−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年のスペイン滞在日記です。
12月9日(火)
この前ようやく首位に立ったレアル・マドリードは、カンプ・ノーでバルサを撃破。20年ぶりの勝利を上げ首位をがっちりキープ。アトレティコも勝って5位。ホセ・トマスも喜んでいるだろう。でも、アントニオ・コルバチョは2004年ホセ・トマスは復帰しないと言っているそうだ。これはかなり信憑性があるコメントだ。こんなコメントをコルバチョが言うと事が絶望的だ。考えてみれば2004年は、サッカーのヨーロッパ選手権もある。闘牛観ないときはサッカーを観る日が続くだろうなぁ。
来年のことを考えると、いつ行けばいいのか判らない。ドミンゴ・レスレシオンの前に行かなければならないのか、セマナ・サンタの前に行かなければならないか、フェリアの前に行けばいいのか・・・。いずれにしても皐月賞は観れないだろう。それより以前の桜花賞も観れないかも知れない。そうなれば4月の闘牛の会はスペインにいるので行けないことになる。
ミゲル・アベジャンがコロンビアのブカラマンガで、ラス・ベンタス・デル・エスピリトゥ・サント牧場(セサル・リンコン)のNO54、465キロの“クラベル”という牛をインドゥルトした。アベジャンは、セサル・リンコンに感謝するべきだ!良い牛が出ると凄いこと出来だろう。今年もセサルの所の牛はまたインドゥルトした。物凄く嬉しい!ラス・ベンタス・デル・エスピリトゥ・サントという名前を牧場につけたセサル・リンコンはこれからも判るようにラス・ベンタス闘牛場に対する思いは尋常じゃない。闘牛の世界の首都がラス・ベンタスなのだから。
7日の結果。 メキシコ。オルテガ・カノ、耳1枚。アルミジータ、口笛が2回。ソトルコ、耳1枚。 キト(エクアドル)。カロス・ジャニェス、耳要求。ミウラ、耳なし。マティアス・テヘラ、耳2枚。 リマ(ペルー)。ファンディ、耳なし。セバスティアン・カステージャ、耳2枚。セサル・ヒメネス、耳なし。 マラカイ(ベネズエラ)。3人の闘牛士とも耳なし。 ブカラマンガ(コロンビア)。セサル・リンコン、耳1枚、耳2枚(牛、場内1周)。ペペ・マンリケ、耳なし。アベジャン、シンボルとして耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。 グアダラハラ(メキシコ)。エスプラ、耳なし。エル・サパタ、アントニオ・ブリシオ、耳1枚。
12月11日(木)
大久保は尊敬に値する選手だ。自分が出ていると得点が取れないからわざわざ自分で退場していった。ありがとう、本当に!だって君がいるとゴール出来そうにないもの。ゴールの雰囲気が全くないFWも珍しいよね。久保がボールを持つとやってくれそうな気がするのとは全く逆で、大久保では話にならない。でも、いくら自分を知っているからってチームに迷惑を掛けることはないじゃない。本当に最後まで我が儘なヤツだよな。
それから攻めること攻めること。ジーコの采配の見事なこと。どうでも良いときはどんな采配でも良かったけど、ここぞと言うときはビシッと決めるところは流石です。監督としての仕事をしっかりしている。おいたした坊やへも、「彼の将来を台無しにするような扱いはしない」と大人の対応。お見事です。選手への配慮も超1流。
でも本当に坊やは、反省しているのだろうか?Jリーグで日本人最高得点をしたとか言って有頂天の頭には何を聞いても何も入らないのじゃないのかなぁ。Jリーグで得点王になったゴン中山はいつもひたむきに技術を磨きプレーしている。そんな姿さえ見えないよね、君は。セリエAに行っても自分は通用すると思っているから審判に文句言ったり、今回のような事になるのよね。カズや前園、城のように誤解した人生を歩きたいみたいだよね、君は。
ジーコは君のことを、「彼の将来を台無しにするような扱いはしない」と言ったけど、あれは超1流選手だった人だから言える言葉だよ。結果が出ないことを人にせいにしているから益々結果が出ないんじゃないの?前の試合の後、久保は決めるところを決めないから苦しい試合になると、反省していたけど、君は、後は決めるだけと、いつか決めれるような責任も反省も感じられない言葉を言っていたよね。はっきり言ってゴール前に君にボールが廻るとまた外すだろうとしか思わないもの。
1流選手はみんな生意気だ。闘争心がないヤツはダメ。でも実力があるから生意気も許されるのだ。お前はちんぴら見たいにいきがっているだけ。だから鼻につく。フェエラ・デ・セレクシオン!
12月12日(金)
めっきり寒くなってきた。もう冬だ。競馬も有馬記念に向けて走り出した。だからじゃないけど師走という。おい俺の馬たち万全を期して出走してくれよ。先週世界遺産の特集でスペインから生中継をしていた。凄い金のかけ方だ。NHKしかあんな事出来ない。世界遺産が1番多い国がスペイン。38あるのだ。だから特集でスペインの世界遺産を流したのだ。
報道の大きさにビックリしているリトル松井。期待に応えられるように頑張りたいと、言っている。坊やは何を考えているんだか?昨日のスポーツ新聞は坊やのことを色々書いていた。坊やは日本一哀れで惨めな男になった。
12月14日(日)
昨日の闘牛の会は、また盛況だった。ぴょん太さんも遠くからわざわざ飛んできた。久しぶりに来た人もいた。料理も美味しかった。久々に酒を飲んだ。飲み過ぎるとやばい感覚だったので二次会は烏龍茶を飲んでいた。詳しくは後から書こう。持っていった、DVD-Rはあそこの機械では飛んでしまうことに気付いた。やっぱりビデオじゃないとダメだ。
ホセ・トマスは何も表明していないと、ホセ・トマスのマスコミ対応をしているオルガ・アデバが言った。ホセ・トマスは本当に復帰するのかしないのか?それは2004年の大きな話題だ。
12月15日(月)
昨日サッカーを観ていたらテロップが出て、フセイン元大統領身柄拘束のニュースが飛び込んだ。赤穂浪士討ち入りの日に穴の中で発見されたサダム・フセイン元大統領。麻原彰晃の逮捕を想い出した。
「サンチェス司令官らによると、13日朝、フセイン元大統領の親族から、故郷ティクリート近郊に元大統領が潜伏しているとの情報が寄せられた。米軍は第四歩兵師団と特殊部隊の計約600人が日没後、拘束作戦「レッド・ドーン(赤い夜明け)」を開始。農家の敷地に掘られた深さ約2メートルの穴の中に潜んでいた元大統領を発見した。
穴の入り口は泥やれんがで偽装され、やっと1人が横になれる広さの内部には扇風機などが備えられていた。元大統領は「疲れ切った様子」(米軍幹部)で、一切抵抗しなかった。穴からは短銃や75万ドル(約8100万円)相当の100ドル紙幣が見つかった。米軍は元大統領に2500万ドル(約27億円)の懸賞金をかけていた。」 ーー讀賣新聞よりーー
フセインが医師に検査されている映像が流されたが、あれを観ていて政治的な力学が働いていると思った。昭和天皇がマッカーサー元帥と会見した時の写真が翌日新聞の1面を飾ったとき当時の日本人は背の低い天皇を哀れに思ったという。まさにフセインの映像はイラク国民に驚きを持って受け取られたに違いない。これは政治の世界だからこう言うことが出来るが、今思えば麻原彰晃の逮捕後、もし医師の検査などの映像を警察当局が撮影しそれを公開していたらオウム真理教=アレフは今は解体していたに違いないと思った。そこまで踏み込んでやることに問題があるのかも知れないが、それをやっておけばと思ってしまうのだ。
日曜日の競馬は、良い競馬だった。僕の本命は2着だったが勝ったコスモサンビームに乗ったダリオ・バルジューは去年に続き短期免許で来日中で日本のGT3度目の挑戦での勝利だった。デットーリと同じイタリアのサルディニア島の出身。2冠馬に乗ったデ・ムーロも同じ島の出身でここは有名な馬祭りがあるところで背の低い人が多く騎手が多く出るところだという。02年にファルブラヴとのコンビで共和国大統領賞、ミラノ大賞典の2つのGI(ともに伊)を制しJCではデットーリに乗り替わって優勝。
ダリオ・バルジューは、「(去年までファルブラヴがいた)ダウリア厩舎に所属してからは、365日、この馬の調教の手綱だけは他の人には渡したことがないくらい好きな馬なんです。ジャパンカップのときは、フランキー(デットーリ)だから我慢ができた。心の中では泣いていたけどね」 ーーGallopよりーー 7歳年上の憧れの天才デットーリ。そういえばデットーリの誕生日は今日だったよなぁ。
「努力と苦労を重ねてきたイタリアの苦労人ジョッキーが、自らの手で栄光を引き寄せた。コスモサンビームとコンビを組んだD・バルジュー騎手が、3度目の日本GI挑戦で歓喜の勝利を手にした。 「本当に信じられないくらいうれしい。勝てるチャンスはあると思っていましたが、信じられない…」
」 ーーサンスポよりーー
こんな記事を読むとグッと来てしまう。2着はペリエが乗ったメイショウボウラー。馬券も取って良い日だった。ようやく来るべきものが来た。そういう意味で生理みたいだと、言っていたら、なるほど月に1回のものねとと言われてしまって、何、俺の馬券は月に1回しか当たらないわけと、言って爆笑になった。そんなこと言われないようにちゃんと当てないとなぁ。
12月16日(火)
フセイン元大統領が捕まったニュースはあっという間に世界中を駆け抜けた。イラク国民は歓喜して銃を乱射したりしている映像がTVで流れた。あんな風に簡単に銃を市民が撃っているところに本当に自衛隊は行くのだろうか?株価や為替相場の動きはそれほど大きくはない。アメリカでは早朝にこのニュースが入ったので新聞は印刷が終わった後だった。だから、インター・ネットで流された。TVで観た人たちがネットで詳しい情報を得たのだろう。日本は新聞は休刊日。キオスクでは、スポーツ新聞の1面は全てこのニュースが飾った。
12月20日(土)
日記を書こう書こうと思っていたのだが、言葉が通り過ぎていった。
寒い朝、WINSに行ってきた。明日の阪神牝馬特別を買いに。そこで感動に包まれた。新聞を見ていたら中山の5Rに良血馬が揃っているのを見つけ検討した。結論は直ぐに出た。1枠2番、ダンスインザムードの単勝。どうせ1番人気だろうからオッズは観なかった。母、ダンシングキイ、父、サンデーサイレンス。半兄がエアダブリン。全姉がダンスパートナー、全兄がダンスインザダーク。生産が社台ファーム。馬主も社台。藤沢厩舎に鞍上ペリエ。超が3つくらい付く良血牝馬。
他にも良血馬がいた。祖母がエリザベス女王杯馬、近親にGT、3勝のニッポーテイオーがいるノゾミカナエタマエ。母の全兄がサクラバクシンオーの、プリンセスカメリア。近親にダイナカール、エアグルーヴがいるトーセンウィング。叔母がサイレントハピネスのスパイスオブライフ。母の半兄がオースミポイントのラドクリフ。。近親がレディゴシップのジョリーダンスなど。
レースはスタート直後からダンスインザムードがハナを切った。それを横からつついたのがジョリーダンス。それでも落ち着いてハナを切っていた。3Fが35.1。1000m通過が59.4の新馬戦ではハイペース。4コーナーでは馬なりでプリンセスカメリアが上がってきて直ぐ後ろに着けた。が、直線に入ると後続が鞭を入れ始めているのにダンスインザムードは持ったまんま。それでいて着差をドンドン離していった。坂の途中で勝負あり。ペリエのタズナはピクリとも動かなかった。タイム1.36.0。上がり3Fが36.6。2着に付けた着差が6馬身。
完勝、圧勝。驚きのレースぶりだった。このレースぶりからもこの馬が大物中の大物なのが判る。そして、ペリエのタズナ捌きも持ったままというのも凄い!まるで岡部幸雄だ。今年の秋にへぐってばかりいたペリエがこのレースで見せたタズナ捌きは大きな成長を感じさせた。そして岡部幸雄になった瞬間だった。そして何よりも重要なのは、ゴール板を通過直後ダンスインザムードが絞っていた耳を前に向けたことだった。良い馬というのはこういう仕草をする。トウカイテイオーもそうだったしその他の馬もそうだった。これはゴール板が判っていると言うこととレースを理解しているということだ。
馬は逃げてハナを切るときは耳を前に向ける。追い出したりギャロップ(全力疾走)しているときは耳を後ろに向けて絞って走るものだ。ギャロップからキャンターに落としていく時は耳が前を向いてリラックスする。こういうのはレース慣れしてくるとやる仕草だ。しかし、コール板を通過直後に耳を前に向けてリラックスしている仕草を初戦の新馬戦で見せたダンスインザムードはただ者ではない。もう俺の腹は決まった。来年の牝馬クラシック戦線はこの馬と心中する覚悟だ。
桜花賞には鞍上は岡部幸雄が乗るだろう。悲願のクラシック完全制覇達成は馬が順調なら間違いなさそうだ。
帰りに来年の桜花賞を阪神競馬場に観に行きたいなと思った。岡部が記録達成するときどうしてもその場にいたいと思ったからだ。でもどうなるかは判らない。セビージャの事があるのでいつ行けばいいのがまだ判らないからだ。どうしようか、それは時間が解決してくれるだろう。兎に角今日はダンスインザムードが感動を与えてくれたことに感謝しなければ。
中京競馬場は朝から降雪があり芝でのレースは全てダートへ変更され1Rの発走時間も大幅に遅れて開催された。
さて、阪神牝馬特別は検討の結果、ファインモーションの斤量負荷が気になって本命は、逃げ馬が多い流れなどを考慮して強烈な差し足のあるアドマイヤテレサにした。3歳の条件馬だが33秒代の末脚に賭けてみたい。対抗は、ニシノムーンライト。4連勝の今なら面白い。何もグレン・ミラー絡みじゃない。名曲「イン・ザ・ムード」 「ムーンライト・セレナーデ」。ダンスインザムード、ニシノムーンライト。そんなんじゃない。馬で選んでいるのよ。単穴で、ファインモーション。注が、オーゴンサンデー。さあ、波乱で大穴、万馬券が出るかどうか?それは明日の15:45には判るだろう。
12月22日(月)
朝キオスクで、『Gallop』ありますがと聞いたら、そうなのよねぇ、今日は遅くて、お客さんに怒られちゃう。と、言われたらこっちは何にも言えません。いよいよ1年の総決算有馬記念の週になった。昨日のレースは仕方ない。ファインモーションに勝たれてみれば当然という気がする。だが、2着にハッピーパスが来るとは思わなかった。考えてみれば、シンコーラブリーの下なのだから血統的な背景はしっかりしている。藤沢調教師は、何でファンモーションがこのレースに出てくるわけ。と苦笑いしていたそうだ。3着ピースオブワールド。来年に繋がる走りだった。俺の本命は4着だった。こんなもんだ。
有楽町のハンバーガー・ショップへ行ってスポーツ新聞を読んで昨日のレースを再考。週刊『競馬ブック』を読んで有馬記念の予想をした。それは良いとして、シンボリクリスエスに乗るオリビエ・ペリエのインタビューが載っていた。管理する藤沢調教師のコメントも読んだ。ペリエは、自分のベスト・ホースは凱旋門賞をレコードで勝ったパンドレセレブルだと言い、シンボリクリスエスはそれと同等だと言った。有馬記念では、その走りでベスト・ホースになって欲しいと言っていた。
かつてシンボリルドルフがJCでカツラギエースの逃げに屈して有馬記念を迎えたとき、野平祐二調教師は、岡部幸雄騎手に、「借りを返してこいよ」と送り出した。岡部は、最後の直線でいつでもカツラギエースを交わせる手応えで後ろを振り返った。1つ上の3冠馬ミスターシービーを観たのだ。こっちも大丈夫を見極めてからカツラギを交わしに行って有馬記念を勝った。
藤沢調教師はその時野平厩舎の調教助手。そのことは充分判っている。そういうことをペリエに言うのかと聞かれて、(ペリエも)自分でわかっているだろう。今度は目標として競馬をするだろうし、楽しみだよ。ルドルフに近づいてもらいたいと思ってやってきたからね。勝っても負けても引退式。タイキシャトルの時に負けて引退式をやった前科持ちだけど、カッコ良く終わるように本人(クリスエス)に言っときます。
もうこういうのを読んでいると信仰のように、黙って単勝馬券を握りしめて有馬記念を観ていたくなる。信じたい。2年連続で有馬記念を優勝して2年連続で年度代表馬になるのだと。
11時過ぎに、東京ファーラムでやっている、「人体の不思議展」を観た。かなりの人が入っていた。好評で28日までの予定が、来年の2月1日までに開催期間が伸びた。これは非常に面白い。これは後で時間があったら書こう。
12月23日(火)
ロベルト・ドミンゲスが2004年1月31日コロンビアのペレイラで行われる慈善闘牛にダマソ・ゴンサレス、オルテガ・カノ、セサル・リンコンと共に出場するようだ。
12月25日(木)
23日、日本は天皇誕生日で休日だったが、俺の心情としてはおばあちゃんの13回忌と言うのが正しい。この日アメリカ、ワシントン州で狂牛病の牛1頭が確認されたことが発表された。日本は直ぐに輸入禁止措置がとられた。日本における牛肉の消費の内アメリカ産は33%だという。外食産業を中心に大きな影響が出そうだ。吉野家は、使用している肉は99%がアメリカ産だが1ヶ月分のストックがあると、いち早くコメントを出し、日本マクドナルドは、使用している牛肉はオーストリア産が100%なので心配ないと発表した。
12月26日(金)
有馬記念の枠順が確定した。12年前、マックィーンは勝てない2着だと予想して1着馬を考え、ダイユウサクを予想。前日TELが鳴りおばあちゃん危篤を知る。翌日朝持ち直したとTELが入り、WINSへ。ダイユウサクの単勝1万円を買おうとオッズを観たら万馬券。ここでビビって違う馬券を買ってしまった。レースは直線でマックィーンを内から交わしてダイユウサクが差して切って優勝。茫然とレースを観ていた。おばあちゃん、僕のあの馬券どうしたんでしょうね?あれはおばあちゃんが最後に僕に教えてくれた事だったような気がする。
過去のデータから色々なことが判る。『競馬ブック』のデータを全てクリアしているのはゼンノロブロイだけ。これに、連対率5割以上と言う項目を加えるとさらに絞り込める。燃え尽き症候群と調教師が言うアグネスデジタルは2000mまでしか距離経験がない上ここの所調子が悪い。GT、6勝馬とは言えこの馬は買えない。
出走馬比較を初めにするのはまず3歳馬から。菊花賞馬、ザッツザプレンティは神戸新聞杯から菊花賞、JCと秋3走して結果も出し実力を示したが果たして余裕があるのか?悪くないローテーションだが。それより菊花賞からの直行組の方がフレッシュだと思う。菊花賞でドドウの追い込みを見せたリンカーン。自在性もあるので面白い。神戸新聞杯を圧勝したゼンノロブロイが、3歳馬では最強の様な気がする。騎乗したデザーモが「同世代に負けるシチュエーションは考えられない」と絶賛した馬。調教もシンボリクリスエスと併せて良い動きを見せた。
問題は6歳馬、タップダンスシチー。有馬は確か去年まで馬齢戦。4歳馬が57キロ、5歳以上が56キロだった。3歳が55キロ。今年は定量戦になり4歳以上が57キロになった。1キロ軽い去年までのデータでさえ6歳馬は不利である。なおかつ連対率が5割行っていない。これは今年5戦4勝2着1回なので良いとしても、である。ツルマルボーイも同じ。ただ、この馬は展開に左右される。
大本命、シンボリクリスエス。この馬が1番強いのは誰で知っている。ダップをマークして潰しなおかつ他の馬をも封じて2年連続有馬記念優勝と年度代表馬選出、出来るのではないかと思うのだが。天皇賞を大外枠で勝っているのだから、有馬の大外枠も関係ない。
12月27日(土)
東京に雪が降った。だからといって有馬がダートに変更するとは思えない。前売りで1番人気がシンボリクリスエス。2番人気が、ゼンノロブロイ、と、タップダンスシチー。馬券もそうなるかも知れない。最終的には、中山のパドックで決める。
12月30日(火)
有馬記念は良いレースだった。
今日東証1部上場の吉野家D&Cの社長が記者会見を行い、牛丼の販売を停止する事もあり得る事を発表した。アメリカからの輸入禁止措置が解除されなければ2月からは吉野家では牛丼が食べれなくなる。NHKの19時からのニュースの最初でこのニュースを伝えた。
「牛海綿状脳症(BSE)発生による米国産牛肉の輸入禁止措置を受け、牛丼チェーン最大手の吉野家ディー・アンド・シーは30日、深夜閉店店舗の拡大や、カレー丼など牛肉を使わないメニュー追加を柱とする営業見直し策を発表した。
記者会見した安部修仁社長は「来年2月半ばまでに輸入が再開しなければ、牛丼の提供を中止する」と表明し、経営基盤に重大な影響が及ぶ可能性も示した。
同社の牛肉は約99%が米国産で、現状では来年1月末に調達が難しくなるため、営業見直しで当面の在庫減少を抑える。
同社の店舗は原則的に24時間営業で、深夜帯の休業は14店舗だけだったが、これを30日から順次174店へ拡大。年末年始の休業店舗も従来の11店から123店へ増やす。
また、来年1月1日から牛肉を増量した「特盛」の販売を中止し、朝の定食を全時間帯で販売。1月12日には「カレー丼」を発売するほか「いくら鮭丼」「焼鶏丼」などを順次展開する。(共同通信)」
「吉野家ディー・アンド・シー<9861.T>は、米BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)問題で日本政府が米国産牛肉の輸入を禁止したことを受け、深夜(午後10時から午前10時まで)閉店店舗を14店舗から174店舗に拡大する、と発表した。同社の国内店舗数は11月末現在で973店舗のため、全体の約17%が深夜営業を取りやめることになる。30日から順次、実施する。
このほか、来年1月1日から牛丼などの「特盛」の販売を中止するほか、牛肉以外の食材を使用したカレー丼、いくら鮭丼、焼鶏丼などの新商品を導入、メニューを拡充する。年末年始(12月30日午後3時から1月5日午前10時まで)の休業店舗も11店舗から123店舗に拡大。さらに新規店舗の開発も凍結する。
同社は、原材料の99%を米国産牛肉に頼っており、輸入禁止措置が継続した場合、来年1月末には牛肉の必要量の供給が難しくなる見込み。(ロイター)」
安部修仁社長は思い切った決断を迫られた。牛丼屋が牛丼を止める決断をするのは並大抵のことではない。オーストラリアの牛肉では500円の販売価格になるそうだ。(国産牛であればいくらになるのか判らないだろう。)オーストラリア牛では味も値段も変わる。そうなればブランド・イメージが壊れるとし、カレー丼、いくら鮭丼、焼鶏丼(販売価格は400円から450円の予定)などの販売をするという。これは吉野家存亡の危機と言って良いだろう。もしこんな事になったら、入客数、売り上げ激減は目に見えている。従業員も減らさざるを得なくなるだろう。最悪牛丼が消えるかも知れない。牛丼食うなら今の内だ。これから外食は吉野家で牛丼を食べようと思う。小野伸二が日本に帰ってきて初めて食べた食事が牛丼。それがなくなってしまいそうだ。僕は非常に悲しい。
ホセ・トマス復帰のニュースが入ってきた。嬉しいニュースだ。でも、復帰でセビージャのドミンゴ・デ・レスレクシオンに出場することになれば4月11日に阪神競馬場である桜花賞はどうなる?うーん。困った!しかし、ムンドトロ・コムはこのニュースを流したコンテンツを翌29日に消してしまった。どういうことなのだろう。バレンシアのファジャスのカルテルがほぼ決まった模様。
12月31日(水)
有馬のことを書こうと思ったが、時間がない。今年ももう過ぎようといている。
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