断腸亭日常日記 2020年 5月 その1

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


 5月23日(土) 曇 11147

 東京は、日照時間0が5日間続いているが、今日も曇。雨の予報だった雨は降らずも、6日連続日照時間なしになりそうだ。朝ドラを観て、スーパーで、チャーシューなどを買ってきた。朝はカレーで、昼は、混ぜそばを初めて作って食べた。チャーシューの他に、ゆで卵キュウリネギ。散歩にも行ったが、思ったよりも暑かった。上着は途中から腰に巻き、汗を流した。土曜日なので、人が少なかった。

 緊急事態宣言が、解除された大阪京都兵庫は、初めての土曜日で百貨店なども営業して、人出が多くなったようだ。少しずつ経済活動が、動き出したようだが、みんなまた感染者が多く出たら困るなと思っているようだ。ニュー・ノーマルに、戸惑いながら慣れるしかないと考えている。磯田道史が、いっていたが、江戸時代は頭巾をかぶっていた。明治になりそういう習慣を忘れた。スペイン風邪の時に、髪の毛に頭巾でおおっていなかったので、それで感染した人もいうでしょうね、と。今帽子をかぶって散歩したり、買い物に行ったりしているが、やっぱりこれは正解のようなだと思った。

 京都西京区のタケノコ畑に、縦に金色の縞がついた竹が発見された。畑の持ち主は、30年間やっているがこんなの初めてだといっているという。そこから、かぐや姫でも出るのだろうか?ここのところ、日本列島に地震が毎日のように起こっている。こんな時に、避難所へ行くなんて、考えたくない事だ。

 世界では、520万5千人の感染者が出、33万7千人が死亡。アメリカは、163万4千人の感染者、9万6千人が死亡。スペインでは、234824人の感染者、28628人の死者。ここ3日は、95、48、58人の死者が出た。東京では、ここ3日、5、11、3人の感染者(20日連続100人以下17日連続50人以下)が出て、昨日までの累計で、5136人。263人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、25人増え、16543人の感染者、814人の死者。東京の速報は、2人の感染者が確認された。


 5月24日(日) 曇 12609

 朝食は、カレー納豆に味噌汁。昼前に、散歩へ出かけた。お寺のアジサイが、少しずつ形になってきた。もう、黄色と薄い青い色がついたものもある。今日は四の日。アジサイ観ながら、今日は2枠4番のデアリングタクト勝つだろうと思った。気温はそんなでもないが、歩くとやはり、汗が出る。昼は、混ぜそばを食べた。

 優駿牝馬、オークスは、無観客の東京競馬場で行われた。レース前、圧倒的1番人気のデアリングタクトの発汗が、激しいと細江純子が解説していた。「心配ですね」と。レースは、スマイルカナが、1000m59秒8で飛ばすハイペース。離れた2番手に横山典弘騎乗のウインマリリン。デアリングタクトは、中段の内を追走する。最後の直線で、先頭に出たのは、ウインマイティ―。内からウインマリリンが競りかける。デアリングタクトは後200m手前では馬群の中。しかし、そこから抜け出してムチが入ると解き放たれたように、グングン脚を伸ばす。あっという間に、差を詰めて、馬体が合う間もなく交わしてゴール板を駆け抜けた。優勝デアリングタクト。松山弘平騎手もデアリングタクトと一つずつ夢を掴んでいく。2着ウインマリリン、3着ウインマイティ―。上位3頭は、いずれも3勝馬だった。やっぱりという感じだ。

 4戦4勝。1957年以来、63年ぶりの無敗の二冠馬が誕生した。やっぱり、デアリングタクトは化物だ。もう駄目か?と思った処から、ぶっ飛んできた。この馬が化物じゃなかったら、完璧なレースをやった、横山典弘のウインマリリンが勝っていただろう。凄い切れ味。この馬も、女傑になるだろう。アーモンドアイのような、牡馬相手に良いレースを見せるだろう。しかし、今年は、もう1頭化物がいる。来週のダービーに出てくる皐月賞馬コントレイル。こちらも無敗馬で、しかも、GT2勝馬。来週も楽しみだ。

 マドリード市長が、外国人観光客が戻るのは早くても来年になってからといった翌日、サンチェス首相は、7月にはスペインは安全になっているので、外国人観光客を歓迎するといった。無茶苦茶だ。観光業界からのプレッシャーが強いから、首相がこのような発言をしたのだろう。ドイツなど他のEU諸国が、国境を開放する政策を打ち出していることも後押ししたのかもしれないが・・・。今のスペイン安全か?今の日本に、海外の観光客を受け入れようと思うか?そういう疑問を持ってしまう。

 世界では、528万8千人の感染者が出、34万人が死亡。アメリカは、165万8千人の感染者、9万7千人が死亡。スペインでは、235290人の感染者、28678人の死者。ここ3日は、48、58、48人の死者が出た。東京では、ここ3日、11、3、2人の感染者(21日連続100人以下18日連続50人以下)が出て、昨日までの累計で、5138人。271人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、26人増え、16569人の感染者、826人の死者。東京の速報は、14人の感染者が確認された。


 5月25日(月) 曇 8406

 目覚まし前に起きて、炭酸水にタバコ。朝ドラ観ながら朝食は、羊肉と野菜炒め。緊急事態宣言解除にむけて、諮問会議が行われ解除が決まった。正式には、夕方決まるようだ。未だに数値を満たしていない神奈川や北海道も解除され、緊急事態宣言がなくなる。徐々に店舗の営業も始まって、電車にも人が多くなったという。だからといって、今までの売り上げが戻るわけではない。インバウンドの海外の観光客は、いないわけだし、日本人も外食などしたがらない苦しい状態は続くだろう。今エコノミストなどがいうように、バブル状態になっているのは、株価だ。アメリカも日本も、本当はもっと下がっていなければならないが、日銀やFRBが資金を投入してこういう状態になっている。こうしないと、経済が大変なことになるからだが、この結果どうなるかは、エコノミストも、経済学者も判らない。実験といえば実験をやっている。インフレになるのか、ならないのかも判らない。

 新型コロナウイルスの症例で、川崎病(全身の血管に炎症が起き、発疹や手足の腫れなどの症状がでる乳幼児に多い原因が特定されていない病気)が10代や子供に多数上がってきている。それについて、NHKの番組で日本、アメリカの臨床医や、専門家の話があった。昨日のフジテレビの番組でもやっていた。ACE2というタンパク質が人間の体の中にあって、それがウイルスの受容体になっているという。ACE2というタンパク質は、肺の内側にある。ここにウイルスが付く。ウイルスの入口だという。ACE2は血管の中にもあり、そこにウイルスが付くと、血管内皮細胞が損傷して、それを治そうと血小板が付いて、それが血栓になるという。血栓は、その場所で血管を詰まらせるとこもあれば、流れて行って、他の臓器で血栓が詰まる場合もあるという。こういうメカニズムで、敗血症を起こすようだ。サイトカインストーム(免疫暴走)が、体の中で発生して死に至らしめる。

 多臓器不全で死んだ力士に起きたことも、上記のメカニズムによるもののようだ。毛細血管などが詰まるような、川崎病。何故、子供の感染者に川崎病が多く、大人には川崎病が起きないかは、判らないという。が、血栓が出来るという現象は、変わらないようだ。Dダイマー(血栓が出来た時に増加する物質)の数値が上がると、血栓が出来たことが分かるようだが、それが何処に出来たかは、なかなか探すのが難しいようだ。この場合、ニューヨークの臨床医は、血液が固まるのを抑える薬や、血栓を溶かす薬剤を投与する抗血栓療法をするという。

 新型コロナウイルスは、非常に怖い感染症だ。退院した人でも、肝機能障害、腎不全、皮膚の変化などを起こす症例が出ているという。そして厄介なのは、無症状の人からも感染するということ。だから、感染者を隔離する必要があるが、無症状の人を発見して隔離するのが困難なのが、この感染症の難しい処。

 本庶佑「このウイルスが示している病態の非常に多くが、生体側の免疫反応によります。それが人によって非常に反応性が違う。これが非常に重症になる患者さんと、非常に軽症でけろっとする患者さんに分かれる。それからこの重症化した場合の特色としては、サイトカインが上がってくるフェイズがある。それは血中濃度を調べることによって、きちっとモニター出来るんですが、それと同時に、非常にここが不思議なことですが、リンパ球の数がガーと下がってくる。白血球はそんなに下がらないんですが、リンフォペニアという現象が起こる。これがどうして起こるかという事が、まだ良く判らない。このウイルスの特徴は、スローグローイングである。したがって、免疫反応が段々段々加速して行って、最後に非常にディスレギュレーテッド(調整できない)な状態になる。ゆうことがこの病態を複雑にしているのではないかと、わたくしは考えています。」

 世界では、540万人の感染者が出、34万4千人が死亡。アメリカは、167万7千人の感染者、9万8千人が死亡。スペインでは、235772人の感染者、28752人の死者。ここ3日は、58、48、74人の死者が出た。東京では、ここ3日、3、2、14人の感染者(22日連続100人以下19日連続50人以下)が出て、昨日までの累計で、5152人。280人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、42人増え、16611人の感染者、838人の死者。東京の速報は、8人の感染者が確認された。


 5月26日(火) 曇 7603

 朝、炭酸水を飲んでタバコ。朝食は、冷奴と、最後のカレー。銀行へ行って散歩。アジサイも色々だが、もうすでに小さな花に色が付いた物もあった。スーパーに寄ったら、ピーマンが安く売ってたので、玉子とめかぶを買ってきた。マスクをしていると口の辺りが暑くなる。息苦しい。時々マスクを取る。お寺の境内で涼んで、神社の境内で涼んでと散歩をした。

 帰って来て昼食は、博多ネギを一杯入れた混ぜそば。スーパーで買ってきた一幻の海老風味の物。これから玉ねぎ刻んで、海鮮カレーでも作ろうかと思う。昨日NHKの21時のニュースで、山極寿一京大総長(霊長類研究所)がコロナの事を話していた。途中からそれを訊いた。

 「今コロナで、不要不急の外出自粛をしてますが、今まで1番家族と一緒の時間を過ごしているんですね。こんなに長いこといることはないんですね。仕事の時は、自分と同じような人間と一緒に過ごすんですけど、性別も違うし、子供もいる。そういう違いを判って、過ごしているんです。仕事とは全然違う時間です。でも、僕の専門のゴリラは、いつも家族と過ごしているんです。それを観ているから、家族との一緒の時間を楽しんでます。」

 何か明るい感じがしますね。というアナウンサーに、山極寿一が、「人類は常に弱みを、強みに変えて来たんです。だからみんなで、協力してやって行かないといけないんです」というような事をいっていた。弱みと強みに変える。そうやって力を合わせてやってきたから、生き延びたんだと、思った。

 世界では、544万5千人の感染者が出、34万6千人が死亡。アメリカは、169万6千人の感染者、9万9千人が死亡。スペインでは、235400人の感染者、26834人の死者(感染者数が減り、死者は、2000人くらい減っているなどの統計が?これがスペインってことなのか)。ここ3日は、48、74、不明の死者が出た。東京では、ここ3日、2、14、8人の感染者(23日連続100人以下20日連続50人以下)が出て、昨日までの累計で、5160人。288人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、21人増え、16632人の感染者、851人の死者。東京の速報は、10人の感染者が確認された。


 5月27日(水) 曇 9433

 朝ドラ観ながら炭酸水とタバコ。朝食は、他人丼風衣笠丼。昼食は、一幻の混ぜそば。雨上がりだからか、蒸している。黒川元検事長の賭けマージャンの賭博容疑で告発状を、市民団体が東京地検に出した。ネットでは、東京地検前で、黒川杯という賭けマージャン大会をテンピンでしようなどと盛り上がっているようだ。こういうパロディーは、笑える。京都アニメーションの放火殺人犯が10カ月半ぶりに退院して、ストレッチャーに乗せられたまま逮捕された。

 緊急事態宣言が解除された26日、東京の電車やバスは混みだしたようだ。それでもまだまだ、飲食店などには人は入っていない。スペインのように、人がドッと出て、密になるような事は、電車などの公共交通機関以外はあまり見られないのかもしれない。夜の酒場の営業も、22時までに延長され少しは、客が入っているようだが、飛まつ感染を防ぐためのパーテーションなどがテーブルに付いている処もあるようだ。だからといって、宴会などの予約は入らないのは、密を避ける意識があるからだ。おそらく店側も、どう宴会対応して良いのかも、方針が決まっていないような気もする。

 日本医師会などが要望した医療費関連予算7.5兆円は、補正予算では、2兆円止まりになった。コロナ患者を受け入れれば受け入れるほど赤字になる状態は、依然改善されないだろう。本当にこれで、第2波へ備えているという事が言えるのだろうか?病床を開けて、待機している病院への補償をせずに、第2波へは対応できなくなるだろう。PCR検査を実施件数も、増やしていかなければならないが、それに対する予算も少ないようだ。政府の予算から観ると、第2波への準備は整っていない。残念なことだ。やっぱり、お上は頼りにならないから、企業やひとり一人で、感染防止対策をするしかない状態になるようだ。

 たまさんから回ってきた、Facebookの「7日間 ブックチャレンジ」。ここにも記録を残ることにする。
原則、自分の持っている本で、表紙がちゃんとしているものを載せることにする。1日目。『滑稽新聞』宮武外骨。「威武に屈せず富貴に淫せず、ユスリもやらずハッタリもせず、天下独特の肝癪(かんしゃく)を経(たていと)とし色気を緯(よこいと)とす。過激にして愛嬌あり」を、モットーに、絵と文章で、毒とパロディーで雑誌を売りまくった混乱期明治の大奇人。今日各種ウェブサイトで一般化した技法(アスキーアートや縦読みなど)の原形があり、絵師も、最後の浮世絵師といわれた、小林清親など後の有名絵師を偽名で雑誌で使っていた。何度も警察沙汰になり、最後は、発禁命令前に、自殺号を出し廃刊した。この表紙だって、ピカソの絵のようだ。

高杉晋作と坂本龍馬が死んだ慶応三年生まれ。明治の文学や学問に大きな功績を残した、『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲がり』坪内祐三著の、夏目漱石、正岡子規、尾崎紅葉、幸田露伴、斎藤緑雨、南方熊楠の内の一人。現在東京大学に残る明治新聞雑誌文庫は、全国各地で外骨が収集した物である。戦後も発禁処分をGHQから度々受けて、「何が言論の自由か」と批判したという。晩年まで、反骨の人だったようだ。

神田古本街で『滑稽新聞』を買い集めて編集し、6冊+別冊にして出版したのが、赤瀬川原平。同時並行的に『超芸術トマソン』路上観察学会の活動は、美学校の生徒たちと行っていた。この教室からイラストレーターの南伸坊、コピーライターの渡辺和博、漫画家泉晴紀、『孤独のグルメ』の久住昌之など輩出した。また尾辻克彦の作家名で、芥川賞も取った。路上観察学会とか色々な組織というか集団、会を作った。後半の方は、ライカ同盟。縄文建築団。最後の日本美術応援団は、美術史家の山下裕二と共著を出している。宮武外骨は、人生を面白がった人で、原平さんは、人生を楽しんだ人。

 なお、〜7日間 ブックカバーチャレンジ」とは〜「読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する」というもの。ルールは以下。
@ 本の内容についての説明は無しで表紙画像だけアップ。
A その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。

 と、あるが、本の内容についての説明なしで表紙だけアップって、それは難しいものだ。内容は、あまり書いていないけど、どうしても文章を添えたくなる。

 スペインは、7月のホテルの予約が急増しているという。また、リーガ・エスパニョーラは、1部、2部とも原則、6月2週から再開されるようだ。

 世界では、558万4千人の感染者が出、34万9千人が死亡。アメリカは、171万6千人の感染者、10万人が死亡。スペインでは、236259人の感染者、27117人の死者(統計が?)。ここ3日は、74、不明、不明の死者が出た。東京では、ここ3日、14、8、10人の感染者(24日連続100人以下21日連続50人以下)が出て、昨日までの累計で、5170人。292人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、30人増え、16662人の感染者、862人の死者。東京の速報は、11人の感染者が確認された。


 5月28日(木) 曇/雨 7029

 朝食を食べ、銀行へ行った。通帳が目いっぱいになったので、新しい通帳にした。散歩でお寺のアジサイが、段々変わってきた。昔風の花の周りに出てくる花?がハッキリしてきて、花は蕾のは小さいが、色づき始めた。いよいよ梅雨が目前になっているのだろう。緊急事態宣言が解除25日に行われたが、今日東京の病院でクラスターが発生した模様だ。先週の感染者数と、今週は昨日までで同じになった。また、100万都市、北九州市の感染拡大している。それの経路不明の感染者がほとんどで、国はクラスター対策班を派遣した。解除して、こういう状況になるのは、ある意味予想されたこと。こうやって、小さな波がくるんだろう。

 中国は今日の夕方に、国家安全法を全人代で、通そうとしている。香港は、イギリスから中国に返還された時、50年間一国二制度にする約束をしているが、去年から続いている民主化運動が、新型コロナウイルス感染拡大で、デモなどが出来ない状態になっているタイミングを見計らって法案を通す。それを知った、香港の若者たちを中心に反対デモが行われたが、400人近い逮捕者を出している。この状態で、本来異を唱えなければならないイギリスは、コロナ騒動で何もいっていない。代わってトランプ大統領が、警告を発している。週末には、法案を通すなら、強烈な対措置を発令するといっている。どうやらこれは、民主・共和両党の超党派で、強い対抗措置を発動するようだ。香港拠点の金融機関で働く日本人は、あまり危機感がないようだが、欧米の金融に携わる人たちは、これで、香港が金融拠点ではなくなるだろうという、強い危機感を持っている。

 ブックカバーチャレンジ 2日目
『唯脳論』養老孟司。確かNHKの『人体』に出ていた養老孟司を観て、本屋で買って読んだ本。唯心論ではなく、唯物論でもない、唯脳論ってタイトルが素晴らしいと思った。解剖学者の養老先生の淡々とした文章が面白かった。のちの『バカの壁』に繋がる医学・科学的な物の見方が魅力的だ。テレビで、ニコニコしながらする虫の話が面白い。自宅の庭や鎌倉のお寺、虫を通じて自然を感じて科学を学んだのだろう。そして何より、愛煙家で、タバコが体に悪いという医学的証拠はないと、言い切っている処が好きだ!

 新型コロナウイルスで、総理のいう事は聞かなくても、医者や科学者のいう事を信じて自粛して、緊急事態宣言が解除された。コロナの時代は、政治家の言葉よりも、科学者の言葉に真実味を感じ、信用に足ると思うのが日本人なのかもしれない。今は鎌倉の自宅で愛猫まると過ごす日々がBSプレミアムで観れた。外を歩くときは杖をついていた。養老先生も、お年寄りなりました。

 スペイン内務大臣は、マドリードの治安部隊率いる大佐を、信用を失ったためとして解任した。新型コロナウイルス感染拡大が危惧される中、3月8日に予定されていた「女性の日」大集会が行われた。この件の裁判が行われていて、治安部隊の大佐が提出する内容が、政府の対策に対する批判が含まれているようで、それを政府が問題視したようだ。なおこの裁判の裁判官は、資料や情報内容が外部に漏れることなく届けられない場合は、刑法による裁きの対象になることを、政府に警告したという。こういうのを読んでいると、日本よりスペインの方が、司法が健全な気がしてくる。あの時点で、イタリアは泥沼化し始め、スペインも明らかに危険な状態にあったのだから、大集会やリーガ・エスパニョーラの試合は、中止すべきだった。

 世界では、569万人の感染者が出、35万5千人が死亡。アメリカは、173万4千人の感染者、10万1千人が死亡。スペインでは、236769人の感染者、27118人の死者(死者数が2000人ぐらい減った内、カタルーニャがその半分の1000人を占め、この1週間の感染者数が1と報告しているという全く信用できないと中央政府は思っているようだ。)。ここ3日は、不明、不明、不明の死者が出た。東京では、ここ3日、8、10、11人の感染者(25日連続100人以下22日連続50人以下)が出て、昨日までの累計で、5180人。296人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、35人増え、16696人の感染者、868人の死者。東京の速報は、15人の感染者が確認された。


 5月29日(金) 晴 9791

 朝食は、他人丼風衣笠丼。昼は、混ぜそば。小池都知事は、来週からステップ2に規制を緩和する。こうやって、ウイズ・コロナの生活が続いて行く。東京、北九州市、北海道でクラスターが発生している。中野貴史(大阪大学)池田陽一(九州大学)が提唱した、K値とう指標。いろいろある指標の中で、最近注目されるもの。このK値がクラスターが発生3地区で、どういう指標を示しているのか知りたい。もし、上昇に転じているであれば、要注意という事になる。

 緊急事態宣言が解除されたが、その中心になった専門家会議の議事録が作られていないという。どういう事なのだろうか?専門家会議の委員からも疑問の声が上がっているらしいが、こういう非常時の対応を記録に残さないでどうする。政府の姿勢には疑問を持たざるを得ないが、こういう事ばっかりで、不信感が増幅されるだけだろう。責任を取ると再三総理はいっているが、責任放棄としていることになる。

ブックカバーチャレンジ 3日目。
『戦中派天才老人山田風太郎』関川夏央。風太郎が、『人間臨終図巻 上・下』を出した後に、16か月に及んだインタビューを、担当した文芸評論家の関川夏央責任でまとめた物。忍法帖シリーズで売れっ子作家になった風太郎。明治物、室町物の他に、『戦中派不戦日記』は、昭和20年1月1日から12月31日までの1年間の詳細な日記。当時、道頓堀より東京の銭湯の大腸菌が多いというデータの記述もある。永井荷風の『断腸亭日乗』を超える、戦中とGHQが入って来た戦後の混乱を記述している。人によっては風太郎の最高傑作ともいわれる。

このインタビューの後、角川春樹事務所から晩年の風太郎インタビュー三部作、『コレデオシマイ。』『今わの際に言うべき一大事はなし。』『ぜんぶ余禄』が出る。誰も真似が出来ない風太郎の物語の面白さは、間違いなく、医学生として過ごした戦中にある。そして、年を取って、とばけた言葉がアフォリズムになり、独特な死生観を醸し出す。

 マドリードの治安部隊長が、数日のうちに3回代わった。解任の次が、書類提出拒否で辞任、の次も解任。内務大臣は、報告書をどうしても手に入れたいようだ。日本では、ボカシを入れたように、モヤモヤにしようとするのに比べ、スペインは非常にハッキリ分かり易い反応をする。バルセロナの日産工場が閉鎖に向けて協議に入ったようだ。スズキのハエンの工場閉鎖の時は、日本人への被害があったという。実際暴行を受けた人もいるようだ。バルセロナに何人か知人がいるが、嫌な思いをしなければいいがと思う。地元の人とも馴染んでいるので、大丈夫だと思うけど。現地の報道で。直接失業者3000人で、関連失業者が12000人になるという。日本の報道では、合計2万3000人が職を失うと書いてあった。スペイン政府、カタルーニャ自治政府が必死で閉鎖回避に動いている。カタルーニャ自治政府は、1億ユーロの支援策を提示したが、日産は回答していないという。政府は、閉鎖には10億ユーロかかり、続けるには3億ユーロで済むので、続けるように要望しているようだ。日産もカルロス・ゴーン就任時とほぼ同じ、約7000億円弱の赤字を計上した。現地では、激しい抗議活動が労働組合によって行われているが、難しいだろうと思う。

 世界では、569万人の感染者が出、35万5千人が死亡。アメリカは、173万4千人の感染者、10万1千人が死亡。スペインでは、237906人の感染者、27119人の死者(前日から1人しか増えていない。どうも統計がおかしい)。ここ3日は、不明、不明、不明の死者が出た。東京では、ここ3日、10、11、15人の感染者(26日連続100人以下23日連続50人以下)が出て、昨日までの累計で、5195人。299人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、63人増え、16759人の感染者、882人の死者。東京の速報は、22人の感染者が確認された。


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