から5.54人に減少した。岩手県は6.52人から4.48人に減った。


 10月27日(金) 晴 8703

 朝起きて、グリーンカレーを食べながら朝ドラの再放送『まんぷく』を観た。それから国会図書館の外部から観れる本を読んで、出かけた。六本木ミッドタウンにあるサントリー美術館へ行った。『激動の時代 幕末明治の絵師たち 副題 芸術はバクマツだ!』を観た。江戸の狩野派から始まった。それから谷文晁一派、渡辺崋山など。そして、安田雷洲。北斎に学び、司馬江漢に学んだ人で、銅版画は見事だった。小さな版画だが、非常に細かい。司馬江漢でさえ、こんな銅板は作れないだろうし、現在の銅版画家でも作れないんじゃないかという細かさ。これには、恐れ入った。遠近法だけじゃない、描写力が凄い。初めて知った画家だが、凄い。文晁や崋山は、南画や南蘋派の絵の上手さは判るが、幕末にこの絵のぶっ飛び方が凄い。遥か彼方だ。それから国芳とその弟子たち。芳虎、芳艶、芳員、月岡芳年、河鍋暁斎。横浜絵の五雲亭貞秀。そして、柴田是真。漆を使ったり、螺鈿を張ったり。この発想は、明治になって海外からの需要に対応して描かれた物だろうと思う。やっぱこの人、凄い絵師の一人だ。そして、光線画の小林清親。彼は、暁斎の弟子ともいわれている。面白い美術展だった。

 帰りの電車で、別々に座っている爺さん二人が、スマホではなくスポーツ新聞を開いて観ていた。ああ懐かしい風景だ。今時、電車で新聞開いて観ている人って珍しい。昨日のドラフト会議の記事を読んでいるのだろう。一旦部屋に戻って、行きつけの図書館へ行って、予約していた本を受けとり、買物をした。昨日今日で調べた『名聞面赤本』に書いている人の中に、鶴屋南北、八代目三舛、河竹新七の歌舞伎関係者、曲亭馬琴、十返舎一九、山東京山などの黄表紙作家や緑亭川柳などの川柳・狂歌作者、北斎、英泉、国芳などの浮世絵師が書いていた。また、『古今イロハ評林』という仮名手本忠臣蔵に出た役者を採取し、評価しているものを見つけた。天明五年に出版された本で、そこも面白いところだ。

 新型コロナウイルス感染状況。10月16日から22日。1医療機関あたり全国3.25人(前週3.76人)。東京都2.11人(前週は、2.33人)。沖縄は、前週の5.54人から3.70人に減少した。岩手県は4.48人から3.95人に減った。


 10月28日(土) 晴 11299

 昨日は、中秋の名月のあとの十三夜。つまり栗名月だった。ほっかりと浮かぶ名月。今日は夕方、散歩に出た。日が暮れてきたら、月が観えた。昨日の月よりも丸くなっている。そして大きい。明日の満月は、京都で観れるだろう。というのも。明日から京都・大阪へ行く。7つの美術展を観るため。おそらく、観光は出来ないだろう。何故なら移動で時間がないと思うからだ。目的がはっきりしている。ネットでホテルに予約を入れた時は、予定はなかった。日にちが近づくにつれて、調べたら、観たい美術展が出てきてそれを繋げたら7つになったのだ。だから観光は、時間的に無理だと思って切った美術展まわりなのだ。資料をいろいろ調べると、面白いことが出てくる。良い旅になればと思う。


 10月31日(火) 晴 49647/3

 日曜日、ラグビーワールドカップ決勝で、南アフリカがニュージーランドを1点差で勝って優勝したのを観てから、京都へ出発した。9時半ごろ京都へ到着。歩いて京都国立博物館へ行った。『東福寺』展を観た。それから、京阪で三条へ。昼食は豚肉炒めのランチ。細見美術館で、『愛し、恋し、江戸絵画 −若冲・北斎・江戸琳派−』を観る。それから京都文化博物館へ行き、『もしも猫展』を観る。夕食は、チャーハンにカツが乗った物を食べた。2日目の朝食は、7時からやっている定食屋で取って、阪急と嵐電を乗り換えて、嵐山の福田美術館・嵯峨嵐山文華館で、『ゼロからわかる江戸絵画 あ!若冲 お!北斎 わぁ芦雪』を観る。嵐電とメトロを乗り継いで、今出川へ。蕎麦屋に入って昼食は、天とじ丼を食べる。ここ癖になるそば屋だ。相国寺承天閣美術館で、『若冲と応挙 T期』を観る。複製の『動植綵絵』30幅と、下絵、などを含め、3巻『七難七福図巻』を観る。メトロで四条へ行き、京都大丸デパートで、『川瀬巴水展』を観る。これは圧巻だった。夕食は、そば屋で生姜焼き定食とミニそばのセット。今日の朝食は、コンビニでサンドイッチ。それから大阪へ向かう。2日間歩いて疲れていたので、タクシーで中之島美術館へ。『長沢芦雪展』を観る。歩いて大阪駅へ。改札付近のラーメン屋でラーメンを食べ、新大阪から新幹線に乗って帰ってきた。この日は新幹線のワゴン販売の最終日だった。二泊三日の絵画展巡りは、七つ観ることが出来て大満足。


 11月8日(水) 晴 72954/8

 京都から帰ってきて、日常を取り戻した。それでも、今年の日本シリーズはずっと観ていた。38年前、リーグ優勝決定は神宮球場で日本一は西武球場の現場で観た。27歳だったと岡田監督が言っていたが、長い間に阪神ファンをやめたが、さすがに大谷翔平で燃え上がっている野球熱で、テレビを観ていた。最終戦までもつれ込んだが、やっぱり阪神が勝った。投手陣が良かったのと、打線がチャンスに打てたからだ。そして大谷翔平が、エンジェルスからFAになり、古巣エンジェルスだけの独占交渉権の時期が過ぎて、30球団全てが交渉できるようになった。ドジャースが最有力候補と、アメリカのメディアはみている。MVPの最終候補に3年連続でなった大谷。当然MVPになるだろう。今オーナーが集まって会議をやっているが、話題の中心が大谷翔平になっている。オリックスの山本由伸もかなりの金額で、MLBの話題になっている。今永も注目されている。WBCで活躍した日本選手が、高額でMLBに挑戦する。来年も楽しみだ。

 国会図書館のデジタルサイトで、本や資料を読んでいる。かなり面白いことが分かってきた。設定している状況に合ったものが、次々と資料から裏打ちされる結果が出ている。これは、まぐれに近いが、これで良い気分で書いて行けるような気がする。だいぶ、整理されて、先が見えるようになってきた。京都から帰って、買ってきた図録を読むのもこれまた面白い。主に国芳の関連の資料は、有意義だ。芦雪の仔犬のかわいらしさ。国芳の猫には、芦雪のようなかわいらしさはない。それでも、国芳の猫の絵だけをとっても、実に面白いと思うのはなんなんだろう?

 新型コロナウイルス感染状況。10月23日から29日。1医療機関あたり全国2.86人(前週3.25人)。東京都1.84人(前週は、2.11人)。沖縄は、前週の3.70人から2.54人に減少した。岩手県は3.95人から3.86人に減った。


 11月9日(木) 晴 11767

 1ヶ月前からガザで行われているイスラエル攻撃。原因は、ハマスがイスラエルへ攻撃し人質を多数取ったことにある。しかしその後、イスラエルのガザ地区への空爆などの攻撃で、1万に以上の死者が出てその内の4割が子供だという。ハマスの攻撃から始まったこの戦いは、イスラエルの過剰な攻撃に対して世界中から非難の声が上がっている。ガザを囲む壁を作り、パレスティナ人を閉じ込めている。そして今、物流を遮断して水や食料などをほぼ止めた。攻撃による死者と、物流遮断に対する人道危機と国際法違反を非難している。ウクライナとパレスティナ問題は、非常に深刻な国家対立の際にある。

 物価高で、円安が進んでいる。1ドル151円前後、1ユーロは160円前後で推移している。原油は暖冬予測が出ていることと、景気悪化で値下がりしている。『美で乱世を制した絵師 狩野永徳』を観た。信長、秀吉の御用絵師になり、安土城や大坂城、聚楽第、内裏お寺などに多くの絵を描いたが、城などに描いたものは、全て焼けて残っていない。現存するものは、10点ほど。狩野派の頂点の絵師だった。東福寺法堂の天井画龍図制作中に病気になり死亡した。過労死と考えられている。狩野派の絵は、あまりに権威的で好きではない。それでも、3人の現代画家が永徳の謎に挑んで筆をふるったが、永徳のようには筆が使えない。当然と言えば当然なのだが・・・。ちょっとだけ、永徳の偉大さを感じられた。MLBのGMミーティングが行われていて、各GMへ大谷翔平の質問が投げかけられているが、有力と言われているGMたちは、「素晴らしい選手」「30球団欲しがっている」というような客観的な発言しかしていない。エンジェルスも同じ。そんな中で大谷はインスタグラムを更新して、日本全国2万ある小学校へ、1校3つずつ(右用2つ、左用1つ)グローブを送るという。全部で6万個(1つ1万円として、6億円になる)。「野球を通じて元気に楽しい日々を過ごしてもらえたら嬉しいです。このグローブを使っていた子どもたちと将来一緒に野球ができることを楽しみにしています!」というコメントが添えられていたという。


 11月10日(金) 雨 11018

 再放送の朝ドラ『まんぷく』を観て、『歌舞伎年表』読んでメモした。重要な部分はほぼ分かった。面白いのは、宝暦十三年の最後に、『男色評判記』明和元年十一月 水虎山人著 からの抜粋があった。歌舞伎役者の男色についての記述である。そして、これを書いた水虎山人とは、平賀源内なのだ。この時期に、歌舞伎を観ていたことが判る。そして、この頃、二代目瀬川菊之丞との中があったのだろうと想像する。午後になって雨の中、散歩へ出た。後半足が痛くなった。最近、京都へ行った時にも感じたが、歩くと足がしんどい。今日でいうと、7000歩くらい歩くと足が痛くなってくる。こういうのは、以前からあったアキレス腱が痛いのからこういう状態になってきているような気がする。

 新型コロナウイルス感染状況。10月30日から11月5日。1医療機関あたり全国2.44人(前週2.86人)。東京都1.46人(前週は、1.84人)。沖縄は、前週の2.54人から2.13人に減少した。岩手県は3.86人から3.14人に減った。


 11月13日(月) 晴 16825/3

 日曜日に図書館へ行って、本を借りてきた。今日は新幹線の切符を買ってきた。途中ファミリーマートへ寄って、フードドライブという余ったものを店が回収して、子ども食堂や、フードパントリーなど地域の食の支援活動する団体へ寄付するような活動をやっていて、そこへあるものを持って行った。ちゃんと活用されているようで、もうすでに5品ほど置いてあった。そこへどっさっと置いてきた。あまり役に立つようなものじゃないだろうけど、どうしようかと悩んでいたので、こっちの方が助かった。町中を少し歩いた。京都へ行った時にも思ったが、普段使いの食堂というのが良い。どうしても、そういう店を見つけようとする。帰りに、買物をした。戻ってスーパーへ出掛けた。そこでは安いところで、予定外にインスタントラーメンとカップ麺を買ってきた。本を開いて読み始めた。これやっぱり、面白そうだ。資料としても重要な物。


 11月15日(水) 晴 18204/2

 アメリカの物価が予想より0.1%低かった。微妙な数値。FRBは年内に利上げをするのか?ニューヨークダウは489ドル上がり、日経平均は823円値上がりした。1ドルは、151円を割り込んで150円台になった。1ユーロは、163円台に値上がりして、164円を目指す展開になっている。アメリカの著名な投資家は、フェイズが変わったという。これから高金利の状態が続くだろうという。日本はインフレで、買い控えで消費が低迷している。インフレに賃上げが追い付いていない状態の日本は、外国に比べて物価が安い。インバウンドの外国人観光客は、日本食に舌鼓をうっている。こっちは、最下層の生活をしているので普段使いの食事をしている。

 大谷翔平は、ア・リーグのシルバースラッガー賞をDHで受賞した。21年MVPを取った時以来の2度目の受賞。日本時間17日8時に、MVPの発表がある。ほぼ確実な情勢で、満票かどうかが焦点になっている。MLBのすとーぐリーグは、大谷翔平中心に動いている。大谷がどこへ行くかによって、他のFA選手の動向が決まってくる。だいぶ寒くなった。ここ何日かで、散歩へ出る服装も違ってきた。秋から晩秋を飛び越えて、一気に冬になった感じだ。


 11月18日(土) 晴 21518/3

 昨日、MLBのMVPが発表され、ア・リーグMVPは、満票で大谷翔平になった。ナ・リーグも満票でアクーニャが受賞した。この日は、ワイドナショーやニュースもほぼすべてトップで取り上げていた。号外も出て、岩手県では、各地で岩手日報の号外が配られたようだ。何度も言うようだけど、コロナ渦で大谷翔平がいなかったら本当にどうなっていたんだろう。いつも明るい気持ちにさせてもらえた。感謝だ。

 江戸時代の歌舞伎役者の書いた候文の自伝と、明治時代の文章を交互に読んで、大学教授の研究論文のようなものも併せて読んでいる。いろいろな事が判ってきた。このことに、これが関係していたのかとか、影響なども客観的に観れるようになっきた。本を読む、文字の中の世界で学ぶのは大変だが、面白い。知りたいという思いがあるので、続けられるのだろう。闘牛は観て覚えた。ひたすら観て、それを自分の中で言語化する作業をしながら観続けた。判ってくると、何故だめなのか、どうすれば良いのかが観えて面白かった。今はそれと同じように、文字の中の世界で楽しんでいる。あの歌舞伎役者の候文には、お世話になっている人に「殿」と丁寧に何度も書かれてある。そういう謙虚さが、役者としての芸に繋がっている気がする。

 新型コロナウイルス感染状況。11月6日から12日。1医療機関あたり全国2.01人(前週2.44人)。東京都1.20人(前週は、1.46人)。沖縄は、前週の2.13人から1.83人に減少した。岩手県は3.14人から2.62人に減った。


 11月21日(火) 晴 30628/3

 自民党の岸田内閣の支持率は、各新聞社の調査で全て20%台になった。辞任ドミノ、自民党の5つの政治団体が政治資金の過小評価で、特捜部が捜査を始めた。馳浩石川県知事が五輪招致のために、「安倍首相から国会を代表してオリンピック招致は必ず勝ち取れと。馳、金ならいくらでも出す。官房機密費もあるから」と言われたとある会合で発言した。その後、全て撤回したが、これも問題になっている。物価高で生活が苦しい中で、将来の明るい希望が見えない。こういう政治家たちじゃ若者は日本の未来に、何を観ているのだろう。いただき○○ちゃんとか、ホストクラブのぼったくり問題など、金しか希望を持たない人間が出てきてもおかしくない世の中だ。

 創価学会の池田大作が死んだ。江川紹子は、「政治への影響力を持ちうる存在で、戦争や軍隊、総動員体制などに体験として忌避感を抱いているだろうと(私が)思えるのはあと1人かな…」と公式ホームページで綴ったという。今年の初め、『徹子の部屋』で、今年はどんな年になりますか?と黒柳徹子きいたら、「新しい戦前になるんじゃないでしょうか」とタモリが言った。この肌感覚は、敏感で良いところを突いている思った。まさに、今は新しい戦前の中にいるようなものだと思う。

 数日前、ChatGPTを開発したオープンAIのアルトマンCEOが解任された。さらに昨日、アルトマンとオープンAI社長(アルトマン解任で抗議の辞任した)だったブロックマンが同僚と共に、オープンAIに投資していたマイクロソフトに加わるということを発表した。つまりオープンAIの中心人物が解任されて、マイクロソフトへ電撃移籍して新たな生成AIの開発チームを率いるという。今生成AIを開発しているのは、オープンAI、メタ、グーグル、X(旧ツイッター)などで、それにアルトマンが入ったマイクロソフトが、加わったということになる。非常に大きな動きで、生成AIはダイナミックな競争が展開されることになってきた。最新のニュースでは、オープンAI社員の9割が、アルトマンが復帰しなければ、マイクロソフトへ合流するという。これは、アルトマンを追い出した取締役の総退陣とアルトマン復帰を要求した。


 11月23日(木) 晴 21558/2

 今日も暖かい感じだが、土日は冷え込むようだ。ジャパンカップの枠順が決まった。イクイノックスは、1枠2番。3冠牝馬のリバティアイランドは、1枠1番。G1 3勝のタイトルホルダーが、2枠3番。外国馬のイレジンは、4枠7番。急に冷え込むので、何か嫌な感じだが、普通に考えれば、イクイノックス、リバティアイランドの1・2着はかたいと思う。3着に何が来るか? アルトマンはブロックマンと共に、オープンAIへ復帰した。結局オープンAI社員の9割が復帰を望んだ通りになった。訳の分からない解任劇から、元の鞘に収まった。マイクロソフトも、この復帰を喜んでいるようだ。元々非営利団体だったオープンAIは、いまや13兆円の資産価値があるまでになって、その利益を横取りしようとするベクトルが動いたのだろう。しかしそれは、従業員の結束の圧力でもろくも崩れ去った。これで結束は強まるだろう。


 11月30日(木) 晴 41294/7

 今日1番のニュースは、イクイノックスの電撃引退が発表された。天皇賞・秋、ジャパンカップの中3週の激走の疲れが感じられ、有馬記念は無理できない。そして、社台SSからこの上ない種牡馬のオファーがあったために、種牡馬入りするのがベストと判断したという。有馬に出れば当然のように1番人気になるだろうし、勝つことが義務づけられているような馬。馬主シルクレーシングは、賢明な判断をしたと思う。古馬の秋に、天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念の3戦を3連勝した馬は、2000年のテイエムオペラオーと2004年のゼンノロブロイの2頭だけ。3連勝なら日本馬ならJRAから2億円のボーナスが出る。でもジャパンカップで勝って、5億円とボーナス3億円が入って、生涯獲得賞金が22億円強で、疲れがあり怪我をするリスクを回避して種牡馬になるのは、経済的に考えて当然の結論だ。

 今日セイコーの大谷翔平のCMが公開された。このCMは、大谷翔平のインタビューである。Q:挑戦を楽しむという感覚はありますか? 大谷 ありますね。もちろんその純粋に、野球という競技自体の、草野球とかでもいいですし、少年野球とかでもいいですし、そういう単純な楽しさも、もちろんありますし、あとはやっぱり自分が、例えば決めた目標だったりとか、そういうプレッシャーのストレスがかかる、そういう場面の中で、結果を残した時の面白さだったりとか、それはまた、違う面白さがあったりとか、違う楽しさがあるので、人によってはやっぱりそういう場面、なるべくプレーしたくないって人も、もちろんいると思いますし、逆にプレーしたいって人もいると思うので、全部が、そういう意味では楽しいかなとは思いますし、なかなかそういうとこでプレーできる機会もないので、そこを楽しめたらなと思ってます。 Q:朝鮮を楽しむための原動力 大谷 原動力?小さくても大きくても、何かこう達成した時の、やっぱり目標を達成した時の楽しさというか、そういうのは小さい頃からそうですけど、何か練習の中でもいいですし、出来ないことが出来るようになったとか、そういう小さいところでも、そういう成功体験みたいなものがあると、より頑張っていこうっていう気持ちになるんじゃないかなと思います。 Q:原動力になった体験 大谷 僕はあまり強いチームでは正直なかったので、少年野球の頃。なので1個、全国大会に出るっていうのが目標だったので、出れた時はすごい嬉しかったですね。プロ野球の方、日本一とかになりましたけど、それに勝るとも劣らずやっぱり1番最初に達成した目標っていうのは、自分の中で特別なものがあるのかなと思います。そこが1番なんていうんですかね、その全国大会に出れたっていうのが。まぁ大きい目標というか自分が達成したい中の目標のあるある程度大きい目標だったので、そこを達成できたところは大きかったかなと思います。 Q:いま何かに挑戦している人へ 大谷 成果が出ないと面白くないなって感じている人が多いんじゃないかなと思うので。根気よくやらないと成果につながらない時もあるますし、逆にすぐに現れてくれるようなことも、あったりすると思うので、やっぱり辛いなと思うとやめたくなるのが人だと思うので、それでも頑張りたいなって思える、何かがあるなら、その時点で幸せじゃないかな思うので。何を達成したいか、その人次第かなとは思うので、僕にとってはそれがたまたま野球でしたけど。それが別の仕事の、方向に向いているのであれば、それはそれで十二分に幸せなことだなと思います。僕はどちらかというと、もう本当に好きなことをやらせてもらっている側の人間なので、そのまま好きなことを、なるべく好きなまま最後まで終えたら幸せだなと思っているので、僕はそういう風に頑張りたいなと思っていますし、もしそうじゃない人がいたとしても、その目標に向かって、なるべく、時間を割いて達成できるように頑張ってほしいなと思います。

 本や資料を読んで、今日はパソコンに向かって細雪。

 新型コロナウイルス感染状況。11月13日から19日。1医療機関あたり全国1.95人(前週2.01人)。東京都1.17人(前週は、1.20人)。沖縄は、前週の1.83人から1.44人に減少した。岩手県は2.63人から2.10人に減った。


 12月6日(水) 晴 63476/6

 月曜日から京都へ行った。美術館巡りである。4日相国寺承天閣美術館で、「若冲と応挙U期」を観た。伊藤若冲の釈迦三尊像と動植綵絵の精密なレプリカ三十幅、鹿苑寺(金閣寺)大書院水墨障壁画五十面。円山応挙の孔雀図など。昼飯は、街のそば屋で、季節のカキフライと、牡蠣一杯ご飯。牡蠣を食べてタルタリストになって、若冲を観るは素晴らしいことだ。釈迦三尊像を中心に、左右に十五幅のレプリカの動植綵絵を並べ、それをじっくり観れるのは気分が良い。レプリカなので、混んでいない。至福の時間だ。四条に戻り、コーヒーを飲みながらタバコを吸った。夕食は、カツ丼を食べた。ご飯の上にカツを乗せて、その上に玉ねぎと九条ネギとつゆに卵を溶いて火を通したものを上にかけたもの。玉ねぎとカツを煮て溶き卵というカツ丼ではない。そして、つゆ多めで薄味で量も多めだ。この店は、大学に近いので大学生が多くいつも混んでいる。

 火曜日は、京阪電車画人身事故で混乱していたので、地下鉄で蹴上へ行き南禅寺で紅葉を楽しんだ。昼食は、街の食堂で中華そばを食べた。懐かしい味だった。それから出町柳へ行き、下鴨神社で紅葉を観た。けっこう歩いた。京都文化博物館で、「異界へのまなざし 副題 あやかしと魔よけの世界」を観た。夕食は、牛肉が入った他人丼とミニそば。そして今日は、嵐山の福田美術館で、「ゼロからわかる江戸絵画 副題 あ!若冲 お!北斎 わぁ!芦雪 後期」を観た。芦雪の細密な絵が素晴らしかった。そして若冲の筋目描きの「蘆葉達磨図」が凄かった。達磨の衣を何重にも筋目になって描かれている。そして、賛が太田南畝だった。賛はいつ書かれたのか?問い合わせたら、学芸員から回答は判らないということだった。おそらく、大坂への出張中か、長崎への出張の行き帰りに京都か大坂で書かれたものだろうと思うのだが…。

 大谷翔平のFA移籍問題の報道が一気に騒がしくなっている。ドジャーズのロバーツ監督が、大谷に会ったと記者会見でいったからだ。他の球団のGMや監督たちは、一切情報を出していない中でこれだけはっきりいうのは非常に珍しい。ロバーツ発言について、マスコミやファンの中でいろいろな噂が充満している。情報を漏らしたので、ドジャーズへは行かないだろうとか、それほど影響はないだろうという意見もある。どうなる?


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

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