−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
11月18日(月) 晴 12053
昨日夜本屋に行って、喫茶店に入った。ゆっくりしようと思ったら、今日は日曜日なので21時で終わりだといわれ帰ってきた。欲求不満だ。それでというわけでもないが、今日も本屋へ行って、喫茶店に行ったら今度は満席。仕方なしに近くのファミレスへ行ってドリンクバー。買ってきた本も合わせて、3冊を少しずつ読みまわした。夕方になり、腹が減ったのでカレーを食べて戻ろうとしたら、人身事故で凄い人。メインの入口から入れず、他の処から入って戻ってきた。
古本屋で買った『えんま寄席 江戸落語外伝』車浮代、『円朝』奥山景布子を読みながら戻った。『えんま寄席』の第1話は、『芝浜』の話。芝浜といえば、柳家小三治。♪あ〜ああ、やんなっちゃった、あ〜あ、驚いた♪の牧伸二が日曜日にやっていた番組で観た、小三治の『小言念仏』をきいて大笑いしたのを覚えていたので、『芝浜』を聞いた時は、感動した。
次郎吉といっても、ねずみじゃない。円朝の本名だ。『芝浜』を作ったのも円朝といわれている。その辺のところになると、だいぶ資料があるのか、最近小説になっている。それを読んで、何を感じるか。
一休の事を20年も小説で書いている人がいるという。風太郎は、『地獄太夫』で、一休と地獄太夫を描いている。一休は、義教、義政の時代。あるいは、マンガの『一休さん』などもある。読みたいものばかりだ。
11月19日(火) 晴 10283
朝食後、散歩に出かける前に、『ブラタモリ』の「銀閣寺」「東山」の2つを観た。銀閣寺を造った足利義政が、地形的なことを念頭に置いて、あの場所に銀閣寺を建てたかが、良く判るようになっていた。観音殿の1階が東側の池を向くように縁側があり、2階には、観音様があるので、禅宗のそれにならって南側に正面がある不思議な造りの建物になっている。その横には、日本で初めての四畳半がある、東求堂。目の前の山は、月待山と名付けていたはず。その途中に登る道があり、そこから銀閣を望むと、その後ろに吉田山が観える。
つまり、その背後にある御所や花の御所が、吉田山によって観えなくなっているのだ。天皇にも、子供の将軍にも、完全に背を向けている。政治なんて、知らないよとでも言いたげだ。そういう場所に、終の棲家である別荘を建てた訳である。東求堂の部屋は、同仁斎という。全ての人は平等だという意味で、そこで、茶をたて、花を生け、香を焚き、同朋衆などや身分の低いものを招き入れ、楽しんだ。人が死のうが、誰の発言力が強いかなど、一切を気にせずに、自分のやりたいことをやりたいようにやった。そういう気持ちが、銀閣寺の地形的な位置に出ている。立派というかお見事だ。ある時期に、どうでも良くなったのだろう。それは、乳母の今が死んだからなのか、日野富子のせいなのか、思うように行かないからなのか・・・。西には、御所や花の御所がある。西方極楽浄土というが、西を求めなかった。西に背を向け、月の登る東を求めた。そこに心の安らぎを求めたのだろう。だから、東求堂というのではないか。
「東山」では、比叡山と、大文字焼の大文字山の間が、逆アーチ型に凹んでいる。元々は一つの山だったようだ。それが侵食によって、比叡山の連なる山脈と、大文字山が連なる山脈に別れた。その間にあった花崗岩の黒雲母が水に流され、花崗岩の白い部分だけが白川の川底に残った。それを利用して白い石を敷いて、枯山水の庭にした。これが京都の禅宗の寺に出来ていった。明治には、琵琶湖疏水がひかれ、南禅寺界隈に別荘群が出来る。水をふんだんに使った庭が、小川治兵衛によって造られて行った。哲学の道沿いにある疎水。鴨川や白川は、北から南に流れている。疎水は、南禅寺から銀閣寺に向かって南から北に流れている人工的な流れになっている。あそこには、大きな鯉が泳いでいる。南禅寺界隈別荘群の庭と同じように。
11月20日(水) 晴 14031
用事があって帰省する。今日じゃなくても良いのだが、今日行かないと、京都へ行ってしまいそうで、今日にした。テレビで、永観堂の紅葉中継をやっていた。今が盛りである。昨日のサッカー親善試合、日本対ベネズエラは、前半だけで0−4とリードされる。全然ダメ。守備はボロボロ状態。攻撃も噛み合わない。ラグビーのように、ワンチームになっていない。何がやりたいのか判らない。簡単にシュート決められる。中学校とか高校のサッカーを見ているようだ。森保監督は、代表監督とU22の監督も兼務する。選手をまともに見ていないだろうし、指導も出来ていないような気がする。それで連敗。親善試合とはいえ、全然歯が立たないというのは、素直に失望する。ラグビーのような真剣さが感じられない。ルイス・エンリケは、家庭の事情でスペイン代表監督を辞任していたが、娘が病死したために、突如代表監督に復帰した。
これから雪の盛岡へ向かう。義政は、おそらく、失望や絶望から自分が出来ることを発見して、それを突き詰めたのだと思う。浮世には、何も気にすることがなかっただろうが、美意識を突き詰めていったのだと思う。この異常さが面白い。血が流れない小説は、そういう処にあるような気がする。何故なら、血の流れる小説って、風太郎が絶対的に面白いのだから。
11月21日(木) 晴 9428
夕方前に、東京へ戻ってきた。盛岡では用事を済ませ、弟と話をしてきた。いろいろなものを一つひとつ片付けて、それも、そろそろ終わりに近づいている。これも、弟がほとんど片付けた。盛岡はやっぱり寒かった。昨日の夜は、零下1度。それなりの服装をしていったが、前日は雪が降って、周りの山々の肌は白くなっていた。岩手山も白くなっていた。
盛岡に行く前に、20年以上前にあった、『水の波紋展』という野外でやった実験的な現代美術展を思い出した。場所を変えて、いろいろなものが展示されていて、そこに行くと切符を見せて、展示を観た。プレス以外は写真禁止という処が気に食わなかったが、今でも覚えている展示がある。幼稚園の敷地からお寺の墓地にかけてある展示だった。幼い子供たちが遊ぶ幼稚園の遊び場から、死んだ人たちの墓がある墓地へ、竹で造られた橋が架かっている。その上を歩いて渡る。生から死へ向かうようなものが象徴されているようなものだった。竹で出来ているので橋がきしむ。それもまた、面白い。何というタイトルがついていたかも、思い出せないが、非常に印象に残る作品だった。こうやって時々思い出す。日曜美術館で紹介されて、観に行った記憶がある。全部の展示を見る為には、4時間くらい歩かないと見れない『水の波紋展』だった。こういう方法もあるのかと、思ったことも印象に残っている。現代美術には、あまり興味がないが、こういう物が、人の心に残るという事なのか、思った。
11月22日(金) 雨 9080
冷たい雨が降っている。新宿の本屋へ行く。古本屋の方が、安く手に入るのでありがたい。喫茶店で、読書。昨日、NHKで世阿弥の事をやっていた。同朋衆が、足利将軍家と関わって、文化戦略の中心になっていることは知っていたが、世阿弥と同朋衆は、違うらしい。この辺って難しいなぁと思った。本を読まないと理解できない。それも少なくても義政だけでなく、義満からの関係も判らないと、どうしようもなさそうだ。
長谷川等伯は、武家の生まれ。幼くして染物屋に養子に出される。そこは、絵仏師もやっている処で、仏画を学び、七尾から京へ出る。頼ったのは、日蓮宗の絵仏師をやっていたので、日蓮宗大本山本法寺。そこで日通上人に出会う。日通は、堺の豪商の子供。その繋がりで、千利休とも知り合い、等伯の名を貰う。応仁の乱で、堺に移住した庶民が、京に戻り西陣織を始めるが、日蓮宗の関係も、義政の辺りからあるような気もする。
それが、安土桃山時代から徳川の頃まで、おそらく続くのだ。本阿弥光悦、俵屋宗達も本法寺に墓がある。これも日蓮宗の繋がりで、共作を続けたのだと思う。光悦も、本阿弥という名字に阿弥が入っている。これも、いろいろな物の鑑定をしていた、同朋衆の出身なのだろうか想像してしまう。その辺だって、調べないと判らない。それから100年後に尾形光琳が出て、その100年後に江戸で、光琳の信奉者、酒井抱一、鈴木其一が琳派を繋いだが、元々は、京、西陣の日蓮宗から始まる。
同朋衆と、日蓮宗の事を調べないと、日本画の事は語れないような気がしてきた。千利休は、はたして、禅宗の人だったのか?それとも、日蓮宗の人だったのか?
11月23日(土) 雨 11861
11月23日は、勤労感謝の日だが、昔からラグビーの早慶戦が行われている。この日に決めたのは、当時のマネージャーが、過去の気象庁の天気を参考に、晴が多かったので決めたのだが、今日は雨だった。そんな雨の中、秩父宮ラグビー場には、沢山の観客が詰めかけた。さすがに、ワールドカップラグビーを観ていると、レベルの差を感じる。体格も違うし、戦略も中途半端な感じだ。キャプテンシーのレベルも大きな違いを感じる。後半残り10分でPKを狙わないというのは、勝つ意欲があるのかと思ってしまう。判断ミスだ。
朝食後、新宿へ出たが、西口の地下の処で、今日から古本市をやっていた。面白そうな本もあった。それから喫茶店へ行った。東京へ出てきた頃は、喫茶店に入ると何処でも当たり前に、水と熱いおしぼりが出てきたが、最近は殆どがビニールに入ったウエットティッシュのようなものになっている。そんな中で、いまだに熱いおしぼりを出す喫茶店がある。昔は、談話室滝沢というコーヒー1杯800円とか1000円取った喫茶店があったが、今は滝沢はもうないが、それを受け継ぐように、都内では、熱いおしぼりを出す喫茶店って1つしかない。
京都に桑原町という、人が1人も住んでいない地名がある。昔、菅原道真が、太宰府に左遷されて死んだあと、京にはいろいろな災いが起きた。これが、菅原道真の祟りだということになって、北野天満宮を建てて、道真の怨霊を鎮め、祟りが起こらないように、祀った。桑原町は、道真の子孫桑原家が住んでいた邸宅の跡で、そこには、雷などが落ちなかったようで、北野天満宮と同じように、大事にされた様だ。それで、人が住んでいないのに、町名として残っているのだという。何か災いが起きると、「くわばら、くわばら」というのは、ここから来ているという。ホントかよと、笑ってしまうが、本当のようだ。
パブロ・アグアドのアポデラードが、クーロ・バスケスに代わった。以前のアポデラードは、クーロ・バスケスの兄弟だったというから、良い方向に変ったと考えられるだろう。
11月24日(日) 雨のち曇 11034
朝テレビで、『ぼくらの時代』という番組に、ワールドカップラグビー日本代表の、堀江、稲垣、福岡の3人が出て対談をしていた。運ばれてきた飲み物で、乾杯して始まったが、堀江が、「サル―」といっていた。えっこんなところにスペイン語と思った。
結衣さんが札幌に行っているが、羽生結弦を観に行ったんだろう。圧勝で優勝してGPファイナルに進んだ。結衣さんもそうだが、万希ちゃんもしょっちゅう旅行へ出掛ける。THさんも闘牛終わったら、今度は論文の為に、タイへ出掛けて、周りの女性陣はいろいろ刺激を受ける。ただ旅行に出掛けるだけじゃなくて、原稿を書いているだろう。こっちも、頑張らないと思ってしまう。
外国馬が1頭も出ないジャパン・カップ。しかし、外国人騎手は、ルメールやデムーロも合わせて7人が騎乗した。直前まで1番人気だった川田のワグネリアンから行ったが、やっぱり川田は勝てなかった。重馬場で、ディープインパクト産駒は苦戦が予想されたが、新馬戦でディープ産駒が圧勝した。ワグネリアンもディープ産駒だが、3着までには来るだろうと思った。案の定、3着だった。勝ったのは、東京巧者スワーヴリチャード。直線内をついて、カレンブーケドールとの追い比べを制した。絶対的本命がいないレースだったが、バランス良く馬券が買えて結果が出た。なんだかんだ言って、ディープ産駒は、5着までに3頭入った。そして、やっぱりGTで好成績を残している馬が上位に来た。
11月25日(月) 曇 10371
昨日、渋野日向子が優勝した。スマイルシンデレラは、笑顔と涙で優勝を喜んだ。全英オープン勝った時は、満面笑み。この優勝で、絶望的に思えた、賞金女王争いも、最終戦に優勝すれば逆転可能になった。国内4勝、海外1勝。デビューの年に大活躍だ。よく渋野日向子は、自分らしくというが、飾らない処が、プレーに繋がっているんだろうと思う。先週は予選落ち。久しぶりに日曜日試合がないからと、青木コーチの処へ行き、練習したという。最終日は、青木コーチも駆けつけ、優勝に結びついた。しかも賞金ランキング1位の鈴木愛とのラウンドで勝ったのは、素晴らしい。自然体でやって、楽しめたら最後も優勝できるだろう。鈴木愛は、渋野と一緒に回ったことについて聞かれ、「別に」って、お前は、沢尻エリカか!でもちゃんと後のコメントを続けた。「何も思わない。自分のプレーに徹していた。見てもいないし、特に思うことはないです。何も思わない。自分のプレーに徹していた。見てもいないし、特に思うことはないです。それを狙って2位で終われたのは、自分でもすごいと思う。普通の人だったら、予選通るので精いっぱいと思いますし…」って、沢尻とは、全然違うニュアンスだ。渋野は、応援してくれる人の為に勝ちたかったと、いっている。自分らしさと、それが、結びついているのは、凄い。力になっているのだろう。
今日は、三島由紀夫の命日。死んでから40年後に、京都へ行った時に、普通行かない金閣寺へ行った。その年は、京都の紅葉が凄かった年で、金閣の前の池に通じる参道の左側にもみじが一杯あるのだが、その散り紅葉がとても綺麗だった。あの分厚く積もった散り紅葉に埋もれてみたくなった記憶がある。歩いて行くと、池の向こうに金色の金閣が観えた。修学旅行の中学生なのか高校生なのか、「わー」といって写真を撮っている。外国人の凄く喜んでフレームに収まっている。金色は、エンターテイメントだ。万人受けする。銀閣とは、表情が違う。俺は、銀閣の方が好きだが…。
そして、今日は、フランス人闘牛士、ニメーニョUが自殺した日でもある。ミウラの牛にコヒーダされて、バックドロップのように首から落下して、左腕が麻痺してリハビリなどしていたが、ガレージで首を吊って死んだ。奥さんは、医者だった。2人の娘は、もう30近くになっているだろう。この日が来ると、三島とニメーニョを思い出してしまう。
昨日夜、『京都紅葉生中継2019』が仁和寺から放送された。今年は、門跡寺院を中心に、京都各地の見事の紅葉が観れた。その後の『京都浪漫』でも東福寺の紅葉をやっていた。泉涌寺塔頭、雲龍院の紅葉も観れた。ここは、昼観るのが良いのだが、ライトアップの夜間に行くと、帰り道の暗く、ものさびしさも、また風情がある。いつか、11月のものさびしい満月の日に行ってみたいと思っている。
11月26日(火) 曇一時雨 11632
今日は昨日に比べて寒い。雨も降って冬という感じになった。図書館へ行って、借りていた本を返した。喫茶店で読書して、スーパーで買い物して帰ってきた。明日は、雨が降る予報。
録画していてた『食の起源 米』を観る。そもそも人類は、何を食べてきたのか?アメリカで、肉だけを食べるダイエットの会が行われていて、主催者は、そもそも狩猟をしていたので、肉を食べてきたと主張し、この会を開いている。しかし、スペイン、ビルバオ近郊の古代人の歯から、食べ残ったものを分析すると、そこからはデンプンが出てきた。石器時代に、すでに、木の実などのデンプンを含んだものを食べていたことが判った。
それから火を使って、木の実を焼くと、渋みとかえぐみが取れ甘く感じる。火によって食生活が大きく変わって行ったようだ。デンプンが加熱によってブドウ糖になり、それを多く摂取することによって、脳が巨大化していった。糖質は人類にとって非常に重要な物のようだ。普段、糖質を取っている人と、少ない人を比べると、1.3倍の死亡率があったという。過去20年間で、13万人のデータだという。
単細胞生物の頃、細胞の中に取り込んだミトコンドリアに、糖を造らせることによって体を大きくしていった。血管は、傷つくと糖の働きによって修復する。糖が少ないと修復できなくなるようだ。およそ1万年前、自らの食べ物を作る、農耕を始める。米には、デンプン、必須アミノ酸を含むタンパク質、ビタミン、ミネラル、植物繊維。米を主食をする人は、米から1番多く食物繊維を取っているという。米を長い間食べ続けていると、体が変化したという。デンプンを消化するアミラーゼ遺伝子が、デンプンを早く糖に変えることが出来る。アミラーゼ遺伝子が多いと、太りにくい体質だという。デンプンを取った時、アミラーゼ遺伝子が多い人は、およそ20%もインスリンの分泌量が少ないという。つまり、日本人はインスリンが出過ぎず、太りにくいのだという。肥満や糖尿病になりにくい体質なのだという。日本人が長寿である原因の一つのようだ。
ラオスの少数民族は、米を1日1キロ食べるという。それでも、肥満も生活習慣病も少ないという。便を調査したところ、腸内細菌に珍しいプリボテラ属の細菌がかなり多くあった。全細菌の20%あった。プリボテラ菌は、ご飯が大好き。それを食べて短鎖脂肪酸という物質を作る。短鎖脂肪酸は、脂肪の燃焼うながして、肥満を防いだり、免疫の働きを良くして、動脈硬化や糖尿病を予防したりすることが最新研究で明らかになってきているという。日本人は、プリボテラ菌が7.5%いるという。やっぱ、ご飯毎日食べないといけないのだ。糖質が少ないと、死亡率が高くなり、取り過ぎても、肥満などで死亡率が上がる。いろいろな物で栄養が取れる今は、栄養全体の50〜55%が適量だという。ご飯にすれば、毎食お茶碗1杯だという。糖質といっても砂糖ではない。デンプンから出来るブドウ糖である。
昨日発表があって、投稿したものは、落ちた。自分でもいろいろ不備があったことは、自覚していた処がある。もう次の準備に取り掛かっているが、改めて気持ちも新たにして、取り組もうと思う。1発目で、満願が叶うほど、甘くはない。めげずに続けて、やって行かないとと、思っている。本命の闘牛の話を書いて行くのも手かもしれないなどと、思ったりもする。
11月27日(水) 雨/曇 11510
最近また遅めに起きてしまう。昼食後、郵便が来た。それで、銀行へ行って用事を済ませて、出掛けることにした。新宿西口の古本市に立ち寄ったが、お目当ての本は、売り切れてなかった。残念だが、タイトルや著者名は記入してあるので、どっかで探せるだろう。夕方近くなって腹が減ったので、ちょっと飯をつまんで、喫茶店へ行った。
歩行するときに、五本指靴下を履いているのとそうでないのとでは、違うようだ。最も良いのが裸足というが、それは出来ない。五本指のシューズがあって、それを履くと、姿勢も良くなり、疲れにくくなるという。その時、お腹に力を入れて歩くと、お腹も凹むらしい。今日は、お腹に力を入れながら歩いた。以前も、時々そうやって歩いていたが、これからも続けようと思う。今日は、起きてから腰が入らない感じで、違和感を感じていたが、銀行から帰って来て、椅子に座り、両膝を左右の外に開いたり閉じたりを何回か繰り返していたら、だいぶ良くなった。腰痛になると大変なので、腰回りやインナーマッスルなどを、少しづつ動かして鍛えないといけないだろう。
シモン・カサスは、ニームの興行権を、引き続き5年間延長し、2024年まで続くことになった。もう30年くらい(もっとかもしれない)ニームの興行権を持ち続けている。フランスでは有名だったが、スペインではあまり知られていなかったが、クリスティーナ・サンチェスのアポデラードとして、イベリア半島を廻ったのは、97年頃。一気にスペインでも名前を売った。今や、マドリードのラス・ベンタス闘牛場の興行権も持っている、闘牛ファンなら知らない人がいないような存在になった。
11月28日(木) 雨/曇 12326
新宿を歩いていると、変わったもの、変わらないものがある。新宿の目は、いまだのあの場所にある。昔は、都庁舎がなかったが、今は地下道で繋がっている。まっすぐ行くと中央公園がある。西口に、叙々苑の広告がある。先日NHKで放送された、『ファミリーヒストリー』「太田光(爆笑問題)」で、父・三郎が内装工事の会社をやっていて、33歳の料理人が訪ねてきて、初めて出す店の内装を頼みに来た。床に紅い絨毯、天井は青。今までの焼き肉屋のイメージとは、全然違う内装工事した。店は繁盛した。サービスで看板も書いていて、三郎が書いた字が、看板に飾られた。それが、叙々苑だという。三郎さんじゃなかったら、今のような店にはならなかったと、叙々苑の創業者がいっていた。そういう目で、叙々苑の字を観ると、今までと違う印象が出てきて不思議だった。
録画していた『日曜美術館』「秋野亥左牟(いさむ) 辺境の向こう側を見た男」を観る。ショックを受ける。こういう生き方をして、人生と向かい合った人がいたのかと思った。彼の絵も、絵本も独特だ。勿論、生き方も。絵本は主に、伝承や神話から描かれている。物語って、結局そういう処に行きつくのかも知れない。そこにある自然と、人間を描く。動物や自然の中の物語。
11月29日(金) 晴 11103
ここんところ足の裏が張るというか痛いので、竹ふみを買ってきた。踏んでいると、なんとなく良くなっているような気がする。椅子から立って歩くと、足の裏が突っ張る感じがだいぶ薄らいだ。こういう事で、改善するならありがたい。腰痛にも気を付けないといけない。体操もさぼらずやらなければ思う。
動物たちは、日々食料の事を考えて行動し生きている。幸せになりたいという、概念がそもそもない。人間は、幸せになりたいと思って生きているのだろう。そういう事を考えずに、やりたいことをやるのが、良いと思う。やりたいことをやっても、思うように行かないかもしれないが、自分の気持ちとしては、良い気分にはなれると思う。お金とか、そういう物を考えずに、生きていきたい。とはいうけど、何もせずにボーと過ごしたい時もある。
女子ゴルフ最終戦。大ギャラリーを引き連れて、今日も2アンダー。3位タイにつけている渋野日向子。逆転賞金女王へのファンの期待を一身に背負い、臆することなく自分のプレーに徹しているようだ。若いし、ノリノリなのだろうけど、凄くメンタルが強くないと、こうはならないような気がする。
日曜日のGTチャンピオンシップの枠順が発表された。本命を何にするか?やっぱりクリソベリルか、それともゴールドドリームか。それとも、チュウワウィザードか、オメガパフュームか、それとも他の馬か。じっくり考えてみよう。
11月30日(土) 晴 9068
先日、来年の手帳を買ってきた。この時期は、そういう季節だ。今日の渋野日向子は、最後の17番18番で連続ボギーで、1アンダーで、2打差3位。一時首位タイに並んでいたが、残念だ。一緒に回ったイ・ボミが首位。本当なら、全英オープンを勝っているのだから、今年の賞金は2億円を超えている。だから、文句なしの賞金女王のはずだけど、今の規定では、全英オープンの賞金は日本ツアーの賞金に加算されない。明日、渋野らしくゴルフすればそれでいい。今日も大ギャラリー。明日もそうなるだろう。
『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』で、主人公の米倉涼子がいう台詞は「私、失敗しないので」。『ミス・ジコチョー〜天才・天ノ教授の調査ファイル〜』で、主人公の松雪泰子がいう台詞が「私、失敗しちゃった」である。どちらも物語の中で、決め台詞がその方向が定まって行く。外科医は、手術は絶対成功することを、「私、失敗しないので」と、いい、科学者は事故調査委員会の調査中に、問題の糸口を発見した時に、「私、失敗しちゃった」といって、根本原因を突き止めていく。
決め台詞は、違う言い方をすると、必殺技と同類だ。物語を分かり易くする作用を持っているようだ。「倍返しだ」だってそうだ。
12月1日(日) 晴 9265
12月。師走になった。中京競馬場で行われたGTチャンピオンカップ。桶狭間古戦場横の中京競馬場。3歳無敗馬クリソベリルは2番人気だったが、最後の直線、歴戦の古馬を相手に、インティと、ゴールドドリームの間で、力強く抜け出して、優勝した。ようやく川田が勝った。2着ゴールドドリーム、3着インティだった。馬券の方も何とか、引っ掛かった感じだ。ルメール、武豊の間から川田が抜けてきた時は、笑った。結果出せて良かったね。
昔は、国立競技場で行われていた、大学ラグビー対抗戦の早明戦。昨日出来た新国立競技場ではなく、秩父宮ラグビー場で行われた。前半は、拮抗したが、後半明治が突き放して、36−7で圧勝した。女子ゴルフ最終戦は、渋野日向子が、追い上げたが、届かず2位タイで終わった。鈴木愛が猛烈に追い上げ5位タイに入り、賞金女王は、鈴木愛になった。渋野はインタビューで、「1年間よく頑張ったね。と与えてくれたのかなと思う。まだ1位になるのは早いと、試練も与えてくれた。足りない部分も多いので、頑張ろうと思わせてくれる2位ですね」と、今シーズンを漢字一字でといわれ「謎」と答えた。「いろいろな意味で謎です」という。渋野は、プロデビューの年を振り返った。
渋野の母親は、「凄く成長させていただいている。期待しすぎず見守っていきたい」。父親は、「大事なのは勝つとか、賞金女王とかではないと思ってます。ギャラリーさんを喜ばせること。こんなにたくさんの人に来ていただいて、ありがたいことです」と、語ったという。
プロ野球ロッテに1位指名された大船渡高校の佐々木朗希は、入団合意し背番号17番を貰った。大谷が出した165キロを、プロに入って超えるような球速と結果を出していけるだろうか?大谷と同期の阪神の藤波は、ヒックスなのか全然ダメになった。ただ佐々木は藤波と違って、素直そうだから人の話を訊けるだろう。聞くだけ聞いて、周りの意見だけに、翻弄されないようにもしなければならないだろう。大谷みたいに。
「今、君が好きなことが、そのまま職業に通じることは全くないんだ。大切なのは、なにかひとつ、好きなことがあるということ。そして、その好きなことが、ずっと好きであり続けられることの旅程が、驚くほど豊かで、君を一瞬たりともあきさせることがないということ。そしてそれは、静かに君を励まし続ける。最後の最後まで、励まし続ける。」 ―― 『ルリボシカミキリの青』福岡伸一著 ――
アルルの興行権は、ファン・バウティスタが率いるルディ・オルガニサシオンが、次の4シーズンの興行権を得た。元々父親のグループが興行権を持っていたはずだ。ファン・バウティスタは、闘牛士を辞めた後、本格的に闘牛の興行主としての道を歩み始めた。フランスの闘牛界は、シモン・カサスを中心に動いてきたが、これからは年の若く有名闘牛士であるファン・バウティスタが、フランス闘牛界の中心に変わって行くだろうと思う。
12月2日(月) 雨のち曇 8902
散歩で近くの寺に行ったが、良い具合に色づいた紅葉が観れた。参道の石畳に、散り紅葉があり、秋の風情を感じる。考えたが、手直ししているものを、読んで貰おうと思っている。それから、編集者の人に読んで貰おうかと思っている。
2週間前、予選落ちした渋野日向子に、父・悟からの金言が「欲より努力よ」とだったという。上から読んでも、下から読んでも「ヨクヨリドリヨクヨ」となるという。邪念をもってプレーすると、ロクなことにはならないということだろう。しかし、今シーズン初め、ボロボロだった渋野が青木コーチの処で、7本のサンドウェッジの底が擦り切れ交換したというくらいの練習を積み重ねた。5ヤードごとに50ヤードまでカラーコーンを立て、それに当てる練習を繰り返したという。パッティングもそうだ。鈴木愛は、手首の故障で9月を休み、子供の頃からの南コーチの処で、スイング修正など練習を積んで、復帰後の3連勝などして賞金女王になった。しかし、いわゆる敵役的な役割になり、人気では可哀そうなくらい大きな差を渋野につけられた。ルックスとかそういう問題じゃなくて、キャラクターの問題だと思う。あの笑顔は、ファンに届く。天然ぶりも、好感度を上げていると思う。大人もそうだが、小さな子供の応援する声が上がるものなぁ。そして、明るい。
昨日からだが、東京直下震度7の地震が、あと30年の間に起こる確率が70%あるという想定で、番組が放送されている。NHKが今日から4日間ドラマを放送する。NHKのホームページには、家屋の倒壊や、火災の想定が地図になっている。自分の住んでいるところを見ると、250uに100軒などと出ている。もしそういう地震が来たら、ほぼ火事になるということ。新宿の地下道にも、NHKのこの番組のでかいポスターが貼られていた。
12月3日(火) 晴 11703
今日は暖かいが、日が暮れると寒くなという。北の方では吹雪。今週は寒くなるようだ。午後病院へ行って薬を取ってきた。これで正月明けまでもつだろう。昨日のNHKの東京直下震度7のドラマは、なかなか迫力があった。オーソン・ウェルズが、無名の頃、宇宙人が来襲したというラジオドラマを放送したら、ラジオを聞いた人たちがパニックを起こしたというが、本当かと思うような迫力があった。出ている俳優たちが、観たことがある人が多いので、本当だとは、思わないだろうが、内容が凄い。地震1日目のドラマ。今日は2日目の状況がドラマになる。
「『2019 ユーキャン新語・流行語大賞』(現代用語の基礎知識選)が2日に発表され、“年間大賞”に日本が初の8強入りを遂げ、列島が沸いたラグビーW杯日本大会のチームのスローガン「ONE
TEAM(ワンチーム)」が輝いた。トップ10には「計画運休」「軽減税率」「スマイリングシンデレラ/しぶこ」「タピる」「#KuToo」「◯◯ペイ」「免許返納」「闇営業」「令和」が選出された。」(オリコン)
表彰式に会長の森重隆が登場。監督のジョセフもキャプテンのリーチもニュージーランドのいるので、私が出席しました。ラグビーがこれだけ盛り上がったことに感謝します。と、いうようなお礼を言って、感極まったように声を詰まらせ、涙交じりで大賞受賞を噛みしめ喜んでいた。
今年、心に残るものは、グラナダのホセ・トマスと、ラグビーワールドカップ、渋野日向子、パコ・ウレニャとアントニオ・フェレーラのサン・イシドロでのプエルタ・グランデだ。そして、個人的には、スペインから帰って来て、原稿が2つ書けたことが嬉しい。これは現在進行形でもあるので、続けないければと思っている。
12月4日(水) 晴 10858
上野に出かけてきた。東京都立美術館で行われている『コート―ルド美術館展』を観に行った。レーヨンで莫大な資産を築いたサミュエル・コート―ルドの印象派コレクション。いわゆる点描の描き方を考案したとされるジョルジュ・スーラ。同じように、色を混ぜずに点描で描いているが、その100年前に若冲がやっていることが、顔料の科学調査で判ったのが平成11年〜16年。『動植綵絵』の雌しべの描き方などで判明した。若冲の方が、もっと点が小さい。肉眼で判りづらい。
ルノワール、ゴッホ、ゴーギャン、ドガ、モネ、セザンヌ、ロダンなど。ルノワールの『桟敷席』は、観劇する客席の女と男を描いている。それまでは、神話や聖書の物語の場面を描いていたが、この頃になると風俗を描く事が主題になって行く。静物画や、風景画もそう。浮世絵などのジャポニズムの影響だろう。マネの『フォリー=ベルジュールのバー』が『新美の巨人たち』などで取り上げられていたが、むしろ、『草上の昼食』があったのに驚いた。これは、オルセー美術館にある『草上の昼食』の習作的な作品で、背景の構図などを試していたようだ。
ボーッと絵を観ていた。知らない間に、時間がたって昼過ぎになり、近くのファミレスへ行ったが、禁煙で諦めて、芸大の学食で日替わり定食を食べた。一口、50回くらい噛みながらゆっくり食べた。シジミの味噌汁がしょっぱかった。それから、国立博物館へ行った。シアターで、「正倉院 時を超える想い」をやっていたので、それに時間を合わせるように、庭園の紅葉を観た。映画は、ヒーリングミュージックのようなものが流れていて、眠気を誘うものだった。それから「法隆寺宝物館」を観て帰ってきた。映画を観た後、足の裏が痛かった。
12月5日(木) 晴 12620
NHKの東京直下震度7が起こったという想定のドラマは、非常にインパクトがある。本棚などにL字型の金具を付けて地震のときに、倒れないようにしておかなければと改めて思った。L字金具が1番良いようだが、つっぱり棒でも良いようだ。これだと壁などに、穴を開けないくすむ。冷蔵庫などもそういう物をした方が良いようだ。これだと、東京に住むのではなく、違う場所に住む方が良いのかもしれない。でも、じゃ何処に住む。
Facebookに載せた写真に、いつも思うけど、良い写真だといっている人がいた。一応、構図とか色の出方とか考えて撮っている。これも、闘牛を観始めた時に、写真を撮ろうと、奥入瀬渓流に行って、3時間弱の道のりを歩きながら、撮影して、それからスペインで闘牛を撮った。練習の成果が出ているのだろう。今は、カメラが、ビデオカメラに変わったが、同じように、感動の瞬間に立ち会って、それを撮ろうとしている。
あー良いなぁと、思う物を、形として残しておきたいと思ったからだ。それが、写真からビデオに変わっても、やっていることを同じだ。そう思うと、やっぱり、闘牛のことをまとめ、書き残したいと思うのは、自然なことだよなと思った。
12月6日(金) 曇 11487
午前中に新宿へ出掛けた。100円ショップで笛を買う。中にコルクが入っていない笛。地震で、エレベーターに閉じ込められた時、大声を上げても聞こえない。笛を吹いた方が、聞こえる。それから、五本指シューズを観に行った。指の上の部分も固くなっていて、指などに物が落ちて怪我がし難いものは、2万弱と高い。そういうのがないものでも、1万強する。これなら、ワークマンプラスで、安全靴を買った方が良いと思った。
つっぱり棒と、トイレ用品、防災用の長期間保存できる食料品を観た。トイレは、1500円のものが10回分。1800円の物が15回分で売っていた。携帯用の1回ものもあった。食料は、フリーズドライで、水を入れて食べるご飯ものやおにぎりなどや、乾パン、ビスケットなどもあるが、吉野家の牛丼などの缶詰を売っていた。700か800円する。実はこれ、吉野家の隠れたヒット商品で、防災用のものとして缶詰を開発して売りだしたら、ヒットしているという。缶を開けてそのまま食べれるという。他のご飯ものは、水を入れて約30分待って食べる。それに比べれば、非常に便利だ。だから、高くても価値があるという事なのだろう。
試してはいないが、カップ麺やインスタントラーメンって、水入れただけで食べれるのだろうか?近いうちにやって観ようかと思う。そうめんは水に入れると溶けるような感じになる。そばは、そこまではないが・・・。スパゲティーは、3時間くらい入れると食べれるようになるらしい。キャンプへ行く人は、水に入れたスパゲティーを用意したして行くという。
そして、つっぱり棒。スケールで計って行かなかったが、大体の見当で一つ買ってきた。それをさっき設置した。こんな事をやるのも、NHKの東京直下震度7のドラマなどを観たからだが、売り場には、やはりテレビを見た人と思われる人が、防災グッズを物色していた。トイレ用品の処にも主婦らしい人がいたし、他の処にもそういう人たちがいた。トンカツ食べて、喫茶店で本を読んで帰ってきた。
12月7日(土) 曇時々雨 11005
暦の上では大雪。確かに寒くなった。競馬が終わった後に、図書館へ行った。帰りにスーパーなどで買い物して帰った。昼作ったカレーがあるが、何故か、タラコを観ていたら食べたくなって夕食でタラコを食べた。切り昆布も買ってきた。これも、油揚げなどと一緒に炊こう。
北山修が、『戦争知らない子供たち』の詩を、作曲担当の加藤和彦に見せた時、加藤は読んだ後、「ふっ」と鼻で笑って突き返したという。そういう奴(加藤和彦)なんですよ。気に入らないと。と、北山修がいっていた。そのあと、杉田二郎が作曲して、ジローズが歌ってヒットした。杉田二郎には、ピンと来たが、加藤和彦の琴線には触れなかった。人それぞれの感性がある。それは、仕方ない事だ。加藤和彦は、『戦争知らない子供たち』が、ヒットしても悔しくはなかっただろう。自分の書いた物は、手直ししている。そして、誰か良いアドバイスしてくれる人が、現れることを願う。
これから『ブラタモリ』。今日は、花巻だ。雨にも負けず花巻をぶらり歩いたようだ。
12月8日(日) 晴 11517
今日は、2歳牝馬少女たちの戦い。その前のカペラステークスで、コパノキッキングで、女性騎手初めてJRA重賞を藤田菜七子騎手が勝った。そして、阪神で行われたGT阪神ジュベナイルフィリーズは、レコードタイムで、北村宏一騎手のレシステンシア勝った。ウォッカのレコードタイムを上回る1分32秒7。これは、凄いタイムで、来年の春のクラシック戦線で、大きくリードしたことになる。同世代の牝馬では、無敵という感じになった。
『みをつくし料理帖』の再放送があった。真心で料理を作る。澪の健気さが良い。来週と再来週の日曜日に、スペシャルの放送があって、その前に、再放送があった。人の心に届く料理を作る。それが、物語りなって行く。なんだか、暖かい、優しい気持ちになる。黒木華の抑えた演技が良い。派手な処がない自然さが、すーと入って来る。
『みをつくし料理帖』を観ていたら、寒鰆のおぼろ昆布締めを食べたくなった。「料理を食べて、涙がでたなんて初めてだ」って台詞があったが、それは、にぎりめし一つだって、涙が出ることだってある。きっと、真心と工夫が、食べた人の心を打つのだろう。
12月9日(月) 曇 11409
昼でも寒い。手袋が必要だ。首都直下震度7関連の番組は、12月1日から始まり昨日8日で終わった。ちょっと改めて、防災について本でも読もうかとか、いろいろ考えることがあった。電車がなどの公共交通機関が止まった時、歩いて帰宅する時に、50分歩いて10分椅子で休んでを繰り返すといっていたが、人は、一体何時間歩けるのだろう?無理して帰宅するなともいっていた。道路が家屋やビルの倒壊で、通れなくなっている。瓦礫などで歩きずらい。人が集まる処で、群衆雪崩で圧死が起きる。同時多発で、火災が起きて、火災旋風が起きる。東日本大震災の時に、気仙沼で起こった火災旋風は、直径130m高さ230mだったという。食料や水は1週間くらいの備蓄をするように。防災グッズは、あらかじめ用意してまとめておき、いつでも逃げる時に、持って行けるようにする。トイレも1日5回行くとして、1人1週間分つまり35回分くらい用意しておくなど。
昨日、香港で1日4レース行われたGTレースで、日本馬が3レースで優勝した。香港ヴァーズを勝ったグローリーヴェイズは、GT初制覇。2着がラッキーライラック、4着がディアドラと、日本馬が上位に来た。最後の香港カップを勝ったウインブライドは、暮れの有馬記念に出走を希望して登録したという。アーモンドアイの出否はまだ決まっていない。どうなるか近日中に判るだろう。
ここの処、地震が多い。NHKの番組をやっていた先週もテレビに何度もテロップが出た。火山の噴火もあった。日本列島では、いつでもこういう事の繰り返した。そして、せわしなく、忙しく生活する日本人。国会も閉幕した、師走である。
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
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