−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行と東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行の滞在日記です。
1月9日(木) 雨のち曇 12615
『あまちゃんメモリーズ』の「全156エピソード完全レビュー」と、『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』の「週別『あまちゃん』おさらいレビュー」を読んでいると、映像を観て確かめたくなる。何かこれだと、DVDのBOX全3巻を買わなきゃならないのか思ってしまう。結構な値段になる。レビューを書いているのは、男と女。自然に書き方が違う。男は、全体を考えて書かれているが、女の方は、そういう考え方が薄い。
当然、男の書き手が書いた方が、分かり易いのだが、女の書き手の文章は、オタクっぽくなくて良い。男の書き手のオタクっぽさは、読んでいる内に段々鼻についてくる。言葉の使い方も付いていけないと思うところもある。それに比べれば女の書き手の木俣冬には、あまりそういう物を感じないので、良いと思う。
1月10日(金) 曇 8789
寒気団が入ってきて、日本列島は一気に寒くなった。観測地点800いくつの内、600いくつが最低気温0度以下を記録した。アメリカの大寒波までは行かないようだが、強い寒波が18日まで停滞するという。北海道から北陸にかけては降雪があるようだ。テレビでは、京都の金閣寺に雪が降って綺麗な風景を伝えていた。ああいうのを観ると京都の雪景色の寺廻りをしたくなる。
そろそろ、闘牛情報が入ってきた。未だ、開催日や、出場牧場があがっている程度だ。
1月13日(月) 曇 37189/3
最近は、家にいるときは、みそ汁は飲まずに食事する。塩分控え目にして生活をしないと血圧が上がるからだ。薬を飲んでいるからといって、塩分を取って良いと言うことはない。大体が、日本茶を飲みながら食事する。味付けも直接塩を使わず、麹などを使う様にしている。今日は成人式。各地で新成人を迎えて式典が行われたようだ。
成人でなければ買えないのが酒やタバコ。そして、馬券。朝から競馬をやっていた。今はネットで買えるので便利になった。こういう日は、食事を作る気がしない。そんな時間があるなら、競馬に集中したいのだ。一昨年の9月くらいからあるコンセプトで競馬をやり始めた。原理は判るが、実際に馬券を買うとなかなか思うように結果が伴わない。結局、データを取ってそれを記入することに事にして1年が過ぎた。
それを最近見直して観ていたらあることに気付いた。それが先週だ。それで、その通り実践してみたが、当たるだけでなく、コンスタントに結果が伴うようになってきた。基になったモノはアレなのだが、簡単に言うと、2つの事が軸にする分類法でその解を求めるのだが、これだけだと、準備をやっていても、気分や体調によってムラが出てくる。それが、結果が伴わない大きな原因だった。
時には、準備不足の時もあるので、なおさらである。いつも、万全な準備と体調、気分であることは非常に難しい。何か、それを解くモノが無いだろうかと、模索してきたのがこの1年である。その問題を解決する方法を見つけたのが先週だ。それを、アルゴリズムを教えてくれた人に説明して、データが表しているモノを説明した。そうしたら、「ほー」と言って感心していた。今までは、基本がワイド。これからは、ワイド予想をして、その延長線上に、3連複をとる方法を見つけたのだ。
これは、行けると思ったときに行って、結果がコンスタントに出るようになれば、非常に凄い威力を発揮する事が判った。今はその兼ね合いがよく解らないから、まず3連複を買うという風になっているから、確率が悪いが、ワイドでその場を繋いでメリハリを付けれるようになれば、今日よりは効率も、確率も格段になるだろうと思う。未来は、明るい。今から来週が楽しみだ。
Mさんと一緒に競馬に行って、楽しい思いをしたい。本当の意味で競馬アルゴリズムは、完成の段階に向かって動き出した。
1月14日(火) 晴 6421
昨日、Eテレ(NHK教育テレビ)で、大友良英が知的障害者の施設に通って「音遊びの会」という活動をしていて、そのイギリス公演の模様をやっていた。「―大友良英と「音遊びの会」の仲間たち―第一回 まだ見ぬ音を求めて」は、ロンドンの即興音楽のメッカのライブハウスで、地元の有名即興音楽家との競演。『あまちゃん』の音楽担当の大友良英は、元々がジャズミュージシャンで、フリージャズから即興音楽の活動を続けていた人。
神戸にある障害者施設に、呼ばれ子供たちと活動を続ける中で、「音遊びの会」に楽しみを感じる様になった。第1回は、2日続いたロンドン公演の模様を伝えていた。ライブハウスは満員で立ち見まで出た。楽譜の読めない、楽譜のない、音遊びのコミュニケーションは非常に面白かった。言葉のいらない世界。即興音楽を聴きに来た地元ファンの笑顔がそれを物語っていた。2日目は、ロンドンの知的障害者もステージに飛び入りしての演奏。音楽の楽しさをみんなが感じていたような雰囲気だった。
彼はこういう世界から、『あまちゃん』の音楽を作り出した。それが凄いと思う。両方出来る人は、そうはいない。演奏するためにステージに上がったのに、寝てしまった自閉症の子を、笑ってみているその温かさ、優しさ。常識が関係ない世界で、音楽も、人も輝いていた。
去年の夏の甲子園大会。久慈高校は、NHKに頼んで、『あまちゃん』のテーマ曲の楽譜を譲って貰う。ブラスバンド部が『あまちゃん』のテーマ曲を演奏して野球部を応援した。残念ながら地方大会で負けたが、岩手県代表、花巻東がそれを引き継いで、ブラスバンド部がアルプス席で、『あまちゃん』のテーマ曲を演奏してベスト4まで行った。優勝した前橋育英もまた、『あまちゃん』のテーマ曲でコンバットマーチを奏でた。『あまちゃん』と共に音楽がファンに愛された。こういう形でもそれは表れている。
昼、新宿の京王百貨店へ行って、元祖有名駅弁と全国うまいもの大会を覗く。そこでウニ弁当が食べたいと思い、買ってきたのが、「じぇじぇじぇうに弁当」。NHKにも承認されている弁当のようだ。ヒモを引くと発熱ユニットが入っていて暖かくなる。蒸しウニが弁当の上に乗っていて、真ん中には、アワビの貝を逆さにして器にして、その上にアワビと芽昆布が乗っている。ウニ弁当ならやっぱり蒸しウニに決まっている。じぇじぇじぇ。美味しかった。
1月15日(水) 曇 15661
雪が降りそうな曇り空。寒い朝が明けた。千葉では雪が降った。本田は、セリエAでデビューを飾った。試合は3−4で負けて監督が解任され、レアル・マドリードやミランで活躍したセードルフが次期監督に就任することになった。中田もそうだが、本田は心配ない。中田より自己主張が激しくないので、チームメイトとも仲良くやって行けるだろうし、ひょっとしたら今の状況だと、ミランは、本田中心のチームになるかも知れない可能性まである。あの存在感は凄いモノだ。
1月16日(木) 晴 7099
今朝の最低気温は今シーズン最低の気温を記録した。寒い日が続く。インフルエンザも流行の兆しがあるようだが…。
本田が、国内のカップ戦で先発し初ゴールを決めた。後半途中で交代したがパス交換などをしてコミュニケーションも上手く取れているようだ。次のリーグ戦で先発して廻りの評価が、本当の意味で固まって来るだろうと思う。
1月20日(月) 晴 46817/4
混戦のクラシック戦線。特に男馬はこれと言った本命が不在の状態である。年明けの3歳馬がどうなっていくか、その初めの重賞が京成杯だった。中央競馬の良血馬を相手に、勝ったのは、地方競馬のプレイアンドリアル(日本語に訳すと、祈りと現実)。マイネルグループの創始岡田繁幸がわざわざ中央ではなく、地方競馬に所属させている馬だった。
「 【京成杯】公営の星プレイアンドリアル地力証明!直線突き抜けた
地方からクラシックへ――。3歳G3「第54回京成杯」が19日、中山競馬場で行われた。川崎競馬所属のプレイアンドリアルが07年函館2歳S(ハートオブクィーン)以来で通算19勝目となる地方所属馬での重賞勝利を挙げた。皐月賞(4月20日、中山)、ダービー(6月1日、東京)挑戦へ大きく前進、混迷の牡馬クラシック戦線の主役候補に踊り出た。
ゴールの瞬間、柴田大はプレイアンドリアルの首筋をポンと叩くと、拳を小さく握りしめた。「本当に力があるところを見せられてよかった。きょうの内容は100点。ホッとしました」。岡田繁幸オーナー(63)も観戦した“御前レース”で、リアルの能力を引き出した鞍上は歓喜ではなく安どの笑みを浮かべていた。
掛かって7着に敗れた朝日杯FSとは別馬だった。「返し馬から、きょうは大丈夫だと思った。力みがまるでなかった。前走はゲートを出たら“飛んで行くぞ”という感じだったが、きょうはグッと我慢して馬の後ろに入れたらフワッとハミが抜けた」。折り合いに手こずった前走とは違い、鞍上の意のままに中団を追走。直線入り口で馬群の切れ目から外に出すとエンジン全開。先に抜け出したキングズオブザサンを問題にせず、2馬身突き放した。
朝日杯の敗戦を受け中間に施した折り合い特訓が生きた。走る、行きたがったら止める、また走るを交互に繰り返す“ストップ&ゴー”。岡田オーナーは「牧場で20日間くらい、毎日やった」と振り返る。厩舎に戻ってからも同様の調教を続け、鞍上に従うことを叩き込んだ。さらに河津師は朝日杯のイレ込みの要因を「体が重かったことによるイライラ」と分析。直前の負荷を強め、前走から10キロ絞り込んだ。「前走は(直前の調教を控えるよう)余計な指示を出して失敗した」とは岡田オーナー。陣営が一丸となり、勝つための知恵を出し合ったことで歯車がかみ合った。
次走について岡田オーナーは「弥生賞」と明言したが、この時点では「地方馬はトライアルで権利を獲らないと皐月賞に出走できない」という認識だった。だが、現行ルールでは京成杯を勝ったことで中央馬と同様に賞金順での出走が可能。皐月賞は当確だ。これを伝え聞いた河津師は「そういうことなら、次走はもう一度オーナーと相談したい」と話した。
柴田大は、その先を見据える。「最大目標はダービー。きょうの競馬なら楽しみが広がった」。自身の、そして地方馬初のクラシック制覇へ。「祈り」は確実に「現実」となりつつある。」 ーースポニチよりーー
上記記事を書いた記者のまとめ方が凄く気に入った。古くは、ハイセイコー。競馬の一時代を作ったアイドルホース。地方競馬から中央に来て、一大競馬ブームを巻き起こした。オグリキャップも地方から中央へ転入して、スーパーアイドルホースになった。地方競馬から下克上で、地方に打って出てクラシックを取ることは、競馬ファンだけでなく、日本人の心情に訴えるインパクトを持っている。
岡田繁幸の思いが、遂げられるかどうかは判らない。中央には、超良血馬が一杯いる。その中で、岡田氏が言う、皐月賞2着になったコスモバルク以上と断言しているプレイアンドリアルが、クラシックのタイトルを取れるかどうか?しかし、このレースで1番人気になった、GTがスティンガーの子供のキングオブサザンに2馬身という決定的な差をつけたのは、今後に大きな希望を持たせるモノだった。
1月21日(火) 晴 5681
今日で終わりの京王百貨店、元祖有名駅弁と全国うまいもの大会に昨日行って、ウニ丼を買ってきた。北海道の「うに壺」も美味しかったが、1番食べ甲斐のあったのは、岩手県の「平泉 黄金うにめし」が美味しかった。
小野田寛郎さんが91歳で東京の病院で死亡した。ルバング島に戦後30年以上潜伏して、元上官からの命令解除を受けるまでその任務遂行をしていた日本軍少尉。陸軍中野学校の卒業生で、主に諜報活動をやっていたようだ。戦後30年持っていた銃の手入れを怠ることなく、使用でき様に携帯して、フィリピン軍の銃撃戦を行った。小野田さんが日本に帰国当時、アメリカで暮らしていた小野洋子は、「横井さんが、アヒルの子なら、小野田さんは、白鳥」と例え、絶賛していたと記憶する。帰国後の人生を観ても、小野田さんは、侍だったと思う。
1月22日(水) 晴 15666
寒い日が続いている。昨日は夜に雪がちらついた。朝具合が悪くなって昼まで寝ていた。『あまちゃんメモリーズ』の中で、岡室美奈子が書いている「時間の国のアリス ーー逆回転の物語としての『あまちゃん』」は、実に面白かった。こういう物語論は非常にそそられる。0・なぜ誰も死ななかったのかでは、震災で北三陸のメンバーが誰も死ななかった必然性について語り、1・北三陸編ーー虚構力の獲得では、東京生まれのアキが方言を習得し、海女になることになることで、虚構の空間で虚構の言語で生き生きと自己表現する力を得る。そういうことによって夏と春の断絶していた親子関係も修復されていく。北三陸が両義的な場所だからこそ、分断された2つのものを媒体し結び付けるアキの能力が開花する。と、言う切り口には目を見張る。
ニュースで三陸鉄道の事をやっていたが、あれを観ていると、俺が食べたウニ丼は何だったんだろうと思ってしまった。ウニの量が全然違うじゃないか!三陸鉄道に乗ってウニ丼が食べたくなった。じぇじぇじぇじぇじぇ。
楽天の田中将大がニューヨーク・ヤンキースと契約したとアメリカのメディアが流しているという。
1月23日(木) 晴 7452
今日は暖かい。注文した机が届いたので、部屋の片付けをしてセットした。これで、態勢は整ったと言える。読書、勉強、競馬と机の上で出来るような状態になった。部屋の片付けも少しずつでいいので進めたい。出来れば、1月中に片付けを終わりたいが、そう簡単にはいかないだろう。2月中旬か、2月中には、済むようにしたい。
田中将大がヤンキースを7年1億5500万ドル、楽天に払う2000万ドルを合わせると、1億7500万ドルという、日本人では最高額を記録した。ニューヨークのファンは、一様に歓迎している。OBの松井秀喜が、電話したとか、ビデオでヤンキーズの紹介したとか色々言われている。黒田投手、イチローがいるヤンキーズ。今年の大リーグ中継は、ヤンキーズ中心にBSで放送されるだろう。ヤンキースが首位になり、日本選手が活躍すれば、日本人は喜ぶだろう。上原投手、ダルビッシュ投手も活躍して欲しい。
それまで、サッカーの本田に注目が集まるんだろうと思う。
1月25日(土) 晴 20205/2
「愛は芸術だ 悶えは美なり」こんな事を考えて彫刻を作った人がいた。また、挟土修平の左官の仕事もテレビでやっていた。そう『仕事の流儀』でも取り上げられたが、この人やっぱり凄い!じぇじぇじぇの人だ。
1月28日(火) 晴 23158/2
録画していた日本代表、遠藤の『仕事の流儀』を見た。 あのコロコロPKや、パスセンスが、いかにして出来たかが、何となく番組を見れば判るよな気がした。本田とは違うやり方、考え方で、世界に挑もうとしている姿は、頼もしかった。この独特な世界観と物の見方を磨いて行こうと、日々努力する姿は、素晴らしいと思った。
そういう独特の考え方をする遠藤でも、「世界が違いますけど、イチローさんのようになりたい。と、思いますよ」と言っていた。イチローとは、日本人スポーツ選手にとって、憧れの対象としてある。つまり、スペイン語でいう「イドロ」。英語で言う「アイドル」なのだ。日本人の多くは、イチローに対して尊敬の念を持っている。スポーツ選手は、具体的に考えれば、それ以上の気持ちを持っているのだと思う。
ワールドカップ・イヤー。本田もミランに移籍して動き出した。みんながそれぞれの役割を果たし、それ以上の仕事ができたときに、ケミカルリアクションが起こるような気がする。「何をやってもダメなときは、あるけど、自分を高めるためには、日々自分が出来ることをやっていかなければ・・・」そんな事を遠藤は言っていた。自分を高めるために出来ることを僕自身もやっていこうと思う。
1月29日(水) 晴 13158
何をやるにも、方法というのがある。プロスポーツ選手には、それぞれのスポーツやポジションによって方法論がある。それは勉強でも仕事でも同じである。しかし、その方法論を誰かに教えて貰うだけでは、身に付かないし、応用が利かない。苦労してでも自分の方法を見つけなかければダメなのだ。それを自分の中で1つ見つければ、他の物にも応用できる。
1月30日(木) 曇 8286
「体の細胞に酸性の溶液で刺激を与えるだけで、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などと同様、あらゆる臓器や組織になれる「万能細胞」を作ることに、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市中央区)などのグループがマウスの実験で成功した。作製に2〜3週間かかるiPS細胞に対し、最短2日間ででき、成功率や使う際の安全性も高いという。効率の良い万能細胞の作製に加え、生体内での臓器再生や細胞の若返りなど、医療の新たな応用に期待が高まる。」 ーー神戸新聞よりーー
科学は、日々進歩を続ける。この研究は、細胞を酸性溶液に30分入れていれば、初期化されて万能細胞に変化するというもの。これが本当に起こるとなると凄いことになる。
1月31日(金) 晴 15684
松戸生まれの小保方晴子さんは、今や時の人である。松戸の小学校、中学校では、小保方先輩が母校の卒業生であると、我が事のように喜ぶ生徒が沢山いたらしい。
「iPS細胞とは違う方法で、万能細胞の作製に成功した理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方(おぼかた)晴子ユニットリーダー(30)らの研究は、海外メディアも大きく取り上げた。小保方さんの米国時代の指導教官も成果をたたえた。医学の将来を変えうる成果として、世界も注目している。
小保方さんらは、マウスの細胞に弱酸性の刺激を与えるだけで、どんな組織にもなれる万能細胞「STAP(スタップ)細胞」ができることを証明した。
英BBC(電子版)は「興奮するような驚きの発見。大変革」とするロンドン大教授の談話を掲載。再生医療の技術を「より安く早く、安全にしうる成果」と伝えた。「なぜレモンや酢、コーラを飲んでも起きないのか?」と素朴な疑問を交えながら、STAP細胞ができる仕組みを解明する必要性を指摘した。」 ーー朝日新聞よりーー
「小保方さんと共同研究を続けてきたアメリカの大学教授がJNNの取材に答え、「小保方さん無しでは成功はなかった」と貢献を讃えました。
小保方さんは、2008年にマサチューセッツ州ボストンにあるハーバード大学の医学部に留学し、幹細胞と再生について研究を行いました。STAP細胞研究の出発点となる多能性細胞を15年前に作りだし、小保方さんの指導教官をつとめ、共同研究を続けてきたチャールズ・ヴァカンティ教授は「小保方さんなしでは成功はなかった」と貢献の大きさを強調しました。
「最も努力する研究者で、いつも研究室にこもって最良の研究方法を考え出し細心の注意を払う人でした。ハルコがいなかったら、この研究は達成できませんでした」(ハーバード大学 ヴァカンティ教授)
「とにかく頑張り屋だったので 非常にうれしい。みんなが言うことは、彼女の優秀さはもちろん、真摯な態度と周りといかにうまくやっていけるかということ」(指導教官だったハーバード大学 小島宏司医学博士)
ハーバード大学は、すでにヒトの皮膚の細胞を使ったSTAP細胞の作製に取り組んでいて、今後も小保方さんとともに研究を進めていきたいとしています。」 ーーTBSニュースよりーー
「生物学の常識を覆す発見を世界に先駆けて公表したのは、30歳の日本人女性が率いる国際研究チームだった。
理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の小保方(おぼかた)晴子さんが研究を着想してから6年。意表を突く簡単な手法で様々な組織に変化できる「STAP細胞」を作ったとの論文は当初、一流科学誌から「信じられない」と掲載を拒否されたが、日本のベテラン研究陣の後押しが成功に導いた。
小保方さんは早稲田大理工学部を2006年に卒業後、高校時代から憧れていた再生医学の研究を開始。この年、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製したと発表した山中伸弥・京都大教授の講演を聞き、研究に打ち込む決意を強めた。刺激で細胞を変化させるという今回の成果につながるアイデアが浮かんだのは08年に留学していた米ハーバード大でのことだった。
実験で極細のガラス管にマウスの細胞を通すと、予想より多い幹細胞ができた。「狭い場所を通る刺激がきっかけになったのではないか」と発想を転換して研究を続けた。
しかし、米国の専門家にも共同研究を持ちかけても、実績のない若手は相手にされない。救いの手を差し伸べたのは10年、センターで研究中の若山照彦・現山梨大教授(46)だった。世界初のクローンマウスを作った若山さんは、突然訪ねてきた小保方さんの協力依頼に「最初は信じられなかったが、僕が証明できれば米国に勝てると思った」と応じた。
毒素を使ったり、細胞に栄養を与えず飢餓状態にしたり……。11年にセンター客員研究員になった小保方さんは実験を続け、その年の冬、若山さんと、STAP細胞からできた細胞を持つマウスを誕生させた。
権威ある科学誌ネイチャーに論文を投稿したが、掲載は却下され、審査した研究者からは「細胞生物学の歴史を愚弄している」という趣旨のメールも届いた。肩を落とす小保方さんを、幹細胞研究の第一人者である笹井芳樹・副センター長(51)らが支援。データを解析し直し昨年3月、論文を再投稿。掲載が決まった。
研究室のスタッフ5人は全員女性。研究室の壁はピンクや黄色で、好きなムーミンのキャラクターシールも貼っている。仕事着は白衣ではなく、大学院時代に祖母からもらったかっぽう着。「これを着ると家族に応援してもらっているように感じる」という。
理系の女子学生や女性研究者を指す「リケジョ」が注目される中で飛び出した成果。日本分子生物学会理事長の大隅典子・東北大教授(53)は「発生生物学は多くの女性研究者が活躍してきた分野。若手が見つけた小さな芽を、周囲のサポートで結実させた点もすばらしい」と喜んだ。
これから世界で激しい競争が予想される。「プレッシャーを感じるが、10年後、100年後の人類社会への貢献を意識して、一歩一歩進みたい」と決意を話した。」 ーー讀賣新聞よりーー
この研究は、iPS細胞の研究以上に世界的に研究されるだろう。外国の研究者は、年内に人の細胞でSTAP細胞が出来ても驚かないと言った人前いる。もはや、ノーベル賞モノの研究であるのを疑う人はいないだろう。理論上も理解できると考える。外的な刺激やストレスによって、細胞が突然変化を起こす事は、理に叶っている。科学の専門では全然無いが、起こりうる事象だと思う。生物の「進化論」にも関わる重要な発見だと思う。そして、世界中で巨額なお金が動く研究になっていくだろう。
「iPS細胞を開発した山中伸弥京都大教授の話
「重要な研究成果が日本人研究者によって発信されたことを誇りに思う。今後、人間の細胞からも同様の手法で多能性幹細胞が作られることを期待している。マウスの血液細胞に強いストレスを加えると多能性が誘導されることを示した興味深い研究であり、細胞の初期化を理解する上で重要な成果だ。医学応用の観点からは、iPS細胞のような細胞の新しい樹立法ともとらえることができ、人間でも同様の方法で体細胞において多能性が誘導された場合、従来の方法とさまざまな観点から比較検討する必要がある」 」 ーー産経新聞よりーー
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