−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行と東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行の滞在日記です。
2014年1月1日(水) 曇 12755
年が明けた。今年は良い年になりそうだが、色々なことが起きそうな気がする。そういう物に、人生は耐えなければならない。そういうことを、今は感じられるようになってきた。色々なことが起こっても、何とかかんとか出来そうな気がする。
1月2日(木) 晴 13339
叔父さんが死んだので新年の挨拶はなしだ。紅白の、『あまちゃん』のシーンを何度もブルーレイレコーダーで観ている。
「 「あまちゃん」旋風が紅白を席巻した。オープニングで、能年玲奈(20)が、かすりの着物と「北の海女」の手ぬぐいを頭に巻いたヒロイン「天野アキ」スタイルで登場。アキ率いるビッグバンドがドラマの音楽を担当した大友良英さん書き下ろしオリジナル曲を演奏し、開幕を告げた。
アキは、伍代夏子(52)の歌の後に再び登場。NHKホールと、ドラマの舞台・北三陸(架空の町)の「年越しの宴会をしている袖ヶ浜の人たち」を虚実を超えた中継で結び、北三陸鉄道の駅長(杉本哲太)、副駅長(荒川良々)、海女仲間(渡辺えり)らドラマの面々が姿を見せた。
この異次元中継が、企画コーナー「あまちゃん特別編」へのプロローグ。和田アキ子(63)の歌の後、審査員席の宮藤官九郎が「ドキドキします。大丈夫でしょうか?」と心配する中、スタート。
アキがセンターを務める「GMTスペシャルユニットfeat.アメ横女学園」が、「暦の上ではディセンバー」を熱唱。歌い終わったアキが、北三陸の親友足立ユイ(橋本愛)に呼び掛けると、ユイは「すぐに行くから待ってて!」と飛び出した。「あまちゃん」テーマ曲と、最終話の続きを意味する「第157回」のタイトルとともにタクシーが疾走するアニメーションが流れ、やがて現実のタクシーの映像に切り替わった。
運転していたのは、タクシー運転手でアキの父を演じた尾美としのり(48)。ドラマでは何度も上京を断念したユイが、ついに東京、それも音楽の最高峰の舞台に立った。
ここからは怒とうの「潮騒のメモリー」リレー。1番を、アキとユイがアイドル歌謡風のアップテンポで、2番を春子(小泉今日子)が切なく歌い、最後に鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が圧巻の高音で、もう一度2番を歌い上げた。ステージ上には、いつのまにか北三陸にいるはずのあまちゃんキャストが勢ぞろい。あまちゃんファンの嵐の松本潤(30)は「一夜限りの素晴らしいステージでした」と感動。紅白史上例のない大掛かりな余興に、会場もお茶の間も「じぇじぇじぇ」だった。」 ーー中日スポーツよりーー
「女優の橋本愛(17)が1日、自身のブログを更新。前日大みそかの「第64回NHK紅白歌合戦」を振り返った。
橋本も出演した連続テレビ小説「あまちゃん」が紅白を“ジャック”。オープニングは「あまちゃんスペシャルビッグバンド」、前半は劇中に登場した「スナック梨明日(リアス)」を舞台に生ドラマ。後半、ヒロイン・アキ役の能年玲奈(20)とユイ役・橋本が一緒に「潮騒のメモリー」の1番を歌った後、アキの母親・天野春子役の小泉今日子(47)と女優・鈴鹿ひろ美役の薬師丸ひろ子(49)が2番を披露した。
橋本は「作品自体が奇跡の塊みたいなのに、目の前で(舞台袖で)春子さんと鈴鹿さんが歌う姿を拝見できること、『あまちゃん』を大切に思ってくれている方々がこの機会を間違いなく“待って”くれていて、迎えてくれたこと会場の皆さんのお顔と、宮藤(官九郎)さんや宮本(信子)さんのお顔を見て本当に安心できました」と“ファミリー”が勢ぞろいした大舞台を回顧。
「どれだけ奇跡を目の当たりにさせてくれるの!と、この作品に寄せられた愛の大きさを多分初めて体感できた一夜でした。自分がその一部であることを強く、嬉しく思いました」と感慨もひとしおの様子。
「それ以上に強く強く、作品を愛してくれている皆様に感謝の気持ちがあります。何度も言うから伝わらないようで怖いのですが、心を込めて本当にありがとうございます」とお礼の気持ちをつづった。
」 ーースポニチよりーー
小泉今日子は、25年ぶりの紅白で、薬師丸ひろ子は初出場だったという。これを観ていたら、また「あまロス」になってしまった様だ。橋本愛が言うように、「「あまちゃん」を大切に思ってくれている方々が、この機会を間違いなく”待って”くれていて、迎えてくれたこと」は、本当にファンの思いがNHKに伝わった思いだったし、実現できて目茶苦茶嬉しかった!じぇじぇじぇ!
紅白出場歌手発表の時に、小泉今日子も、薬師丸ひろ子の名前も無かったのでガッカリしていたが、NHKもやるもんだ。「北三陸の越路吹雪」こと今野弥生役を演じていた渡辺えりが、自身のブログで紅白での『あまちゃん』コーナーが、朝ドラと同じ15分であった事を書かいていると言う。
最終回の次を意味する第157回のタイトルは、「おら、紅白出るど」だった。うーん、何度観ても幸せな気分になる。『あまちゃん』は良い朝ドラだった。今やっている『ごちそうさん』も面白いけど…。紅白前日30日の、『あまちゃん祭り』の一環で、鶴瓶の『家族に乾杯』に小泉今日子が久慈市を訪ねるのをやっていたが、これもなかなか良かった。
作曲を担当しあまちゃんスペシャルビッグバンドのリーダーの大友良英ブログを見つけた。勝手に全文引用することにした。怒られるだろうか?だって内容が良いもの。
「あけましておめでとうございます。
昨夜の紅白歌合戦内での「あまちゃん」は、第157話、最終回という感じの15分間のライブドラマでした。僕らあまちゃんスペシャルビッグバンドも生演奏で参加させてもらいました。
アキちゃんとGMTが一緒に歌い、そこには途中でやめた宮下アユミもいてアメ横女学園の有馬メグと成田リナに、実際に収録の際にそのシャドーをやってくれたベイビーレイズが一緒にステージに出てみなで一緒に「暦の上ではディセンバー」をやっているだけでも泣きそうなのに、さらに、ユイちゃんがトンネルを超え紅白でアキちゃんと歌い、天野春子がシャドーではなく自分の名まえで「潮騒のメモリー」を歌い、鈴鹿さんがそれに続き・・・ 最後は皆で「地元に帰ろう」をやってヒビキで落とす・・・って、もう、どこまで憎い演出なんだ。
脚本は宮藤官九郎、演出は吉田照幸と井上剛、プロデューサーの訓覇圭や菓子浩をはじめ、出演者、スタッフ、音楽もみなドラマ「あまちゃん」のメンバー達です。いつもは録音と編集でしか出会うことのなかった僕らあまちゃんスペシャルビッグバンドも、やっと生のステージでみなさんとご一緒することができました。これで、本当に「あまちゃん」にピリオドを打てました。
ドラマがシャドーの話なのに、現実の録音ではベイビーレイズや水瀬いのりさんにシャドーをやってもらったこと、ずっと心にひっかかってました。それだけに紅白一緒に出れて嬉しかったです。(小野寺ちゃんやベロニカ、ベイビーレイズの渡邊璃生さんが年齢の関係で出れなかったのは残念ですが)なんの音程修正もされていない彼女達の生の声が重なりあって「暦の上ではディセンバー、でもハートはサバイバー〜〜」と力強く歌が始まった瞬間に、これでいい、これがいいんだよな〜って思いながら演奏してました。歌の上手い子も、そうでもない子も、そんなの関係なく、みんなで勢いに乗って歌うことの、すがすがしさ。
8月のあまちゃんの打ち上げでGMTのしおりちゃんと話したときに「紅白なんてないない、だいたいあんたら下手だし・・・」なんてことを冗談半分に言ったのですが、いやいやありましたねえ。無神経なこと言ってごめんなさい。本音は、GMTのあのなんだか普通のポップスでは絶対にありえない歌が、「あまちゃん」というドラマの中で、本当に素敵な役目を果たしてくれたなって思ってます。GMTのみなさん、そしてベイビーレイズのみなさん、足立梨花さん、水瀬いのりさん、本当にありがとう。いやいや、素晴らしかったです。
潮騒のメモリーズと一緒にやるなんて、僕らにとっても、きっとこれが最初で最後なんだと思います。水口がドラマの中で言ってたように、僕自身も、あのお座敷列車のシーンが、また見たかったんだと思います。そして紅白でそんな場面に生で参加できたことが最高でした。その上、天野春子さんとも一緒にライブが出来るなんて。一音一音噛み締めるように、最初で最後の演奏、楽しませてもらいました。
潮騒のメモリー」をはじめ「地元に帰ろう」や「暦の上ではディセンバー」の作曲はわたしひとりではなく、とりわけメロディに関しては多くの部分はSachiko Mの手によるもの、彼女の功績です。彼女が宮藤さんや小泉今日子さん、江藤直子さん等とともに完成させたのが「潮騒のメモリー」です。あ、もちろん私も。で、その彼女が今回はビッグバンド席でコーラスやパーカッションもやりながら、彼女の本業でもある独特の高域のサインウェイヴの演奏を控えめに、でもしっかりと仕込んで演奏していたこと、気づいた方は少ないかもしれませんが、バンマスであるオレは聞き逃してませんよ〜。あんな前衛的なもんがお茶の間の皆と歌える歌謡曲の中でしっかりととけ込みながら流れているなんて、彼女がメロディーメイカーであること以上に個人的には大事件でした。
そして今回鈴鹿ひろ美歌う「潮騒のメモリー」の素晴らしいアレンジ(編曲)をしたのは江藤直子です。あまちゃんの劇伴のストリングスアレンジも全て彼女の手によるもの。彼女あっての「あまちゃん」の音楽でした。「あまちゃん」としては最後の仕事になる鈴鹿版「潮騒のメモリー」でも素晴らしいアレンジをしてくれました。演奏は江藤さん自身のピアノに金原千恵子ストリングス、そして堀米綾さんのハープ。さまざまな想いがこみ上げてきたんだと思います。鈴鹿さん、すばらしい歌唱でした。
ちょうど1年前、まさに紅白をやっている時間に作曲をしていた「潮騒のメモリー」が、こうして本当に紅白の舞台で歌われることになるとは、1年前には想像もしていませんでした。っていうか、とにかくドラマにあった曲をつくらなくては・・・ということで、そんな余裕もないなか正月返上で作業をしていた・・・というのが正直なところです。その「潮騒のメモリー」がレコード大賞の作曲賞を受賞して、紅白に出ることになるなんて。そして何より、この歌をはじめとした「あまちゃん」の歌や楽曲たちが、世代を超えてみんなに愛されていることが、なによりも嬉しいです。そのくらい「あまちゃん」はみんなに愛されたし、みんなが育ててくれたんだと思います。
あまちゃんスペシャルビッグバンドはこれで解散しますが、このメンバーで、次の新たなプロジェクトに向おうと思っています。あまちゃんの名はバンド名から消えますが、でも、こうして「あまちゃん」が残してくれたものが、新しい形になっていけばいいなって思ってます。
ステージ上にいたあまちゃんスペシャルビッグバンド、シルエットくらいしか写ってなかったので、最後にあらためてメンバー紹介させてください。
大友良英(ギター)
江藤直子(ピアノ、ストリングスアレンジ)
近藤達郎(キーボード、パーカッション)
斉藤 寛(フルート、ピッコロ)
井上梨江(クラリネット)
鈴木広志(サックス)
江川良子(サックス)
東 涼太(サックス)
佐藤秀徳(トランペット)
今込 治(トロンボーン)
木村仁哉(スーザホン)
大口俊輔(アコーディオン)
高井康生(ギター)
かわいしのぶ(ベース)
芳垣安洋(ドラムス)
小林武文(パーカッション)
上原なな江(パーカッション)
相川 瞳(パーカッション)
Sachiko M(sinewaves)
コーラス/サンズリバーズ(高瀬“Makoring”麻里子、飯田希和、加藤圭子)
あらためて演奏曲目は
「暦の上ではディセンバー」作詞 宮藤官九郎、作曲 大友良英、Sachiko M、江藤直子、高井康生
歌 天野アキ、GMT、アメ横女学園芸能コース、ベイビーレイズ 演奏 あまちゃんスペシャルビッグバンド
「あまちゃん オープニングテーマ」作曲 大友良英 ぱらぱら漫画 鉄拳 演奏 あまちゃんスペシャルビッグバンド
「潮騒のメモリー」 作詞 宮藤官九郎、作曲 大友良英、Sachiko M
歌 潮騒のメモリーズ(天野アキ、足立ユイ) 天野春子 演奏 あまちゃんスペシャルビッグバンド
「潮騒のメモリー」 作詞 宮藤官九郎、作曲 大友良英、Sachiko M 編曲 江藤直子
歌 鈴鹿ひろ美 演奏 佐々木次彦指揮 金原千恵子ストリングス、堀米綾、江藤直子
「地元に帰ろう」 作詞 宮藤官九郎、作曲 Sachiko M、大友良英 編曲 江藤直子
歌 あまちゃん第157回の出演者たちのみなさん 演奏 あまちゃんスペシャルビッグバンド
そして紅白オープニングでの演奏は 「第64回だよ 紅白歌合戦」 作曲 大友良英 ストリングスアレンジ 江藤直子
演奏 天野アキ+あまちゃんスペシャルビッグバンド+金原千恵子ストリングス
このオープニングテーマを考えるときに、過去の紅白の、とりわけ昭和の頃のオープニングをNHKから資料をとりよせ参考にさせてもらいました。
録音では、あえてクリックを使わず、昔ながらの一発録音を基本とした方法で演奏しつつ、かつ今でなくては出来ないような表現で、作らせてもらいました。実際はナレーション等にうもれてしまうので、あまり聴こえなかったかもしれませんが、細部にもずいぶんこだわらせてもらいました。その上で、生でも、この録音の上に演奏させてもらいました。なをこのときの衣裳はクレイジーキャッツを意識して赤ジャッケトに白パンツで行きました。
それと、地味にオープニングの前のアヴァンBGMも紅白のために新たにアレンジ、録音したものです。
「地元スカ」 作曲 大友良英、Sachiko M
演奏 あまちゃんスペシャルビッグバンド
1年間、本当にありがとうございました。そして、2014年もよろしくお願いします。
追記
橋本愛さんの今朝のブログ、とってもいいなあ。わたしたちあまちゃんバンドもその一部にいれて本当に幸せでした。『おはようございます。』http://amba.to/1g06gP5 」 ーーあまちゃんバンドリーダーで作曲家の大友良英のブログ「JAMJAM日記」より引用ーー
1月5日(日) 晴 32094/3
3日の朝に火事があって、山手線が上下で止まっている中、東京駅から新幹線に乗って盛岡に帰省した。盛岡は雪だった。冬独特の、底冷えがする中で、小雪が舞っている。親父と弟が迎えに来て、車で叔父さんの処に行った。上の叔父さんが29日に死んで、その後の事を訊いたりした。家族への連絡は、電話番号が判らず、電報を打ったという。そうしたら、娘から連絡があって、来たという。やっぱりと思った。
死んだ叔父さんは、スパでサウナと冷水に交互に入っていて、冷水の中で死んでいたそうだ。後始末をしていた下の叔父さんが、訊いた話では、その施設で以前、それが原因で救急車で運ばれたことがあったという。その時、施設の人に、気を付けた方が良いと念を押されが、これが楽しみで来ているのにと言って、その後も通っていたと言う。死ぬ前日も、同じような事があって、と言うことらしい。
4日、東京に戻る日に、寺に行ってきた。まだ、年末と言うことで墓には入っていなかった。遺骨が納められた寺の奥の部屋で手を合わせてきた。母親も入院していたので、イーハトーヴへ行って会ってきた。奥歯がすっかり無くなっていて、歯医者に行って入れて貰った方が良いと言った。親父は、俺が先に行くか、お母さんが先に行くか、今年中には…と、言っていた。そういう雰囲気は判る。弟とも、車の中でそんな話をした。
病院から八幡宮へ行き、初詣をした。久しぶりの八幡様。シーラさんからメールで、初詣に行っておみくじを引いて吉だった事が書かれてあったが、おみくじを引いた。昔と変わっていて、赤い鯛と金色の鯛の紙で作った鯛におみくじが刺さっている。それを小さな釣り竿の先の磁石で釣る。観たら、大吉だった。
盛岡駅まで行って、さわや書店で、本を観た。大吉で『あまちゃん』じゃない無いが、『あまちゃんメモリーズ』と、『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』を買った。帰りの新幹線で、本を読んでいたら、「あまロス」が再発した。そのことを書こうと思っていたが、さっき、『アンパンマン』のやなせたかしの事をNHKでやっていて、千葉てつや、西原理恵子、吉田戦車、里中満智子などの漫画家の話をなど訊いていたら、感動してその事は後にしようと思った。
♪そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも
何の為に生まれて 何をして生きるのか
答えられないなんて そんなのは嫌だ!
今を生きることで 熱いこころ燃える
だから君は行くんだ微笑んで。
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえ胸の傷が痛んでも。
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
何が君の幸せ 何をして喜ぶ
解らないまま終わる そんなのは嫌だ!
忘れないで夢を 零さないで涙
だから君は飛ぶんだ何処までも
そうだ!恐れないでみんなの為に
愛と勇気だけが友達さ
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為
時は早く過ぎる 光る星は消える
だから君は行くんだ微笑んで
そうだ!嬉しいんだ生きる喜び
たとえどんな敵が相手でも
嗚呼アンパンマン優しい君は
行け!皆の夢守る為♪ ーー『アンパンマン』のテーマ曲 歌詞:やませたかし よりーー
1月6日(月) 晴 2027
『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』の東京ポッド許可局のあまちゃん論は凄い!こういう事を真剣に語れることが羨ましい!と思う。美保純についても言い得ていると思う。そして、ナレーションについてもまさに卓見だった。さらに、東京ポッド許可局のサンキュータツオの、「僕は、正直言って、このドラマはもう、能年玲奈しか見てないです。」と、言い切ってしまう、潔さには敬服する。
サンキュータツオ「天然性を担保するためにも、方言が欠かせないんですよ。鏡に映る自分を見るように、自分と向き合わなきゃいけないドラマで、あれだけ自由に生きている女の子が、どうして東京ではそれができなかったんだろうというのは、いずれ描かれると思うんです。方言をしゃべるようになったことで解放されたアキが、いずれ東京にいた過去の自分と向き合う時にどうするのか、そこもこのドラマの楽しみの一つです。」
マキタスポーツ「あとさ、アキとユイが「潮騒のメモリー」を歌うシーンで、一緒に踊るでしょ。俺、あそこで、二人の身体の可動域の違いとかがすごく気になるんですよ。アレって、アイドルの基本的な記号を入れてるわけですけど、そこから漏れちゃってる個性みたいなものが、ちゃんとでているんですよ。ああいう振り付けのシーンとかで、能年玲奈の天然の個性みたいなものを感じられるのが、僕的にはご褒美なんです。彼女に記号的な動きをさせればさせるほど、能年玲奈のフィジカルの面白さが出てくる。」
こういう肉体論は非常に好きだし、言い得ていると強く思う。アイドル記号論からはみ出た能年玲奈の愛らしさ。そこを語るこいつら凄い!能年玲奈に感じていた核心を、こういう形で表現することは、じぇじぇじぇじぇじぇー!(‘jjj’)/ \(j:j)/ そして、こういう事を語らせる『あまちゃん』、天野アキこと能年玲奈に、改めて、じぇじぇじぇじぇじぇー!
そして、放送中、「2013年、『あまちゃん』は最大最強の国民的関心事となった。」と言った亀和田武の言い分もまた見事だ!じぇじぇじぇじぇじぇー!
1月6日(火) 曇 16509
じぇじぇ。テレビで、『あまちゃん』を見なくても、本を読めばあまちゃんを感じる。『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』はほぼ読んでしまった。色々面白いことが書いてある。今度は、『あまちゃんメモリーズ』の方を読もうと思う。こっちはこっちで面白そうだ。能年玲奈に、初めに演技指導をした先生のインタビューも載っている。
1月8日(木) 曇 18062
『あまちゃんメモリーズ』と、『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』には、それぞれその日その週に見た、『あまちゃん』のことが書かれてある。『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』は、未だ放送中の8月30日に出版された為、第1週「おら、この海が好きだ!」から第16週「おらのママに歴史あり2」まで、第1回4月1日〜第96回7月20日までの分が載っている。つまり、東京にいた時のアキが「地味で、暗くて、向上心も協調性も個性も華もないぱっとしない子」が、北三陸に来て、海女になったり、アイドルになりたいと思う所から、実は母の春子が、鈴鹿ひろ美が歌う『潮騒のメモリー』のシャドー、影武者だった事が判るところまでを書いている。これは自身のブログに加筆したモノらしい。ついでに言えば、『おら、「あまちゃん」が大好きだ!』には、放送終了後に出版された『あまちゃんファンブック2 おら、「あまちゃん」が大好きだ!』という続編もある。
書いているのは、イラストライターの木俣冬。春、夏、秋と来て、冬かよと思ったりするが、それは置いておいて、小ネタや、物語の解読を、分かり易く書いている。「PLANETS」のドラマ班担当でもある。出版社は、扶桑社。編集は、扶桑社の大久保かおり。協力がNHKエンタープライズ。
『あまちゃんメモリーズ』は、出版が文藝春秋XPLANETS。編集長は、宇野常寛。副編集長の中川大地が、「全156エピソード完全レビュー」を書いている。他には、『あまちゃん』 白熱論争 では、中森明夫、茂木健一郎、編集長、副編集長の座談会。『あまちゃん』用語解説は、アマペディアというタイトルで書かれている。勿論、両方に達増岩手県知事の対談も載っている。蛇足を書けば、盛岡駅改札階ドトール横のそば屋では、1日限定10食か何かでまめぶ汁があった。じぇじぇじぇ。
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