5月にいった小田原の写真を何枚か
※この記事は2012/07/22 23:10にBloggerに投稿した記事を移転したものです。
なお、移転元の記事は削除済です。
ご訪問、ペタ、コメント、ありがとうございます。
青木無常でございます。
夢枕獏の作品を読むと、
かなりの高頻度で小田原が出てきます。
夢枕獏の居住地ということでよく出てくるのでしょうが、
いつも小説を読みながら
「きっとすごくいいところなんだろうな~」
と想像たくましく、いつかいってみたいと思っていました。
今年の5月(6月になるとアジサイ見物で
箱根登山鉄道が混雑するときいたので)に、
いってきたときの写真を何枚か掲載します。
小田原城
小田原駅からほど近いところにあり、アクセスは最高ですね。
平日だったんですが、人はけっこういました。
でも、観光地、というほどではなかったですね。
いるひとも、なんとなく地元のひとなんじゃないかなー、
という感じがしなくもありませんでした。
入口への階段
入場料がいるので、私は入りませんでした。
しぶちん。
裏側の階段を下る
「裏側」といっても、駅から見たら、という意味です。
そもそも表裏があるのかどうかも知りませんが。
階段下の橋
若干はげていますが、赤い色があざやかです。
階段を見上げる
降り切るとベンチがあります。
一休み。
ベンチの横には小田原城の由来も記載されていました。
なんでも、秀吉が北条氏を討つために武将をたくさん集めて
小田原城を包囲し、最終的に降伏させたそうです。
ただ降伏に至るまでは、紆余曲折あったらしく、
豊臣方も「石垣山一夜城」という城を短期間で築き上げ、
北条方の士気をくじく決定打とした、
というようなことが書いてありました。
ちなみに、「小田原評定」という故事がありますが、
この包囲戦のときに、北条氏内部で抗戦するか降伏かで
ながいあいだ紛糾したため、というのが元だそうです。
風祭の早川
風祭という地名も、獏先生の小説によく出てきます。
なんとなく地名から想像していた感じとは、だいぶちがいました。
ちなみに、ここは蒲鉾の有名な名店
鈴廣蒲鉾本店・鈴廣かまぼこの里が駅前にどーんとあり、
出入口にはCDプレイヤーが設置されていて、
なんか蒲鉾の歌(正式名称は知りませんが)が
ヘビロテされていました。
きいててたのしくなる歌でした。
一夜城入口の休憩所
で、風祭からてくてく歩いて「石垣山一夜城歴史公園」
まで歩いて登りました。
5月でしたが、かなり汗をかきました。
地図で見ると高低がわからなかったために油断していたのですが、
かなり登りました。
目的地には大きな駐車場もありましたし、、
たぶん歩いて登るひとはあまりいないと思います。
公園には休憩所が隣接していましたが、
意外なほどひとがたさくんいて休んでいました。
一帯にはたくさんオブジェが設置されており、
また眼下には小田原市街と相模湾が
一望のもとに見わたせます。
風光明媚でした。
石垣山一夜城歴史公園
で、「石垣山一夜城歴史公園」に入りました。
一夜城自体は廃城になっているので、
見られるのは城跡だけです。
休憩所にはひとがあふれ返っていたのですが、
こちらは閑散とした印象でした。
数人とすれ違うくらいの感じでした。
こちらも展望台がいくつかあり、
眺めもよかったのですが、帰ってきて
PCで写真を見たら、どうも変な写真ばかりでした。
一夜城から相模湾をのぞむ
公園内の展望台から。
さっきの休憩所からの眺めと、同じ方向です。
崖に果樹園
で、一夜城をあとにしてまたてくてく歩いて、
今度は登ってきたのとは逆側の、JR早川方面めざします。
この写真は、下る途中に見かけた
果樹園らしきものを撮りました。
写真ではわかりにくいのですが、左と右のあいだに
大きな谷があり、左右にへばりつくようにして
果樹がたくさん生えていました。
みかんのような果物がたくさんなっていたのですが、
なにしろすごい急斜面の崖だったので、
いったいどうやって収穫するのか、
見当もつきませんでした。
南国
別に小田原に限ったわけではなく、けっこう
そこら中で見かけるのですけど、棕櫚の樹ですかね。
なんか思いがけないところにぽこっと出てきて、
見てくれは南国風なんですけど、まわりの景色は
日本なので、どうもなんだかむずむずする光景です。
好きですけどね(^_^;)。
早川の日暮れ
てくてく歩いて下っていると、
何台もの車に抜かれていきました。
道幅がそんなに広くなく、しかも勾配がけっこう急で、
若干こわかったです。
でも、景色はとてもきれいでした。
車を運転しながらわーっと下っていくと、
この景色はじっくり見られないかな、と
ちょっとだけ得した気分でした。
写真の早川にたどりついたころには、
夕方になっていました。
相模湾に流れていきます。
早川港
港ですが、倉庫街、といった感じで、
あまり見るものはありませんでした。
以上です。
で、日帰りでいってきたので、
そんなにあちこち巡ったわけでもなく、
まだまだ見ていないところはたくさんあるのですが、
思っていたのとはだいぶ違いました。
そもそも観光地というわけではなく、
箱根への入口で利用する人は多いのかもしれませんが、
もともと獏先生の小説以外の情報が
ほとんどない状態だったので、
ますますかけ離れたイメージが
わいていたのかもしれません。
特に海あたりは、もっと砂浜のある海岸を想像していたので、
殺風景な倉庫街には若干がっかりしました。
もっと別のところにいけば、
想像どおりの砂浜もあったかもしれませんが、
一日ではちょっと時間が足りなさ過ぎたので、
再び小田原まで戻って、小田急線で帰ってきました。
まあでも、楽しい旅でしたね。
以上 5月にいった小田原の写真を何枚か