断腸亭日常日記 2002年 その6

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、のスペイン滞在日記です。

99年1月13日〜2月16日 2月19日〜4月14日 4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日
6月7日〜6月10日 6月13日〜7月9日 7月11日〜8月8日 8月9日〜9月9日
9月12日〜10月7日 10月10日〜11月10日 11月14日〜11月28日 12月12日〜12月31日
2000年1月1日〜15日 1月16日〜1月31日 2月1日〜2月28日 3月2日〜3月29日
4月2日〜4月19日 4月20日〜4月29日 5月1日〜5月14日 5月15日〜5月31日
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 4月1日(月)

 この前の闘牛の会の時に、闘牛の進行方法を説明してアベジャンの闘牛のビデオを流した。終わった後、石原さんが、このHPに闘牛用語のプリントアウトした紙を持ってきてこの解説は分かり易くてとても参考になりましたと、褒められた。恐縮したし、照れたり。石原さんにそう言っていただいたのは嬉しいことだけど、僕自身としては、もっと用語数を増やしたり、もう少し丁寧に書いておけば良かったと、思っている。だから、恐縮してしまうのだ。

 その後二次会で安達さんに、闘牛士紹介は、「闘牛士増えないんですか」と言われた。確かにアクセス状況などを見るとかなりの人が活用しているようだ。今まで、闘牛士の数を増やさなかったのはわざとだ。何故なら例えば、リトリ、オルドニェス、は闘牛場へお金を払って見に行こうとは思わない闘牛士だ。闘牛の会の会員が書いているのを載せているのはその為だ。名前だけあってコンテンツが開いてないのは、時間がないのもあるがそういう闘牛士を僕が書くとなるとぼろくそになりそうなので辞めていた。ある特定の闘牛士を好きで闘牛が好きになっている人もいるので、そういう風にしか書けないのでないかと思っていたので、そう言う人が闘牛士紹介の好きな闘牛士のコンテンツを開いてそんなことが書いてあったら怒るだろう。

 そうなれば、日本に闘牛を普及するという目的からずれるのでは・・・と、思っていたからだ。安達さんの意見や、アクセス状況を考えるとそうとばかりも言っていられないような気がしてきた。一昨年マドリードに行ったときくまさんが、『スペイン何でも情報リアルタイム』 のHPをプリントアウトして町中を持って歩いている人がいると言ってHPの影響力を言っていた。去年マドリードに行ったとき、三木田さんが、このHPをプリントアウトして闘牛場に持ってきている人がいると言っていた。中崎君も同じ様なことを言っていた。「セサル・リンコンを観たい」 「セサルは引退したので観れない」 と、言ったそうだ。

 このままならダメだ。今ある闘牛士紹介についても書き換えが必要かも知れない。だから、書き方についても、今ならぼろくそにはならないような、闘牛士そのものを正確に紹介することを目的にして書けば良いのではないかと思っているので書けそうだ。おそらく、スペインに行って闘牛を観てからになるだろう。

 考えてみればやることが一杯ある。思いやられる。どうなるんだ。

 菅原正二 『ジャズ喫茶「ベイシー」の選択』ーぼくとジムランの酒とバラの日々ー 読了。

 『ジャズ喫茶「ベイシー」の選択』 は感動的な本だった。素晴らしい生き方とは、お金では買えないもの。あることを極めるというのは素晴らしいことだ。そうなれば人との輪も自然に増える。憧れる生き方だ。好きなこと好きなだけやる。そういう生き方が1番素晴らしいのだ。

 所で困ったことにイスラエルは、国連の撤退決議を無視してアラファト議長の軟禁状態ならびに、パレスチナ自治区の占領を拡大し続けている。気違いじみている。それに抗議する、ハマスの自爆テロが起こっているという。もう泥沼だ。また、困ったことに利用しているみずほ銀行のATMが混乱している。4月1日付けで合併したと思ったらコンピューターのデータが上手く行っていなかった様で大混乱。いつ直るのか目途が立っていない模様だ。恥だと思わないのかな。これが日本の実体のような気さえしてくる。いい加減だよな。

 31日の結果。 マドリード。セペダ、ミウラ、ヘスス・ミジャン、耳なし。 セビージャ。オヘダ、ホセ・トマス、フリ、耳なし。 バルセロナ。マノロ・サンチェス、耳なし。カナレス・リベラ、耳1枚。ファン・バウティスタ、耳なし。 サン・セバスティアン。カバジェーロ、耳1枚が2回。ビクトル・プエルト、耳1枚。ハビエル・カスターニョ、耳なし。 グラナダ。ポンセ、耳2枚。ハビエル・コンデ、口笛。エル・ファンディ、耳2枚、耳1枚。 ムルシア。エル・コルドベス、耳なし。ペピン・リリア、アルフォンソ・ロメロ、耳1枚。 アルル(フランス)。昼。ミゲル・ロドリゲス、耳なし。ホセ・イグナシオ・ラモス、耳1枚。エル・ロボ、耳なし。

 アルル(フランス)。ソトルコ、場内1周が2回。フェルナンデス・メカ、口笛。パディージャ、場内1周。 トルデシジャス(バジャドリード)。ルギジャーノ、耳2枚。ファン・ディエゴ、イグナシオ・ガリバイ、耳なし。 ラ・ソラナ。アニバル・ルイス、ホセ・ガブリエル・オリベンシア、耳1枚。ラファエル・デ・フリア、耳なし。 AIGNAN(フランス)。セサル・カマチョ、耳なし。デニス・ロレ、耳1枚。ハビエル・バスケス、耳なし。


 4月2日(火)

 イスラエルが自治区から撤退しない限りこの最悪の状況は良くならない。みずほ銀行のATMは未だ混乱している。直る見通しも立っていない。

 プロバイダーでHPのことを調べたら使用ファイル数が508あるそうだ。凄い数だなぁ。スペインに行くと黙っていてもファイルが50個は増えるだろう。

 アルルでNO1騎馬闘牛士パブロ・エルモソ・デ・メンドーサが耳4枚取ってプエルタ・グランデした。

 1日の結果。 アルル(フランス)。ポンセ、耳1枚。フィニート、ファン・バウティスタ、耳なし。


 4月3日(水)

 田中真紀子の公設秘書の給与流用疑惑と言うのが4日発売の週刊誌に掲載されるらしい。色々出てくるもんだ。当時の公設秘書は疑惑を否定しているらしいが。

 今度の日曜日は、いよいよクラシック第1弾、桜花賞。本命不在の史上稀にみる大混戦。データを色々調べたがこれが面白い。一口にデータと言ってもどれを使用するかでデータがデータでなくなったり、データとして活用された思えたりする。それと競馬とはあくまでも血の通った馬が走っているものだ。この時期牝馬はフケ(発情)だって当日起こるとも限らない。フケが起こったら競馬所じゃない。肉体の内側から沸き起こってくるこの現象は理屈では押さえられないものだ。そんな乙女たちの戦いが今年はとても面白そうなのだ。こう1週間発走までゆっくり予想しよう。競馬は、データだけじゃない想像の世界を楽しみもあるのだ。。

 NHK、「ためしてガッテン」 は、更年期障害。こんなの面白いのかと思っていたら面白かった。更年期障害とは、閉経期に起こるホルモンバランス異常で、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が急激に減少することによって個人差の大きな、耳鳴り、冷え性、ほてり、などの様々な症状が肉体に起こる現象を言うらしい。この原因は、自律神経などを活動を命令する脳の視床下部が、命令を出してもそれを実行できない肉体の各部分にパニックを起こし、変な命令を出すことによって起こるのだという。

 視床下部は、前頭葉以前に動物にあった原始的な脳。その働きが高度に進化した人間の現象に関わっていることを改めて知ったことは実に面白いことだった。視床下部は、欲望を司る脳。偏桃体と対になって働いている。扁桃体は、好き嫌いを判断する中枢。自分にとって有利、不利を判断する。五感などからの情報に扁桃体が反応し、A10神経を通って興奮、細胞が記憶します。また、視床下部で生み出された快感や不安の暴走を防ぐ為にコントロールする作用もある。

 確か、最近、“切れる生徒”たちが、この2つの脳が発達が劣っているから、直ぐに切れたり、異常な犯罪を平気で犯したりするのではないかと言っている人がいたような気がしたが。この更年期障害を、治療する、ホルモン治療を来週やる。番組を引っ張るなぁ。これじゃ来週も観たくなる。

 甲子園で高校野球が始まり、アメリカでも大リーグが開幕し、イチローなどが活躍している。しかし、星野仙一に監督が替わった阪神タイガースは46年ぶりの開幕4連勝をした。もう、阪神ファンでも野球ファンでもなくなったが、この4連勝は何やら嬉しい。そして、巨人の連敗スタートというのも実に嬉しい。

 山田風太郎 『南無殺生三万人』 を読む。


 4月4日(木)

 ただでさえ大混戦の桜花賞なのに、当日は雨が降るという予報が出ている。何処まで荒れるんだという気もするが、本命不在なだけにまた万馬券も出にくいだろう。僕の感ではこんな時こそ関東馬同士で決まりそうな気がする。

 リンクを申し込んでいた、『密室系』 と言う山田風太郎の作品リストなの詳しく書いてあるサイトの、「What's New ?」 のコンテンツが日記風になっているが、そこの4月2日の所に、この、『ソル・イ・ソンブラ』 が特濃サイトとして紹介されていた。リンク許可のメールは来ないが、「(当サイト、「リンクはご自由に」ですが)」 と、書いているのでリンク許可と判断しリンクを張ることにした。掲示板から行けるのだが・・・。作業上の問題でリンクを張るのは明日になるだろう。

 阪神4連勝で、星野監督が、「これで驚いても、困るけどね」 と言っていた。大阪は大騒ぎじゃないのかな。これは、株式市場で言えば、株価高騰、連日のストップ高って感じかな。仙一は男を上げている。これで単独首位。気の早い阪神ファンは、二文字を口にしてるだろうなぁ。


 4月5に(金)

 今日はレコード屋へ行って、元(はじめ)ちとせのCDを買ってきた。この歌い方、声を魅惑的に感じる。CDを聴いてみて思ったことは、歌手としての素材の凄さを感じるが、楽曲とのずれを感じてしまう。曲に恵まれたら大爆発するだろう。自作曲がないので、良い曲との出会いが待たれる。

 本屋からTELがあり本を取りに行ってきた。頼んだものの中でどちらかというと早く読みたいと思っていた、『誰もがもう一度やってみたい こどもの遊び大全』 遠藤ケイ著、『落語手帖』 矢野誠一著 が問屋になくて時間がかかるという。

 届いた本でまず始めに手に取ったのは、『ぼくが愛するロック名盤240』 ピーター・バラカン著。彼が聴いた年代順に名盤が紹介されているようだ。1番始め紹介されているのが、コースターズ。次が「サマータイム・ブルース」のエディ・コクラン。リトル・リチャード、バディー・ホリーと来て、ローリング・ストーンズになる。タイトルが、ぼくはこれで素晴らしい新世界へ旅立ったのだ。

 「学校から帰ったその日、玄関を開けた途端、知らない音楽が大音量で鳴り響いていたので驚いてしまった。何事かと思って母親を呼ぶと、なんと彼女が、出たばかりのローリング・ストーンズのデビュー・アルバムを買ってきて、玄関の石の床の上に移したレコード・プレーヤーで繰り返しガンガンかけていたというからさらにびっくり。

 まあこのアルバムにはまいりました。この12曲を通じてぼくは素晴らしき世界へ旅立ったわけです。それまでブラック・ミュージックというものをとり立てて意識したことが13歳の少年には本当に電気ショックのような音楽だった。もちろんブルーズやらR&Bやら何も分からずに、ただただとりつかれたようにストーンズのビートの虜になった。(中略)

 そして<キャロル(かわいいキャロル)>。まだほとんど未知のものだったチャック・ベリーとの本格的な出会いはここにあったのだ。あとはひたすら前進するのみ。」

 ビートルズよりも先にストーンズがあること自体がそうだが、その出会いを、ぼくはこれで素晴らしい新世界へ旅立ったのだ、と、言ってしまう所にピーター・バラカンという音楽評論家を信用できる根幹があるのかも知れない。その後がビートルズの、『ヤァー!ヤァー!ヤァー!』。その次が、ボブ・ディランの、『フリーウィリン・ボブディラン』。これがまた面白い。

 「ボブ・ディランのことは、ラジオのインタビューに答えていたジョン・レノンの推薦で興味を持ったが、LPを買う金がなかったので父親に甘えまくってこれを買ってもらった。高い金を出したんだからどんなもんか聴いて見ようじゃないか、と言う彼は、ディランの声を聴くと 「何だ、この野良猫は!」 と呆れ果てた様子で、「もうお前の頼みなど二度と聞かないぞ」 と厳しく言い捨てたものだ。

 しかしぼくにとっては、これまた大きなショックを与えるレコードだった。まず男女関係以外のテーマで書かれた歌を聴くのが(コースターズのようなコミックなものを除けば)初めてだった。政治に対する意識はゼロだったので分からないところも当然あったが、<風に吹かれて>あたりは13歳でも十分理解できる内容だった。 (中略)

 初期のディランは、言葉の使い方がまだかなりストレートではあるが、<はげしい雨が降る> という7分近くもある歌では、聴き手の想像力を次から次へと引っ張っていく描写を展開し、人類の進もうとしている自滅への道の行方について、ポエトリーの力を感じさせるすごい作品を作り上げている。物覚えの悪いぼくは今でも聞くたびに、何度も聴き慣れたはずの表現を新たな感動で受け止めている。あれから30年余の今、何も変わちゃいないのが、ディランのヴィジョン鮮明さを強調している。」

 具体的な音楽との出会い、関わり方をピーター・バラカンは、肉体的な言葉として書いている。ボブ・マリィ&ザ・ウェイラーズの、『ライブ』 では、

 「ウェイラーズを初めて聴いたときの衝撃、あるいはそれ以上のものをこのライブからまた受けたのだ。すでに十分重かった彼らのグループは、ここでは実にずっしりとスピーカーから響いてくる。<ライブリィ・アップ・ユアセルフ> なんかスタジオ・ヴァージョンと比較するとその差が歴然としているが、続く、<ノー・ウーマン、ノー・クライ> の生まれ変わり方は凄まじい。

 また、バンドと聴衆との距離のないライシアムというダンス・ホールが会場に選ばれているのも成功している。ミュージシャンとファンが一体化している様子は、レコードからも感動的に伝わって、ボブ・マリィが世界的なスーパースターになったのも納得。」

 実に正しい紹介文だ。もー何回聴いたんだろうこのLPの、<ノー・ウーマン、ノー・クライ>。新宿のロック喫茶で始めて聴いたときは、スピーカーから響いてきた感動が体に伝わり体内のドーパミンが一気に100倍くらい増えたような大興奮に包まれたのを今でも思い出す。

 さぁ、続きを読もう。

 山田風太郎 『南無殺生三万人』 読了。凄い小説だ。


 4月6日(土)

 桜花賞の枠順が決まってトライアルを勝った逃げ馬が外枠に入った。サンスポなどは、岡部が乗るシャイニンルビーが1番人気を想定している。ビックリしてしまうなぁ。サン・イシドロのカルテルがラス・ベンタス闘牛場のいつも記者会見をする部屋で発表された。セビージャ、ヘレス、サン・イシドロ、コルドバ、とカルテルが発表になって、あと大きな所ではグラナダを残すだけ。。ホセ・トマスは2回出るようなのでそのスケジュールを見て決めよう。タラベラや、トレド、アビラへは、ホセ・トマスが出なかったら行かないことになるだろう。始めに見るセビージャとバルセロナのホセ・トマスの出来でその後のことを煮詰めることになるだろう。


 4月7日(日)

 一馬にTELして桜花賞に行こうと思っていたら、来週の皐月賞に一緒に行くことになった。後楽園で馬券を買ってきてTVを見た。検討に検討を重ねて買った馬券は、シャイニンルビーの単勝と複勝。そして、シャイニンルビーからのワイド馬券。迷いに迷って馬連じゃなくワイドを買った。3歳春の牝馬は不確定要素が大きすぎるのでワイドにしたのが正解だった。馬体重発表でシャイニンルビーがマイナス22キロって聞いたときはもうダメがと思った。気性が穏やかで調教も馬なりの追い切りだけなのにこれだけ減ると絶望的。

 それでも、レースでは好位の内から伸びて2着とハナ差の3着は立派。最後に買い足した小島太厩舎のブルーリッジリバーはかなり前から栗東に入厩して調整をしていた。調教VTRを観て気になったので買うことにした。これが正解だった。勝った公営北海道出身のアローキャリーは凄い末脚で圧勝。池添騎手はクラシックもG1も初制覇。何度も何度もガッツポーズをしていた。涙を流しながらのインタビューはこっちまでホロッとした。良くやった。こんなに強いとは思わなかった。それにしても、俺って馬券の買い方が冷静になったというか、大人になったものだ。

 『ぼくが愛するロック名盤240』 ピーター・バラカン 読了。

 7日ログローニョにはポンセに代わってモランテが出る。

 6日の結果。 セビージャ。ルイス・デ・パウロバ、アルフォンソ・ロメロ、ヘスス・ミジャン、耳なし。 レガネス。エル・コルドベス、オルドニェス、耳1枚が2回。モランテ、耳なし。 アロ(ラ・リオハ)。フェスティバル闘牛。闘牛士。オルテガ・カノ、耳なし。パディージャ、耳1枚。フェレーラ、耳2枚と尻尾1つ要求。アベジャン、耳なし。見習い闘牛士、マンサナレス、耳1枚。 


 4月8日(月)

 今日は部屋の片づけをした。行く飛行機の時間も決まり、成田までの切符も買ってきた。後は、荷物をまとめれば準備は出来る。向こうに行ってからのことなども色々決まってきたし、どうするかも考えている。マドリードの部屋はどうなるか未だ決まっていないが、これは、どっちに泊まるかというレベルの問題だと思っているので大丈夫だと思っている。

 明日、片山先生に会うことになった。闘牛の会の前に会って話しておきたいことがある。荻内先生にも会って話したいこともあるが時間的にどうなるか分からない。

 イスラエルは、キリスト生誕の地に建設された、キリスト生誕教会を攻撃炎上している。ヨーロッパのキリスト教徒がイスラエルを非難している。NHKのニュースではバルセロナでのデモの様子を流していた。そして、イラクのフセイン大統領は、原油の輸出を1ヶ月間停止すると発表。これを受けてロンドンでは原油価格が1ドル上がった。フセイン大統領は、イスラエルの対応次第では、1ヶ月後も輸出を停止すると明言した。そして、中東情勢悪化にともない円高ドル安になっている。対ユーロにも円は値上がりしている。

 W杯放送権を握るドイツ「キルヒ」が破産申請をした。TV放映に影響が出るかも知れないと言う。

 加藤紘一が衆議院議員の辞職を国会で口にした。

 何だか凄い。セビージャとマドリードを繋ぐために東京にいる僕が中継して話のやり取りしている。これもネットならでは。TELじゃ高いものな。

 7日セビージャの騎馬闘牛は雨のために16日、12時からに延期になった。マドリードは闘牛をやったが見習いなので記入しない。

 7日の結果。 バルセロナ。レアンドロ・マルコス、耳なし。セサル・ヒメネス、セラフィン・マリン、耳1枚。 ログローニョ。ホセリート、耳1枚。モランテ、耳なし。フリ、耳1枚が2回。 アリカンテ。エスプラ、耳要求。フリオ・アパリシオ、耳1枚。カバジェーロ、オルドニェス、耳なし。パコ・セルバンテス、エル・レンコ、場内1周。 イスカル。フェスティバル闘牛。オルテガ・カノ、ルギジャーノ、マノロ・サンチェス、フィニート、耳2枚。パディージャ、耳2枚と尻尾1つ。アベジャン、耳なし。ペドロ・グティエレス・ロレンソ、耳1枚。


 4月9日(火)

 昼食を片山先生と取る。行きたかった五目そば屋は休みで、中華料理を食べる。これが、会席料理のように前菜を盛った皿、海老とキニラとアスパラガスの炒め物、豚肉の煮込み、スープなどを食べた。そんなことはどうでも良いが、先生ごちそうさま。

 先生との話は非常に面白かった。哲学って分からないのですが?と、言う質問にも実に分かり易い答えだった。ものを深く考える。フランスでは、日常的な事、例えば、涙とか、笑うとか、怒るとか、そういうことを深く考えることを高校とかの授業でやるのだそうだ。日本みたいに、存在と無、みたいな抽象論にはならないとのこと。これには、感心した。

 ジャズの話もした。フランスでは貴重盤を売ってますね。映画、『死刑台のエレベーター』 でマイルス・デイビスを使っているし、そういうことのあるんですか。と言うと、第二次世界大戦で、パリを解放したのはアメリカ軍。と、聞いた瞬間、そうかと思った。なるほど。それからそういう風にアメリカ的なものがフランスの中にあって、イブ・モンタンなんてカウボーイって名前で歌っていて、エディット・ピアフが、鉛筆を口にくわえさせて喋らせ、訛を矯正したのだそうだ。それと、リバーサイドと言う有名なジャズレーベルがアメリカでつぶれたとき、フランスの大きなレコード会社が買い取ってそれの版権か何かを手に入れるか何かして売ったのだそうだ。

 僕はスペインに行くと、ジャズやカントリー、ブルース、R&BなどのCDを買うが、エル・コルテ・イグレスじゃなくフランス資本のFNACに行くとそういうものの良いCDが売っている。これもスペインに行く楽しみの1つになっている。片山先生の話は納得の説明だ。この前読んだ 『ぼくが愛するロック名盤240』 はアメリカン・ロックが数多く出ていたピーター・バラカンはイギリス人なのにロックの根本にある音楽は、ゴスペル、ブルース、R&Bがあるということを分かっているからだ。

 その中に、マリア・マルダーのケイジャンとかテックス・メックスとか出ていたが、このケイジャンはカナダに住んでいたフランス人がミシシッピーのデルタ地帯に再移民して、元いた土地の名、アルカディア、のフランス語読みはアルケージャンとか何とか言って、アルが取れて、ケイジャンになった。だから、ケイジャンは、フランス系の白人音楽だったと言うのを聞いたときは、思わずでかい声を上げそうになった。凄い、凄すぎる。こんな話を仏文の大学教授から聞くとは思わなかなった。

 それと、風太郎の話から明治以降、太平洋戦争までのことを話しているとき、遅れてきた東北人の話を僕がしたら、そういう面ばかり取ればそう思えるかも知れないが、新渡戸稲造や原敬なんかは、日本という内側を向いていたんじゃない。世界とか外を向いていたんだ。そう言う人の方が東北人の特徴を表していると思うよ。と言う言葉には、ちょっと感動した。控えめに言っているがかなり感動した。

 駅に向かいながらふと思い出したように、『五つの銅貨』 という映画の話をした。この映画で僕はジャズに興味を持った。ダニー・ケイ、ルイ・アームストロング。映画的には名作と言われる作品だ。あれで映画の面白さも知ったし、音楽の大事さも感じた。実はあの映画をボロボロボロボロ涙を流しながら観たのだ。『五つの銅貨』 の話をしたら、先生は、昔は映画で色々なものを知ったよ。この前闘牛の会でやった、Cantinflas(カンティンフラス。メキシコの喜劇役者で、闘牛士としてアルテルナティーバをした)もそうだし、映画の闘牛シーンは一杯観たよ。『80日間世界一周』 に付き人かなんかで出ていてそこでかなり長い闘牛のシーンが出てるよ。と言っていた。

 今日本で上映する映画は限定されている。色々な映画を上映しないと観客も制作者も目が肥えないし面白い映画もできないと思う。もっと色んな話をしたかったが先生は体調が悪く病院に行っているし、時間がないので帰ってきた。

 NHK、『プロジェクトX』 は、IBMの牙城を初めて崩した国産コンピューターを開発した富士通の池田敏雄氏の物語だった。「すべての開発は感動から始まる」 彼の生き様自体が感動だ。凄い人がいたんだなぁ。

 所で甲子園に帰った阪神は藪が完投で8−1で勝った。

 6日の結果。 セビージャ。アントニオ・マヌエル・プンタ、場内1周。アントニオ・バレラ、耳なし。エル・シド、場内1周。


 4月10日(水)

 BSE(牛海綿状脳症、狂牛病)の影響の濃い中で吉野家が過去最高の売り上げを記録した。「02年2月期連結決算は、昨年同期比6・1%増の1492億円、経常利益は同5・1%増の171億円で、いずれも過去最高だった。」ーYahooニュース よりー

 「今期は連結子会社で経営再建中の京樽が更生手続きを終了し、前倒しで債務を一括返済したため、利息分の免除益98億円を特別利益に計上する。記者会見した安部修仁社長は京樽の業績立て直しに自信を見せ、今後「速やかに再上場を目指す」と語った。 」ー日経ネット よりー

 京樽が倒産したのは知っていたが、吉野家が管財人を派遣して再建していたとは知らなかった。吉野家自体が1度倒産して西武が再建した。その時、西武レストラン(現西洋フーズサービス)。今は、吉野家の子会社になっている。今年2月の売り上げも前年比でプラスに転じた。これは、アメリカの厳しい検査で、牛肉の品質が保証されているものを使用するして、食の安全性を消費者にアピールしたのが大きいのだろう。

 スペインに行く前、今日が最後の仕事。

 9日の結果。 セビージャ。ペペ・ルイス・バスケス、口笛。フェルナンド・セペダ、場内1周。ミウラ、耳なし。


 4月11日(木)

 部屋の掃除片づけをしてHPの更新が出来ない。明日はTCの両替に行って来る。区役所にも行かなければならないが予報は雨。今日の甲子園も雨で中止。

 10日の結果。 セビージャ。ペピン・リリア、フェレーラ、エル・ファンディ、耳なし。フェレーラとエル・ファンディのバンデリージャ打ちが見所だったようだ。


 4月12日(金)

 両替に行き、区役所にも行き、スペインに行く環境は整いつつある。が、未だ部屋が片づいていないのだ。困ったものだ。明日、闘牛の会に行く前まで片づけが続くだろう。

 日本人とスペイン人の意識の違いがネットのアンケートに現れているような気がする。Yahooの今年の阪神の順位は?投票数が9万を越え、日本一が41%。リーグ優勝が12%。4位から最下位までが併せて7%。一方、スペインの闘牛HP、ブルラデロ・コムのサン・イシドロのカルテルをどう思うか?投票数は500弱、最高が5.5%。良いが22%。普通が35%。悪いが23%。最悪が14%。悪い最悪を逢わせて37%。闘牛ファンの方が阪神ファンより健全な意識を持っていると思った。

 高橋圭三が11日午後10時56分、腎不全のため死去した。宮沢賢治と同じ花巻の出身。訛のない言葉で、TVの創生期から司会者として活躍した。死んだおばあちゃんが好きだったアナウンサーは、高橋圭三と宮田輝だった。

 11日の結果。 セビージャ。カバジェーロ、ビクトル・プエルト、耳なし。ミウラ、耳1枚が2回。ピンチャソでプエルタ・デル・プリンシペ出来ず、オンブロスで退場した。


 4月14日(日)

 土曜日の闘牛の会事を書いている暇がない。ようやく、荷造りが完了に近づいた。マドリードから一時帰国した須美さんがバレンシアの話をした。その話を聞くとどうやら、今年の闘牛はつまらなそうだ。ホセ・トマスもあまり良くないようだ。ホセリートはやる気満々。どうでも良いフリは調子が良さそうだ。他はあまり言っていなかったが若手に期待しよう。

 闘牛の会は、シェリー酒。馬。フラメンコ。とても面白かった。HPを観て来た人もいた。会も色々な人材が増えてきたことが分かる内容だった。

 皐月賞を観に中山競馬場に行って来た。一馬と会って直ぐに本命がいないと言うことを言ったら、「僕は自信ありますよ」ときた。だから、有力馬で年明け3走と言うのが気にくわない。つまり使いすぎ。これも休養を挟んでいないのが余計気にくわない。タニノギムレットはトライアルでの勝ち方が勝ち方がない。目一杯って言うのがどうも引っかかる。1番人気馬がこうだから他の馬も信用のおけるものが1頭もいない。だから、馬体重とパドックが重要な意味を持ってくる。

 パドックで良いと思ったのは、モノポライザー。良いけどこれは来て3着。チアズシュタルクは落ち着いている方だろう。他に良いと思ったのがノーリーズン。タイガーカフェの悪くない。ヤマノブリザードも良い。でも、いくら何でもノーリーズンとタイガーカフェ馬券としては買えないだろうと思ったから買わなかった。結果は、蹴ったノーリーズンとタイガーカフェの1,2着。タイム1.58.5。ナリタブライアンのタイムを0.5秒破るレースレコード。単勝11590円。馬連53090円。

 予想を遙かに超える大波乱。史上最高の皐月賞は実は本命不在のレースだった。ハイレベルであったというのはレコードタイムが出たことでも判るだろう。それでもこんな大波乱になってしまうのだ。これも競馬。おそらくモノポライザーが順調にいっていたら勝っていただろう。レース後一馬が、武豊がノーリーズンに返し馬がなかったらレースに騎乗したと言った、と、言うこと話した。そういうことはレース前に言ってくれ。そしたらパドック通り買っていたのに。まっそういうこともあるかと思ってお金を入れていなかったので損失は殆どない。あれだけのハイペースで好位に着けていた馬同士で決まるんだからやっぱり史上最高世代なのだ。面白い競馬を見せて貰った。

 帰りにスペインでは食えないうなぎの蒲焼きを食べて酒を飲んだ。競馬の話から小説、現状などを話した。一馬にまた、競馬レポートを頼んだ。スペインからネットで報告を待とう。僕は、スペインから闘牛の報告をする。須美さんが行った通りか違っているか、行ってみれば分かるだろう。

 12日の結果。セビージャ。ホセリート、フィニート、耳なし。フリ、耳1枚。

 13日の結果。セビージャ。フィニート、ホセ・トマス、エウヘニオ、耳なし。


 4月15日(月)

 出発の朝。出発前の日本から最後のアクセス。これからスペインに向かう。エウヘニオが怪我をした。詳しく読む暇がないが大した怪我じゃなさそうだ。では。

 14日の結果。 セビージャ。オルテガ・カノ、口笛。オルドニェス、耳なし。エウヘニオ、耳1枚。怪我。 バルセロナ。ポンセ、耳1枚が2回。プエルタ・グランデ。フィニート、耳1枚。フリ、耳1枚、耳2枚と尻尾要求。プエルタ・グランデ。


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