−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行と東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行の滞在日記です。
3月1日(金) 曇 5643
月が変わり弥生である。そう弥生賞は、枠順が発表されたら買い目が判るだろう。コディーノから、1点ないし2点で取れるはずだ。そうでなければ、コディーノのクラシックは、ないだろう。弱いと言うことだろう。
ホセ・トマスのアポデラードは、ホアキン・ラモスになるのだろうか?ホアキン・ラモスは、元ホセリート、そして、元ホセ・トマスのモソ・デ・エスパーダである。そうエンリケ・マルティン・アランスの処で偉大な闘牛士の剣を管理して来た人だ。
3月3日(日) 晴/曇 30195/2
注目の弥生賞は、東西の2強が敗れる大波乱。1番人気のエピファネイアは、主戦の福永祐一が騎乗停止で、ビュイック騎手に乗り替わり。初めての長距離輸送が、気性の幼さをモロに出した格好になり、直線坂上でパッタリ止まってしまった格好で、僅差の4着。2番人気のコディーノは、軽い調教がやはり災いした様で、伸びているがこちらも僅差の3着。藤沢和雄調教師、横山典弘騎手は、ショックかと思いきや…。
「ステップとしてはいい滑り出しだと思います。前回は折り合い面で気になるところがありましたが、それも解消されて、落ち着いて、操縦しやすくなりました。距離はもっと長くてもいいです。このまま本番も行って欲しいですし、そのさらに先も楽しみです」(横山典弘)というコメントを出している。一方、エピファネイアのビュイック騎手は、「道中は掛かり通しでした。馬の後ろに入れれば何とかなるだろうと思い、入れたらかなり引っ張る形になりました。その中で、直線でスパッと脚を使って力を使い果たしてしまいました。この馬は、一瞬で繰り出すパワーがかなりすごいものがあります。それだけに、掛からず上手に上手に乗って、最後弾けさせるのが一番いいのですが、それが出来ませんでした。今日は馬が掛かって修正出来なかったのが敗因です。次は巻き返したいです」というコメント。福永に乗り替わる本番の巻き返しは出来るのか?こっちは疑問が残る。
勝ったのは、6番人気のカミノタサハラ。内田博幸騎手は、「力があることは分かっていたので、どうやって仕掛けるかのタイミングでした。坂を歯を食いしばって駆け上がってくれました。長い距離は合っています。馬はまだ幼いですが、幼い中でこれだけやれるということはさらに良くなると思います。この強いメンバーの中で勝てたのは力があるからこそで、GIでもいい形で成長すれば十分チャンスがあります」
国枝栄調教師は、「スタート良く、ゴール前もきれいに差してくれました。パドックでやや気持ちが昂ぶっていたようでしたが、スタートしたら折り合ってくれて良かったです。馬はまだ良くなるので、慌てずゆっくりと成長のジャマをしないようにしたいと思います。競馬を覚えてきて、馬がピリッとしてきました。お坊ちゃんというか、のんびり屋なので、これ以上厳しくしないようにケアしたいです。とりあえず厩舎に置いたままにして、今後はこれから考えたいと思います」
2着は、10番人気のミヤジタイガ。和田竜二騎手は、「舌を縛ったことで変わってくれました。レースでもいい感じでした。もうちょっとでしたね。中山コースも合いますし、力はあると思います」。
昨日の、チューリップ賞は、クロフネサプライズが、逃げて完勝。2歳チャンピオンは完敗した。牝馬も牡馬も今年は混戦のクラシックなってきたようだ。それにしても、2強が揃って負けるなんていうトライアルが今まであっただろうか?ちょっと記憶にない。それだけ、競馬は難しいということなのだろう。
リーガは、レアル・マドリードがバルセロナに勝ち、プレミアでは、香川がハット・トリックの大活躍。Jリーグも開幕してこれからサッカーから目が離せなくなるのだろうか?多分、競馬の方が忙しいと思う。
3月4日(月) 曇 9128
昨日中山競馬場へ行った。レース前に到着して、指定券売り場に並ぶ。そして席に着く。初めのレースはやらないでその日の傾向を見ていた。そうしたら、近くに座っている太った男が席に座ると寝だした。あー疲れているんだ。と、はじめはおもっていたが、いつになっても起きない。ずっと寝たままだった。いびきまでかいて席に座ったままずっと寝ていた。何しに来たんだろう?
世の中には、変わった人がいるもんで、競馬場へ来て馬券も買わずにこうやってずっと寝ている人がいるのを始めて知った。これは、驚きである。韓国では、ギャンブル依存症が深刻で、パチンコが禁止されて、わざわざ日本に、パチンコをやりに旅行に来る人がいるのだという。競馬も外す人が殆どで、そういう人たちがオッズを決めている。オッズを気にせず馬券を買えるようになると、馬券が当たる。
処で、いびきをかいて寝ていた男。何しに競馬場へ来ていたのだろう?おそらくそれは、寝るためだろう。横になって寝るより、椅子に座って寝た方がよく寝れるのだ。あの体型から、睡眠時無呼吸症候群の人ではないかと思ったからだ。座っていた方が気道が確保され、呼吸がスムーズなのだろうと思う。
3月5日(火) 31250
心臓の手術で入院していたTさんが仕事に復帰。やはり体に悪いからと禁煙の薬を処方されそれを退院後に飲んでいたら、前立腺が腫れ尿も便も出なくなる症状になり、救急車で病院へ行ったのだという。禁煙の薬の副作用には、今までこういう事例がなく、今調査している処だという。それで復帰が遅れたと言っていた。人間の体は不思議だ。その人の個体差というのが、どれだけの違いをもたらすのかは、現代医学でも判らない事のようなのだ。
オリベンサで骨折からフリが復帰し、カステジョンのフェリアもバレンシアも開幕した。マドリードのラス・ベンタス闘牛場の開幕から4月までのカルテが発表になった。そして、近くホセ・トマスがスペインでのシーズンについてコメントを発表するようだ。ほんと?
3月6日(水) 晴 12543
マドリードの興行主タウロデルタのマヌエル・マルティネス・エリセが、インタビューに応えて、今年のサン・イシドロや今後の事を語ったが、その中で、サン・イシドロにホセ・トマスとエンリケ・ポンセを呼ぶという風に言っていた。マドリードはホセ・トマスに扉を開いていると言っているが、去年だって出場しなかった。タウロデルタは去年から新しくなって、バルセロナの興行主をやっていたマティージャやニームのシモン・カサスが加わっているがそれでも結果が出ていない。
マティージャやシモン・カサスとは、ホセ・トマスは良好な関係で、これまでにも何度も彼らが興行主をやっている闘牛場へ出場している。エリセ側からしても、この2つのグループをタウロデルタに入れれば、ホセ・トマスが出場するだろうというような思惑があるはずである。そして、このインタビューである。本当に今年ホセ・トマスがサン・イシドロに出場するのかどうかは、アポデラードの問題も絡んで、複雑化しながら揺り動いて行くのだろうと思う。
3月7日(木) 曇 12345
腰が重い状態にが続いたので、スパで岩盤浴をしてきた。全身の筋肉が緩むのを感じた。腰は少し改善した。今月はスパ通いを続ける。データ取りは続けなければならない。読まなければならない本もあるし、相変わらずやることが多く、時間がない状態だ。アルゴリズムは完成しているが、完全なモノになっていない状態なので、それをモノにしたい。今月中に何とかしたいと思っている。
3月8日(金) 晴 30101
『エル・ムンド』紙に、ホセ・トマスとアグアスカリエンテスの会談が決裂したという記事が載ったという。理由は、60万ユーロの出場料をホセ・トマス側が要求し、それに応えられないとアグアスカリエンテスが断ったというもの。60万ユーロといったら、1ユーロ=125円の計算で、7500万円。マドリードのラス・ベンタス闘牛場でも、45万ユーロしか出場料を出したことがないので、破格の出場料といえるだろう。アポデラードのサルバドール・ボクスが悪いのか、ホセ・トマスが出たくないから、そうやってごねたのか判らない。いずれにしろこれで、アポデラードのサルバドール・ボクスとは、4月27日を待たずに、新しいアポデラードが付くという事なのか?
そういう風になれば、風雲急を告げ一気に、サン・イシドロ出場まで決まる可能性もある。まあ、一般的には、正式に発表してそれからと言うことになるだろうから、7月か8月の出場へむけての布石なのかも知れないが…。
3月10日(日) 晴のち曇 15123/2
最近土日は疲れる。肉体的にも精神的にもである。今週の反省を来週に生かすために、戦略を立てようと思う。来週からは、今までと違った組み立て方をやってみようと思う。途中で夕飯を食べる。目茶苦茶腹が減っていたので、腹がおかしい。家に帰ってきてラジオでWBCを聞いている。2回を終わって6−0と3本のホームランで大量リードしている。これでおそらく、アメリカ行きが今日決まるだろう。
3月11日(月) 晴 8632
あれから2年が経った。生きる希望もないような状態から、少しずつ立ち直ってきているように思うが、心が混乱した状態が続いている人もいるのだと思う。自分は何が出来るのか、考えて行動することが、一人一人に出来る心構えだと思う。悲しみは時がいやしてくれる部分は大きいが、家族や友人がいなくなったという喪失感は、なかなかいやせるモノではない。それを何かで埋める作業が必要だ。そのことを一生かけて探さなければならないのだろうと思う。
3月12日(火) 晴 30321
第2ラウンドで、オランダがキューバに勝ち、再びオランダと今日対戦になった。いわゆる順位決定戦。あまり意味がない試合だ。アメリカでやっているC・Dグループから、何処が勝ち上がってくるか判らない。サッカーと違って、どっちとやりたいからなどど考慮する必要がないのだ。やれば勝てるだろうけど、この際、この前打たれた巨人の投手を先発させれば良いのではないだろうか。その程度の興味だ。
大震災から2年。希望の持てる世の中になって欲しいし、希望を持って生きていける個々人が一杯いて欲しい。政権が替わり、アベノミクスによって円高になり、株価も連日、大震災後の最高値を更新している。殆ど意味もなく上がる、気分相場が続いている。バブルといってもおかしくない状態である。安部首相は政権交代後、やることなすこと上手く行っている。選挙で勝って政権につくとこうも違うのかと、思ってしまう。
今日の株価は開始早々は高値で動いたが、前日より値を下げて取引を終えた。ユーロも上がったので、スペインに行く人は大変だ。サン・イシドロのカルテルは、未だ発表になっていないが、概要の情報が流れている。日付がハッキリしないが、あまり乗り気がしない。
3月13日(水) 晴。夜になり雨 強風が吹き荒れた 15121
昼、強風の中スパに向かった。目の前に砂埃が立ち込め息が出来ないような状態で、目をつぶる。口の中は砂塵で舞い上がった砂でザラザラする。前に進めず、立ち止まったりして、行くのを止めようかと思ったほどだった。とても歩きタバコをする気になれない状態だった。風呂に入り体を洗い、岩盤浴。そして1時間半ほど仮眠した。そして、喉の渇きと空腹を感じ、食堂へ行った。
今日のお勧めのブリのカマ塩焼きを食べた。油もあって、美味しく食べれたが、塩分を押さえているので、醤油は出来るだけ使わずに、みそ汁とお新香の味を頼りに食べ進めた。本当ならたっぷりの大根おろしに醤油を垂らしたモノを口にほおばり、味が口の中に広がるのを楽しんで食べたいが、そうも行かない。それでも、満足だった。それから、また岩盤浴とウトウトを繰り返し風呂に入って体を洗いスパを出た。
その頃には、大分風が弱まっていた。スーパーへ行き買い物をして、家に戻った。
3月14日(木) 雨のち曇 12012
今日もなんだかんだといって風が強かった。朝のうちは雨が降っていたが8時過ぎには上がった。そして、横浜で待ち合わせてみんなと楽しんだ。電車の中では眠くなっても、なんで楽しいと眠くならないんだろう。疲れたが、明日への活力を貰ったような感じだ。不安はあるが、大分見えてきた感じがする。大きなモノより、小さくてもコツコツそれを重ねることが大事だ。
3月15日(金) 晴 8951
昨日はやっぱり疲れていたんだろう、酒を飲み出したら直ぐに眠くなった。床に就いたら寝ていた。今日は仕事で、明日の準備も忙しい。大地は、めっきり春の気配が漂っている。木々はつぼみがふくらみ、中には花を咲かせているモノもある。人の気分も花粉症の人以外は明るい。春の訪れは、人を華やかな気持ちにさせ、ウキウキする。動物たちも動き出す。植物と動物が春を謳歌すると、人の気持ちも、前進しようという気持ちが強くなる。希望が湧くのだ。
春よ来い。大地も人もその準備は出来た。迎え入れる為の用意は出来たのだ。
3月17日(日) 晴 30192/2
昨日東京では桜の開花宣言が出された。中山のメイン、フラワー・カップはその通り、サクラプレジールが勝って桜花賞へ名乗りを上げた。鞍上の横山典弘は、本番でもチャンスがあると意欲を見せた。
今日は中山に行かずに、WINSで競馬をした。中山10R。もしこれで、C・デムーロが来なければ、メインレースのスプリング・ステークスは、C・デムーロが乗る1番人気のロゴタイプの軸をやめるつもりだった。レースは、スタートを決めたC・デムーロが好位からレースを進めて直線抜け出し鮮やかに勝った。2着は、1番人気の戸崎が来て馬券も取った。これで、腹は決まった。
スプリング・ステークスは、C・デムーロのロゴタイプからきさらぎ賞を勝った和田のタマモベストプレイ、太宰のテイエムダイパワー、吉田豊のヘルデンテノールの3点。結果は、ロゴタイプの完勝!全く危なげなく勝ち上がった。これで本番の皐月賞の、1番人気は間違いないだろう。そして、今日の最後のレースは、中京、阪神の後の中山12R。今から思えば、これが今日の勝負レースだった。
昨日の段階で本命は明確だった。北村が乗るヘアーオブザドッグ。これから何に流すかということ。予想段階では、もう一つの軸に考えていた、横山典弘が乗るウッドシップと田中勝春が乗るピグマリオン、田辺の乗るワンモアジョー、松岡のグレン。これを買った。トイレに行き、そうだ!C・デムーロも買おうとアルベルディも買い足した。レースは、終始好位を進んだ典ちゃんのウッドシップが直線で抜け出し、それを向正面では最後方で、ダートなのに本当に来るのかよ!と思っていた俺の本命ヘアーオブザドッグが直線に入り猛然と追い込んできて2着を確保。後続もどっと押し寄せてドルモン、アルベルティ、ピグマリオンが迫った処がゴールだった。
1着がウッドシップ、2着ヘアーオブザドッグで掲示板が点滅して3着以下は写真判定になった。長かった。そして、3着がアルベルティとピグマリオンの同着と発表された。ちょっとガッカリした。馬券は3通り当たっているが、ワイドだとこの場合通常の3通りから5通りに増えるので配当が約半分になるからだ。配当的には出来ればC・デムーロが単独の3着に来ていれば良かった。何故ならこれだけで配当が21倍以上になったからだ。
競馬アルゴリズムは完成している。後は、俺自身のメンタルの問題だ。気持ちをしっかとした状態にして勝負すれば負けることはないはずだ。10Rの本命の戸崎は良いとして、12Rの本命を何故北村の馬にしたかが、このアルゴリズムの完成を意味している。ここが問題だ。これが解けた事が大きい。この理由こそ大事なことだ。結果的には、馬連を買っていれば配当はもっと付いているので、もっと換金が増えたが、それはそれとして、ワイドでコツコツコツコツと増やしていくのが、このアルゴリズムの本道である。今日はその通りやることが出来た。
3月18日(月) 晴のち曇 風強い 8765
朝ゆっくりしすぎて、歯医者に行く時間に少し遅れた。予定より1時間ほどかかり、終わったのは13時過ぎ。それから今日初めての食事をした。それから喫茶店に行ってコーヒーとホットケーキを注文して、買ってきた『競馬ブック』に印を付けた。帰りに本屋に寄り、『古事記 神々と神社の物語』日本歴史探検の会を買ってきた。
昨日は、電車内で前に座っている女の子がA6くらいのノートに細かい字を書いているのを観てビックリした。1cmくらいの間に3行書いている。それが1ページにビッシリと書き詰めているのには驚いた。こういう事が出来るのは女しかいないと妙に感心した。車中は、『古事記』を読みながら帰ってきた。
思い立った様に、旅行会社に電話。マドリード行きの航空券の状況を訊いた。帰りの便が少ないのを知る。しかし、サン・イシドロが確定していないため予約は出来ない。でも、状況だけでも訊けたことは今後に役立つ。それから、出雲行きの航空券を予約しようとネットしていたら、JALカードを持っていなかったので予約できず、電話した。そこで予約をしてそれから、ネットでカードで支払い手続きをした。俺もマイレージが欲しいと思った。
3月20日(火) 曇 22321/2
昨日は、汗の出るような暖かい日だった。講習があって出掛け、16時半頃終わり、歩いて直ぐのスカイツリーに、一緒に行ったAと行ってみた。平日の夕方なのに、凄い混みようで、展望用のエレベーターには長蛇の列。春休みだから、生徒や学生がいるのだろうが、まあ凄い人だった。一応、整理券を貰ったが、19時から19時半のモノで、2時間半後の整理券というのだけで、めげてしまう。
腹も減ったので、何処か入ろうと探したら、カレー屋があったので、そこに入った。2種類のカレーが食べれて880円は高くない。エチオピア・チキンカレーが美味しかった。ラッシーのハーフサイズがあったのでそれを食後に飲んだ。次来たときはドリア風カレーが食べたいと思った。それからタバコを吸いに橋を渡り歩きタバコ。良い飲み屋を見つけたのでそこに向かって歩いた。後、50mというところで電話がかかり、今から来るようにとの事。えっ。取り合えず店まで行ったが、休みだった。
それから電車を乗り継ぎ、向かった。折角良い感じだったのになぁ…。処で、マドリード、ラス・ベンタス闘牛場に、オリンピック委員たちがやって来て、2020年のマドリードが招致のために活動が行われた。闘牛場に屋根を着けて、バスケット・ボール会場にするという。器は、2万4千人はいる。アレナ部分にも人を入れればもっと収容できる会場になる。凄い盛り上がりだろうが、止めて欲しいのだ。
その後、サンティアゴ・ベルナベウでは、怪我で欠場している、スペイン代表GKのイケル・カシージャスが、委員一人一人にPKを受け、名前入りのユニホームを渡すサービスまでやった。
春の風 大地が待ってた 芽もふき出 風吟
枯れ草の 横には緑が 顔を出す 風吟
3月22日(金) 曇 15093/2
去年の12月ISOさん、MEGUさんと3人で、日本料理店で食事したが、非常に美味しかった事を書いたが、そこのネット上に載っている記事などを読んで、思い出していたら急に涙ぐんでしまった。行きたいなぁ、食べたいなぁという思いがどっと湧き出してきたからだ。行くならこの3人でまた行きたい。日本料理の奥深さを感じられた処だ。
ネットでの部屋探しをしていたら、時間がなくなって昨日は日記が書けなかった。今日から3日間は、また、集中する時間だ。そういう時なのに昨日は2度ヒューズが飛んだ。はじめは原因が分かっているが、2度目は原因不明。ウンザリするような時間を過ごした。
3月25日(月) 曇のち雨 36123/3
朝新聞を読んでいたら、4月13日から、京都市内のお寺などで、『第1回京都グラフィー』が開催されるという記事があった。高台寺・圓徳院、二条城二の丸御殿台所、京都文化博物館別館などで、「京都が最も美しい春の時期に、寺社や町家など京都ならではのロケーションを舞台に、世界各国から選び抜かれた写真で街全体が満たされる24日間。京都グラフィーは、文化都市京都と写真芸術の融合を図ると同時に、京都の伝統工芸とのコラボレーションにより写真芸術が生活により深く浸透することを目指します。そして毎年、京都から世界に向けてクオリティーの高いプログラムを発表して行きます。
」 ーー『第1回京都グラフィー』HPよりーー
例えば、シルクなどひ焼き付けた写真を、襖や掛け軸にして展示するという。企画したのは、京都に魅せられたフランス人女性写真家ルシール・レイボーズ。京都に住んで2年でこういう事が出来るのにまず驚いた。観たいなぁと思って、早速検索してホテル探し。予約を入れた。実際行けるかどうかは判らないが…。先日、Nさんから朝にメールが来て、苔寺に写経に行くと書いてあった。9月にはスペインへ行くそうで、京都に来る予定を訊かれたので、5月に出雲に行くのでありません。と、返事を出したが、こういう記事を読むととたんに、京都へ行きたくなる。
病気である。特に観たいのは、高台寺塔頭・圓徳院で行われる、細江英公の写真である。暗黒舞踏の土方巽を撮ったモノや、三島由紀夫の、『薔薇刑』などの写真がお寺の襖や掛け軸で飾られるという。その空間に行って、それを感じたいと思ったのだ。それと、虎屋京都ギャラリーで行われるクリスチャン・ポラック・コレクション。幕末の頃の日本が写っているという。
3月26日(火) 晴 5454
人は文化なしには生きていけない。文化の中で、生きている。だからこそ、大震災後の被災地に、色々な形で人が行って文化的な活動や支援を行ってきている。直後の炊き出しにしても、世界各地の料理が振る舞われた。それを食べ、ただ美味しいと思うのも良いだろうが、子供たちの胸には、何かが刻まれているはずだ。それが、大人になる過程で、色んな形で脹らみ自分の夢に繋がって行くことだろうと思う。
人生は厳しいが、それを乗り越えるための、人の温かさや、ぬくもりが必要だ。親兄弟、子供さえも亡くして大人でさえ、くじけて生きる気力が失せるような災害。その中で、大きな夢を、いや小さな夢を大事に育てて欲しい。
3月27日(水) 雨/曇 20987
一度春用の薄手のジャンパーに替えたら、翌日から寒くなって、今は、薄いダウンジャケットを着ている。満開の桜は散り始めている。花冷えの東京。去年の4月に桜を観に京都へ行って、円山公園の有名な垂れ桜を夜に観ていた。ISOさんに、「満開の桜の木の下には、女の死体がある」といったら、「またぁ」といわれた。坂口安吾の小説『桜の森の満開の下』の話である。背負っている女が満開の桜の森を通ると、老婆になる。老婆=鬼である。
そういう安吾の世界が、満開の桜を観るといつも思い出す。日本人と桜は、大和朝廷時代の『万葉集』には、あまり出てこない。何故なら、それは中国の影響で、梅の花の方が美しいと言われていたからだが、『古今集』の辺りになると、花と言えば桜が代名詞のようになってくる。江戸時代の吉原には、時期になると植木屋がやって来て、木を植え替えた。春は桜。秋には、紅葉した木を植えて、人を呼んだようだ。
吉原は、その時代そうやって栄えたようだ。エンターテイメントに集客を考え、金を使い、演出した。勿論中心は、花魁であり、身売りして男を相手にした女たちである。喜怒哀楽が渦巻く世界。人生の断片、社会のはけ口がここにあった。善も悪も混ざり合った世界。それが落語の廓モノになって庶民を引きつけた。
サン・イシドロのカルテルが決まった。そして、スペイン行きの飛行機の切符を手配した。これで、5月は忙しくなる。
3月28日(木) 曇 11987
花冷えの中で、ツツジが赤紫のつぼみを膨らませている。桜が散る頃には、花を咲かせるだろう。これが過ぎれば、あれ。あれが過ぎれば、それという具合に花を咲かせる季節がやって来た。春である。土の中からは蛙も出て来て活動を始めている。花と同じように、女たちの服装も華やかになってきた。この前、スカイツリーに行ったときにも思ったが、女たちが集まるところに人が集まる。
ある闘牛士は、女が闘牛場へ来なくなったら、闘牛を辞めると、言ったそうだ。ところで最新情報に載せたが、ホセ・トマスがフェルミン・ボオルケスの牧場で怪我をした。状態は解らないが、コルナーダでない怪我で、骨折または、脱臼の可能性があるという。
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