断腸亭日常日記 2020年 8月

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


 8月7日(金) 晴 9356

 今日も暑い。東京は、猛暑日で35度を超えた。北海道は、台風から替わった熱帯低気圧がかかり、大雨が降り、夜にかけて強風が吹くという。昨日夜、NEWS23で、広島出身の女優・綾瀬はるかが、被爆者に話を訊き、それを高校生と一緒に観るというのがあった。証言を拒否する被爆者もいた。悲惨な話もあった。その話を訊いている時の綾瀬はるかの表情の変わりようが、言葉では伝わらない物を伝えているような気がした。ああいう表情は、男では出せない。ここでダイジェストのように放送されたが、15日の終戦記念日に、原爆投下などの番組が放送されるようだ。

 政府は、国会を開かず、予備費で中小企業支援などの1・1兆円を閣議決定した。しかし、医療関係への予算は、ほとんどない。どうなっているんだろう?都知事は、2つの病院を新型コロナウイルス専用病院にすることを発表した。また、都立病院や公立病院にコロナ病床合計、1000床を増やすという。それでも、追いつかない状態だろう。専用病院だって、軽症者中心の病院で、中等症、重症患者収容の専用病院ではないという問題点がある。世界では、1900万人の感染が確認された。沖縄は、過去最多、約100人の感染者が確認された。

 コロナの事を考えていると、酷い状態だと思う。無策もここまでくれば、諦めになり、考えたくなくなってくる。医療機関は、倒産や医療用具不足で、院内感染などを起こすようになるだろう。何故、そこに資金を入れないのか?菅官房長官は、沖縄を突き放し、東京もそう。基地問題で、こじれている沖縄。小池都知事と仲が悪い。この政権は、好き嫌いで、対応が変わるのだろう。怖いことだ。政治としては、有り得ない。が、政治とは、そういうものなのかもしれない。「やられたらやり返す」ってことでしょ、きっと。『半沢直樹』では、弱い立場の人が、権力を持っている人にいう言葉。権力側が使うべきじゃない!それだけ、本気で対策を考えていないという事だろう。国会を開くつもりがないというは、非常に問題だ。逃げている。

 昨日、エル・プエルト・デ・サンタ・マリアの闘牛は、入場時、検温とアルコールでの手指消毒と、マスク着用で1.5mの距離を取って、5300人の観客制限で行われ、ノー・アイ・ビジェテだった。「オーレ」の声が響いていた。しかし、見ていると、席の距離は充分ではないように見えた。8月は暑い日が続く予報になっている。涼しい時に散歩に出て、暑い時は、細雪。そういう風に過ごそうと思っている。

 世界では、1909万1千人の感染者が出、71万4千人が死亡。アメリカは、488万3千人の感染者、16万人が死亡。スペインは、305767人の感染者、28500人の死者。ここ3日は、26、1、1人の死者。東京では、ここ3日、309、263、360人の感染者(44日連続45人以上、29日連続100人以上、10日連続200人以上、6回目の300人以上、)が出て、昨日までの累計で、14285人。333人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1485人増え、44294人の感染者、1028人の死者。東京の速報は、462人の感染者が確認された。


 8月8日(土) 曇時々晴 9148

 今日も暑いが、散歩をしていても日差しがあまりなかった。土曜日で、人は少なかった。それでも昨日のように、熱中症で入院する人もいるのだろう。コロナと熱中症は、症状が似ているので、PCR検査か抗原検査をして確認する必要があるようで、病院は大変だ。
 蝉しぐれ その日暮らしの ぼやき消え 風吟

 フランスの環境保護団体のNPOが、海のプラスティックゴミの回収作業をやっているというが、コロナ前とコロナ後で、マスクの回収が増えているという。コロナ前はほとんどなかったマスクが、コロナ後では非常に増えているという。実は、不織布マスクが世界中で使われているが、布という字が使われているので、布だと思われているが、不織布マスクの原料は、プラスティックなのだという。プラスティックを細かい糸状のものにして、マスクにしているようなのだ。海を汚すプラスティックの多くは、川から流れ出るものだという。街に捨てられたマスクや他のペットボトル、コンビニ袋などのプラスティックが、川の流れにのって海に辿り着く。

 訂正しなければならない。ファン・カルロス元国王がベネズエラに行ったとスペインメディアが報じたと書いたが、間違えで、ドミニカだった。なお、ドミニカは滞在を否定している。ポルトガルという話もあるし、プライベートジェットで、中東のアブダビにいるという報道もある。ところで、世界中で1日で感染者が一気に、30万人近く増えている。恐ろしさを感じる。おさまる気配は、一切ない。立秋を過ぎて、本格的な秋になれば、もっと増えてくるだろうと思うと、ゾッとする。

 世界では、1938万1千人の感染者が出、72万1千人が死亡。アメリカは、494万1千人の感染者、16万1千人が死亡。スペインは、314362人の感染者、28503人の死者。ここ3日は、1、1、3人の死者。東京では、ここ3日、309、263、462人の感染者(45日連続45人以上、30日連続100人以上、11日連続200人以上、6回目の300人以上、3回目の400人以上)が出て、昨日までの累計で、15107人。333人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1605人増え、45899人の感染者、1042人の死者。東京の速報は、429人の感染者が確認された。


 8月9日(日) 曇/晴 10171

 目覚ましが鳴ったが、二度寝したので昼前に起きた。競馬やりながら、朝食を取る。イカの焼いたのも、納豆メカブに焼き海苔、木の葉丼風衣笠丼。週に2度ある競馬がなかったら、日常だけじゃ楽しくない。競馬があるから助かっている。昨日の夜、ETV特集でやった『“焼き場に立つ少年”を探して』。もう20年以上前になる、報道写真展か何かで観て、感動した写真だ。この日記にも書いている。米軍の写真班として占領監視のために九州北部に駐屯し、休暇で長崎に行った、ジョー・オダネルが撮った。1945年10月と推定される。10歳くらいの少年が、死んだ弟をおぶって直立不動で立っている。唇をかみしめている。おぶわれている弟の首は大きく傾いている。

 少年は、火葬場に来て、順番を待っているのだ。そこを撮った写真だ。順番が来ると、弟を渡し、燃え盛る火の中に入れられた。それを、また唇をかみしめて見つめていたという。オダネルは、この写真を軍には提出せずに、自分のカバンに長い間しまっていたという。この写真以降、被写体は、廃墟の街だけでなく、子供たちに向けられることが多くなったという。取材の中で、写真が撮られた場所が、長崎線の線路際だといういうことが判ったが、特定はできなかった。少年の行方も判らなった。しかし、原爆投下後に近くに、戦災孤児を収容する施設があった事が判った。写真を撮ったオドネルは、原爆投下は間違いだったと、語っている。それは、この写真に写っている少年のように、親兄妹を失くし、今日明日の食べ物さえない戦災孤児を多く見たからだろう。廃墟の街は、物語を想起させない。しかし、戦災孤児は違う。親戚に引き取られた子供たちが、ひどい仕打ちを受けたことを証言している。中には、それを苦に自殺した子供もいる。戦後、オドネルは多くを語らなかったようだ。それでも、彼が撮った、『焼き場に立つ少年』は、多くの事を語っているような気がする。ローマ法王が来日し長崎に来た時、この写真の事を語り、戦争と核兵器廃絶を語った。

 世界では、1965万3千人の感染者が出、72万7千人が死亡。アメリカは、499万8千人の感染者、16万2千人が死亡。スペインは、週末のためデータの更新されず。314362人の感染者、28503人の死者。ここ3日は、1、1、3人の死者。東京では、ここ3日、263、462、429人の感染者(46日連続45人以上、31日連続100人以上、12日連続200人以上、7回目の300人以上、4回目の400人以上)が出て、昨日までの累計で、15536人。333人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1568人増え、47466人の感染者、1043人の死者。東京の速報は、331人の感染者が確認された。


 8月10日(月) 曇/晴 4785

 目覚まし前に起きて、散歩に出かける。今日は祭日で、すれ違う人が少ない。日が出ているが朝なので、まだ涼しい。遠目のお寺の池には、時々大きな鳥がいて、池から飛んで木の方へいなくなる。ここにいるとちょっとだけ、涼むことができる。蝉の声が聞こえ、木や葉っぱなどに、空蝉が付いている。その下の地面には、穴が開いている。蝉が出てきた証拠だ。この穴を観ると、興奮する。子供の頃、直ぐ近くの神社の裏側にニラ畑があって、夕方になると、ノコノコが出てくる。それを捕まえるために毎日通った。早すぎると畑仕事をしているばあさんに、見つかって怒られたものだ。それでも、懲りずに畑に行った。

 『半沢直樹』4話。電脳雑技集団対スパイラル。東京中央銀行対東京セントラル証券。三笠副頭取、大和田取締役、伊佐山部長対半沢直樹。鍵を握っていたのは、電脳電設(旧ゼネラル電設)から引き抜かれて電脳雑技集団の財務を担当していた玉置。父親が開発したスイッチング電源の特許。買収によって電脳雑技集団に渡ってしまった。その奪回と、電脳雑技集団の粉飾決算を交換条件に、東京中央銀行の電脳雑技集団への500億の融資の決定を、役員会に乗り込んで半沢が阻止する。手を貸したのは、大和田。完膚なきまで叩き潰した。三笠、伊佐山、諸田の3人は、電脳雑技集団立て直しのため、出向。半沢直樹は、東京セントラル証券への出向がとけ、東京中央銀行営業第二部次長で戻った。

 東京セントラル証券、送別会での半沢直樹の部下への最後のメッセージ。「勝ち組負け組という言葉がある。私はこの言葉が大嫌いだ。だが私が銀行からここへ赴任した時によく耳にした。銀行は勝ち組。俺たち子会社の社員は、プロパーの社員は負け組だってな。それをきいて勿論反発する者もいたが、大半は自分はそうだと認めてた。だが今はどうだ。君たちは大銀行が総力をあげても成しえなかった事を成し遂げた。負け組だと思っていた君たちがだ。大企業にいるから良い仕事が出来るわけじゃない。どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドをもって、日々奮闘し、達成感を得ている人の事を、本当の勝ち組というんじゃないかと俺は思う。ここは若い会社だ。君たちは40代から20代。大半は就職氷河期で苦労をした人間だ。そうした事態を招いた馬鹿げたバブルは、自分たちのためだけに仕事した連中が、顧客不在のマネーゲームを繰り広げ、世の中を腐らせて出来た。その被害を被った君たちは、俺たちの世代とはまた違う見方で、組織や社会を見ているはずだ。そんな君たちは10年後、社会の真の担い手になる。君たちの戦いは、この世界をきっとより良くしてくれるはずだ。どうかこれからは、胸を張って、プライドをもって、お客様のために働いて欲しい。たとえ相手が銀行でも、遠慮することはない。君たち世代の逆襲を。いや、君たちの倍返しを、私は心から期待している。」

 一馬が電話でいっていた。リモートでは、ちゃんと仕事して、達成感を得られない。ちゃんと仕事したいから会社に行くと。そういう意味で、一馬は勝ち組ってことだろう。未だにモチベーションが落ちていないということ。感染リスクがあっても、出社するのはその為だろう。しかし銀行へ戻った半沢直樹に、頭取から帝国航空の立て直しを命ぜられる。しかも、内閣組閣で各銀行へ債権一律7割放棄を掲げて、国土交通相が着任する。700億の貸付金の回収危機。国と銀行。白井国土交通相対東京中央銀行の半沢直樹。

 世界では、1986万3千人の感染者が出、73万1千人が死亡。アメリカは、504万4千人の感染者、16万2千人が死亡。スペインは、週末のためデータの更新されず。314362人の感染者、28503人の死者。ここ3日は、3、不明、不明の死者。東京では、ここ3日、462、429、331人の感染者(47日連続45人以上、32日連続100人以上、13日連続200人以上、8回目の300人以上、)が出て、昨日までの累計で、15867人。333人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1443人増え、48909人の感染者、1048人の死者。東京の速報は、197人の感染者が確認された。


 8月11日(火) 晴 10965

 目覚まし前に起きて、炭酸水にタバコ。暑くならないうちに散歩に出かけた。台風発生などで、日本に高気圧が張り出して、各地で猛暑日が予想されている。汗をかきながらの散歩だ。今日も人が少なかった。遠目にあるお寺の池を観て涼んでいたら、でかい亀がいるのを確認した。ワニガメの一種だろう。こんな処にも外来種の肉食のワニガメがいるとは驚きだ。あれに噛まれた、大変なことになる。池には、50cmくらいの鯉が一杯いる。そういうものを食べているんだろう。

 森山雅弘「さっき戦えって。あれ、どういう意味ですか」 半沢直樹「そのままズバリだ」 森山「漠然過ぎませんか?どうしたらいいのかまだ判らないし、誰を相手にすれば良いのかも」 半沢「戦う時、敵がいつも正面にいるとは限らない。気がついたら戦いは始まっている時だってある。だがな、1番厄介なのは、敵が自分自身の時だ。大丈夫だ、信念さえ持っていれば問題ない」 森山「信念ですか」 半沢「そうだ。組織や世の中は、こういうものだという強い思いだ。剣道でいえば自分の型になるのかな」 森山「っていう事は、部長は持っているんですね」 半沢「簡単なことだけどな」 森山「せっかくなんで、きかせて貰えませんか」 半沢「良いだろう。3つある。1つ。正しいことを、正しいといえること。1つ。組織の常識と世間の常識が一致していること。1つ。ひたむきで誠実に働いた者がきちんと評価されること」 森山「当たり前のことに聞こえますけど、何か奥が深いですね」 半沢「当たり前だよ。その当たり前が今の組織は出来ていない。だから誰かが戦うんだ」 森山「原因は何なんでしょう」 半沢「さっきお前がいってたじゃないか」 森山「えっ」 半沢「自分の為だけに仕事をしているからだ。仕事は、客のためにするもんだ。ひいては世の中のためにする。その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。自分のためにした仕事は、内向きで、卑屈で、醜く歪んでゆく。伊佐山や三笠や大和田みたいな連中が増えれば、当然組織は腐って行く。組織が腐れば、世の中も腐る。森山、これからお前は色んな相手と戦うことになるだろう。だがな、最初の敵はいつも、自分自身だ。勝敗は時の運だが、決して自分の構えを崩すな。いつまでも鋭い太刀筋の森山でいてくれ。これは俺の願いだ」 森山「ちぇっ。何か怖いですよ部長。遺言いってるみたいで」 半沢「遺言か。まぁ、そう思って貰っていい」 森山「えっ」 半沢「これからある人に会いに行く。おそらく最後の勝負だ。敗れれば、明日にでも出向が決まる。たぶん、地方だろう。だから、その前にこれを、お前に話しておきたかった。敗者の弁としてきいて欲しくなかったからな。終わったら連絡する」 森山「俺も行きます」 半沢「いや。その人とは因縁がある。俺1人で行く」 ――『半沢直樹』第4話より――

 ところで、帝国航空社長役が木場勝己。昔芝居を良く観ていた頃、観た俳優だ。秘法零番館で観た。竹内銃一郎の脚本が好きだった。トリュフォーの映画のタイトルと同じ『恋愛日記』で、冒頭が『曾根崎心中』だったと記憶する。木場勝己は、声が良い。立ち居振る舞いも、様になっている。個性的だった。こうやって、アングラ芝居で観た俳優が結構テレビに出ている。『京都人の密かな愉しみ』の三八子の母親役をやった銀粉蝶も、料亭萩坂の元主人役の品川徹もそうだし、美山清兵衛役の石橋蓮司も、『あまちゃん』に出ていた、片桐はいりもそうだ。新宿梁山泊の六平直政も非常に個性的で、舞台で観たときに、1発で気に入った。赤テントの、小林薫や佐野史郎のように、適役で誰でも知っている俳優もいるが、そうじゃない俳優でも、個性的で味のある俳優がいる。アングラは、そういう俳優を出した。黒テントの斎藤晴彦だって、タモリに呼ばれてよくテレビに出ていた。もう死んだけど。先日、『深夜食堂』を観た。小林薫が味があった。「うちのラーメンはインスタントだよ」ってサッポロ一番しょうゆラーメンを出す。注文受ける時に、「あいよ」っていうのも、昔風でよかった。人生の悲哀を、タバコ吸ってる背中で語れるって凄いものだ。

 アメリカのアザー厚生長官が、台湾を訪問して蔡英文総統と会談した。また新型コロナウイルス対策を担当する閣僚などと面会した。対策が成功している台湾をオブザーバーでWHOの呼ばなかったことで、WHOと中国を非難した。中国は、アメリカの台湾訪問を非難した。そして、香港の「民主の女神」といわれた周庭を逮捕した。また、民主派寄りのメディア創業者の黎智英(レイ・チエイ)も国家安全維持法違反容疑で逮捕された。明らかな、アメリカ訪台に対する報復のように見える。米中関係は非常に緊張感を増してきた。一触即発状態である。レバノンはベイルートの大爆発で、暴動が起き、内閣総辞職した。

 世界では、2009万2千人の感染者が出、73万6千人が死亡。アメリカは、509万4千人の感染者、16万3千人が死亡。スペインは、322980人の感染者、28576人の死者。ここ3日は、不明、不明、73人の死者。東京では、ここ3日、429、331、197人の感染者(48日連続45人以上、33日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、16064人。334人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、839人増え、49749人の感染者、1048人の死者。東京の速報は、188人の感染者が確認された。


 8月12日(水) 晴/雨 9215

 昨日と同じように目覚まし前に起きて、炭酸水とタバコ。それから散歩に出かけた。感覚としては、昨日より楽な感じ。今日は池で亀は観なかった。大きな鳥が二羽いた。たぶん、つがいなんだろう。帰って来て、衣笠丼風他人丼を作って食べた。笹蒲鉾も入っている。洗濯や買い物に出かけたが、がっつり暑い。汗も噴き出てくる。これじゃ、熱中症で倒れる人も出るだろうと思った。昨日から早朝にかけて、逮捕されていた周庭や黎智英など逮捕された10人が釈放された。香港では、逮捕後2日以内に保釈されることが多いのだという。周庭は、今回の逮捕が1番怖かったといった。出てきたときの目つきが厳しかった。いつもの優しい目ではなかった。そして、中国の暴挙を許してはいけないといった。罰金300万円弱とパスポート没収。黎は、700万円弱と資産7億円弱を凍結された。

 いつも夜中になると飴を買いに来る女。白い衣装で、白い肌。無言で毎晩飴を買っていく。ある日、女が手招きした。近所の人たちと一緒について行くと、お寺の墓地に着いた。ある墓のところで女が消えた。すると赤ん坊の泣き声が聞こえた。墓を開けてみると、墓の中に赤ん坊がいた。そのかたわらに夜毎飴を買いに来ていた女の亡骸があった。赤ん坊は提灯の明かりに笑みを浮かべていた。赤ん坊のそばには水飴の入った小さなお椀が置いてあった。死んで直ぐに女は埋葬されたため、赤ん坊はお墓の中で生まれたのである。それで母親の霊は、こうして水飴を運び、我が子の面倒をみていたのであった。愛は死よりも強し。と、いうわけである。これは、小泉八雲の『水飴を買う女』である。

 こういう話は全国何処にでもある。有名なのは、京都の六道の辻にある、幽霊子育て飴。幽霊になった母親が、我が子のために毎夜飴を買いに来て、飴で赤ん坊を育てたという話だ。今の時期、六道の辻にある六道珍皇寺、西福寺、六波羅蜜寺などをまわる六道まいりがある。この松原通は清水寺に通じる道で、鳥辺野にも通じている。鳥葬や風葬が行われたという鳥辺野の入口にあり、六道珍皇寺には、閻魔大王と、それに仕えたという、あの世とこの世を行き来した小野篁(たかむら)の像がある。お盆前に、京都の人たちは、ここにお参りして、迎え鐘などをうつ。つまり京都でいう、お精霊(しょらい)さん。先祖の霊を迎えるのだ。そんな六道まいりも、今年はコロナの影響で、初盆の人しかお参りできなかった。また、16日の大文字焼きなどの五山送り火も大幅に縮小した形で行うという。親爺が死んで、明日で4年になることに気づいた。

 エル・プエルト・デ・サンタ・マリア市議会は、8月28日に行われる予定だった闘牛開催の許可を与えないことを決めた。これは、新型コロナウイルス感染防止のためのようだ。たぶん、日曜日に行われた闘牛で、1.5メートル以上の距離が取られていなかったからだと思う。

 世界では、2029万5千人の感染者が出、74万1千人が死亡。アメリカは、514万1千人の感染者、16万4千人が死亡。スペインは、326612人の感染者、28581人の死者。ここ3日は、不明、73、5人の死者。東京では、ここ3日、331、197、188人の感染者(49日連続45人以上、34日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、16252人。336人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、700人増え、50448人の感染者、1048人の死者。東京の速報は、222人の感染者が確認された。


 8月13日(木) 晴/雨 11684

 目覚まし前に起きて、炭酸水とタバコ。大谷翔平が出ている大リーグ中継をBSでやっていたが、散歩に出かけた。暑くなるのは判っているので、今の内に出かけた方がいい。今日も猛暑日が予想される。予報では、月曜日まで東京は猛暑日になっている。が、いつまで続くか分からない猛暑だ。夕方近くになり、昨日のようにゴロゴロ雷が鳴り、それが近づいて、雨が降ってきた。

 アンダルシア州議会は、闘牛場へ50%の観客が入ることが許可されてたものを改め、1人9平方メートル取るように決めた。mundotoroは、これに対して反対の意見をネットに掲載した。また、闘牛士サルバドール・コルテスもこれでは興行が成り立たないと反対意見をいった。8月28日闘牛に、エル・プエルト・デ・サンタ・マリア市議会が許可を与えなかったことについて、興行主が損害賠償の訴えを裁判所に提出した。詳しい流れが判らないが、初期に、1.5メートルの距離を取ると決められていた。つまり、9平方メートルである。それが解除されて50%観客を入れても良いと変わったのだろう。しかし、最近感染者が増えたために、アンダルシア州議会やエル・プエルト・デ・サンタ・マリア市議会が1.5メートルの距離を取ることへ戻したために、混乱が起きているようだ。日本でもプロ野球やJリーグも無観客から5000人の観客が許可されたが、感染拡大で次の段階へ進んでいない。1.5メートルの距離を取ることを求めているのは、正しい選択だと思う。例えば、ニームやアルルでの闘牛再開を発表したが、ここには、ホセ・トマスやアレハンドロ・タラバンテの名前はカルテルに載っていない。そして、シモン・カサスは、ホセ・トマスは出場しないとわざわざいっている。興行が成立しないからだ。サルバドール・コルテスが興行が成り立たないといっても、ホセ・トマスとは、比べるまでもない。一部の人は、それを支持するかもしれないが、闘牛を知らない人でも見たいと思うホセ・トマスでは、全く違うのだ。そういう選ばれた闘牛士は、この件に関して、口をはさまないと思う。今は、感染拡大している状態で、観客をたくさん入れて開催すべき時ではないと思う。mundotoroを始め闘牛関係者は、焦る必要はない。おさまれば、以前のように出来るのだから。

 世界では、2062万4千人の感染者が出、74万9千人が死亡。アメリカは、519万7千人の感染者、16万6千人が死亡。スペインは、329784人の感染者、28579人の死者。ここ3日は、73、5、マイナス2人の死者。東京では、ここ3日、197、188、222人の感染者(50日連続45人以上、35日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、16414人。336人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、979人増え、51427人の感染者、1066人の死者。東京の速報は、206人の感染者が確認された。


 8月14日(金) 晴/曇 9003

 だいぶ早く起きて、炭酸水にタバコ。準備をして散歩に出かけた。今日も猛暑日予報で、早めに出た。今日も人が少なかった。昨日池では、鳥が倒木の枝にとまって、ゆっくり餌を探して食べていた。今日は、首を伸ばして立っていたが、直ぐに飛んでしまった。近くの枝には、小さな鳥がとまっていたが、それもいなくなった。蝉の声が耳を直撃する。もう右耳は、轟音のように響き、エコーがかかっているような感じだ。1.5メートルの安全な距離を取っているが、この鳴き声の響き様は凄い。距離が近づけば、泣くのをやめ、飛び立っていく。空蝉も葉っぱや枝に付いている。対岸には、ノコノコの穴が開いている。そこには、蚊がいて脛などに着いて血を吸う。かゆい。

 プーチン大統領は、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを開発したと発表した。しかし、3つの段階を経て許可されるワクチンは、2つの段階しか経ていず、安全性が担保されていないというのが、感染症関係者の一致した見解だ。また感染者の汗のにおいをかいで、感染者を発見するという探知犬の発見成功率は、90%だという。本当に犬で患者が発見できるなら素晴らしいことだ。この確率は、PCR検査よりも高いことになる。

 ANOET(全国闘牛主催者協会)は、8月6日エル・プエルト・デ・サンタ・マリアで開催した主催者の会社の開催方法について批判した。闘牛に対して、損害を与え、多くの批判をひき起こしたというもの。これにより、アンダルシア州議会は、1.5メートルの距離を取るように開催ルールを変え、リベラ・オルドニェスは、発表していた、ロンダの闘牛の中止を発表した。このため、興行主の責任を強く訴え、現在の規制を尊守し、ファンへのリスクを回避するように主張した。

 世界では、2092万4千人の感染者が出、75万9千人が死亡。アメリカは、529万4千人の感染者、16万7千人が死亡。スペインは、329784人の感染者、28605人の死者。ここ3日は、5、マイナス2、26人の死者。東京では、ここ3日、188、222、206人の感染者(51日連続45人以上、36日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、16680人。338人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1176人増え、52603人の感染者、1077人の死者。東京の速報は、389人の感染者が確認された。


 8月15日(土) 晴/曇 11016

 夜明け頃目が覚めた。二度寝しようとしたが、寝れずに起きた。炭酸水にタバコ。準備して散歩に出かけた。今日も人が少ない。そして、暑い。遠目のお寺で少し涼んで、また歩き出したが、汗が滴る。戻って牛乳を飲んで、朝食は、納豆メカブと、昨日の残りの他人丼風衣笠丼。それから、『江戸の想像力』をめくって、競馬。昼前にスーパーに焼き立てのパンを買いに行った。外は暑い。今日は終戦記念日で、戦没者追悼式が大幅に縮小して行われた。スペインでは、聖母被昇天の日。

 セビージャの興行主のパヘスのラモン・バレンシアが、アンダルシア州議会が決めた1.5メートルの距離を取って観客を入れるルールでは、9月26日27日に予定していたフェリア・デ・サン・ミゲルの開催は出来ないので中止することを発表した。今は、やるべきでないと思う。闘牛は、法律に基づいて開催されているので、これは仕方がないことである。この規定通り実施しようとすれば、コリーダ・ドゥーラ系牧場と闘牛士で開催するしかないという事は、以前書いた。そういう方法しか、頭に浮かばない。フィグラは呼べない。スペイン、フランスは感染者が増えている。今日が1年で1番闘牛の開催が多い日になる。ベジエでは、地元のセバスティアン・カステージャのアルテルナティーバ20周年記念闘牛が行われる。コロナ禍のこういう状態なので、マドリードは観光客相手の日曜日の闘牛も開催されていない。確かマドリードは10月まで、観客を入れて出来ないと思っていたが、サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェスでは、開催予定が入っている。

 世界では、2116万2千人の感染者が出、76万4千人が死亡。アメリカは、531万3千人の感染者、16万8千人が死亡。スペインは、342813人の感染者、28617人の死者。ここ3日は、マイナス2、26、12人の死者。東京では、ここ3日、222、206、389人の感染者(52日連続45人以上、37日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、17069人。338人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1358人増え、53961人の感染者、1086人の死者。東京の速報は、385人の感染者が確認された。


 8月16日(日) 晴/曇 9463

 目覚まし通りに起きて、炭酸水にタバコ。準備をして散歩。今日はマスクをもって出かける。ずっと着けているさすがに苦しい。人は少ないので丁度いい。昨日は汗をびっしょりかいたが、今日も暑い。途中池で涼んで、水を飲む。折り返し地点を過ぎてからが、余計汗がでる。昼のニュースでは、すでに40度を浜松で超えたという。この湿度でこの気温は、殺人的だ。部屋で競馬やっているのが1番良い。

 スペインでも日本でも祭りが中止になっている。録画していた『神とのりおの雨の夏 祇園祭1150年』を観る。祇園祭の神輿を先導する宮本組。蛤御門の変の時、どんどん焼けで、京都の街が火災で、全て鉾町が焼け出された。ほとんどの山鉾などは焼け、翌年は祇園祭が中止になった。幕末の混乱で起きた、京都の大火。秀吉が作った寄町制度などが揺らいだ。明治になって祇園社の神主などがやっていた神輿の先導は、祇園のお茶屋で、財を成した杉浦治郎右衛門が宮本組初代組頭になる。どうやらこの人が、都をどりなどの興行も始めたようだ。

 その宮本組は、今は祇園で商売をやっている旦那衆が引き継いでいるようだ。今年はコロナ禍で、山鉾巡行は中止。神輿も出さない。八坂神社の門前で鯖寿司などを握る京寿司屋の大将(のりお)が、組長に嘆願して、台車に榊を載せてを氏子をまわる事を考える。寄り合いで組長がその話をすると、そんなもん大変やでぇという話になる。誰がいった?のりおがいったというと、みんなが黙る。

 この大将、腹が座っているというか、金の事など頭にないようだ。祭りをどうしてもやりたい。千年来1番良い祭りになるといいだす。もう馬鹿としかいいようがないが、こういう馬鹿が、何故か好きだ。また、話し方が穏やか。関西風のボケも入っている感じだ。ユーモアがある。ある人からいわせると、ちょっとネジ外れてる、普通の人では考えんことをピュッとやらはるといい、ある人は、頭の中が小学校1年生から止まっているような感じで、憎めない可愛さがあるという。弁当を作るが、近所の買い物難民のために作っているという。全く暗さがない。届けに行って、金は取らない。そういう人だ。こういう人だから祭りの準備が始まる。人と人との繋がりが強い。

 祇園の街も、どこも客が減って閉店する店も多いようだ。ある店には、「休業のお知らせ コロナが憎いです。4月10日より営業自粛致します。」と書かれたものをシャッターに、貼っている。榊を載せた台車が、氏子の処をまわる。手を合わせて迎える。コロナ禍での無茶ぶりを、組長はじめみんなを巻き込んでやってしまう。祇園の舞妓たちも笑顔で迎える。

 初めの処で、店から、八坂神社の西門から出てくる人たちが、門のところで頭を下げるが観える。その表情が暗い、厳しいとぼやいていた。笑顔にしたいから祭りをしようといいだしたのだ。今度京都へ行ったら、鯖寿司を買いに行きたくなるような人だと思った。これから夜になったら、BSで五山送り火の中継を観よう。

 世界では、2146万2千人の感染者が出、77万1千人が死亡。アメリカは、536万1千人の感染者、16万9千人が死亡。スペインは、週末でデータは更新されない。342813人の感染者、28617人の死者。ここ3日は、26、12人、不明の死者。東京では、ここ3日、206、389、385人の感染者(53日連続45人以上、38日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、17454人。338人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1232人増え、55193人の感染者、1093人の死者。東京の速報は、260人の感染者が確認された。


 8月17日(月) 晴 9659

 目覚まし通りに起きて、炭酸水にタバコ。散歩には出かけず、豚肉の野菜炒めを作り朝食を取る。食後は、銀行へ行き洗濯と買い物。『江戸の想像力』をめくる。ニュースでは、国内観測史上最高気温に並ぶ41.1度を浜松で記録した。美濃39.7度、桑名、岐阜で、39.2度など40度に迫る処も多くあった。東京は、36.5度。猛暑は日本を包み込んでいるようだ。この暑さは、いつまで続くのか?

 五山送り火は、京都新聞社の屋上からの中継だった。出演は、宮本亜門、トラウデン直美、磯田道史。戦中灯火管制の頃4年くらい、五山送り火は、灯をともすことが禁止され、銀閣寺近くの参道から登って、日中麓の小中学生が白い体操着を着て、大の字になり、大の字を作ったという。トラウデンは、その麓の小学校に通っていたので、先輩たちがそういう事をやったと聞いて、驚いていた。点火の間、華道家が生ける花を見て、磯田が、あの中に、もう一つのテーマがあって、桔梗は漢方薬にも使われていて、呼吸器系に効くわけで、コロナの収束を願って、活けていると思いましたといった。亜門は、横で奏でる弦楽奏の『上を向いて歩こう』を聴きながら涙を流していた。点火点が少ないが、このコロナ禍では、印象深い送り火になったようだ。こういうわびしさもまた、線香花火の美しさに似て、良いものである。

 マドリードの特に感染者の増加の多い地区で、今日月曜日から一斉のPCR検査を開始するという。イギリスは、スペインに続き、フランスからの帰国者渡航者に対して、2週間の隔離を先日発表した。スペイン、フランスは新型コロナウイルス感染拡大している。ほとんどが、日本と同じ無症状の感染者が多い。内閣府発表の4月〜6月のGDPは、年率換算で実質マイナス27.8%で、戦後最大の落ち込みになった。アベノミクスは、2018年秋以降景気が落ち込んでいたというが、その時に消費税増税を実行して益々景気が悪くなっていた状態で、コロナ・ショックが直撃した。三密を避けるとか、換気をするとか、いろいろいっているが、そもそもスペインのように1.5メートル(希望としては、2メートル)テーブルの距離を取るとか、カウンターでも1.5メートル距離が取れないなら使用禁止とか、それらが出来なら営業許可を取り消すという、スペインで当たり前に行われていることが、日本では出来ていない。出来ていないのに、営業許可を出し続け、店の方は、客が来ないと嘆いている。東京都は安全が保たれている処は、ステッカーを貼るようにいっているが、そもそも、そんな店ばかりなのに、行く気にならない。都は実際ステッカーを貼るという項目がちゃんと出来ているかの検証もしていない。自己申告でステッカーを貼れるのだ。日本のあやふやさ、曖昧さ、責任の所在がハッキリしないという病理は、コロナ禍でも相変わらずである。相変わらずだから、ハッキリと物をいう『半沢直樹』が逆に、輝くのだ。正しいことを、正しくする。そういう「新しい日常」の当たり前が出来ていないのは、悲しい日本人の性なのかもしれない。

 セビージャの興行主パヘスは、10月12日慈善闘牛を開催するという。これは、アンダルシア州議会の1.5メートルの距離を取って行われるという。今や、闘牛興行はこういう慈善闘牛を主流にすべきである。パヘスの考え方は、非常に優れている。こうやって、闘牛を支えるべきだ。牧場、闘牛士、そして、ファン。闘牛興行に関係する人々とその家族を。希望はこうやって繋ぐものだと思う。

 世界では、2169万2千人の感染者が出、77万5千人が死亡。アメリカは、540万3千人の感染者、17万人が死亡。スペインは、週末でデータは更新されない。342813人の感染者、28617人の死者。ここ3日は、26、12人、不明の死者。東京では、ここ3日、389、385、260人の感染者(54日連続45人以上、39日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、17714人。340人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1021人増え、56214人の感染者、1103人の死者。東京の速報は、161人の感染者が確認された。


 8月18日(火) 晴/曇 3398

 目覚まし通り起きて、炭酸水にタバコ。散歩に出ようと思ったが、頭が痛い。2・3日前から喉もおかしい。野菜ジュースを飲んで、飲むヨーグルト。これで出て、熱中症になったら嫌だと思ってやめた。朝食は、とろろ納豆と味噌汁。土曜日に、『京都人の密かな愉しみ Blue修行中 送る夏』の再放送を見ていたので、『京都人の密かな愉しみ Blue修行中 祇園さんの来はる夏』を出して来て観た。送る夏は、五山送り火。祇園祭と2つ合わせて夏の風物詩。京ことばも参考になる。そして、昨日の夜の続きで、『江戸あばんぎゃるどT』を観ていた。

 それまで思っていたことを確認したり、気付かなかったことに気づいたりした。本阿弥光悦と俵屋宗達。2人の芸術家がどちらかが前に出るのではなく、引く処を引いて、お互いの良さを出している。そういう事は、現代ではなかなかできない。そういう言葉があったが、おそらく、こっちの勝手の想像では、法華宗徒が、2人を引き合わせて合作を作らせたのだと思う。長谷川等伯が、本法寺に作品を残しているは、彼が京へ出て来て頼ったのが、法華宗絵仏師をしていたためだ。鉄砲伝来以来、法華宗が政権と結びついていたことは、信長の存在が大きい。政治的なことは興味がないので、明治以降の事はあまり書かないが、宮沢賢治が信奉した法華宗の国柱会も戦争に深く関わった。賢治は盛岡中学の時の同級生の存在が大きいようで、その学友の影響で、法華宗になり、東京で再会した時、友情が壊れたようだ。NHKの番組でやっていた。そしてどうやら、同性愛を思わせるものがあった。それはいいとして、源内もそうである。話を戻せば、文化に江戸時代、光悦・宗達、尾形光琳・乾山兄弟の西陣の法華宗がからんでいたことの方に関心が強い。それから細雪。ほぼ良い塩梅に進んでいる。あとは、『江戸の想像力』を読んで確認したいことを調べたりしてたら出来るだろうと思う。夏という季節が、それを後押しするだろう。

 ファン・カルロス前国王は、UAEに滞在しているとスペイン王室が明らかにした。

 世界では、2190万1千人の感染者が出、77万4千人が死亡。アメリカは、544万3千人の感染者、17万人が死亡。スペインは、359082人の感染者、28646人の死者。ここ3日は、不明、不明、29人の死者。東京では、ここ3日、385、260、161人の感染者(55日連続45人以上、40日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、17875人。341人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、644人増え、56857人の感染者、1119人の死者。東京の速報は、207人の感染者が確認された。


 8月19日(水) 晴 8278

 今日も暑い。炭酸水にタバコ。それから散歩に出かける。お寺と神社で参拝し、スーパーへ向かう。8時から開いているので助かるが、コロナ以前は、7時から開いていた。ポン酢が欲しかったが、買いたいものがなかったので、キノコなどを買う。朝食は、豚肉とナス野菜炒め。今日の味付けは、濃いめである。NHK『あさイチ』は、集中力をテーマにしていたので、それを観ながら食べた。将棋の棋士が、長時間集中力を維持できるのは何故か?中村太地元王座が、途中でどうしても集中力を切らしてしまうので、席を外したり、起ち上ったり、屈伸運動したりするという。あとは、ハンカチにアロマ匂いをつけて、嗅いだりすると気分が変わって集中力が出てくるといっていた。やっぱり肉体的な刺激を与えることのようだ。『江戸の想像力』をめくる。

 その道に入らんと思ふ心こそ我身ながらの師匠なりけれ  千利休
 はぢをすて人に物とひ習ふべし是ぞ上手の基なりける  千利休

 リナレス闘牛は中止なった。カルテル発表後に、アンダルシア州議会の1.5メートルの距離を取って開催することを決めたために、中止を決定した。売り出された切符の払い出しも行われる。ところで、テレビ中継はなかったが、ツインズの前田健太が8回までノーヒット・ノーランを続けていたが、9回の先頭打者にヒットを打たれて降板。リリーフが打たれて同点になり勝ち星が消えた。あと3人のことまで来たのに、非常に残念だ。広島時代にノーヒット・ノーランしているので、日米での達成になると史上初の快挙だった。圧巻は、8者連続三振だった。ダルビッシュは、なんとか4勝目をあげ、ハーラートップに並んだ。

 世界では、2204万8千人の感染者が出、78万1千人が死亡。アメリカは、548万2千人の感染者、17万1千人が死亡。スペインは、364196人の感染者、28670人の死者。ここ3日は、不明、29、24人の死者。東京では、ここ3日、260、161、207人の感染者(56日連続45人以上、41日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、18082人。344人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、918人増え、57777人の感染者、1135人の死者。東京の速報は、186人の感染者が確認された。


 8月20日(木) 晴 5226

 8月東京では、熱中症で103人が死亡した。これは、コロナで死亡した15人の7倍くらいになる。多くが高齢者で、クーラー未使用で部屋の中で亡くなっている。毎年の事だが、高齢者にとっては今の時期の熱中症は、リスクが高いが、今年はそれに加えてコロナの問題も絡んで、外に出て人との接触を避ける人も多いだろうから死亡者も増えるのだろう。でも、クーラーつけていれば、リスクはかなり軽減される。クーラー嫌いだからとか、電気代がかかるからとか、いっている場合じゃないのだ今は。

 10月1日からタバコ税が上がり、50円くらい値上がりする。これの吸っているタバコは、40円上がり、490円になる。牛丼1杯400円弱。前々回くらいから、牛丼よりもタバコ1箱の高くなっている。昔は、タバコ3箱で、牛丼1杯が食べれるくらいだったのに。というか、1000円で10箱買っておつりが来ていたのに・・・。こんなに税金払ってどうする。

 藤井聡太棋聖が木村一基王位に、17時に80手で勝って4連勝で、王位のタイトルも取って二冠になった。史上最年少での二冠達成。同時に八段に昇段し、これも史上最年少記録を更新した。高校生で将棋の2つのタイトルを獲得である。凄すぎて、凄すぎて。コロナで、高校が休みだった時期があったのが、幸いしたのだろう。それにしても凄い。天才的な、あまりに天才的だ。

 世界では、2241万3千人の感染者が出、78万7千人が死亡。アメリカは、552万2千人の感染者、17万3千人が死亡。スペインは、370867人の感染者、28797人の死者。ここ3日は、29、24、127人の死者。東京では、ここ3日、161、207、186人の感染者(57日連続45人以上、42日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、18268人。347人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1072人増え、58848人の感染者、1149人の死者。東京の速報は、339人の感染者が確認された。


 8月21日(金) 晴 10086

 早目に目が覚めて、炭酸水にタバコ。準備して散歩に出かけた。今日は、池には鳥の姿が観えないと思っていたら、足音に気づいたのか羽音がし木の枝にとまった。こういう姿を写真に撮りながら、昔の人は、こういう長閑な感じを絵にしたのだろうと思った。目の前の鳥が、江戸時代の絵師が描く鳥そのもののような気がする。帰り道はいつも汗が出るが、今日はそれほどでもなかった。戻って朝食は、木の葉丼風衣笠丼を作って食べる。

 『江戸の想像力』をめくる。曽我蕭白の絵の人物の、おどろおどろしさは何なんだろう。その辺の事の記述もある。漱石は、老婆の絵は蕭白と明言している。辻惟雄のいう奇想の画家とは、いい得て妙だ。蕭白の絵は、上田秋成の『雨月物語』の世界に通じるもののような感じがする。それにしても、田中優子は、『雨月物語』の基話になる中国の白話小説が、人々に語る語り部が、話し聞かせることで、物語がドンドン変わって行くその過程が、本になり、広がって行き、物語の端の部分が、独立した物語りに発展したりすることを書いている。『水滸伝』から、『金瓶梅』が生まれたりという事が書かれている。思えば山田風太郎は、水滸伝の108つの玉から、忍法帖を考えている。滝沢馬琴は、『八犬伝』を書いている。風太郎の『八犬伝』は傑作だ。虚・実の世界を交互に書いている。虚の世界では、八犬伝を書き、実の世界では、北斎に八犬伝の話を語る馬琴を書く。話をきいた北斎は絵を描く。それを観た馬琴が驚き、それを挿絵にしようとするのだが、北斎は丸めて懐に入れたり、破り捨てたりする。そういえば、『金瓶梅』も風太郎は書いている。これがまた、実に面白い。こういうものが、忍法帖の基になっているんだろう。

 フランス政府は、アルルとニームの闘牛について、5000人までの観客で開催することを了承した。アンダルシア州議会の1.5メートルの距離を取っての開催とかいう事はいっていない。だからといって、コロナ対策をしないかといえばそうではない。記事を読んでいると、スペインでは、州議会や市議会などが、感染対策の基準を規定しているが、フランスは、政府が主導しているようだ。

 世界では、2268万3千人の感染者が出、79万3千人が死亡。アメリカは、557万5千人の感染者、17万4千人が死亡。スペインは、377906人の感染者、28813人の死者。ここ3日は、24、127、16人の死者。東京では、ここ3日、207、186、339人の感染者(58日連続45人以上、43日連続100人以上)が出て、昨日までの累計で、18607人。348人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1185人増え、60033人の感染者、1160人の死者。東京の速報は、258人の感染者が確認された。


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

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