断腸亭日常日記 2002年 その11

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年のスペイン滞在日記です。

99年1月13日〜2月16日 2月19日〜4月14日 4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日
6月7日〜6月10日 6月13日〜7月9日 7月11日〜8月8日 8月9日〜9月9日
9月12日〜10月7日 10月10日〜11月10日 11月14日〜11月28日 12月12日〜12月31日
2000年1月1日〜15日 1月16日〜1月31日 2月1日〜2月28日 3月2日〜3月29日
4月2日〜4月19日 4月20日〜4月29日 5月1日〜5月14日 5月15日〜5月31日
6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日 6月30日〜7月15日 7月17日〜7月31日
8月1日〜8月15日 8月16日〜8月31日 9月1日〜9月15日 9月16日〜9月30日
10月1日〜10月15日 10月16日〜11月20日 11月22日〜12月10日 12月11日〜12月31日
2001年1月1日〜1月13日 1月14日〜1月31日 2月3日〜2月12日 2月13日〜2月26日
2月27日〜3月10日 3月11日〜3月31日 4月1日〜4月18日 4月19日〜5月3日
5月4日〜5月17日 5月18日〜5月31日 6月1日〜6月11日 6月12日〜6月22日
6月23日〜6月30日 7月1日〜7月15日 7月17日〜7月31日 8月4日〜8月15日
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12月16日〜12月31日 2002年1月1日〜1月15日 1月16日〜1月31日 2月1日〜2月16日
2月18日〜2月28日 3月1日〜3月15日 3月16日〜3月31日 4月1日〜4月15日
4月16日から4月30日 5月1日〜5月15日 5月16〜5月31日 6月1日〜6月13日
6月15日〜6月30日 7月1日〜7月15日 7月16日〜7月31日 8月1日〜8月15日

 8月16日(金)

 ナスダック・ジャパンが日本から撤退する事になった。2年前にベンチャー企業育成の切り札と期待されて営業を開始したがIT不況やずさんな計画などで不振が続き聞く所によると500億円以上の赤字を出しての撤退のようだ。

 大型で非常に強い台風13号が小笠原諸島を北西に進んでいる。日曜日は東京は雨になる模様。

 NHK、『そして歌は誕生した』 で天童よしみの『道頓堀(とんぼり)人情』 をやっていた。ヒットを出せないレコード・ディレクターとヒット曲のない天童よしみが阪神タイガース優勝に沸く大阪に、♪負けたらあかん 負けたらあかん東京に♪と大阪のど根性を歌ってヒットした逸話を物語った。どちらかと始めて聞いたような曲だ。あの頃僕の中には上田正樹の、『悲しい色やね』 が流れていた。大阪に人や阪神ファンはあの歌を覚えているのだろうが、僕の記憶には全くない。

 今日の闘牛のビデオは97年のものを観た。ヘスリンのコヒーダ、ファン・モラのファエナ、エンカボも若い。

 15日、ソリタ・デ・ロス・カネスで行われたフェスティバル闘牛でセサル・リンコンが復帰したが結果が分からない。ファン・モラがタファジャで復帰したが、首を横から突かれて下顎に6cmの怪我を負った。

 15日の結果。 マドリード。イグナシオ・ガリバイ、耳なし。フェルナンド・ロブレニョ、強い耳要求で場内1周。プレシデンテに物凄い罵声。イバン・ビセンテ、耳なし。 セビージャ。カナレス・リベラ、ホセ・ボレロ、耳なし。エル・シド、耳1枚。 サン・セバスティアン。フィニート、耳1枚。ホセ・トマス、口笛、罵声。ハビエル・バルベルデ、耳なし。 エル・プエルト・デ・サンタ・マリア。モランテのウニコ・エスパーダ。耳1枚が2回、耳要求。 マラガ。オルドニェス、フェレーラ、耳なし。アベジャン、場内1周。 ヒホン。騎馬闘牛士、ディエゴ・ベントゥラ、耳1枚。闘牛士、エスプラ、耳1枚。ミゲル・ロドリゲス、耳なし。ファンディ、耳1枚が2回。

 アルメンドラレホ。モレノ、口笛。ペドゥリート・デ・ポルトゥガル、耳1枚。レジェス・メンドーサ、耳2枚。 ブリビエスカ。サンチェス・メヒアス、耳なし。ホセ・イグナシオ・ラモス、耳2枚。エンカボ、耳2枚、場内1周。 カラモチャ。ラファエル・カミノ、口笛。ヘスス・ミジャン、耳2枚。セラフィン・マリン、耳なし。 カラタジュ。カリファ、耳1枚が2回。アルフォンソ・ロメロ、耳1枚。ファン・バウティスタ、耳2枚。 エル・ブルゴ・デ・オスマ。ルギジャーノ、耳なし。コルドベス、耳1枚、耳2枚。エウヘニオ、耳なし。 エル・エスピナル。パコ・オヘダ、耳なし。フリ、耳1枚が2回。セサル・ヒメネス、耳2枚。 タファジャ。ファン・モラ、耳なし。ウセダ・レアル、耳1枚。フランシスコ・マルコ、耳2枚、耳1枚ともう1枚要求。

 バイヨンヌ(フランス)。カバジェーロのウニコ・エスパーダ。耳1枚、耳2枚が2回。 ベジエ(フランス)。パディージャ、場内1周。ビセンテ・バレラ、口笛。ビクトル・プエルト、耳1枚。 ダックス(フランス)。ペピン・リリア、口笛。ミウラ、耳1枚。ラファエル・デ・フリア、口笛。 FREJUS(フランス)。デニス・ロレ、耳2枚。ルイス・マヌエル、耳なし。セバスティアン・カステージャ、耳2枚。


 8月17日(土)

 秋を感じさせる気温になった。台風は未だ太平洋にいてゆっくりと上昇している。

 なっ何と、セサルはインドゥルトした。未だちゃんと訳していないので後で記す。

 16日の結果。 マラガ。フェルナンド・カマラ、強い耳要求で場内2周、耳1枚。ホセ・トマス、モランテ、耳なし。 サン・セバスティアン。フェルナンデス・メカ。耳なし。ミウラ、ハビエル・カスターニョ、耳1枚。 ヒホン。オルテガ・カノ、口笛が2回。ルギジャーノ、バレラ、耳なし。 ハティバ。ペピン・リリア、耳1枚、耳2枚。フェレーラ、耳4枚。ファンディ、耳1枚、耳2枚。 アルファロ。フィニート、耳1枚。パディージャ、耳1枚、耳2枚と尻尾要求。アベジャン、耳2枚。 ベジエ(フランス)。カバジェーロ、耳1枚。フリ、耳2枚。ファン・バウティスタ、耳なし。 ダックス(フランス)。ハビエル・コンデ、強い耳要求で場内2周。セバスティアン・カステージャ、耳なし。セサル・ヒメネス、耳1枚。


 8月18日(日)

 台風が接近中の東京は秋の気配を感じさせる気温だ。元ちとせ 『ハイヌミカゼ』 を買ってきた。この独特の声をCD1枚聴いたら飽きるかとも思ったが、聴いてみると、この声はむしろ馴染んでくると言った方が良い。作中、『心神電火』 の歌詞を聴いていて思った。彼女には、野生とか宿命とか言う言葉が似合う。有森は、根性が似合う女。元ちとせは、野生が似合う女だ。

 「 ふたつに空を分かち
   身体を雷鳴が駆けぬけてゆく
   わたしの中の野生
   確かに目覚める
   旅立ちの時

   素足に丸く触れる
   サンゴや貝の化石
   彼等は伝える
   たとえ遠くても
   さまようこと恐れず

   ざわめく波の調べ
   光に包まれて歩き始める
   わたしに生きる野生
   大きな力に委ねて  」

 このCDは決して楽曲に恵まれているとは思わないが、それでも、それを越えて元ちとせの声は聴いている人の中に残る。そしてそれが、野生と言うことなのかも知れない。

 15日、ソリタ(カセレス)で行われたフェスティバル闘牛でセサル・リンコンがインドゥルトした。牛は自身が所有するエル・トレオン牧場。何だか物凄く嬉しい。

 15日の結果。 ソリタ。フェスティバル闘牛。マンサナレス、耳1枚。セサル・リンコン、耳2枚と尻尾1つ。クルス・オルドニェス、場内1周。エル・ポリ、耳なし。マヌエル・リバルド、耳2枚と尻尾1つ。マリアノ・ロホ、耳なし。

 17日バルベルデ・デル・カミノでラファエル・デ・フリア、インドゥルトした。牛はセレスティーノ・クアドリ牧場のNO9 “レビソル” と言う名の牛。

 17日の結果。 サン・セバスティアン。エウヘニオ、耳なし。アベジャン、場内1周、耳1枚。フリ、耳2枚。 マラガ。フェルナンド・カマラ、耳なし。ペピン・リリア、耳1枚。モレノ、耳なし。 ヒホン。ファン・モラ、場内1周、耳1枚。ホセ・トマス、ミウラ、耳1枚。 シウダ・レアル。フィニート、耳1枚、口笛。コルドベス、耳1枚ともう1枚要求、耳1枚。プンタソされて軽傷を負う。ファンディ、耳1枚が2回。 カラタジュ。ホセ・イグナシオ・ラモス、耳なし。パディージャ、耳1枚が2回。ヘスス・ミジャン、耳2枚。

 アグド。ラファエル・カミノ、耳1枚、耳2枚。アルベルト・マヌエル、レイ・ベラ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。 アルファロ。バレラ、耳1枚。オルドニェス、口笛。モランテ、耳1枚。 アルモロック。マリアノ・ヒメネス、耳1枚。ホセ・ルイス・トルビニョ、イバン・ビセンテ、耳なし。 ドス・トレス。チキリン、耳1枚が2回。ホセ・オリベンシア、耳2枚、耳1枚。レジェス・メンドーサ、耳1枚。 エレラ・デル・ドゥケ。カナレス・リベラ、耳1枚。アニバル・ルイス、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。エル・シド、耳2枚。 ナバルカン。エル・フンディ、耳1枚、耳2枚。カリファ、耳2枚。エンカボ、耳1枚。

 ロア・デ・ドゥエロ。ミゲル・ロドリゲス、耳なし。カルニセリト・デ・ウベダ、口笛が2回。フェルナンド・ロブレニョ、耳2枚が2回。 シゲンサ。ペピン・ヒメネス、耳なし。イガレス、サンチェス・バラ、耳1枚。 タファジャ。サンチェス・メヒアス、罵声。ミゲル・アンヘル、場内1周。ファン・デ・ラ・レイナ、耳なし。 バルベルデ・デル・カミノ。ベハラノ、耳1枚。ウセダ・レアル、耳2枚。牛、場内1周。ラファエル・デ・フリア、耳2枚と尻尾1つ。セレスティーノ・クアドリ牧場の牛、インドゥルト。

 ベジエ(フランス)。フェレーラ、耳1枚ともう1枚要求。セバスティアン・カステージャ、場内1周、耳1枚が2回。 ダックス。フェルナンデス・メカ、耳2枚、耳1枚。カバジェーロ、ファン・バウティスタ、耳1枚。


 8月19日(月)

 朝、激しい雨が降って今日は1日こんな感じだろうと思っていた。何故って台風が来てるからだ。所が、昼過ぎには小雨になりそのうち殆ど降らなくなった。台風の進行方向に雨雲がありそれで降っていたのに、大雨警報が出ているまま雨は終わったようだ。気象庁の予報も台風があまりにも遅いので降水量は大きく外れた。

 闘牛の技を教えるときに言うスペイン語って日本語に訳すときはどうするんだろう。ムレタソにしてもそうだし、グラン・マエストロ、トケ、とかパセの名前に付いてまで言い出したら切りがないからあれだけど、誘うときに、サカ・ポラリバなんて言っている。こうなったら勝手に意味からとって日本語にしないといけないよなぁ。

 エル・フリは、「僕の恋人は牛だ」 と言ったのは真っ赤な嘘だとネットに書かれている。理由は、恋人がいるからだとなっている。前から噂されているフェルミン・ボオルケスの娘、メルセデス・ボオルケス・ドメク20歳が恋人だというもの。どうでも良いことだけど、フリは背が低い。フェルミン・ボオルケスは190cm位ある長身。娘のメルセデスの身長が気になるところだ。女がその気にならないとキスするのにもフリからは出来ない。身長差が違いすぎて届かない?それはそれで人生観が変わるかも知れないけど。

 18日の結果。 ビルバオ。ホセ・イグナシオ・ラモス、ペピン・リリア、耳なし。フェルナンド・ロブレニョ、場内1周。 バルセロナ。チキリン、マノロ・サンチェス、耳なし。ハビエル・カスターニョ、耳1枚。 サン・セバスティアン。パディージャ、耳1枚。エンカボ、物凄い耳要求で場内1周。プレシデンテに物凄い罵声。フェレーラ、耳1枚が2回。 マラガ。モレノ、ミウラ、耳なし。エル・シド、場内1周。 エル・プエルト・デ・サンタ・マリア。フリオ・アパリシオ、口笛、場内1周。バレラ、オルドニェス、耳なし。 ヒホン。カバジェーロ、耳1枚ともう1枚要求。プレシデンテに罵声。耳2枚。ビクトル・プエルト、耳2枚。エウヘニオ、耳1枚。

 マルベージャ。ハビエル・コンデ、耳1枚、耳要求で場内1周。アベジャン、耳1枚、耳1枚ともう1枚要求。フリ、耳2枚。 レガネス。フェルナンド・カマラ、耳なし。マルコス・サンチェス・メヒアス、耳1枚。アルベルト・マヌエル、場内1周。 ハティバ。アンヘル・デ・ラ・ロサ、耳1枚、耳1枚で場内2周。アルベルト・ラミレス、場内1周。エル・レンコ、耳1枚が2回。 カンタレホ。ペピン・ヒメネス、場内1周。ルギジャーノ、耳1枚。ヘスス・ミジャン、耳2枚。 アスアガ。騎馬闘牛、ハビエル・ブエンディア、耳1枚。闘牛士、カナレス・リベラ、耳2枚と尻尾1つ。ルイス・ビチェス、耳2枚。

 ベジエ(フランス)。ソトルコ、罵声。フェルナンデス・メカ、耳1枚が2回。デニス・ロレ、耳1枚。 ダックス(フランス)。フィニート、ホセ・トマス、耳なし。モランテ、耳1枚。 ビジャロブレド。コルドベス、耳1枚ともう1枚要求、耳1枚。アントン・コルテス、耳2枚。セサル・ヒメネス、耳4枚。 モラタ・デ・タフナ。フェスティバル闘牛。ハビエル・バスケス、耳要求で場内1周。耳2枚と尻尾1つ。


 8月20日(火)

 サンデーサイレンスが昨日の11時に死亡した。日本競馬界は偉大な馬を失った。

 今日はホセ・トマス27回目の誕生日。

 19日の結果。 ビルバオ。騎馬闘牛士、メンドーサ、耳なし。闘牛士、フィニート、罵声。アントン・コルテス、ハビエル・ララ、耳なし。 マラガ。パディージャ、耳1枚、耳1枚ともう1枚要求で場内2周。フェレーラ、耳2枚。ファンディ、耳1枚が2回。 シウダ・レアル。ビクトル・プエルト、耳なし。ホセ・トマス、耳1枚が2回。モランテ、耳1枚。 キンタナル・デ・ラ・オルデン。カバジェーロ、耳1枚、耳2枚。エウヘニオ、フリ、耳1枚。


 8月21日(水)

 風があって湿度が23度の東京は、蝉の鳴き声もパワーを失い、トンボも飛び始めて秋の気配が漂う。

 今日久しぶりに2人にあった。この前の研修の時にはやはり元同じ所で働いていた人のあった。この3人全然変わっていない。相変わらず饒舌にピントハズレな事を長々と話してみんなに笑われているのにそれが判っていない。右脳を訓練してイメージ馬券で当てる何て話はどう考えたって笑いが込み上げてくる。それを真剣に話すからみんなが笑う。他人には害がない愉快な人だけど、心配になるよな。

 仕事の話じゃなくて競馬の話やこういう馬鹿話を聞いて笑っていた方が盛り上がるし、気分も楽しい。

 「君の体に惚れたんだ」 NHKのドラマの中での台詞。背の小さい男が背の大きな女に言った台詞。良い言葉だ。タダこういう台詞は状況によっては誤解を受けるだろうけど、こういう肉体感覚は好きだ。

 20日の結果。 ビルバオ。フェレーラ、耳1枚。ファンディ、耳1枚が2回。 ハティバ。フィニート、耳1枚が2回。バレラ、耳2枚、耳1枚。オルドニェス、耳1枚、耳2枚。 アストルガ。コルドベス、耳1枚、耳2枚。パディージャ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。ディエゴ・ウルディアレス、耳1枚。


 8月22日(木)

 不思議なことがあるもんだ。部屋の片づけをして思い出したように修理見積もりをを出して以来、初めてビルヘン・デル・マルを開封してコンセントを繋ぎ立ち上げたら何と起動して使用できるのだ。データもどうやら生きていて問題がないようだ。何度捨ててしまおうかと思っても、ちょっと待てよと思い直した。この前、仕事場で雑談をしていたときに、試しにもう一度コンセント繋いで立ち上げてみたらと言っていたのを思い出してやってみたら、嬉しいことに復活していたのだ。

 始めて買ったノート型パソコン(Windows95)の方が、今使っているノート型パソコン(Windows Me)より好きなのだ。データとして入れていた写真も生きていたのでこれを近日中にアップしていくかも知れない。アクセス・カウンター分析によれば、海外から闘牛写真館に検索してアクセスしてきているのでしばらくぶりにそっちに更新をしてみたい。

 何だかとっても嬉しい。それにしても何故復活したのか?訳が分からない。

 21日の結果。 ビルバオ。フェルナンデス・メカ、エウヘニオ、耳なし。フリ、耳1枚。


 8月23日(金)

 21歳以下の日本対中国は、0−1で惜敗。良いところもあったが期待はずれ。ジーコは、引き分けでもおかしくない試合だった。と、言うコメントをいていたが、日本人めけのコメントと考えた方が良いだろう。

 科学の重要な発表があった。それは、ミトコンドリア遺伝子は、夫系遺伝もすると、言うものだ。今まではミトコンドリア遺伝子は母系遺伝しかしないと言うのが定説だった。これが本当であれば大きな発見だ。牝に対する根本的な考え方が崩れる。

 21日の結果。 マルベージャ。パディージャ、耳なし。フェレーラ、耳1枚、耳要求。ファンディ、耳1枚。

 22日の結果。 ビルバオ。カバジェーロ、フリ、耳要求。ハビエル・バルベルデ、耳なし。


 8月24日(土)

 日本ハムの社内処分に対して武部農林大臣が、処分が甘いとか、今後の対策がなっていないと言って怒っている。でも、あなたは何にも責任がないわけ。千葉で国内5頭目の狂牛病の牛が見つかった。前回狂牛病の牛が見つかったときに、絶対に狂牛病の牛を出さないとか、万全だ、安全だとか言っていたのに、結局狂牛病の牛が出た。他人の失敗には厳しく、自分の責任には甘い。武部農林大臣の責任の所在は言ったどうなっているんだ。

 一企業の失敗はその企業に跳ね返ってくる。国家の政策、対策の失敗は全企業または国民に跳ね返ってくる。どちらも責任は重いけれど、とりわけ国家の責任は物凄く重い。それなのにその責任の所在が明らかにならない。これじゃ、いつまでたっても国策は失敗し続けるだろう。国に対して信頼をする人はいないだろう。責任の所在が曖昧になれば、対策も本気で実行しなくなる。そして、今まさに何故そう言うことになったかとか、誰が指示してそんなことをしたのか、と言うものの本質を追究するために必要な情報が隠匿されようとしている。

 武部大臣は、今回の狂牛病の事について何か発言したのだろうか。僕は知らない。そう言う大臣が食糧供給や管理を担当する最高責任者というのは致命的な人事ミスじゃないのか、小泉首相。不真面目にもほどがある。極端な言い方をすれば、雪印食品が倒産したのなら、日本ハムも、日本政府も同じ道を歩まないとは言えないのではないか。

 Jリーグ、東西対抗オールスター戦は東が勝った。カズがゴールしたがもう終わったなぁと、言う感じがした。Jリーグ発足当時の大スターも年には勝てない厳しいプロの世界の中に身を置いている。

 23日の結果。 ビルバオ。ミウラ、耳なし。右太股に24cmの重傷。アベジャン、耳1枚。左太股に14cmの怪我。フリ、耳1枚、耳2枚。 アンテケラ。フィニート、耳なし。オルドニェス、耳2枚。モレノ、耳1枚。 コンスタンティナ。サンチェス・メヒアス、耳なし。フェレーラ、ファンディ、耳2枚、耳1枚。 イニエスタ。カバジェーロ、耳1枚、耳2枚。モランテ、耳1枚。ホセ・アントニオ・イニエスタ、耳2枚。


 8月25日(日)

 山田風太郎 『戦中派焼け跡日記』 で、「戦犯騒動は実はあらゆる階級職域にわたって下克上の風潮の口実である。旧支配力を打倒して新しい力がそれに代わらんとする表れであって、責任の追及ではない」 と記している。

 そう言う風潮があったのだと思うと戦後の政治状況はおかしなあり方で始まっていったようだ。

 24日クエンカでエウヘニオがインドゥルト。牛はマルテリジャ牧場。アンテケラでポンセ復帰。

 24日の結果。 ビルバオ。エンカボ、フェレーラ、耳なし。ファンディ、場内1周。コヒーダされ左太股に怪我。 クエンカ。ビクトル・プエルト、耳2枚。ホセ・トマス、耳2枚。アベジャンに替わりエウヘニオが出場、耳2枚と尻尾1つ。牛、インドゥルト。 シエサ。フィニート、耳2枚、カバジェーロ、耳なし。コルドベス、耳1枚、耳2枚。 アルカラ・デ・エナレス。エスプラ、耳2枚。オルドニェス、耳1枚。フリ、耳2枚と尻尾要求。 アンテケラ。ファン・モラ、耳1枚、耳要求。ポンセ、耳2枚、耳1枚。モランテ、耳1枚ともう1枚要求、耳1枚プレシデンテに物凄い罵声。 イニエスタ。パディージャ、耳1枚、耳2枚。カリファ、フェルナンド・ロブレニョ、耳なし。


 8月26日(月)

 昔話につきあって1時間。思い出は若い頃の淡い恋のような話し。思い出したように段ボール箱に詰めている写真を探してその頃の女の子と自分のツーショットを観てこんなに一杯写真を撮っていたんだと、思った話や、自分に切ない恋心を抱いた女の子が北海道でスキーの事故で死んだ話などを聞いた。1人の人間には、語り出せば面白い恋の話の1つや2つはあるものだが、なかなか面白かった。そう言うことを今度はこっちに振ってきたが違う話をして、また、その人の話を聞いた。人は自分の話をじっくり聞いていると話さなくて良いことまで知らない内に話してしまうようだ。

 1人の人間には他の誰にも体験出来ない人生がそれぞれにあるものなのだ。

 アベジャンもファンディもコヒーダされて闘牛場に立てない。ポンセが復帰して活躍し始めた。今年は調子が良いので当然だろう。エウヘニオもインドゥルトして良い闘牛をやっているようだし、ホセ・トマスもまあまあだ。

 お盆が終わって、また、アクセスが増えてきた。今日午後からウイルスソフトを使っていてもカウンターがカウントするようになった。去年の12月から自分のHPを覗いても、カウントされなかったが今日からカウントされているのでビックリした。

 25日の結果。 マドリード。マノロ・サンチェス、耳なし。ロドルフォ・ヌニェス、場内1周。アルベルト・エルビラ、耳なし。 バルセロナ。アルベルト・ラミレス、場内1周。ゴンサレス・エスコリアル、ラファエル・オソリオ、耳なし。 ビルバオ。ソトルコ、耳要求で場内2周。フェルナンデス・メカ、パディージャ、耳なし。 エル・プエルト・デ・サンタ・マリア。オルテガ・カノ、口笛。ポンセ、耳1枚が2回。カバジェーロ、耳1枚、耳2枚。 アルカラ・デ・エナレス。ヘスス・ロメロ、フェルナンド・ロブレニョ、耳1枚。ラファエル・デ・フリア、耳1枚が2回。 アルマグロ。フィニート、ホセ・トマス、耳1枚。フリ、耳1枚が2回。

 アレナス・デ・サン・ペドロ。ルギジャーノ、耳1枚。イガレス、耳2枚。ビクトル・プエルト、耳1枚、耳2枚。 ベルモンテ。オルドニェス、耳1枚。エウヘニオ、耳2枚。ホセ・アントニオ・イニエスタ、耳1枚、耳2枚。 コルメナール・ビエホ。コルドベス、ペピン・リリア、モランテ、耳1枚。 マルベージャ。ペピン・ヒメネス、耳1枚。サンチェス・メヒアス、耳1枚、場内1周。イバン・ガルシア、耳2枚。 モンテエルモソ。バレラ、耳2枚。カリファ、耳2枚、耳1枚。フェレーラ、耳2枚と尻尾1つ。 タラソナ・デ・ラ・マンチャ。エスプラ、耳1枚が2回。エンカボ、耳2枚。


 8月27日(火)

 ヨハネスブルグで開かれている、「環境サミット」にスペインのアスナール首相は個人的な理由で出席しない。各国の首脳が出席している中で、アスナールは、娘の結婚式が9月5日にあるために欠席する(環境サミットは8月26日〜9月4日まで)。一方、アメリカのブッシュ大統領は政治的理由?で欠席した。世界で1番CO2排出している国なのに無視を決め込んでいる。これはアメリカの各産業界が規制に反対しているからだ。

 アメリカは、自国の利益のにならないことはやらない。これは基本的な考え方の方だ。世界のためにイラクを攻撃すると言っているが、本当は自国の利益にならないからだろう。もし、戦争が始まったら、世界に対して、アメリカに協調するように言うだろうが、「環境サミット」に観るアメリカの姿勢は世界と協調する気が全くないことを意味している。

 個人的な理由で欠席するアスナールはスペイン的。政治的な理由で欠席するブッシュは我が儘な裸の王様と何処が違うのだろう。

 26日の結果。 アルメリア。カバジェーロ、口笛。ホセ・トマス、耳1枚。セサル・ヒメネス、耳1枚が2回。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。エンカボ、耳なし。フェルナンド・ロブレニョ、耳2枚。エドゥアルド・フロレス、耳1枚。 クエンカ。ポンセ、耳なし。フィニート、フリ、耳1枚。 トメジョソ。オルテガ・カノ、耳1枚。コルドベス、耳2枚。ビクトル・プエルト、耳1枚、耳2枚。 アニョベル・デ・タホ。騎馬闘牛士、メンドーサ、耳1枚、耳2枚。闘牛士、フンディ、耳2枚。パディージャ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。


 8月28日(水)

 本日、山田風太郎死して1年1ヶ月たつ。

 この1年1ヶ月間に風太郎を何十冊も読んできたが、未だに読み切れないし、また、読みたくなる小説が何と多いことか。ここで山田風太郎の小説のベスト10のようなまとめ方をするもの一つの方法だろうが、それは出来ない。何故ならあまりにも素晴らしい小説が多すぎてとても10作品にまとめることなど出来ないから。

 それで今読んでいる、『戦中派焼け跡日記』 の前の年書かれた、『戦中派不戦日記』 8月28日の引用を書き留めてみたい。

 「  ○蒋介石のいうことはまことに立派である。しかし吾々は、幸福なときは善人になるということを知らないわけではない。また連合国が仁義の道を以て日本に、過去に対したとも将来に対するとも考えない。過去の錯誤は力が不足だったということだけである。
 また、一スイス人のいうごとく「憎まれっ子」といい「自業自得」といわれても、これはただ負ければ賊軍という諺通りの現実で、歯をくいしばって耐えるよりほかにない。
 何が「平和な法治国」であるか、全世界がそうなったどんなに美しく愉しい世界であろう。しかし連合国は強大な軍備をさらに拡張しつつあるではないか。これは彼らの信じる道義をつらぬくにも武力あってのこと、また文化も富あってのことと確信しているからだ。これを云々するのは引かれ者の小唄という奴で、吾々は沈黙するよりほかにはないが、勝利者側が敗れた方へいう「真理」は信じない。
 日本はふたたび武力を確保する必要がある。断じてある。
 叔父のような人間は今全日本に充満している。これが十年後にはどうなるか。今考えるのも可笑しいような「アメリカの真理」の中に日本は溺れつくしていることであろう。自分は予言するが、しかしその時断じて自分はこの予言の外にありたい。
 ともあれ、本人が意識するしないとに関せず、またもいままでとは違う種類の「仮面の舞踏」が日本人によって行われるのである。
   (中略)
 ○夜、町に灯明るくともる。街灯の鉄柱は遠き昔に弾丸となりて今や南海の底に沈めど、往来の空を横切りて両側の店舗を結ぶ電線に裸電球ぶら下がる。その下に、美しき円き輪落せる光の中に、痩せ腹ふくれたる黒き裸の子ら十数人愉しげに遊べり。
 彼らはものごころつきてよりかかる路上の灯を見るたることなし。このわびしき円光は彼らに取りて実に新しき世界なるなり。  」 ーー山田風太郎 『戦中派不戦日記』 8月28日より ーー

 風太郎の原点の一つ、東京でも戦争体験は未だに日本人に問題を投げかけている。『戦中派・・・日記』三部作は戦後史の重要な研究材料である。今日本人は何を考え、何処へ行こうとしているのだろうか。忍法帖シリーズあれだが、明治ものシリーズ、室町ものシリーズは混乱する日本を題材にしている。僕は、『明治十手架』 の原胤昭の生き方に風太郎の理想が書かれてあるような気がするのだが。この小説は娯楽小説でとても面白いが風太郎のそういう心情を感じるのだ。

 僕はこれから7月28日を山田風太郎記念日と呼ぶことにしよう。

 イギリスに行った稲本がプレミアシップ、フルハムで初先発してハットトリックを達成した。小野も先制弾を決め勝った。

 27日の結果。 アルメリア。ポンセ、場内1周。牛に強いインドゥルトの要求があった。フリ、耳1枚が2回。アントニオ・バレラ、場内1周。 アルカラ・デ・エナレス。パディージャ、耳1枚。エンカボ、フェレーラ、耳1枚と強いもう1枚の要求、耳1枚。 コルメナール・ビエホ。フィニート、罵声が2回。マノロ・サンチェス、耳なし。ビクトル・プエルト、耳1枚が2回。 クエンカ。コルドベス、耳1枚と強いもう1枚要求。オルドニェス、耳なし。セサル・ヒメネス、耳1枚と強いもう1枚要求。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。クーロ・バスケス、耳なし。ホセ・トマス、耳2枚。モランテ、耳なし。


 8月29日(木)

 仕事が終わっての帰り、電車の中の冷房で耳まですっかり冷えた。電車を降りたら外の気温が判らない。部屋に帰ってきて飯を作っていたら頭が痛くなってきた。それが続いて治らない。息も絶え絶えで体を動かす気もなくなる。これから何もせず寝るのが1番だろう。


 8月30日(金)

 今日のビッグニュースは、小泉首相の北朝鮮訪問だろう。「首相は、韓国の金大中大統領、米国のブッシュ大統領に電話し、両大統領は「この地域の安定に資する試みであり、支持する」と応じたという。また、外交ルートを通じて中国、ロシアからも理解を得ており、政府はこの4か国と緊密に連携して日朝関係の改善を進めていく方針だ。
」。(読売新聞)

 突然の訪朝発表。歴史が動き出そうとしているのだろうか。アジア情勢は緊張緩和に向けて動き出そうとしている。北朝鮮もニュースで何度も流しているようだ。戦後補償、拉致問題などが国交正常化への道。訪朝は9月17日。

 今日も暑い日だった。

 28日、2つインドゥルトがあった。リナレスでエル・フリが、サンチェス・アルホナ牧場のオルデナドという名前の512キロの牛をインドゥルトした。もう一つは、サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェスで、アントニオ・フェレーラが、アルクルセン牧場のアファノソという名前の牛をインドゥルトした。

 28日の結果。 アルメリア。騎馬闘牛士、メンドーサ。耳2枚、耳1枚。闘牛士、ポンセ、耳2枚。ルイス・マヌエル、耳1枚。 リナレス。フィニート、耳1枚。オルドニェス、耳2枚。フリ、耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)、耳1枚。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。エル・フンディ、耳1枚が2回。フェレーラ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。イバン・ガルシア、耳なし。右くるぶし骨折。 クエジャール。クーロ・バスケス、耳なし。ルギジャーノ、耳2枚。セサル・ヒメネス、耳1枚が2回。 クエンカ。ホセ・アントニオ・イニエスタのウニコ・エスパーダ。耳1枚。

 タラソナ・デ・アラゴン。フェルナンデス・メカ、耳なし。パディージャ、耳1枚が2回。ヘスス・ミジャン、耳1枚。 トロ。コルドベス、耳1枚、耳2枚。カリファ、耳1枚が2回。レアンドロ・マルコス、耳1枚、耳2枚。 リオパル。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、ハビエル・カノ、耳1枚。ラファエル・セラノ、耳2枚。闘牛士、セサル・リンコン、耳2枚。リトリ、アブラアム・バラガン、耳2枚と尻尾1つ。

 29日の結果。 アルメリア。エウヘニオ、耳要求。フリ、耳1枚ともう1枚要求。ヘスス・アルメリア、耳なし。 リナレス。ポンセ、耳なし。ホセ・トマス、耳2枚。モランテ、耳なし。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。フィニート、口笛。オルドニェス、耳要求。ゴメス・エスコリアル、耳1枚。 カラオラ。パディージャ、耳1枚、耳要求で場内1周。エンカボ、耳なし。フェレーラ、耳2枚。 コルメナール・ビエホ。カリファ、耳なし。ヘスス・ミジャン、耳1枚。フェルナンド・ロブレニョ、場内1周。 タラソナ・デ・アラゴン。バレラ、耳2枚。ファン・バウティスタ、耳なし。ハビエル・カスターニョ、耳1枚。


 8月31日(土)

 大リーグのストは回避された。これで野球が観れる。日本の野球は興味ないけど大リーグは興味がある。レアル・マドリードが小野がいるフェイエノールトに3−1で勝った。やっぱりレアルは強いや。

 アルメリアでホセ・トマスがプエルタ・グランデしたが、プンタッソされた。大丈夫だろうか。

 30日の結果。 アルメリア。フィニート、耳なし。ホセ・トマス、耳2枚。ハビエル・カスターニョ、耳1枚が2回。 リナレス。パディージャ、フェレーラ、耳なし。エンカボ、耳1枚、耳要求で場内1周。 サン・セバスティアン・デ・ロス・レジェス。カバジェーロ、耳1枚、耳2枚。エウヘニオ、耳1枚。フリ、耳2枚。 カラオラ。コルドベス、耳なし。ビクトル・プエルト、口笛。ディエゴ・ウルディアレス、耳1枚が2回。 タラソナ・デ・アラゴン。カリファ、耳1枚。セサル・ヒメネス、レアンドロ・マルコス、耳なし。 レケナ。オルドニェス、耳2枚。バレラ、耳1枚が2回。モランテ、耳1枚、耳2枚。


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