世界のメチャクチャな風景・断崖絶壁を右手に荒れ果てて何もない山道が延々とつづく幹線道路「ゾージ・ラ・パス」
2017年8月9日
何もないけど、少なくともスリルはある。
青木無常である。
運行中の電車の線路の上に広がる巨大なメークロン市場につづき、本日も「世界のメチャクチャな風景」をお楽しみいただきましょう!
ただし本日のは、色とりどりでにぎやかで混沌・雑然としていて目がくらむほど人間が入り乱れていて、おまけに時間がきたら電車まで市場のど真ん中を突っ切っていくメークロン市場とは、正反対の風景でございます。
周囲には、雪におおわれた山々以外、いっさい! まったく! なにひとつ! 存在しない。
峻険な山岳のあいまをぬって、強引に通されたと思われる道路の全長、約9km。
幹線道路の一部を担っているというこの「ゾージ・ラ・パス」という道は、世界一危険な道路のひとつに数えられているそうです。
道の劣悪さもさることながら、そんな何も存在しない山間を貫く道路を、驚くほど大量の、それも巨大なトラックのたぐいがガンガン通行しているという点が、あまりにも壮絶。
ソース:playsnews 2016/12/16
世界一危険な道路 『ゾージ・ラ・パス(Zoji La Pass)』
http://playsnews.com/travel/asia/india/post-4323/
周囲の山々が雪におおわれているのに、路上はぬかるみがあちこちにあるという部分もまた悪路っぷりに拍車をかけておりますが、凍結したりしないものなのか。
とにかく、ガードレールいっさいなしの崖を右手にして、荒れ果てて何もない極寒の未舗装の山道が延々とつづくばかり。
ときおり敷石だか滑り止めを刻んだコンクリートだかの舗装路っぽい部分も出現しますが、とにかく凸凹だらけの砂利や土がいつまでもいつまでもつづく崖沿いの道。
荒々しい運転の大型ダンプが何台もつらなって、こんな悪路なのに相当なスピードで走りまくっている。
Zoji La Pass
そんなすさまじい道路なのに、この動画の撮影者のみならず、バイクで走るライダーたちはクラクションを鳴らして大型車の注意を促しつつ、崖わきをガンガンすり抜けて走る走る。
見ているだけでヒヤヒヤしどおしでかないませぬわえ。(`▽´)
見たところ道は完全な一方通行のようですが、復路は別のところを通っているんだろうか。
まちがえて入ってきちゃう逆進車とかも存在しないか気になります。
もし一方通行じゃなく、単に時間帯によって行き帰りの車の向きがだいたい同じになっているだけとかだったら、ちょいと本当に考えられない悪夢の道路だ。(`▽´)
この「ゾージ・ラ・パス(Zoji La Pass)」は、インドのラダックからカシミールを結ぶ幹線道路の途中にある、標高3500mを走る道路だそうです。
動画は20分あまりの尺ですので、これがゾージ・ラ・パスの全貌ということなんでしょうかね。
とはいえ、ゾージ・ラ・パス自体は終わったとしても風景はまったく変わってないし、たぶんこの地方の道路はおおむねこんな感じでつづいているのカモしれませぬ。いやはや。
舗装路ですらこんな変化に富んだ道、車やバイクを走らせるのは相当神経を使いそうなのに、水たまりや大岩があちこちにあたりまえのように存在しているんだから、呆然自失以外のなにものでもなし。
もっとも、こんな道路を自分で運転して走らなければならない状況になど、おそらく一生あわずにすみそうなのは間違いなく幸いでござんすわえ。(`▽´)
ダンプにあおられハンドルとられて谷底に真っ逆さまな夢見てきます本日はこのへんで。
最後まで読んでくれてありがとう。
それでは、また~(^_^)/~~
Amazonリンク