断腸亭日常日記 2014年 8月スペイン旅行

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行、2014年5月6月、7月の京都旅行滞在日記です。

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 8月20日(水) 晴 13028

 成田のホテルにいる。温泉に入り、和食の夕食を食べ、ビールを飲んでいる。明日スペインに向かう。スペインのスーパー・カップ第1戦がサンティアゴ・ベルナベウで行われレアル・マドリードが先制したが、88分にアトレティコ・デ・マドリードが、同点に追い付いて、1−1で引き分けた。今年も、アトレティコはこういう感じでやれるだろうか。今年もシメオネがアジテート、モジベートで、アトレティコを優勝争いに参加できるのだろうか?

 戦力から言うと、レアル・マドリードが抜けている。次がバルサ。3番手がアトレティコだろう。それでもシメオネ・マジックで何とかするのか?それが今シーズンの注目点だ。それと、ISOさんから言っていた事を思い出す。シーズン終盤のアトレティコは、リーグなのか、チャンピオンズ・リーグなのか、どっちが取りたかったのか?リーグなんかいつでも取れるんだから、チャンピオンズ・リーグを取りに行けば取れたんじゃないかと。そういう意味では、今度こそチャンピオンズ・リーグのタイトルをとって欲しいなぁ。

 2000年以降メジャー最高選手にイチローが選ばれた。

米誌が「2000年以降の最も驚嘆すべき最高の能力賞トップ10」を発表

 ヤンキースのイチロー外野手(40)が米野球専門誌による2000年以降のメジャー最高選手に選出された。

1980年創刊のアメリカの野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は毎年メジャー球団の全監督アンケートを取り、走攻守様々な部門の選手ランキングを発表しているが、このほど2000年以降の各部門のトップ1に輝いた票数を集計し、「2000年以降の最も驚嘆すべき最高の能力賞トップ10」として発表した。

 同誌は特集のはじめに「1つのベストツールのカテゴリーを勝ち取ることも至難の技だが、複数の部門で選出されること、1つの部門で選出され続けることは卓越の証である」と“最高選手ランキング”を定義している。そして、ここ15年間、世界中のキラ星のスーパースターが活躍してきたMLBにあって、日本の誇る天才安打製造機は最高の選手に堂々と選出されている。

 イチローがこれまでに集めた各部門のナンバー1の数は実に41。特集の寸評ではイチローの偉大なる歩みをこう記している。

「スズキのナンバー1選出は実に簡単な選択」

「2000年以降、どんなメジャーリーガーよりも2倍以上のベストツール賞を受賞しているのだから、スズキのナンバー1選出は実に簡単な選択となる。実際に、スカウトが選手の評価のために活用する伝統的なファイブツールでは、パワー部門を除き、ア・リーグの監督から最高の能力の持ち主と認識されている」

 記事ではそう報じ、イチローのこれまでのパフォーマンスを絶賛している。

 イチローは2002年、03年、07年に「ベストヒッター部門」の1位に選出された。「走塁部門」では01、02、03年の3年連続でトップに選出。「外野守備部門」では03、04、05、06、07、08、10年で頂点に君臨した。

「外野手の強肩部門」では01、02、03、05、06、07、08、09、10年でトップ。これらの定番のファイブツール部門での22回のトップ受賞に加え、ア・リーグで最もエキサイティングな選手部門で5回(01、02、03、06、07年)選ばれるなど、長年にわたり、メジャーの監督によって様々な部門でトップ選手に選出されてきた。

 特集では「野球史上最もユニークな選手の1人である。スズキは平均以下のパワーで、スピード特化型のバッターとして最も偉大な選手かもしれない」と総括されている。実際に戦い、攻略法を見いだそうとしたMLBの監督からの評価であることが、今回の受賞の価値を高めている。

2位と圧倒的な差をつけたイチロー

 また、2位はエンゼルスのアルバート・プホルス一塁手。2001年以降、10年連続で打率3割、30本塁打、100打点以上を記録し続けたメジャー史に残る偉大な強打者は「ベストヒッター部門」で03、05、06、08、09、10年、11年と頂点に輝いた。「パワー部門」でも過去3年トップに立ったが、票数は16票。イチローとは25票差がついており、いかにイチローが走攻守にわたり、突出した万能型であるかを浮き彫りにする結果となった。」 ーーFull-Countよりーー

 もう記事自体が少し遅いが、思い出したように、今のイチローを観ていると、あの頃の輝きが思い出される。


 8月21日(木) 晴 15797 マドリード、バラッハスのホテルにて

 無事、マドリードに到着。遅くホテルにチェックインした。明日、マラガに向かう。今年始めて闘牛を観る。ビール飲んで寝ることにする。明日、明後日は、闘牛を観て、人にも会って時間が足りない状態だろう。なおかつ、日本は土日。そりゃーやることがある。


 8月23日(土) 晴 23222/2 マラガのホテルにて

 マラガに到着。昨日今年初めての闘牛を観た。ポンセ・・・。モランテは、耳を取って嬉しそうだった。あんなに嬉しそうな顔も珍しいと思う。マンサナレスはなるほどという感じだった。昨日と今日はやっぱり違う感じの一日だ。パブロ・エルモソ・デ・メンドーサとホセ・トマスの変則マノ・ア・マノが行われるからだ。

 下山さんと合流して行動を共にしている。時間がないのでホーム・ページの更新の時間がない。じぇじぇじぇ。でも、しっかり楽しんでいる。あっそうそう、スーペル・コパ第2戦で、アトレティコ・デ・マドリードは、レアル・マドリードに、1−0で勝ってチャンピオンになった。シメオネが、ファン・フランが膝で口を蹴られた事に激怒して、抗議して退場になったが、選手は良く守り、攻撃もして先制点を守りきって勝った。

すずめ来る カフェテリアの のどかさに 旅の疲れも 癒されるかな  風吟 バラッハスのホテル近くのカフェテリアにて


 8月24日(日) 晴 12345 マドリードの宿にて

 マラガからマドリードに戻ってきた。昨日の闘牛は、まさに来て良かったという内容の闘牛だった。パブロ・エルモソ・デ・メンドーサの騎馬闘牛は最高だった。観客席の盛り上がりもメンドーサの技術に裏打ちされていて、とても見応えがあった。一緒にやるのが、世界一の闘牛士ホセ・トマスだから自身の技をしっかり出していた。こういうのを観ると、ディエゴ・ベントゥラの派手さより、心落ち着く。

 ホセ・トマスは、これぞ観たかった闘牛というのをやった。1頭目は、牛が良くなかったが、2頭目は、エンベスギールする牛で、カポーテの時から沸かせた。中心がぶれない姿勢で、パセを繋ぐので、黙っていても観客が「オーレ」を叫び出す。ムレタでは、テンプラールな長いパセを繋ぎ、「オーレ」がこだました。剣が刺さらずピンチャッソ1回。次が半分以上刺さって耳1枚。ファエナ自体は、耳2枚だった。

 最後の牛は、普通に良かった。この時だったと思うが、ファエナ後半に、客席の誰かがアカペラでカンテを歌った。良い声だった。それが闘牛場に響き、そして、パセが繋がり、「オーレ」が続いた。素人なのか、プロの歌手なのか判らないが、素晴らしい歌だった。ふさわしかった。アンダルシアの闘牛場の雰囲気を伝えていた。カンテは、「オーレ」の声にかき消されて観客は、闘牛に引き込まれていく。剣が決まり耳2枚。さっき耳2枚が出なかった分のおまけ的な耳2枚だったが、満足。

 一緒に観たのは、下山さん,Yさん、須美さん。須美さんは、直前でホテルが取れず、友だちの所へ行ったのであまり話が出来なかったが、元気そうだった。ちゃんとカメラを持ってきて写真を撮っていた。終わって3人で、浜辺のレストランへ行った。予約がないと厳しかったが、何とか座れ、まずビールで乾杯。忙しくてなかなか注文を取りに来なかったが、Yさんが、低姿勢で取りに来るように促すと、とても良い感じの青年が来て、注文を取ってくれた。

 持ってきた瓶の栓を抜くときに、右足の膝の裏に瓶を挟んで右手の栓抜きで抜いたので驚いた。Yさんは、拍手して喜んでいた。手がふさがっているからそういうやり方をしたのだった。それからノリノリで、接客してくれた。これもYさんが、忙しいでしょうがお願いします的な低姿勢で言ったからだ。そうじゃないと、なかなか気分良く仕事してくれない様だ。

 ムール貝、ハマグリ、海老などを注文して、ビールも飲んで話をした。今年のホセ・トマスの初めての闘牛の話では、見終わった後に、斎藤祐司は何故来なかったという話になって、Yさんが直後にメールして、何で来なかったの!というメールを送ってきた。日本時間で夜中だ。それなら、次やるときに行こうかという気になって今回マラガに来たのだ。

 そんな話や、ホセ・トマスの中心が動かないパセのやり方などの話をして大いに盛り上がった。そういえば、Yさんも、「あまロス}になったと言っていた。!!!じぇじぇじぇ(“jjj”)。前日、アトレティコ・デ・マドリードがレアル・マドリード破って優勝して、ホセ・トマスは気分良く闘牛をやっただろうとか、色んな話をして、また、とても良い感じの青年が、お勧め料理を教えてくれたので、それを注文した。たこにポテトソースがついたモノで、美味しかった。ガリシア風の料理のアレンジだという。酔っぱらってちょっと気分が悪くなったが、トイレに行ったら治った。タクシーで帰った来た。Yさんは隣のホテルだったので、同じ所で降りて別れた。素晴らしい闘牛、素晴らしい1日だった。


 8月25日(月) 晴 14418 マドリードのホテルにて

 昨日午後、ラス・ベンタス闘牛場へ行った。かすかに期待していたが、期待以上の結果だった。それも牛が良かったからだ。コンフィルマシオンを受けるのが初めの闘牛士。去年は1度もアレナに立っていない。最後のご褒美という感じの出場だ。この日4頭目の牛は1番良かった。もしセサル・リンコンがやっていたら、耳2枚切れた牛。遠くから呼べるしパセも繋がる牛。それなのに・・・。

 考えてやっているのは判るが、1年以上もアレナから離れていると、こういう事になるという典型だろう。可哀想になった。トゥリウンフォ出来たのに、やり方がちゃんと出来なかった。観客の心も途中からガッカリした。雰囲気をいうと、観客は耳をやろうとしていたが、・・・。

 レアンドロは、2頭目の牛で耳1枚切った。長いパセを繋いだ良いパセが多かった。あれで剣が決まったので耳だろう。しかし、盛り上がりは今ひとつだったが、良いファエナだった。プエルタ・グランデを狙った5頭目は牛が悪い。こうなるとレアンドロは手の打ちようがない。

 セラフィン・マリンは、最後の牛で耳1枚。ラス・ベンタス闘牛場に登場した頃の、度胸を見せた。口笛と歓声が交錯状態からオーレが鳴った。もうちょっと落ち着いてクルサードを1回1回繰り返せばもっと良い闘牛になっていた。こういうのを観るとホセ・トマスの闘牛にあった牛だった。ホセ・トマスならもっと盛り上がり、耳2枚のなっていたかも知れない。久々の、ラス・ベンタス闘牛場での耳。バルセロナで闘牛をやらなくなっても、君が頑張って何とかまた、バルセロナに闘牛の火を灯し続けて欲しい。

 マドリードのセントゥロから、バラッハス近くに来た。朝食事後に、コルテに行って買い物をして、メトロとセルカニアを乗り継いで空港まで来て、それからホテルへ。そして、昼食を取った。サッカーが始まったがTVではやっていないようだ。レアル・マドリードがコルドバに1−0で勝っている。ハーフナーが先発の1トップだったが66分に交代した。

何となく過ぎ来し方のながめまで心にうかぶ夕ぐれの空  後鳥羽院


 8月26日(火) 晴 6763 マドリードのホテルにて

 昨日の夜は、ネットをしていて遅くなった夕食を食べにホテルを出た。そしたら、ホテルのレストランでサッカー中継をやっていたので引き返して、メニューを見て食べることにした。中継は、アトレティコ・デ・マドリード対ラジョ・バジェカノ。リーガ開幕戦のアトレティコは、監督のシメオネ状態でどういう試合をするかだったが、0−0の引き分けの終わった。その前に行われたレアル・マドリード対コルドバは、2−0でレアルが勝った。昨日はバルセロナが、1人退場したにもかかわらず3−0で勝った。やっぱり、今年は、バルサとレアルが強そうだ。ただ、アトレティコだけが、ホームじゃなかったのだが・・・。

 ホテルで朝食を取って空港に向かう。このまま無事の家まで着けると嬉しい。


 8月27日(水) 曇のち雨 9166 東京にて

 成田に着いたら、曇。ちょっと蒸すが、スペインの陽光は何だったんだろうと思うような天気だ。曇り空はやがて小雨に変わった。成田から電車を乗りついて部屋に戻って昼食を食べ昼寝をした。起きて、録画しておいた、『軍師 官兵衛』を観た。村重は、千利休の弟子になり、道糞を名乗っていたが、秀吉の所に行くようになり、道薫と改めた。

 そして、秀吉以下の前で茶々との対話。叔父信長様は怖い方です。勝てると思ったのですか?道薫曰く、勝てる見込みがなければ謀反など起こしたりはいたしません。しかし高山右近に裏切った事で、我が謀に狂いが生じたのでございます。利休がこの辺で、というと、秀吉は道薫もう良いと言うが茶々は、聞きとうございます。妻や家臣を見捨て、なにゆえ一人生きながらえているのか?それを聞きとうございます。道薫曰く、死にたくても死ねないのでございます。それならばと開き直りました。生き恥をさらして生きていくほかないと。私にはもはや人の心はありませぬ。私は乱世が生んだ化け物でございます。茶々、化け物。道薫、茶々様それがしもあなた様に伺いとうございます。父母を殺されながら、なにゆえ敵のもとで生きながらえているのでございます。三成、ひかえよ!道薫続ける、あなた様も私と同じ化け物でございます。ここには化け物しかおらぬ。秀吉、声を荒げて、道薫!といって立つ。道薫、天下惣無事など絵空事でございます。誰が天下を取ろうと、この乱世が終わることなどありませぬ。秀吉、貴様といって刀を取り鞘を抜く。道薫、どうぞ、この様な首で良ければお打ち下され。と、首を出す。秀吉が近づき打ちかかろうとすると、官兵衛が笑い出す。官兵衛、望みが叶いましたな、道薫殿。この男は死にたいのでございます。されど、自ら命を絶つことは出来ぬ。それ故の悪口雑言。茶々、殺してはなりませぬ。生き恥をさらし、生き続けることこそ、この男が受けねばならぬ報い。秀吉が唸り、こやつをどこぞへ閉じこめておけ。

 道薫の息子は生きていた。元家臣が育てていた。そして、官兵衛の所に使えていた。その元家臣と子供を道薫に合わせる。絵の上手いその子が描いた自分の絵を見ながら涙を流し、良く似ておる。と、いって抱きしめ、済まなかったとつぶやく。道薫は、大阪から追い出され、利休の境へ行き茶の湯三昧をし翌年死ぬ。官兵衛、儂はもう一度生きてみせるといって・・・。子には、絵が好きなら、その道を極めればよいと伝える。その子は、のちに岩佐又兵衛を名乗り、江戸時代の大和絵師として活躍する。長谷川等伯の養子なった等哲は岩佐又兵衛の子らしい。史実では、又兵衛を匿っていたのは、官兵衛ではなく、石山本願寺。そう荒木村重が戦った敵である。

 帰国してメールなどで連絡した。下山さんからは、ISOさんに言われた事を言ったら、そのことが書かれてあった。ホセ・トマスは何処が良いのか。そんなもん判っていることだろうと言うことを、ちゃんと文字にしておいた方が良いという事を、ISOさんもサッカーで書いているが、それをちゃんと書き残して置くこと重要だということ。それをやろうかな。今週は、ビデオを起こしたりして作業して、情報を整理して、書こうと思う。土日は競馬。じぇじぇじぇ。


 8月28日(木) 曇/雨 

 朝遅くに寝て、昼過ぎに起きる。遅い朝食を取り、洗濯をした。スペインに行くときにパンツを入れたつもりだったが、入っていなかったため、ホテルで洗濯した。買い物し、銀行へも行った。札幌記念で勝った分も銀行で下ろした。やはり「9」の法則通りだった。これで3連複53倍なら美味しい。『ためしてガッテン』『花子とアン』などを録画していた物を観たが、新ジャガイモは、泡の時も思ったが、『ガッテン』スタッフは良い物を番組にする。こういうのを観ると、素材選びや料理がより楽しくなる。

 『花子とアン』は、妹のももが東京に来て結婚し子供を産むが、旦那が結核になり転地療養する間、子供を預かる。そして、養子になり、結核が治ったもも夫婦が戻って来て、日中戦争が始まった。ももが東京に来る直前、花子は、ラジオの子供番組に週1回出演するようになっていた。しかし、翻訳物の出版が難しい状況になっていく。

 日本は、夏は一息したように涼しい天気だ。30度いかない。しばらく続くようだ。


 9月1日(月) 雨 34649/4

 スペインから帰って、快晴の空を観ていない。ずっと雨が降っている。NHKで異常気象についての番組をやっていた。世界は、この何百年で、平均1度気温が阿が手いるという。それが、2090年には、今より4.8度上がるという。このエネルギーは凄い。将来日本で40度を超えるところが一杯出ているという。猛暑日という言葉は普通になり、超猛暑日とかいう名前で言われるような、最高気温40度を超える日が、40日を超えるような事が、毎年あるようなのが当たり前になるらしい。

 この10年気温の上昇は止まっているが、実話海の深いと所の温度が上昇しているという。それによって気温の上昇が抑えられているが、それの限界値が過ぎれば、気温は上昇に転じるという。ここ何日か雨が降り続き、寒い。おかげで風邪を引いた。偏西風の動きが世界の天気に硫黄を与えている。世界各地の異常気象は、偏西風が蛇行していたが、それが同じと所に停滞することによって、雨が降り続いたり、天気が続き干ばつになったりするのだという。

 2090年までは生きないだろうから4.8度気温が上がるという経験はしなくて済むが、考えただけで、嫌な気分になる。今の雨は、明日までで、それからは少し天気が回復する様だ。


 9月2日(火) 晴 7861

 サッカーの移籍市場が9月1日でしまった。マンチェスター・ユナイテッドは、ファン・ハール監督が哲学が合わないというという理由で、香川やエルナンデスなどの選手を売り、デ・マリア、ファルカオまで大金を出して獲得した。ファン・ハールは、デ・マリアを獲得したときに、トーナメント戦で4部のチームに0−4と完敗した直後だった。その時、「ファンは忍耐を持たなければならない」とチームを立て直すまで待つように言った。ギリギリの9月1日にファルカオまで獲得した。

 ファン・ハールが監督になって一体どれだけのお金をつぎ込み選手を獲得したのだろう。100億?200億?それでもリーグでは1分け2敗と1勝も上げることが出来ていない。バルセロナの監督の時だって最後は、ファンが暴動を起こして辞めていった。ファン・ハールに汚れて貰おうと思っているなら良いが、そうでなければ、1・2年で辞めていく監督に、散々かき回される事が良いことか悪いことか判るはず。ファンだってそのうち、怒り出すだろう。

 レアル・マドリードのクリスティアーノ・ロナウドは嫌いな選手の1人。だが、彼はこんな事を言っている。「レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウドが、同クラブの今夏の選手獲得・放出に否定的な見解を示している。スペイン『マルカ』が伝えた。

 今夏にMFハメス・ロドリゲス(モナコから獲得)、MFトニ・クロース(バイエルン・ミュンヘン)を獲得し、代わりにチームの中核であったMFアンヘル・ディ・マリア(マンチェスター・ユナイテッドへ移籍)、MFシャビ・アロンソ(バイエルン)を失ったマドリー。スイスの高級時計メーカー、タグ・ホイヤーのイベントに出席したC・ロナウドは、批判的な見解もあるクラブの方針について、次のようにコメントしている。

 「僕には明確な意見があるが、考えていることをいつも口にできるわけじゃない。そうしなければ新聞の一面を飾るだろうし、それは望まないよ」

 「ただ、僕に権利があるならば、同じことはしないだろう。だけど会長がチームのことを第一に考えて選手を獲得し、また放出を認めたのなら、それに敬意を表し、決断を支持しなければならない」

 ポルトガル代表FWは、チームがプレースタイルを変えなければならないことを認めている。

 「新たな選手たちによってスタイルは変わるだろう。そのような変化は良くもなるし、悪くもなる。それが良いものであることを願うよ。選手たちのレベルは素晴らしく、普通であれば適応できるだろう」

 「ディ・マリアとシャビは重要だったが、もういない。僕たちは新たに加入した選手たちから満足感を得なければね。うまくいくと確信しているよ」

 不安が残る自身のコンディションにも触れた。

 「特別な練習メニューに取り組んでいる。昨日(8月31日)には再び走ることができた。あと1週間で100%となる自信がある」

 C・ロナウド不在のマドリーは、31日のリーガ第2節レアル・ソシエダ戦を2−4で落としている。

 「奇妙な試合だったね。開始からの15分間は2−0で勝っていて、僕は落ち着いていた。だけど、その後に状況が変わってしまったんだ。チームの教訓にしなければならない。勝ったと慢心せず、最後まで戦うというね。チームは最後まで真剣に戦わず、そのツケを払わされた」

 マドリーが移籍市場最終日に、FWハビエル・エルナンデスを加えたことにも言及した。

 「チームを助けられる選手が、もう一人だ。彼の成功、僕たちの助けとなることを願っている」 」 ーーGoal.comよりーー

 大金で選手の争奪戦を繰り広げると経営を圧迫する。自分が経営者だったら今のやり方をしないと、批判している。真っ当な考え方だ。非常に共感できる。良いことを言うなと思った。同じようなことは、ヴェンゲル監督も言っている。「 「(ストライカーの獲得に関して)我々は扉を開いている。現在もそれに取り組んでいるが、勝利を逃す度に選手を買うという、愚かな解決策に走るのはやめよう」と、FWの補強の可能性を示唆しつつも、必要以上に選手獲得に動くことはないと語っている。」(ISMより)

 クリスティアーノ・ロナウドとヴェンゲル監督は長いこと同じチームで活躍したいと思っているのだろう。だからだろうが、大金を積み上げて選手の争奪戦を繰り広げる事に対しては批判している。真っ当な2人。この意見はそのまま、ファン・ハールに対する批判と考えても良いだろうと思う。仮に、デ・マリアとファルカオがチームに入っても勝てなかったら不満は増幅するだろう。でも、勝てないと言うことはあり得ないと思う。勝って当然の選手が揃ったとは思う。でも、優勝出来るのか?チャンピオン・リーグで優勝出来るのか?


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