−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
2月10日(水) 晴 12191
昨日の夜も細雪。それでもなかなか進まない。早く進めるのことが、目的ではないのでそれはそれで良いのだ。目覚ましかけずに起きて、朝食は、納豆玉子とカレー。ボッーとしながら、ぼんやりとやっていた。昼食は、豚肉の生姜焼き。昨日の夜、テレビでブラジルのある州か街で、去年の5月の第1派の時に、住民の70%が新型コロナウイルスに感染し集団免疫出来る状態になった思われていた処が、去年の11月から再び感染者数が急増しているという情報をやっていた。この現象は、1度感染した人が、変異種に感染しているのではと、思われているようだ。と、なれば、ワクチン効果などにも、疑問が出てくるのかもしれない。
ところでそのワクチン。ファイザーのワクチンは、1瓶から5回接種というのが、1月にファイザー社から6回接種出来るという説明があったという。日本で普通使われている注射器では、5回しか接種できない。特殊な注射器でないと6回接種できないという。今までファイザーとの契約は、7200万人分の契約が、6000万人分に減る可能性が出てきたという。色々な問題が出てくる。
例えば、1度感染したとしても、ワクチンを接種したとしても、マスクをして手洗いうがいをするという生活が変わるわけではない。これは、コロナ禍では不変の生活のようなのだ。飲食店も、営業の形を変えなければ、客は戻らないだろう。テーブルの間隔が2m離れていなければならないだろうし、隣の座席の椅子も2m離れていないダメだろう。あとはアクリル板で仕切ったしなければならないだろう。客の方は、食べる時や飲むときは、会話しない黙食をしなければならないだろう。会食ではなく、1人での食事が増えるかもしれない。これがコロナ禍での、日常生活なのだろう。
世界では、1億692万1千人の感染者が出、234万1千人が死亡。アメリカは、2719万2千人の感染者、46万8千が死亡。スペインは、300万5487人の感染者、6万3061人の死者。ここ3日は、不明、909、766人の死者。東京では、ここ3日、429、276、412人の感染者(227日連続45人以上、98日連続100人以上、13日連続1000人以下、3日連続500人以下、21日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万4533人。合計1053人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1570人増え、うち4都県で、半分以上の825人増え、合計40万9058人の感染者、合計6618人の死者。東京の速報は、491人の感染者が確認された。
2月11日(木) 晴 11161
目が覚めて、水を飲み湯を沸かし白湯を飲んだ。朝食は、鴨南蛮そば。体を動かして、資料を読んだ。ノートを取ってまとめた。午後になって、失言王森喜朗が、辞任を表明したとというニュースが入る。自滅の刃で、モリールした。今頃遅いと思うが、首相の時から自民党に守られるような感じで、ウヤムヤを続けていたが、IOCや外国からの辞任圧力に耐えられなくなったようだ。女の話を、訊けなくなったら終わりだ。それは、今だけの問題じゃなくて、昔からそうなのだから。
午後も資料を読んで、まとめをしていた。洗濯をしてスーパーで買物。それから散歩へ出た。今日は風が強い。昨日は、お寺の池が氷っていた。今日は風で、さざ波が立っている。スーパーは、家族連れが多かった。考えてみれば、今日は祭日だった。だから多いのだ。最近は、箱入り娘のように、17時以降は、外に出ていなかったが、今日は遅くなって17時半頃に散歩から戻った。昼食は、豚肉と大豆ミートを、1対1で入れ、炒めた玉ネギとニンジン、それから、冷凍のみじん切りのブロッコリーとカリフラワーを入れて炒めて作って食べた。大豆ミートって使える。美味しいカレーが出来た。
旅行へ行かなくなって1年が経つ。去年の今頃は、京都にいた。デパートで、若冲展があり、それを観に行った。東京か横浜でもやる予定だったが、イタリアやスペインのコロナの状況を観ていて、行くべきだと思ったのだ。行って正解だった。大阪、東京の開催は中止になったからだ。2月8日は、若冲の誕生日で、伊藤家の菩提寺の宝蔵寺でも、若冲や弟子の作品が観れたので、それも観に行って、歴彩館や歴史資料館で、調べ物をする旅行だった。それがあったから、東京へ戻って、国会図書館や、近所の図書館での資料集めも出来た。
世界では、1億737万4千人の感染者が出、235万5千人が死亡。アメリカは、2728万7千人の感染者、47万1千が死亡。スペインは、302万3601人の感染者、6万3704人の死者。ここ3日は、909、766、643人の死者。東京では、ここ3日、276、412、491人の感染者(228日連続45人以上、99日連続100人以上、14日連続1000人以下、4日連続500人以下、21日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万5024人。合計1078人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1886人増え、うち4都県で、半分以上の981人増え、合計41万231人の感染者、過去最多121人が死亡し、合計6726人の死者。東京の速報は、434人の感染者が確認された。
2月12日(金) 晴 10863
目覚ましで起きて、炭酸水にタバコ。朝食は、納豆玉子とカレー。資料を読んだりしていたが、チック・コリアが特殊なガンで死んだ。コロナじゃなくても人は死ぬ。YouTube
で、代表曲の『スペイン』を聴いていた。スペインは、憧れの国。京都は、憧れの土地。そんなことをしていたら、午後になって、編集の上の人から電話があった。いろいろ話をした。昼食は、キノコスパゲッティ。それから散歩へ出た。散歩から戻り、スーパーで買物。
それから、編集と話をした。明日、着くという。編集からは、2つ提案があった。随分思い切ったことをいうなぁと思った。こっちからは、話すことが4つくらいあったので、聞いてもらった。2つの電話は30分以上の長話になった。明日編集から来るものを読んで考えようと思う。やっぱり、先は長そうだ。
世界では、1億780万7千人の感染者が出、236万9千人が死亡。アメリカは、2739万2千人の感染者、47万5千が死亡。スペインは、304万1454人の感染者、6万4217人の死者。ここ3日は、766、643、513人の死者。東京では、ここ3日、412、491、434人の感染者(229日連続45人以上、100日連続100人以上、15日連続1000人以下、5日連続500人以下、22日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万5458人。合計1099人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1693人増え、うち4都県で、半分以上の911人増え、合計41万921人の感染者、合計6804人の死者。東京の速報は、307人の感染者が確認された。
2月13日(土) 晴 10745
目覚まし前に起きて、水を飲んでタバコ。朝食は、味噌味のキノコスパゲッティ。今日は唐辛子入り。それから、資料に目を通して編集からの組版を待った。届いたのは、昼過ぎだった。それにさっと目を通して、スーパーで買物。それから散歩へ出た。今日は暖かい。汗が出る。もう春の陽気だ。お寺の梅がドンドン咲き始めた。紅梅白梅と揃ってきた。そのかわり、蝋梅はしおれ始めた。香りも薄くなった。タバコを買って、急いで戻って来て競馬。
競馬が終わったらBSで、女子カーリングを観ていた。北海道銀行が中部電力に圧勝して、今大会3度のロコソラーレとの対戦が決勝になった。ロコソラーレが勝てば、オリンピック代表になるようだ。無敗のロコソラーレは、最終ストーンで接戦をものにしたりして藤沢五月も好調のようなので、明日も勝てると思う。夜は、『ブラタモリ』を観たら、組版をやらなければならない。
世界では、1億821万1千人の感染者が出、238万3千人が死亡。アメリカは、2749万2千人の感染者、48万が死亡。スペインは、305万6035人の感染者、6万4747人の死者。ここ3日は、643、513、530人の死者。東京では、ここ3日、491、434、307人の感染者(230日連続45人以上、101日連続100人以上、16日連続1000人以下、6日連続500人以下、23日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万5765人。合計1114人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1301人増え、うち4都県で、半分以上の702人増え、合計41万3220人の感染者、合計6867人の死者。東京の速報は、369人の感染者が確認された。
2月14日(日) 晴 9659
昨日、組版をやっていたら、地震警報がテレビで流れ、強い地震が2分くらい続いた。本棚からブルーレイのディスクが落ちてきた。福島沖の地震は、震度6強が福島、宮城に出て、岩手は震度5が出ていた。道路が土砂崩れで通行不能になった処が出た。死者は出なかったようだが、夜中官房長官や首相が記者会見した。夜が明けて、東北新幹線の電線を繋いている電柱が壊れて不通になった。全線復旧には、10日ほどかかるという。今日の午後も、震度4の地震があり余震が続いている。
東日本大震災の時も、地震が続き大震災になったが、コロナ禍で、各地で停電になったりで、不気味な感じがする。目覚ましかけずに起きて、朝食は、インスタントの焼きそばカップ麺と納豆。これが1番時間がかからない。そして、組版をやっていた。煮詰まって、散歩へ出た。外へ出ると気分が変わる。お寺の梅や、神社を歩き、池のあるお寺の紅梅を観た。大きな梅の木に、だいぶ花が咲いてきて、今日はその前で写真を撮っている人たちがいた。帰って競馬。
午前中男子カーリングの決勝をやっていた。高校生の常呂ジュニアは接戦したが最後は力尽きた。いわゆる定石にとらわれない作戦を立て、相手を翻弄していた。いわゆる、外連である。外連は好きではないが、作戦の未熟さなどで、外連に見えたりするし、外連だけで勝てない。相当にこの大会で実力をつけた証拠だ。大会前は、3強のどこかに勝つということを目標にしていたというが、結果は、全てに勝った。この伸びしろは凄い。今日も夜は、組版を続ける。ファイザーのワクチンが承認された。
世界では、1億854万5千人の感染者が出、239万3千人が死亡。アメリカは、2757万5千人の感染者、48万4千が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。305万6035人の感染者、6万4747人の死者。ここ3日は、513、530人、不明の死者。東京では、ここ3日、434、307、369人の感染者(231日連続45人以上、102日連続100人以上、17日連続1000人以下、7日連続500人以下、24日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万6134人。合計1125人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1362人増え、うち4都県で、半分以上の736人増え、合計41万4582人の感染者、合計6932人の死者。東京の速報は、371人の感染者が確認された。
2月15日(月) 雨 9660
目覚ましかけずに遅めに起きて、水を飲んでテレビで体操をやっていたので体を動かした。それから朝食を作った。味噌味のキノコスパゲッティ。唐辛子入り。それにワカメと高野豆腐の細かいものを入れた。スープは味噌汁のようで、キノコからの出汁が良い具合に出ている。ベーコンも玉ネギも良い感じだ。食後は、組版をやっていた。所々引っ掛かる処があって、PCと組版のにらめっこ。そして、あっぷっぷになる。ニュースでは、株価が30年6ヵ月ぶりに、3万円になったという。
午後になり、編集と話をした。やり取りして、見えるものがあったが時間がかかりそうな感じだ。こうしたいと言ったら、笑って否定された。字数のことをいったら、そんなこと気にしなくて良いです。明るい人で良かった。気が楽になる。それから弟に電話した。地震の被害はないという。棚などからも、物はほとんど落ちなかったようだ。東北はこれから雨や雪が降って寒くなる。変らず元気だったが、花粉が飛んでいるようで、鼻が詰まていた。病院へ行って薬を貰ってくるといっていた。
その後、組版をやっていたが、煮詰まって外へ出た。スーパーで買物をして、散歩へ出た。小雨だったが、生暖かい。お寺や神社に寄って池のあるお寺へ行った。歩いていると雨が激しくなった。途中、雨宿りをかねてスーパーに入った。そこで、弁当などを買って外へ出たら、雨はだいぶ弱くなっていた。川は雨で水かさが増量していたが、鴨は変わらす泳いだりしていた。呑気で良いもんだと思った。
世界では、1億881万8千人の感染者が出、239万9千人が死亡。アメリカは、2764万人の感染者、48万5千が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。305万6035人の感染者、6万4747人の死者。ここ3日は、530人、不明、不明の死者。東京では、ここ3日、307、369、371人の感染者(232日連続45人以上、103日連続100人以上、18日連続1000人以下、8日連続500人以下、25日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万6505人。合計1131人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1364人増え、うち4都県で、半分以上の718人増え、合計41万5945人の感染者、合計6970人の死者。東京の速報は、12月7日以来300人に切って、266人の感染者が確認された。
2月16日(火) 晴 12633
昨日の夜中、NHKで『ストーリーズ』を観ていた。大阪府豊中市、市役所の勝部麗子。困窮する人たちの支援をする。途上生活者に、声を掛け生活を支援する。コロナで、ローン返済が出来なくなり、家を失う人。タクシー運転手で、コロナ禍で売上が上がらなくなり、生活にが出来なくなる人。そういう人たちに寄り添って、何とか生きる道を探して行く姿は、感動的だ。というより、女神にさえ見える。が、緊急事態宣言が追い打ちをかける。人を孤立されない為に、人と人の距離を縮まることが支援の環境と思っている勝部には、真逆のソーシャルディスタンスのコロナ。
支援環境は非常に厳しいが、諦めない勝部。元自営業の人や、元経営者もいる。コロナは、色々な人たちに、生活困窮を強いている。金もないから米はおかゆみたいにして食べているという。その前番組の『逆転人生』は、10年連続ミシュラン1つ星イタリアンシェフの店の話。京都の老舗店などで学びイタリアの3つ星店で学び、日本に戻り自分の店を出す。老舗店やイタリアの3つ星シェフのように、絶対的な存在になろうと店を切り盛りしたが、スタッフは次々に辞めていく。それで悩んでサイゼリアでバイトする。そこでは、従業員が楽しく仲良く働いていた。自分の店に足りないものに気付く。ギスギスした人間関係を改善しないと良くならない。しかし、気付いていてもなかなか上手くいない。時間がかかったが、少しずつ改善されて行くと、客も戻ってきた。好転すると、ドンドンよくなってみんなの意欲が出て、ネットの書き込みにもそれが現れた。だが、コロナで激変。客が来ない。従業員からネット販売の提案があり、試食。コクが足りない。改良して試食でGOサイン。それが上手くいき売り上げの3割になった。デリバリーも始めた。これも従業員からの提案だった。1人では乗り切れなかっただろうが、従業員の意欲ある提案で黒字になった。第2波もそうやって黒字を出し続けているという。考え方を変えるだけで、こういう結果が出るというのは、非常に素晴らしいことだ。
ところで、勝部はいう。生活に困窮することは、何処か他人事ですが、コロナ禍で、誰にでも起こりうることなんだと、みんなが思えれば、支援の輪は広がっていくと思っています。というような事をいっていた。豊中の女神は、困窮者を救うべく動いている。法律で救えない場合は、言葉で勇気や希望を与えようとしている。こういうのを観ていると、組版でつまずいてばかりだが、解決方法を探さそうと頭が稼働する。今日は、4時過ぎに起きて、始めた。午後に昼食を取って、煮詰まって散歩へ出た。今日も温かかった。
世界では、1億916万2千人の感染者が出、240万8千人が死亡。アメリカは、2769万4千人の感染者、48万6千が死亡。スペインは、308万6286人の感染者、6万5449人の死者。ここ3日は、不明、不明、702人の死者。東京では、ここ3日、369、371、266人の感染者(233日連続45人以上、104日連続100人以上、19日連続1000人以下、9日連続500人以下、26日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万7609人。合計1137人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、965人増え、うち4都県で、半分以上の567人増え、合計41万7745人の感染者、合計7043人の死者。東京の速報は、350人の感染者が確認された。
2月17日(水) 晴 12505
目覚ましかけずにゆっくり起きて、正午前の朝食は、味噌味のキノコスパゲッティ。唐辛子入り。それからいろいろやって、コンビニへ行き、タバコ屋へ行った。あの婆さんのタバコ屋は、今月一杯改装工事のようだ。近くのタバコ屋で買ってきた。それから、散歩へ出た。今日も温かい。日曜か月曜くらいまで、暖かいようだ。お寺の白梅も満開に近く、散り始めている。蝋梅は、艶を失くしてしおれている。コロナもこういう風になれば良いのだが…。
「特権的肉体」を掲げて、唐十郎が状況劇場、通称赤テントを立ち上げたのが、東京オリンピックの後だった。脚本より、演出よりも、舞台に上がる役者の「特権的肉体」が中心にならなければ、芝居が成立しないというのが、唐十郎の考え方だったようだ。路上演劇などで、何度も警察に捕まる。天井桟敷の寺山修司だって同じようなものだった。貧乏劇団で、妻の李礼仙と全国を廻り金粉ショーで金を稼ぎテントを買い、赤テントが始まる。新宿・花園神社にテントを立てて、客を入れる。ポスターは横尾忠則。
昨日のBSプレミアム『アナザーストーリー』は、「越境する赤テント〜唐十郎の大冒険」だった。「お客さんを、現実原則の外の世界に連れ出す。そうゆうための麻薬は可能か?」というのが、唐十郎の演劇観だったようだ。小林薫「どきどき感とか、ざわざわするとか、血が騒ぐ的なことにボンと結びつくっていう、そういうふうに芝居をやったっていうのは、もしかしたら後にも先にも唐さんだけかもしれないですね」新宿・中央公園でテントを張って、客を入れる。そこに許可を取っていないと機動隊300人が取り囲む。その状況で芝居をする。観客の機動隊への「帰れ」コール。芝居の終わりで、テントの後が開いて、取り囲む機動隊が見える。
例えば、テレビや映画でいえば、根津甚八、小林薫、佐野史郎、六平直政などが出て、他もに麿赤児、不破万作、大久保鷹、四谷シモンがいた。ポスターを製作したのは、横尾の他に、赤瀬川源平、篠原勝之がやった。旗揚げ第1作は、『腰巻お仙 義理人情いろはにほへと篇』。ポスターは、横尾忠則。緊張感がありスリリングな舞台に若者は熱狂した。新聞記事の劇評に 二度目だという女子大生は、しかし、こういった。「私たちの心の奥のどこかで、社会からはみ出しているこの人たちの姿に、共感しているのかも知れません。」という記事が載っていたという。
唐の生れは、上野、下谷万年町。まだ焼跡が残っていた。夜の8時になると上野公園が混む。男娼が一杯いて、それが繰り出すからだとという。『下谷万年町物語』という唐が書いた芝居を観たことがあるが、まさに猥雑だった。そういう社会の片隅で生きる逞しさを、芝居で表現したい。そのためには、舞台で演じる役者の肉体が、きらびやかであることが、重要だった。つまり、特権的肉体論になる。不破万作、「スターなんですよ。喋っている何秒でも。1分でも2分でも。とにかく「その瞬間をかっさらえ!」っていう。これがもう至上命令みたくて。スターだとか脇役って考えたことないですね。どこでもスターになれるんだっていうようなことで、「特権的肉体」っていうのが出てくるっていうのかな」
小林薫「ボタ山(炭鉱)でやるっていい出して。台風が来て、長崎でニワトリ小屋が飛んで、何千羽っていうのが被害に遭ったとかぐらいの、雨と風がすごかったんですけど。テント飛ばされそうになってたんですけど、そこでお客さんが想像以上に来て、東京からも。やらないわけにいかないんですよ、2回公演。1回やってへとへとになったときに、夜中の11時ぐらいにお客さんに待っててもらって、もう一公演やりました。終わったのが夜中も3時ぐらいだったっていうか。冷静に考えれば「それおかしいでしょ?」って、そういうものばっかりですよ。」。その後、戒厳令下の韓国で金芝河と会って、『二都物語』上演したり、バングラデシュやシリア、レバノンの難民キャンプで『唐版 風の又三郎』を上演した。日本に帰って、新宿・中央公園。大久保鷹「ぱっとテント落ちたら、新宿の街を背景にね、本物のジュラルミンの盾を持ったのが、ずらずらずらと周り囲んでるわけでしょう。そのときのセリフが、「見よ!この機動隊を」っていうのを彼(唐)が言うんです。「皆さん、協力ありがとうございました」「では捕まりにいきます」
当時のアングラ演劇は、若者たちに大きな影響を与えた。寺山の天井桟敷、黒テント、早稲田小劇場、そして、赤テントの状況劇場。歌舞伎の中村勘三郎は、自分の歌舞伎の原点は、状況劇場だと息子たちに言っていたという。小林薫「そういう僕たちが持ってた、おどろおどろしたものとか、異様な怪しい雰囲気というものを、かつての歌舞伎っていうものは同じように、そういう存在だったし持っていたんだと。そういう意味でも「あんたたちのやってたような芝居を、もう一度自分たちも復活させてやりたいんだ」みたいなことを(勘三郎が)おっしゃってましたね。」。確かに、歌舞いていない歌舞伎よりも、よっぼど赤テントの方が、歌舞いていたのは、自明だ。だから、機動隊に囲まれても、台風が来ても、観客はテントに吸引された。その主格が、役者の特権的肉体だったのだ。
世界では、1億953万6千人の感染者が出、242万人が死亡。アメリカは、2775万6千人の感染者、48万8千が死亡。スペインは、309万6343人の感染者、6万5979人の死者。ここ3日は、不明、702、503人の死者。東京では、ここ3日、371、266、350人の感染者(234日連続45人以上、105日連続100人以上、20日連続1000人以下、10日連続500人以下、27日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万7959人。合計1164人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1308人増え、うち4都県で、半分以上の742人増え、合計41万9053人の感染者、合計7144人の死者。東京の速報は、378人の感染者が確認された。
2月18日(木) 曇 12533
昨日と同じくらいの時間に起きた。正午前に豚肉の生姜焼きで、朝食を取り細雪。頭がぐじゃぐじゃになりそうだ。ちょっと落ち着こうと、録画したテレビを観たり、ディランを聴いたりしていた。それから銀行やコンビニへ行って、お寺と神社の参拝をすませ、病院へ向かった。予約を入れていた、健康診断があったからだ。先生が診察などしていて、思ったより時間がかかった。待つ間、看護婦と話をしていていた。ただ、採血の時に、左腕の刺した針を中で動かして探している。それで、右腕にかえて採血した。左腕が痛い。針刺したら中で動かさないで欲しい。
終わって、スーパーで買物などしたので、戻るのが遅くなった。これから、ほぼ夕食と同じ時間になったが、これから昼食を取ろうと思っている。まず腹を落ち着かせて、それからシャワーでも浴びて、細雪をしよう。来週かその次の週に、もう1度病院へ行って検便を届け、薬をもらいに行くつもりだ。コロナ禍で、病院も受診者も減っているようだ。今日は、防菌服のようなものを看護婦も先生も着ていた。今日の東京都の感染者は、先週に比べて少し増えた。下げ止まりの状態になったのかもしれない。いろいろな企業の新商品は、コロナ禍で減っていて、定番商品に重点を置いて販売しているようだ。スーパーにいる時間が、コロナ前に比べて少なくなって、いつも買っている商品を買うという消費行動が原因のようだ。
世界では、1億992万1千人の感染者が出、243万人が死亡。アメリカは、2782万8千人の感染者、49万が死亡。スペインは、310万7172人の感染者、6万6316人の死者。ここ3日は、702、503、337人の死者。東京では、ここ3日、266、350、378人の感染者(235日連続45人以上、106日連続100人以上、21日連続1000人以下、11日連続500人以下、28日連続前週曜日より減少)が出て、昨日までの累計で、10万8337人。合計1183人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1447人増え、うち4都県で、半分以上の753人増え、合計42万499人の感染者、合計7223人の死者。東京の速報は、445人の感染者が確認された。
2月19日(金) 晴 9831
目覚ましが鳴ったが起きれず、遅めの起きた。湯を沸かし、白湯を飲もうとしていたら、編集の上の人から電話があった。それから、インスタントの味噌ラーメンを作った。豚肉、長ネギ、キノコを入れた。食べ終わって、細雪。昨日の夜もやっていたが、テレビで、全豪オープン準決勝の大坂なおみ対セリーナ・ウィリアムズを観た。憧れのセレーナとの戦いも、臆することなくストレートで勝ち上って決勝進出。大坂のインタビューを聞いていて、ピンとくるものがあった。
それで起きてから始めたが、書きながら涙が出てきた。不思議だ。唐十郎は、自分が書いた芝居を観ながら、いいなと言いながら泣いていたというが…。こういう気持ちになることが、冷静に見れば、おかしいのに。第3者からは理解できないことだ。が、それが起こった。少なくても、良い仕上がりなりそうな気になってきた。全然意味は関係ないが、サルバドール・ダリの『東風は西風に嫁した娘をたずねるたび、帰りはいつも泣きながら』という絵のタイトルを思い出した。カタルーニャの偏西風によって起こる、雨が降る時の格言のようなものらしいと記憶する。
日本では報道されていないようだが、カタルーニャで始まった暴動は、マドリードなどにも広がっているようだ。コロナで非常事態宣言中で、ラッパー逮捕などに抗議する反対デモから、暴動に発展したようだ。コロナ禍で、うっぷんした気持ちが、参加者を増やし略奪などに発展したようだ。こんな事をやっていたら、感染者が増えるだろう。コロナで、職を失った人や、不安などで、過激なテロ集団の支持や、王室反対を歌い続けたラッパーのようだ。解放されたい気持ちは判るが、略奪をしても、その場かぎりの欲望の解放にしかならない。警官ともみくちゃになって逮捕者も出ているという。
世界では、1億1034万1千人の感染者が出、244万1千人が死亡。アメリカは、2789万9千人の感染者、49万3千が死亡。スペインは、312万1687人の感染者、6万6704人の死者。ここ3日は、503、337、388人の死者。東京では、ここ3日、350、378、445人の感染者(236日連続45人以上、107日連続100人以上、22日連続1000人以下、12日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、10万8782人。合計1210人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1537人増え、うち4都県で、半分以上の946人増え、合計42万2035人の感染者、合計7299人の死者。東京の速報は、353人の感染者が確認された。
2月20日(土) 晴 4569
目覚ましでの遅い方で起きた。思ったよりも遅くなったので、散歩へは行かず、牛肉の生姜焼きで朝食を取った。そして、今日は1レースから競馬を始めた。そうしたら、THさんから頼まれていたこのについての連絡があった。こっちも頼みごともした。それから、競馬を続けた。今日は楽しい競馬だった。競馬が終わって、散歩へ出た。だんだん日が暮れて、暗くなってから戻った。大坂なおみが、全豪オープンで優勝した。
『昭和元禄 落語心中』を、最近見直している。戦前から戦中の慰問や、戦後の昭和50年代、そして平成の話しのようだ。戦中の戦地慰問などもある。落語の「品川心中」は、近松のように男と女の噺だが、このドラマは、タイトルの通り、落語と心中する噺だ。もちろん、男と女の話も出てくる。原作が漫画っていうのが面白い。何か小説って負けているような気がする。こういうのを小説で書けない物なのだろうか?と、思ってしまう。たぶん、間が持たないんだろうと思う。
世界では、1億1077万人の感染者が出、245万3千人が死亡。アメリカは、2800万6千人の感染者、49万5千が死亡。スペインは、313万3122人の感染者、6万7101人の死者。ここ3日は、337、388、397人の死者。東京では、ここ3日、378、445、353人の感染者(237日連続45人以上、108日連続100人以上、23日連続1000人以下、13日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、10万9135人。合計1221人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1303人増え、うち4都県で、半分以上の770人増え、合計42万3336人の感染者、合計7365人の死者。東京の速報は、327人の感染者が確認された。
2月21日(日) 晴 10959
目覚ましをかけてなかったようで、起きた時はもう競馬が始まっていた。仕方がないので、カップ麺塩焼きそばに納豆かけて食べた。今日の東京は、20度を超える陽気で、暖かい。今日のGTフェブラリーステークスは、1番人気のカフェファラオが楽に勝った。着差が少なかったが、ルメールは上手い。ルメールの牙城を崩すのは難しい。今年初めてのGTで人気に応えて勝って、去年のようにGTの中心になるだろうし、競馬の中心は揺るがない。
大坂なおみは、ドンドン大きくなって行く。ライバルがいない、状態になっている気がする。今やラリー戦になっても、負けない。メンタルを強化したというが、それも、体幹トレーニングを続けて、腹が少し出ていても、体の軸がぶれないから、強い打球を打つことが出来る。サーブが安定すれば、もっと圧倒するだろう。芝のウィンブルドンや、全仏オープンも勝ったら凄いことになりそうだ。今年の一つの楽しみだ。これから散歩に出て、夜は、細雪。
世界では、1億1108万5千人の感染者が出、246万人が死亡。アメリカは、2807万6千人の感染者、49万7千が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。313万3122人の感染者、6万7101人の死者。ここ3日は、397人、不明、不明の死者。東京では、ここ3日、378、445、353人の感染者(237日連続45人以上、108日連続100人以上、23日連続1000人以下、13日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、10万9135人。合計1248人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1234人増え、うち4都県で、半分以上の702人増え、合計42万4568人の感染者、合計7443人の死者。東京の速報は、272人の感染者が確認された。
2月22日(月) 晴 11143
目覚ましが鳴ったが、眠かったので寝た。丁度いい感じで目が覚めて、テレビを観て体操をした。水を飲み、郵便局へ行き、銀行、スーパーに寄って弁当を買い朝食を取って、細雪。昼過ぎに編集と話をした。忙しそうだ。こちらの要望をいい、向こうの提案については、こうしたということを伝えた。取りあえず金曜までに直して、来週の月曜日には届くようにと決め、遅れる時は、連絡を入れることにした。話していて、明日が休日なのを知った。俗世を離れたような生活をしているので、競馬がある土日以外は、自動的にみんな同じ平日になっている。しかも天皇誕生日って、これで2回目。なじみがないからなぁ。
再びスーパーへ向かったが、今日は本当に暖かい。薄着が良い。買物がすんだので、散歩へ出た。お寺の白梅は満開で、散り始めたものもある。花がハッキリ咲いている。写真撮るなら今でしょう。小学生の下校時間だったようで、低学年の子たちが歩いている。公園では、幼稚園児の大きな声が響いていた。池のあるお寺も、穏やかな水面だった。夜のBS11『京都浪漫』は、狩野永徳と長谷川等伯。安土桃山時代の画工の夢の跡を観よう。それから、細雪の続きも…。
世界では、1億11137万3千人の感染者が出、246万6千人が死亡。アメリカは、2813万4千人の感染者、49万8千が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。313万3122人の感染者、6万7101人の死者。ここ3日は、397人、不明、不明の死者。東京では、ここ3日、445、353、272人の感染者(238日連続45人以上、109日連続100人以上、24日連続1000人以下、14日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、10万9734人。合計1265人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1032人増え、うち4都県で、半分以上の619人増え、合計42万5600人の感染者、合計7493人の死者。東京の速報は、178人の感染者が確認された。
2月23日(火) 晴 12970
目が覚めて、予定通りインスタントラーメンを作った。出前一丁である。牛肉とキノコ3種類と長ネギを入れた。ガキの頃、インスタントラーメンといえば、出前一丁、チャルメラ、サッポロ一番の3つが代表的だった。全て油で揚げたフライ麺。今じゃ油で揚げていないノンフライ麺もある。この冬ハマったのが、マルちゃんの正麺味噌ラーメン。寒い日に食べると余計美味しかった。それから、テレビを観て体操した。その後は、細雪。それと、『別冊 歴史読本』の「江戸人物ものしり事典」を読んでいた。
昨日の夜、『京都浪漫』狩野永徳と長谷川等伯を観ていて、気付いたことがある。調べてそうだと思っていたことをいっていた。それは、狩野派も法華宗だったということ。等伯は、もともと法華宗の寺の絵仏師をやっていた。狩野派も同じ法華宗。千利休は、大徳寺なので、禅宗の臨済宗。等伯の名をあげたのが利休だし、楽茶碗の楽家も法華宗。東大寺や興福寺、比叡山延暦寺も僧兵がいたが、法華宗は僧兵がいなかった。だから、法華の乱で焼き討ちされた。京の商人などを中心に財力をつけた。もちろん、時代というものもある。種子島に南蛮人が辿り着き、鉄砲が入ると、鉄砲を流通させるで、莫大な財力を得る。僧兵よりも、民衆の中に入り、文化的なことでも、時の権力と結びついた。絵の世界でも、安土桃山時代は、法華宗の絵師が活躍し、それが江戸初期の本阿弥光悦、俵屋宗達などに繋がっているのだろう。
アメリカは、コロナでの死者が50万人を超えた。これは、第1次世界大戦、第2次世界大戦、ベトナム戦争の死者を合わせたよりも多いのだという。大阪、兵庫、京都の関西は、今月末で緊急事態宣言が解除になるという。おそらく、愛知、岐阜の中部や福岡も解除の方向になるのだろうが、東京を含む関東は、解除の方向へは向かわない。東京は、100人以下にならないとダメだ。出来れば50人以下が良いと思う。
世界では、1億1174万2千人の感染者が出、247万4千人が死亡。アメリカは、2819万人の感染者、50万が死亡。スペインは、315万3971人の感染者、6万7636人の死者。ここ3日は、不明、不明、535の死者。東京では、ここ3日、353、272、178人の感染者(239日連続45人以上、110日連続100人以上、25日連続1000人以下、15日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、10万9912人。合計1274人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、740人増え、うち4都県で、半分以上の474人増え、合計42万6375人の感染者、合計7549人の死者。東京の速報は、275人の感染者が確認された。
2月24日(水) 晴 11202
目覚まし前に起きて、湯を沸かし白湯を飲む。それから、キノコスパゲッティで朝食を取った。テレビを見ながら体操をして体を動かした。資料を読んだり調べ物をしたりしたが、煮詰まっている。組版などを読み直して、昨日の夜は書き加えたりした。アイデアが浮かばない。BSプレミアムで、日本人とスペイン人シェフの交流の番組をやっていた。自然環境の中で、料理を作る。サン・セバスティアンのシェフも、自然の中から食材を選び、日本に来ていろいろな食材を知り、2人でアイデアを出して料理を作っていた。こういうのは良いなを思った。フランス人じゃなくて、スペイン人っていうのが新鮮だ。
地道にやらないと、そう簡単にアイデアは浮かばない。気分転換をかねて、外へ出て買物。それから散歩へ出た。今日は風が強い気がする。昨日よりは寒い。気がつけば、早咲きの桜が咲いていた。梅も終わりに近づき、季節は桜の変わろうとしている。川の鴨は、いつものように穏やかに過ごしていた。根詰めないやった方が良いんだろうと思った。
40年前の2月23日、スペインの国会を武装したアントニオ・テヘロ中佐が、約200人弱の治安部隊をひきいて占拠して、350人の国会議員を人質に取ってクーデター未遂事件を起こした。スペイン人の18歳から34歳のアンケートでは、75%がテヘロの名前を知らず、60%がクーデター未遂事件があった事も知らなかったという。スペイン現代史も風化しているようだ。
世界では、1億1211万6千人の感染者が出、248万5千人が死亡。アメリカは、2826万1千人の感染者、50万2千が死亡。スペインは、316万1432人の感染者、6万8079人の死者。ここ3日は、不明、535、443人の死者。東京では、ここ3日、272、178、275人の感染者(240日連続45人以上、111日連続100人以上、26日連続1000人以下、16日連続500人以下、3日連続300人以下)が出て、昨日までの累計で、11万187人。合計1285人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1083人増え、うち4都県で、半分以上の567人増え、合計42万7457人の感染者、合計7603人の死者。東京の速報は、213人の感染者が確認された。
2月25日(木) 晴 10615
起きて湯を沸かし白湯を飲む。朝食は、作り置きのカレーに卵納豆。それから細雪。資料なども読んでいたら、午後になった、それから、買物へ行き、戻って散歩へ出た。築地本願寺の代表役員宗務長の安永雄玄は、元銀行マン。開かれたお寺を目指して、改革を行った。カフェを作ったり、結婚相談所を作ったり、ネットを使って、法要や法話など、をやったり、パイプオルガンコンサートをしたり、カルチャーセンターを作ったりして、誰でも親しみやすいお寺になるように活動をしている。浄土真宗本願寺派(西本願寺)の宗祖は親鸞。親鸞がそうだったように、剃髪しなくてもいいし、妻帯も許されるし、肉や魚も食べられるようだ。つまり、精進料理など食べなくて良いのだ。
鎌倉仏教で、信長と対立した石山本願寺で、徳川になって、東と西に分割させられた。現実的で男女問わず念仏を唱えれば心豊かに暮らせるというようなものらしい。阿弥陀如来が我々を救ってくださると、受け入れて、信じるだけでいい。精進など必要ない。本願とは、阿弥陀如来が、生きとし生けるものすべてを救わずにはいられないというものらしい。実に、現代的な仏教が浄土真宗本願寺派のようだ。だから、あらゆることをやって、開かれた寺にして、人々が集まるようにしたいのだろう。禅宗や他の仏教とは、親鸞の教えは違う。人の心を救うのは、精進よりも、こういう自由さがあった方が良いのかもしれない。
最近、豚肉や牛肉を食べるよりも、大豆ミートとか、豆腐、納豆などを取る方が痩せるのではないかと思う。それに、持続可能な食生活にもなるように気にもなる。などと考えることがある。でも、肉が食いたくなる。酒も飲みたい。タバコも吸いたい。体と相談しながら、俗世から離れて自由に生きて行きたい。書いた物が残るようにしたい。少なくとも、明日の夜くらいまでに、組版をひとまず終わらせたい。
世界では、1億1255万4千人の感染者が出、249万7千人が死亡。アメリカは、2833万4千人の感染者、50万5千が死亡。スペインは、317万644人の感染者、6万8468人の死者。ここ3日は、535、443、389人の死者。東京では、ここ3日、178、275、213人の感染者(241日連続45人以上、112日連続100人以上、27日連続1000人以下、17日連続500人以下、4日連続300人以下)が出て、昨日までの累計で、11万400人。合計1302人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、921人増え、うち4都県で、半分以上の492人増え、合計42万8376人の感染者、合計7672人の死者。東京の速報は、340人の感染者が確認された。
2月26日(金) 曇 11347
アメリカの金利上昇で、ダウが急落したことに嫌気して、東京市場も去年の4月1日以来一時1000円下落し、終値は1202円安と4年ぶりの下落だった。世界の株式市場は、完全な金余りの状態で、お金が株やビットコインなどへ流れてバブル状態の高値を付けている。コロナ禍で、各国の中央銀行がゼロ金利政策の長期の継続を宣言しているので、こうなっている。しかし、金利が上昇するすればお金はそちらに向かう。こういうことは、今後も繰り返されるだろう。難しい時代の経済は、不安定になっている。富める者は、株などを買って財を増やし、貧しい者は、その日暮らしに追われている。
例えば、江戸時代。大火で京の街や、江戸が焼けたあと、復興はどうなっていたんだろう。疫病もあった。そんな時、商人たちは、どういう知恵を絞って、立て直ったのだろう?戦中に、配給など制限で、商売できなくなった。何年続くか判らない。戦争が終わった後、闇市などが各地に出来て、復興が始まるが、どうやって商人たちは知恵を出して儲けを出していったのだろう。今コロナ禍で、飲食業や観光業は、非常に苦しい状態になっている。倒産するところも沢山出ている。淘汰といえば、淘汰されているのかもしれない。商人は、理念を、人は、人生を問われているのかもしれない。
まったくアイデアが浮かばない。それでも夜までに、何とかしなくてはならない。買物をして散歩へ出た。雨が降りそうだったので、傘を持って行ったが雨は降らなかった。
世界では、1億1304万6千人の感染者が出、250万8千人が死亡。アメリカは、2841万3千人の感染者、50万8千人が死亡。スペインは、318万212人の感染者、6万8813人の死者。ここ3日は、443、389、345人の死者。東京では、ここ3日、275、213、340人の感染者(242日連続45人以上、113日連続100人以上、28日連続1000人以下、18日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、11万740人。合計1325人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1076人増え、うち4都県で、半分以上の677人増え、合計42万9453人の感染者、合計7746人の死者。東京の速報は、270人の感染者が確認された。
2月27日(土) 晴 10902
昨日の夜もやっていたが、全然ダメで寝た。スッキリ起きて、牛肉と長ネギを炒めた。それからそばを茹で、牛肉そばを食べた。それから、一気に書きあげた。それで、コンビニで送った。それから、散歩へ出た。池のあるお寺のさくら色の寒桜が、紅白の梅よりも目立っている。散歩の途中には、早咲きの河津桜が咲いている。穏やかな日差しだ。ちょっと風が吹いているが、あまり気にならない。洗濯をして競馬。
最終レースの頃、キノコスパゲッティを作って食べた。今日は満月だけど、どうだろう。それより、送ったものが気になる。あれをこうすればよかったとか、2つ3つ思い浮かぶことがある。あれが、最終じゃないから、まだ何度かやり取りがあるだろう。そのときのために、またにらめっこしないといけないだろう。いつになったら終わるのか?そろそろ締切にしないと、ダラダラやっても、次に進めない気もする。
セビージャのカルテル情報が出ているが、書く気がしない。何故今闘牛をやらなければならないだろうと、思うからだ。誰が出るとか出ないとかもどうでもいいという気分だ。ドミンゴ・デ・レスレクシオンもフェリアも中止を発表しているセビージャで、それでも、闘牛をやろうとしている。何故なのだろう?
世界では、1億1342万4千人の感染者が出、251万7千人が死亡。アメリカは、2848万6千人の感染者、51万人が死亡。スペインは、318万8553人の感染者、6万9142人の死者。ここ3日は、389、345、329人の死者。東京では、ここ3日、213、340、270人の感染者(243日連続45人以上、114日連続100人以上、29日連続1000人以下、19日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、11万740人。合計1355人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1056人増え、うち4都県で、半分以上の601人増え、合計43万509人の感染者、合計7826人の死者。東京の速報は、337人の感染者が確認された。
2月28日(日) 晴 11152
昨日の夜、『新・美の巨人たち』を観る。伊藤若冲『月に叭々鳥(ははちょう)図』である。墨絵である。満月の夜に、叭々鳥が落下している掛軸。箱根にある岡田美術館の絵。『動植綵絵』の中にも、真っ逆さまに落下する鳥を描いている。こういう構図の不思議さには、驚かされる。墨絵の筋目描きで、右上には、満月が浮かぶ。若冲の墨絵の余白は、彩色画にはない違う余韻を感じる。絵を描いていて、楽しんでいなかったらこういう絵は描けないだろう。
午前中は、編集へ送ったものを読み直していた。そして、夜中BSプレミアムでやっていた『あてなよる』を観て、スーパーで買物。それから散歩へ出た。スーパーは日曜日ということもあり混んでいた。だから、サッと行って、目当ての物を買ってすぐ出てきた。お寺や神社に行くのは、花や緑が観れるからだが、何となく落着く。花を観て、腹を立てる人間はいないだろう。
今日JRAでは、8人の調教師と2人の騎手が引退した。2月が切り替えの時期になっている。来週からは、新人騎手や、新調教師がデビューする。武豊の同期の蛯名正義騎手の引退式があった。最後は、やはり涙を流していた。GTでも活躍し、関東の有力騎手だった。凱旋門賞で、2回2着になった唯一の日本人騎手でもある。こういうご時世で、無観客での引退式。テレビでのお別れになった。騎手時代JCで初めて日本馬で勝った西浦勝一調教師も、ウォッカ、シーザリオなど牝馬を始め、東日本大震災直後の3月26日に、ドバイワールドカップで優勝し、日本に希望の光を持たせたヴィクトワールピサもいた角居勝彦調教師。母親がやっている天理教の教会か何かを継ぐために定年前の引退になった。
世界では、1億1379万9千人の感染者が出、252万5千人が死亡。アメリカは、2855万4千人の感染者、51万1千人が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。318万8553人の感染者、6万9142人の死者。ここ3日は、345、329人、不明の死者。東京では、ここ3日、340、270、337人の感染者(244日連続45人以上、115日連続100人以上、30日連続1000人以下、20日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、11万1347人。合計1375人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、1214人増え、うち4都県で、半分以上の768人増え、合計43万1722人の感染者、合計7867人の死者。東京の速報は、329人の感染者が確認された。
3月1日(月) 晴 10023
1度目が覚めて、まどろむ程度寝て目が覚めた。湯を沸かし白湯を飲む。それから、インスタント塩ラーメンを作って食べた。牛肉と長ネギ、キノコ入り。それから細雪。テレビを観ながら体操をして、また、細雪。昼を過ぎて、豚肉の生姜焼きを作って食べた。スーパーへ買物へ行った。支払いを済ませたら、編集から連絡があった。まだちゃんと読んでいないようだった。予定では、おおむね今月中に目途が立ちそうだ。
一旦部屋に戻り、散歩へ出た。お寺では、梅の香りが漂っている。桜だと香りがしないが、梅は香る。万葉集では、圧倒的に梅の花を詠んだ歌が多い。古今和歌集辺りになると、梅と桜が同じくらいになる。それ以降は、桜が多いのだろう。桜の散る儚さが、日本人の心情に合っているのだろう。絵に描くなら桜よりも、梅の方が枝ぶりなどの動きが面白い。松竹梅の画題は、中国から入ってきた歳寒三友。だから桜は入っていないのだろう。四君子は、四季の花で、春から、蘭、竹、菊、梅と画題が決まっている。ここにも桜は入っていない。こういう考え方を基に、大和絵や、狩野派が朝廷や幕府の絵を描いていた。
安土桃山時代から江戸時代になって、町人文化が花開いてくると、そういうものが崩れて、新しいものが描かれるのは当然だろう。文学でもそうだ。源氏物語の朝廷や公家の世界ではなく、近松門左衛門や井原西鶴のように、町人の話しが中心になって行く。あるいは、歌舞伎などでは武士の世界が描かれるようになるのだろう。絵にしても、文学にしても、時代によって描かれるものが変わる。
世界では、1億1407万8千人の感染者が出、253万1千人が死亡。アメリカは、2860万5千人の感染者、51万3千人が死亡。スペインは、週末のためデータ更新がない。318万8553人の感染者、6万9142人の死者。ここ3日は、329人、不明、不明の死者。東京では、ここ3日、270、337、329人の感染者(245日連続45人以上、116日連続100人以上、31日連続1000人以下、21日連続500人以下)が出て、昨日までの累計で、11万1676人。合計1370人の死亡になった。全国では、昨日の時点で、999人増え、うち4都県で、半分以上の689人増え、合計43万2720人の感染者、合計7897人の死者。東京の速報は、121人の感染者が確認された。
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年、2014年、2016年、2017年、2018年、2019年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行と東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行、2014年5月6月、7月の京都旅行、2015年6月京都旅行、9月奈良・京都旅行、11月京都・滋賀旅行、2016年11月京都旅行、2017年9月京都旅行、11月の奈良・滋賀・京都旅行、高野山・京都旅行、2019年2月、8月、9月、10月京都旅行、2020年1月、2月京都旅行、滞在日記です。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tougyuu/以下のHPの著作権は、斎藤祐司のものです。勝手に転載、または使用することを禁止する。