断腸亭日常日記 2019年 4月ー5月

--バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  --バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--

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 4月28日(日) 晴 10515

 良く寝た。朝食後、朝ドラの1週間のまとめを観て散歩に出た。寺に咲いているツツジの花が、枯れかかっている処がある。絵では決して描かないところだ。美しい花は絵になるが、枯れかかっている花は、絵にならない。赤紫色が薄くなり、花びらの外側から橙色に変色してきている。これも美しいと思う。若冲は、美しい花を描くが、こういう花は描かない。しかし、虫食いにあった病葉(わくらば)を描く。そういう意味で、観てすぐわかるものを描いたのだと思う。こういうのを書くのは、おそらく、物語だと思う。

 散歩中、自転車に乗った老夫婦が通りかかり、川を観て、水がないといっていた。それで気付いた。水が流れていない。もうちょっと下流は、工事をやっていて、水がせき止められて溜まっている。その関係で、川の水を止めているのだろう。そんなこと出来るのかと、予定外に水源のお寺の公園まで足を伸ばした。所々川に流れる水が、止まっている処があった。源流の寺の公園も多分止められているのだと思う。ほとんど水が流れていない。

 途中、きれいな藤の花が咲いていた。黄色い花も、白い花も名前は知らない花もきれいだった。京都の5月15日は、葵祭。藤の花が飾られる。戻ってきて競馬。今日は、京都競馬場で、平成最後の天皇賞春、平成最後のGⅠが行われる。晴れていて良馬場。たぶんルメールの1番人気フィエールマンが勝つだろう。エタリオウとユーキャンスマイルから三連複を買う。

 レースは、宣言通りヴィージュが逃げて、メイショウテッコン、ロードヴァンドールが続く。1000m59秒8の展開。離れた最後方を2番人気エタリオウ。向正面で、デムーロがエタリオウにゴーサイン。これじゃ直線たれると思った。4コーナーで外からフィエールマンが馬なりで並びかけ、直線はグローリーヴェイズとの叩き合い。それでも余裕を感じる。着差は首差だが強さを見せつけた。3着争いは、パフォーマプロミスとエタリオウだが、向正面で仕掛けた分エタリオウがたれてパフォーマプロミスが先着した。ルメール騎手は、自信でGⅠ3連勝。来週から東京競馬場で行われる5週連続の春のGⅠ戦線に弾みをつけた。ちなみに、NHKマイルは、1番人気が予想される、桜花賞馬グランアレグリアに騎乗予定だ。今年も、ルメールの優勢は続きそうだ。

 天皇賞は、先行した3頭は全部潰れた。1頭は競争中止。最下位とブービーだった。3200mにしては、ペースが早すぎた感じだ。8の日で、8番の馬が来るのは、偶然ではないだろう。同枠の9番を買っていたが、8は気づかなかった。これもしょうがない。

 今日の夜、BSでやる『京都浪漫』は、仁和寺の観音障壁画。ここは、遅咲きの御室桜がある処。まだ咲いているのだろうか?


 4月29日(月) 曇 10971

 曇っていて肌寒い。上野松坂屋へ再チャレンジした。ラーメンは期待外れだった。次に期待しよう。この前の『COOL JAPAN』で、手紙をやっていた。いろいろな便箋や封筒、それを手作りをする人など。でも、1番気になったのは、漂流郵便局というものだった。主に、死んでしまった人への思いをつづった手紙をそこで受け取り、展示するもの。芸術祭の一環で、それを考えた女性アーティストが、考えたもの。例えば、1年前に死んだおばあちゃんへつづったもの。

 「おばあちゃんの作ったおいなりさんが食べたいです。おばあちゃんの作ったみそ汁のみたいです。・・・もうすぐおばあちゃんの一周忌です。」などと書かれてある。そういうもう伝えることが出来なくなった人たちや動物たちへ、届けられない思いがつづられた手紙を、漂流郵便局が受け取り、棚に置く。誰でもが自由に見れる芸術作品。芸術祭の期間1か月の限定が、そのまま続くことになる。5年間で3万5千通の手紙が届いているという。

 こうした取り組みに共感して、イギリスでは期間限定の支社が開催されたという。感謝の気持ちをそうやってつづるのを観ると、グッと来る。消化できなかった気持ちをつづると癒される。中には、恨みの気持ちを書いた手紙もあるという。相手にそれを書くより、漂流郵便局へ書いた方が冷静になれるのだと思う。

 今日が平成最後の競馬。新潟のメイン新潟大賞典は、はまった。長い直線で、追い込み勢が脚を伸ばし、思った通りの結果になった。人気薄が来たので配当が高くなった。欲をいえば、3着と4着馬が逆ならもっと良かったが、それはそれ。

 昨日香港で行われたGⅠクイーンエリザベス2世カップで、日本馬が3頭が参戦した。松岡正海騎手騎乗のウインブライトが、1分58秒81のレコードタイムで優勝。初めてGⅠタイトルを取った。2着が、香港のエグザルタント、3着が日本馬リスグラシュー。武豊のディアドラは6着だった。松岡と武は土日の日本競馬じゃなく、香港遠征をして松岡が優勝した。この馬は、GⅠ馬になれると信じて乗ったようだ。何度もガッツポーズを繰り返していたようだ。嬉しかっただろうな。武と違って初の海外遠征でのGⅠ制覇。


 4月30日(火) 雨 15345

 昨日夜から降り続いている雨は、時々やんだりしたが、降り続いている。新幹線、空港、高速道路は混んでいて、近場の観光地も混んでいる。10連休の4日目。天皇の退位の儀が皇居松の間で行われた。今日が平成最後の日で、明日から元号が変わり令和が始まる。今日明日が雨予報。

 平成とは、といわれても思い浮かぶのは、オグリキャップに始まりミホノブルボンや、トーカイテイオーなど名馬が思い浮かぶ。そして、闘牛との出会いだ。セサル・リンコン、オルテガ・カノ、ホセリート、パコ・オヘダ、ロベルト・ドミンゲス、エンリケ・ポンセ、リトリ、などもいて・・・。そして、阪神大震災。同じ年に一連のオウム事件。ホセ・トマスの登場。近年では、東日本大震災を始め地震や洪水などの災害が思い浮かぶ。

 銀行の金利が、0.01%。仮に、1000万預けても1年で、1000円しか利子がつかないというのは、異様だ。92年スペインに行った時の銀行の利子は、14%以上あった。これも異様だが、もう少しまともな金利になるような世の中になって貰いたい。日本に住んでいて、使ったお金と同じくらいの金額をスペインで使ってきたのかも知れないくらい、スペインへ行き、闘牛を見続けてきた。平成は、競馬と闘牛の身近にあった。そして、野球はほとんど見なくなった。野球場にも行かなくなった。でも、大谷を観に行くようになってけど。

 日曜日の闘牛では、怪我が続いた。顔に角が入ったのもあった。怪我は闘牛にはつきものだが、あまり見たくはない。明日から、セビージャのフェリアが始まり、マドリードでも、コムニダのミニフェリアが始まる。

 ルメールは、月曜日の競馬で、1000勝目をあげた。史上最速での達成だ。来週から東京競馬場で行われる5週連続のGⅠで何勝するのだろう。NHKマイルには、桜花賞馬グランアレグリア。ヴィクトリアマイルには、ノームコア。オークスは、コントラチェック。ダービーは、皐月賞馬サートゥルナーリア。安田記念は、牝馬三冠などのアーモンドアイと、有力馬が続く。1番人気でGⅠ3連勝。少なくとも5週の内、3つのレースで1番人気が予想される。


 5月1日(水) 雨 16489

 昨日から降っている雨は、一時的に止んでも、まだ降り続いている。日が暮れると肌寒い。平成から令和にかわり、テレビでは特集番組を各局がやっている。皇居松の間で、剣璽等承継(けんじとうしょうけい)の儀が行われ新天皇になった。「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓います」宣言した。

 長沢芦雪が、独眼だったという仮説が、『十八世紀京都画壇』に書かれてある。独眼でなくとも、片方の目が非常に視力が悪かったのではという。師匠の円山応挙に3度破門されたという伝承があるが、最晩年の寛政七年(1795年)大乗寺襖絵制作で、呉春、源琦とともに重要な仕事をしていたという。奇想の画家で、『江戸あばんぎゃるど』を観るとユーモアのセンスがある人だ。応挙の上手いが格式ばった絵のつまらなさはない。だから、日本よりむしろ外国で人気のある画家のようだ。また、この呉春が出てくるが、応挙に弟子にしてくれと嘆願したが、応挙はそれを断り画友として付き合ったという。元々、呉春は与謝蕪村の弟子であった人で、師匠が死んで、弟子になりたいと申し出たという。でも、これを読むと応挙と呉春は、師弟関係とほぼ同じ状態になっていることがうかがえる。円山四条派などともいわれていたようだし。よく言われているのは、呉春は俳句を学ぶために、蕪村の弟子になったというもの。

 ともあれ、話を戻すと芦雪である。独眼であるとすれば、遠近感が判らないので、その描き方まで違ってくるはずだ。また、精神的には、それは応挙のように描くのは、飽きが来るというか、そういう風には、おさまり難いはずだ。また、『江戸あばんぎゃるど』を見直そうと思う。


 5月2日(木) 曇/晴 8761

 Dos de Mayo。昨日はメーデーだったが、そんなニュースは新天皇・令和のニュースにかき消された。マドリードは休日。ナポレオン侵攻にマドリード市民が蜂起した日を記念している。ゴヤが絵にしたそれ。だから闘牛も当時の服装で行われるゴヤ闘牛。そして、日本風にいえば、八十八夜である。

 朝ドラが観れるようにセットしていた目覚ましも止めて、ゆっくり起きてしまった。前の朝ドラ『まんぷく』総集編の後編をやっていた。松坂上野店で買ってきた、西山ラーメンを作って食べる。ニュース、サラメシを観たあと、『なつぞら』を観る。東京でなつと富士子は、なつの兄を探しに来た。ネットでは、GWもまた、泣かせるかとという書き込みがあるという。しかしきな臭い話になってきた。いろんな事が絡んで話が進むが、明日兄と再会する模様。

 イチローがマリナーズの会長付き補佐インストラクターに就任して、またユニフォームを着てグランドに起ちコーチなどをし始めた。菊池雄星は何も知らずにばったり会って、心臓が止まりそうになったといった。それでも、まだたくさん聞きたいことがあるので、野球以外のことも含めて一杯質問したいと、いう趣旨のことをいったそうだ。対戦チームのダルビッシュも、イチローへ駆けつけ、談笑したという。大谷ももう直ぐ復帰する。また、テレビ中継を観始めるだろうが、その頃には、スペインだろう。

 昨日夜中にNHKで『人体 驚異の巨大ネットワーク』4~7の再放送をやっていた。腸が健康や免疫力を高めている事などをやっていた。今の日本人は洋食などの食生活が主流になっているが、昔の食卓にのぼるものは、植物繊維が豊富な物が多かった。ヤンキースの田中将大がゲストで出ていたが、風邪や体調不良で、試合に出なかったことはないといっていた。それは、彼の腸が元気だからだという。ニューヨークでも、食物繊維が豊富な食事をしている。あるお寺の修行に来ている修行僧に、アレルギーや花粉症などが治ったという人たちが続出して、その理由が、精進料理で、1日20gの食物繊維を摂取したことに由来するのではという研究が発表された。田中のある食事には、1食で17gの食物繊維が含まれていた。なるほどと、思って観ていた。簡単にいえば、良い腸内細菌が活発に働くと、健康や免疫力が高くなるようだ。その為の食物繊維が必要なのだ。

 セビージャは、ホアキン・ガルドスが場内一周。アグアスカリエンテスで、フェレーラが耳2枚切った。


 5月3日(金) 晴/曇 13316

 セビージャでフリが、耳1枚、耳2枚取ってプエルタ・デル・プリンシペした。モランテ、フリ、ペレラの3人にガルシグランデ牧場。耳2枚取った5頭目の牛がブエルタした。Facebook では、テレビ中継を動画で流しているところがあった。ちょこっとしか観ていないので、ほぼ観ていないのと同じ。書き込みに、モランテのカポーテをほめたたえていた。

 ダイジェストの動画を観た。確かに素晴らしいベロニカだ。なめらかだ。セビージャのモランテファンは喜んでいた。でもこういう動画でモランテのやり方を観ると、どうしても違和感を感じる。ノビジェーロの頃から観ているし、モランテがセサル・リンコンからアルテルナティーバして、登りつめていた時を観ているからかもしれないが、どうしてもあの頃の、ベロニカが忘れられないのだ。タメがあり、カポーテの動きもモランテの姿勢も、美の極致のような輝きがあった。純粋に美しかった。一瞬を切り取っても、モランテのカポーテを象徴できる美しさがあった。あの頃、カメラをもって闘牛場で写真を撮っていたが、スペイン人に良く、モランテのベロニカの写真が欲しいといわれた。こいつ凄い闘牛士になって行くんだろうなぁと思ったものだ。ムレタもカポーテ同様美しかった。デレチャッソもナトゥラルも良かったが、特にナトゥラルが好きだった。

 ところがラス・ベンタス闘牛場のウニコで失敗して、それから心を病んでおかしくなった。今は、ドゥエンデの闘牛士のようになっているが、それは彼の本質からはズレている。僕が観たいモランテは、今のモランテではないのだ。それでも、耳3枚切ったフリのベロニカよりも素晴らしいベロニカだった。だから余計思うのだ、モランテよ、自分を取り戻せと。

 フリのことを少し書いておこう。手に低い長いパセを繋いで観客を沸かせた。セビージャの観客はこういうパセが好きだ。もう少年だった頃のように、バンデリージャは打たないし、ロペシーナのような型破りなカポーテ技をみせることも、少なくなった。このホームページは、実はフリがノビジェーロの時に、ラス・ベンタス闘牛場で、ウニコをやった日に開設している。それから日をおかずニームでアルテルナティーバをして闘牛士になった。だから、フリが闘牛士になったほぼ同じだけ、闘牛のことをこのホームページで情報を流しているいることになる。だからフリと同じ21年目である。だからそれなりに思い入れがある。フルの車が闘牛場に向かえば、それを追いかけて車やバイクに乗った女の子たちがキャーキャーいっていたのを思い出す。物凄いフィーバーだった。そんな状況でいつも闘牛場には父親が寄り添っていた。少年のフリには必要だったことだ。おそらく父親がフリを守っていたのだと思う。

 それが少しおさまってきた頃、アランフェスでフリを観た。偶然隣に座ったのが、アントニオ・コルバチョだった。そうホセ・トマスの育ての親だ。そして、メキシコで活躍したフリのアポデラードにという話がコルバチョに初めに来たという。しかし、コルバチョはそれを断った。フリは目の前で、牛から30cmもない処に立って、トレアールしてた。でも退屈だった。そのことをコルバチョにいった。コルバチョはその通りといっていた。緊張感がないフリのスタイル。ホセリートのような緊張感も、セサル・リンコンのような高揚感も、ホセ・トマスのような緊迫感もない。ただ牛の近くに立っていれるだけしか感じなかった。コルバチョは、そういう処をメキシコにいたフリに感じたんだと思う。

 昨日のファエナは、足を止めたままパセを繋いだり、腰をひねって長いナトゥラルを繋いでセビージャの観客を沸かせた。良くも悪くも、フリはモランテと違って自分を貫いてきた。その積み重ねが、セビージャでの6回目のプエルタ・デル・プリンシペに繋がった。今やモランテには、熱狂的なモランティスタが付いている。でも、どっちが良いんでしょうねと、問いたい。自分の出来ることを積み重ねることは難しいが、それが大事な気がする。モランテは本来、ドゥエンデの闘牛士ではないし、型破りな闘牛士ではない。クラシックなスタイルの美しさを体現する闘牛士だと思う。


 5月4日(土) 曇/雨 6937

 曇っているが、24度と暖かい。突然雨が降ったりしていたが、東京10レースは、大粒のヒョウが降って発想時刻が遅れた。変な天気だ。ゴロゴロ雷が鳴って、天気予報はあてにならない状態だ。そのあと土砂降りの横殴りの雨が降り続いた。結局、新潟と京都のメインレースの後、15時45分ごろ東京競馬場の10レース以降中止を発表した。こんな事初めてだ。

 夜中にセビージャのフェリアを観ようとしていたが、1番良かった最後のロカ・レイの闘牛を見過ごした。あとで、ダイジェストや、部分動画を観たが、尻尾を観客が要求していたことを知る。下山さんからセビージャの観客はロカ・レイの闘牛をトレアールしていないとみていると、フェルナンド・フェルナンデス・ロマンがいっていたことを書いたが、反応がないセビージャの観客を観るとそう思うのは、正統的な物の見方だと思う。

 今回のロカ・レイの闘牛に、反応したのは、色んな要素があると思うが、ホセ・マリア・マンサナレスの1頭目のファエナで耳1枚出そうとしていた観客のフラストレーションもあるのだと思う。ファエナも長いパセが続いていたしレシビエンドでしっかり決めたが、牛が倒れるのに時間がかかり、冷めてしまって耳要求をしなかった。最後のロカ・レイの闘牛は、ファエナの初めはロディージャをやり、長いデレチャッソのパセを繋ぎ、角度のあるパセ・デ・ペチョ。ナトゥラルも良かった。期待したセバスティアン・カステージャは、ヌニェス・デル・クビジョ牧場の牛が前脚をよく着く牛で、良いファエナにはならなかった。そういうモヤモヤをロカ・レイの闘牛が解消するように闘牛場が盛り上がったのだと想像する。何よりデレチャッソで長いパセを繋ぐタンダで盛り上がって、総立ち状態になる。セビージャの観客は、こういうパセが好きだ。現場で観ていたわけではないので、こうだと言い切れないが、そう想像する。尻尾が出ていたらプエルタ・デル・プリンシペだった。


 5月5日(日) 曇 10249

 昨日の変な天気から今日は、晴れたり曇ったりで25度の夏日になっている。

 東京競馬場のNHKマイルカップは、1番人気は、ルメールのグランアレグリアが、1.5倍。単勝支持率50%である。レースは、内枠の馬が先行してハイペースで進んだ。番手にグランアレグリア。ちょっとかかっているようにも見えなくはない。直線壁になって外に出そうとするが、3番人気ダノンチェイサー、2番人気アドマイヤマーズがいて、グランアレグリアとダノンが接触する。直線の叩き合いは、外にいたアドマイヤマーズが抜け出し、ケイデンスコールが2着、カテドラルが3着、4着がグランアレグリア、5着がダノンチェイサーで入選。審議のランプが付いた。対象は、グランアレグリアがダノンチェイサーの進路を妨害したというもの。

 死角はないと思っていた、グランアレグリアは、朝日杯の時と同じくデムーロのアドマイヤマーズに屈した。そして、審議の結果4着に入線したグランアレグリアがダノンチェイサーの進路を妨害したとして5着に降着し、ダノンが4着に繰り上がった。この馬強いが、女の子。乙女の繊細さが出たようだ。ルメールは・・・。

 昨日のセビージャは、ビクトリーノ・マルティン牧場で、アントニオ・フェレーラ、マヌエル・エスクリバノ、エミリオ・デ・フスト。フェレーラの1頭目は、ブスカンドするし、返りの早い牛でやりにくい。それでも、立ち位置が良かった。2頭目の牛で、耳1枚切ったが、重要なのは、1頭目の牛を扱えたところだと思う。あれが出来れば、2頭目の牛は簡単だ。剣が決まって耳1枚。それよりも良いファエナだったのは、エミリオ・デ・フストの1頭目。長いパセが繋がった。でも途中、ちょっとなぁと思う処があった。剣さえ決まっていれば確実に耳1枚取れていただろう。

 マヌエル・エスクリバノは、どうなんだろう?ポルタガジョーラで、トリルの辺りを牛が戻ったり止まったりしているが、カポーテを振って誘わない。声でしか誘わないのだ。牛の目は遠くで物体を判別できないのに、全く動かず、声だけを出して牛を誘うっているのは、判ってないってことじゃない。間延びした時間が無駄に過ぎるだけ。2頭目は、良い牛だったが、それを扱えない。トレアールのやり方が、おかしい気がする。カポーテも、バンデリージャ打ちも、ムレタも、理解していない処でやっている気がする。良い牛の時はそれでも良いだろうが・・・。この2頭目の牛を扱えないから、観客の意見がディビシオンで分かれるのだと思う。そういう処は、エミリオ・デ・フストにも感じる処がある。判っているのは、フェレーラだけだと思った。

 今日はギジェルモ・エルモーソ・デ・メンドーサのアルテルナティーバ。父親のパブロ・エルモーソ・デ・メンドーサから受ける。満を持しての登場だ。


 5月6日(月) 曇一時雨 13505

 曇っていて気温は高めだが、雨が降りような変な天気。朝方雨が降ったりして、時々雨が降っていたようだ。十八世紀京都画壇で、黄檗宗の影響が強いことは前にも書いたが、東京都美術館でやった『奇想の系譜展』の中で、白隠の絵があったが、彼の絵の影響も黄檗宗の影響である。若冲の売茶翁もまた、黄檗宗。応挙もその弟子の芦雪もその影響を受けたし、池大雅も、蕪村もまたそうだという。白隠の弟子の彗梁(とりょう)は、超宗派の禅道場を開設し、禅の精神の復興に貢献したという。

 ルメールは結局降着により16日間の騎乗停止処分を受けた。これにより、ヴィクトリアマイル、オークス、ダービーに騎乗できなくなった。つまり、ダービー最有力馬と思われている、皐月賞馬サートゥルナーリアには、騎乗できなくなった。さて、誰が乗るのか?もともと騎乗していたデムーロ?それとも日本人騎手?角居厩舎だからという事はないだろうけど、デムーロに依頼するだろう。他に決まっていなければ・・・。また、オークスの有力馬コントラチェックは、前走乗っていた丸山騎手になるのかもしれない。と、思っていたら、5日のうちに、初来日中でブレークしているオーストラリア人のダミアン・レーン騎手に乗り替りが発表された。なるほどなと思える選択だ。ルメールは絶好調と思える結果をGⅠで残していたが、ガツンとどん底に落ちるような出来事が起きた。良い時ほど、注意しなければならないという教訓だ。そのルメールは、今日船橋競馬場(地方競馬)で行われた、かしわ記念でゴールドドリームに騎乗して優勝した。インタビューで、「昨日はミスして申し訳ありませんでした」と謝罪した。なお騎乗停止は、5月11日から5月26日までであるので今日騎乗できた。

 セビージャのギジェルモ・エルモーソ・デ・メンドーサのアルテルナティーバ。フェルミン・ボオルケス牧場の牛があまり良くなかった。ギジェルモは、初めの牛では、剣刺しがダメで耳が取れず。パブロ・エルモーソ・デ・メンドーサは、2頭目で強い耳要求で場内一周。レア・ビセンスは、耳要求で場内一周。最後でギジェルモが耳1枚を取った。取りあえずホッとする結果が残った。だが、牛のせいで演技は、輝きが感じられないものになったのは残念だ。今年ラス・ベンタス闘牛場でコンフィルマシオンをしないのは正解だったかもしれない。


 5月7日(火) 曇 16710

 やっぱり変な天気だ。朝は晴れいて、気持ちがいい。それでもちょっと肌寒い。新宿の本屋に寄ったが、検索した本はなかった。それから銀行を行ったり来たり。トランプが、中国の関税を10%から25%に上げるとTwitter でつぶやいたら、アジア、ヨーロッパ、アメリカの株価が下落して、円高になった。とんだ10連休明けの株式相場になった。日経平均も下落した。

 セビージャは、ファン・ペドロ・ドメク牧場の牛で、モランテ、ディエゴ・ウルディアレス、マンサナレス。モランテはセビージャの暖かい観客の後押しで、やる気を出していた。でも、牛がそれについてこなかった。中継動画を観て、下山さんに連絡した。その前後に闘牛場にいることが判った。モランテのやる気って、若い頃のそれとは違う。あの頃は、全身にやる気が形にとして表れていた。あの頃と比較すると、雲泥の差。今は、たるそうに出てきて、表情にも態度にも直接的には出さないようにしている。だから最近のモランテしか知らない人は、またやる気のないモランテと判断してしまう。

 下山さんは、マドリードから来たアフィショナードが、やる気のない闘牛士に、やる気のない牛。と、いっていたと。マドリードのアフィショナードは、今はモランテの見方は固定されている。あのウニコの失敗以降それが固まった。テレビ中継には出ないなどというのも、マドリードに出たくない言い訳かもしれない。それでもモランテは変わらない。牛は、力強さがない。膝が折れる。ちょっと走ると、バテて動かなくなる。ファン・ペドロ・ドメク牧場の牛は、突進していかなければ、らしくない。そのらしさがない牛が多かった。こんな牛でモランテのやる気は、空回り状態。あんなもんだろう。でも、闘牛場は沸いた。下山さんは、マドリードのアフィショナードの言葉にガッカリしていた。が、マドリードのアフィショナードは、だいたいがそんな感じだ。でも、大事なのは、良いファエナをすれば、手のひら返しで、賞賛、絶賛する。要は、良いファエナを見せれば良いのだ。

 ディエゴ・ウルディアレスは、2頭目で耳を取るのかと思った。ビックリしたのは、ムレタ捌き。以前は非道闘牛ばかり観てきた印象で、ちゃんとムレタ捌きを観ていなかった気がした。あの力の抜けたようなムレタの動きは、一瞬違和感を感じるが、なんか魅かれるものを感じた。でもな、剣が決まったら笑えよと思った。性格が真面目なんだろうなぁ。余裕というかそういうものがない。あそこでにっこと笑ってポーズを取れば、観客は拍手を打つ手が強くなるはずなのに・・・。耳要求が出たが、場内一周。余裕というか遊びというか、そういうものがあると良いなぁと思った。

 マンサナレスは、変わらない。パセを通す時の牛は、相変わらず50cm30cm体から離れて通る。それでも、右手のパセ・デ・ペチョは長く角度がある。良いファエナをすれば、確実に盛り上がる要素がそこにある。剣刺しも素晴らしい。気づいたことがある。3年前にTHさんと一緒に観た時は、タンダのムレタッソは3回やってパセ・デ・ペチョだった。今は、はるかに多くのパセを繋いでレマテをやっている。ここに現在の闘牛のファエナの現状が反映されているのではないかと思う。パセの数が多くなってきたのは感じる。

 下山さんに、今動画見てんですか。何で観ているのかと質問された。Facebook で観ているというと、何処でといわれた。昔では考えらないが、インターネットでそれが出来ることは、良い事か悪いことか判らないが、東京で、生中継の闘牛が観れるのは楽しい事だ。


 5月8日(水) 晴 12598

 ニューヨークの株式市場は、200ドルの値下がりから始まり、300ドル400ドル500ドル650ドル近く下落し、前日から473ドル下落で取引を終えた。ドルは110円を切りユーロは124円を切った。日経平均も350円値下がりした。

 MMT(現代貨幣理論)というのがある。国家の債務がいくら多くなっても大丈夫という考え方。この良い例が、今の日本だという。国家債務が1100兆円を超えているのに、破綻しない。アベノミクスの事を言っているのか?しかし、これは低金利政策があって初めて成立する。インフレになり、金利が上昇するすれば、一気に財政破綻しかねないリスクがある。MMTが正しいのか間違っているのかは、これからの国家予算など運営にかかっているのだろう。財政再建って本当にやる気があるのだろうか?と、思うことがある。

 チャンピオンズリーグ準決勝リバプール対バルセロナの2戦目はリバプールのホームで行われた。1戦目は0-3でバルセロナが勝ち、バルサ有利の状況で、リバプールは、4-0で勝利して逆転で決勝進出を決めた。メッシもスアレスも決め手を欠き、守備は崩壊した。信じられない敗戦は、去年と同じことを繰り返した。リバプールのクロップ監督は、選手を絶賛し喜びをかみしめた。「一人一人の選手がヒーローだったと主張し、「私はそれを言って罰金を払うことになっても構わない。彼らは(『F』で始まる過激ワードを付けて)メンタルの怪物だ」と、3点差をひっくり返した不屈の精神を称えた。」(ゲキサカ)

 大谷翔平がついに復帰した。3番DHで5打席で4打数無安打1四球2三振打点1。2打席目で遊ゴロで打点をあげた。チームも5-2で勝った。オースマス監督は明日も、3番DHでの起用を明言した。

 セビージャは、エル・ピラール牧場の牛で、ペペ・モラル、アルバロ・ロレンソ、ヒネス・マリン。ペペ・モラルの顔ってどこかで見たことがあるような顔だ。闘牛士ではなく、一般のスペイン人が日常で見せるような表情をする。ファエナは印象に残らなかった。アルバロ・ロレンソは、非常にまともな闘牛をする。若い。パセが途中で詰まった時、風が吹いた時、問題がある。でもそれは、若い闘牛士が良く指摘されること。経験を積めば、対処の仕方を覚えるだろう。華はないが、真面目にクラシックなスタイルの闘牛を続けている。剣が決まれば耳が出ていただろう。フェルナンド・ロサノが映っていた。多分彼のアポデラード。フェルンドも同じような闘牛士だった。90年のサン・イシドロでプエルタ・グランデした。カサ・ロサノは、このフェルナンドと、セサル・リンコン、ビセンテ・バレラ、セバスティアン・カステージャ、今確かフリのアポデラードをやっている名前を忘れてしまったロサノの二人が中心になったようだ。親の代から変わった。ラス・ベンタス闘牛場の興行権を持っていた時代とは違うが、良い闘牛士のアポデラードになっている。そして、アルクルセン牧場は近年サン・イシドロ大活躍。ヒネス・マリンは、不発。牛が良くないが、落ち着きのある。ゆるやかで柔らかいチクエリナ。スペイン語だとテンプラールなチクエリナは素晴らしかった。ムレタの構え方も形もサン・イシドロのプエルタ・グランデを思い出す。

 『美の壺』で京の茶碗をやっていた。昔の京焼は、各地の職人がその土地の土を持ってきて、京都の土などと混ぜて作っていたという。だから、職人の技が集積して出来たといっていた。燿変天目にしても、織部にしても、日本人は完ぺきなものではない、崩れたものに美を見いだしてきた。そういう物が、今の京焼にも生かされている。西陣織の柄を取り入れたり、染付を水で洗い流して余計な色を落とす、その作業から色付けを発想したり、京都の土地で、文化を交わらせて作っている。

 そういう物は何も焼き物だけではない。絵でも同じで、光琳の『燕子花屏風』もまた同じだし、若冲も同じだ。最後に出てきた新宮さやかの枯れ行く花びらをイメージして作った茶碗は不思議や生命感が溢れる。異形の茶碗。若冲の病葉(わくらば)を超えるような感じだ。枯れて行く美しさを表している。これも女性的な感性なのだろう。こういうのを面白いと感じるのが、やはり日本人なのだと思う。それにしても、この前、寺の枯れ行くツツジを観て、これは絵に出来ない。物語になると思ったことを、茶碗にするとは、かなりの驚きだ。しかも、花びらには、若冲の病葉の虫食い跡のような穴まで空いていた。


 5月9日(木) 曇 10862

 また遅く起きた。食後、上野へ向かう。国立博物館の『東寺展』『美を紡ぐ日本美術の名品展』を観た。宗達の『西行物語絵巻』はビックリした。こういう絵を描くのかと思った。どうしても、光悦との合作や、『風神雷神図屛風』の印象が強いので、その違和感が凄かった。芦雪の巻物、若冲の押版?は、いくつか見たが、これは、その技法では出せないだろうと思い、混乱した。永徳の屏風絵にはほとんど興味が行かず、雪舟の水墨画には感心させられた。応挙の『牡丹孔雀図』には、若冲の影響を感じた。大雅より、蕪村の絵の方が好きだ。光琳は大和絵風で、乾山は焼き物風の八橋を描いていた。大観の龍の絵は下手だと思った。特に目がなぁ。『東寺展』は空海の曼荼羅や真言密教の世界がいろいろなもので表現されていた。終わって、松坂屋へ行って、利尻ラーメン味楽を食べて帰ってきた。

 今日から来年の東京オリンピックの切符の申し込みが始まった。アクセスがしづらい状態だという。面白いよなぁ。おそらく何十万枚もの切符をさばくために、準備をしてきたのに、こういう状況になる。ラス・ベンタス闘牛場の切符を初めてインターネットで受け付けた時も、全然思うようにならなかった。規模はもっと凄く、知恵だって一杯出しているはずだ。

 円高はすすんでいる。ニューヨークの株価は少し前日比で値上がりした。が、日経平均は、下落している。

 ここ何日かセビージャの闘牛をインターネットの中継動画で観ていて、気付いたことがある。闘牛場では感じなかったことを感じている。それはここ何日かで学んだことだ。驚いたことに、闘牛場で観ている時よりも、気付いたことが多かったこと。セビージャはミックス闘牛。ロス・エスパルタレス牧場の牛で、ディエゴ・ベントゥラ。ドミンゴ・エルナンデス牧場の牛でエル・フリ、カジェタノ。ベントゥラは、何かが合っていなかった。キエブロでバンデリージャ打ち出来なかったり、牛とも合っていないし、ひょっとしたら馬との呼吸も合っていなかったのかもしれない。フリは、1頭目の牛は非常に良い牛だった。途中物凄く良いタンダがあった。でも、もっと出来るだろうと思った。次のカジェタノファエナを観ていて、フリって全ての動きが硬い。硬直しているような感じがした。滑らかさという物を感じないのだ。右手から左手へ、ムレタを持ちかえる動き一つとっても、そうだ。その前のムレタの振り方にもそれは感じる。この牛なら耳2枚のファエナが出来たはずだが、それも出来ず。距離感が判らないんだろうなぁと思う。メリハリがない。不満が残るファエナだった。おまけに剣刺しはダメだし、デスカベジョはひどいものだった。カジェタノは、耳要求で場内一周が2回だった。立ち姿やカポーテ、ムレタの振り方など、フリに比べてみれば、なめらかだし優雅さを感じた。


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