断腸亭日常日記 2023年 2月−8月

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


 2月16日(木) 晴 21908/2

 昨日は風が強く、寒く感じた。今日は気温が低かった。東京は朝、零下の気温だった。最近朝食は、グリーンカレーだ。スーパーで売っている物で、鶏肉やズッキーニや赤や黄色のピーマン、シメジなどが入っている物。鶏肉の部位は、1羽から50gくらいしか取れない柔らかい肉。これがあると、毎日でも食べたくなる。前菜は、豆腐入りサラダか何かの炒め物。それに味噌汁があれば満足だ。トルコ大地震の死者数が、4万2千人を超えた。シリアの反政府勢力の地域の被害状況は、不明のようだ。特にここの人道支援が、大変そうだ。

 北斎が93回引っ越しをしたという記録などは、飯島虚心の著書が基になっているようだ。明治期に書かれた本だが、輸出された浮世絵が外国で評判になったので、日本でそういう物を記録するために、新聞雑誌などに書いた物を本としてまとめたようだ。当時の戯作者などが記録したものも資料になっているようだ。式亭三馬、大田南畝や版元に語ったなどの記述がある。北斎とシーポルトの記載などもある。

 東京ではここ3日、810、2232、1868人で、昨日までの累計で、430万1937人。合計7852人の死亡になった。全国は昨日の時点で、28772人増えた。うち4都県で、約18%の5172人増え、合計3301万9616人の感染者、合計7万1136人の死者。今日東京では、1454人の感染者が確認された。


 2月20日(月) 晴 15628/4

 今日バイデン大統領が電撃的にウクライナの首都キーウを訪問しゼレンスキー大統領を会談した。戦争が始まって1年。ウクライナに対して、今後も軍事支援を継続し続けることを約束して、結束を確かめた模様だ。プーチンはソ連時代のように、ウクライナを自国だと勘違いしている。何でもゆうことに従わせようとしている。たとえどんな犠牲を払っても。ウクライナは自国の独立のために、また西側諸国の防衛線であることを強調しつつ、自由のためにどんな犠牲を払っても良いと思っている。それぞれの正義が、戦争という形になっている。多くの死者が出て、傷病者が出ている。そして精神的におかしくなる人を多いようだ。子供たちが1番大きい影響を受ける。

 天才・福永洋一の息子、福永祐一が昨日東京競馬場で日本最後のレースに乗った。デビューからずっと観て来た。武豊、横山典弘といった2世騎手が脚光を浴びていたが、祐一も活躍した。勝ち鞍などははるかに父親を上回る。2月までは騎手免許があるので、来週サウジアラビアでの騎乗が最後になる。落馬事故で、半身不随になった父洋一のリハビリの姿を観て育ち騎手になった。父親の放蕩で、母親が失踪。高知競馬の騎手に嫁いだ姉に育てられ、厩舎の手伝いをして騎手を目指す。長兄が京都競馬場で働いていたので、頼って京都で騎手試験の準備をした。食うために命懸けの騎手という職業を選んだ。厩舎制度が根強い時代に、年間最高勝率、最高連対率、最高複勝率などの記録は燦然と輝いている。これが天才といわれる由縁である。祐一は騎手から調教師へ転身する。おそらく母親が1番喜んでいるのかもしれない。

 東京ではここ4日、1858、1454、1272、1146人で、昨日までの累計で、430万6801人。合計7893人の死亡になった。全国は昨日の時点で、7020人増えた。うち4都県で、約19%の2710人増え、合計3309万932人の感染者、合計7万1737人の死者。今日東京では、992人の感染者が確認された。


 2月22日(水) 晴 12434/2

 プーチンは、西側諸国が始めた戦争といっている。正気じゃないが、戦争を正当化するのも、いつの時代でも権力者がいってきた。中国の外交の責任者が、モスクワに行って、ロシアの外相などを会ってプーチンとも会談した。習近平の訪露を求めたようだ。中露外交は岩のように固いといっていた。ロシアが孤立する中で、中国とロシアの関係強化は、きな臭い。戦争以降、ロシア原油などの輸入が増えているは、中国・インド・トルコ。ヨーロッパやアメリカ日本は、激減した。経済制裁を続けているが、この三国がロシアの経済を支えているかっこうになっている。また旧ソ連の国を経由して、半導体などをロシアが輸入しているようだ。この戦争は、世界を変えるだろう。そして、長く続くだろう。

 WBC日本代表のキャンプが始まって、メジャーのダルビッシュ有が早々に加わり色んなことを投手陣に教え合っている。いわゆるダルビッシュ塾。スライダーの握りを教えたり、回転軸の重要性を話したりといろいろだが、練習に取り組む準備や姿勢が他の投手へ影響を与えている。超一流を観て、一流選手が学ぼうとしている。非常に良い雰囲気でキャンプが進んでいる。大谷、鈴木、吉田、ヌートバーは、メジャーのキャンプに参加しているので3月に合流する。

 東京ではここ3日、1146、992、510人で、昨日までの累計で、430万8762人。合計7914の死亡になった。全国は昨日の時点で、19202人増えた。うち4都県で、約20%の3386人増え、合計3311万7362人の感染者、合計7万1809人の死者。今日東京では、1195人の感染者が確認された。


 2月24日(金) 晴/雨 12276/2

 昨日は中島みゆきの誕生日のため、国民の祝日だった。というは嘘で、天皇誕生日だった。ウクライナ戦争が始まって1年が経つ。多くの血を流し、多くの命が亡くなった。そして、多くの人たちが傷ついた。精神を病んでいる人たちも多いようだ。氷点下の中で、暖房も電気もない生活はつらい。今の自分の生活が、いかに幸せなのかを感ぜずにはおれない。今しか出来なことをやらなければと思う。昭和20年の東京で、山田風太郎が焼夷弾が落ちる灯火管制の中で、本を読んでいた。そういう状況でも、本を読みたいと思う気持ちはどういうものだったのだろう。とても及ぶものではないが、やらなければならないことがある。

 WBC日本代表のキャンプは順調で、良い雰囲気で調整が進んでいる。明日からは練習試合が始まり、テレビ中継される。メジャーリーグのキャンプも順調だ。千賀や鈴木、吉田も素晴らしい状態で、藤浪までも順調のようだ。大谷翔平は、非常に良い状態で投打とも順調に過ごしている。怪我無くやって欲しい。

 東京ではここ3日、510、1195、1072人で、昨日までの累計で、431万1029人。合計7941の死亡になった。全国は昨日の時点で、15193人増えた。うち4都県で、約19%の2846人増え、合計3315万1209人の感染者、合計7万2051人の死者。今日東京では、427人の感染者が確認された。


 2月28日(火) 23985/4

 土日だったか、風が強く吹いたりして寒かったが、昨日今日は暖かい。明日は20度を超える暖かさになるという。WBC日本代表は、土日ソフトバンクと2試合を行い、佐々木朗希などの活躍で連勝した。だが鈴木誠也が左わき腹痛で、代表辞退が発表された。大谷、吉田、ヌートバーは、予定通り出場する見込みだ。吉田はレッドソックスの4番を打つかもしれないという。好調だ。大谷は2試合連読DH先発しヒットを打っている。明日は、アスレチックの藤波との投げ合いになる。

 週末サウジアラビアで行われた国際レースに出場した日本勢は、メインのサウジアラビア・カップをパンサラッサが逃げ切って、初優勝を飾った。1着賞金1000万米ドル(約13億5000万円)を手にした。騎乗した吉田豊は、このレースだけで、賞金の10%(サウジアラビアでは10%で、日本では5%)1億500万円を手にした。3月13日になれば、マスク着用推奨せずという見解を政府が提示した。しかし花粉症の人たちはマスクを着用するだろう。またコロナに不安を感じている人や、1部ではマスク慣れしてメイクなどしてこなかったり、マスク顔で出会った人と素顔で会うのが嫌だと考える人までいるようだ。

 東京ではここ3日、1182、810、370人で、昨日までの累計で、431万3818人。合計7970の死亡になった。全国は昨日の時点で、5330人増えた。うち4都県で、約20%の1099人増え、合計3319万296人の感染者、合計7万2320人の死者。今日東京では、1181人の感染者が確認された。


 3月1日(水) 晴/曇 7331

 今日も暖かかったが、20度まではいかなかったようだ。ペリー黒船来航によって、幕末の動乱とそれによる瓦解によって明治になった。しかし重要な日本史の開国問題は、寛政4年ロシア船エカテリーナ号に乗ったラクスマンが蝦夷地・根室に到着したことに始まる。対応したのは老中・松平定信。長崎以外では国書は受け取らない。長崎入港を交付する。それから11年後の文化元年ラクスマンに出した入港許可証をもって、レザノフが長崎に来航した。目付・遠山金四郎景晋が対応することになる。桜吹雪で有名な遠山の金さんの父親である。唐山(中国)・朝鮮・琉球・紅毛(オランダ)以外の国と通信・通商の関係をもたないことが、「朝廷歴世の法」と拒否する。レザノフは、長崎に半年間待たされた上に拒否されたことに怒り、文化三年レザノフの部下が樺太の松前藩居留地を襲撃する。択捉島や蝦夷地を襲撃する露冦事件が起きる。ロシアは武力で、開国を迫った。圧倒的な武力の前に、非力だった。もう老中から失脚していた松平定信が、3つの意見書を提出している。文化八年には、ゴローニン事件が起きる。いずれ起こるであろう開国問題は、ここから始まった。黒船来航よりも、実は黒船来航より50年ほど前に起きた、露冦事件の幕府の対応が日本史的に重要な出来事だったという歴史かもいる。

 メジャーのオープン戦で、大谷と藤波が先発した。大谷は3回1/3を投げ無安打2四球2奪三振無失点。藤浪は2回を投げ、1安打3四球無失点だった。大谷はスライダーが切れ、藤浪は、落差の大きいフォークが決まった。大谷は、チャーター機で日本に向かった。ダルビッシュが契約したのは大きいといっていたマチャードが、パドレスと11年契約を結んだ。パドレスは、投手の核になるダルビッシュや、打線ではマチャード、タティスジュニア、ソトなど長期的に優勝を狙える戦力がある。大谷獲得を望むパドレスにとっては、素晴らしい戦力を保有している。

 東京ではここ3日、810、370、1181人で、昨日までの累計で、431万4999人。合計7975の死亡になった。全国は昨日の時点で、14524人増えた。うち4都県で、約21%の2994人増え、合計3320万5088人の感染者、合計7万2387人の死者。今日東京では、1028人の感染者が確認された。


 3月3日(金) 晴 9447/2

 ひな祭りの今日は、寒かった。大谷とヌートバーは、WBC侍ジャパンに合流した。吉田も帰国して明日にも合流するようだ。どうしても大谷が合流すると、その情報ばかりになる。今日の強化試合は、山田、山川が快音を響かすことが出来ないまま、2−7と完敗した。松井はまた中継ぎ失敗した。WBC仕様の球が指にフィットしないままで制球も球威もないまま打ち込まれた。戸郷も同じ感じだった。大谷は、アメリカ大使館を訪問して東京から名古屋への移動した。混乱を避けるために新幹線ではなく、プライベートジェットで飛んだ。にわかファンも含めて、異常なほどの盛り上がりだ。大谷に会いたい、サインをもらいたいとか、雰囲気を体感したいとかいろいろあるだろうけど、大谷には怪我なく出場して欲しい。この狂乱にはついていけない。頼むから、騒ぐのは試合中だけにして欲しい。

 日本将棋連盟A級順位戦(名人挑戦者決定戦)、10人の棋士による総当たり最終戦が行われた。この結果7勝2敗で、藤井聡太五冠と広瀬章人八段並び首位になりプレーオフになった。3月8日に行われる。藤井五冠は、5日挑戦している棋王戦で渡辺明名人に勝てば六冠になる。さらに8日に勝ては、名人への挑戦権を得ることになる。

 東京ではここ3日、1181、1028、952人で、昨日までの累計で、431万6979人。合計7983の死亡になった。全国は昨日の時点で、11506人増えた。うち4都県で、約21%の2380人増え、合計3323万544人の感染者、合計7万2573人の死者。今日東京では、732人の感染者が確認された。


 3月5日(日) 晴/曇 12754/2

 昨日WBC侍ジャパン対中日の試合前の打撃練習で、大谷翔平が観客だけでなく、侍ジャパンの打撃陣、中日打撃陣を驚かせた。バックスクリーン直撃弾に始まり右翼最上段5階席に打ち込んだ。驚きの歓声があがりケージの後の侍ジャパンの強打者が口をあんぐり開けて、中日ベンチでは身を乗り出してスマホを構えたり驚き表情を浮かべていた。推定160メートル弾に、山川は腕組をし、村上は打撃フォームを構えてたりしていた。ダルビッシュも見守っていた。ばってぃん練習だけで、金がとれる。吉村コーチは「次元が違う」 村上は「初めて見たんですけど、すごかったですね。言葉がでないというか。初めて感じたことがありました」 山川は「あんなのもう勝負にならない。バイバイって感じです。はい、かないません」 日本ハムの元同僚の近藤は、「進化している。それが率直な印象です。やっぱり飛ばす力っていうか、すごいですね。やっぱりスター。なかなかプロ野球選手にも影響を与えられる選手って少ない」 ヌートバーは驚きをリアクションで表していた。エンジェルスのチームメイトのウォルシュは、テレビインタビューで、大谷に打撃練習を観ないという。何故なら、自分が傷つくからという。先発登板した佐々木朗希は、大谷と並ぶ最速165キロを出した。「164も165も変わらないです」といい、制球への課題を口にした。今日大阪で、全30選手が合流した。最後の調整が始まっている。

 三苫は絶好調だ。1アシスト1得点。イングランドのメディアは、三苫がボールを持つと歓声があがり、例えとられても拍手が鳴ると驚いている。それだけファンに期待ともたれ好かれている証拠だという。この試合では、MOMに選ばれた。今日の競馬、弥生賞で、1番人気トップナイフ狭い内をこじ開けて来たがまたまた2着。優勝は、タスティエーラだった。棋王戦五番勝負第3局は、AIが終盤99%が先手後手を行ったり来たりする熱戦で174手で渡辺明名人が勝った。藤井聡太は六冠にまったがかかった。それでも2勝1敗で藤井五冠がリードしている。

 東京ではここ3日、952、735、795人で、昨日までの累計で、431万8510人。合計7986の死亡になった。全国は昨日の時点で、10431人増えた。うち4都県で、約21%の2080人増え、合計3326万228人の感染者、合計7万2771人の死者。今日東京では、705人の感染者が確認された。


 3月7日(火) 晴 8258/2

 今日は満月。朝散歩へ出かけた。お寺と神社へ参拝してた。椿がボロッと落ちて地面に沢山落ちている。他の花も咲き出している。春の気配が漂ってきた。池のあるお寺へ行った。最近は暖かいので、池は氷っていない。梅や桜の花びらが浮いている。昨日WBC侍ジャパン強化試合に、初登場した大谷翔平は全員を驚かせた。初打席は三振だったが、第2打席でヌートバーのタイムリーで1点リードの2アウト1・2塁のカウント1−2でフォークを、体勢を崩しながら右腕1本で左膝を付きながらバックスクリーンへ3ランホームランを打った。見送ればボール球。あの球をホームラン出来るの凄い。打撃技術もパワーも超1流。第3打席も2アウト1・2塁フルカウントからまた3ランホームランを打った。今度は、バットの芯を外れた詰まったあたりだが、腕をたたんで左腕で押し込むようにしてセンターへ叩き込んだ。2打席連続3ランホームラン。しかもバットが折れていた。1本目は、解説の古田と松坂が笑っていたが、2本目はあれでホームラン?というように、どん詰まりの当たりをスタンドに入れた大谷の打撃に驚愕していた。

 試合後のインタビューでは、時差ボケで100%の状態ではないといっていた。打撃だけ観ただけで、異次元なのにまた100%じゃないの?と3度目のビックリ。日本発のこのニュースは世界中に発信された。アメリカのメディアは、太陽系最高の選手と表現していた。今日のスポーツ新聞は全て、一面が大谷翔平だった。球場のグッズ売り場には、前日から徹夜の列が出来ている。大谷・ダルビッシュ・ヌートバーのユニホームはなかなか買えないようだ。すでに大谷翔平フィーバーが始まっている。

 東京ではここ3日、795、705、335人で、昨日までの累計で、431万9550人。合計7987の死亡になった。全国は昨日の時点で、4415人増えた。うち4都県で、約21%の942人増え、合計3326万4643人の感染者、合計7万2805人の死者。今日東京では、989人の感染者が確認された。


 3月11日(土) 晴 31738/4

 だいぶ暖かくなった。セーターを脱いで、上着を着ていても歩いていると汗が出てくる。綺麗に咲いていた白蓮は、花が落ちている物も出て来た。地面に落ちた花びらはすぐに茶色に変色する。花びらが開いてくると白蓮はすぐに枯れ始めるようだ。白蓮の見ごろは短い。WBC侍ジャパンは、苦しみながら大谷、ダルビッシュで2連勝。東日本大震災の日に、被災して父親と祖父母を亡くした佐々木朗希が先発した。1回エラーで1失点したが、3回に点入れて逆転している。

 昨日ダルビッシュが、12年ぶりに日本で登板した。3失点したが、逆転で勝ち投手になった。ダルビッシュは登板できて幸せでしたといっていた。メジャーの規定のため今季初登板になったので、細かいところが上手くいかなったようだが、次はもっと良くなるだろう。打線は、ヌートバー、近藤、大谷、吉田が好調だ。村上はまだヒットがないので元気がない。

 「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドB組は9日、東京ドームで開幕した。ソフトバンクの王貞治球団会長(82)が、野球日本代表「侍ジャパン」の初戦となった中国戦を生配信したアマゾンプライムビデオのゲスト解説で出演。開幕戦で“二刀流”で先発登板した大谷翔平について語った。

 大谷が早い段階で今回のWBC出場を明言したことが盛り上がりにつながったという王会長。「やはり彼には二刀流という彼独特のパフォーマンスがありますので、日本のファンの皆さんは普段テレビの前でしか見れないですけど、今日は自分の目で見れるのは本当に幸せなこと。僕も自分の目で確かめたくて来ました」と話した。 大谷とは面識もなく会話もしたことがないという。「日本ハム時代は敵チームでしたし、会って話す機会がなかった。若い時から凄い球を投げてると思ったら。いつの間にかアメリカに行ってしまいました」と語り、「欠点がない。投げる球も打者としても全てが素晴らしい。アメリカの評判が良すぎて。“こんなに評価されていいのか?”と思ってしまう。口の辛いアメリカの人たちがべた褒めですからね」と称賛した。

 その中で「本当のことを言うと、これからの人生は生きにくいだろうなと…」とあまりにも活躍する大谷を心配する言葉もあった。」(スポニチ)

 将棋名人戦決定戦のA級プレーオフで、藤井聡太五冠が広瀬章人八段に勝ち4月5日から始まる名人戦七番勝負進出が決まった。最年少名人や六冠七冠など記録に挑むことになった。

「専門家の考え方では、コロナが「5類」になった後も、自らの感染を防ぐとともに、重症化リスクが高い「高齢者に感染が及ばないような配慮は重要だ」と指摘しています。そのうえで、今後も続けるべき5つの基本的な対策として、▼3密の回避と換気、▼手洗い、▼適度な運動と食事、▼体調に不安や症状がある場合は無理せず自宅で療養か受診すること、▼場面に応じたマスクの着用とせきエチケットの実施をあげています」(TBS)

 東京ではここ3日、926、794、778人で、昨日までの累計で、432万3037人。合計8002の死亡になった。全国は昨日の時点で、9113人増えた。うち4都県で、約22%の1941人増え、合計3330万7409人の感染者、合計7万3156人の死者。今日東京では、805人の感染者が確認された。


 3月14日(火) 晴 20253/3

 今日東京では、桜の開花宣言された。WBCが始まってから、テレビではずっと侍ジャパンのことが放送されている。大谷翔平、ダルビッシュ有、ヌートバー、吉田、近藤に、村上など。ヌートバーが9歳の時に、斎藤佑樹や田中将大などの高校日本代表がアメリカ遠征した時、選手を受け入れて一緒に過ごした。その中でヌートバーは、高校日本代表チームはプロの選手の様だったと感じていたという。ストレッチの中に入ったりチームに溶け込んで、みんなに好かれていた。その後、地区代表選手になった頃に、日本代表に選ばれて出場したいという夢を語る少年になった。その夢を実現したのが、今回のWBCだ。大谷と同じように、みんなに好かれる性格で、愛されキャラのようだ。そして、野球を楽しんで、走攻守で素晴らしい活躍をしている。

 『大谷翔平の"小さな行動″が「本当に悔しくてたまらない」と韓国記者、技術よりも先に必要なもの』という記事を読んだ。1次ラウンドで敗退した韓国。ネットや記事などで、盲目的な非難ばかりだと嘆いている。大谷翔平が高校1年生の時に書いた、マンダラチャートの目標達成表に、8球団ドラフト1位。そのために、制球や球威など目標が書かれてあるが、「運」があったのに驚いたという。「人間性の良い人になってこそ、ドラフト1位の資格を得ることが出来るというのが大谷の考えだ。愛される人になって礼儀と配慮、信頼などが身につけなければという誓いも改めて目立った」と書く。

 韓国戦で、無死2,3塁で大谷は申告敬遠された。バットボーイに、バット、脛と肘のプロテクター手袋を渡し、そっと抱擁するジェスチャーをした。若干の微笑みを浮かべ。自分の道具を受け取りに来た少年に、感謝の気持ちを表していた。技術よりも、こういう人間性が韓国選手に足りないことが悔しいという。野球を楽しむという当然の命題が不足していると嘆いていた。日本チームとは、真逆に近い状態だ。佐々木朗希も、『情熱大陸』の中で、小学校の時にやった野球を楽しそうに話していた。そういう楽しさの延長線上に、今の佐々木朗希があるのは言うまでもない。原点はそこにある。俺のように性格が悪い人間には、大谷の様にはとても出来ないが、いつも羨望と嫉妬と、何よりも尊敬する気持ちがある。

 アメリカのシリコンバレー・バンクが破綻して、株式市場が混乱している。FRBの公定歩合引き上げにも影響が及ぶようだ。東京市場は、一時700円の値下げを記録した。3日大江健三郎が死亡していたことが、今日発表された。また、『料理の鉄人』中華の陳健一も死亡した。

 東京ではここ3日、805、606、313人で、昨日までの累計で、432万4761人。合計8010の死亡になった。全国は昨日の時点で、3368人増えた。うち4都県で、約24%の790人増え、合計3333万6890人の感染者、合計7万3226人の死者。今日東京では、988人の感染者が確認された。


 3月18日(土) 雨 32488/4

 JRAの労使交渉は決裂した。ストライキになったのだが、非組合員が各所で補うことによって、競馬は開催された。春闘でも、労働組合の要求に対して満額回答をする大企業が多い今年。これから、人手不足が懸念される競馬界。これからどうなって行くんだろう。3場は雨で重や不良馬場で行われた。春の選抜甲子園大会が今日から始まったが、開会式は、出場校の全選手が参加して行われたが、1時間半遅れて始まった。WBC準々決勝で日本は、イタリアに勝ってアメリカへ行って、準決勝に挑む。今日対戦相手が、メキシコに決まった。監督は、エンジェルスの1塁コーチャーをやっているジル監督で、同じく大谷と同僚のサンドバルが先発する予定だ。侍ジャパンは、フロリダ到着後も元気そうだ。時差ボケ解消の秘策が、功を奏したようだ。

 WBCのテレビ放送は、どれも視聴率40%を超えた。準々決勝は1番高く48%とほぼ国民の半数が視聴したことになる。大谷と佐々木朗希の岩手県は、準々決勝の視聴率は、62.8%と最も高く、北海道も58%だったという。これも大谷、ダルビッシュなどが在籍した日本ハムがあるからだろう。ところで、アメリカの銀行破綻から、ニューヨークダウが下落傾向になり、ヨーロッパにも飛び火している。日本も下落したりしたが、金融不安はないようだ。これだけ、金利が低いからだろう。

 東京ではここ3日、816、680、631人で、昨日までの累計で、432万7876人。合計8029の死亡になった。全国は昨日の時点で、7055人増えた。うち4都県で、約23%の1620人増え、合計3336万1299人の感染者、合計7万3439人の死者。今日東京では、627人の感染者が確認された。


 3月24日(金) 雨 34960/6

 「僕から1個だけ。憧れるのをやめましょう。ファーストに(ポール・)ゴールドシュミットがいたり、センターを見たらマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたりとか、野球をやっていれば誰もが聞いたことがある選手がいると思う。今日1日だけは、憧れてしまったら超えられない。僕らは今日超えるために、トップになるために来た。今日1日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう。さあ行こう!」 WBC決勝前に、ロッカールームで大谷翔平がチームメイトに上記のスピーチした。これが英訳された動画で、1日で1100万回再生された。アレックス・ロドリゲスも感動したという。試合後ロドリゲスがどういう意図と質問すると、大谷は、「リスペクトの気持ちが(強いと)受け身になってしまう。負けないんだという気持ちでいきたかった」といった。

 試合は、絶好調のターナーのソロホームランでアメリカ先制し、村上のソロホームランで追いつき、ヌートバーの1塁ゴロで逆転し、岡本のソロホームランで追加点をし、8回ゴールドシュミットのソロホームランで、3−2になり、9回大谷翔平が登板して最後のバッタートラウトから三振を奪って3−2で勝って優勝した。アメリカの4番アレナド(カージナルス)は、トラウトが打てないならだれも打てないといった。5回か6回くらいから、大谷はレフトにあるブルペンに行って、戻ってを2回繰り返した。大谷の負担が大きすぎる。それでも喜んでそれをこなす。

 MLBネットワーク中継で、試合後大谷翔平はインタビューに応えている。最後のバッターになったトラウトの配球について、大谷翔平「初球スライダーを投げて、変化球ケアが強いと思ったので、真っ直ぐでカウントを整えようと思いました」 出演者「3−2になってもう一球100マイルの直球だと思っていたけど、選んだのはスライダーだった」 大谷「それがバッテリーの意図として完璧な配球だったと思うので、なおかつ最後投げたコースも曲がりも完璧だったと思います」 ペドロ・マルティネス「トラウトを知っているからの配球だったなのか、それとも自分のベストの配球だったのか?」 大谷「えーどちらもありますね。僕らエンジェルスの選手が一番彼の凄さを身近で見て感じているので、僕自身自分のベストを超える球を投げないと抑えれないなと思ってました」

 ペドロ「彼(大谷)の体や疲れを心配しています。どれくらい疲れがあり、日本がチャンピオンなりどれくらい安心しているのか?」 大谷「まぁ今ちょっと興奮気味なところがあるので、疲れあまり感じてなんですけど、一日二日たった時にどうなるのかなというのは、反応見ながらになるので、まだシーズンひかえてますので、しっかりとリカバリーとってがんばりたいなと思ってます」 司会「あなたの野球人生で最高の瞬間ですか?」 大谷「そうですね。今のところそうだと。今シーズンの最後の方で、これに匹敵する、そういうシーズンになれば最高の1年になるんじゃないかと思います」

 ペドロ「ショウヘイひとつ言わせてくれ。野球界を代表して全てのファン、全ての選手、野球に携わる私たち全員から、君の努力や献身といった野球界のためにしてくれたもの全てに対して感謝していると伝えたい。個人的にも、君のやっていること全てに感謝したい。我々は君を誇りに思い、感謝しているんだ。君は特別な人間なんだよ。だから感謝し、たたえたいんだ」

 MLBで219勝をあげサイヤング賞(日本の最優秀投手賞)を3度受賞した、ペドロ・マルティネスの言葉に何度もうなずきながら聞いていた大谷翔平。ダルビッシュ有は、宮崎キャンプ初日から合流して侍ジャパン、おもに投手陣のために身を粉にして変化球の投げ方やコミュニケーションをとってダルビッシュ・ジャパン化してチームを一つにするために自己犠牲した。だからみんな気負わずに楽しく野球をできるようになった。彼はノートをつけていて、各選手の食事や練習方法、ルーティンなどを書き込んだ。その中でも大谷は、特別だったようだ。強化試合の時だったと思う。二人とも試合に出れない時に、ブルペンでダルビッシュがキャッチボールをして、大谷がスイングしていた。歩み寄ったダルビッシュが大谷に、登板前は不安ある?と聞くと、大谷が、シーズン中ですか。それはありますよ。そこでカメラが切り替わったのでそれ以上は聞けなかった。でも、不安についてダルビッシュが大谷に聞いていることが面白いと思った。

 不安を抱えながら登板にそなえる。それはおそらくペドロ・マルティネスでも同じだっただろう。投手だけでも、大変なのに打者までこなす大谷翔平に、ペドロは最大限の敬意と尊敬、賛辞を示した。涙が出てくる言葉だ。アメリカが日本に負けた直後に、アメリカを負かした大谷翔平をけなすのではなく、体を心配し野球のためにしたことを感謝したたえたいんだという。帰国した侍ジャパンでも、印象に残ったシーンで、多くが大谷対トラウトをあげている。MLB公式HPは、WBC史上最高のシーンとし、準決勝の日本対メキシコを史上最高の試合とした。日々の努力の積み重ねが、大谷翔平を支えている。今、大谷翔平を観なかったら人生の一部を損失することになる。侍ジャパンは野球を楽しんだ。やっぱり野球って楽しいのだ。だから大谷は、日々の努力を欠かさない。大谷はエンジェルスに合流して明日マイナーで調整登板する。そして、31日開幕投手が予定されている。いきなりNHK総合で中継する。

 東京ではここ5日、549、270、877、373、908人で、昨日までの累計で、433万1480人。合計8042の死亡になった。全国は昨日の時点で、8485人増えた。うち4都県で、約26%の2209人増え、合計3339万8536人の感染者、合計7万3632人の死者。今日東京では、893人の感染者が確認された。


 3月29日(水) 曇/雨 20119/5

 花には咲時というものがある。WBCで優勝した侍ジャパンも、まさに咲時だった。160キロや150キロ後半の直球を投げる若手投手たちに、大谷翔平、メジャー移籍初年度の吉田正尚に、ヌートバー、ダルビッシュ有のメジャーリーガーと脂ノリノリの近藤に村上、岡本などが、栗山監督のもとで上手くかみ合った。史上最高の侍ジャパンは、名折れしなかった。競馬のドバイワールドカップの開催日に、芝のGTをほぼ馬なりで3馬身1/2差で勝った、イクイノックスもまた咲き時だ。芝のレイスティング1位になり、秋の凱旋門賞のオッズが1番人気になった。散歩をしていていても、桜は満開になり、菜種梅雨で他の花も咲き始めた。雨に揺れたその花々を観ていると、濡れた花びらが輝いていてきれいだ。

 WBCで優勝した侍ジャパンは、さしづめ品評会になっていた。試合がショーケースになり、選手の品定めをし値段をつけている。MLBのスカウトたちは、目を輝かせて選手を観ていたようだ。MLB以外で最高の投手と佐々木朗希がいわれ、今シーズン後にMLB入りするとみられる山本由伸や村上宗隆に、ヤンキースが狙いを定めたという記事が出ている。100億円、200億円という値段が書いてある。とりわけ日本の投手陣の多くが、今後MLBへ渡ることになりそうだ。13打点という大会記録を作った吉田正尚は、今シーズンからレッド・ソックスに入ったが、キャンプへ合流して監督やチームメイトに暖かくむかえられた。WBCの活躍が、名刺代わりになった。準決勝のメキシコ戦で、内角低めのスライダーをライトポール際に起死回生の同点3ランホームランを打った打撃は、特筆すべきものだった。あれがなければ、日本は負けていただろう。バッティング技術の高さは勿論、パワーを示した。

 最近、グリーンカレーを良く食べていた。今日はそれを我慢して、朝食は肉そばを作り、夕食はカレーを作って食べた。外食すれば、1000円前後するが自炊していればそんなにかからない。1回カレーを作れば、5食分くらいになるので、これはこれで安く上がるが栄養の偏らないように気をつけなければならない。

 東京ではここ4日、863、667、355、1001人で、昨日までの累計で、433万5259人。合計8055の死亡になった。全国は昨日の時点で、8045人増えた。うち4都県で、約27%の2152人増え、合計3343万3117人の感染者、合計7万3825人の死者。今日東京では、1002人の感染者が確認された。


 4月8日(土) 曇/雨 78327/10

 『北極圏』という番組を偶然観た。永久凍土が溶け出し、地面に穴が出来た。凍土が融けたのだが、50m下に水がたまっている。そこには、メタン濃度が高い水がある。凍土に含まれていたメタンが溶けている。アラスカにも、同じようなに永久凍土が融けて地盤沈下が起きている。そこにある湖のメタン濃度が高い。こちらは、地下深くにあるメタンの層から地下断層の割目を通って湖のそこにある永久凍土が融けた処から湧き出ているという。メタンが地上に出ると温暖化が加速することが知られている。極論をいう人たちがいて、牛はメタンガスを出すので殺した方が良い。牛が草を食べ、消化するときに発生するメタンガスをやめるべきだという論法らしいが、それより遥かに多いメタンガスを出している永久凍土のことを忘れている。ティッピングポイントというのがあって、物事が一定の条件を超えると一気に拡がる現象をいう。北極圏を調べている学者たちは警鐘を鳴らす。もうティッピングポイントを超えていると。地球温暖化は、加速度的に進むようだ。

 大谷翔平のエンジェルスは、今日3−4で負けた。トラウトの2ランとスクイズの3点で、ヒットはトラウトと大谷(2本)の合計3本だけ。トラウトがホームランドにかぶった兜。大谷が承認して水原一平通訳が買ったという。でも負ければそれも虚しい。これで勝てるほど甘くない。1番から3番まで、つまり、ウォード、トラウト、大谷の3割打者3人しか打てない。この3人が以外は、ほとんどが打率2割5分以下。レンドンは観客とのトラブルで4試合出場停止になっていまだにノーヒット。サンドバルが6回1失点と良いピッチングしても勝てない。開幕7試合で、4勝3敗でア・リーグ首位にいるのが不思議だ。4番から6番までが、1割打者。大谷は、1試合で投手と打者でピッチクロック違反しても、冷静に勝ち切った。そういう冷静さが必要だ。ヒット打てないなら四球でもバントでも良いから何とかして欲しい。エンジェルスは今年も、前途多難だなぁ。毎度おなじみの「なおエ」。つまり、なおエンジェルスは負けましたってやつ。「なおエ」の極み。大谷もトラウトも、花の咲き時。咲かせてくれよエンジェルス! 藤井聡太六冠は、初めての名人戦挑戦で、先勝した。渡辺明名人との対戦成績は圧倒している。勝てば史上最年少の名人位と七冠になる。

 東京ではここ9日、956、854、991、789、420、1357、1204、1109、1133人で、昨日までの累計で、434万5074人。合計8068の死亡になった。全国は昨日の時点で、8338人増えた。うち4都県で、約30%の2471人増え、合計3350万8380人の感染者、合計7万4031人の死者。今日東京では、1261人の感染者が確認された。


 4月12日(水) 曇一時雨 13481/4

 中国は雨が少なったために、今年の黄砂の発生量が凄く増えている。その影響が、風に乗って日本まで大量の黄砂が降りそそいでいる。東京は夜から明日の一杯黄砂が降るようだ。その前にと思って散歩へ出たら、途中で雨が降り出した。読んでいる本、読みたい本、読まなきゃならない本があるがなかなか進まない。焦ってもしょうがない。少しずつでも読んでいこうと思う。最近は、カレー以外を食べる時、そばが多くなっている。豚肉そばが多い。それが簡単だからだ。

 大谷翔平は、3度目の登板。3番投手蒹DHで、7回92球投げ、1被安打、4与四球、1与死球、6奪三振、無失点。2−0で勝ち投手になった。打席では、4打数1安打2三振。今シーズンから導入された、ボールを受け取ってから15秒以内、走者がいる時は、20秒以内に投げるというピッチクロックの影響なのか四死球が多い。リズムが悪くなるせいだとろう。それでも、横にスライドするスイーパーといわれるスライダーの切れが良いので、なかなかヒットを打たれない。開幕から3試合で、被安打率は1割と非常に低い。去年から10試合連続2失点以下で、ノーラン・ライアンの9試合連続(1972〜73年)を上回り球団記録になった。また、1893年以降7戦連続、5回以上投げて被安打3以下は(3→3→2→1→2→3→1)、2021年のデグロームの8試合に次ぐMLB史上2位の記録になった。打席では、34試合連続出塁。疲れを考慮して、ネビン監督は、明日大谷を休養させるといった。

 東京ではここ3日、956、584、1490人で、昨日までの累計で、434万9239人。合計8075の死亡になった。全国は昨日の時点で、9940人増えた。うち4都県で、約32%の3194人増え、合計3353万7375人の感染者、合計7万4132人の死者。今日東京では、1334人の感染者が確認された。


 4月16日(日) 晴/雨 24389/4

 先週の桜花賞は、1強で最後の末脚はこれで届くの?という切れで完勝しておそらくオークスも勝つだろうなぁと思った。今日は牡馬の皐月賞。混戦といわれていた。しかし、今日も凄い末脚で後方から差し切った。レースは、重馬場でハイペースで進み、最後の直線で大外から豪快に差し切った。坂上で抜け出したタスティエーラの松山弘平騎手は、勝ったと思っただろう。3着になった1番人気のルメールのファントムシーフも後ろから機をうかがっていた。横山典弘(父)のトップナイフの外で、横山武史(次男)のソールオリエンスが、先週のリバティアイランドのように、本命馬のような強さをみせた。3戦3勝で、ダービー有力馬になった。典ちゃんも息子の活躍を喜んでいるだろう。4月になって年度が変わり、朝ドラは植物学者・牧野富太郎を取り上げた『らんまん』になった。そして、再放送では10年前の『あまちゃん』が始まった。2013年、ある人たちが、「いま、『あまちゃん』と大谷翔平を観なかったら、いつ観るの?」といっていたが、10年後の今年も同じ状態になっている。

 「米CBSスポーツが、大谷翔平選手(エンゼルス)の投打の二刀流での絶好調ぶりを他のスーパースターたちとの比較で端的に示したツイートが話題になっている。 大谷は11日終了時点で打者として打率3割、3本塁打、8打点をマークし、投手としては2勝0敗、防御率0・47、24三振という成績を残している。 同メディアはこの成績を「ロナルド・アクーニャ外野手(ブレーブス、2本塁打)よりホームランが多く、ゲリット・コール投手(ヤンキース、防御率1・40)より防御率がよく、ムーキー・ベッツ外野手(ドジャース、打率2割7分9厘)より打率が上で、マックス・シャーザー投手(メッツ、14三振)より奪三振が多い」と伝えた。」(日刊スポーツ) とは言え、今日も大谷は活躍したが、なおエンジェルスは負けたの「なおエ」である。菊池雄星は、2勝目をあげ、藤浪は7回途中まで好投したが負け投手になった。しかし、次回の登板は約束されたようなものだ。

 東京ではここ3日、1181、1215、1197人で、昨日までの累計で、435万573人。合計8076の死亡になった。全国は昨日の時点で、8596人増えた。うち4都県で、約30%の2623人増え、合計3357万723人の感染者、合計7万4235人の死者。今日東京では、891人の感染者が確認された。


 4月21日(金) 晴 27588/5

 連日暑くなってきた。部屋にいるとあんまり感じないが、散歩へ出ると如実にそれを感じる。この陽気もあって、いろんな花がいろな色で咲き始めた。今日は27度あったが、明日は22度と少し下がるようだ。すでに、第9波が始まっていると、厚生労働省の新型コロナウイルスのアドバイザリーボードや、東京都の新型コロナウイルス感染状況の分析結果は、そういう結論を出した。東京都は、4週連続感染者が増加している。このままゴールデンウイークで、コロナ前の2019年の新幹線などの予約状況のを超える人流移動では、5月中旬頃に感染ピークになるという予測を出した。マスク解除に、5月上旬に2類から5類へ移行することにより、感染者数や死者の発表は、1週間に1回になる。感染状況が分らなくなる。特に、75歳以上の後期高齢者への注意をうながしている。一体いつになったら、国会図書館や美術館へ気軽に行けるようになるのだろう。

 公明党は、自民党の憲法改正案に反対を表明した。憲法9条2項、戦力不保持の処が問題になってなっている。憲法9条1項では、戦争放棄している訳だから、公明党は真っ当な結論をだしたのだと思う。エンジェルスは、今日も負けた。大谷は、12打席無安打だが、そんなに心配していない。それより、オホッピーが3安打したが、打席で倒れ苦悶の表情をしながら1塁へ。そして、ヘルメットでグランドを叩き泣き出した。レッド・ソックス戦で、打撃後左肩を痛めたが、それが悪化したようだ。明日の大谷の登板には、おそらく出場出来ないだろう。そうなると、タイスが受けることになる。

 WBCの頃、こんなCMがテレビで流れていた。「僕はプロになってから、928回も三振していて 打たれたヒットの数は、647で ホームランは、59本打たれ 失点数は全部で、281 チャンスで、506回凡退して 二刀流が無理だといわれたことは数えきれない。 でも二刀流が無理だと思ったことは、一度もない。 字幕に 失敗の数だけ成長できる。  次の世代へ。 salesforce」 映像は、始めが高校野球球児、電車の中のOL、料理場の料理師、女性教師、車を運転するサラリーマン、女の子で、最後が大谷翔平の声。誇張でない実際の数字を並べ、それぞれ全く違う立場の人々がそれをいう。二刀流が無理だという根拠のような負の数字を。何度も二刀流が無理だといわれたという事実。それぞれに画面のどこかに、数字が出て、数え切れないのところでは、「∞」(無限)が表示される。ここまでは、表示される数字は常に増え続ける。だが大谷の言葉の時は、大きい数字から徐々に少なくなって「0」が表示される。大谷の声でそれを否定する。最後は、「大谷さん」と集まってくる子供たちに囲まれて、「おお、あぶない、あぶない」と、笑いながらゆっくり走る大谷の映像。大谷が下から投げたボールを、女の子が打つところで終わる。まるで詩のようなCMが、WBC中継のCMとして使われた。この30秒のCMを観ながら、希望をもって戦いを観ることが出来た。

 東京ではここ4日、474、1696、1514、1449人で、昨日までの累計で、436万190人。合計8087の死亡になった。全国は昨日の時点で、10534人増えた。うち4都県で、約30%の3128人増え、合計3361万8471人の感染者、合計7万4314人の死者。今日東京では、1441人の感染者が確認された。


 4月25日(火) 曇のち雨 23717/4

 冬が戻ったように寒い日。夕方から雨が降り、明日は日中降り続く予報になっている。土日の競馬は、好調だった。日曜日が、九の日だったのが良かったのだろう。先日佐々木朗希は、3勝目をあげた。防御率は、0・00で、日本だけじゃなく、MLB関連のメディアが賞賛している。同じく、大谷翔平と菊池雄星も3勝目をあげた。今年菊池は、制球力の改善して救援から先発に復帰した。郎希は、WBCでダルビッシュに教わったスライダーが効果的に利いてスコアカードに「0」を並べ続けている。大谷は、スライダーとスイーパーに加え後半でカーブを織り交ぜて狙い球を絞らせない。縦変化は、スプリットや縦のスライダー。横変化は、スイーパーとツーシーム。変化球を狙っていると、160キロの直球が打てない。打者はもう、 complicado だ。無双状態で、試合を支配している。それが防御率、0・64という数字に表れている。一方藤浪晋太郎は、やっぱりという感じでボロボロのMLB登板が続いている。配置転換で、先発から救援に代わった。ずっと思っていることだが、あれはイップスだと思う。阪神時代からすっとイップス。つまり、心の問題だと思う。それが治らないと、なかなか難しいと思う。

 しかしエンジェルスは勝てない。今日は、6点差を打線が逆転したが、救援が打たれて、10−11で負けた。これで借金1。前回登板後に、貯金5くらいにしたいといっていたが、モタモタし過ぎだ。昨日は、ウォード、トラウト、大谷の3者連続ホームランなどで勝ったが、翌日これじゃ先が見えない。吉田正尚は、昨日1イニング2本のホームラン(ソロ・満塁)を打った。今日も3打数3安打、1四球。昨日から5打席連続安打。一時打率が、1割台だったのがあっという間に、大谷とほぼ同じ・265になった。コーチ陣との話し合いで、いろいろ修正したのが結果に結びついているという。

 東京ではここ3日、1477、1138、571人で、昨日までの累計で、436万4817人。合計8094の死亡になった。全国は昨日の時点で、4173人増えた。うち4都県で、約32%の1343人増え、合計3365万2070人の感染者、合計7万4389人の死者。今日東京では、1909人の感染者が確認された。


 4月29日(土) 晴 風強い 21824/4

 暖かいが、風が強い日だ。書くのを忘れていたが年度が変わって、朝ドラは植物学者・牧野富太郎の『らんまん』になった。再放送は、あの『あまちゃん』になった。第1週「おら、この海が好きだ!」第2週「おら、東京さ帰りたくねぇ」第3週「おら、友だちができた!」第4週「おら、ウニが獲りてぇ」とすすんできた。1ユーロが、150円前後になっている。植田日銀新総裁が、初めての会合を開き記者会見した。黒田前総裁の金融政策の継承することを発表したのが、円安に振れる要因になった。株価は値上がりしている。対ユーロでは14年ぶりの円安になっている。

 松井秀喜は、日本外科学会定期学術集会で講演をして、大谷翔平のことを語った。大谷を観ていると「私は志が低かった」と、語ったという。松井は、ヤンキースがワールドシリーズで優勝することを目標にもってチームプレーに徹していたという。大谷のような志をもっていなかった悔やんでいるようだ。いまやヤンキースファンさえ一目置く大谷翔平。今シーズン後にFAになるので、ヤンキースファンも大谷の入団を望んでいる。もちろん、ヤンキースだけではない。メッツ、ドジャーズ、パドレス、ジャイアンツなど金に糸目をつけない球団は一杯ある。MLB30球団全てが欲しいだろう。

 先日大谷は、4勝目をあげた。4回5点リードで突然乱れて4四死球で2本のホームランを打たれ5失点。それでも5・6回を抑えて勝ち投手。それまでパーフェクトに抑えていたが、ランナーを出して盗塁されたりして、リズムが狂ったようだ。投球時のバランスが悪くなったといっていた。でも好かれる人間は、何でも良いように取られる。チームでもそうだが、大谷も人間だといって監督はかばった。メディアもそうだ。しかし一方藤浪は、3連続四球で自滅してボロクソいわれている。吉田正尚は称賛されるが、イップスの藤浪じゃしょうがない。セビージャのフェリアでの、4/21ロカ・レイ、4/23ギジェルモ・エルモーソ・デ・メンドーサ、4/26モランテ、4/27トマス・ルフォがプエルタ・デル・プリンシペをした。モランテだけが、尻尾であとは耳3枚。4/9フリ、4/20ダニエル・ルケ、4/22マヌエル・エスクリバノ、4/24エミリオ・デ・フスト、4/28ロカ・レイが耳2枚。

 東京ではここ3日、1745、1663、1613人で、昨日までの累計で、437万1747人。合計8094の死亡になった。全国は昨日の時点で、11428人増えた。うち4都県で、約31%の3498人増え、合計3370万970人の感染者、合計7万4501人の死者。今日東京では、1915人の感染者が確認された。


 5月5日(金) 晴 30989/6

 暑くなった。昨日は夏日。今日も夏日でアイスクリームが売れているようだ。インバウンドで、来日外国人観光客が急増して連休前から京都なども凄いにぎわいで、ゴールデンウイークはなおさら凄くなった。コロナ明けという風に思っている人が多いようで、3年ぶりに一気に観光旅行客が殺到している。コロナ前からいわれている京都のオーバーツーリズム。住民の生活が、観光客によって住みづらくなっている。バスに乗れない、ゴミを散らかされるなど。渡月橋を渡る人が、歩道から車道へはみ出して歩いたりして通行の邪魔になったりいろいろな問題が起きている。

 14時42分に起きた、石川県能登半島、珠洲市の震度6強の地震。夜になっても震度5強など強い余震が続いている。倒壊や崖崩れなどが起きている。能登半島の海岸線の道路のトンネル付近での崖崩れ起きている。トンネルがどうなっているのかも判らない状態だ。あちこちで崖崩れが起きているかもしれないが、被害状況が良くわかっていない。そして明日、能登半島には強い雨が降るという。政府は、対策本部を立ち上げた。

 連休で観光地は、凄いにぎわいになっている。感染者が増えてきて、東京では2000人越えが2日続いた。しかし8日から感染症の分類が、感染報告義務がある2類から、インフルエンザと同じ5類に変更になるに伴い日々の発表もやらなくなる。治療費も自己負担になる。5月中旬が第9波のピークといわれているが、この連休中でまた増えるだろうことは明白だろうが、推移が分らなくなる。第何派か忘れたが、夏に感染者が増えたことがあった。それは忘れるべきではない。が、おそらく大多数が望んだことなのだからそれで良いのだろう。そういえば、区役所からワクチン接種券が送られてきた。週明けに予約でも入れよう。 WHOのテドロス事務局長が、新型コロナウイルスの緊急事態宣言の終了を発表した。

 東京ではここ4日、976、837、2604、2187人で、昨日までの累計で、438万1260人。合計8114の死亡になった。全国は昨日の時点で、7343人増えた。うち4都県で、約28%の2055人増え、合計3376万6957人の感染者、合計7万4614人の死者。今日東京では、906人の感染者が確認された。


 5月11日(木) 曇のち雨 35631/6

 昨日、大谷が登板したが負け投手になった。MLBに行きエンジェルスでバッテリーを組んでいたマルドナードに、逆転2ランホームランを打たれた。打率はだいたい2割前後なのに、時々大当たりするマルドナード。危ないと思っていたら、そうなった。1番打たれやすいスライダーだった。捕手の怪我が続いている。スタッシー、オホッピー、ウォラックとたて続けで故障者リスト入り。マイナーから昇格したオーキーは、この日初めて大谷の球を受ける。曲がりの大きいスイパーを取れず、三振振り逃げになった。当然、フォークは使えない。ピッチクロックの影響で、サインは大谷が出している。だからリスクの大きいフォークは出さなかった。爪も割れたが、それよりも初めての捕手の方が問題だったようだ。今日は、クローザーのプレスリーから右中間へ8号2ランホームランを打った。

 朝ドラの『らんまん』を観ていたら、聴きおぼえがある音楽が流れていた。これは、あの『京都人の密かな愉しみ』で流れていた曲だった。それで調べたら、『らんまん』の音楽を担当しているのが阿部海太郎だった。つまり同じだった。なるほどと思った。源孝志は、阿部海太郎と組んでドラマを作る。先日終わった『グレースの履歴』も良いドラマだった。源孝志が作ったドラマと知らずに観ていたら、途中で気づいた。これ小説として出版されている。最近は原作だけじゃなく、小説まで書いているようだ。『令和元年版 牡丹燈籠』『ライジング 若冲 天才かく覚醒せり』『忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段』のドラマや、『あてなよる』『マエストロたちの晩餐会』などのグルメ番組なども手掛ける才人である。

 東京ではここ3日、1062、2334、1331人で、5月8日までの累計で、438万6904人。合計8126の死亡になった。全国は5月8日の時点で、9310人増えた。うち4都県で、約28%の2602人増え、5月9日時点で、合計3380万3572人の感染者、合計7万4694人の死者。5月8日で、感染症の分類が、感染報告義務がある2類から報告義務のない5類移行されたため、週1回の全国5000ヶ所の定点観測が発表されることになった。次回の発表は、19日(金)の予定である。


 5月13日(土) 雨 11150/2

 奥山景布子(きょうこ)の『元の黙阿弥』を読んだ。奥山景布子のペンネームは、大学時代の専攻が平安文学だったからだという。つまり、イロハから取ったのだ。『元の黙阿弥』の前に、『圓朝(えんちょう)』を読んでいる。どちらも江戸から明治にかけての話である。そこでも判るのは、落語と歌舞伎の交流が行われていたこと。狂歌連や、三題噺の粋狂連は、仮名垣魯文、山々亭有人(条野採菊)、河竹新七(黙阿弥)、落合芳幾、三遊亭圓朝がいた。この三題噺の会で出来た、圓朝作といわれる『芝浜』や『鰍沢』などがある。例えば、河治和香の『ニッポンチ! 国芳一門明治浮世草紙』では、国芳の弟子たちが、圓朝は国芳の弟子だったというのが出てくるが、仮名垣魯文と芳幾と圓朝は粋狂連で膝を並べているいる訳だからその時、国芳の弟子と判って付き合っているはずだ。芳幾は圓朝の兄弟子として国芳工房で机を並べていたはずだ。映画の脚本を書いていた河治和香は、物語として面白い。奥山景布子は、圧倒的に資料を読んで書いていることが判る。この二つを足して二で割ったらより面白い小説が出来るような気がする。歌舞伎というのはどうやら、昔から今までの上演場所や、演目の作者や演者などが記録されているという。それを調べれば、面白いことが判ってくるだろうと思う。

 例えば、『東海道四谷怪談』を作った鶴屋南北は、初代林家正蔵と親しかった。だから、怪談噺を得意にしていたようだ。この辺には、面白い話が一杯ありそうだ。

 10日からサン・イシドロが始まった。2日目の昨日、エミリオ・デ・フストが耳2枚切って今年のサン・イシドロで、初めてプエルタ・グランデした。一緒に出ていたトマス・ルフォが耳1枚。


 5月19日(金) 曇のち雨 24680/6

 2日暑く、今日は雨が降って過ごしやすい。昨日、四代目市川猿之助が遺書のようなものを残して昏睡状態で発見された。同居の両親は、死亡した。明治座で行われている歌舞伎公演は、夜の部は昨日に続き中村隼人が代役を続けることに決まった。昼の部は、市川團子(中車、香川照之の長男)が代役を務めることが発表された。死亡した両親は、司法解剖が行われ向精神薬中毒のようだ。歌舞伎界には昔から不思議なことが起こっている。有名なのは、江戸時代に起きた、八代目市川團十郎の死亡。病気なのか自殺なのかと噂が飛んだらしい。こういうスキャンダルなことは、あまり興味がない。ただ俳優として、歌舞伎役者としてこれからという時に、遺書のようなものを書いたことには興味がある。

 今日から広島で、G7が始まった。G7首脳が広島原爆資料館を40分観て回った。広島出身の岸田首相、たっての願いだったという。それから場所を変えて昼食と会談が行われた。大谷翔平は、オリオールズ戦で3番DHで、第1打席右中間へ先制の10号ソロホームランを打った。5−5の8回表2死満塁で、1塁内野安打が決勝点になった。これで貯金1。9回裏のライトへの打球をレンフローが2塁への好返球で刺した。あれが大きかった。明日からホームに戻ってツインズ戦。デトマーズが踏ん張れるか?株価が3万円を超えバブル後の最高値を付けた。アメリカの著名な投資家ウォーレン・バフェットの日本株推奨などもあり、外国人投資家の日本株買いに繋がっている。また東京証券取引所が、PBR 1倍以下の上場企業に対して改善措置を求めていることも影響している。これが自社株買いのブームになり株価を押し上げている面もあるという。そして、労働賃金や物価も上がっている。生活が良くなったとは思えない。こういう不安定な経済状況も、コロナ禍での若者の不安に結びついて、将来の不安。ウクライナ戦争。芥川龍之介がいった、「将来に対するただぼんやりとした不安」が日本の中にまん延しているような気がする。だからこそ、大谷翔平の明るい話題に熱狂するのだと思う。

 新型コロナウイルス感染状況。5月8日から14日。1医療機関あたり全国2.63人。東京都2.40人(前週5月1日から7日は、1.41人)。


 5月25日(木) 晴/曇 26685/6

 この1週間でエンジェルスは、6勝1敗。大谷翔平は、投手では勝ち負けがつかなかったが、打者では、3本のホームランを打ってチームの勝利に貢献した。投手で毎回勝てるわけではない。打者で毎試合打てるわけではない。にもかかわらず、相手打者は狙い球を絞り、相手投手は弱点を突こうと投げて来る。羽生善治は、藤井聡太との王将タイトル戦を戦った時、ギリギリの処をつかれて打ち返すのって楽しいじゃないですか。簡単な処を打ち返してもそれは当然で面白くない。WBCに例え、投手がここに投げたらどうかなと投げると、打たれる。それならここはどうかなと投げると打たれる。 「それって楽しいですか?」 楽しくないです。と、いって笑った。それだけ、藤井聡太との対戦は、苦しいのだ。タイトル戦は、藤井の3勝2敗で防衛した。今やっている渡辺明名人とのタイトル戦は、3勝1敗で初タイトルに大手をかけている。渡辺名人は、対戦成績でもそうだが、圧倒されている。苦しいだろうなと思う。

 午後になり、駅に行った。みどりの窓口が、閉鎖されていた。駅員に聞いたら、閉鎖したので違う駅に行って下さいという事だった。自販機でも買えるとといったので、予定をいったら、それはみどりの窓口に行った方が良いですとのこと。それで、違う駅のみどりの窓口へ行った。相談を聞いてもらい、発券まで30分ぐらいかかった。手間をかけてもらったのだ。係のお姉ちゃんは、一生懸命やってくれた。おそらく、最良の物を発券してもらえたようだ。後には、待っている人が複数いて、「早くしろ」などと思われただろう。メモを観ながら確認して、発券。何枚も切符があったので、1枚1枚確認して、説明を受けて終わった。感謝して帰ってきた。いつものタバコ屋によって、タバコを買ってきた。 


 6月1日(木) 晴 53986/7

 昨日は、21年ぶりに日本人投手がMLBで3勝をあげた。千賀は無失点で、菊池雄星は、MLB500奪三振と日米通算100勝目をあげ、藤浪は4球で棚ぼたの2勝目をあげた。大谷翔平は、13号ホームランを打った。吉田は、3安打、鈴木は、2安打だった。今日は、大谷が、2打席(14号)3打席(15号)と連続で2ランホームランを打った。エンジェルスも楽勝して、貯金3になった。藤浪は、チームの勝ち頭タイの2勝目。何せ今日負けてアスレチックは、12勝46敗の借金34。勝率2割ちょっと。打率でも契約解除される成績だが、これが勝率。藤浪は防御率12点台とヒドイ状態だが、これで2連勝して明るい話題になっている。ここまでヒドイチーム状態で、ナ・リーグ東地区首位のブレーブスに連勝とは驚きだ。

 大型台風が、沖縄に近づいている。ラニーニャ現象が続いていたが、これからエルニーニョ現象になるという。ラニーニャが続いていた余韻で、インドネシア沖の海水温も高く、ペルー沖の海水温も高くなるという。こういう状態だと、台風が大型化するのだという。地球温暖化の影響で、偏西風が通年の蛇行ではない状態になる。これが異常気象になる。スペインは渇水続いていたが、この春は雹が降ったり、大雨になったりとその揺り返しが起きているようだ。日本はこの夏猛暑になるという。スペインはどうなるのか、情報がないが一筋縄では行かない天候になりそうだ。

 夕方、長野県高山村藤井荘で行われた名人戦七番勝負第五局。藤井聡太六冠が、渡辺明名人に94手で勝ち20歳10ヶ月の史上最年少で名人と七冠になった。5月31日フェルナンド・アドゥリアンが、耳1枚が2回でプエルタ・グランデした。

 新型コロナウイルス感染状況。5月15日から21日。1医療機関あたり全国3.56人(前週2.63人)。東京都3.53人(前週5月8日から14日は、2.40人)。


 6月8日(木) 曇 59854/7

 月曜日MLB中継を観てから、琴平に向かった。金刀比羅宮奥書院などで公開されている『若冲展』を観るためだ。初めての四国。船ではなく、電車で行けた。翌日志度へ行って、京都へ2泊した。何故か知らないが、昨日の朝から買ってきたパンを食べながらMLB中継を観ていたら、腹が痛くなってきた。京都へ行ったらどこ行こう。いろいろ考えたが、3週間限定で上映されているWBCの映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』を観ようと思っていたが、すごい下痢になって動けなくなった。ベッド横になり、トイレとの往復。夕方になり、吉野家へ行って牛丼弁当と御新香買ってきて、ホテルで食べた。夜の最終まで行く希望を思っていたが、ダメだった。

 夜中に、何故かキューブリックの『フルメタルジャケット』のあるシーンが夢の中に出て来た。「JFKを射殺したのは、元海兵隊員だった男だ」と、自慢げに話す新兵に教える教官の言葉。この意味のない言葉。だからこそ、印象に残るのかもしれない。『2001年宇宙の旅』で、風呂で『雨に唄えば』を歌う男。それを聴いていたその家の女房が、自分を犯した強姦魔であることに気づく。ミュージカル映画『雨に唄えば』のイメージとは全く違うイメージ。それと冒頭に流れるシュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』の音楽が強烈に印象として残る。それから『ツァラトゥストラはかく語りき』が流れながら何故か、ボブ・ディランが出て来た。訳なの分からない夢を観た。夜中もベッドとトイレの往復。下痢のせいで変な夢を観たのか?自信がなかったが、予定通り朝早くの新幹線で帰ってきた。MLB中継に間に合うように。いまだに下痢は治らない。

 新型コロナウイルス感染状況。5月22日から28日。1医療機関あたり全国3.63人(前週3.56人)。東京都3.96人(前週5月15日から21日は、3.53人)。


 6月14日(水) 雨 16699/6

 人間の欲望というものにはキリがない。お金がなければ、欲しいと思い。お金があれば、もっと欲しいと思う。あれが食べたいと思えば、これもそれも食べたいと思う。あそこへ旅行したいと思えば、そこにもここにも行って観たいと思う。欲望は、果てしなく限りない。金刀比羅宮奥書院で、若冲や応挙などを観たあと、本宮に参拝した。これで、約800段の階段を登った。奥の院に行こうと思っていたが、あと600段階段を登らなければならないかと思うと、断念した。肉体的にもたないと思ったからだ。そのせいなのか判らないが、翌日金丸座、高松城、志度の源内記念館を観て夕方、京都へ着いた時は疲れていた。観たい行きたいと思っていたところ全てに、行ける訳でも観れる訳でもない。

 『若冲展』で分かったことは、意外と別当の空間は狭く暗いとということ。製作から80年後には、奥書院も、四つの部屋の絵はだいぶ劣化して、奥書院の障壁画だけが修復され、あとは岸岱が新しい絵を描いた。応挙の絵の方は、劣化が進んでいなかった。応挙の弟子・岸駒。その孫か何かの岸岱と繋がっているようだ。司馬江漢の絵もあった。伊勢神宮と並ぶ江戸時代の参詣地の金刀比羅宮。そこには、人も絵画などの文化も集まるのだ。金丸座の話もあるが、それは次の機会にしよう。

 新型コロナウイルス感染状況。5月29日から6月4日。1医療機関あたり全国4.55人(前週3.63人)。東京都5.29人(前週5月22から28日は、3.96人)。確実に増えている。10人を超えている危険とインフルエンザでは言われているが、沖縄は、15.80人になっている。やはり人流が多い観光地沖縄の数値が大きくなる。


 6月22日(木) 曇のち雨 37967/8

 今日寝違えた。普通寝違えというば、首とかだが膝をやってしまった。膝の内側の靭帯が伸びたようで、歩けない。この痛さで今日は目が覚めた。年を取るとこんな風に、体に影響が出るのだろう。朝から嫌な気分で、大谷翔平が先発登板。今日はドジャーズ相手に、コントロールがさえていた。スイパーではなく、直球主体の投球。7回101球投げ、被安打5、被本塁打1、与四球2、12奪三振、1失点。相手は、ブルペンデーで、打席ごとに投手が変わり3打数無安打、1四球。0−2で3敗目(6勝)。良い投球をしてもこういう日もある。先週は打ちまくり、イチローに並ぶ5回目の週間MVPを受賞した。ホームランと打点がリーグトップになっている。

 琴平で若冲を観た時に、ぜひ行って観たいと思っていた金丸座へ行った。おそらく日本最古の歌舞伎小屋。回り舞台や客席桟敷席とその裏など、江戸時代からの物が残っている。説明してくれた爺さんは、子供の頃、芝居小屋ではなく、映画館になっていて映画を観ていたそうだ。それが、歌舞伎役者が昔の作りなので、昔の脚本で上演できると歌舞伎小屋として復活したという。コロナ禍を除いて、毎年恒例の歌舞伎公演が行われている。元々は、琴平街道近くの今、資料館になっている場所にあった物を、移築したのだという。奈落も観れて、役者の控室なども観れる貴重な建物だ。参拝者が多くなった、享保の時代に出来た小屋。それ以前から掘っ立て小屋で、歌舞伎などが上演されていたという。だから雨の日はきつかっただろう。金刀比羅宮は天領のようになっていたが、高松藩が管理し、殿さまの奥さんが観に来ていたという。舞台向かって右手が上手になるのは、こういう人たちが右の桟敷席に座っていたからだといっていた。

 新型コロナウイルス感染状況。6月5日から11日。1医療機関あたり全国5.11人(前週4.55人)。東京都5.99人(前週5月29日から6月4日は、5.29人)。確実に増えている。10人を超えている危険とインフルエンザでは言われているが、沖縄は、18.41人になっている。


 6月24日(土) 曇 10505/2

 大谷翔平は、ドジャーズ2戦無安打に終わったが、ロッキーズ戦で、二塁打、中飛、右中間へ25号勝ち越しソロホームラン、右安、空振り三振。三塁打が出ればサイクルヒットだった。最後の打席で、2アウト、2・3塁のチャンスでヒットが打てなかったのが響いた。その裏、エラーから満塁ホームランを打たれ負け、3連敗。トラウトとの連続ホームランが出たが、逆転負け。ガッカリの結果になった。大谷についてロッキーズの投手、捕手、監督のコメントが記事なっている。まさに称賛の言葉が並ぶ。

 「内角のボールゾーンに来たシンカーに詰まりながら、角度をつけて強引に左手で押した。背中が反り返るほどに振り抜いて球に力を伝えると、高く上がった打球は約132メートルの飛距離でフェンスを越えた。ロッキーズの捕手ディアスは「要求通りの厳しい球だったのに…」と言葉を失った。」(共同通信) 「捕手のエライアス・ディアスは、「完璧なボールだった。身体にぶつかるかもしれないくらいのところさ」と強調。」(ココカラネクスト編集部) 打たれた「フリーランドの言葉は、その驚愕の一打を物語った。 「あの球をスイングしてホームランにできるのは、地球上で大谷、一人だけだ…世代に一人の才能だよ」。メジャートップを独走する25号アーチは、日米通算200号のメモリアル弾。それを伝え聞いたフリーランドは「歴史の一部になったね」と苦笑いするしかなかった。」(中日スポーツ)

 「ロッキーズのバド・ブラック監督は、地元紙『The Gazette』で「もう誰も彼には近づけない」と大谷を褒めちぎった。「これだけ野球が進化した時代に、たった一人の選手が全く異なる2つのポジションをこなしている。それも、これほどの才能を発揮することは、驚くべきことだと思う。彼について語るうえでは、誰もが最上級の表現を使うしかない」 さらに「今までも(二刀流を)やってきた選手は何人かいた。だが、あれだけ意識を高くして臨み続ける選手はいなかった」と大谷の凄みを強調したブラック監督は、その歴史的価値を唱えている。 「多くは見られないことだ。今年も、彼は本当に特別。どれだけ投手と打者で素晴らしいプレーをしているか、そしてどれだけユニークな存在か。彼がより凄いところはプレーに関する部分もさることながら、彼がいかに優れた男であるかを語られているところだ」 「我々は凄まじいほどに特別な選手を目にしているんだ。オオタニが引退したとき、我々は彼が成し遂げた功績を振り返り、驚嘆するしかないだろうね」 実績ある智将をしてここまで言わしてしまう大谷。彼の日本人離れしたポテンシャルには、つくづく驚かされるばかりである。」(ココカラネクスト編集部)

 エンジェルスは、内野に故障者が続出して急遽トレードで内野を補強した。救援投手の補強も必要だ。8月1日の期限までに、どういう動きがあるか? 先日、うらわ美術館に『奇想の絵師 歌川国芳展』を観に行った。非常に面白かった。そのことは、またあとの機会に書くことにする。

 新型コロナウイルス感染状況。6月12日から18日。1医療機関あたり全国5.60人(前週5.11人)。東京都5.85人(前週6月5日から11日は、5.99人)。確実に増えている。10人を超えている危険とインフルエンザでは言われているが、沖縄は、前週の18.41人から28.74人に増えている。沖縄は、コロナ禍真っ最中のように、医療ひっ迫になって、医療現場は感染者などが増え人手不足になり、2類から5類へ移行した結果、病院間の患者移動などもスムーズでなくなった。検査キッドや解熱剤などが準備されているが、来週には医療崩壊になると医療関係者がいっているという。


 6月30日(金) 雨 27478/6

 25日に、パソコンが死んだ。ネット中に突然、切れてしまった。そして、電源が入らない状態になった。以前安いパソコンを買ったときに、やはり突然切れて電源が入らない状態なったことがあった。あの時は、まさに突然。今回は、徐々に動作が遅くなって老人のように、杖を突いている感じで、だましだまし使っていた。だから、これには納得している。コロナ禍で、出かけるのが嫌だったのでそのままほおっておいたのだ。それで、5時からのMLB中継を見終わって、店が開く時間を待って久々に新宿へ出かけた。4年ぶりに新宿の街を歩いた。ヤマダ電機は、なくなってゴルフ屋がビルに入っていた。詳しく観れば、いろいろ変わったところがたくさんあるのだろうが、今日はとにかくパソコンと、ソフトなどを買うのが優先される。

 そしてお目当てのものを買えた。ウィルスソフトなど入れてようやく使える状態になった。まだ確認しなければならないこともたくさんある。とりあえず新しいパソコンと6月の大谷翔平に乾杯したい気分だ。大谷は今日もホームランを打って、29号。6月だけで14本という球団記録と日本人最多記録。打率、打点などもMLBで1位。現地時間では、明日までが6月。おそらく6月のMVP受賞は間違いないだろう。それでもエンジェルスが勝てないのが嘆かわしい。

 新型コロナウイルス感染状況。6月19日から25日。1医療機関あたり全国6.11人(前週5.60人)。東京都6.22人(前週6月12日から18日は、5.85人)。沖縄は、前週の28.74人から39.48人に増えている。


 7月7日(金) 晴 34224/7

 九州では、線状降水帯が発生して大きな被害が出ている。かと思えば、35度を超える猛暑に各地でなっている。異常気象は、極端だ。氾濫した水がここまで来たというニュースの後に、熱中症で死者が出たニュースが流れる。東京は今日も暑い。そんな中、6月はほぼ毎日、大谷翔平のニュースが流れていた。オールスター投票が始まるとそのニュース。リーグ1位で、早々に先発出場が決まると、二刀流での出場や、ホームラン競争出場への期待などが語られた。二刀流で出場し、ホームラン競争にも出て優勝してほしいと語る。どこまで、欲深く、どこまで大谷を酷使しようというのか?二刀流で出る必要はないし、ホームラン競争へ出場する必要もない。できれば、オールスターへも出場せずに休んで、プレーオフ出場のために備えて欲しいと思っていた。5日パドレス戦に二刀流で出場して、中指の爪とマメができて降板し負け投手になった。試合後、オールスターでの二刀流もホームラン競争も無理だといった。爪が割れて、そこにさらにマメまでできた。後半戦の初戦のアストロズ戦に先発決まった。それまで9日間右手の爪とマメを休ませることができる。「ヒリヒリする月」を迎えるために体を休ませて欲しい。トラウトが骨折、レンドン、ドゥルーリーなど故障者が続出している。大谷にかかる負担は大きくなる。大変な負荷がかかる。ホームランを、好投を期待される。人間が耐えうる限界を超えているように思える。それでも、大谷のトレードの噂はたえない。

 パンプローナのサン・フェルミンが始まった。祇園祭の儀式も始まっている。猛暑の夏は始まった。アジサイは暑さで、色あせてきた。円安が進んで、1ユーロ160円間近まで行ったが少し下がった。株価も上がっていたが、中国のレアメタル輸出規制の発表などがあり、値下がりした。ザポリージャ原発の爆破があるというニュースがあったが、今のところロシアは爆破していない。

 新型コロナウイルス感染状況。6月26日から7月2日。1医療機関あたり全国7.24人(前週6.11人)。東京都6.85人(前週6月19日から25日は、6.22人)。沖縄は、前週の39.48人から48.39人に増えている。


 7月12日(水) 晴 14505/5

 連日の猛暑で、昨日東京では救急アラートが出された。熱中症で、救急搬送が急増したからだ。沖縄は、コロナで大変。九州・中国は、線状降水帯で大変。東京をはじめ関東などは、猛暑で大変だ。日本時間の日曜日に、MLBの前半戦が終わり、オールスターウィークに入った。そして今日、オールスターが行われた。昨日は、ホームランダービーだった。大谷翔平は昨日は出場せず、今日は、2番DHで先発した。打席はいると、マリナーズのスタジアムから、「Come to Seattle」の大合唱が起きた。イチローがいたシアトルのマリナーズファンが、大谷にむかって、FAしたらシアトルに来て欲しいと叫んでいる。マリナーズは、エンジェルスと同一リーグの同地区で対戦が多い敵チームなのに、ファンは大谷を欲している。驚くべき現象が起きた。空振り三振に倒れたが、第2打席でも同じコールが叫ばれた。四球になった。そのまま代打を送られて今年のオールスターは終わった。

 日本時間8月2日のトレード期限まで、約3週間。トレードの噂報道や、FAになった時の大谷の契約金が5億ドルから6億ドルといわれているが最近は、7億ドルというのも出てきている。10年で、7億ドルというは、980億円である。為替レートのちょっと変わると、1年100億円になる。大谷が好むと好まざるにかかわらず、契約金は天井知らずに上がっている印象だ。オールスター出場選手へのアンケートの記事が載っているが、ほとんどの選手が大谷に自チームに来て欲しいといい、契約金の予想はやはり、5億ドルから6億ドルが多い。大金持ちのニューヨークメッツのオーナーは、オフに大谷とディナーをして、金額を入れていない小切手を大谷に渡すのが夢だと語ったという。たとえトレードされたとしても、FAするのは一緒なので、来年度のチームに大谷がいるのか分からない。この話題は、FAになって次のチームが決まるまで続くだろう。

 うらわ美術館でやった、『歌川国芳展』の図録が届いてそれを読んでいる。新しい情報があり楽しい。江戸時代の古地図なども、併せて観ているとより楽しい。空想は空を飛ぶ。物語はめくるめく。


 7月18日(火) 晴 19352/6

 3連休も連日の猛暑。京都の祇園祭も猛暑で、熱中症で9人が救急搬送された。東京では51人。水の事故もあった。九州・山口・静岡について秋田を中心に大雨で川が氾濫して被害が出た。九州は毎年のように線状降水帯が発生し、大きな被害出ている。もうここには住めないと被害住民の女性が言っていた。去年に続いての水害。日本は国土の28%しか平地がない。その狭い範囲に家を建てて暮らす。川は山からの高低差が急なので、一気に水かさが増えて溢れかえる。何十年に一度とか、50年に1度とかいう降水量というが、地球温暖化でそれが毎年起きている。これからも起き続けるだろう。だから高低差がある河川近くに住む人は、違う場所へ引越しした方がいいのかもしれない。

 インバウンドで、外国人観光客が増えた。祇園祭の有料観覧席が、外国人富裕層目当てに40万円で売り出され8・9割が売れたという。多分京都市が作っている有料観覧席だと思う。町家にある民間宿泊施設では、京料理なとついて20万円の席が設けられ、これは日本人富裕層向けに売り出され、これも好評で売れているという。徳島の阿波踊りも、20万円の有料席ができ、青森のねぶた祭りには、100万円の有料席ができたという。インバウンドやリベンジ消費などで、こういうやり方が今後増えていくようだ。しかしこんな猛暑で、外へ出たくない。ずっとテレビでMLB中継を観ている。大谷翔平は、今日もホームランを打って3試合連続ホームラン!オールスター明け4試合でこの成績だが、エンジェルスは2勝2敗。借金1である。今日は先発のキャニングが好投したが、それ以外は、大谷の先発も含め大量失点が続いていた。投手がしっかりしないと、勝ち星を重ねられないだろう。大谷は、うまくいかないチーム状況の中で必死になって気力を振り絞って打席で結果を出している。気持ちが切れないのだろうかと思ってしまう。ああいう姿を観ていると、野球愛はもちろん、エンジェルス愛を感じてしまう。何とかポストシーズンに行こうとしている。今日の同点35号2ランホームランを打った後のガッツポーズや雄叫びなどを観ているとそう感じる。トレードの噂の報道などは、大谷の気持ちにブレなど感じさせない。集中して野球に取り組んでいる。そういう姿が、さわやかに観えるのだろう。今はだた、大谷翔平を観ていたい。

 新型コロナウイルス感染状況。7月3日から9日。1医療機関あたり全国9.14人(前週7.24人)。東京都7.38人(前週は、6.85人)。沖縄は、前週の48.39人から41.67人に減少した。


 7月21日(金) 晴/曇 13593/3

 外では今日は朝から道路で工事。舗装道路に、カッターが入っていた。そこを掘りおこして管を埋めている。転圧すると、部屋が揺れる。エンジェルスは、ヤンキースに3連戦3連勝しスイープした。これで貯金1。大谷翔平は、3連戦で、8四球、1ホームラン。3戦目は、4四球で内1つの申告敬遠だったが、実質4敬遠のようなものだった。こういう試合が増えるだろう。それでも8試合連続得点。今シーズン3回目の8試合連続。これもベーブ・ルース以来の記録だ。これ以上の記録は、1921年ベーブ・ルースの4回である。ところで、昨日藤浪晋太郎がア・リーグ西地区最下位アスレティックスからア・リーグ東地区首位のオリオールズへトレードされた。ダントツの最下位で借金40以上のチームから優勝争いをするチームに変わった。それだけ期待が大きいということだろうが、ご存じのように、藤浪晋太郎はトリセツをしっかり分かっていないと失敗する。ここが肝である。また、大谷翔平のトレードの噂の記事は、相変わらずアメリカを中心ににぎわっている。

 オールスターに出場した選手たちのグッズがチャリティー出された。ネットオークションで値段がつけられた。大谷のヘルメットは、日本円で1370万円。ユニホームは、約700万円。この値段は、大谷翔平人気のあらわれだ。ベッツやトラウトの値段差は10倍くらいするようだ。エンジェルスのスタジアムの広告収入も、大谷人気で日本企業が17社スポンサーになり22社の日本ブランドがスタジアムに出資している。その他に、観客動員数を押し上げ、グッズ売上など入れると、大谷翔平の価値は計り知れない。選手としての二刀流の価値と、大谷人気からくるそれらの価値が上乗せされている。その中には、人間的な魅力も入っている。中日などで監督コーチなどを歴任した元日本代表投手コーチの権藤博は、「やっぱり変わり者は強い」 「あれだけ練習して、寝て食べて、練習して、それの繰り返しだもんね」 あまりのストイックな生活に「恐ろしい」 「金はどうでもいい」「ゆで卵2、3個くらいじゃお金いらないじゃん」と笑った。日本代表で一緒にやった大谷を、権藤さんは、「やっぱり変わり者は強い」というのは、大谷翔平を深く理解している言葉だと思った。

 新型コロナウイルス感染状況。7月10日から16日。1医療機関あたり全国11.04人(前週9.14人)。東京都8.25人(前週は、7.38人)。沖縄は、前週の41.67人から31.83人に減少した。


 7月27日(木) 晴 15708/6

 殺人的な猛暑が続いている。連日のように、35度の猛暑の観測地点が更新される。テレビのニュースである子供が、絶望的な暑さといっていた。体感で、大人よりも背の低い子供の方が暑さを感じるという。コンクリートやアスファルトの照り返しの熱を感じやすいからだという。熱をもつ道路面に、大人より子供の方が顔が近くにあり大人が31度をを感じても、子供は37度くらいの暑さを感じるのだという。この体感の違いは大きいようだ。こんな猛暑に外に出る気がしないが、外国人観光客は、観光している。東京だけじゃなく、あの暑い京都にもたくさんいる。もちろんこんな中でも外で仕事している人たちもいる。ローソンでは、この夏から冷凍した飲み物を売っている。冷やしたものだと、すぐに暖かくなるので、冷凍したお茶やスポーツドリンクなど。それを作業員などが喜んで買っていくようだ。

 今日の大谷は、雨予報のために試合が中止。ゆっくり起きたら、エンジェルスがホワイトソックスから先発のジオリト、救援のレイナロド・ロペスを獲得し、マイナーのカイ・ブッシュ投手と、エドガー・クロエ捕手を放出した。これを受けるような形でエンジェルスが買い手になったので、大谷翔平のトレードでの放出はないという記事が出た。アメリカのメディアは、大谷トレード派とエンジェルス残留派に分かれて報道合戦が行われている。トレード派は、大谷を放出すれば将来有望なプロスペクト選手を複数獲得できる点を強調している。もしオフにFAで大谷が他球団へ行けば大損だという。損得を考えればそうだろう。でもそれだけじゃないものもある。2021年大谷はシリーズ終盤に、「もっともっと楽しい、ヒリヒリするような9月を過ごしたいですし、クラブハウスの中もそういう会話であふれるような9月になるのを願ってます」 「ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きではあるので、ただ、それ以上に勝ちたいっていう気持ちの方が強いですし、プレーヤーとしてはその方が正しいと思ってます」 と、言っていた。WBCで優勝しその気持ちは強くなっていると思う。

 WBCの映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』の最後は、大谷翔平とトラウトの場面。カウント3−2からスイーパーで空振り三振に打ち取り優勝した。大谷は喜んで、グローブを投げ帽子を投げた。そこに選手が殺到する。それがとけた時に、大谷が、「俺のグローブどこ?」をいう声が聞こえた。あれ、おかしかったよな。


 8月1日(火) 晴 10736/5

 正午前から雷鳴が轟き、豪雨が降ってきた。時々雹も降って、音が大きくなった。おかげで34度くらい暑かった東京が、一気に置き水したような状態になって22度くらいまで涼しくなった。冷房を切って過ごすことができた。雨が止んだら、蝉の鳴き声が聞こえる。この豪雨は、沖縄を直撃中の台風の影響のようだ。大谷翔平は、3試合連続で申告敬遠され、この間5を記録した。ブルージェイズのチャップマンが、大谷にホームランを打たれた後、「大谷しか打たないのに、なぜ勝負する」と監督に詰め寄った。それから申告敬遠が増えた。今日のMLB最高勝率のブレーブスも同じ戦法をとった。死球、申告敬遠、右安、右安、の後の第5打席センターへの大飛球。行ったかと思ったが、なんとセンターのハリスU世がグラブを出してホームランを取ってしまった。エンジェルスは、トレードで獲得した選手が2選手も活躍して4−1で勝って貯金5になり、ワールドカードまで3ゲーム差にした。また、大谷は今年3度目の週間MVPを受賞した。

 MLBのトレード期限は、日本時間の明日7時まで。エンジェルスだけじゃなく、最後のチャンスに、情報が錯綜している。メッツのシャーザーもア・リーグ西地区のレンジャーズへ移籍した。本気でワールドシリーズ制覇を目指している。上位チームはこうして、戦力補強をしている。そして勝負にこだわれば、大谷の申告敬遠はますます増えるだろう。その中で、いかにバッティングの調子を維持することができるかが、課題になっていくだろう。「ヒリヒリする9月」のために、厳しい8月が待っている。

 新型コロナウイルス感染状況。7月17日から23日。1医療機関あたり全国13.91人(前週11.04人)。東京都9.35人(前週は、8.25人)。沖縄は、前週の31.83人から22.43人に減少した。


 8月10日(木) 晴一時雨 29736/9

 ♪おれはこの世で一番 無責任と言われた男 ガキの頃から調子よく 楽してもうけるスタイル (中略) 人生で大事な事は タイミングにC調に無責任 とかくこの世は無責任 こつこつやる奴はごくろうさん♪ クレージーキャッツの植木等が歌う『無責任一代男』から始まる『世界サブカルチャー史 欲望の系譜 日本 逆説の60−90s』の冒頭だ。 松岡正剛「まず戦勝国であったフランスだとかアメリカ、イギリスが作り上げてきたものは、敗戦国になった日本は、メインカルチャーがないわけです。連合国によってつぶされてるわけです。それに対するサブカルチャーってことにするのか、メインカルチャーがなくされたんだから、カルチャーそのものを作ろうとしてるのが、結果サブカルにみえるという風になるという辺りが難しいですが、その時に、もう一つの回答を用意し始めたのが大島渚たちだった」 60年安保反対デモの政治の季節。大島渚の『青春残酷物語』。イゾルデ・スタンリッシュ(イギリスの映画評論家)「1960年に大島が最初に作った『青春残酷物語』は、多くの人にとって、安保闘争の失敗を象徴するものとなりました。映画のラストシーンは、安保闘争の葛藤を象徴するものになりました。主人公の清、そして彼の恋仲にある真琴の2人は、「自分たちにもう世界は手に負えない」と決心を固めます。一緒にはいられないのです。2人に勝算はありません。大島が助監督として修業したスタジオは松竹です。そこには映画づくりの不文律のようなものがありました。小津安二郎の映画はその典型です。例えば家族・構図・畳に座るというようなアイデアです。松竹のメロドラマ、特に女性が出てくる映画を、得意としていましたから。しかし、大島渚はその不文律を完全に打ち破りました」

 同じ年ゴダールの『勝手にしやがれ』は、フランスでヌーベルバーグともてはやされた。松竹の大島らも和製ヌーベルバーグと脚光を浴びる。本家フランスのブリジット・バルドーさながらに新たなミューズになったのが、加賀まりこ「(大島たちは)松竹の大船撮影所っていう、なんかほくほくしたホームドラマ的なものが中心の会社にいて、そりゃー居心地良い訳ないわよ。でも撮らしてもらえるなら我慢しましょう、みたいなことだったんじゃないかしら大島さんも。 それぁ誰もヒーロー扱いなんかしてませんよ。大御所監督の渋谷実さんとか、木下恵介さんとか大庭秀雄さんとか、そっちが絶対に絶対なの。そんなヌーベルバーグだのなんだのって、マスコミの持ち上げられてるぐらいのチンピラ監督は、しょせんチンピラ監督。大監督たちは、木下組なんかは特に、私は山で猟銃もってる娘の役なのに、「君ねぇ、そこはねぇ、源氏物語みたいに歩くんだよ」とか急におっしゃるのね。すっご面白いねこのおじさんとか思って。だから戦う相手として面白いのよ。大監督さんの方が余裕もあるし転がしてくれるし。大看板がいるからこそ、新しい若手が頑張ろうとするんじゃないかしら。前衛的なことやってみようと思うのは、逆にここに大きな壁があるってことが大事だったんじゃないかな」

 松岡「日本の戦後史にとって非常に、一番といっていいぐらい象徴的な年だったと思うんですね。ただですね、いったい何がじゃ起こったかという非常にいまだに大問題だと思うんです。とりあえずは2つぐらい強調点があると思うんです。1つは、本当に日本は独立国家になったのか。アメリカの従属に入ったのではないか。占領はなくなったけれども、傘の下に入ったと。これって一体どういう国家なの、どういう日本なのという疑問がずっと解けない。そこをどう解くかというのが60年代の苦悩と活動ですね。一言でいえば「偽自己」ではないかと」 『青春残酷物語』が公開された2週間後、安保条約は自然承認された。岸信介が辞任して、池田勇人首相になった。所得倍増計画を目玉に庶民派を演出。経済の時代の幕が上がる。前年から続いていた岩戸景気、翌年のオリンピック景気で弾みをつけ日本は高度成長へとひた走る。

 そして第2章 平均。何故、平均なのか。東宝が作ったクレージーキャッツの植木等のシリーズの主人公の名前が平均(たいらひとし)だからだ。時代のキーワードは、無責任。62年の大ヒット映画『ニッポン無責任時代』は、前年の『スーダラ節』で国民的な人気者になっていた植木等の歌声が日本中に響き渡った。 まあまだまだ続きはあるがこの辺にしよう。これを観ていて、須原屋茂衛門と蔦屋重三郎が頭に浮かんだ。まさに江戸時代のメインカルチャーとサブカルチャー。面白いなぁ。

 新型コロナウイルス感染状況。7月24日から30日。1医療機関あたり全国15.91人(前週13.91人)。東京都11.12人(前週は、9.35人)。沖縄は、前週の22.43人から17.59人に減少した。


 8月14日(月) 雨/曇 16736/4

 先週の『カンブリア宮殿』の冒頭はこうだった。「今夜はメジャーリーグ席巻するこの男から。世界最高の舞台で、前人未到の活躍を続ける大谷翔平。そんな大谷選手の大好物をご存じだろうか。以前インタビューで答えたのは、ふるさと岩手県の岩泉ヨーグルト。本当に美味しくて、僕は世界一だと思っています。」と始まった。第三セクター岩泉ホールディングスの社長、山下欽也は岩泉生まれの岩泉育ち。高校卒業後、岩手県立六原牧場(現農業大学)からJA岩泉。第三セクターで、岩泉乳業株式会社入社。JAからの転職時には、地元岩泉の酪農を存続させる夢を持っていたという。子供のころ500戸あった酪農家は、大規模酪農になり激減。今は17戸だという。牛乳などを売っていたが、ブランド力がなく売れない。累積赤字が3億円。社長交代が続き、山下へ社長打診があった。しかも条件が、赤字2億円の保証人になること。家族に相談して、岩泉のために引き受けた。

 細々と作っていたヨーグルトの営業でホテルを訪ねた。朝食バイキングで置かれていたヨーグルト。従業員に聞いたら、市販のヨーグルトを1つずつ大きなボールに入れている。大変なんですよと。そこで1Lのアルミ製の袋に詰めることを思いつく。これが、岩泉ヨーグルトの誕生秘話だという。乳酸菌は秘密。これが評判になって売れ始める。大谷インタビュー記事が載った時は、ネットでそれまでの7倍の注文が入ったという。味が良い。美味しい。他のヨーグルトより、これが良い。という消費者の話が盛り込まれる。第三セクターの4割が赤字という中、ヒット商品を続々と生み出している。龍泉洞がある岩泉。その水で化粧水を売り出したりしている。台風被害で、ヨーグルト工場が壊滅した時、従業員が泥をかぶった工場の片づけを続けた。絶望して、2・3週間くらいボーとしていたという。消費者から手紙がたくさん来た。美味しいがまた食べられるように。ヨーグルトをもう一度作ってくださいというヨーグルトファンからの励ましだったという。給料は全額出す、従業員は1人も解雇しないと決める。その間、人気のヨーグルトは作れない。しかし、横浜で龍泉洞の水を使った化粧水の生産を続いた。台風被害から1年後、ヨーグルト工場で生産が始まる。

 昨日岩泉町に1時間100ミリ以上の雨が降った。台風6号は九州南部を通過して朝鮮から中国へ行った。台風7号は和歌山の潮岬の南あり、おそらく明日紀伊半島に上陸する。近畿は、台風の直撃を受ける。新幹線の計画運休や飛行機の欠航が決まった。風速50メートルともいわれる台風。大きな被害が出そうな台風。 大谷翔平は、ネビン監督に腕の疲労のため、登板を1回飛ばして欲しいと訴え受け入れられた。そして41号ホームランを打った。2−1で勝ち、借金1にした。もうエンジェルスは、大谷におんぶにだっこの状態。このチームにいれば、この状態は続くだろう。シーズンオフになったらFAになる。優勝できるチームに移籍するのが最適解だと思う。そうでなければ、疲労で体を壊すだろう。

 新型コロナウイルス感染状況。7月31日から8月6日。1医療機関あたり全国15.81人(前週15.91人)。東京都11.53人(前週は、11.12人)。沖縄は、前週の17.59人から10.54人に減少した。


 8月16日(水) 曇 3621/2

 台風は近畿を縦断し日本海へ出た。公共交通機関は運休になり、甲子園の高校野球も中止になった。想定外の鳥取で大雨被害が出た。立秋を過ぎたが、週末から猛暑が戻ってくるという。被災地の片づけなどしているだろうが、この猛暑はこたえるだろう。

「さすがの大谷翔平にも限界はあるということだろう。エンゼルスは現地813日に、現地15日に予定されていた次回登板を回避する意向を発表した。前回登板から中5日で迎える想定だったが、腕の疲労によりスキップとなった。 疲労がピークに達するのも無理はない。今季の大谷は史上初の「2桁勝利&40本塁打」という規格外のパフォーマンスを見せながら、欠場試合はわずか「2」。とりわけ投手としては、ローテーションの柱として130.2イニングを消化。QS(先発投手が6イニング以上を投げて自責点を3以内に抑える)12、先発も22を数えるなどタフさを見せてきた。

 異次元のプレーを続けてきた。その計り知れない蓄積疲労による影響が出たと言えよう。そんな大谷の状態を現地記者も案じている。MLB公式サイトのブレント・マグワイア記者は自身のX(旧ツイッター)を更新し、「今シーズンのショウヘイ・オオタニは投手と打者として合計1044打席(WBCも含めると1114打席)に関わっている。これに次ぐのはサンディ・アルカンタラの650だ」と他のメジャーリーガーたちと一線を画すような仕事量を強調した。

 やはり二刀流スターは次元が違う。マグワイア記者はこうも続けている。「最近のオオタニがいくつかの問題に取り組んでいたことは、それほど驚くべきことではないんだ。彼だって人間なんだ」 大谷も人間――。この言葉は彼の異能ぶりをシンプルに評していると言える。 ただ、驚きなのは、登板回避を発表した日の試合に打者として出場した事実だ。しかも、彼は「腕の疲労」を抱えながら448フィート(約136.5メートル)もかっ飛ばしたのである。フィル・ネビン監督は「打撃に影響はない」と説明していたが、大谷のポテンシャルの高さが存分に見せつけられる一撃だった。予定通りにいけば、次回登板は現地時間21日もしくは22日のレッズ戦だ。ローテーションをスキップする影響がパフォーマンスにどう出るのか。大いに注目したい。」(ココカラネクスト編集部

 ヤンキースは一昨日、4点差を9回裏にひっくり返されてベンチは大荒れだったという。貯金2になりファンは、今年のプレーオフ出場に赤信号がともると嘆いているらしい。昨日もエンジェルスは、12−0で大敗した。投壊状態で、ここ4試合で11失点以上が3試合。昨日は、おまけにエラー3つで、1安打。それも内野安打。2回のベンチでネビン監督が大声で檄を飛ばしたが、それも虚しく響いた。このチームは勝てない。勝てないのに、大谷には休養を与えない。GMのチーム編成の仕方も、監督の采配も勝ちに繋がらない。今日適地レンジャーズのグローブライフフィールドの観客から、大谷翔平の打席のたびに「COME TO TEXAS」のコールが起きた。オールスターでもシアトルで起きた大谷へのコールと同じことが起きた。プレーオフ出場が、絶望的な状況でシーズンオフにFAになる大谷へのファンの関心が非常に高まっている。もうエンジェルスを出るときだろう。大谷は勝利に飢えている。WBCでの勇姿を、MLBでも観たい。来年は優勝できるチームにいて欲しいと思う。

 「ESPN電子版は15日今季終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷翔平(29)の本当の価値を試算する特集を掲載した。「オオタニはこの3年間で最も優れた働きをしている選手」とし、多角的にその価値を試算している。 「投手」としては「フォーシーム」「スイーパー」「スプリッター」の持ち球別に価値を計算し、打者としては「打率」「パワー」「我慢強さ」の技術別に価値を計算し、合計で年平均7600万ドル(約106億円)とした。これを元に将来的な価値を計算すると、契約年数は12年。総額9億1200万ドル(約1280億円)というとてつもない金額になる。「ただしFA市場では、現実的にはこの額にはならないだろう。年平均7600万ドルを大幅に下回る」と予想。年齢が上がるにつれてパフォーマンス補正を加え、他のFA選手とのつり合いを考慮すると、最大ならヤンキースの先発右腕コールとフィリーズのターナー内野手を合わせた額が相当と計算。総額6億2400万ドル(約874億円)と試算した。」(日刊スポーツ)

 もうシーズンオフの大谷を巡るFAのことが最大の関心事になっている。 シーズン当初から大谷の価値は、10年5億〜6億ドルといわれてきた。どうなることやら。そしてエンジェルスは、今日も負けた。勝てる状況にない。残りは完全に、大谷翔平の個人成績に絞られてきた。トラウトやレンドンが復帰しても、状況は変わらないだろう。エンジェルスの終戦記念日である。「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」大谷は、残りのシーズンを送るだろう。


 8月23日(水) 曇時々雨 28539/7

 台風が通過して、水害が各地に起きて片づけなどが大変だ。一方で、全然雨が降らないところもあって、新潟などは、ダムが干上がり田んぼに入れる水さえなくなる状態になっている。首都圏の水源も、取水制限寸前の状態になっていて、都知事が節水を呼び掛けている。水害で困るところもあれば、水がなくて困っているところもある。ハワイの山火事は、すごい被害が出た。カナダ、ヨーロッパでも大きな山火事が起きている。天気が不安定になっていると、経済活動も予定も立ちづらくなる。円安も進んでいるが、中国の2番目に大きい不動産会社・恒大集団がアメリカの株式市場へ破産申請を出した。アメリカの破産より深刻なのが中国本体が去年末で48兆円あるという。習近平は、恒大集団を助けるつもりはないようだ。不動産1位の碧桂園も巨額の赤字が出ていて、こっちも危ないようだ。景気が悪い中国が、より景気が悪くなるだろう。不動産バブルがはじけ、恒大だけじゃなく碧桂園の社債がデフォルトになるのではないかという。習近平は、このままつぶすようだ。これが金融不安に繋がるのではというアナリストもいる。そうなれば、世界的な株価下落にも繋がりかねないだろう。そしてまた、円安に振れてきた。

 先週、『明石家紅白』を観ていたら、面白くぶっ飛んだグループが出ていた。『新しい学校のリーダーズ』。23歳のリーダーと21歳の3人、計4人の女の子。歌ったのは『オトナブルー』『マ人間』の2曲。TikTokで『オトナブルー』の首振りダンスがバズって、再生回数25億回で、今年上半期トレンド大賞を受賞した。流行り物には興味がないが、はじけ方が凄い。『オトナブルー』は、和田アキ子の『古い日記』にインスパイヤーされて作られた。♪あの頃はふたり共 ・・・♪と1番の終わりに「ハッ」と声を出すところは、まさにそう。歌いだしも感じが似ている。歌が凄く上手い。ダンスの振り付けは自分たちで全てやっている。だから独創的。モーニング娘やAKBなどと全く違ったアイドルグループ、自信も感じられるし、とにかく楽しそう。YouTubeでも再生回数が凄い数で、こっちも楽しんでいる。すでに、インドネシア、フィリピン、ニューヨーク、ロスアンゼルスなどの音楽フェスに出演している。

 新型コロナウイルス感染状況。8月7日から13日。1医療機関あたり全国14.16人(前週15.81人)。東京都10.37人(前週は、11.53人)。沖縄は、前週の10.54人から6.72人に減少した。


 9月4日(月) 雨/曇 34113/12

 夜中、台風の影響で雨が降った。そのせいで、今日は30度を超えなかった。60日間続いた真夏日(30度以上の日)は、ようやく終わった。今年は過去100年以上で最も暑い年になった。冷房かけっぱなしの状態がずっと続いていた。今日は涼しいが、明日からまた暑さが復活するようだ。こんな夏に、いつもなら旅行へ行く人もひかえたという人もいるようだ。それそれの夏を過ごしたのだろう。8月は、4回しか外に出なかったという人が、テレビのインタビューでいっていた。仕事じゃなかったら、本当に外へ出たくなくなる。何度か日中、散歩に出たことがあるが、少し歩いただけで倒れそうな危険を感じた。早朝か日が暮れてからじゃないと外へ出る気がしない暑さだった。これから夏になると、毎年こんな夏が続くなら大変なことになる。学校の部活も、気温や湿度で中止になったり、プールの水温が高くなったので、使用中止になったりもした。毎年涼しい北海道ですら、暑かった。夏でも涼しいところが、テレビで取り上げられていた。夏の過ごし方が変わってきそうな気がする。

 ジャニーズの性加害問題で新たな進展があった。音楽家の服部良一の息子・吉次(78歳。本名・良治。兄は、克久)が、8歳の頃自宅に遊びに来た時に、被害にあったことを告白した。2年半に渡り被害にあったという。それを姉に行ったら、「汚い、ききたくない」といわれ、以降口を閉ざしたという。実は、服部吉次は、黒テントの創立メンバーの一人で役者で、何度も舞台で観ていた人だ。おぼろげな記憶では『処置』(79年)あたりから観始めたが、斎藤晴彦と共に『三文オペラ』(89年)は、非常に印象的な役者だった。コミカルな動きがとても素敵だった。その人が、そういう被害にあっていたことを知ってビックリした。

 新型コロナウイルス感染状況。8月14日から20日。1医療機関あたり全国17.85人(前週14.16人)。東京都10.96人(前週は、10.37人)。沖縄は、前週の6.72人から7.65人に増加した。
 新型コロナウイルス感染状況。8月21日から27日。1医療機関あたり全国19.07人(前週17.85人)。東京都14.53人(前週は、10.96人)。沖縄は、前週の7.65人から8.50人に増加した。沖縄が、全国最小になったには驚いたが、全国最高が岩手県の31.71というのにも驚いた。


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

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