断腸亭日常日記 2021年 1月-2月

--バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--

por 斎藤祐司


 1月27日(水) 雨のち曇 10436

 昨日の夜、風太郎の随筆を読んでいた。『人間臨終図巻』を書いていた頃だろう。人の死はいつも突然やってくる。自分で死にたい時に死ぬためには、自殺しかないと書いてある。その代表として、大石内蔵助、三島由紀夫、植村直己などの名前を上げていた。コロナ禍に読むと、面白い感じがする。

「 「神は人間を賢愚において不平等に生み、善悪において不公平に殺す」という警句を私は作ったが、この意味で死は最大の不条理である。「悪いこともしていないのに、なぜ?」死床で無数の人々はこううめく。
 私は、自分の母のことを考えてもそう思う。私の母は、中学一年の私と小学校二年の妹を残して三十九歳でなくなった。父はすでになかった。死ぬ前の数日、母の胸をしめつけていた思いを想像すると、いまでも私は断腸の感に襲われる。」(『半身棺桶』「人間臨終愚感」山田風太郎より)

 目覚まし前に起きて、朝食は、缶詰のサバの水煮、瓶詰のエノキダケ、納豆に岩海苔を混ぜたもので、そばを食べた。それから、テレビで体操をやっていたので、汗を流した。今日もきつい。それから、澤田瞳子の『若冲』を読み始めたが、気になって、京都大学文学部陳列館古文書室の「京都錦小路青物市場記録」のことを書いている宇佐美英樹(滋賀大学経済学部教授)の「私の伊藤若冲」という資料を読み直した。それから岡田秀之の「伊藤若冲 生涯と画業」に目を通した。古文書や寺の過去帳などの資料は貴重だ。錦小路と高倉通が交差する錦高倉四町資料から、京都奉行所から営業差し止めされる。それを三年かけて若冲が奔走して営業再開にこぎつけた。町年寄として古文書に若冲の名前がある。この三年間は、若冲作品を描けなかったようで、絵が残っていない。

 午後になり買物、散歩へ出た。洗濯などをして、買い忘れた、糸こんにゃくなどを買った。お寺の蝋梅はいよいよ香りが強く、心地よい香りが漂っている。

 梅の花 にほひをうつす 袖の上に 軒もる月の 影ぞあらそう  定家

 世界では、1億28万6千人の感染者が出、215万7千人が死亡。アメリカは、2543万9千人の感染者、42万5千人が死亡。スペインは、262万9817人の感染者、5万6799人の死者。ここ3日は、不明、767、591人の死者。東京では、ここ3日、986、618、1026人の感染者(214日連続45人以上、85日連続100人以上、50日連続300人以上、36日連続400人以上、、29日連続600人以上)が出て、昨日までの累計で、9万5534人。809人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、3853人増え、うち4都県で、半分以上の2013人増え、合計37万2333人の感染者、合計5298人の死者。東京の速報は、973人の感染者が確認された。


 1月28日(木) 曇から雨になり雪 12344

 本などめくり読んでいる。目覚ましで起きて、朝食は、昨日作った牛肉カレー。それから本を読んで過ごす。『人間臨終図巻』をめくると、平賀源内、杉田玄白、池大雅、与謝蕪村などは載っている。しかし、伊藤若冲、円山応挙は載っていない。山田風太郎の随筆『半身棺桶』には、『人間臨終図巻』に載せれなかった人は、享年や死亡状態が不明な時、不採用になった例として、柿本人麻呂、紀貫之、紫式部、静御前、出雲の阿国、俵屋宗達、東洲斎写楽などを上げている。死んだ状態が判っているが享年不明のために不採用になった例として、平将門、小西行長、河内山宗俊。死亡年月がかろうじて判明しているので、収録したが、その死の様相はまったくわからない人々として、西行、兼好法師、世阿弥、西鶴、近松門左衛門、歌麿等と書いている。しかし、若冲も応挙の名前も載っていない。

 午後になり散歩へ出た。今降り出した雨が、だんだん傘にあたる音が大きくなり帰りのことには、みぞれのようなものになっていた。お寺の池には、雨粒と木から落ちる水滴が、連続的に水面に落ちるので、無数の波紋を描いている。鳥はいなかった。しかし、川には鴨がいた。雨の中でも、頭を背中の方にやってのんびりしている。戻って、キノコスパゲッティを作って食べた。湯を沸かしている時に、MEGUさんへ電話。向こうは、100円玉くらいの雪が降っているという。動画でも送ってくれた。京都を思い出す。東京の外れだと、雪が大きいといっていた。

 ワクチン供給が遅れている。ファイザー、モデルナに続きアストラゼネカのワクチンも生産が需要に追いつかない状態になっている。EUは激怒している。スペインでもマドリードやバルセロナでは、ワクチンがない状態になっているらしい。各社は、増産体制に移っているようだが、その為に余計遅れているようだ。温度管理など最も扱いやすいアストラゼネカのワクチンは、日本でも生産されるという。9000万回分を、兵庫県芦屋市にある、JCRファーマが生産するという。原液を培養してワクチンを作るという。JCRファーマは、今までワクチンを1度も作ったことがないというが、ワクチンを作るための技術(アデノウィルスベクター培養技術)がありそれを使って生産するという。これはいくつかのテレビのニュース番組でもやっていたが、TBSがJCRファーマ社の生産所を取材していた。また、スペイン、マドリードのファルママル社が作る抗がん剤プリティデプシーナは「アプリディン」という商品名で知られているというが、人体に入ったCovid-19ウイルスの増殖システムを完全に止める働きがありその効果は99%だという。現在治験が進んでいるという。

 世界では、1億88万6千人の感染者が出、217万4千人が死亡。アメリカは、2559万8千人の感染者、42万9千人が死亡。スペインは、267万0102人の感染者、5万7291人の死者。ここ3日は、767、591、492人の死者。東京では、ここ3日、618、1026、973人の感染者(215日連続45人以上、86日連続100人以上、51日連続300人以上、37日連続400人以上、30日連続600人以上)が出て、昨日までの累計で、9万6507人。827人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、3970人増え、うち4都県で、1864人増え、合計37万6300人の感染者、合計5388人の死者。東京の速報は、1064人の感染者が確認された。


 1月29日(金) 晴 11130

 東京は穏やかに晴れているが、日本海側には、爆弾低気圧があって暴風雪で、酒田や佐渡では風速30メートルを超える風が観測されたという。雪も山形・新潟が中心で、北海道から北陸・東海・近畿まで大雪の予報のようだ。散歩に出たが、晴れていてるが、ちょっと風がある。今日も人が少ない。スーパーへ行って買い物。今日は人が多めだった。いろいろ買ってきたので、3日くらいは、買物へ行かなくてもいいかもしれない。タバコも買う。

 いつも行っているタバコ屋は、値上がりして久々にいったら、来月の半ばまで、1ヵ月改装で休むという。違う処でタバコを買ってきた。緊急事態宣言でも、人出が減っていないが、ここの処、感染者が減ってきた。神奈川に続いて東京も、保健所の業務軽減のため、感染者の濃厚接触者などの追跡調査を止めたことなどによって、PCR検査が減ったことも要因があるのかもしれない。方向として、緊急事態宣言は少なくとも2月末まで延長されるようだ。早く感染者がいなくなるよう願うが、政府は感染者ゼロを目指していない。来年の今頃になっても、旅行へも行けずこもりきりの生活が続くのかも知れいない。いっそこの部屋を、若冲のアトリエのように「独楽窩」とか「心遠館」などと名付けてみようかなどと思ったりする。

 ドイツのワクチン委員会は、アストラゼネカのワクチンは、65歳以上の人への接種は、推奨しないと発表した。これにより、アストラゼネカの株価は下落した。ジョンソン首相は、イギリスでは65歳以上に接種しても感染防止の結果が出ていると反発している。日本では、ワクチン接種の詐欺が始まったらしい。また、個人情報を取って、ネット詐欺する手口もあるという。

 世界では、1億147万5千人の感染者が出、219万1千人が死亡。アメリカは、2576万6千人の感染者、43万3千人が死亡。スペインは、270万5001人の感染者、5万7806人の死者。ここ3日は、591、492、515人の死者。東京では、ここ3日、1026、973、1064人の感染者(216日連続45人以上、87日連続100人以上、52日連続300人以上、38日連続400人以上、31日連続600人以上)が出て、昨日までの累計で、9万7571人。847人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、4133人増え、うち4都県で、半分以上の2103人増え、合計38万427人の感染者、1日過去最多の113人の死亡者出、合計5501人の死者。東京の速報は、868人の感染者が確認された。


 1月30日(土) 晴 13080

 遅めに起きて、朝食のキノコスパゲッティを作っていると、宅配便が届いた。編集からだ。今日のキノコスパゲッティは、出来が良かった。それから、宅配便に目を通した。付箋が付いている処を中心に、目を通しそれから、散歩へ出た。今日も人は少ない。お寺の池は、半分氷っていた。鳥はいなかった。川辺を通ったら鴨や鳩がいた。スーパーには寄らず戻って来て競馬。

 昨日の夜、何かないかと思っていたら、『蒹葭堂小傳』という高島屋呉服店蒹葭堂会が、蒹葭堂125周年忌の記念と、蒹葭堂遺墨遺品展覧会に間に合わせるために出版したものが、国立国会図書館デジタルコレクションのネットで観れたのでそれを読んでいた。ここには、司馬江漢や大田南畝という源内と関係する人は出てくるが、源内の名前は出てこない。売茶翁や大典顕常、円山応挙、与謝蕪村などの名前が出てくるが、若冲の名前は出てこない。発行は大正十五年。この時期、若冲は忘れられた時代なのだろう。源内の名前が出てこないのは、戸田旭山の処で医学を学んでいた時期が、蒹葭堂が二十歳の頃なので、資料として残っていないのだと思う。旭山が大坂で開催した物産会に、蒹葭堂も源内も出展している。また、司馬江漢にしても蒹葭堂と会っているのは、長崎遊学の途中に立ち寄っている。そういうのが多いようだ。ここは面白い処だ。幕臣の南畝は、大坂の銅座に1年間出張する。そこで、何度も会っているようだ。

 また、BSプレミアムで、『養老先生 ときどきまる 冬を仰ぐ』を観る。「養老孟司 こういう(コロナの)時期ですから、薬師さまはちょうどいいですよ。 ディレクター こういう仏様たてたり、仏像作るとかそういうのって何のためにやるのか 養老 僕はそういうものは、普通にしている生活の“裏”みたいな気がする。文化って“解毒剤”だというんだけど、都市が発達すると、いろんなストレスがかかる。いろんなマイナス面が出てくる。それを消す装置。一方で、文化って“ゴミ箱”みたいな面もあるし、都会生活の面倒一切を放り込んじゃう。今、癒しと言われているのは、そういうこと。それが音楽になったり絵画になったり、いろんな催し物になったりする。 ディレクター でも今の時代、本当に解毒剤を飲んでも生きられるかどうか 養老 今は気分の問題みたいな気がする。脳みそって面白くて、長い時間そのことを考えたり感じたりしてるけど、どんどんどんどん現実感が強くなってくる。脳みそはそうやって世界を作っちゃうから、あんまり変なものに現実感が強く付いちゃうと具合が悪い。バランスが変になってくる。それはしかたがないので、修正する唯一の方法は入ってくるものを変えてることですね。今、空がきれいですね。あそこちょっと切れてる屋根から。こうやって空を見て、木の枝を見ていると、少し違ってくるんです。時々こうものを見て、自分のなかの現実感を調整したほうがいい。ビルとアスファルトと車が“世界”じゃないよって。

 我が国の文学は伝統的に、花鳥風月を主題としてきた。当たり前だが、花鳥風月は人ではない。コロナが終わった後に国民の中に対人の仕事をするより、対物の仕事をする傾向が育てばと願う。コロナは死という生の前提を各人の目前にもたらした。これで人と人が構成する社会が成熟しないはずがない。それを期待して本稿を終える。 「コロナの認識論」 『新潮』2020年7月号」 」

 養老先生の処のまるという猫は、12月に死んだようだ。先生も体がだいぶ弱くなって、外に出る時は杖が離せない。鎌倉の穏やかなお寺の中を散歩する姿は、晩年を迎えつつある養老先生が溶け込んでいるように思う。こうやって、人は死を迎えつつあるのだろう。幸せな過ごし方だ。それでも、原稿依頼が多いという。コロナ禍で、先生の他と違う考え方を参考にしたい人が多いのだろう。今日の夜これから、『京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 「燃える秋」』が放送される。源孝志を、『ライジング 若冲』に続いて、一月に2回新作を観れるのは幸せだ。

 世界では、1億208万4千人の感染者が出、220万6千人が死亡。アメリカは、2593万2千人の感染者、43万6千人が死亡。スペインは、274万3119人の感染者、5万8319人の死者。ここ3日は、492、515、513人の死者。東京では、ここ3日、973、1064、868人の感染者(217日連続45人以上、88日連続100人以上、53日連続300人以上、39日連続400人以上、32日連続600人以上、4日連続800人以上)が出て、昨日までの累計で、9万8439人。864人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、3534人増え、うち4都県で、半分以上の1848人増え、合計38万3958人の感染者、合計5597人の死者。東京の速報は、769人の感染者が確認された。


 1月31日(日) 晴 8233

 遅めに起きて、朝食は鴨南蛮そば。ネギが良い具合に火が通っていた。それから、編集が送ってきたものとにらめっこ。気がついたら午後になっていたので、散歩へ出た。編集へ返送した。明日、連絡が来るだろう。お寺の蝋梅は、ドンドン咲いてきて香りも強くなっている。日を浴びて、花びらの艶が良く判る。寺の池は、半分近く氷っていた。昨日は風があったが、今日の方が、暖かい気がする。帰って来て、競馬。

 昨日の夜、『京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 「燃える秋」』を観る。京都の秋の紅葉が、写っていて綺麗だった。瑠璃光院の紅葉は、何と綺麗なんだろう。昔、12月の終わりかけている紅葉の時期に、瑠璃光院に行ったことがある。額縁に入れたような紅葉は、何処よりも綺麗だった。行ったことのある寺も多く出ていた。東福寺塔頭の光明院、妙心寺塔頭の大光院、三千院、光明寺、実相院、鞍馬寺など。

 「僕らの街の秋がふこうなって行く。日ごとに日照時間がみじこうなって、朝晩の冷え込みがきつうなると、食物は光合成しにくうなる。生き残るためには、余分なエネルギーをさけなあかん。葉落とすのはそのためで、やむにやまれぬ生存のための自傷行為や、とうちの棟梁がいってはった。切り捨てられる前に、色づく。そう考えると切ない、とも。木が葉を落とす準備を始めると、水分を葉に送るのをやめる。そうすると光合成してた緑の色素に隠れてた黄色い色素、カロテノイドが顔を出して葉を黄色く染める。イチョウやウリカエデなんかがこのグループ。あこう染まる葉の場合は、もっと複雑や。秋がふこうなって、木が別れの気配を漂わせ始めると、それを敏感に悟った葉っぱの方から別れを告げる。男と女の関係に似てる。葉は柄元に、離層いう壁を作って音信を断つ。恋愛でいうと、電話にも出んし、メール返事も一切なしゆう末期的な状況や。せっせと光合成して、木に貢いでたブドウ糖が余って葉に残り。それが日光浴びて、アントシアニンいう赤い色素を作る。真っ赤に色づく。情熱的な色素や。恋の終わる予感を感じて、最も美しく色づく。葉も罪なことしおるでぇ。それを見ている木の方は、未練タラタラや。行かんといてくれ、俺が悪かった。もういっぺんやり直そう、なぁ。恋の終わりは、美しくにがい。」(『京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 「燃える秋」』)

 ハハハ。源孝志風、紅葉の解釈だ。行ったことがない一休寺、地蔵院のように一休宗純関連の寺も出ていた。苔の上や、屋根の上に落ちた紅葉は、それだけで心惹かれる。風が吹くと、楓がこすれて乾いた音がきこえる。手水に浮かんだり沈んだりしている紅葉を観るのも好きだ。鞍馬近くの白龍園も行って観たくなった。

 世界では、1億261万5千人の感染者が出、222万人が死亡。アメリカは、2607万4千人の感染者、43万9千人が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。274万3119人の感染者、5万8319人の死者。ここ3日は、515、513人、不明の死者。東京では、ここ3日、1064、868、769人の感染者(218日連続45人以上、89日連続100人以上、54日連続300人以上、40日連続400人以上、33日連続600人以上、5日連続700人以上)が出て、昨日までの累計で、9万9208人。883人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、3345人増え、うち4都県で、半分近くの1656人増え、合計38万7303人の感染者、合計5597人の死者。東京の速報は、633人の感染者が確認された。


 2月1日(月) 晴 9178

 知らないうちに寝て、知らないうちに起きていた。朝食は、味噌味のキノコスパゲッティ。公明党の遠山清彦衆議院議員が、議員辞職願を提出した。緊急事態宣言中に、銀座のクラブを訪れたことや、政治資金団体がキャバクラなどに飲食代を支出していた。また、自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道が離党を発表した。こちらも、銀座のクラブを訪れていた。銀座のクラブへ行きたい人は、行けば良いと思う。人には自由がある。その後、どうなるかは、知らないが・・・。

 ミャンマーで、軍事クーデターが起きた。アウンサンスーチーやウィンミン大統領など、与党・国民民主連盟の幹部たちが、軍に拘束された様だ。選挙で圧勝したが、不正があったと軍部が訴えていた。何処かの国の前大統領のようなことをいっていた。1年間の非常事態宣言を発表した。EUなど非難している。アメリカの国務長官がミャンマーへ行くという話もあるようだ。ロシアでは、反体制派指導者、レクセイ・ナワリヌイの釈放を求める抗議デモで、全国で5000人以上が拘束された。こういうのも、おそらく、コロナ禍で矛盾が噴出してきて、起きたことだと思う。資本主義神話が、コロナで崩れようとしているのだと思う。大きな変動期になってきたようだ。

 MEGUさんと電話で話、編集とも電話した。午後になって散歩へ出た。気がつけば、お寺の蝋梅の花だけを観ていたが、今はすっかり枯れて茶色の色が薄くなっていた葉っぱが全部落ちていた。花だけが際立つ姿に変わっていた。まだ蕾の物もあるが、大きくなって黄色い色が顔を覗かせている。梅の蕾も大きくなって、池のあるお寺では、花が咲き始めた。明日は、120年ぶりに節分が2月2日になるのだという。コロナの中の節分である。強制力が伴わない、緊急事態宣言でも、感染者がだいぶ減ってきた。日本人って不思議だ。ヨーロッパやアメリカでは、考えられないことが、日本では起きている。

 世界では、1億297万4千人の感染者が出、222万8千人が死亡。アメリカは、2618万6千人の感染者、44万1千人が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。274万3119人の感染者、5万8319人の死者。ここ3日は、513人、不明、不明の死者。東京では、ここ3日、868、769、633人の感染者(219日連続45人以上、90日連続100人以上、55日連続300人以上、41日連続400人以上、34日連続600人以上、)が出て、昨日までの累計で、9万9841人。886人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、2673人増え、うち4都県で、半分以上の1478人増え、合計38万9975人の感染者、合計5753人の死者。東京の速報は、393人の感染者が確認された。


 2月2日(火) 雨のち晴のち曇 11521

 鬼は外、福は内。今日は節分。豆まきをして恵方巻を食べる。そういう風習ががある。しかし、豆まきもしないし、恵方巻も食べない。スーパーやコンビニでは、恵方巻を売っている。コロナが始まってから、刺身など生ものを口にしないことにしている。古来から得体の知れない物を、鬼と呼んでいた。そういう言葉を作り、絵などで造形を考えた。疫病なども、鬼の仕業だと考えたれていたようだ。新型コロナウイルス(Covid-19)という疫病も、鬼の一種だ。人の心の中にも鬼がいる。議員辞職した人、離党した人たちも、心の中にいた鬼が出て来てあのようなことになったのだろう。人は完璧ではない。自分の中にも、良い心と悪い心の両方がある。それが出来るだけ、鬼が出てこないように生きて行けるかどうかは、たぶん心がけだけでは、どうしようもない部分もあるだろう。が、鬼が出てこないようしたいものだ。

 2月7日までの緊急事態宣言は、栃木を解除し、10都府県では、3月7日まで1ヵ月延長されるようだ。当然だろう。感染者はだいぶ減ってきているが、それでも11月以前には戻っていないし、入院者、入院調整や、自宅待機者が依然として多い。重症者の病床利用率も高い。こういう状況で、ステージ4のまま。今まで通り、会食などせず、人とも会うのはやめた方が良い。人の多い処には、行きたくない。近くの公園には、幼稚園児がある時間になると密集して遊んでいる。母親たちも密集してそれを見ている。あの時間は、近寄りたくない。

 土曜日、下山さんと連絡した。スペイン語のことで、ちょっと聞きたいことがあったからだ。どうしているかは、きかなかったが、家にいるなら、あまり出てはいないのだろうと感じた。散歩くらいは出るだろうが。コロナにかかりたくないなら、そうすべきだ。そういうことを考えない人は、出かけるだろうけど。養老先生がいっていた、解剖なんて、不要不急でしょう。今やる必要はないから。生活できる最低限の処で、不要不急でやるしかないのが、今の状況だと思う。今日は、朝にカレーを作って食べた。散歩後の昼食は、納豆玉子とカレー。明日も多分1食はカレーになるだろう。

 世界では、1億343万2千人の感染者が出、223万8千人が死亡。アメリカは、2632万1千人の感染者、44万3千人が死亡。スペインは、282万2806人の感染者、5万9081人の死者。ここ3日は、不明、不明、762人の死者。東京では、ここ3日、769、633、393人の感染者(220日連続45人以上、91日連続100人以上、56日連続300人以上、)が出て、昨日までの累計で、10万234人。894人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1792人増え、うち4都県で、半分以上の965人増え、合計39万1763人の感染者、合計5833人の死者。東京の速報は、556人の感染者が確認された。


 2月3日(水) 晴 10250

 今日は立春。昨日の夜から古今亭志ん朝の『崇徳院』を、YouTube で何度も聞きながら細雪。目覚まし前に起きて、昨日夜作ったスパゲッティのソースで、スパゲッティを作って食べた。それからテレビでやっていた体操をやって、志ん朝の『崇徳院』を聞きながら細雪。そして、編集と電話した。提案もあった。それも少し先の話になるだろう。でも気が楽になった。中旬になるまでは、違うことが出来るかもしれない。昼食は、納豆玉子とカレー。塩がなくなったので、買いに行かなければならない。

 まず、塩などを買いにスーパーへ行った。それから散歩へ出た。歩いていると暑くなる。お寺の蝋梅は、日を浴びて香りを漂わせている。池のあるお寺の梅も咲いている花が多くなってきた。歩くスピードで考え事をするのは、丁度いい。『崇徳院』のフレーズ、「瀬をはやみ」が浮かんできておかしかった。志ん朝の切れのいい噺っぷりは気持ちいい。ああいう噺が出来る落語家はいなくなった。とぼけた小三治も好きだが、今や年を取り過ぎたし、大家のような感じになった。志の輔は、志の輔で良いが、いかにも今風。川柳川柳も、年を取り過ぎて今は高座にも上がってないだろう。YouTubeでなら、いろいろな噺が聞ける。夜も、細雪。ちょっとまとめながら、次のことが出来る、準備をしなければならない。

 世界では、1億389万4千人の感染者が出、225万3千人が死亡。アメリカは、2643万5千人の感染者、44万6千人が死亡。スペインは、285万1869人の感染者、5万9805人の死者。ここ3日は、不明、762、724人の死者。東京では、ここ3日、633、393、556人の感染者(221日連続45人以上、92日連続100人以上、57日連続300人以上、)が出て、昨日までの累計で、10万790人。1日最多23人が死亡し、合計917人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、2324人増え、うち4都県で、半分以上の1212人増え、合計39万4087人の感染者、1日過去最多死亡者119人が出て、合計5952人の死者。東京の速報は、676人の感染者が確認された。


 2月4日(木) 晴 11293

 気象庁は今日、関東で春一番が吹いたと発表した。午前中、細雪。昼すぎに、散歩へ出た。いつものルートを、いつものように歩く。戻って洗濯をしてスーパーで買物。昨日の夜も、志ん朝の落語を聞いていた。『井戸の茶碗』『芝浜』。志ん朝の語りっぷりは、元気が出る。明るさがある。暗い気持ちにはならないのが良い。『芝浜』は、小三治だと思っていたが、志ん朝の話も泣けてくる。

 落語の物語もあれだが、漱石の『吾輩は猫である』は、猫の目線で人間世界を描いている。こういう屈折の仕方をするから面白い。谷崎潤一郎の『春琴抄』は、もっと凝っている。架空の本を頼りに、春琴とその弟子のことを語る。架空の本が本当にあったのかと、思わせながら物語世界へ導いていく。こういう虚構の物語が読者を刺激する。風太郎にしてもそうだ。ありもしない物が、あったかもしれないような世界に導いていく。

 スペイン、ヒホンの知的障害者施設で集団感染が発生した。128人中、79人が感染した。スタッフに無症状感染者が発見されたのが1月30日。慌てて全員検査を行って、79人の感染が確認された。ファイザーのワクチンは2度接種する必要があり、1度目と2度目は、3週間あける。その1週間後に抗体が出来るという。28日に2度目のワクチン接種していて、1週間経過しなくても、ワクチン効果が得られているのではないかという見方があるようだ。また、EU統計局発表で、昨年のスペインの25歳以下の若者の失業率は、40.7%で、EU平均17・8%を20%以上上回って、2位のギリシアより5%の差があった。また、全労働者における失業率は、EU平均で、8.3%、スペインは、16.2%で、ギリシアに次いで2位だった。2020年スペインでは、66万2600人の失業者が出て、前年よりも52万7千人多く失業者が出た。2019年の就業人口は、約2000万人、失業率13.8%だった。2020年はコロナの影響で、就業人口は、1931万人に減り、コロナ禍で「仮休業制度」適用などがありどれだけ数があるのか事実上不明のようだ。

 世界では、1億441万1千人の感染者が出、226万9千人が死亡。アメリカは、2655万7千人の感染者、45万人が死亡。スペインは、288万3465人の感染者、6万370人の死者。ここ3日は、762、724、565人の死者。東京では、ここ3日、393、556、676人の感染者(222日連続45人以上、93日連続100人以上、58日連続300人以上、)が出て、昨日までの累計で、10万1466人。1日最多32人が死亡し、合計949人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、2631人増え、うち4都県で、半分以上の1385人増え、合計39万6716人の感染者、1日過去最多死亡者120人が出て、合計6072人の死者。東京の速報は、734人の感染者が確認された。


 2月5日(金) 晴 11805

 目覚まし前に起きて、作り置きのソースでスパゲッティを作って食べた。それから、午前中はずっと細雪。昼過ぎになって買物に出かけた。人が少ない。冬によく食べる、ミカンを買ってきた。それから散歩へ出た。そして、スーパーへ行った。豆腐、納豆、豚肉などを買ってきた。総菜売り場を観て、サラダや鶏肉の塩炒めを買って、昼食にした。

 コロナ禍で、心が病んできている人もいるようだ。不安が増幅して、精神的に不安定になるのだろう。経済的なこと、将来的なことで、やりきれない思いになっている人も多いだろう。昨日NHKでやっていた『クローズアップ現代』で、感染者が仕事が首になるかもしれないと、出勤している人や、保健所の調査で、会社関係の濃厚接触者を調査しなくなったことなどをやっていた。これじゃ感染者が減らないだろう。感染者が、電車に乗っているという事実も複数例確認されている。

 厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染歴を調べる抗体検査を行った結果を発表した。東京は、0.91%だったという。これは、ほぼ感染者数と同じらしい。前回の調査では、0.1%だったので9倍に増えた。おそらく、アメリカやヨーロッパでは、抗体検査と感染者数の差が大きと思う。日本の場合は、その差が非常に小さい。クローズアップ現代のようなケースもあるだろうが、ほとんどの人が、入院できなくても隔離空間にこもっているのだろうと思う。

 世界では、1億488万6千人の感染者が出、228万5千人が死亡。アメリカは、2667万9千人の感染者、45万5千が死亡。スペインは、291万3425人の感染者、6万802人の死者。ここ3日は、724、565、432人の死者。東京では、ここ3日、556、676、734人の感染者(222日連続45人以上、93日連続100人以上、58日連続300人以上。8日連続1000人以下、16日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万2200人。合計974人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、2576人増え、うち4都県で、半分以上の1401人増え、合計39万9289人の感染者、合計6176人の死者。東京の速報は、577人の感染者が確認された。


 2月6日(土) 晴 11017

 昨日の『あさイチ』に映画監督の西川美和が出ていた。この人の映画は観たことがないが、脚本を書くために取材して映画を撮るまで、3年くらいかけているという話をしていた。こういう処は共感できると思った。今自分がやっているのは、2年半かかっている訳だから…。夜BSプレミアムで、『戦国のヒーロー 真田の城』を観ていたら、急に山田風太郎の忍法帖を読みたくなった。『くノ一忍法帖』を手に取り解説の細谷正充の文章を読む。風太郎の秘密がそこに書いてあった。もう何度も読んでいる『くノ一忍法帖』。大坂城落城で、家康の天下になる。孫の千姫は、豊臣秀頼に嫁いでいたが、落城前に、千姫を救出する。家康と千姫の確執。千姫は、秀忠と江の娘。江の母は、信長の妹、市である。秀頼の母は、淀で、これも市の娘である。政略結婚ってこんなもんだろうと思う。風太郎はそれを生かすように忍法帖に仕立てる。千姫の侍女5人が秀頼の子を身ごもっているという情報を家康が掴む。真田幸村の命で、忍法を使い、くノ一たちが秀頼の子を身ごもる。これは豊臣家が、徳川を祟るための幸村の戦略だ。家康は服部半蔵に命じて探索する。そして、伊賀忍者対信濃忍者の忍法対決なる。忍法帖だから当然エロい。

 女という字を、「くノ一」と分解してそれをタイトルにする風太郎の感覚の鋭さは、未だに新鮮で斬新だ。書き順まで正しい。西川美和が、脚本を不器用に2年3年かけて書き続けるのには、風太郎のような天才に比べれば、凡庸だが、そこに共感するのだ。昔、ボブ・ディランは天才、ボブ・マリーは天才だと思っていたが、僕は天ぷらくらいなものだと思って、あれしたが、凡庸でも、淡々と2年半も書けば、面白いものも出来ると信じているというか、信じようとしている自分がいる。

 目覚まし前に起きて、朝食はたまに食べたくなる、塩焼きそばのカップ麺。それに森山直太朗のように、納豆を入れて下品に食べた。この品のない焼きそばに納豆を入れるという行為が、気持ちを開放する。午前中は、細雪。昼過ぎに散歩へ出た。今日は暖かい。汗が出る。豆腐がなくなりそうで、スーパーへ行った。そして、競馬。

 世界では、1億538万7千人の感染者が出、229万9千人が死亡。アメリカは、2680万8千人の感染者、45万9千が死亡。スペインは、294万1990人の感染者、6万1386人の死者。ここ3日は、565、432、584人の死者。東京では、ここ3日、676、734、577人の感染者(223日連続45人以上、94日連続100人以上、59日連続300人以上。9日連続1000人以下、17日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万2777人。合計996人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、2372人増え、うち4都県で、半分以上の1331人増え、合計40万1661人の感染者、合計6282人の死者。東京の速報は、639人の感染者が確認された。


 2月7日(日) 晴 10496

 だいぶ早く目が覚めて、池大雅の資料に目を通す。朝食は、スパゲッティを作って食べた。7歳で京都の萬福寺で、書を披露し神童と絶賛され、柳沢欺園の弟子になる。文人画などの絵だけではなく、漢詩も教わったようだ。与謝蕪村は、俳句。大雅は、漢詩。文人画(南画)を双璧は、文学も極めようとし、絵も極めようとした。漢詩の関係から、大典顕常とも付き合っていたのだろう。高芙蓉、皆川欺園などとも。

 金曜日BSプレミアムで、『養老先生ときどきまる 冬を送る』を観た。「養老孟司 なんで目で見たものと、耳で聞いたものがきちんと繋がるのか?だって繋がるわけないでしょう、音と光が。世界を見るのと、何かをするのは違うんですよ。する方は、頑張ってやる。世界を見るは、受け入れる。こうなってるものは、しょうがないだろうっていう…。 ナレーター 見方が変われば、世界も変わる。日々を生き抜くヒントを発見する、養老先生とまるの最後の毎日へ、ようこそ。」(『養老先生ときどきまる 冬を送る』)

 「養老 言葉をあまり使わないでしょう。禅宗は。「不立文字」だから字にもしない。だいたい座禅だから修行ですね。身体性の問題だから理屈の問題じゃないからね。呼吸法から始まる。座禅も。なんか邪魔になるんですよね、じゃべると。 ナレーター 言葉を離れろ、という禅の世界。そして言葉を切り離すことができない人間社会。 ディレクター 上手く言葉を使いこなせない。思っていることと、言いたいことが、一致しないというか。 養老 もともとそういうものを表すものじゃない。言葉というものは。「あっちに牛がいる」「狼がいる」そういう情報を伝達するための道具であって、それがどんどん時代が過ぎると、自分の言い分を言うのに変わっていく。そのもともとの言葉の使い方じゃない。料理が典型だけど、結局「美味い」としか言えない。どのくらい・どういうふうに美味いかは、本人じゃないと分からないでしょう。だから自分の考えていること、感じていることを、言葉は最終的には表現できない。「苦しそうだな」とは思うけど、どのくらい・どんなとかは分からない、全然。 ナレーター 言葉ばかりに頼らずに、体の感覚を大切に。禅の教えと、先生の考え方。」(『養老先生ときどきまる 冬を送る』)

 「養老 拘束性心筋症。猫にはよくあるらしいんだけど。縛りがかかって心臓が動かなくなる。循環が十分でないから、胸水・腹水がたまって、水がたまるんです。最初にいなくなったんですね。今日みたいに天気のいい日に。午前中にどっかへ行っちゃったの。山へ行っちゃたりする。それで心配して探し回って見つけたんだけど。猫は死ぬときはひとりで消えるんですよ。そうもそれを邪魔したような気がする。こっちが。どうしても治療するというのは、こっちのわがままかもしれないだよね。それをどうすればいいかは悩んじゃう。いつでも。すべて万全にはいかないですね。それに正解がいつもあるとは限らない。中途半端で過ごすしかないですよ。あった、屋根の上のまる。ひなたぼっこしてたらカラスがきて、背中をつついたですよ、まるの。普通ぱっと振り向いて戦うでしょう。なにもしないの。なんかしょぼんとしているでしょう。もう完全に諦めた感じで、ちょっとかわいそうだったですね。人間だと「冗談じゃない。元気出せ」って言うけど。もうあの状況じゃ、それはかわいそうだ。「元気なんか出さなくていいよ」っていう」(『養老先生ときどきまる 冬を送る』)

 腹がぷっくらと膨らんだまるが、養老先生の横を歩いて行く。出張中に、まるが急変した。そして旅立った。寂しそうな養老先生が、まるのいなくなった部屋にいる。いつもまるがいたソファーに座り、ふと外を観て、まるを探すという。いなくなったことを、言葉にできないという。「ただ「いない」というだけで」と、いっていた。また、「あそこでひなたぼっこしている気がする」ともいっていた。ついに、ドイツの死者が、スペインの死者の数を抜いた。

 世界では、1億577万4千人の感染者が出、230万9千人が死亡。アメリカは、2680万8千人の感染者、45万9千が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。294万1990人の感染者、6万1386人の死者。ここ3日は、432、584人、不明の死者。東京では、ここ3日、734、577、639人の感染者(224日連続45人以上、95日連続100人以上、60日連続300人以上。10日連続1000人以下、18日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万3416人。合計1017人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、2279人増え、うち4都県で、半分以上の1273人増え、合計40万3938人の感染者、合計6376人の死者。東京の速報は、429人の感染者が確認された。


 2月8日(月) 晴/曇 10236

 夜明け前に起きて、資料を読んでいた。朝食は、味噌味のキノコスパゲッティ。今日は唐辛子を少し入れた。資料を読んでいたら、2つ3つくらいの処にあることに気付いた。それで調べたり、年表を書いたりした。昼食は、納豆玉子とカレー。頭の整理をするために、散歩へ出た。図書館へ行きたいが、人が多いと嫌だなどと思ったりすることがある。1つのことを解決しないと、2つ目に移れない。コツコツこんなことを、繰り返さないと前に進んで行かない。散歩は、人が少なかった。考え事をしながら、頭に浮かぶことを形にしていこう。夜も続けないと頭に浮かんだことが形にならない。

 資料って読んだはずなのに、再度読み返すと、初めに読んだ時に気付かなかったことに気付く。知識がなかったから、気付かなかったのか、書いてあることとの、矛盾点や、ハッキリしないところに気付いたり、いろいろ出てくるものだ。THさんから頼まれている物があるが、夕方になったら取りかかろうと思う。

 世界では、1億616万6千人の感染者が出、231万7千人が死亡。アメリカは、2700万6千人の感染者、46万3千が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。294万1990人の感染者、6万1386人の死者。ここ3日は、584人、不明、不明の死者。東京では、ここ3日、577、639、429人の感染者(225日連続45人以上、96日連続100人以上、61日連続300人以上。11日連続1000人以下、19日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万3845人。合計1023人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1631人増え、うち4都県で、半分以上の901人増え、合計40万5562人の感染者、合計6428人の死者。東京の速報は、62日ぶりに300人を切り、276人の感染者が確認された。


 2月9日(火) 晴 10602

 明け方に起きて、資料を読んだ。朝食は、豚肉の生姜焼きなど。朝食後も資料を読んでいたら、『ライジング 若冲』を見直したくなった。それを観たら、『あてなよる』を観る。京料理研究家、大原千鶴が出て、ナレーションは、石橋蓮司。この組み合わせは、『京都人の密かな愉しみ 修行中 Blue』と同じ。音楽も同じものが使われている。何となく、『京都人の密かな愉しみ』風で良い。そして、当然のように源孝志が絡んでいる。

 「黄昏どき。好物のあれが手に入った。はてさて、あれにいかなるおぜん立てをし、どんな人生の辛酸で味を整えようか。そしてあれに合ううつしあう最上の酒とは、一体何であるのか。京都在住の料理研究家にして、あての求道者、大原千鶴。あてに相性の良い酒を、ねあわせる媒酌人。ソムリエ界の若様こと若林英司。この2人が、権謀術数の限りを尽くし、吞兵衛たちを、目覚めたままの夢の世界へ誘ってくれる」(『あてなよる』冒頭のナレーション)

 ネットでも検索していたら、石峯寺の『筆形墓碑銘文』が出てきた。これ探していたんだよな。昼食は、鴨南蛮そばを取っていたら、東京都の今日の感瀬者数の発表がある、15時になった。それから、散歩へ出かけた。今日も昨日のように寒い。そして、風が少しあった。お寺の池には、さざ波が立っていた。鳥はいなかった。一旦部屋に戻り、スーパーで買物。ちょっと遅くなったので、生協は少し混んでいた。この生協は、緊急事態宣言になってから、20時閉店になった。

 編集から連絡があった。良い提案があったので了解した。

 世界では、1億649万人の感染者が出、232万5千人が死亡。アメリカは、2709万7千人の感染者、46万5千が死亡。スペインは、298万9085人の感染者、6万2295人の死者。ここ3日は、不明、不明、909の死者。東京では、ここ3日、639、429、276人の感染者(226日連続45人以上、97日連続100人以上、12日連続1000人以下、20日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万4121人。合計1035人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1217人増え、うち4都県で、半分以上の673人増え、合計40万6776人の感染者、合計6511人の死者。東京の速報は、412人の感染者が確認された。


過去の、断腸亭日常日記。  --バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--

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