断腸亭日常日記 2000年、その14

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年のスペイン滞在日記です。

99年1月13日〜2月16日 2月19日〜4月14日 4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日
6月7日〜6月10日 6月13日〜7月9日 7月11日〜8月8日 8月9日〜9月9日
9月12日〜10月7日 10月10日〜11月10日 11月14日〜11月28日 12月12日〜12月31日
2000年1月1日〜15日 1月16日〜1月31日 2月1日〜2月28日 3月2日〜3月29日
4月2日〜4月19日 4月20日〜4月29日 5月1日〜5月14日 5月15日〜5月31日
6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日 6月30日〜7月15日 7月17日〜7月31日
8月1日〜8月15日

 8月16日(水)

 今日のサッカーは何なんだ。非道い試合だ。あれで勝って喜んでいたらファンのレベルは2年前と変わらないだろう。

 部屋の掃除をしていたら色々探していた本が出てきた。その中に、闘牛の技について書いている、『TODAS LAS SUERTES por sus maestros』 が出てきた。その中に椅子に座ったやるパセのことが書いている。アントニオ・サンチェス・プエルトや、ガジョ、ファン・アントニオ・ロメロなどがムレタで昔やっていたようだ。ビクトル・プエルトはこれを真似たようだ。椅子に座ったラルガ・カンビアールをやっている写真もある。

 それと今年ホセリートが見せたマノレティーナの構えで牛を反対側から通すパセは、昔、フリオ・アパリシオ(父)がやっていたようで、マノレティーナ・コントラリアと言うパセだった。

 14日の結果。 バエサ。エスプラ、耳1枚。モレノ、耳なし。エル・ファンディ、耳2枚。プエルタ・グランデ。 カラタジュ。エル・タト、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。パディージャ、耳2枚。プエルタ・グランデ。ミウラ、耳なし。 セニシエントス。ミゲル・ロドリゲス、耳なし。マリアノ・ヒメネス、耳1枚。ホセ・イグナシオ・ラモス、耳1枚。 エル・エスピナル。ポンセ、耳2枚。プエルタ・グランデ。オルドニェス、耳なし。ラファエル・マトゥテ、場内一周。 ミラフロレス。フラスクエロ、耳1枚、耳1枚要求。ホセ・ルイス・ボテ、オスカル・イガレス、耳なし。 

 ホセ・トマスがまたプエルタ・グランデをした。

 15日の結果。 バイオンヌ。ホセリート、耳なし。ホセ・トマス、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。ミゲル・アベジャン、耳2枚。 マドリード。エル・ソトルコ、耳なし。ホセ・ルイス・ボテ、耳1枚、場内一周。エル・シド、耳1枚。 ヒホン。ビクトル・プエルト、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。オルドニェス、モランテ、耳なし。


 8月17日(木)

 何か結果を書いていたら疲れてきた。こんなに書いたって読まないよな、きっと。

 NHKで、ラテン・ダンスの特集をやっていた。それで思い出したことがあったが、今日は止めとこ。 ログローニョのカルテルが発表になったのでアップした。アベジャン、ホセリート、ホセ・トマスが2回出る。

 8月15日は1年の中で1番闘牛の開催が多い日だ。マドリード、ラスベンタスでホセ・ルイス・ボテは、2頭目で2回ピンチャソして、場内一周。剣が決まっていればプエルタ・グランデだった。大事なときに決めれる闘牛士と失敗する闘牛士がいる。ボテは失敗してしまった。でも、良いファエナをして耳取ってボテはまた泣いたんだろうな。ボテ!来年のサン・イシドロで魅せてくれ!

 15日の結果。ブリビエスカ。ラファエル・カミノ、耳2枚。ルギジャーノ、耳4枚。クーロ・マルティネス、耳1枚が2回。 ブルゴ・デ・オスマ。エル・フンディ、耳1枚、耳2枚。ホセ・イグナシオ・ラモス、耳1枚。アントニオ・フェレーラ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。 カラモチャ。ミゲル・ロドリゲス、耳1枚、耳2枚。ホセ・アントニオ・イニエスタ、耳1枚。 ヒホン。ビクトル・プエルト、耳1枚、耳2枚。オルドニェス、モランテ、耳なし。 マラガ、フィニート、耳1枚。カバジェーロ、耳なし。ハビエル・コンデ、耳1枚。 エル・プエルト・デ・サンタ・マリア。セルソ・オルテガ、耳なし。ペドゥリート・デ・ポルトゥガル、耳1枚。モレノ、耳なし。 タファジャ。アンドレス・サンチェス、耳なし。リカルド・オルティス、耳2枚。ラファエル・オソリオ、耳なし。 カラタジュ。イガレス、耳2枚。エル・カリファ、耳1枚が2回。ヘスス・ミジャン、耳1枚。 ラグニジャ。マリアノ・ヒメネス、耳1枚、耳2枚。フリアン・ゲラ耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。ミゲル・アンヘル、耳なし。 サン・セバスティアン。ファン・モラ、ポンセ、耳なし。エル・フリ、耳1枚 、耳1枚ともう1枚要求。 ビジャディエゴ。エル・タト、耳2枚。カナレス・リベラ、耳1枚。レヒオ・オルテス、耳1枚。 ベジエ。リシャール・ミリオン、耳1枚が2回。フェルナンド・メカ、耳1枚、場内一周。パディージャ。耳1枚。 ダックス。ペピン・リリア、ウセダ・レアル、ミウラ、耳なし。

 ホセ・トマスがまたプエルタ・グランデをした。Apoteosis と書いていた。とてつもない、凄まじい。ホセリートは、初めの牛が良い牛で耳2枚だった。牧場は、エル・トレロ。つまりファン・ペドロ・ドメクだ。悪いわけねぇだろう!

 16日の結果。 マラガ、クーロ・ロメロ、耳なし。ホセリート、耳2枚、耳1枚。プエルタ・グランデ。ホセ・トマス、耳2枚。プエルタ・グランデ。 ハティバ。エル・カリファ、耳1枚、耳2枚。場内一周。エル・フリ、耳2枚。耳1枚ともう1枚要求。 サン・セバスティアン。フィニート、耳1枚。カバジェーロ、モランテ、耳なし。 ダックス。ポンセ、耳2枚。アベジャン、耳1枚。ファン・バウティスタ、耳2枚。 アルファロ。マンサナレス、アパリシオ、耳なし。ウセダ・レアル、耳1枚。 セニシエントス。マノロ・サンチェス、イガレス、耳なし。ゴメス・エスコリアル、耳1枚。 ロア。ミゲル・ロドリゲス、耳2枚、耳1枚。ラモス、耳2枚。マリ・パス・ベガ、耳2枚と尻尾1つ、場内一周。 ナバルカン。フェレーラ、場内一周。マリオ・コエロ、場内一周。ホセ・マヌエル・ベハラノ、耳1枚。 レガネス。ミゲル・マルティン、耳1枚。チャマン・オルテガ、耳1枚。エル・シド、耳1枚。


 8月18日(金)

 陽がでないが蒸した1日だった。夜、雨が降ると言っていたが降らなかった。残暑は9月始めまで続くらしい。

 ホセ・トマスがまたプエルタ・グランデをした。牛の角が太股ギリギリの所を通っていくパセを繋いだ。いつものことだけど凄い。怖くないのかと思ってしまうが、インタビューで、「私も人間なので牛の前に立つと怖いんです」と言っている。でも、闘牛に行けばそんなところは見せない。物凄い技術で牛も観客をも圧倒してしまう。ともあれ、9日間連続のプエルタ・グランデだ。驚異的だ。明日ホセ・トマスはサン・セバスティアンに出る。

 17日の結果。 ダックス。ホセリート、耳なし。ホセ・トマス、耳2枚と尻尾1つ要求。プエルタ・グランデ。セバスティアン・カステージャ、耳なし。 シウダ・レアル。ポンセ、耳なし。ビクトル・プエルト、耳2枚。プエルタ・グランデ。ハビエル・コンデ、耳なし。 レガネス。レオナルド・ベニティス、耳2枚。プエルタ・グランデ。フェレーラ、マリオ・コエロ、耳なし。 マラガ。フィニート、耳1枚。モランテ、耳なし。エル・フリ、耳要求で場内二周、耳1枚。 サン・セバスティアン。オルドニェス、耳なし。エル・カリファ、耳1枚。ファン・バウティスタ、耳なし。

 以下、プエルタ・グランデのみ記入。 ブルゴ・デ・オスマ。エウヘニオ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。アベジャン、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。 セニシエントス。ラファエル・ゴンサレス、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。 タバラ。エスプラ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。エル・レンコ、耳4枚。プエルタ・グランデ。エル・ファンディ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月19日(土)

 札幌で未勝利馬がオープン戦に出て1番人気になってレコードで勝った。スタートで出遅れてしかも直線はタズナを押さえてのレコード。馬は藤沢厩舎で、騎手は“鞍上の哲学者”、岡部幸雄。これは相当な大物かも知れない。名前は、ウインラディウス。父、サンデーサイレンス、母、ジュウノマチエール、母の父、マルゼンスキー。近親にセントライト記念を勝った、ストロングカイザーがいる血統だ。

 未勝利で500万条件で初勝利をした馬で思い出すのは、アドマイヤベガ。この前引退したがダービー馬だ。ウインラディウスが今後G1を取るためには出遅れ癖を矯正しなければならないだろう。鞍上が岡部ならレースの数をこなせば大丈夫だろう。問題は、馬の素質だ。来年の4歳クラシックが楽しみになってきた。

 昨日ホセ・トマスは耳が取れなかった。こんな日のあるのだ。スポーツでさえダメな日もある。イチローだってヒット打てない日だってある。ましてや牛を相手にしている闘牛だ。そんな毎日毎日耳なんて取れないのだ。初めて見る人は闘牛ってそんなもんかと思うかも知れないが非常に難しいものが闘牛だ。良い闘牛が見たいと思ったら下調べとそれなりの知識や経験が必要だ。後は忍耐強く1人の闘牛士を追っかけるか。

 18日の結果。 サン・セバスティアン。ポンセ、耳1枚。ホセ・トマス、耳1枚要求。セバスティアン・カステージャ、耳なし。 エル・プエルト・デ・サンタ・マリア。ペピン・リリア、耳2枚。モランテ、耳2枚。エル・フリ、耳2枚。 シウダ・レアル。ウセダ・レアル、耳1枚。ミウラ、耳1枚。レイナ・リンコン、耳なし。 ポンテベドゥラ。カバジェーロ、耳1枚。エル・カリファ、場内一周。アベジャン、耳なし。


 8月20日(日)

 NHK、トップランナーに女子柔道世界チャンピオン、前田桂子(20歳)が出ていた。泣き虫のチャンピオンは喜怒哀楽がハッキリしていて負けず嫌い。得意の一本背負いで、世界選手権初出場で優勝する。全て一本勝ちだった。彼女は憧れの山口香が監督をする筑波大学の学生。出身は、兵庫県高砂市。喋り方が東北弁の様なアクセントだ。これは、映画 『砂の器』 であの地方のアクセントが東北弁に似ているというのは知っていたが、本当に似ている。何かあの喋り方に好感を持った。

 柔道を始めたきっかけは、マンガ 『YAWARA』 のTV放送を毎週見ていて柔道の話を父親と話しいていたらやたら詳しいので聞いたら、父親は柔道5段だった。それから、道場通いをする。シドニーオリンピックの金メダル有力候補。一本背負いの掛けすぎで肘を痛めたり、父親の死でスランプの時期をがあったがそれを乗り越え、オリンピック代表になる。

 あんな風に自分のやりたいこと、好きなことを一生懸命やっている姿は非常に美しい。田村とは違ったタイプのようだ。生き生きした瞳が印象に残る前田さんだ。真面目で純粋に一つのことに打ち込む。そう言うことをみんなが見つけれればどんなに素晴らしいだろう。

 次回のTVEの闘牛中継は23日のビルバオ。牛は、サンティアゴ・ドメク。トレロは、カバジェーロ、エル・コルドベス、エル・フリになっている。が、コルドベスは怪我をしていて、24日シエサは、エウヘニオに代わった。ビルバオは誰が代わりに出るのだろう。

 ホセ・トマスはマラガでプエルタ・グランデした。

 19日の結果。 マラガ。リカルド・オルティス。耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。ホセ・トマス、耳2枚。プエルタ・グランデ。モランテ、耳なし。 シウダ・レアル。パディージャ、モレノ、耳なし。アニバル・ルイス、耳1枚。 クエンカ。エル・ソトルコ、耳1枚。イガレス、耳なし。ルイス・デ・パウロバ、耳1枚。 ハティバ。ポンセ、耳2枚。カバジェーロ、耳2枚。エル・カリファ、耳2枚と尻尾1つ。3人のプエルタ・グランデ。 サン・セバスティアン。ホセリート、耳なし。アベジャン、耳1枚。エル・フリ、耳1枚。

 アンテケラ。フィニート、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。ビクトル・プエルト、耳2枚、耳1枚。プエルタ・グランデ。ハビエル・コンデ、場内一周。 カンタレホ。ルギジャーノ、耳2枚。プエルタ・グランデ。エウヘニオ、耳1枚。ファン・バウティスタ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。 ギフエロ。ファン・モラ、アパリシオ、耳なし。ホセ・ルイス・バレロ、耳1枚。 タファジャ。タト、ウセダ・レアル、ミウラ、耳なし。 トレ・デ・ラ・オラダダ。ペピン・ヒメネス、耳1枚。アントニオ・モンデハル、耳2枚。プエルタ・グランデ。ペピン・リリア、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月21日(月)

 天気予報では、今年の暑さはしばらく続くらしい。

 昨日、3年降りに電話してきたS君は、海外青年協力隊でコスタリカ辺りに日本語を教えていた。帰ってきて半年経ったと言っていたが、その間に何回もTELをしたらしいがいなかったと言っていた。4月までは夜中仕事をやっていて家にも毎日帰るわけではなかったし、その後は、スペインに行っていたので連絡が取れなかった。

 マドリードにいるとき、彼のことを思いだしていた。92年にマイヨール広場で初めて会って3時間くらい音楽の話をしたのを覚えている。日本人は、あまり向こうであっても挨拶しないのに彼は挨拶してきてそれで何となくはなしていたら話があったので長話になった。今は長野にいるそうだが、たまに東京に出てくるらしい。HPを開設したことを言ったので、メールを送ってくるだろう。そしたらまた、東京で会えるだろう。

 向こうでの話しも聞きたいし、色々な話が出来るだろう。

 昨日はインドゥルトが2頭出た。1頭はマラガでポンセが、1頭はエステポナで知らない闘牛士、ファン・デ・プラ。

 20日の結果。 マラガ。ポンセ、耳2枚と尻尾1つ。インドゥルト。プエルタ・グランデ。アベジャン、耳1枚。ダビ・ビラリノ、場内一周。 ビルバオ。エル・カリファ、ウセダ・レアル、耳なし。ファン・バウティスタ、場内一周、耳1枚。 クエンカ。ホセリート、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。モランテ、耳なし。エル・フリ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。 バルセロナ。騎馬闘牛士、ディエゴ・ベントゥラ、耳なし。闘牛士、タト、モレノ、耳なし。 マドリード、ディナスティア、場内一周。フランシスコ・バロソ、耳なし。フランシスコ・ホセ・ポラス、耳なし。フランシスコ・バロソ、コヒーダ。右太股20cmの重傷。 サン・セバスティアン。ルイス・ミゲル、耳1枚。ペピン・リリア、耳なし。パディージャ、場内一周。 

 タラソナ・デ・ラ・マンチャ。フィニート、耳なし。カバジェーロ、耳2枚が2回。プエルタ・グランデ。エウヘニオ、耳1枚。 アストルガ。ルギジャーノ、耳2枚と尻尾1つ。プエルタ・グランデ。マノロ・サンチェス、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。イガレス、耳なし。 アラセナ。ビクトル・プエルト、耳2枚が2回。プエルタ・グランデ。ミウラ、耳1枚。エル・ピレオ、耳1枚。 ベナルマデナ。ホセリージョ・デ・コロンビア、場内一周。エル・シド、耳1枚、場内一周。マルク・セラノ、耳なし。 エステポナ。ラファエル・カミノ、耳2枚。ファン・デ・プラ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。インドゥルト。プエルタ・グランデ。マリ・パス・ベガ、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月22日(火)

 天気予報通り今日は暑かった。

 明日は、アルメリアでセサルの所の牛で、ホセリート、ホセ・トマス、ミゲル・アベジャンのカルテルだ。さあ、どうなるか。

 ビルバオの交替闘牛士は、22日、エスパルタコに代わって、ビクトル・プエルト。23日エル・コルドベスに代わって、ファン・バウティスタが出場することになった。

 21日の結果。 アルメリア。ホセリート、耳2枚。プエルタ・グランデ。エウヘニオ、耳なし。エル・フリ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。 ビルバオ。ポンセ、オルドニェス、アベジャン、耳なし。


 8月23日(水)

 今日は用事があって仕事を休んだ。雪印の黄色ブドウ球菌は北海道の大樹町の工場が汚染源のようだ。競馬を知っている人は判るだろうが、タイキブリザードなどで知られる大樹ファームががあるところだ。細菌の特性を全く理解していない対応だったことがハッキリした。

 雪印は、工場再開後、売り上げは以前に比べるまでもなく大幅に落ち込んでいる。今期の決算は赤字転落になる見込みだそうだ。そんな中で雪印発祥の地である北海道だけは以前よりも売り上げが増えているらしい。これはひとえに地元企業の危機を救おうという発想らしい。が、大樹工場の事が明るみになっても地元の人達は未だ応援したいと思うのだろうか。非常に危うい雪印だ。

 が、問題は酪農家の人達が今1番困っている。牛を育て、乳を搾って生活している人達が自分達のせいではないのに困っている。だが、こういう時期に新しい未来の酪農の姿を模索する動きも出ているという。困ったとき、それまでの発想にとらわれることなく、新しい良いものが出来ることがある。農業は国の根幹に関わる大事な産業だ。ダメな会社の馬鹿な人達を見返すくらいのものが生まれれば良いのだが。

 一方そごうの再建に当たるのは、元西武百貨店社長、和田氏。この人は僕が前の会社にいたときの会長だった。と言っても僕は西武百貨店で働いていたわけではない。その前の話だ。社員の前で会社改革案の主旨を誰でも判る話から始め、非常にシビアな改革案を提示した。あのソフトな語り口は今TVで映っている通りだ。ああいう話が出来る人が世の中にいるのかとあの時思ったものだ。そして、非常に頭の良い人だと感心したのだ。僕が出会った初めてのタイプだった。

 そごう再建には西武から8人の役員が一緒に来るのだという。どんな腕前を見せるのか楽しみな反面、この再建は非常に難しいものになりそうだ。

 ホセ・トマスがまたプエルタ・グランデをした。クエンカでは、6頭目の牛が場内一周。3,4頭目の牛はヘスリンの所の牛だった。

 22日の結果。 アルメリア。カバジェーロ、耳1枚。ホセ・トマス、耳2枚。プエルタ・グランデ。エル・フリ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。 ビルバオ。ポンセ、耳なし。エスパルタコに代わって、ビクトル・プエルト、耳1枚、場内一周。モランテ、耳なし。 クエンカ。フィニート、耳2枚。プエルタ・グランデ。オルドニェス、耳1枚。アベジャン、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月24日(木)

 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブが、来日していて9月2日までコンサートをやっているらしいが切符はもう売り切れだ。今年の4月にスペインに行ったときにも来ていたがセビージャに闘牛を見に行っていたので見に行けなかった。日本じゃ高いチケットもスペインじゃ3000ptsくらいだった。コンサートの雰囲気も日本よりスペインの方が良いに決まっている。

 サルサの原型、ソンは人生をくすぐる歌だ。でも、TVで見ていると日本の観客はノリノリの状態でコンサートを観ている。そういう歌じゃないと思うんだけど。

 ニュースステーションで、シレンシオを歌った。その中にこんな歌詞がある。「私が知られたくないことは、この人生における私の苦しみ もし花が私の苦しみを知ったなら 同情して泣き出すだろうから 静かに眠っている 紫の花と百合が 私の悲しみを知って欲しくないんだ 私の涙を見て欲しくない きっと枯れてしまうから」 こんなこと言う女は日本にゃもういないだろうな。

 急性前骨髄性白血病でアンディー・フグが死亡した。享年35歳だった。

 アルメリアで、セサルの牛でホセ・トマスがプエルタ・グランデした。ホセ・トマスの場内二周って見たことないぞ。

 23日の結果。 アルメリア。ホセリート、耳なし。ホセ・トマス、耳1枚、耳1枚ともう1枚要求で場内二周。プエルタ・グランデ。アベジャン、耳1枚ともう1枚要求、場内一周。 ビルバオ。カバジェーロ、耳なし。エル・フリ、耳1枚。ファン・バウティスタ、場内一周。


 8月25日(金)

 今日のスポーツ新聞の1面は、全てアンディー・フグだった。深夜の格闘技番組に未だブーム前の藤原紀香が、大声上げて出ていた時代にK1チャンピオンになって、かかと落としでCMなどにも出ていた。ちょっとトリッキーなファイターだった。でもそれが受けてK1と共にスターになっていく。キックボクシングの沢村忠的な人気を持ったこともあったようだ。

 彼は母国のスイスでは英雄だというのは新聞で初めて知った。極真空手世界選手権で準優勝。K1で稼いだ金も何億にもなるようだ。訃報を聞いて駆けつけたフィリオや安生、橋本、・・・。藤原紀香は号泣してらしい。初めに会ったときリングでは見せないの笑顔や優しい人間性にも魅かれたと言い、サムライ・スピリットに魅了されたと言い、不屈のファイトスタイルは、いつも私に勇気を与えてくれたと語った。

 アンディーは、僕は日本で死にたいと、言ったそうだ。病気が、急性前骨髄球性白血病と聞かされても、「今までで最強の敵ですが、必ず勝ちます」 「ボクはファイターだから最後の最後まで戦う」と言った。石井館長は、「弱音はついに1度も吐かなかった」と言って涙を堪えたという。

 急性前骨髄球性白血病は白血病の中でも最悪のもののようだ。強い核を持つ前骨髄球が増殖する特殊型で、どうき、息切れ、発熱などを伴い、血小板が破壊されるために特に出血がひどい。アンディーは、脇から腹の辺りの皮下出血などを起こし、死因は、後頭葉の出血による心臓停止だったようだ。

 心臓が3度停止し、その度に、ベットの横で仲間が、「アンディー・ファイト!アンディー・ファイト!・・・」と言うと2度心臓が奇跡的に動き出したという。角田は、「アンディー未だ試合は終わってないぞ!」と叫んだという。だが3度目に心臓は動くことはなく永遠に止まってしまった。遺体は日本で火葬されスイスに帰る。

 それにしても新聞に載っていたピーター・アーツの写真が凄い。まるでノックアウトされたときの様な顔だ。彼はライバルがいなくなってどんなに悲しかったことだろう。まともに座って入れない痛い腰で2時間泣き続けたという。

 24日の結果。 アルメリア。ポンセ、耳1枚。エル・カリファ、耳2枚。プエルタ・グランデ。アベジャン、耳なし。 ビルバオ。フィニート、モランテ、耳なし。エル・フリ、耳1枚。 シエサ。カバジェーロ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。ペピン・リリア、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。プエルタ・グランデ。エウヘニオ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。 マルトス。ビクトル・プエルト、耳2枚、耳1枚。プエルタ・グランデ。オルドニェス、耳なし。ミウラ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月26日(土)

 暑いスペインにみんな行っている。金があったら毎年3月から10月まで闘牛を見に行っていたい。が、そんな金は何処にもない。人間働かなきゃ好きなことが出来ない。来年のために今は汗水垂らして働くのだ。

 スイスのオギ大統領がアンディー・フグの訃報を聞いて、「スイスにとって最高の大使の1人だった」と緊急声明を出した。同国最大紙「ブリック」は元夫人イロナさんに言い残した最後の言葉「もう駄目だよ」を大見出しにし1面で報道し、ドイツ語の高級紙「ターゲスアンツァイガー」は写真付きの1面記事に始まり計3ページに渡り、「日本成功物語」を伝えた。墓は日本に建てるらしい。

 25日の結果。アルメリア。ポンセ、耳1枚、場内一周。ルイス・マヌエル、モランテ、耳なし。 ビルバオ。ミウラ、エウヘニオ、アベジャン、耳なし。 アルマグロ。ホセリート、耳なし。フィニート、エル・フリ、耳1枚。 イニエスタ。ペピン・リリア、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。プエルタ・グランデ。パディージャ、耳2枚、場内一周。プエルタ・グランデ。ビクトル・プエルト耳1枚。 サンタ・オラジャ・デ・カラ。ソトルコ、耳1枚。ハビエル・コンデ、耳なし。アントニオ・フェレーラ、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚と尻尾1つ、インドゥルト。牛、アラセリ・ペレス。 プエルタ・グランデ。 バレンシア・デ・アルカンタラ。マノロ・サンチェス、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。レヒナ・オルテス、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。マノロ・ベハラノ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月27日(日)

 横浜の金城選手の思い出の味は通称顔面焼きという焼きそばの入った大きなお好み焼き。何処が美味しいかと言われて彼は、焼いている顔面焼きに落ちるおばちゃんの汗と言う。 「隠し味はおばちゃんの汗」と笑って言う彼の言葉に笑ってしまった。が、こういう大雑把さがスポーツ選手的で気に入った。殺菌とか言ってきれい好きぶっている輩にはこういう事は判らないだろう。

 人間が口にする食べ物には、ばい菌や雑菌が一杯入っている。刺身や肉、魚や生野菜に一杯付いている。それを食べることによって口から体内入れることによって体はばい菌についての抵抗力をつけていく。昔シンボリ牧場の和田共弘さんが、シンボリルドルフの環境について、競馬道場と言う坂路調教や屋根付きの立派な施設を作ったとき、「少しでも馬が良くなる、強くなる為に作った。馬を強くするためには、可愛いがるだけじゃなく鍛えなきゃ駄目だ。その為には、アブも結構。暑さも結構」と言っていた。

 良い環境で強い馬づくり。良い施設を作り活用して鍛える。可愛がるだけじゃなく、当たり前の生活環境で暮らす忍耐力や抵抗力も和田さんは求めた。ルドルフはそれに答えて日本競馬史上初めての7冠馬になった。勿論騎手は全て、鞍上の哲学者、岡部幸雄だった。

 おばちゃんの汗を、隠し味と思える金城選手は、当たり前の生活環境で暮らす、逞しさを持っているのだと思う。こうやっていれば免疫力も高まるって分けよ。

 26日の結果。 アルメリア。フィニート、オルドニェス、耳なし。モランテに代わり、ウセダ・レアル、耳1枚。 ビルバオ。ペピン・リリア、耳なし。パディージャ、耳1枚、耳1枚ともう1枚要求で場内三周。プエルタ・グランデ。モレノ、耳なし。 アルカラ・デ・エナレス。エスプラ、耳1枚。エンカボ、耳1枚。(5頭目の牛場内一周) エル・ファンディ、耳1枚。 ベルモンテ。ルギジャーノ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。エウヘニオ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。アベジャン、耳1枚。 カサス・イバニェス。レオナルド・ベニティス、耳1枚。フェレーラ、耳2枚、耳1枚。プエルタ・グランデ。マリオ・コエロ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。 コンスタンティナ。ハビエル・コンデ、耳なし。ペドゥリート・デ・ポルトゥガル、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。プエルタ・グランデ。ダビ・ビラリオ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。 サビオテ。タト、耳2枚。プエルタ・グランデ。ビクトル・プエルト、耳2枚。プエルタ・グランデ。ミウラ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月28日(月)

 「癒し」という言葉がTVなどで言われ出したのはいつ頃からだったろう。確か坂本龍一のピアノソロがヒット・チャートでNO1になった頃だったはずだ。スペインから帰って来た秋に聞いたので、97年だろう。何故、「癒し」なのか分けが分からなかった。スペインにいるとそんなこと思わないもの。

 僕が「癒し」という言葉を意識したのはそれより前だ。アニマル・セラピーの事を書いた犬の調教師をやっている山本容子(確かこの名前だった)さんが書いた『ヘンリー、人を癒す』 という本を読んだときだった。自閉症などで病院に入っている人に犬で心なごませる話だった。

 だから、日本に帰ってきて、「癒し」といわれてもピンとこなかった。だがこれだけマスメディアで言われてきたせいか、世の中がこんな状態だから最近は、「癒し」ねぇと思うようになってきた。でもここで言う「癒し」って肉体じゃなく、心でしょ。そんな目に見えないもの癒してどうするのだろう。体が疲れたから体を癒すのなら判る。心って言ちゃったらオウム真理教みたいに宗教になっちゃう分けでしょ。

 ジョーゼフ・キャンベルは、「心とは」と、問われて、「相手に開かれる肉体の機能」と言っている。簡単に言えば、女が男に開く股がそれだ。これをスペイン風に言えば、男同士や女同士、男と女が、「Hombre」 とか 「Que` pasa?」 とか言って abrazo して beso することだ。心とは、こういう形で目に見えるものだ。お互いの関係がこういうところで判るはずだ。でも、みんなが言ってる心ってこうじゃないものな。

 それじゃ、危ないんじゃないの。大体「癒す」って年寄り臭い。病院に入院している自閉症患者じゃあるまいし、社会が「癒し」って言っている事が異常だ。「癒す」より、熱くなるものを見つけた方が楽しく前向きな人生なんじゃないのかな。と、思う。

 27日の結果。 ビルバオ。エスプラ、耳なし。イガレス、ホセ・イグナシオ・ラモス、耳1枚。 バルセロナ。フェルナンド・セペダ、耳なし。セサル・ペレス、場内一周。アルベルト・エルビラ、耳なし。 マドリード。アンドレス・サンチェス、耳1枚。ミゲル・マルティン、耳1枚。ロドルフォ・ヌニョス、場内一周。 セビージャ。アルバロ・ギサソラ耳なし。アントン・コルテス、場内一周。カニト、耳なし。 アルカラ・デ・エナレス。ポンセ、耳1枚。フィニート、耳なし。エル・フリ、耳4枚。プエルタ・グランデ。 アルマグロ。ルギジャーノ、ウセダ・レアル、耳1枚。エル・ファンディ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。プエルタ・グランデ。 アレナス・デ・サン・ペドロ。ラファエル・カミノ、耳1枚。ビクトル・プエルト、耳4枚。プエルタ・グランデ。オルドニェス、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。 カラオラ。エル・ビクトル、エウヘニオ、耳なし。ディエゴ・ウルディアレス、耳1枚。 コルメナール・ビエホ。エル・カリファに代わって、ソトルコ、パディージャ、モレノ、耳なし。 クエジャール。エル・フンディ、耳1枚。マノロ・サンチェス、耳なし。ヘス ス・ミジャン、耳1枚。 マルチャマロ。エンカボ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。ギジャルモ・アルバン、フェルナンド・ロブレーニョ、耳なし。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。エドゥアルド・フロレス、耳1枚。エル・レンコ、耳1枚、場内一周。 トメジョソ。カバジェーロ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。ペピン・リリア、耳2枚。プエルタ・グランデ。アベジャン、耳1枚。 トロ。タト、フリアン・ゲラ、耳1枚。ミウラ、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月29日(火)

 三宅島で噴火があって、子ども達が集団疎開をした。島の住民の半分が島を後にした。学者が噴火は終息に向かっていると言って住民は安心していた時に起こった噴火だった。地震予知にしても同じだと思うのだが噴火予知も、出来ないと思う。例えば、地震予知は学会では出来ると言って国から多額の予算を貰っている。

 何年か前、学会で在日外国人(白人)は、地震は予知できないと、発表して波紋を呼んだことがあった。が、あれは学者人も判っている公然の秘密だろう。“出来ない”と言ってしまえば予算が付かなくなるので“出来る”と言い張っているのだ。まぁ、たまたま有珠山の時は、過去何十年のデータの蓄積があったので予知できたようだが。

 でも僕はハッキリ“出来ない”と言った方が良いと思う。何故なら、彼等に命を預けることは出来ないからだ。また、彼等にはその能力がないからだ。

 いつもながら、プロジェクトX は面白かった。今で言う、バカチョンカメラの開発についてだった。つまり、オートフォーカスをバカチョンに初めて搭載した小西六、技術開発部。つまり、コニカだ。今はオートフォーカスがどのカメラにも付いていてマニアはマニュアルのカメラの方に行くらしい。例えば、ライカとか。

 僕が闘牛を見に行こうと思ったときに買ったカメラはマニュアルのカメラだった。友達のカメラマンがカメラやるなら初めはマニュアルの方が良いと言ったからだ。お陰でカメラが面白くなったし、その後も闘牛の写真を撮り続けている。

 話は逸れたが、プロジェクトX に出てくる技術開発はとても面白い。ナレーションも良いし、言ってる言葉も良い。中島みゆきの挿入歌も良い。

 タイガー・ウッズとセルヒオ・ガルシア(スペイン)のマッチ・プレーがあり、セルヒオがタイガーにワン・アップで勝って、賞金、1億2千万円を手にした。

 28日の結果。 コルメナール・ビエホ。ファン・モラ、耳2枚。プエルタ・グランデ。ポンセ、耳1枚、耳2枚。カバジェーロ、耳1枚。 リナレス。フィニート、耳2枚。プエルタ・グランデ。エル・カリファ、耳1枚。アベジャン、耳なし。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。ルギジャーノ、耳1枚。エウヘニオ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。エル・フリ、耳2枚と尻尾1つ。プエルタ・グランデ。 タラゴナ・デ・アラゴン。エスプラ、耳なし。ホセリート、耳1枚。ヘスス・ミジャン、耳1枚。


 8月30日(水)

 ホセ・トマスがリナレスで怪我をした。新聞によって多少違った事が書かれてある。一つは、右陰嚢を刺されたとするもの。もう一つは、陰嚢と右鼠径部(足の付け根)の方へ角が通った。6頭目で、耳2枚取ったが医務室に担がれたために、クアドリージャが耳を持って場内を廻ったので、プエルタ・グランデは出来なかった。

 未だ発表になっていないが、半月か1ヶ月は闘牛が出来ないだろうと思われる。

 29日の結果。 リナレス。ホセリート、オルドニェス、耳なし。ホセ・トマス、耳2枚。 コルメナール・ビエホ。ウセダ・レアル、場内一周。ファン・バウティスタ、耳なし。ヘスス・ミジャン、場内一周が2回。 クエジャール。ミゲル・ロドリゲス、パディージャ、耳なし。フェレーラ、耳1枚。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。カバジェーロ、耳なし。ミウラ、耳1枚。アベジャン、耳なし。 タラゴナ・デ・アラゴン。ポンセ、耳なし。フィニート、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。タト、耳2枚。プエルタ・グランデ。


 8月31日(木)

 29日のホセ・トマスの怪我の事は、詳しく出ていない。が、耳2枚取った事実と、傷口から言って、恐らく怪我は、剣刺しの時のものだろう。闘牛士は陰嚢を、左太股に寄せてズボンをはいている。傷は右陰嚢、右鼠径部にあるのだから、右陰嚢は潰れるか何かしたかも知れない。

 エンシエロで、女性が死ぬ。グアダラハラ近郊のアルカレニョ・デ・フエンテレンシア村で、バルドメラ・アンドレス・デ・バケロさん、68歳が死んだ。他に67歳の老婆も怪我した。スゲー婆さん達だ。

 今度はエル・カリファがやられた。上手く訳せないが、動脈をやられているのであればやばいことになるかも知れない。

 30日の結果。 リナレス。ポンセ、耳1枚。ダビ・ヒル、耳2枚。プエルタ・グランデ。エル・フリ、耳なし。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。フィニート、耳1枚。オルドニェス、耳1枚。エル・カリファ、1頭目でコヒーダ。左太股15cm、二頭筋、静脈、動脈、故障する。(rompeってこの場合どう訳すのだろう。一応故障としたが、壊す、断ち切る、切り開く、などがある。)重傷。パブロ・エルモソ・デ・メンドーサ、耳2枚。

 カラオラ。ルギジャーノ、耳1枚。カバジェーロ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。アベジャン、耳なし。 コルメナール・ビエホ。ミウラ、場内一周。エウヘニオ、耳2枚。プエルタ・グランデ。ヘスス・ミジャン、耳2枚、耳1枚。プエルタ・グランデ。 サセドン。エスプラ、耳2枚。プエルタ・グランデ。エル・ファンディ、耳2枚。プエルタ・グランデ。サンチェス・バラ、耳1枚、耳2枚。プエルタ・グランデ。 タラゴナ・デ・アラゴン。ラファエル・デ・ラ・ビーニャ、場内一周。イガレス、耳なし。パディージャ、耳2枚、耳1枚。プエルタ・グランデ。


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