断腸亭日常日記 2019年 10月

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


 10月5日(土) 晴 10461

 昨日は、みんなで晩餐会。今日は、シーラさんと会って、書いたものを渡した。一杯飲んで、ラグビーに合わせて帰ってきた。

 オトーニョ4日目は、フエンテ・インブロ牧場の牛で、エル・シド、エミリオ・デ・フスト、ヒネス・マリン。総評をいえば、牛が悪かった。交換になった2頭目の牛は、狂牛病の牛のように、走っていてよたついて転んでいた。薬を使ったのかもしれない。この日は、エル・シドの最後のラス・ベンタス。4頭目は、右角がブスカンドするように見えた。ファエナの初めは、ナトゥラルから始めたのはそのためだと思う。ビクトリーノ・マルティンの牛で、プエルタ・グランデした姿が重なる。華のない闘牛士なのに、ラス・ベンタスの観客は、牛に向かう姿勢を評価した。そういう観客の暖かさが、ファエナをするエル・シドに対して贈られた。レマテの後に、よろける牛。弱い牛だったが、丁寧にパセを繋いだ。剣が決まり、場内一周。レガーロの場内一周だ。これも引退を宣言し、最後のラス・ベンタスだから。あの頃の、ファエナを思い出しながら観た観客も多かったと思う。退場のときも、肩車され場内一周した。幸せな闘牛士だ。テンディド7には、"El Cid,torero de Madrid.Gracias"の垂れ幕がかざされていた。セビージャの闘牛士なのに、torero de Madrid を書かれたのは、やはり、サン・イシドロの活躍があったからだ。

 エミリオ・デ・フストは、ひょっとしたら、2頭目の牛の剣が決まっていたら、耳が出ていたかもしれない。闘牛場で観ていないので、その辺の微妙な感覚がいまいち判らない。良いファエナだった。普通にそう思う。感情が揺さぶられるようなファエナではなかった。が、しっかりやることをやった感じがした。5頭目の牛は、エル・シドに捧げられた。

 ヒネス・マリンは、牛に恵まれなかった。真面目にパセを繋ごうとしたファエナだった。感覚としては、ヒネス・マリンのファエナが1番好きだ。まだ、サン・イシドロのプエルタ・グランデのときにファエナの感覚を、1番感じた。牛が悪だけで、彼の闘牛士としての価値は、それほど落ちてはいないと思った。


 10月6日(日) 雨のち曇 4887

 眠くなっていつの間にか寝ていた。それというのも、時間にネットで、オトーニョの中継が載っていなかったからだ。それでも、気付いた時には、アントニオ・フェレーラのプエルタ・グランデが始まっていた。やっぱりなと、思いながら、PCで接続して初めから観た。カポーテが良かった。フェレーラは、若い時は、バンデリージャ打ち外連の闘牛をやっていた。恰好ばかりつけていてあまり好かない闘牛士だった。でも、初めてサン・イシドロでプエルタ・グランデをしたときは、カリキリ牧場の牛で、耳2枚切ったファエナは、凄く気に入った。

 そして、何年か前に、3年間の療養から復帰してセビージャの闘牛場でみせたベロニカには、感心し見惚れてしまった。そして、ファエナも外連味のない滑らかなムレタ捌きには、一皮も二皮もむけた感じで実に良かった。この3年くらいはずっと注目している闘牛士だ。この日5頭目と6頭目は、ビクトリアーノ・デル・リオ牧場の牛。5頭目は左角が良かった。ナトゥラルをするときの、間と、溜めが凄く良い。惹きつけられる。ムレタ捌きも滑らか。剣も決まり、当然の耳1枚。

 6頭目のファエナが1番良かった。珍しくポルタガジョーラから始め、ベロニカも良かったが、珍しいカポーテ技をやった。ラルガカンビアールのような感じで片手でカポーテを持ち、カポーテを動かして牛を誘い、頭の上で廻して、牛が向かって来たら、それを振り下ろしながらパセをした。何となく、オルテガ・カノがコロンビアの闘牛場でやった、カポーテ技に似ていなくもない。特に、頭の牛でカポーテを振ってから、カポーテを振って牛をパセするやり方はそれに似ている。バンデリージャ打ちでは、フェルナンド・サンチェスが沸かせた後、フェレーラも久々にバンデリージャ打ちをした。キエブロ。それから向かってくる牛をフェイントで交わした。牛は、観客に捧げられた。

 中央で膝を着いてタブラから牛を呼んでファエナを始めた。立ち上がって、力の抜けたようなナトゥラルが繋がると、「オーレ」の声が大きくなり、感情を帯びていった。トゥリンチェラも絶妙。デレチャッソも長いパセが繋がり、「オーレ」の声はさらに大きくなった。もう、耳2枚のファエナが続いた。観客はそれを待っていたし、望んでいた。しかし、剣がメディアで、デスカベジョが2回。これじゃ耳2枚にはならず、耳1枚が出た。場内一周の後、オンブロスが始まる。アレナになだれ込んだ観客は50人くらいいた。凄く多い人数だ。ビセンテ・アミーゴも観に来ていたアントニオ・フェレーラのウニコ・エスパーダ。興奮した闘牛士のミゲル・アベジャンが肩車してプエルタ・グランデに向かった。

 2頭目で、剣が決まっていれば耳が出ていただろう。4頭目は剣が決まったが、デスカベジョが決まらず、耳が出なかった。5頭目で耳1枚。6頭目で、剣がメディアで耳2枚が出ず、耳1枚だった。結果耳1枚が2回だったが、耳5枚の内容のファエナだった。カポーテも良く、ムレタも素晴らしかった。あー、観に行きたかったなぁ、アントニオ・フェレーラのウニコ・エスパーダ。外連と、外連味がないバランスが素晴らしく良かった。観客を楽しませ続けた。そして、技も感じた。素晴らしい闘牛だった。

 ラグビーワールドカップ、日本対サモアは圧勝した。これで3連勝。それでも、決勝トーナメント進出は決まっていない。最終戦のスコットランドに勝てば、文句なしで、全勝で進出が決まる。


 10月7日(月) 曇 11025

 東京は2日続いて、最低気温が20度を切った。北海道の北部では、最低気温が零下になったという。それでも、明日の予報は、最高気温が30度になるという。そして、土日にかけて、台風が来るようだ。

 昼食後、『若冲伝』を読み続けた。若冲の晩年の頃の部分を読んでいる。書いたのは、宝暦五年のことで、若冲が中心になった話だ。だからその頃のことは、関係が薄いので、今読んでいるのだ。本に出ているだけでも、多くの人が出てくる。これを一つひとつ調べていったら、面白いだろうと思う。

 オトーニョ最終日。アドルフォ・マルティン牧場の牛で、クーロ・ディアス、ロペス・チャベス、マヌエル・エスクリバノ。クーロ・ディアスのファエナを観ていて思った。力の抜けたパセに、「オーレ」がなり沸いていた。クーロのこうゆうパセは好きだ。フェレーラのパセに比べても、それはありだと思う。だが何だろう、デレチャッソのときの、足の位置や、その姿には、リキみのようなものを感じる。2000年頃のホセ・トマスは、クルサードするときに、顔に必死さがあった。でも、パセはリキみがなかった。前日のフェレーラのパセもリキみがない。滑らかだ。クーロのパセは、滑らかだが、リキみが感じられる。レマテの後の表情も、フェレーラやホセ・トマスの表情とは違う。やったというような達成感とまではいわないが、満足感と、どうだというような感じがある。それは、決して悪いことではない。でも、フェレーラやホセ・トマスの表情を比べると、ちょっと違うような気がする。ファン・モラのナトゥラルのような、驚きも足りなかった。もっと出来るでしょうと思う。クーロ。

 ロペス・チャベスは、フェレーラが相手にした前日のアドルフォ・マルティン牧場の牛のように、カポーテを左右に小刻みに振って牛の動きを抑えていた。こういうので、ラス・ベンタス闘牛場の観客は沸くのだ。でも、大事なのは、その後なのだ。エル・シドも、アントニオ・フェレーラも、コリーダ・ドゥーラ系の牛を扱うことに慣れている。ロペス・チャベスもそうだ。だが、上記二人との違いは、フィグラがやるファン・ペドロ・ドメク系の牛で闘牛をやることは、圧倒的に少ないこと。その差が闘牛の構成や質にも影響を及ぼしているような気がする。

 マヌエル・エスクリバノは、バンデリージャ打ちで、キエブロのビオリンをやった。いつ見てもそれは、凄いと思う。エル・ファンディが、2000年のサン・イシドロに、ノビジェーロで出た時に、ビオリンで2本もバンデリージャ打ちを披露した。ビオリンは、それまで、騎馬闘牛士のヒネス・カルタヘナがやっている技として知っていたが、それは騎馬闘牛であり、1本のバンデリージャ打ちだった。闘牛のバンデリージャ打ちでしかも、2本でやるというオリジナリティーに新しさを感じた。そして、ファンディを真似て、パディージャなどが2本のバンデリージャ打ちのビオリンをやった。それをキエブロでやるというのも、オリジナリティーを感じる。技は一つの事から、そうやって派生して新しい技が生まれるのだと思う。ただ、マヌエル・エスクリバノは、それ以上のことが、あまり感じられないのだ。


 10月8日(火) 雨のち曇 10484

 ノーベル賞が発表時期になって、iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥がテレビに出ていた。大学時代同学年の平尾誠二に憧れて、ラグビーを始めた。晩年の平尾に治療したのも山中だったようだ。研修医時代、滅茶苦茶怖い先生の下で、研修し何とか抜け出せないかと、大学院へ行き、それから3年間のアメリカ留学をする。実験のための実験送り返したらしていた時期に、担当教授から人はビジョンをもって進まなければといわれたという。今のモットーは、VWだという。どっかの車のマークみたいだが、Vは、ビジョン。Wは、ワークハード。一生懸命働くだけでは、目的も目標も見失う。10年後、20年後の患者を救う。その為の研究。

 自分の中でも、ビジョンを失うことなく、やって行こうと思った。人は汗を流すと気分も変わる。山中伸弥も、毎日ランニングをしているようだ。こっちは、散歩で汗を流す。今日も読書。先週の土曜日から始まった、『大富豪同心』で、江戸1番の両替商の孫が、金で同心になる。爺さんのゆうことは絶対と思っているその孫。口癖が、人生は死ぬまでの暇つぶし。呑気なもんだが、こんな気楽な気分で生きるのも良いのかもしれない。余裕というか、遊びがないと、息詰まる。本読んだりして、調べないとアイディアも出てこない。


 10月9日(水) 晴 10978

 昨日の夜、カレーを作った。玉ねぎを炒め、茄子を入れ、豚肉を炒め、湯を入れて、ブロッコリーとカリフラワーの細かく切ってある冷凍を入れ煮立ててから火を止めてバーモントカレーの甘口と中辛のルーを溶いて、それから少し火を入れて作った。それを今日の昼食で食べた。茄子も玉ねぎも美味しかった。ラグビー中継の、スコットランド対ロシア戦の前半を観て、散歩に出かけた。

 木村蒹葭堂という浪速の知の巨人と、呼ばれた人が江戸中期にいた。彼は20年ぐらいを日記に書いている。天明の大火の起った天明八年十月二十一日と二十九日の来客記録に、「伊藤若冲 戸田東三郎同伴来」と記入されている。戸田東三郎は、京の時計師をしていた人のようだ。天体観測のための精密な測量機器を製作した金工師らしい。彼の弟子から伊能忠敬が出たという。若冲の時代、西洋文化が医学をはじめ、博物学、などいろいろなものが入ってきた時代。

 山田風太郎の、明治物で出てくる、カラクリ儀右衛門の話が出てくる。今の東芝を作った人だ。もう江戸中期の段階で、カラクリ儀右衛門に繋がるような、事をやっていた。これは、国学の本居宣長や上田秋成、狂歌などや、落語の原型が出来てくる時代。凶作による飢饉もあり、幕臣が京や大阪に出張して、上方の文化も江戸に入って来る。そして、長崎からも西洋文化が入って来る時代。戸田東三郎と若冲の関係など図書館などで調べられるのだろうか?と、思っている。

 ノーベル化学賞に旭化成の吉野彰が受賞した。リチウム電池の原型を作ったという。


 10月10日(木) 晴/曇 12301

 朝、喫茶店でモーニング。新聞でノーベル化学賞受賞の記事を読む。それから図書館へ行く。昨日の夜、ネットで戸田東三郎を調べるが、早稲田大学の資料で、『牡羊図』があった。これも、測量機器関連の物。天文学者の麻田剛立の弟子、間重富という京の質屋が、戸田東三郎に細かく指示して作らせた測量機器。伊能忠敬が測量に使った機器の多くは、間重富が作らせたものだという。これ以上のことは無理かと思っていた。

 そうしたら、『真木和泉と田中久重』という論文というか文章があった。これが非常に面白かった。田中久重とは、つまり、からくり儀右衛門である。福岡の久留米の、鼈甲(べっこう)職人の長男として生まれる。弓矢を引くからくり人形や字を書くからくり人形で、全国を興行して廻る。字を書く人形は、寿、松、竹、梅の四字を書いたという。現存するものが久留米にある。久留米藩の贅沢禁止令で、興行が出来なくなり35歳で大坂に出る。大塩平八郎の乱で家が焼け、伏見に転居。43歳で、戸田東三郎に、天文数理を7年学ぶ。戸田の紹介で、土御門家(つちみかどけ)に、50両払い入門。50日通い、久重の名を貰う。土御門家は、安倍晴明の末裔で、陰陽道、天文学の家柄。

 49歳で、戸田東三郎が開いていた店を受け継いだようで、同じ長刀鉾町に、機巧堂(からくりどう)を開く。万年時計、懐中燭台、無尽灯など。この年、広瀬元恭の時習堂に入学。人物に惚れ込んで、末の妹を嫁がせる。同門の佐野常民、中村奇輔、石黒寛二らと親友になる。当時三都でいうと、江戸の伊東玄朴、大坂の緒形洪庵、京の広瀬元恭の蘭学といわれたという。佐野常民は、緒形洪庵の塾頭までやったという。

 広瀬元恭のところで、蒸気罐の原理を習得する。蒸気機関の模型の船を作り、蓮池に浮かべ、動き出し、「これでわれわれは、世界へ一歩ちかづけたのですね」という元恭に、「そうですね、これからあと九十九歩つめなければなりませんな」とカラクリ儀右衛門がいったという。京の誓願寺にて、蒸気船からくり興行。

 フェートン号事件以降、軍備増強していた佐賀藩は、清煉方設置。佐賀藩士の佐野常民は、広瀬元恭同門の親友に声を掛ける。火薬に詳しい中村奇輔、オランダ語の石黒寛二、そして、蒸気船の模型を作ったカラクリ儀右衛門。行くべきか?悩んで広瀬元恭に相談する。そのとき、広瀬は、あと九十九歩詰めなければといったことを指摘し、本物の蒸気船が作れるなら行くべきだと進言したという。長刀鉾町の機巧堂は、養子の儀右衛門にまかせ、店は明治までそこにあったという。佐賀へ行って広瀬元恭門下の四人が中心になって行く。

 幕府も開国が目の前に迫り、長崎海軍伝習を作り諸藩から人材を募集する。勝海舟、五代友厚、榎本武揚、西周などがいた。それにまじって四人と儀右衛門の息子も入っていた。倒幕を成し遂げた、薩長土肥。肥とは、肥前佐賀藩のことで、上野の山に立てこもった幕臣や白虎隊などを不忍池の対岸から大砲を撃ったのが佐賀藩だった。幕末のこの時期に、薩摩にも勝る清煉方など科学施設を持っていた。

 ともあれ、戸田東三郎とカラクリ儀右衛門が京都で結びついたのは、非常に驚いた。長刀鉾町に戸田東三郎が店を開いていたというのは、若冲の家から3分くらいのところ。時計師で、測量機器を作っていたというのは、若冲の身近なところに、最先端の技術があったことを意味する。ネットと、図書館で読んだ本からそれが裏付けられた。もっと、知りたい。そういう感じだ。


 10月11日(金) 雨 10932

 朝食後、『江戸あばんぎゃるど』を少し観て、新宿へ出掛けた。喫茶店で本を読んだり、街を歩いたりしていた。西口に出来ていたラグビーワールドカップのショップがあり、覗いたら、外国人が大勢いた。ラグビー観に来ているのだろう。昨日スーパーへ行ったら、売り切れで、棚が空になっている処があった。新宿のスーパーは、そんなことがなかったが、テレビのニュースでは、昨日今日で、台風に備えて、買いだめをしていて、売り切れの物が出ているようだ。ホームセンターは、通常の10倍の売り上げだという。

 12日横浜でやる予定のイングランド対フランスのワールドカップラグビーは、早々に中止になった。東京競馬場の土日も中止になった。京都は、明日の7時に開催の有無が発表される模様。最大瞬間風速60メートルが予想され、雨も長時間にわたって降ることが予想されている。首都圏を襲う、最大級の台風。電柱だけでなく、送電線の鉄塔の倒壊もあるのかもしれないようだ。停電もあるかもしれないという。3連休の真っ只中に、台風が直撃する。明日は、計画運休を発表しているJRや私鉄が多い。大手スーパーやファミレスも休業を発表しているところがある。どうなるのか?

 パコ・ウレニャとシモン・カサスは、ファン・ディエゴとのアポデラードの契約を解消する模様。


 10月12日(土) 雨 13155

 朝、朝食後、スーパーへ行った。ここは、午前中もやっているところで、雨の中でも結構人がいて、買い物をしていた。電車は動いているが、そんなに人は歩いていない。首都圏では、台風が来る前から降水量が凄く、川の水位が上がり、氾濫危険水位に達している所が、複数ある。荒川も危ない。神奈川では、ダムの水位が上がったので、緊急放水するという。伊勢では、道路が冠水している。これからが風雨が強くなる。これからは本番なのに、相当危険な状態になっている。セブンイレブンは、首都圏では全店舗閉店。ローソンやファミリーマートは、一部で営業している処もあるが、電車が全部運休しているので、商売にならない。客と従業員の安全といっているが、人が街にいないから、やらない方が良いのだ。千葉では竜巻が起こって、家が倒壊し、自動車に乗っていた人が、死亡した。16時をまわった状態でこれなので、上陸する夜には、凄いことが起こるかもしれない。今日だけで、15時までに150ミリの降水量を記録している。予報を合わせると、1日で、300弱の降水量になる。都心でこれだから、とんでもないことになるかも。

 ノーベル化学賞を受賞した、吉野彰は、小学校時代女性教師に科学の面白さを教えてもらったという。「 『ロウソクの科学』マイケル・ファラディー著の、ロウソクが燃える現象をもとに、炎の構造や空気の性質が平易に書かれており、「 『なぜ』に答える化学の世界への関心がかきたてられた」 「研究者としての頭の柔らかさと、諦めない心の両方が必要」 「壁にぶつかった時は、ありがたいと思え」(読売新聞より)


 10月13日(日) 晴 1740

 台風一過の快晴。千曲川が決壊、多摩川の堤防を越えて住宅地が浸水した。川越や福島、宮城、岩手も凄いことになっている。停電になっている処もある。釜石でのラグビーワールドカップは、中止が発表された。他会場は予定通り開催される。

 「主体と客体の関係の種類と同じ数だけの種類の空間が存在する。そこから、主体と客体に対して自らを定義する方法によって、空間の質が決定されることにもなる。」 「自然はこうした土地、則ち一番低くて平坦な土地について、日本に対して鷹揚(おうよう)でなかった。平坦な低地は全国土の一三パーセント、やや高い「台地」は一二パーセント、種々の「山麓地」が三パーセント、つまり全体で二八パーセントで、各種の耕作がその半分を、水田がそれぞれだけで三分の一を占めている。」 −−『空間の日本文化』オギュスタン・ベルク著より−−

 日本に留学して、仙台近郊に家族で住んでいたフランス人地理学者のオギュスタン・ベルクは、日本語も話せ、日本文化にも造詣が深い。東日本大震災のときも、日本及び東北の復興を願う気持ちを吐露していた。『空間の日本文化』で、指摘しているように、地理的に水害被害のリスクがあることや、地震のリスクがあることも想像される。

 今までなかったような、巨大な台風は、温暖化による異常気象で、これからも起こるだろう。オギュスタン・ベルクがいうように、国土の28パーセントの平地に住まざるを得ない上に、水田や山からは、多くの川がある。見るも無残な泥水に埋まった家々は、自然災害に対する虚しさを感じる。儚さがそこにある。これから日本対スコットランドのラグビーワールドカップがある。どうなるのか?どうして勝って欲しい。


 10月14日(月) 雨のち曇 10656

 日本はスコットランドに、28−21で勝った。やる気満々のガチンコ勝負。スコットランドのトライで始まったが、FWの頑張りで支配する。3トライとコンバージョン3つ決めて、21−7で折り返す。後半早々、福岡の2つ目のトライと決め、コンバージョンも成功し、28−7。それからスコットランドは、メンバーも交代して攻撃を仕掛ける。2トライ2コンバージョンを決め、28−21に詰め寄られる。残り時間は20分以上ある。攻守が入れ替わる激しい試合。消耗戦だ。最後は、防戦一方になるも、規律を守り、反則せずに守り続ける。最後の2分スクラムからFWがボールキープを続ける。肉弾戦は続いたが、不安がないが、目前の勝利に心が震える。時間を知らせる銅鑼がなり、ボールを外に蹴り出してノーサイドの笛が鳴った。五、四、三、二、一、ゼロと6万の観客はカウントを数え、勝った。グランドに選手が倒れたり、抱き合って喜んでいた。

 「日本は終盤、ゴールラインを背負ったディフェンスが続いたが、残り2分を切ったところで、ブレークダウンで相手ボールを奪取。観客の大歓声を受けながらフォワードがボールをキープし続け、試合終了の銅鑼とともに蹴り出して、新たな歴史をきざんだ。
 ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは試合後の記者会見で「試合の前に、台風で甚大な被害があったと聞いた。チームとして話した。今日の試合はタフな時間帯にそのことを思った。多くの方のおかげで今日の試合が開催された」と切り出し、「スコットランドは最初から真っ向勝負でフィジカルに向かってきて、拮抗する場面が非常にあった。私たちの最後まで諦めないところ、正念場でやりきることができた。ホームのW杯を感じながら戦うことができた。アタックという言葉はしばしばボール持っているときのことと考えると思うが、守備もやはり攻撃の一つだと思っている。トライがどこから生まれたか、ディフェンスラインから生まれたこともあった。できるだけキープし、試合のスピードをコントロールし、テリトリーを取ること、裏をかくこと、プレッシャーを与える、トラブルを与えること。もちろんトライされたので、彼らも我々に問題を与えた」と話した。
 リーチ・マイケル・キャプテン(東芝ブレイブルーパス)は「チームにとにかく勢いがあったので相手をストップできた。プラン通りプレーしたし、奪い返してさらに勢いがついたのが非常に重要」と話し、「日本ラグビーにとってもアジアにとっても、ティア2にとっても素晴らしい。準々決勝にいけるのは素晴らしい。次の相手について、これから準備を始める。今回の勝機は準備。毎回同じメッセージを発して、やりきることだった。来週勝つ気でいきます。負ける気なんてない」と南アフリカ戦に向けての抱負を語った。
 一方、スコットランドのレイドロー・キャプテンは「ともかく日本が称賛に値する。前半はボールを非常にうまくキープし、トライを挙げた。日本のような相手に28点も失うと大変なことになる。速いゲームになることは分かっていた。それが日本のやり方だからだ。それでボールをキープするように努めた。後半は(日本の)スキを見つけたが、28点も失うと常に追う立場になってしまう」と話した。
 日本はティア2(世界の第2グループ)に属しており、スコットランドや、日本がプール第2戦で破ったアイルランドは10カ国・地域の伝統国、強豪国からなるティア1(世界のトップグループ)。ティア2の国がプールで全勝するのも、プール1位となって決勝トーナメントに進出するのも史上初で、ティア2の国が1大会のプールステージでティア1の2チームに勝ったのも初めてだった。
 この試合で4コンバージョンゴールを決めた田村はプールステージ終了時点で最多得点(48)と最多ペナルティーゴール(10)の両項目でトップ、コンバージョン(9)は3位。最初のトライを奪った松島は今大会5トライ目でトライランキングのトップタイ、2トライを奪った福岡は通算4トライで3位タイにつけている。」(AERAより)

 朝、コンビニでスポーツ紙を4つ買ってきた。昔は、サンスポのラグビー記事が1番だったが、今は1番ダメだった。買う価値がない。巨人が優勝しているのに、報知新聞の方が良い。日刊スポーツと、スポニチの記事は読みごたえがある。

 競馬をやっていたら、読みたい本が読めなかった。『空間の日本文化』の2.空間は面的であるの遠近法の拒否。読んだ本だが、若冲の事を書いた後なので、改めて読んでみたいと思ったからだ。『なつぞら』の総集編をやっている。


 10月15日(火) 曇 11370

 奈良の菓子屋が、お寺に作った菓子を持って行ったら、「こんなに手入れたら、汚れますわ」と、いったという。せっかくの素材を手を入れることで、素材の良さが、出ないっていというような事を、「汚れますわ」と、いっているようだ。外連を嫌う心がそこにある。たぶん、何でもそうなのだろう。余計な飾りを入れない闘牛のファエナが好きだし、出来ればそういうファエナが観たい。

 ポンセのバンデリジェーロのマリアノ・デ・ラビーニャがサラゴサで大怪我をして、手術した。コヒーダの後、全く動かなかった。生死を彷徨ったらしいが、幸い命はとりとめた。さすがに、ポンセもガックリしているようだ。マリアノは、素晴らしいバンデリジェーロだ。しかし、彼も年を取った。腹が少し出て、動きも鈍くなった。彼がいつも考えることは、いかにポンセに、その牛の最良の状態で、ファエナまでもって行くかという事を、いつも考えている。それが、アレナで観ていて良く判ることだった。あれだけの仕事をするバンデリジェーロはなかなかいない。最近は、ミゲル・アンヘル・ペレラのバンデリジェーロたちの仕事も素晴らしい。マリアノは、アルバセーテだけでなく、ラス・ベンタス闘牛場をはじめ多くの闘牛場で愛された。バンデリジェーロを見る時の、ある基準になっているのが、マリアノだった。


 10月16日(水) 曇 10190

 台風から3日経っても、被害の全容が把握されていない。それだけ、広範囲で被害が多発している。堤防決壊で濁流の中の家々。水田が泥水に埋まっているところ。せっかく震災から開通した三陸鉄道が63か所で寸断された。マンションの地下にある電気設備が水没して高層マンションが、停電になってエレベーターも止まり、断水状態でトイレも使えないところ。翌日開催されたラグビーの日本対スコットランド。使われた横浜スタジアムは、川の遊水池がスタジアムの下にあり、川の氾濫が防がれたという。

 エリンギを作っている工場が水没し、数か月は難しいという。これは、エリンギに限らず、果物や野菜、コメにも影響があるようだ。麺とスープを作っている工場が水没して、150店が休業になるラーメンチェーンもあるようだ。長野、上越間の新幹線が使えず、金沢新幹線は、1〜2週間は運休になるようだ。死者も60人くらいでいる。酷いもんだ。国会では、台風被害などについて議論している。

 ラグビーの試合の日の夕方、買い出しに出ていたらシーラさんから電話があった。原稿を渡していたので、それを読んだ感想をいっていた。「斎藤さん、凄い」といっていた。面白かったと。台風の来ている間に読んだらしい。祇園祭の事や、若冲の事はもとより源内や応挙の事も。続きが読みたいという続編の希望もいっていた。それをする為には、本を50冊か100冊くらい読まないと出来ない。そういう事も考えなければならないのかも知れないと思った。ともあれ、嬉しい電話だった。賞を取るとか取らないとか関係なしに、読んで面白いといわれるのは、嬉しいこと。


 10月17日(木) 曇/雨 12095

 今日は本当に肌寒い。長袖でも寒いくらいだ。最近遅く寝ているので、遅く起きる日が続いている。あまり、良い事ではない。お天道様が上がったら、起きて沈んだら寝るとまで行かなくても、それに近い塩梅にしたいなどと思っている。が、なかなか上手くいかないのが人生。

 地方再生といわれて久しい。『ガイアの夜明け』で、にっぽんの宝物グランプリをやっていた。「にっぽんの宝物」主催者、羽根拓也。全国をほとんど手弁当で廻り歩いて、セミナーを開いている。本業は、企業向けの人材育成をやっている。毎年全国の各地方で、セミナーを開いて、そこで、生産者と、ホテル、シェフ、デザイナーなど異業種を会わせて、コラボレーションして、新しい製品を発表して、地方大会を勝ち抜けば、全国大会に出場。そこで、優勝すれば、世界大会に出場出来る。優勝しても、賞金は出ない。しかし、大会からヒット商品が生まれている。年収80万だったお茶の栽培農家は、今の年収は100倍になったという。月収5万だった酪農家は、年収1億2000万になったという。大会に出てホテルや企業から注文を受けるようになると、人生が一変するという仕掛けだ。

 羽根はいう。日本の地方は、隠された宝物がある。少子高齢化で、いいものを継いだり、それを生活の生業にできない人が増えてきている。メッチャクチャもったいない。売れる成功事例を作りたい。と、いう。番組では、島原のセミナーに出た栄木志穂(40)と、その父で島原特産の雲仙グリーンメロンを作る栄木正孝(66)。糖度18%以上で、3キロ以上ある。乗り気でない父は、地元の人に配るくらいしか生産していないという。娘にも、雑だからとメロン栽培を教えようとしない。

 しかし、生産過程で間引かれる摘果メロンなら使って良いといわれ、それをセミナーで知り合った、吉田嘉明(57)の酒蔵に持ち込む。用意されていたのは酒粕。メロンはウリ科だから奈良漬けにすればいいのではないかという考えだ。摘果メロンでも、充分デカい。皮ごと塩で漬け、それから酒粕で漬ける。果肉を甘酒と混ぜる。

 羽根「一事業者だけだと、どうしても限界がある。自分の持っている知識・経験をフルに活用しても、1は1。掛け合わされると、100になることがある。僕らでも予測できない物が生まれる。」 島原大会で、吉田屋と、えいき農園のコラボレーションは、摘果メロンの奈良漬けと、秘密兵器が、酒とメロンを合わせたカクテル。甘酒とメロンを合わせた2種類のカクテル。結果は準グランプリ。全国大会出場が決まる。父は大会に来ていたが、発表のときはいなかった。

 全国大会に向けて、完熟メロン30個を父は用意する。27チームが参加する全国大会。真ん中に完熟メロン、奈良漬け、甘酒と酒の2種類のメロンのカクテル。審査員から高評価を受ける。最後は、父の栄木正孝のプレゼン。「100年続く蔵元と、200年続く農家と、これからも守り続けていくために、このセミナーで出会い、新しい第一歩を踏み出しました。この新しい取り組みが、これからの日本を変える。日本の農業を変える、取り組みになればと願います」

 審査は、野菜・肉魚・スイーツ・など5部門に審査され栄木チームは、野菜/果物加工部門にノミネート。各部門1位だけが世界大会へ進める。グランプリは宮崎県の「雑穀フジッリ」。72歳の女性が手掛けたグルテンフリーの商品。準グランプリだった。しかしその直後、審査委員の一人が近づいてきた。シャングリ・ラ ホテルの日本支社長ケック氏。メロンを気に入り、ホテルで是非使いたいという申し出だった。娘の志穂は泣きながら、「お父さん、よかったね」と大きな声で父に言う。泣き崩れそうだ。笑顔の父正孝。親子に大逆転のドラマが待っていた。

 2か月後、東京シャングリ・ラ ホテルに、栄木正孝、志穂の親子と、吉田嘉明、羽根。29階にある老舗日本料理なだ万。コース料理の品書きに、雲仙メロン酒の文字。料理長自らが料理を提供する。正孝「こんな風になるなんて、夢みたいです。他の小さな農家でも、励みになると思います。「俺もこんな良いもの作っているんだ」って、「日本の宝物」に出て、賞もらって、その人がこういうところで、使ってもらえたら、農家にとってはチャンスですよね」料理長からは、来年もまた、新しい商品を作ってくださいと、エールを送られる。握手した手を、良い手をしてますねと、正孝がいわれる。

 羽根が10月から、『日本の宝物』をネット販売するという。雲仙に戻った親子。父が娘の為に、新しいハウスを用意する。『にっぽんの宝物』に出て考えを変えて、娘にメロン作りを伝授するという。話を訊く娘の横には、娘の長男もいる。他にもNHKで、『あなたの隣の奇跡』も地方再生のモデルをいろいろ紹介していた。北海道には、年収4000万の農家がゴロゴロいるところがあるという。農業がそれだけの年収があるのならやる人は増えるだろう。明るい未来になれば素晴らしいことだ。


 10月18日(金) 曇/雨 11162

 今日は昨日より肌寒い。一人で暮らすお爺さんの家が、台風で床上浸水し、孫がSNSで手伝いをしてくれる人を募集したところ、友人や知らない人が、手伝いを買って出て、泥などをかき出したりしたという。多くは孫と同じ高校生。正しいSMSの使い方だ。こういう困っている人に、手を貸す行為は素晴らしい。困っている人も勇気が沸くし、希望も見える。そして、人の温かみを感じる。

 昨日プロ野球ドラフト会議が行われて、注目の大船渡高校の佐々木朗希は、4球団の指名を受け、クジ引きでロッテに決まった。江夏豊以来の甲子園に不出場選手の4球団の指名だという。佐々木を指名しなかった、ソフトバンクは、去年大リーグで1位指名されたアメリカ人と6年契約して、長期育成計画を立てているため、佐々木が入団すると、2人の長期育成になるので、それを避けたという事らしい。日本ハムの栗山監督のところに入団して欲しかったが、それは叶わなかった。体を作って、大谷を超える166キロを投げたりして活躍して欲しいが、時間をかけた方が、良いようだ。

 『奇想の系譜』の若冲のところを読み返している。MEGUさんがいっていたが、読んでいて、面白かった。でも、読んでいてまだ終わらないで欲しいと思うような風に書かないとと。シーラさんは、コルバチョの事をもっと書いて欲しかったといっていた。でもそれは、闘牛のことを書く時にちゃんとしようと思っている。今回のあれは、あくまで切欠としてコルバチョの話を持ってきただけだ。コルバチョで始まり、コルバチョで終わるようにして、話はあくまで、若冲と源内と応挙の出会いを書きたかったのだ。気持ちは若冲が中心で書いたつもりだ。


 10月19日(土) 雨/曇 14746

 雨が降って寒い。タモリの歌番組にスピッツが出ていた。『なつぞら』の主題歌、『優しいあの子』を歌うためだが、スピッツって、多くのヒット曲を出しているのだという。カラオケの10曲が紹介されたが、何曲か知っている曲があった。それで、録画している『SONGS』のスピッツを観た。『なつぞら』の広瀬すず、草刈正雄、吉沢亮が出て、主題歌について語っていた。吉沢は、歌詞が良いといい、北海道の開拓者精神がある。草刈は、北海道といったらこれしかない。この曲を聴くとお爺ちゃんになる。皆さんゆわないけど曲を聴くとスイッチになる。広瀬は、優しい音楽だな。この空気感の中で、主人公のイメージを作ろうと思った。朝ドラ観ている時は、あまり意識しなかったが、確かに良い曲だと思った。

♪重い扉を押し開けたら 暗い道が続いてて
めげずに歩いたその先に 知らなかった世界
氷を散らす風すら 味方にもできるんだなあ
切り取られることのない 丸い大空の色を
優しいあの子にも教えたい ルルル…

口にする度に泣けるほど 憧れて砕かれて
消えかけた火を胸に抱き たどり着いたコタン
芽吹きを待つ仲間が 麓にも生きていたんだなあ
寂しい夜温める 古い許しの歌を
優しいあの子にも聴かせたい ルルル…

怖がりで言いそびれた ありがとうの一言と
日なたでまた会えるなら 丸い大空の色を
優しいあの子にも教えたい ルルル…♪  『なつぞら』主題歌 『優しいあの子』スピッツ 歌詞 : 草野正宗 より

 改めて、ドラマを観てみようと思った。ワールドカップラグビー準々決勝イングランド対オーストリアは、イングランドが圧勝した。投稿した賞には、464の作品の応募があったという。一次が、11月下旬。二次が来年の1月上旬。最終発表が3月下旬だという。

 マリアノは、食事が出来るようになったようだ。しかし、相変わらず非常に重い状態には変わりはないようだ。


 10月20日(日) 曇 11942

 木々は、葉の色を変えたり、散ったりしている。それでも、秋の花々が咲いている。紫色の花びらに黒い斑点がある花が咲いている。京都のお寺にもある花。何という名前か忘れたが、いつ見ても綺麗だ。京都では、三冠最後のレース菊花賞が行われた。皐月賞馬も、ダービー馬もいないし、東西のトライアルを勝った馬も出ていないレースになった。そうすると、皐月賞2着、ダービー3着のヴェロックスが押し出される形で1番人気になった。

 レースは、カウディーリョが逃げる展開。シフルマンは出遅れて逃げれず、スローペースになる。好位にヴェロックス、その後ろに、ワールドプレミア、最後方にディバインフォース。3コーナーから4コーナーにかけて馬群がつまり、最後の直線で、内からワールドプレミアとヴェロックスが抜け出しにかかる。そこに、サトノルークス加わり、外から最後方にいたディバインフォースが上がってくる。

 優勝は、ワールドプレミア。鞍上武豊。菊花賞5勝目で、最年少と最年長の記録を打ち立てた。そして、ワールドプレミアは、ディープインパクトとの親子制覇になった。2着サトノルークス、3着、ヴェロックス。4着に入ったディバインフォースが3着になると物凄い配当だった。横山典弘惜しかった。しっかり取らせて貰いました。ヴェロックスって、やっぱり安定しているが、何かが足りない。川田騎手が悪いわけじゃないだろう。馬の力が足りないのだろう。

 ワールドカップラグビー準々決勝第3試合が始まって、フランスがウェールズを、12−0でリードしている。夜には、日本対南アフリカがある。アメリカのメディアは、何度も何度も日本に恋に落ちたと書き、イギリスのメディアは、南アフリカ人以外は、日本を応援し、日本に勝って欲しいと思っていると書いている。それだけ、面白いラグビーをしているということ。台風被害もあり、あれ以降試合前に黙祷が捧げられている。何とか良い結果を出して欲しいと思う。今日は、ミスターラグビー、平尾誠二の命日。


 10月21日(月) 曇 8419

 昨日のワールドカップラグビー、日本対南アフリカは、3−26で惨敗した。前半は、3−5と接戦だった。ボール支配率も80%くらいあったが、シンビンで相手が1人少ない時のPKの3点だけ。モールは完全にダメだった。後半になって、モールに加え、スクラムとラインアウトは、支配された。ああなると、BKの攻撃が出来なくなる。MOMになった南アフリカのデクラークは、憎らしいほど良いプレーをした。SHなので、体は小さいが、タックルは強烈で、田村は足を痛がっていた。

 堀江は、試合後、出し切ったと、いっていた。ラックなどのからの連続攻撃しても、穴がない。スコットランドは、ほころびが出て、4人がオフロードパスを繋いで、稲垣がトライしたが、守備のときの間隔があくことがないので、厳しい試合になった。テレビの視聴率もどんどん上がり、昨日は、平均で40%以上あったという。日本シリーズをやっているに、視聴率で、ラグビーがプロ野球を圧勝した。それだけ、注目を集めた日本代表。数々の素晴らしい場面を思い出す。本当に良くやった。プロ化の話も協会の清宮副会長(プロ野球日本ハムの清宮の父親)が進めているという。

 昨日のラグビーの前に、NHKBSプレミアム、『宮本組 旦那たちの祇園祭』を、やっていた。神幸祭に携わる祇園町で商売をする旦那衆の話。明治初期に結成されたという。幕末のどんどん焼(禁門の変で起きた火事)で、山鉾町が焼け、何とか祇園祭を、後世に残さなければと思った、祇園のお茶屋の主人を中心に、結成された。お茶屋といっても、お茶を売る処じゃなくて、おそらく、客と舞妓などが会ったりするところだと思う。財力があってそういう事をや、みやこ踊りなどを演舞場で始めたのもその人のようだ。

 祇園祭の財政を支えた寄町制度が、明治になってなくなり、なおかつ、天皇が東京へ行ったこと、火事の後遺症と、廃仏毀釈の荒波の中で、そうやって祭りを支えようとした人たちが、あの当時の京都にいたことを知った。各鉾町にも、同じように、そういう事を考えて、行動した人たちが一杯いたのだと思った。


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

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