--バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--
por 斎藤祐司
6月5日(金) 晴/曇 7847
目が覚めたのが、明け方。また寝れそうもないので、起きて炭酸水とタバコ。これから、早々に散歩に出た。人もいないし、涼しいしゆうことない。お寺、神社、お寺と歩いてお参りもした。帰って来て手洗いと顔を洗い、うがいした。Facebook
を観たらTHさんが、nature communications (ネイチャー関連の雑誌)に、マラリアの論文が載ったと喜んでいた。子供の頃からの夢だったようだ。おめでとう!!!凄いことだ。
昨日、藤井聡太七段が、永瀬二冠に勝って、渡辺棋聖への挑戦権を得た。準決勝が、佐藤元名人だった。格上棋士に連続して勝ってタイトル戦へ臨む。31年ぶりの最年少記録を更新した。17歳10か月20日で、最年少タイトル戦挑戦となる。驚異の17歳。約2か月新型コロナウイルス感染拡大で、対戦がなかったが、その間に自分の将棋に向き合えたのだという。心を整えた結果が、連勝出来たという事なのだろう。凄いことだ。たぶん、コロナで高校へ行けいない間、じっくり将棋と向き合えたのだろう。そういう事が出来たことが、運もあるし、凄い処だ。
ボーッとばかりしていないで、俺もやらなきゃ。
世界では、663万2千人の感染者が出、39万1千人が死亡。アメリカは、191万人の感染者、10万9千人が死亡。スペインでは、240660人の感染者、27133人の死者(EL
PSISには、死者不明としている)。ここ3日は、35、34、不明の死者が出た。東京では、ここ3日、34、12、28人の感染者(30日連続50人以下。4日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5323人。307人の死亡になった。全国では、昨日の時点で31人増え、17078人の感染者、905人の死者。東京の速報は、20人の感染者が確認された。
6月6日(土) 曇 8428
明け方に、目覚ましが鳴り起きた。炭酸水を飲んでタバコのあと、散歩に出かけた。今日も早いので、人が少ない。夏場は、涼しいうちの散歩にかぎる。そこかしこに、アジサイの花が咲き、色づいている。もう直ぐ梅雨が来る。今日は満月だが、夜には雨が降る予報。♪雨降りお月さん 雲の影♪
アメリカの失業率が予想より改善して、株価が一時1000ドル以上値上がりしてた。経済の実態ではなく、こういう数値に、市場が反応して値上がりした。気分で動く相場だ。経済が動こうとしている時に、各地でデモが起き、思うように経済は動いていない。そして、4200万人の失業者。それでも、楽観的な気分を抑えられない株価だ。厚生労働省の発表では、4日までに解雇や雇止めが見込みで2万人強になるという。2週間で2倍になった。しかし、ネットにはこういう風に出ているが、もうすでに100万人近い失業者や雇止めが起きているのだと思う。そして、これからも増えるだろう。
拉致被害者家族会元会長、横田滋が亡くなった。87歳だった。13歳で北朝鮮に拉致された娘・めぐみのために、講演依頼があれば、何処へでも駆けつけ、一切断ることはなかったという。笑顔を絶やさず、人生の全てを、娘のために捧げた。聖人のような人。だから、マスコミも悪口を書かなかったのだろう。常人には、とても真似の出来ない人生であり、生き方だ。
世界では、672万4千人の感染者が出、39万4千人が死亡。アメリカは、193万6千人の感染者、11万人が死亡。スペインでは、240978人の感染者、27134人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、63、56、52の死者が出た。東京では、ここ3日、12、28、20人の感染者(31日連続50人以下。5日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5343人。309人の死亡になった。全国では、昨日の時点で44人増え、17118人の感染者、914人の死者。東京の速報は、26人の感染者が確認された。
6月7日(日) 雨のち晴 6632
今日も、明け方に起きた。炭酸水を飲んでタバコ。起きた時から夜中に降っていた雨はあがっていた。心地良い気温の中で、散歩に出かけた。これまで以上に、人が少なった。アジサイは、酸性土壌では、リトマス試験紙と反対に、青く咲く。アルカリ性土壌では、リトマス試験紙と反対に、赤く咲く。散歩で観るアジサイの花の色は、ドンドン色が濃くなってきている。青い花、赤い花が大きくなり雨粒が付いていた。
朝食は、他人丼風衣笠丼。散歩の帰りに、ネギと油揚げとスポーツ報知を買ってきた。そのネギを入れて作った。油揚げがあると、直ぐにそういうものが作れるので、必需品だ。昼食は、スパゲッティを食べる。そして、東京競馬場の安田記念。絶対勝つと思っていた、アーモンドアイ。スタートで半馬身から1馬身出遅れて、中段後方からの競馬。前が空いているので、楽な追走。しかし、やや重の馬場で、1000m57秒3と速い展開。直線で外に出してムチを入れて追い出すが、前走のヴィクトリアマイルのような手応えではない。先に抜け出したのは、グランアレグリア。楽に先頭に立って追い出すと抜け出す。追うインディチャンプ。アーモンドアイがようやく追いついて、インディチャンプを交わした処がゴールだった。優勝は、グランアレグリア、2着、アーモンドアイ、3着、インディチャンプ。馬券は取ったけど、ガッカリな結果だった。史上最多GⅠ8勝目は確実だと思っていたが、そう簡単にはいかない。やっぱり、スタートで出遅れたことが、ひびいた気がする。あるいは、中2週の競馬で、目に見えない疲れがあったのか。人気は、3番人気、1番人気、2番人気だった。人気通りの決着なのだが、あー、アーモンドアイが勝てなかったことが…。
勝利騎手インタビューで、池添謙一が、右目を腫らしていた。3コーナーで芝の塊が飛んできたようだ。こんな事あるんだ。初めて観た。眼球まで赤かったからなぁ。でも、池添は、今年はじめてのGⅠ勝ち。藤沢和雄厩舎の馬で勝ったのが、余計嬉しかったんだろう。目を冷やすために、氷を持ってきたのが、アーモンドアイに騎乗した、クリストフ・ルメールだった。こういう処、良いよなぁと思った。
世界では、685万5千人の感染者が出、39万8千人が死亡。アメリカは、195万9千人の感染者、11万1千人が死亡。スペインでは、241310人の感染者、27135人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、56、52、67人の死者が出て、増えてきた。東京では、ここ3日、28、20、26人の感染者(6日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5369人。311人の死亡になった。全国では、昨日の時点で46人増え、17164人の感染者、916人の死者。東京の速報は、14人の感染者が確認された。
6月8日(月) 晴 8415
遅く寝たので、今日は明け方には起きれなかった。それでも、7時頃に起きた。朝食は、残りのカレーなどを取る。Facebook の過去の思い出に、ソロミージョやカリジャーダの写真があった。ラス・ベンタス闘牛場近くの闘牛ファンが集まる店や、下山さんと行ったヌニェス・デル・クビジョ牧場近くの店などの肉料理。急に牛肉が食べたくなって、スーパーで牛肉を買ってきた。昼は、生協で買ってきたトンカツ。夜、牛肉を食べよう。
6月の初め頃、NHKで、西浦教授が、今は、野球で言ったら、1回の表裏が終わった程度で、長い戦いになります。と、いっていた。友人、知人などからの誘いもあるが、今は出掛けるべきではないと思っているので、おとなしくしている。ようやく、2回が始まったばかりだ。20代の若者は、歌舞伎町などをうろついているようだが、それは、そうすれば良い。人は、やりたいようにやる権利がある。でも今は、その時ではないと思うので、それは、しない。違う方法で、発散しようと思う。
ブラジル大統領は、新型コロナウイルス感染者数、死者数の発表を止めることを発表したようだ。発表すると感染が拡大していることが公になるからなのか、それを嫌っているようだ。国家がそんなことをして良いのか?と、思ってします。感染隠しである。デモが起きているようだが、経済や雇用の方が重要で、感染死にはほぼ無関心のようだ。さすが、ブラジルのトランプだ。
世界では、698万1千人の感染者が出、40万1千人が死亡。アメリカは、197万7千人の感染者、11万2千人が死亡。スペインでは、241550人の感染者、27136人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、52、67、72人の死者が出て、増えてきた。東京では、ここ3日、20、26、14人の感染者(7日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5383人。311人の死亡になった。全国では、昨日の時点で38人増え、17202人の感染者、916人の死者のまま。3カ月ぶりに死者が0になった。東京の速報は、13人の感染者が確認された。
6月9日(火) 晴 9621
今日も、明け方には起きれなかった。炭酸水を飲んでタバコ。それから散歩に出かけた。3月には梅の花が咲いていたお寺には、熟れた梅が実を付けて、それがびわの色のように薄っすら色づいて、落下している。今日は、その梅を取りに来ている人がいた。今日は暑い。朝でも暑かったが、日中東京は今年初めて31度を超えた。これで、コロナウイルスが紫外線などで、死滅してくれれば良いのだが、専門家ですらどうなるか判らないといっている。朝食は、昨日の夜と同じで、バカのアホ炒め。バカは、スペイン語の牛肉で、アホは、スペイン語のニンニク。平野レミがネーミングした料理だが、イメージは、牛のソロミージョのような赤身肉のニンニク炒めだ。昼食は、スパゲッティ。
昨日の棋聖戦第1局は、渡辺三冠を挑戦者の藤井聡太七段が157手で先勝した。先手の藤井七段が、渡辺三冠の得意な矢倉の体型をとり、お互い同じ相矢倉になった。途中、ミスで飛車を取られたが、攻めの姿勢を崩さなかった。終盤、渡辺三冠が、飛車角四枚もって王手が16回連続の猛攻。それをミスなく受けて、16手目の受けが、逆王手をしてそのままつんだ。並の棋士なら負けていた。緊張感あふれる激戦。歴史に残る勝負になった。詰め将棋の王者である藤井七段は、双方持ち時間が無くなって1分将棋になっている状態で、16回連続でミスすることなく冷静に対応した。どっちに転んでもおかしくない状況を、焦ることなく的確に打っていた。矢倉という相手の得意な戦法で戦って、勝った処が、まさに、勝負師だ。イチローが、相手投手の決め球、得意球を打ってダメージを与えるといっていたが、それを実践したことになる。17歳にして、物凄い才能だ。
世界では、708万5千人の感染者が出、40万5千人が死亡。アメリカは、199万9千人の感染者、11万2千人が死亡。スペインでは、241717人の感染者、27136人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、67、72、56人の死者が出て、増えてきた。東京では、ここ3日、26、14、13人の感染者(8日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5396人。311人の死亡になった。全国では、昨日の時点で21人増え、17223人の感染者、919人の死者。東京の速報は、12人の感染者が確認された。
6月10日(水) 晴 10970
今日も暑かった。また、31度。東北では、35度を超える処も出た。こんなに暑いと、マスクをしていると苦しい。厚生労働省は、熱中症対策として、人がいない処では、マスクをしないようにいっている。ヤマトや佐川でも、宅配で接客するときのマスク着用を義務付けているが、荷物整理などの作業中のマスクはしないようにしているという。今年日本は、猛暑になるという。コロナと猛暑で、マスク着用もTPOを考えないと、熱中症になるリスクを抱えるようだ。
5月末の日曜美術館アートシーンでやっていた染織家志村ふくみ。京都で草木染をする。自然の中で、自然にある草木の染料で染めたものを織っていく。蚕から糸を作り、草木から染料を取り、染めた糸を織る。分業ではなく、それを工房で全ての工程をする。自然の物の染料で、色を染めるというのは、均一に出来にくく不安定だという。それがまた、良いという。気になったのは、藍染の仕込み。藍の葉を発酵させた蒅(すくも、玉藍ともいう)に、あく、酒、石灰などを甕(かめ)に入れて2週間発酵させる。それを舌で舐めると、甘いという。ベロメーターといっていた。良いものは、ピリッとしたような甘味があるという。実は、こういう事が気になったのではない。仕込みの時期だ。経験上仕込みを始めるのは、新月で、出来上がるのが、満月だという。そうすると、上質の染料が出来るのだという。これには、しびれた。
糸をつけては搾り、搾ってはつける。これを繰り返す。そして、最初の作業中、引き上げた色を奇跡の色という。しぼり一瞬引き上げた時の色が、緑でそこから青に変わる。「この藍だめから出てきた色が、一瞬緑ですよね。それが、ぱっと消えちゃう。そして、青になって行く。これは誰が仕組んだわけでもなく、自然が瞬間に私たちに見せてくれる幻だと思う。これが不思議でねぇ。この謎が永遠に解けないかなぁと思う。命じゃないですか。色に命があることを教えてくれたのは藍。そういうものがなかったら、色は色ですよね。でも、私たちは色は色ではないと思っている。そこらへんがね、色は色ではないんじゃないかという思いで、色を染めている」こういうものに、強い興味をもつ。魅かれるのだ。
京都府で、医療従事者へ提供された無料弁当で、集団食中毒が発生したという。こういう飲食業者の善意の行動で、こういう事が起こるのは、非常に残念なこと。世界各地で、レストランなどが、医療従事者への無料でランチなどの提供をしている。感謝や勇気づける行為は、称賛されることだ。提供する方は、そういう衛生面を気を付けないとこういうことになる。特にこれから1年で1番、食中毒が起こりやすい時期になるのだから…。
世界では、723万8千人の感染者が出、41万1千人が死亡。アメリカは、202万人の感染者、11万3千人が死亡。スペインでは、241966人の感染者、27136人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、72、56、50人の死者が出て、増えてきた。東京では、ここ3日、14、13、12人の感染者(9日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5408人。311人の死亡になった。全国では、昨日の時点で45人増え、17268人の感染者、920人の死者。東京の速報は、18人の感染者が確認された。
6月11日(木) 曇のち雨 6693
今日も暑く30度で、湿度が高い。そして、昨日今日風が吹いている。朝食は、バカのアホ炒め。最近は、出来るだけ朝食をメインにするようにしている。食後、散歩に出かけ、お寺神社でお参りをして、スーパーへ行った。みんな考えることは一緒で、雨が降る前に買い物を思ったようで、レジ前の列は長かった。目的は、オーストラリアの牛肉。バカのアホ炒めの材料だ。東京は今日、梅雨入りした。
日本でも通勤ラッシュを避けるために、自転車通勤をする人が増えているようだ。スペインでも、外出禁止が解除されて自転車の売り上げが、4倍になったという。マドリードは、新しく購入する場合は、50%補助金が出るという。結構坂が多いので、5段変速のギアがないときついと思う。でもこれも良し悪しで、向こうは盗難が多いので、せっかく買ったのに、なくなることも多いのだろう。日本でもシェア自転車を、使っている人もいるようだ。店の横にシェア自転車を置いて、店には使用料の1割が入る仕組みになっているようだ。セビージャなどにもシェア自転車がある。マドリードにもあるのかもしれない。
コロンビアでは、闘牛の開催が難しい状態になっているようだ。首都ボゴタなどで、市長が法的に闘牛禁止に向かっている。そういう状況は、スペインにも影響を与えるだろう。闘牛は、観客が入らなければ興行が成立しない。2mの距離を取るような形で、興行しようとすると、定員の4分の1くらいしか入れない。そうなると、コロナ禍の中では、非常に苦しい状態になってくる。
フランスでは、市民が、政府のコロナ対応について、間違っているという訴えているという。スペインでも、3月8日の「女性の日」のデモについて、安全だからドンドン参加するようにいった、政府の対応について裁判が始まっている。こういう風に政府の対応について裁判が起こることは、日本にいると不思議に思うが、市民が政府の対応への不満を裁判という形で訴えるというのは、民主的なことなのかもしれない。日本では、政府のコロナの対策に不満の声が多いが、裁判という形で訴えるということは起ってはいない。
世界では、736万人の感染者が出、41万6千人が死亡。アメリカは、204万1千人の感染者、11万4千人が死亡。スペインでは、242280人の感染者、27136人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、56、50、40人の死者。東京では、ここ3日、13、12、18人の感染者(10日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5426人。311人の死亡になった。全国では、昨日の時点で45人増え、17306人の感染者、922人の死者。東京の速報は、22人の感染者が確認された。東京都は、東京アラート解除の方針で、ステップ3へ緩和される模様。
6月12日(金) 晴のち曇 7536
目覚まし前に起きて、炭酸水を飲んでタバコ。それから散歩に出かけた。暑くなる前に出た。マスクは持っているが、出来るだけしたくない。人がいる時だけして、歩いた。アジサイの花で白い花がある。これってたぶん、中性の土壌なんだろうと思う。3月にNHKでやっていたが、TBSの『情熱大陸』で30分番組になっていたダチョウの人。神戸の牧場でダチョウを飼っている獣医師。4月から京都府立大学学長になった塚本康浩。『情熱大陸』は、スポーツ選手を取り上げることが多いが、コロナ禍では、医療関係を取り上げたりする。
ダチョウからコロナ抗体を取り出して、研究をしている。ダチョウから取った、新型インフルエンザ抗体を使って、マスクを作った。応用で、死滅した毒性のない新型コロナウイルスのスパイクタンパクの元になるDNAを培養して、それをダチョウへ注射して、ダチョウが抗体を作ると、産んだ卵もその抗体を持っているという。ダチョウの寿命は60年。病気に強い。卵の黄身だけを遠心分離器にかけて、抗体を取り出す。何度もろ過して純度を高める。抗体検査をすると、新型コロナウイルスの抗体があることが判った。海外の研究者からも複数の問い合わせがあるという。そこでも、抗体があることを確認された。これで、新型コロナウイルス対応のマスクが作られる。企業からは、フィルターなどの問い合わせあった。こういう研究が、ワクチン開発に結び付けばいう事なしなのだが・・・。
ニューヨーク市場株価が、急落して一時、1900ドル以上下落した。新型コロナウイルス感染拡大が止まらず、200万人以上の感染者の発表や、FRBがゼロ金利政策を2022年まで続けることを発表したため、景気は長期にわたって低迷するという失望から急落したようだ。失業者も増えて、4400万人になった。これを受けて、日経平均も600円下落し、他のアジア市場も下落している。
コロナ禍で、サラマンカでダニを媒体とする、クリミア・コンゴ出血熱の感染が確認された。リーガ・エスパニョーラが再開され、セビージャ対ベティスというセビージャ市のダービーになった。試合前48時間前にPCR検査が両チームの選手と審判に義務付けられている。外出禁止が長かったため、交代は3人から5人出来るように増やされ、3回の交代機会で5人が交代するようになった。無観客での試合で行われた。また、イタリアでは、コンテ首相の都市封鎖が、遅かったのではないかという事で、検察からの事情聴取を受けるという。
世界では、748万7千人の感染者が出、42万人が死亡。アメリカは、206万4千人の感染者、11万5千人が死亡。スペインでは、242707人の感染者、27136人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、50、40、32人の死者。東京では、ここ3日、12、18、22人の感染者(11日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5448人。311人の死亡になった。全国では、昨日の時点で42人増え、17348人の感染者、922人の死者。東京の速報は、25人の感染者が確認された。
6月13日(土) 雨 8481
昨日の夜から降り続いている雨は、やみそうにない。朝食は、サッポロ一番塩ラーメン。小雨の中、買い物に出掛けた。雨が降っていると、スーパーはすいていた。キノコや野菜と、赤身の牛肉を買ってきた。昼食は、玉ネギ、キノコ、人参、ブロッコリー、カリフラワーを炒め、牛肉を入れて、カレーを作ってそれを食べた。
5月に秀吉最後の城の石垣などが、仙洞院御所で発見された。金箔瓦などが出て来て秀吉の城と認定された。戦国末期は、まだまだ判らないことが多い。信長が許可した南蛮寺が京都の街中に建てられたが、秀吉の伴天連追放令によって壊された。その時、秀吉の家来の中にもキリシタン大名がいた。改宗した大名もいるが、そうでない大名もいた。隠れキリシタンになった人も、京都にもいたと思うが、そういう記録はほとんど残っていないだろう。
しかし、南蛮寺の鐘が、妙心寺の春光院に残っている。1577という西暦の数字と、IHSというキリストを意味するものが鐘に残っている。徳川の時代になって、京都の隠れキリシタンは、どうなったのだろう?長崎のように田舎なら、隠れキリシタンとして、信仰を長い間守ることが出来たが、京都の中ではどうやっていたのだろう。隠れキリシタンの墓といわれるものがいくつか残っている。それが、いつの時代のものなのか。徳川になってからのものなら、かなり長い間、隠れキリシタンとして京都に住んでいることになる。
世界では、761万7千人の感染者が出、42万4千人が死亡。アメリカは、208万5千人の感染者、11万6千人が死亡。スペインでは、243209人の感染者、27136人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、40、32、25人の死者。東京では、ここ3日、18、22、25人の感染者(12日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5473人。313人の死亡になった。全国では、昨日の時点で61人増え、17409人の感染者、925人の死者。東京の速報は、24人の感染者が確認された。
6月14日(日) 曇/雨 7711
雨はあがったり、降り出したりを繰り返している。雨のせいで、気温も下がり、涼しくなった。朝食は、カレー。昼は、昨日作ったカレーの時に分けた物に、完熟トマトの缶詰を入れて煮込んだ物で、スパゲッティを食べる。キュウリの塩麴漬け、大根の漬物、オクラの胡麻和えなど。
日曜美術館は、日本画の傑作15選シリーズ2回目。等伯の『松林図』や岩佐又兵衛の『洛中洛外図』などをやっていた。次週の3回目が、俵屋宗達の『風神雷神図屛風』、尾形光琳『紅白梅図屏風』、円山応挙の『雪松図』、伊藤若冲の『動植綵絵』、そして、葛飾北斎の『神奈川沖波裏』で、これが1番の目玉になる。美術館に行けないので、こういうのを観て楽しんでいる。
松平不昧が家督を継いだ時は、出雲松江藩は財政破綻していたが、家老と共に藩政改革を行って、治水工事や、商品価値のある特産品などで、財政再建をした。若い時から茶の湯に親しんで、茶器や掛軸など美術品の収集や研究をした。自身が収集した物を、5つの価値別に分けて目録を作り、絵柄なども描かせた。茶室なども設計図のようなものを作らせて、茶室を作って、不昧流の茶道が松江に残っている。京都の大徳寺の小堀遠州が作った弧篷庵が火災にあった時に、不昧の古図を基に再建され現在に残る。不昧は、室町将軍がやった、文化戦略と同じように、茶道具や、絵などを使って藩政などを立て直した趣味人で、いわゆる数寄者。その収集品には、井戸茶碗など現在の国宝15品、重要文化財15品があったという。
競馬を観ていたら、阪神のメインレース前に、ニュース速報が流れた。東京都の感染者が47人出たという。集団感染が起きたとしか思えない。これから、また増えていくのかもしれない。
世界では、776万3千人の感染者が出、42万9千人が死亡。アメリカは、211万5千人の感染者、11万7千人が死亡。スペインでは、243605人の感染者、27136人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、32、25、不明人の死者。東京では、ここ3日、22、25、24人の感染者(13日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5497人。314人の死亡になった。全国では、昨日の時点で45人増え、17454人の感染者、927人の死者。東京の速報は、47人の感染者が確認された。5月5日以来の感染者が、40人を超えた。
6月15日(月) 曇/晴 2045
朝このまま寝ていたいと思ったが、起き出して炭酸水を飲んでタバコ。朝食は、カレー。銀行へ行って、スーパーで買い物をした。昨日とうって変わって、今日は暑い。33度くらいあるだろう。人がいない処では、マスクを外して歩いた。駅前のスーパーは混んでいる。東京の感染者が増えているが、これは北九州市と同じで、新宿のホストクラブ関連のPCR検査を徹底してやっていることが、増えている原因のようだ。
昨日だいぶ前の、『ブラタモリ』の有田焼の2回分を観ていた。酒井田柿右衛門で有名な、赤い絵の焼物。秀吉の朝鮮出兵で、肥前の鍋島直茂が陶工の李参平を連れ帰り、有田の泉山で白磁鉱を発見し、小川の水車を使って流紋岩を細かく砕き陶土にし、坂を利用して登り窯で焼いて始めたという。柿右衛門の使う赤は、鉄を器に入れて水を入れ、1日1回水を取り替えて、10年続けると酸化した鉄がナノレベルに細かくなるという。それを使うと、濃淡が出る赤になるのだという。こういう作り方をする赤を使うのが、柿右衛門だという。
タモリが驚いていたのは、こういう地理的な条件が3つ揃っていたことだ。材料があり、川があり材料を砕くことが出来、丁度いい15度の坂があり登り窯が作れた。明治になって、有田焼の売り上げが落ちると、電線とその支持物との間の絶縁体として用いる碍子(がいし)も、有田焼で作っているという。ガイシ好きのタモリが面白がっていた。こういうのも、佐賀藩士だった大隈重信と関係があるのかもしれないが…。有田焼は、伊万里港から積み出されたことから、伊万里焼ともいったという。
江戸後期各地で磁器が生産されたが、それまでは有田焼磁器は、日本唯一の生産地だったという。ヨーロッパへ輸出された有田焼を真似したのが、マイセン陶磁器だという。肥前佐賀藩は、長崎出島の管理も1年おきにやっていて、情報も持っていただろう、幕末に蒸気機関を作り、蒸気船も大砲も鋳造した。カラクリ儀右衛門こと田中久重がそれに絡んでいるが、こういう有田焼と、何か関係があるのかと、『ブラタモリ』を観ながら思ったのだ。もしかしたら、焼物を焼く窯とそこから焼かれた煉瓦が、鉄を作る反射炉制作に関係していたりして…。
スペインのサンチェス首相は14日の会見で、21日に非常事態宣言の解除を行うと同時に、7月1日からに予定されていた事を前倒しして、国境封鎖を解除して解放し、EU内から観光客などを受け入れるという。また、14日間隔離の義務付けも解除することを発表した。それ以外の国については、7月1日に、安全な国リストを発表するという。
世界では、783万5千人の感染者が出、43万1千人が死亡。アメリカは、213万5千人の感染者、11万7千人が死亡。スペインでは、243928人の感染者、27136人の死者(どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、25、27、26人の死者。東京では、ここ3日、25、24、47人の感染者(14日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5544人。314人の死亡になった。全国では、昨日の時点で75人増え、17529人の感染者、927人の死者。東京の速報は、48人の感染者が確認された。
6月16日(火) 曇のち晴 5731
明け方に目覚めて、炭酸水を飲んでタバコ。涼しい内に散歩へ出かけた。お寺に、拝んでいる人がいたが、これが長い。何なら小さな声で、経文を唱えているようだ。そういう能力を持っていないので、こっちは長くなることはない。お寺も神社も人が少ない。遠い方のお寺には、池がある。大きな鯉が泳いでいる。錦鯉ではなく、黒い大きな鯉。水の上には、アメンボが浮かんでいる。時々、鳥がやってくる。トンボとアゲハ蝶が飛んでいる。この寺の草木におおわれたさびれた池には、生命の活動がある。
帰って来て洗濯。朝食は、サラダとカレーと牛乳。厚生労働省は、東京、大阪、宮城で8000人で行った抗体検査の結果を発表した。東京は、0.1%、大阪は、0.17%、宮城で、0.03%となった。実際の感染率は、東京が、0.038%、大阪が、0.02%、宮城が、0.004%になっている。これを、そのまま、人口に合わせて人数を推定すると、東京が、1万4千人、大阪が、1万4960人、宮城が、690人になる。新宿のホストクラブでの集団感染が起きたが、ほとんどが無症状で、PCR検査の結果感染を知らされると、驚いていたという。東京での感染者数は、抗体検査の推定人数の3分の1弱。まだまだ、感染者が市中にいるということだろう。
デュセルドルフからマジョルカへ向けて、ドイツ人観光客が飛んだ。スペインは、ドイツから実験的に1万人の観光客の受け入れを決めた。21日から本格的にEUからの観光客を受け入れが始まるが、それに先駆けて、観光業が盛んなマジョルカなどが先行する形で始まった。これが、どういう結果になるか、誰にも判らない。だから、実験なのだと思う。ワシントン大学は、10月1日までの新型コロナウイルスでの国内死者が、20万人を超えるという予測を上方修正して発表した。
世界では、800万5千人の感染者が出、43万5千人が死亡。アメリカは、215万5千人の感染者、11万8千人が死亡。スペインでは、244109人の感染者、27136人の死者(死者数が全然増えない。どうも載っている数字がおかしい)。ここ3日は、27、26、25人の死者。東京では、ここ3日、24、47、48人の感染者(15日連続10人以上)が出て、昨日までの累計で、5592人。314人の死亡になった。全国では、昨日の時点で72人増え、17601人の感染者、929人の死者。東京の速報は、27人の感染者が確認された。
過去の、断腸亭日常日記。 --バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年、2014年、2016年、2017年、2018年、2019年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行と東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行、2014年5月6月、7月の京都旅行、2015年6月京都旅行、9月奈良・京都旅行、11月京都・滋賀旅行、2016年11月京都旅行、2017年9月京都旅行、11月の奈良・滋賀・京都旅行、高野山・京都旅行、2019年2月、8月、9月、10月京都旅行、2020年1月、2月京都旅行、滞在日記です。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tougyuu/以下のHPの著作権は、斎藤祐司のものです。勝手に転載、または使用することを禁止する。