−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年のスペイン滞在日記です。
9月16日(月)
NHKで、『絆』 〜バイオリニスト・五嶋みどり〜 をやっていた。天才少女といわれた五嶋みどり(30歳)の今までを振り返り、母・節との関係を綴ったものだった。彼女は、五嶋みどり教育財団などを作ったので面白い人生を送っている人だと思っていた。20歳過ぎに自覚のない拒食症になったり、一時期バイオリンを辞めようと思ったり色々あったことが番組では取り上げていた。
幼い頃から母とニューヨークに行きアメリカなどで活動をして、バーンスタインとの競演の時に、バイオリンの弦を2回切り、コンサートマスターからバイオリンを急遽借りて演奏を続けた逸話は、アメリカの教科書に採用されている話だという。12歳でアメリカデビュー。まさに天才少女にふさわしい音を奏でていた。母・節は、「私にとってみどりは人生の全てでした」 といった。父との離婚、そして再婚。17歳年下の弟の誕生。「みどりは自分のことのように私のことも気遣って仕事をしてくれる」 それが良く判ると母・節が言っていた。
教育財団の活動でアメリカや日本の学校を廻って演奏をする。アメリカの子供たちにとって五嶋みどりは憧れの人だそうだ。「一時期、バイオリンを辞めようかと思ったことは、今思うと、こういう活動になって来たと思っています。もしああういうことを考えることがなかったら、こういう活動にならなかったでしょう」世界各地でコンサート活動をしながら教育財団の活動も重視している。五嶋みどりさんは30歳になって聖女の様な人になっているような気がする。
母・節は、「みどりが結婚して子供が産まれ、そう言う生活の中で、自然に自分というものを音楽の中に出して行ければ、今よりも素晴らしい音楽になって行くでしょう。私はそれを期待しているんですけど」 と、言っていた。固い絆で結ばれた良い親子だ。羨ましい。その後の番組で、元ちとせ の再放送をやっていた。彼女は巫女のようなものを感じる。五嶋みどりさんは聖女。どちらも、女のすばらしさを感じる。
土曜日の闘牛の会の後の飲み会でしこたま飲んで、帰る頃、片山先生が、「僕はね、君がラーメン屋始めるって言ったら、投資するよ。だって闘牛のことをあれだけ詳しく判っているんだから、ラーメン作るのだって美味いに決まってる。君が何処の大学出たか僕は聞いたことがない。そんなのはどうでも良いの。君の闘牛の知識は凄いよ。今日観たビデオでフランス人が闘牛判ってないってことが判ったね。アメリカだったら大学で教えれるよ。兎に角、失敗しても良いから、書きなよ」と、片山先生は言って下さった。
褒めすぎの言葉を戴いた。考えていることをまとめ、そして書く時期が近づいてきたようだ。闘牛のことも9月を過ぎれば少なくなるし、そうしたらHPばかりにかまっていられなくなるだろう。
アルバセーテでホセ・トマスとフリは良いファエナを見せたがピンチャソで耳5枚がなくなったそうだ。
15日の結果。 バルセロナ。フェルナンデス・メカ、場内1周。ハビエル・カスターニョ、耳なし。セラフィン・マリン、耳2枚。 アルバセーテ。フィニート、口笛。ホセ・トマス、フリ耳なし。 ムルシア。コルドベス、耳2枚。ペピン・リリア、耳1枚が2回。オルドニェス、耳なし。 サラマンカ。ソトルコ、パディージャ、耳なし。アルバロ・デ・ラ・カジェ、場内1周、耳1枚。
アランダ・デ・ドゥエロ。エスプラ、耳なし。ホセ・イグナシオ・ラモス、ファン・バウティスタ、耳1枚が2回。 モストレス。ルギジャーノ、耳なし。ウセダ・レアル、耳2枚が2回。アルフォンソ・マジャ、耳なし。 マハダオンダ。エンカボ、耳1枚。ヘスス・ミジャン、耳2枚が2回。イバン・ビセンテ、耳2枚。 ビジャカリジョ。ミウラ、耳1枚が2回。モランテ、アベジャン、耳なし。 マドリデホス。カバジェーロ、耳要求、耳1枚。エウヘニオ、耳要求、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ(牛場内1周)。 サン・アグスティン・デ・グアダリックス。フラスクエロ、耳2枚と尻尾1つ。ボテ、耳なし。ハビエル・コルパス、耳2枚。
フエンラブラダ。ペピン・ヒメネス、場内1周、耳1枚。エル・ハビ、耳なし。ハビエル・コンデ、耳2枚。 ピエドゥラブエナ。ファン・モラ、口笛。バレラ、耳2枚、耳2枚と尻尾要求。アレハンドロ・マジャ、耳1枚。 トラルバ・デ・カラトゥラバ。ラファエル・デ・フリア、耳1枚ともう1枚要求。アントン・コルテス、耳1枚。ハビエル・バルベルデ、耳1枚、耳2枚。 ボラノス・デ・カラトゥラバ。ハビエル・バスケス、耳2枚、耳1枚。モレノ、耳1枚。マノロ・ロペス、耳1枚、耳2枚。 ジェペス。カリファ、耳なし。エル・シド、耳2枚。フェルナンド・ロブレニョ、耳1枚ともう1枚要求、場内1周。
9月17日(火)
「おしりだって洗ってほしい」 仲畑貴志は社員の前でコピーを発表した。誰もが息を呑んだ。トイレの広告を打とうとしたとき、新聞社には、御不浄でしょう。そんなもの広告で出せない。と、言われ悔しがった広告担当者も、感動で声が出なかった。温水洗浄便座「ウォシュレット」の広告は、19時台に流された。あえて家族が食事しているだろう時間帯を選んでTVで流された。今日の、「プロジェクトX」は温水洗浄便座「ウォシュレット」誕生の話し。
現TOTO(当時の東洋陶器)には、消費者からの抗議のTELが殺到した。広告担当者は、丁寧に、食事すると同じように排泄も重要なものです。私たちは真剣に便座を作っています。と、訴えた。1ヶ月後には、TELはやんだ。何度もデータ取りで便座に座った社員は時に苦しむ父に開発1号機をプレゼントした。お前は良い仕事をしているな。と、痔に悩む父親が言った。
良い仕事が出来ることが、男の誇りになる。それにしても商品開発で行き詰まると必ずと言っていいように、何かをヒントに起死回生の物語になる。今回は、ICがショートするという問題を抱え、梅雨で雨が降り続く日に信号機を観て、風雨にさらされているのに正確に青、黄、赤を点滅させていることに気づき、信号機を作っている小糸工業に問い合わせ、「技術が広がって行くなら」ということで使用を許可を受ける。今、日本の家庭の50%に普及した「ウォシュレット」。世界20カ国に輸出される商品になったという。
朝、国連にイラクから無条件査察受け入れを認めるとコメントがあった。小泉首相訪朝は、拉致問題が明らかになり、生存者4名、死亡者8名が発表された。家族は怒っているが、そう言うことが明らかになって良かったと思う。金総書記も謝罪したらしい。交渉でミサイル演習の無期限停止など有効な交渉をしたと思う。
死亡者8名あったことについて家族側から批判の声が上がっているという。当然だと思う。日本人は、自分の意見や感情を表に出さない。だが、今回のことで家族は感情や意見を表した。そのことが驚きだった。
16日、アランダ・デ・ドゥエロで、カルロス・アビラが右太股に18cmの傷を受ける重傷を負ってしまった!今はアベジャンのバンデリジェーロをやっているが、元はセサル・リンコンのバンデリジェーロだった。闘牛場で何度も何度も会っているし、闘牛服の着替えの写真も撮られてくれた。すっぽんぽんになって彼の全てを観た。上手いバンデリジェーロなのに、こんな怪我をするんだとあらためて思った。テンポラーダはもうすぐ終わるけど、メキシコや南米にも行くだろう。そのままアベジャンのバンデリジェーロでいるのか、またセサルと一緒にやることになるのか、それは判らないけど、1ヶ月もすれば闘牛場に戻れるだろう。しかし、知っている人が怪我をすると嫌な気分になる。
16日の結果。 アルバセーテ。ルギジャーノ、耳1枚。カバジェーロ、耳2枚。フリ、耳1枚、耳2枚。 ムルシア。ポンセ、耳なし。ホセ・トマス、罵声。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ。 アランダ・デ・ドゥエロ。闘牛士、アベジャン、エル・シド、耳1枚。見習い闘牛士、ハロチョ、耳1枚。 シエンポスエロス。エスプラ、耳なし。ミゲル・ロドリゲス、耳1枚。パディージャ、耳2枚、耳1枚。 フエンラブラダ。エル・フンディ、耳2枚、耳1枚。エンカボ、耳1枚、耳1枚ともう1枚要求。フェルナンド・ロブレニョ、耳2枚、耳1枚。 バルガス。フィニート、オルドニェス、耳1枚。モランテ、耳2枚。 トルデシジャス。マノロ・サンチェス、耳2枚。アントニオ・ブリシオ、耳1枚が2回。レアンドロ・マルコス、耳なし。
9月18日(水)
一雨ごとに寒くなってきた。秋だ。もう半袖でいられなくなってきた。海外で日本人選手が活躍している。サッカーもそうだが、大リーグでのもが15勝目を上げた。イチローも久々に3安打。
昨日の訪朝で国交正常化交渉が来月から始まる。
17日のアルバセーテは雨のため順延。
17日の結果。 ムルシア。ポンセ、耳1枚。フリ、耳1枚、耳2枚。アルフォンソ・ロメロ、耳1枚が2回。 アランダ・デ・ドゥエロ。フィニート、耳なし。パディージャ、耳2枚が2回。エウヘニオ、耳1枚。 シエンポスエロス。コルドベス、耳1枚、耳1枚ともう1枚要求。ペピン・リリア、耳1枚、耳2枚。フェルナンド・ロブレニョ、耳2枚、場内1周。 ナバ・デ・ラ・アスンシオン。ボテ、耳1枚が2回。ビクトル・プエルト、耳1枚、耳2枚。ミウラ、耳1枚が2回。 トルデシジャス。エンカボ、耳1枚。フェレーラ、耳1枚。ファンディ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。
9月19日(木)
闘牛のテンポラーダもいよいよ終わりが近づいてきた。そして、メキシコ南米のカルテルが動き出している。当然のことだが、サン・イシドロで活躍した闘牛士たちが人気。また、フィグラも例年通り巡業に参加する。そして何よりセサル・リンコンが復帰する。コロンビアを始め南米、メキシコのファンは待っているだろう。
頭がはっきりしない。本を読まないとダメなようだ。やっぱり風太郎を読まないと。
「第14回高松宮殿下記念世界文化賞」の演劇、映画部門で、ジャン・リュック・ゴタールが受賞した。
来春公開予定で、『魔界転生』 がまた映画化される。当然、山田風太郎の原作を越えることは望めないが、風太郎死してもこうやって映画化される所が凄い。
18日の結果。 カソルラ。コルドベス、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚。フェレーラ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ、耳1枚。
9月20日(金)
今日は何もしてないのに疲れた1日だった。それというのも、ホセ・トマスが引退したからだ。何だか体の力が抜けてくるような衝撃だった。風太郎を読もうと思っていたのに本を手に取ることすら出来ずに、ネットを観たり、印刷したり、もうホセ・トマス引退一色。スペインでは、ワイドショーでもホセ・トマスの引退が伝えられ、勿論何処の放送局のニュースでも引退が報じられたようだ。
兎に角、今日は疲れた。
9月21日(土)
98年サン・イシドロでのホセ・トマスのプエルタ・グランデのビデオを何度も観ている。凄い。物凄い。引退を知って残っているものは、こうやって撮って置いたビデオと闘牛場で撮ってきた写真、そして、そこで観たホセ・トマスのファエナの残像。それらをまとめられないが・・・。スペインでは、ここ5年で1番活躍した闘牛士と、言っているらしいが、何を考えているんだか、訳が分からない。闘牛知らないマスコミは、どうしようもない。闘牛関係者はしっかり知っている。彼がどれだけ偉大な闘牛士だったかを。
20日の結果。 アルモドバル・デル・カンポ。エル・フンディ、耳1枚、耳2枚。パディージャ、耳1枚が2回。エンカボ、耳1枚。
9月22日(日)
菊花賞トライアル、神戸新聞杯、天皇賞トライアル、オールカマーが阪神競馬場、中山の代替、新潟競馬場で行われた。注目は皐月賞1,2着馬、ダービー2着馬、宝塚記念3着馬、夏の昇り馬もチャレンジして、3歳牡馬の有力どころが集結したレースになった。その中で優勝したシンボリクリスエス(岡部騎乗)のレースぶりが菊花賞への手応えを感じた。1:59.1のタイムも良い。岡部はインタビューで、3000mは分かりませんから。と、言っていたが本番は1番人気になるだろう。2着は皐月賞馬、ノーリーズン(武豊)。骨折明けのレースで直線あれだけ追って伸びてきたら合格。これも本番2番人気だろう。穴で考えていたオペラカスタムはレベルが追いついていなかった。
オールカマーは参考外。でも、1戦級が海外遠征でいないので天皇賞に結びつくかも知れないが、考えたくないレースだった。3歳牝馬の秋華賞は、ローズステークスを、2:00.1で圧勝したファインモーションが本命になるだろう。来週は秋のG1第1弾、スプリンターズステークス。競馬の秋が来た。
小泉首相訪朝に対して批判が上がっていることに対して、どうしてだろうと疑問に思う。特に野党の論法の組立の非道さは、批判するための批判でしかない。拉致された人の家族からの批判はある意味で当然だし、要求についてもおかしいとは思わない。ただ、拉致問題を解決してから国交正常化交渉をするように言っていることは、間違っていると思う。勿論そう言うことは家族も判っていることだと思うが、言い方としてそういう方法を使っているのだろう。
一般大衆が拉致問題にばかりこだわって北朝鮮との国交正常化交渉や、アジアの安全保障問題などを不意にするようなことがあればタイミングを逃し戦争だって起こりかねない状態になっていくだろう。そういうことを判らず拉致問題ばかり感情的に批判してもラチがいかない。
21日、京都パープルサンガ戦で、退場になった神戸の北本は馬鹿な選手だ。彼はプレーで2枚目のイエローカードを出されたのではない。審判への抗議を口にして1−0で勝っている試合を負け試合に変えてしまった。神戸は1部に残るか、2部に落ちるかギリギリの所にある。そんなチーム状況でやらなくて良いことをやって、北本のせいでチームが負けた。反省だけでは取り返しのつかない状況になってしまった。彼は、サッカーを不真面目にやっていると言われても仕方がないだろう大失態だった。俺が神戸のファンなら激怒しているだろう。
21日の結果。 ログローニョ。カバジェーロ、パディージャ、耳なし。ディエゴ・ウルディアレス、場内1周。 タラベラ・デ・ラ・レイナ。エスプラ、耳1枚。フェレーラ、耳1枚ともう1枚要求、耳要求。ファンディ、耳1枚。 アランダ・デ・ドゥエロ。カリファ、耳1枚。フリ、ハビエル・バルベルデ、耳1枚、耳2枚。 リアサ。ホセ・イグナシオ・ラモス、耳なし。コヒーダされ鼻の壁が破け2つの指といくつかの挫傷を負う。フェルナンド・ロブレニョ、耳なし。レアンドロ・マルコス、耳1枚。
9月23日(月)
NHKスペシャルでは、ロシアとアメリカの接近を石油とアメリカ同時テロを絡めてやっていた。興味深い話だった。
サッカーはレアルが勝ち、俊輔はゴールを決め、中田はベンチにも入らなかった。
野茂は7連勝で16勝目を上げた。
22日、ラ・プエルタ・デ・セグラで、エル・コルドベスが、サルドゥエンド牧場の牛をインドゥルトした。
バルセロナ。フィニート、耳なし。オルドニェス、フリ、耳1枚。 ログローニョ。パディージャ、耳なし。ファンディ、耳1枚。ハビエル・バルベルデ、耳1枚ともう1枚要求。 アランダ・デ・ドゥエロ。ポンセ、耳1枚。フェレーラ、耳2枚と尻尾要求。セサル・ヒメネス、耳1枚が2回。 ラ・プエルタ・デ・セグラ。コルドベス、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。アルベルト・マヌエル、耳2枚、耳1枚。ハビエル・コンデ、耳2枚。 ベラ。カバジェーロ、モランテ、耳1枚。エル・セサル、耳なし。 ムネラ。バレラ、耳2枚、耳1枚。セルヒオ・マルティネス、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。アントン・コルテス、耳2枚、耳1枚。
9月24日(火)
今回の訪朝で小泉首相は海外で評価が高かった。当然だと思う。しかし、日本は何故か評価が低い。拉致のことしか頭にない日本人には、今日NHKでやった『プロジェクトX』 はどう映ったのだろう。中国人は殆ど見返るがないのに、見ず知らずの日本人孤児を引き取り何十年と世話をして来たのだ。それも、敗戦時、日本軍が民間人よりも先に日本本土に引き上げたからだ。
今回の小泉首相への批判は当たらないと思う。それまで何もやらなかった歴代の首相や外務大臣、そして、100年以上前に南米移民を送り出し何の面倒も見ず、責任も取らなかった外務省が、今回も未だに何も変わっていないことを、もっと批判されるべきなのに・・・。
イタリアでは俊輔に高い評価がだされ、中田は移籍の噂が出ている。稲本は3戦連続ゴールはならなかった。
風呂に行った時間が野球中継中だったので空いていた。くだらない中継など見ていられない。
23日の結果。 ログローニョ。騎馬闘牛士、メンドーサ、耳2枚ともう1枚要求。闘牛士、オルドニェス、口笛、罵声。アベジャン、耳なし。 コンスエグラ。フィニート、耳1枚。エウヘニオ、耳2枚、耳1枚。フリ、耳1枚。
9月25日(水)
自民党幹事長、山崎拓は、民主党党首選挙が終わったら党が分裂するだろうと予想したそうだが、選挙後、党幹事長人事で揉めて、党内が分裂に近い状態になってきた。ニュー鳩山と本人が言って僅差で当選したが、これじゃニュー鳩山どころじゃない。中野幹事長人事を撤回しない限り分裂しかねない情勢になってきた。自民党は挙党一致体制で望むべきだと、中曽根、森元首相が会談で確認したという。これは内閣改造についても打ち合わせだろう。この動きが政界再編になるのかどうかは判らない。再び支持率が上がった小泉内閣ではなかなかそう言うわけには行かないだろう。
表現の自由と、個人のプライバシー、どっちが大事か?最高裁の判決は、「出版されればプライバシー侵害などにより回復困難な損害が生じるおそれがある」として出版の差し止めを命じた。つまり、括弧付きであるがプライバシーが侵害される場合は、表現の自由に制約が加えることが出来るというものだった。どうも判らない。昨今のTVやマスコミの報道のあり方の方がよっぽどプライバシーを侵害しているというのに。この判決は何なんだろう。
ニューヨーク株式市場は、7700ドルを切った。
24日の結果。 ログローニョ。フィニート、耳なし。フリ、耳2枚。セサル・ヒメネス、耳2枚、耳1枚。
9月26日(木)
米ちゃんが来ているはずなのにTELがないのでかけてみたら、不在。折り返しかかってきたら来週まで東京にいるそうだ。荷物はその時になる。昨日から職場が変わったので未だスケジュールが決まっていないのでいつ会えるかは判らないが。下山さんからメールで身障者フェンシングは3位のなったそうだ。シドニーのパラリンピックで3位になった人と対戦でき良い経験になったそうだ。ホセ・トマスの爺さんのセレスティーノのインタビューが書いていた。途中だったが面白かった。
小野がいるフェイノールトは、チャンピオン・リーグ第2戦でニューキャッスルと戦い1−0で勝った。小野の徹底マークで相手FW、ダイアーは「フラストレーションだけが残った・・・」と悔しがった。また、シュートをヘディングではじき返したり活躍した。レアルは、チャンピオン・リーグで6−0で鈴木のいるゲンクに圧勝。マドリードのファンを喜ばせた。
25日の結果。 ログローニョ。ポンセ、耳1枚。フリ、耳なし。ハビエル・カスターニョ、耳2枚。 ベラ。コルドベス、耳1枚が2回。ペピン・リリア、パディージャ、耳2枚、耳1枚。 アルヘメシ。騎馬闘牛士、セルヒオ・ガラン、耳なし。闘牛士、ミウラ、耳なし。セサル・ヒメネス、耳1枚。
9月27日(金)
国会答弁で、拉致された人が8人死んでいることを知ったときどう思ったかと、問われて、外務省の田中均アジア大洋州局長は「17日に8人が亡くなっているとの情報に接したときの気持ちをいまだに引きずっている…」と言って言葉を詰まらせた後、泣き出した。
♪泣いたってどうしようもない と言うけれど そんなことはわかっているの♪宇多田ヒカルは確かこんな風に歌ったと思う。しかし、これは女の言葉だ。男が気持ちをいまだに引きずっていると言ったからと言って、何の同情も出ないだろう。現場責任者が感情をそのように出したらプロの仕事が出来ないだろう。拉致された家族が感情をあらわにして必死で訴えるのとは逆の形で仕事をしなければ外交交渉は出来ないではないか。
北朝鮮は、拉致問題がこじれれば国交正常化交渉は出来なくなるだろうと言っているが、そういわれれば、今まで以上にこの問題を全面に出して交渉すべきだと思うが、田中局長などにそれが出来るとは思わないが。
26日の結果。 ログローニョ。フェレーラ、耳1枚。ファンディ、耳なし。 ポソブランコ、コルドベス、耳1枚が2回。オルドニェス、耳なし。モレノ、耳2枚、耳1枚。 コレジャ。ウセダ・レアル、耳1枚。フリ、口笛。セサル・ヒメネス、耳1枚、耳2枚。
9月28日(土)
民主党の党内人事は中野幹事長で行くことを鳩山党首が決断して政調会長に海江田万里衆院議員、国対委員長に佐藤敬夫前国対委員長代理を内定した。幹事長代理には岡田克也前政調会長が就任する模様だ。これで党内の混乱が収まるものではないだろう。今回の中野幹事長人事で鳩山党首への反発は党分裂への布石にもなるのかも知れない。いずれにしろ、鳩山党首はその器でないと判断されても仕方がないだろう。ニュー鳩山は所詮党首選挙用のキャッチフレーズだった。人はそう簡単に変わらない。色々なしがらみや行動パターンが染みついているからだろう。
ホセ・トマス引退をお爺さんのセレスティーノ・ロマンが語ったものを下山さんが送ってくれた。あの記事のニュアンスは、sabatico(休養)
ではなく、rertirada(引退) だと思った。ブルラデロ・プント・コムに、ホセ・トマス引退についてどう思うか?と、いうアンケートがあって、Bien
情熱を失ってしまったというのはセンセーションを与えた。52.15%。Mal
軽率な判断。32.52%。無関心。15.34%。というふうに載っている。やはりスペイン人は闘牛を、闘牛士の気持ちを判っていると思った。
オルドニェスの父パキーリがポソブランコで死んで18年目。
27日の結果。 ポソブランコ。フィニート、耳2枚、耳要求。モランテ、耳なし。コヒーダされ右太股に10cm怪我。フリ、耳2枚。 アバラン。ペピン・リリア、耳なし。ビクトル・プエルト、耳1枚。ファンディ、耳1枚が2回。 コレジャ。ファン・モラ、耳1枚。ポンセ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。フェレーラ、耳2枚、耳1枚。
9月29日(日)
日銀が銀行株を買う。経済の常識をまったく無視したことをやろうとしてG7で説明したが、アメリカやドイツからは疑問の声が上がっている。当然だろう。それでも日本政府はこの政策を実行しようとしている。柳沢金融大臣が反対の意思表示をして更迭になりそうな雲行きだが、「筋を通す」と言っているそうだ。それで間違いないと思う。
28日の結果。 セビージャ。ビクトル・プエルトのソリタリオ、耳なし。 ポソブランコ。ペピン・リリア、耳1枚。パディージャ、耳1枚ともう1枚要求が2回。フェレーラ、耳2枚。 ウベダ。ハビエル・コンデ、耳要求。フリ、耳2枚。ファンディ、耳2枚、耳1枚。 コレジャ。エンカボ。耳1枚ともう1枚要求。エウヘニオ、耳なし。フランシスコ・マルコ、耳1枚、耳2枚。 ロルカ。ペピン・ヒメネス、耳1枚が2回。フィニート、耳2枚。オルドニェス、耳2枚が2回。 トリホス。カバジェーロ、耳1枚。コルドベス、耳1枚。ラファエル・デ・フリア、耳1枚、耳2枚。
9月30日(月)
足が痛くて気分が悪い。こういう時、家に帰ってきて聴くのはボブ・ディラン。お決まりの、『血の轍』(BLOOD ON THE TRACKS)。気分が良いときも悪いときもこのアルバムが1番好きだ。
内閣改造で柳沢金融大臣は留任しなかった。竹中経済財政大臣が兼務することになった。日本経済はどうなるのだろう。
「利家とまつ」で、雪崩で死んでいたと思われていた佐々成政の妻、はるが南蛮寺で貧乏人たちに時を教えたりして今でいう慈善活動、ここでは切支丹の布教活動に身を投じていた。まつ、利家などの働きかけで秀吉から許された夫、成政。しかし、はるの気持ちは貧しい人たちのために世話をしたいというものだった。この間、地下鉄に通じる狭い階段で後ろで音がしたので振り向くと、30歳ぐらいの女が倒れていた。昇ってきた40代ぐらいのサラリーマンの男に倒されたようだった。女は男の顔を見上げた。男は何も言わずに右手に持っていた鞄で手を伸ばしてきた女をはらいのけ無言で階段を上がっていった。
東京は突出しているかも知れない。いや逆に今は地方の方がTVなどによってその影響をもろにかぶっているから異常な事件が一杯起こっている。階段で見た30歳ぐらいの女と40代のサラリーマンは無言で出会い無言で去っていった。女は痛いとも言わなかったし、男は、狭いからそんなところを歩くなとも言わなかった。人は言葉によってお互いのコミュニケーションを取るものだが、都会の孤独は動物以下の感情しか持てない、乾燥した感情、他人と出会いやふれあいというものを拒否し、怖れ、逃げる行動を今の日本人は取るようだ。
呆れてしまう行動だ。怒るなら怒れ!痛いなら痛いと言え!それが人間じゃないのか。こう言うのを見ていると、お前ら本当に生きているのか?と、言いたくなる。こういう日本が僕は嫌いだ!大嫌いだ!
中田が活躍し、小野がチョンボし、稲本も不燃焼だった。俊輔がサンスポの1面を飾ったが今日は中田を1面にすべきだった。秋競馬G1第1弾、スプリンターズステークスは、良馬場発表だったが馬場は荒れていて、良いペースで逃げたショウナンカンプはゴール前、外からアドマイヤコジーンに、内からビリーヴに交わされ3着になった。勝ったのはまた武豊。「馬の力を信じて乗りました」と、ビリーヴにかけた駄洒落を言っていた。面白くないぞこらぁ。馬券は縦目。ゴール前の3頭の叩き合いは見物だった。良いレースに感謝。
29日の結果。 セビージャ。フィニート、カバジェーロ、オルドニェス、耳なし。 グラナダ。ポンセ、耳1枚、耳2枚。ファンディ、耳2枚、耳1枚ともう1枚要求。 エジン。エスプラ、耳なし。アントン・コルテス、耳1枚が2回。セルヒオ・マルティネス、耳1枚。 ロルカ。コルドベス、耳要求、耳1枚ともう1枚要求。ペピン・リリア、耳1枚、耳要求で場内1周。フリ、耳2枚が2回。 ウベダ。ペピン・ヒメネス、耳なし。カリファ、カルニセリト・デ・ウベダ、耳1枚。 Floirac(フランス)。ルギジャーノ、耳なし。セバスティアン・カステージャ、耳1枚が2回。ハビエル・バルベルデ、耳1枚。
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