断腸亭日常日記 2013年 その4

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行の滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日 5月1日〜5月14日
5月15日〜5月31日 6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日 2001年4月19日〜5月3日 5月4日〜5月17日
5月18日〜5月31日 6月1日〜6月11日 6月12日〜6月22日 2002年4月16日〜4月30日 5月1日〜5月15日
5月16〜5月31日 6月1日〜6月13日 2003年4月16日〜5月24日 5月25日〜6月10日 6月12日〜6月26日
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 4月1日(月) 曇 46789/4

 桜は色々と楽しませてくれる。つぼみの頃は、春の到来を感じさせ、咲き始めると、満開の楽しみを想像させ、花が5枚の花びらごとツツジの生け垣に落ちると、まるでツツジに桜が咲いたように綺麗に見える。緑に上の桜も可憐である。それが段々と花びら1枚1枚ずつ落ちるようになると、木の下は、桜の花びらで吹きだまりのような模様が出来て、これも綺麗で、満開の終わりを感じる。そして、桜吹雪になる。この様が1番派手で、心に残る美しさだ。

 雨に打たれて散る桜より、風に吹かれて散る方が華やかだ。川の流れに散った桜が流れていく様もまた心に残る。1年に1度狂ったように咲く桜に日本人は色々な歌を残し、花の下で酒を飲み騒ぐ。その季節も終わろうとしている。そして、あっという間に、4月になり年度が替わった。

 来週の桜花賞は、本命不在の混戦模様。アベノミクスで、浮かれ始めた世の中で、若き乙女たちの闘いが繰り広げられる。咲くも桜、散るも桜。乙女たちには、一生に一度の桜である。サクラプレジールは回避して、トライアルを勝った3頭が人気の中心になるだろう。武豊のクロフネサプライズか、武幸四郎のメイショウマンボか、関東期待の三浦皇成のクラウンロゼか?それとも2歳チャンピオンの秋山のローブティサージュか。来週から本格的な春のGTシリーズが始まる。

 乙女咲く 阪神仁川の 卯月かな  風吟
 咲き誇り 散るも可憐に 風に舞う  風吟


 4月3日(水) 雨 20123/2

 2日続きの雨と今日の強風の影響で、桜の木からは花びらが大分散った。地面には散った花びらが雨の水の流れを塞いで水溜まりがあちこちに出来ている。雨に濡れればなおさらだが、吐く息が白くなる寒い1日だ。午後になり雨がやんだ。しかし、風は時々突風のように吹いた。東京は土日も雨の予報だ。桜花賞の行われる宝塚も、雨の予報である。

 ダルビッシュが9回2アウトまで完全試合だったが、最後の打者の1球目にヒットを打たれて完全試合を逃した。


 4月4日(木) 曇 10321

 桜花賞の枠順が発表された。これを観ると、三冠馬を出している5枠、1枠、3枠、4枠からは勝馬は出ないだろうと思った。勝つのはその他の枠からだろう。有力なのは、内から、クラウンロゼ、トーセンソレイユ、クロフネサプライズ、メイショウマンボだろう。データから言えば、アネモネを勝ったクラウンロゼは分が悪い。と、なると並びから言えば、トーセンソレイユか、クロフネサプライズのどちらかではないかという感想を持った。

 雨予報の宝塚市阪神仁川の阪神競馬場。乙女たちの散り具合、咲き具合は、どうなるのか考えるのが楽しみな時間だ。去年暮れ辺りからブレイクした新エロ女王は、壇蜜。AKBなどの女性アイドルも当初は、身構えたり、腰が引けていたのが、最近では、壇蜜のようにセクシーになりたいと、口々に褒め称えているという。

 有力馬の1頭クラウンロゼの調教助手のコメントが面白い。「無敗馬クラウンロゼ(牝3、天間)は栗東入厩後も張りのある馬体を維持している。谷中助手は「キレイで柔らかくて、壇蜜みたいに魅力的。本当にいい体をしているよ」と、ほれぼれした表情を浮かべる。中3週での競馬は初めてになるが、カイバ食いも回復して状態は万全。「前走は八分半〜九分での勝利だったから反動も無かった。かなり順調だよ」と本番を楽しみにしていた。」 ーー日刊スポーツよりーー

 撮影所では、監督やアシスタントディレクターなどを魅了しているという。それを観ている若手女優などまでが、壇蜜さんのようにセクシーになりたいと言うという記事が最近多い。壇蜜も東北出身で、秋田の横手生まれ。英語の教員免許を持ち、調理師の免許もある。銀座でホステスもやっていた時期があり、冠婚葬祭の専門学校へ通っていたという経歴もある。実際葬儀場で働いていたという。そして、日本舞踊の師範でもある。

 東北出身の人が活躍するのは、嬉しいし、被災地にも明るい話題だ。ダルビッシュの活躍も、仙台の人だけじゃなくて日本中の人が応援している。さて、乙女たちの戦いはどうなるのか?日曜日の15時43分には結果が分かるだろう。


 4月5日(金) 曇 8888

 日銀の黒田総裁の発言を受けて、為替相場は急激な円安になった。『週刊ダイヤモンド』の記事などを読むと、参院選までは経済を優先する政策をとるという安部首相。その通りの期待が市場の反応となっている。今までの日銀の常識を覆すような大胆な方向転換を、アメリカを初めてするアナリストたちが敏感なリアクションを起こしたのだ。これで一気にデフレ脱却という風なシナリオを描いているのだろうが、果たしてそう上手く行くのだろうか?

 それでも、景気が良くなるという期待だけは確実に大きくなっているような気がする。財政支出が増えても景気が良くなれば税金が増えるという思惑である。


 4月8日(月) 晴 51234/3

 不思議な物語、ドラマを作り出す。それも競馬なのだ。6日土曜日の福島競馬場で、丸山元気騎手が落馬して骨折した。桜花賞で騎乗予定だったアユサンは、急遽乗り替わりを余儀なくされ、代打でクリスチャン・デムーロが手綱を取ることになった。翌日曜日には、雨が上がった阪神競馬場。9Rの忘れな草賞で、単勝2340円7番人気のセレブリティモデルに騎乗したC・デムーロは、直線鮮やかに差しきって優勝した。

 そして、桜花賞である。「JRA3歳牝馬クラシック第一冠、第73回GI桜花賞が7日、阪神競馬場1600メートル芝を舞台に争われ、丸山元気の落馬負傷により乗り替わったクリスチャン・デムーロ騎乗の7番人気アユサン(牝3=美浦・手塚厩舎、父ディープインパクト)が優勝。中団追走から最後の直線をいち早く抜け出すと、最後は兄ミルコ・デムーロが駆る2番人気レッドオーヴァル(牝3=栗東・安田隆厩舎)との叩き合いをクビ差制し、桜の女王の座を射止めた。良馬場の勝ちタイムは1分35秒0。

 アユサンは今回の勝利でJRA通算5戦2勝、重賞は初制覇。新設重賞アルテミスS2着、前走GIIIチューリップ賞3着と、重賞ではあと一歩の成績が続いていたが、クラシックの大舞台でついに大きな1勝を手にした。また、1勝馬による桜花賞制覇は1995年ワンダーパヒューム以来18年ぶり5頭目となる。
 一方、騎乗したクリスチャン・デムーロは日本で初のGI勝利。アユサンを管理する手塚貴久調教師は桜花賞初制覇となった。

 なお、2着から2馬身半差の3着には福永祐一騎乗の14番人気プリンセスジャック(牝3=栗東・加用厩舎)が入り、さらにクビ差の4着に武豊騎乗の1番人気クロフネサプライズ(牝3=栗東・田所厩舎)は敗れた。

 GIレースでは史上初の兄弟ジョッキーによるワンツー決着となった。それをやってのけたのは、イタリア競馬界が誇るデムーロ兄弟。ゴールまでもつれた猛烈な叩き合いを制したのは、弟のクリスチャンだった。
「本当にエキサイティングな展開でした。(兄の)ミルコは僕にとって競馬の先生であり、父のような存在。日本に来る時も本当によく面倒を見てくれるし、最後はミルコと叩き合いになって良かった」

 13歳上の兄を心から尊敬しているクリスチャン。そんなかわいい弟が最終レース後に受けていた共同インタビューの場にも、ミルコがひょっこり顔を出して抱き合って祝福。そして、「日本は世界で一番の競馬をやっている国だから、弟にとっていい経験になると思ったんだ」と、クリスチャンに日本で騎乗することを勧めた理由を明かした。
 クリスチャンもそんな兄の勧めに応え、2011年に日本での初キャリアを地方競馬の船橋でスタートさせた後、昨年JRAで初の短期免許を取得。2カ月間で重賞を2勝マークし、今年も兄ミルコが昨年の2歳王者に導いたロゴタイプで3月のGIIスプリングSを制するなど、日本ファンにも“買えるデムーロ弟”としてすっかり定着した。その日本で初のGIビッグタイトルを制覇。クリスチャンの表情からは、うれしさがあふれ出る笑顔が止まらない。
「今回は代打騎乗でラッキーな勝利でしたが、本当にうれしいの一言しかないです。日本はとてもいい国で、ファンが送ってくれる声援も大きい。日本で自分にとって初めてのGIを勝てて本当にうれしい。I LOVE JAPAN!」

  日本での初GI、それも兄ミルコとの一騎打ちを制しての勝利に喜びを爆発させたクリスチャンだったが、もちろん、アユサンの激走があってこその勝利だ。直線残り100メートル、末脚の勢いでは外から迫るレッドオーヴァルに分があるかと思われたが、そこから再び差し返しての1着なのだから、アユサンも相当な能力の持ち主だ。決して展開が向いてのフロック勝ちではない。クリスチャンが言う。
「手塚調教師からは『出来は前走より3倍いい』と聞いていたし、中団で脚をタメて最後に末脚を伸ばすだけでいいとアドバイスされて、その通りの競馬になった。直線で1頭になって抜けだしたときはソラを使っていたけど、外からレッドオーヴァルが来てくれて、また闘志を燃やしてくれた。並ぶ形になったのが良かったね。本当にいい馬だし、きょうに関しては馬が完ぺきでした」

 一方の手塚調教師も、今回のアユサンの出来に関しては絶大な自信を持っていたという。
「チューリップ賞のあと、本当に状態が良くなりましたね。最後に差し返したのも、彼女の状態の良さが出た結果だと思います」

 そして忘れてはならないのが、前日6日のレース中の落馬負傷によりこの桜花賞での手綱を握れなかった主戦・丸山元気の存在だ。先週、今週と2週続けて美浦から栗東まで来て調教に騎乗し、アユサンの状態アップにひと役。一歩、一歩いっしょに歩んできた相棒の晴れ舞台に、直前のアクシデントで騎乗できなかった丸山の無念は相当なものだろうが、それでも丸山は、手塚調教師を通じてアユサンの特徴を余すところなくクリスチャンに伝えたという。そのアドバイスが、今回の『中団でタメて、最後に脚を伸ばす』作戦にバッチリと生きたのだ。手塚調教師が言葉を強めて、こう語った。
「彼いなくして、この桜花賞は勝てなかったと思いますね」

  また今回の勝利は、“究極の出来”に仕上がった上での乾坤一擲の脚、というわけでもない。もっともっと成長の伸びしろがあると、トレーナーは語る。
「まだまだ完成されてなくて、ポテンシャルが非常に高い馬。1枚ずつベールを脱ぐごとに強くなっていく印象ですね。私としては、もっと『上』があると思っているんです」

 次なる目標は当然、牝馬クラシック二冠目のオークス。東京2400メートル樫の舞台だ。「2400メートルでも大丈夫。それくらいの力を持っている」とクリスチャンが太鼓判を押せば、手塚調教師も「現状では距離も大丈夫でしょう。それに、左回りの方がさらにいい。もうひと皮むかせて、オークスに向かいたいですね」と、二冠も視野に入れたような口ぶり。混戦桜の女王が踏む樫の舞台は、脇役ではなく堂々ヒロインとして――脱ぎ捨てたベールの代わりに女王の風格をその身にまとい、いざ府中で二冠獲りだ。」 ーースポーツナビよりーー

 他の記事には、何日か前に、親友の松田大作騎手の娘が交通事故死して、それを訊いた、C・デムーロは心を痛めて3日間眠れなかった事も書かれている。すっかり日本に馴染んでいるC・デムーロ。優しい人なんだろうと思う。日本で騎乗技術を上げるようにと、兄のミルコ・デムーロの勧めで来日して買えるジョッキーとして日本のファンに認知された。そして、母国イタリアでも勝ったことがないGT制覇。どれほど嬉しかったことだろう。そして、ミルコが去年の天皇賞・秋でエイシンフラッシュで勝った後、天皇・皇后の前で深々とお辞儀した姿も、重なった。そういう姿からこの兄弟は、心から日本を愛しているのがよく解る。

 だから、日本人ファンから愛されるのだ。おめでとうと言いたい!血統競馬評論家の水上学の予想コラムを読んでいたら、本当は、アユサンに本命を打とうと思っていたが、直前の乗り替わりでそれを止めた。理由は、右回りだと変な癖があるアユサンの癖を把握している丸山元気が乗れないというのは、どう考えてもマイナスだからという。C・デムーロの腕がどうのではないと言い、同じディープインパクト産駒のレッドオーヴァルに本命を代えていた。

 それを読みながら、アユサンを買おうかと思っていた気持ちが萎えてしまったのだ。でも、良い桜花賞だった思う。丸山騎手にとってそうだと思う。C・デムーロも、手塚貴久調教師の言葉からも、早く戻ってこいと言うメッセージが判る。丸山、早く「元気」になれよ!


 4月9日(火) 曇 9182

 朝、新宿で待ち合わせて茶店で、桜花賞などの話をした。1時間弱話をして、予定を変更して府中に行くことにした。そして、夕方新宿に戻りメガネを作りに、初めての店に行ったが、良いフレームがなくて今まで作ってきたところに行った。そして、検眼などをして何故メガネが合わないかの原因を知った。要するに、日常生活をすることには、さほど不便がないメガネでも、PCや本、競馬新聞を読むには都合が悪い状態だった。

 つまり、それ用のメガネを作れば問題が解決するという事のようだ。それで、室内用のメガネを作ることにしたのだ。後はこれで、PCや読書、競馬の予想をすれば良い状態になったと言うこと。そして、1番も問題は、スペインに行って闘牛がちゃんと観れるかという事。


 4月10日(水) 曇 8917

 音楽関係のCDやソフトの売り上げが、アメリカを抜いて日本が世界一になったと言う。ちょっとビックリした。LPレコードなどの時代は、例えば、クィーンなどは、本国のイギリスであまり売れず、日本で火がついたという様な話が結構あった。アメリカについて2位の売り上げを誇っていた時期があったが、最近は、売れないという話を訊いていた。だから、いきなり世界一の話を訊いてビックリしたのだ。人口比率から言って明らかに凄いことだ。

 「阪急電鉄は9日までに、河原町駅(京都市下京区)の駅名を「京都河原町駅」に改める計画について、地元商店街の反対の声を踏まえ、撤回する方針を決めた。
 阪急は観光客にも分かりやすい駅名が必要とし、主要駅を中心に駅名変更を検討。京都線では河原町駅のほか、烏丸駅を四条烏丸駅、大宮駅を四条大宮駅に改める案があり、この両駅は名称変更の検討を続ける。
 河原町駅の名称変更をめぐっては、地元の四条繁栄会商店街振興組合(下京区)が反対し、市民になじみの深い「四条河原町」にするよう求めていた。
 阪急は「現在の駅名は認知度もあり、いろいろな意見を含めて断念する方向」(広報部)としている。
 四条繁栄会の堀部素弘理事長は「現状維持になってよかった。地下道の整備など阪急は四条通周辺の発展に欠かせないパートナー。今後も京都や四条に人を呼び込む方策を一緒に考えたい」と話した。」 ーー京都新聞よりーー

 地元の利益と、公共性を考えるとどうするのが良いのか、ちょっと判らない部分がある記事だ。


 4月12日(金)  32109/2

 急にまた冷え込んで、朝方など寒い。それでもつつじは花を咲かせている。皐月賞の枠順が発表になった。データによると、内外が良いのだが、ロゴタイプは4枠7番。コディーノは6枠12番と、ここ10年3着にも来ていない番号に収まった。いわゆる死に目である。それでもおそらく1番人気は、ロゴタイプだろう。もしロゴタイプが来るとすれば、レッドルーラー、タマモベストプレイ、コディーノ、カミノタサハラが来るだろう。コディーノが来るとすれば、ミヤジタイガ、ロゴタイプ、エピファネイヤが来るだろうと思う。カミノタサハラが来るとすれば、レッドルーラー、ロゴタイプくらいで買い目は殆どない状態になる。エピファネイアが来るとすれば、ロゴタイプ、コディーノになる。

 データを整理すると、2歳オープン特別で1番人気になった事があるのは、エピファネイア。1月に出走しているのは、メイケイペガスター、レッドルーラー、ナリタパイレーツ、タマモベストプレイ、コパノリチャード、マズルファイヤー、カミノタサハラ、ファイムゲーム。そして、トライアルの上位馬は、レッドルーラー、タマモベストプレイ、ミヤジタイガ、ロゴタイプ、コディーノ、カミノタサハラ、クラウンレガーロになる。

 関西馬で、遠征して重賞2着以内の実績と、前走が2着以内の馬は、タマモベストプレイ、ミヤジタイガの3枠2頭になる。ここから行けば何が買えるか?タマモだと、レッド、ロゴ。ミヤジだと、コディーノくらいしかない。3枠の馬はどちらも和田竜二のお手馬で、本番はタマモに騎乗する。常識的に考えてトライアルで騎乗して本番に出る馬が良い。そういう意味では、レッドとタマモ、コディーノ以外の有力馬は全て乗り替わりである。こういうところが面白いのが競馬だ。そして、トライアルから1番多く出走するのは、弥生賞組を押さえて、何と若葉ステークス組だというのだから不思議だ。

 関西馬で有力なのは、エピファネイアではなく、タマモとミヤジ。関東馬では、ロゴ、カミノ、コディーノという事になる。それなら馬券は何を買うかと言うことだ。レース前までに結論を出せばいいことだ。


 4月14日(日) 曇 20161/2

 めまぐるしく替わる1番人気。エピファネイア、コディーノ、ロゴタイプ。この3頭が上位を形成して朝の段階で、4倍以上の単勝配当になる1番人気になっている。想定外の高い配当になっている。ロゴタイプ断然ではないオッズに途惑っている。しかし、これは取らなければならない皐月賞。発走ギリギリまで考えて買おうと思う。

 これから競馬に行く。思考の組み立て方を正確にして挑もう。


 4月15日(月) 晴 6666

 昨日の皐月賞は、結果的に取りガメだった。「 速くて強い馬が1冠目を制した。牡馬クラシック第1弾の「第73回皐月賞」が14日、中山競馬場で行われた。2歳王者ロゴタイプが直線で鋭く伸びて1番人気に応えた。田中剛師はクラシック初制覇。鞍上のM・デムーロは03年ネオユニヴァース、04年ダイワメジャーに続く史上最多タイの皐月賞3勝目を挙げ、弟C・デムーロの2着に敗れた先週の桜花賞の雪辱を果たした。

 2歳王者の強さは本物だった。残り200メートルでロゴタイプがスッとエピファネイアの前に出る。「ああいう形になったら負けないなと思った」と田中剛師。その言葉通り。最後は半馬身の着差以上に余裕を感じさせてゴールに飛び込んだ。M・デムーロは「ちょーうれしいです」と流ちょうな日本語で喜びを口にした上で「He knows everything(彼は全てを知っている)」と愛馬を称えた。

 1分58秒0は驚異のコースレコード。秋の高速馬場で記録されたカルマートの1分58秒2(11年紫苑S)を最終週の馬場で更新した。ベゴニア賞での2歳レコード、朝日杯FSの2歳タイレコードに続き、実に3度目の“レコードV”。「速い馬が勝つ」と言われる皐月賞の勝ち馬にふさわしい走りだった。

 4強ムードで迎えた一戦。要所要所でライバルにない長所が生きた。最初のポイントはスタート直後の直線。コディーノと接触して内に押された。ライバルがこれでエキサイトしたのと対照的に「集中していたので問題なかった」(M・デムーロ)とリズムを崩さなかった。次は3〜4角。外からカミノタサハラが上昇を試みたが、コーナーでスピードが乗り切らない相手に対してロゴは指示に瞬時に反応。先に前に入り、勝負どころでのロスを回避した。残るライバルは前にいるエピファネイア。「相手は2000メートルも経験していたので、あまり戦いたくなかった。だから早めに抜け出した」と一瞬の瞬発力を生かし、スタミナを消耗する追い比べを避けた。

 次走は2冠の懸かるダービー(5月26日、東京)。M・デムーロは短期免許が切れるため、スプリングSで代打Vを飾った弟のC・デムーロが騎乗する予定。距離延長がポイントとなるが、グレード制導入後、朝日杯2歳Sと皐月賞を制した馬は92年ミホノブルボン、94年ナリタブライアンともにダービーも制した。

 「位置取りもペースも馬場も関係ない。どう走ればいいかを分かっているクレバーな馬。2400メートルは十分に対応できると思うし、ダービーでは弟が勝ってくれると思います」とM・デムーロが言えば、師も「きょうの位置取りでも折り合いがついたし、距離は延びても大丈夫」と手応え十分。2歳王者は3歳王者の肩書も手に入れようとしている。」  ーースポニチよりーー

 隣でレースを観ていたおっさんが、「強っえー!強っえー!強っえー!」と3回言った。超ハイペースを難なく直線抜け出して圧勝した。しかも、レコードタイムである。ケチの付けようがない強さだ。ほぼダービーもロゴタイプで決まりである。「2着 エピファネイア(福永騎手)「スタンド前まではいい感じでしたが、他馬に寄せて行ったらハミを噛んでしまいました。2コーナー過ぎに落ち着いてくれましたが、その分の差が勝ち馬との差として出てしまいました。今日は少し気難しい面を出されてしまいました。すみません」3着 コディーノ(横山典騎手)「今日は風も強くて、悪い条件が重なってしまってテンションが高かった。スタートして外からぶつけられてハミを噛んでしまいました。それでも3着だし、よく頑張っていると思います。精神的な部分は慣れてもらうしかないと思いますが、2000mも2400mも問題ないと思います」

 と、まあ2着3着馬が途中かかって力を出し切れなかったとはいえ、これも競馬。だってぶつかったロゴタイプは、かかっていないのだから…。不思議な事に先週の桜花賞と1・2着の買い目が同じだった。4枠7番と7枠14番。桜花賞の日が、1の日で、皐月賞の日が、8の日なのに…。でもちゃんと、つじつまは合っている。それは桜花賞は、1・2着が1の日に確答していて、皐月賞は、1・3着が8の日に確答しているからだ。

 そしてそのアルゴリズムの話である。中山10Rで、コディーノに乗る横山典弘(1番人気)が来なくて、皐月賞は3着だなと思った。案の定その通りになった。阪神10Rは、エチゴイチエから行ってゲット。福島最終12Rは、確信的に、ミヤコマンハッタン、ヤヤラーラの1点でゲット。阪神12Rは、ノボリドリームから2点でゲット。そして、中山最終12Rは、失敗した。ルナから行って、よせばいいのに親子馬券と横山典弘・和生の1点で外した。ルナから行けば、2着に来たエスピナアスールも3着に来た、フジマサエンペラーも買えたのに、予想の甘さが出てしまった。

 これだけ買う条件(これは伏せておく)が揃っていた万馬券はなかったのに、詰めが甘い!!!反省しながら帰ってきた。基本は、ワイド馬券。時に馬連や三連複、三連単も買う。このレースは、全て買えた馬券だった。理屈が解っていても、実際買えていないのだからどうしようもないのだが…。まっ来週って事。

 闘牛は、セビージャが始まっているが、ドミンゴ・デ・レスレクシオンでフリがプエルタ・デル・プリンシペをしてから以降は、出ていない。マンサナレスのウニコも耳2枚しか出なかった。しかも6頭目というのだから、あわや失敗のウニコになりかねない闘牛だったようだ。そして、今日(スペイン時間で言えば昨日)ベントゥラがソリタリオで耳4枚取ってプエルタ・デル・プリンシペした。そういえば、コルドバのカルテルが発表になっているが、まだ載せていない。ちょっと個人的に忙しいからだ。今週載せようと思っている。ニームも発表になったのでそれも載せようと思っている。

 散る花も 咲く花もまた 変わる時 人の心も 揺れ動く時  風吟
 新緑に 映える彩り 取りそろえ 命の限り 咲き乱れよ  風吟
 体調を 考え行う 朝の水 野菜ジュース 朝食の順番  風吟


 4月17日(水) 曇 風強し 19283/2

 今日は社内研修があった。行く前に、眼鏡屋によって、フレームを届けた。作ったレンズが店に届き入れれるからだ。しかし行くのが遅れて今日になった。お願いして19日には出来ようにして貰った。これで、京都では使えることになる。体が疲れている。早く寝たい気分。

 『そうだ、京都へ行こう』を実行しようと思えば、いろいろ準備が必要だ。それを大分はしょっても、行こうと思ったのは、期間限定という枠組みがあるからだ。少ない時間で出来るだけ準備して、行こうと思う。ついでに競馬までやろうというのだから贅沢だ。


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