断腸亭日常日記 2018年 4月 その1

--バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  --バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年、2014年、2016年、2017年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行、2014年5月6月、7月の京都旅行、2015年6月京都旅行、9月奈良・京都旅行、11月京都・滋賀旅行、2016年11月京都旅行、2017年9月京都旅行、11月の奈良・滋賀・京都旅行高野山・京都旅行滞在日記です。

99年4月15日~5月11日 5月12日~6月4日 6月7日~6月10日 2000年4月20日~4月29日 5月1日~5月14日
5月15日~5月31日 6月1日~6月15日 6月16日~6月29日 2001年4月19日~5月3日 5月4日~5月17日
5月18日~5月31日 6月1日~6月11日 6月12日~6月22日 2002年4月16日~4月30日 5月1日~5月15日
5月16~5月31日 6月1日~6月13日 2003年4月16日~5月24日 5月25日~6月10日 6月12日~6月26日
2004年4月14日~5月7日 5月8日~5月31日 6月1日~6月17日 2005年3月31日~4月24日 4月25日~5月22日
5月23日~6月16日 2006年4月13日~5月6日 5月7日~5月29日 5月30日~6月19日 2007年4月20日~5月19日
5月20日~6月16日 2008年5月13日~6月16日 2009年5月25日~6月6日 6月7日~6月12日 6月13日~6月22日
6月23日~7月3日 7月4日~7月21日 9月24日~10月2日 2010年5月29日~6月7日 6月8日~6月26日
11月14日~11月26日 2011年3月5日~3月17日 7月20日~7月31日 8月1日~8月22日 9月14日~10月3日
 11月21日~11月27日 2012年 4月2日~4月22日 11月1日~11月13日  12月4日~12月11日 2013年 4月18日~5月4日
 5月5日~5月13日  5月14日~5月24日 10月1日~10月29日  11月25日~12月6日  2014年5月31日~6月23日
6月24日~8月19日  8月24日~9月2日 2015年6月17日~9月20日 9月22日~11月19日  11月20日~12月31日
 2016年4月4日~5月2日 5月3日~5月20日  5月23日~6月1日  6月2日~6月20日  9月1日~9月15日
 11月16日~11月30日 2017年 5月8日~5月21日  5月22日~5月31日  6月1日~6月12日  6月13日~6月27日
 8月27日~9月11日  10月30日~11月12日  11月13日~11月26日  2018年1月1日~1月16日  1月17日~2月2日
2月3日~2月15日   2月16日~2月25日  2月26日~3月16日  3月17日~3月31日  4月1日~4月9日

 4月10日(火) 晴/曇 10655

 ♪ボインはぁ~ 赤ちゃんが吸うためにあるんやでぇ~ お父ちゃんのもんとちがうんやでぇ~♪(嘆きのボイン)小学生の時にこの歌を聴いたとき、ビックリした。乳房をボインという表現をしたのもそうだが、それが赤ん坊の為だけでなく、お父ちゃんの為にもあることを知ったからだ。さらに、♪おっきいのんがボインなら ちっちゃいのんはコインやでぇ~ もっとちっちゃいのんはナインやでぇ~♪この頃は、ナインとかボインとか良く言った。そして、中学の入学式で3年生の生徒会長が、新入生の歓迎で、なんとこの歌を歌ったのには、さらに驚いた。教師などがいる中で、堂々と歌った。汗が出る思いだったが、大人への架け橋になっていくのが中学生になるという事なのだと感じた。『嘆きのボイン』を作りそれを歌った、月亭可朝が死んだと昨日発表された。80歳だったという。ゴリゴリの阪神ファンで、そういうネタも寄席でやっていた。いまだに日本語に残る、ボイン、ナインという言葉。そういう意味で月亭可朝は大きな影響を残したといえるだろう。

 昨日、サッカー日本代表ハリルホジッチ監督の解任を発表した。1%でも2%でもワールドカップで勝てる可能性を考えたと、田島幸三会長が会見でいった。後任は、西野朗。ワールドカップ開幕まで2か月の時期に監督の交代はどうなんだろう?ハリルのサッカーが日本人には合っているないという意見が多い。西野監督は、オリンピックで「マイアミの奇跡」を起こした。ブラジルに1-0で勝った時の監督。それが良いのかどうか分からない。

 大谷翔平は、アメリカンリーグの週間MVPの表彰を受けることになった。「大谷は球団を通じて「アメリカン・リーグのプレイヤー・オブ・ウィークに選ばれて光栄です。支えてくれた球団スタッフとチームメイトにお礼を申し上げます」とコメントした。」(スポニチ) 「ネット上では#GOATani(GOAT=Greatest Of All Time=史上最高の意、と大谷を掛け合わせた造語)というハッシュタグがあふれ、この日の投球にちなんだperfectani(パーフェクトと大谷を合わせた造語)という言葉も誕生した。」(日刊スポーツ)

 驚異の大谷翔平フィーバーは、怪我がなければ続くだろう。しかし、先発翌日休養日。DHで先発が4試合の後、休養日。そして、先発。中6日の先発とその間に休養日を挟んでDHの出場で疲れが取れるのだろうか?その辺は、医療スタッフなどがメンテナンスなどをしているらしいが・・・不安といえば不安も大きい。

 セビージャの闘牛は、ロマンが酷いコルナーダを受けた。筋肉の損傷もそうだし、動脈か静脈を切ったようなケガ。すねにああいう角傷を受けるのは、初めて見た。サン・イシドロには出てこれるのだろうか?ペペ・モラルが耳で、クーロ・ディアスが場内一周が2回。剣刺しがダメだったようだ。ファエナはダイジェスト観たが良かった。もっと出来るはず。ペペ・モラルは、ナトゥラルが良かった。


 4月11日(火) 曇 12704

 今日は風が強い。凄い音を立てて吹くときがある。伊勢丹に行って、念願のバーミキュラを買う。対面販売をしていていた人は、おそらく愛知ドビーの人だろうと思う。使用方法や使用後の片付け方のだとを説明してくれた。このホーロー鍋を買うとレシピ本が付いてくる。18cm用の基本になる本と、14cmの物を買ったのだが、それ用のレシピ本の2冊が付く。Amazonで購入者の評価の処を読んでいたら、本が付いてくることを知っていたが、2冊も付いてくるとはびっくりだ。このまま水を入れ水蒸気の出具合を確認して中火を探そうと思う。使うのは、それを確認して本を読んでから。

 昨日、NHKを観ていたら五木寛之が出ていた。そこで、禅などの呼吸法について言っていた。呼吸法は、まず、息を吐くことから始まる。ちゃんと息を吐くと、自然に息を吸う事が出来るという。これは、去年、高野山へ行って阿字観をやった時に、まず初めに息を吐くことを始まることを言っていたが、同じことを言っているんだと思った。阿字観にしても、禅にしても、ここが肝だ。実際、阿字観をやっていると、座ってやっているのに、汗が出てくる。動いていなのに、有酸素運動をしているような感じだ。


 4月12日(木) 晴 6760

 夕方、病院へ行って処方箋を貰い調剤薬局で薬を受け取る。歩いて帰る途中で、今日発売の『Number』大谷翔平 夢の始まり。を買ってくる。今日はヤンキースの田中将大が先発だったため、BSの中継はこれだった。大谷翔平が観たので何故エンジェルスの試合をやらないんだと思った。大量点を貰っていながら、満塁ホームランを打たれたりで、マー君は良い処がない。それでも5回を投げたので、6失点でも勝ち投手になった。こんなのやめて、大谷観ようよ!途中何度も大谷情報を映像付きで流していた。左投手先発でも8番DHで先発して、5打席目で初めて左投手からタイムリーヒットを打って先制した。デッドボールの乱闘観ても面白くない。

 部屋に帰って、バーミキュラで初めて作った無水料理を食べた。野菜の甘みが出ていて美味しかった。大事に使って料理を続けようと思う。明日はたぶん、トマトをベースにしたカレーでも作ろうと思う。

 セビージャの闘牛をちょっと見た。耳を取ったパブロ・アグアドは、剣刺しがピンチャッソの後も完全には決まらなかったが耳1枚出た。若い闘牛士に対するレガーロの耳だ。セビージャの優しい観客に応えて、これから頑張って欲しい。ハビエル・ヒメネスはダイジェストだけを観た。映っている処ではまあまあだったが…。ラマ・デ・ゴンゴラは、うーん。頑張ってくださいって感じ。


 4月13日(金) 晴 9521

 新宿へ行って用事を済ませて夜、帰ってきた。スーパーで買い物。そして、今日開店のスーパーも見た。今日開店したスーパーは人が一杯で、前からある店はすいていた。これからどういう風に人が流れるのか興味深い。今日もエンジェルスの大谷翔平がヒットを打った。2アウト満塁で右中間に三塁打打って3打点。その前の打席では、敬遠四球も経験した。三塁打の後、MLB公式ホームページに動画が載っていた。

 『Number』大谷翔平 夢の始まりを読んだ。元大リーガーで日本ハムでピッチングコーチとして2年間大谷に関わった吉井理人が、大谷はダメな時でも自分で適応できるように自分で考えてやる能力があるから何も心配していないというような事を言っていた。大谷は、コーチやチームメイトと話をして参考にしているといっていた。打者でいったらプホルスやトラウトなどの偉大な選手がいるし、投手にも経験者がいる。そういう先輩たちから色々なことを学ぶことが出来るだろう。長いシーズンは始まったばかりだ。

 昨日のセビージャの闘牛で、ルイス・ボリバルが耳1枚を切った。Facebookに、耳を切った牛の部分が動画で載っていたので観た。遠目から牛を呼んでデレチャッソのタンダ・デ・ムレタソとその後も遠目から牛を呼んでのナトゥラルのタンダ・デ・ムレタソを観ていたらセサル・リンコンを思い出した。今はどうか知らないが、セサル引退後、ボリバルがスペインに本格的に参戦した時、セサルの処に付いていたファンがモソ・デ・エスパーダかアジューダをやり、バンデリジェーロはアドルフォ、ピカドールもセサルに付いていた人がいた。たぶん、セサルの牧場とかでテンタデロもやっていたのだと思う。ああいう風に、遠くから牛を呼ぶファエナを観るとセサルが蘇る。ボリバルはセサルと同じコロンビア人闘牛士。髪の毛に白いものが混じっているのを観て時が流れたことを感じる。


 4月14日(土) 曇 10916

 トランプ大統領は、化学兵器を使用した断定しシリアの化学兵器施設への攻撃を開始したと発表した。攻撃は、イギリス・フランスも参加しているという。ロシアの反発は必至だろう。緊張が高まるだろう。バーミキュラのホーロー鍋で作った無水カレーは美味しかった。野菜が安くなって、美味しい無水料理はこれからも楽しみだ。

 大谷翔平は、初めて7番DHでの先発。それ自体がアメリカで話題になったようだ。レフト線への二塁打、三振、二塁ゴロ、センター前ヒット。これが逆転のホームを踏んだ。これで6連勝。明日休んで16日(現地時間15日)三度目の先発で、3勝目なるかどうか?

 セビージャの闘牛は、タラバンテが耳1枚。扱いにくい牛で、耳を取った。観ていると簡単そうにやっているが、難しい。それがタラバンテ。ペレラもロカ・レイも耳が取れなかった。2人の動画は観ていないが…。


 4月15日(日) 雨のち曇 10939

 朝方、強風が吹いて雨が降った。金曜日から腰が痛い。歩いて腰が入ってないのが分かった。椅子から立つときに、痛くて立てない時がある。腰痛体操をしていなかったからこういうことになるのだと思う。地味に毎日、そういうことをやらないとこういうことになる。

 大谷が出なくても、エンジェルスは勝った。「 「エンゼルスは再生した。そして、ショウヘイ・オオタニだけが理由ではない」と特集したのは米紙「ニューヨーク・タイムズ」だ。その中で、ビリー・エプラーGMは序盤の好調について「まだ結論づけるには早すぎる。我々は自分たちのプロセスにただただ従ったまでのこと」と語っている。

 二刀流の道を突き進む大谷は打者として3試合連続本塁打、投げては7回途中まで完全投球を見せるなど圧巻の活躍を見せている。ただ、マイク・ソーシア監督が起用法に細心の注意を払っていることに記事では注目。こう分析している。

「オオタニは約1世紀に渡り、誰もなし得なかった偉業に挑戦している。エンゼルスには彼の起用に関する明確なテンプレートが存在しない。そして、彼らは慎重なアプローチをとっている。オオタニは序盤に成功を収めたが、彼をもっと起用しようという誘惑に駆られてはいない」

 エプラーGMも「計画とプロセスは全て我々の事前に立てたものに沿っている。これが我々の灯台になる。この灯台を目指し、そこに向かって突き進む。結果やフィールド上で起こることは霧に包まれている。我々は選手を十分にケアし、彼らが活力に漲り、休養十分で、準備万端でいられるようにするだけだ」と語ったという。」(Full-Count編集部)

 大谷は明日、気温2度という過酷な条件が予報されている天気の中で先発になるという。岩手県生まれとはいえ、大リーグでの登板。どうなるのか?

 セビージャの闘牛は、ビクトリーノ・マルティン牧場の牛。ダイジェストの動画しか観ていないが、牛が良くなかったようだ。アントニオ・フェレーラで動画で映っていたのは馬の前に牛を連れて行く、キーテだけ。エスクリバノが場内一周。ダニエル・ルケはファエナが少し映っていた。


 4月16日(月) 晴 15361

 楽しみにしていた大谷翔平3度目の登板は、気温零下1度、強風で体感温度マイナス6、7度になり開始前に中止になった。球場にはつららが下がっていたという。今日は、黒人選手で初めて大リーグに出場したジャッキー・ロビンソンにちなんで、すべての選手が42番の背番号を付けて出場する習わしになっていた。チームが不調のロイヤルズのジョー・マドン監督は、「今のところ我々が知っていることは、彼を止めることが出来るのは、母なる大自然だけと、いうことだ」。明日は休日で18日スライド登板することになった。今度は本拠地アナハイム。天気もいい。しかし、こちらは絶好調のボストン・レッドソックス。そして、相手はサイ・ヤング賞投手左腕デビッド・プライス。

 「 嵯峨野・大覚寺  美山清兵衛(庭師親方) 梅はなぁ。 宮坂柚子(京焼の弟子) 駆け出しの私が画題にするのは、分不相応でしょうか? 親方 絵描くのに分不相応もなんもないけど、確かに実力差がしっかり出る画題やな。わしら庭師の世界でも梅は、美しさを引き出すのが難しい植物や言われてる。たとえば、四君子いう言葉があってな。御託はなんや。 幸太郎(庭師弟子) 梅、竹、蘭、菊の四つです。 親方 この四つは、気品高い君主に例えられる華やかな画題や。あと歳寒三友いう言葉もある。 幸太郎 松、竹、梅。 親方 こっちは冬の寒さに耐えて、きりっと立つ誇り高さを良しとする美意識や。梅は、咲いてる時も、咲いてへん時も美しい。ようはそういう風情を、書き手の方が感じんとあかん。 柚子 風情。 親方 上手い事、梅の花が持っている風情を、写せるかどうか、そこが問題や、って羊山先生はいってるんやないか。 柚子 風情って何でしょう? 親方 うーん。こないに咲き誇ってると話にならんな。ついておいで。幸太郎もきぃ。 幸太郎 はい。 (庭を移動) 柚子 さっきの梅林の梅とまったく感じが違いますね。 親方 これもまた梅の美しさや。咲き誇るのも美。ひっそりと咲くのもまた美。 柚子 ひっそり咲く方に風情があるいう事ですか? 親方 風情ちゅうのは、日本の美意識の一つやな。綺麗な花もいつかは枯れる。そのはかなさを、咲き誇る花の中に感じるのも風情。逆に一見みすぼらしいものの中に、わずかに残る美しさを感じ取るのも風情。これは修行して身に付く技量とは違う。どれだけ、なごう人生を生きてきたか、どれだけ沢山の美しいものや醜いもんを観てきたか。そういう人間の深みから、自然と滲み出てくる感覚や。 (苔の上に椿が一輪落ちる。幸太郎が拾おうとする) 親方 拾たらあかん、そのままにしとき。ここの庭は、梅と椿が同時に楽しめるところがええとこや。苔の上に落ちた椿の花も、だんだんと茶色ぉ汚のうなってくる。それをいつ拾ってやるか、それもまた庭師個人個人が感じる風情の問題や。やぁ難しいとこやな。 (苔の上に落ちた茶色の椿を拾う幸太郎) 幸太郎のナレーション 棟梁がいわはることが心に浸みた。たぶん、柚子も。 (苔の上に落ちた赤い椿を観る柚子)」 --『京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 祝う春』より--

 土曜日録画していた最新の『京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 祝う春』をようやく見た。やっぱり面白い。桜はほとんど香りを感じない。しかし、梅は香りが素晴らしい。蝋梅があんなに香るのかと今年初めて知った。そばを通っただけで、そこに漂う香りに嫌味がない。梅も香る。自然の香料のような香りだ。そのさわやかさが、京都人に好かれるのだろう。前に出ず、後ろに下がらず。そういう自然な香りが素晴らしい。そういう事を感じれたのも、また風情という事だろうか。苔の上の落ちた椿は美しい。棟梁の椿を拾うタイミングという処がなかなか良い。しかし、桜の季節の京都は、渡月橋をはじめえげつないほどの観光客が押し寄せたという。人のいない京都で、散策して、梅や桜、紅葉が観たいものだ。苔ファンとしては、新緑の人のいない京都が、ホテルも安く、苔も元気で1番良いのかもしれないと思う。


 4月17日(火) 曇のち雨 8101

 今日は寒い。昼バーミキュラのホーロー鍋でカレーを作る。無水料理で、入れたのはトマト、博多ネギ、ブロッコリーの茎、ニンジン、鶏肉手羽元。美味しいカレーが出来た。チキンサラダとカレーで昼食。バーミキュラのホーロー鍋って、温度設定を150度にてやっていたが、多分30分くらいするとIHが切れる。その頃になると大体できている。野菜を切るという準備だけしていれば、あとは勝手にやってくれる。素材を選んで味を想像する。無水料理がなんだか楽しい。

 セビージャの闘牛は、なんとガルシグランデ牧場のオルグジートという名の牛をエル・フリがインドゥルトした。牛が素晴らしいのは勿論だが、フリのムレタを持つ手の低さが印象的だ。エミリオ・ムニョスは、手の低いパセには深みがあると言った。セサル・リンコンのパセがそうだった。そして、エミリオ・ムニョス自身のパセもそうだった。セサルとエミリオのパセの比較でどっちが良いというのではない。比較したら当然結果が即決できる。そうではなく、フリの手の低さが際立ったファエナになっていた。今まで感じていたフリの嫌味をあまり感じなかった。これですべてが払拭されたとは思わない。しかし、このファエナは、フリを語るうえで欠かせないものになるだろうと思う。また、ガルシグランデ牧場は今年死んだ父親の遺産でインドゥルトした。息子にとっては、記念碑的な出来事だと思う。涙を流して喜びに浸っていた。フリと一緒に場内一周。


 4月18日(水) 雨のち晴 8780

 雨上がりの午後、散歩をしてたらハナミズキが咲いていた。前から咲いていたが、それがハナミズキだと知らなかった。今なら判る。これがハナミズキでこれが木蓮と。花だけでなく葉も芽吹いてくる。ソメイヨシノは、花が散る頃に葉が芽吹く。山桜は、葉が先に出て花が咲く。葉と花が同時くらいなのが八重桜。今はツツジが咲き始めた。枯れ始めている花もあり、それは茶色に変色し始めている。

 大谷は2回4安打1本塁打4四球1三振。フォークボールが決まらず制球に苦しんだ。湿度28%でボールがフィットしなかったようだ。指にマメが出来て降板。立ち上がりから力み過ぎていたような感じだった。四球が多かったし、カウント3-2が多かった。球数が2回で66球。こういう日もある。リリースポイントや手首の角度なども微妙に悪く、コントロールがままならなかったようだ。先頭打者ホームランを打たれたのも、フォークボールがワンバウンドしたりカウントを悪くして直球を打たれた。球自体は良いコースへ行っていたが、あれをホームランするのが大リーガー。スライド登板も影響したのかもしれない。微妙な投手心理ってこともあるようだ。中継の中で、現地のディレクターがインディアンズ戦のベンチで右手の指を気にするシーンがあったことを言っていた。そこに写っていた右手中指にコーティングをしている映像があった。解説の元大リーガー小宮山がマメはこうやって治すのだといって、シーズン中はマメをつぶして治しても繰り返して、急にマメが出来なくなるという事はないので、ずっと付き合っていくことになると言っていた。

 田中将大は、5回6失点。先発4試合で全て本塁打を打たれた。気温7度という良い条件でなかったが、ダルビッシュといい、マー君といい、あまり良い処がない。

 セビージャの闘牛は、ヌニョス・デル・クビジョ牧場の牛で、セバスティアン・カステージャ、ホセ・マリア・マンサナレス、アレンハンドロ・タラバンテ。マンサナレスは、初めの牛で耳2枚。ファエナの初めで牛を左右に大きく動かして、牛に動きを教えている感じだ。次のダンダ・デ・ムレタッソは自然な感じでムレタに牛が付いてくる。マンサナレスってこういう処が上手いんだと思った。パセの後に牛の前にムレタを見せているので、パセが繋がる。途中何度かパセの最後に、体の近くを通って危なかった。1度は左すねをはらわれそうになった。最後は、スエルテ・ナトゥラルでレシビエンド。上手い!おそらく歴代闘牛士の中で1番素晴らしいレシビエンドをするのは、マンサナレスだろう。

 タラバンテは、牛の扱いが上手い。簡単に牛を扱っている様な感じだ。右側から牛を誘って牛を外に向かわせて、それから右手から左手にムレタを持ち替えて内側に曲線を描いて行く。その曲線が美しい。そして、長い。剣刺しの時にコヒーダ。角が腹に入っていたが、刺さってはいない。プンタッソの様な感じだ。結構痛がっていた。耳1枚。カステージャは耳なし。


 4月19日(木) 曇のち晴 9501

 暑いくらいに暖かいのに風が吹いている。昨日は寒かったので、厚手の服を着て出掛けた人は、上着を脱いで歩くことになっているようだ。散歩から帰って、バーミキュラのホーロー鍋で、買ってきた野菜で無水料理を作った。調味料は塩コショウだけ。この野菜スープとカレーライスを食べた。バーミキュラは大活躍だ。

 大谷が2回3失点で打たれたレッドソックス戦をアメリカのメディアは、大谷も人間と擁護しているようだ。ネット上のファンからは、大リーグ厳しさを知ったとか、書かれているようだ。しかし、対戦したレッドソックスのプライスは、「彼は本当にすごく良くなるだろう。彼は打撃でもマウンドでも向上するだろう。こっちの野球に慣れて行くと思う。こういう雰囲気にも適応していく。少し時間がかかるだろうけど、彼に問題ないよ」と記者に語ったという。また、サイ・ヤング賞を3度取ったペドロ・マルティネスは、「万人が彼のプレーを見ることにワクワクしているんだ。彼が(怪我せず)健康にプレーできるよう万人が神に願っている。そういう選手なんだ。」「彼は、過去100年もの間お目にかかれなかったことを我々に見せ、球界にいる多くの人を喜ばせてくれるだろうね」と言ったという。何十億も貰っていた元選手や現役大リーガーたちが、大谷翔平を賛辞する。大リーグの視聴率は去年の3倍あるという。これは大谷効果だと関係者が言っているようだ。

 1分間に大人の呼吸は平均15回だという。それが深い呼吸をすれば回数が減る。深い呼吸をする効能は、血圧低下、冷え改善、快眠、ストレス減になるのだという。日常の呼吸数を減らすと、それだけ深い呼吸になる。そうすると、血圧低下、快眠、ストレス減、交感神経が興奮しアップするなどの効果が出る。その方法は、1日に3回から5回深呼吸で吸気呼気を鍛えれば良いのだという。吸気は手を胸の前に組んで前に伸ばし、背中を丸めながら膝を少し折り息を吸う。息を吐くときは、組んだ手を胸の前に持ってきながら背筋を伸ばす。これが吸気に大切な胸郭と肋間筋を鍛えられるという。息を吐くときの方法は、立っている状態で手を後ろに組んで、ななめに伸ばしながら息を吐く。吸う時は手を尻の上辺りに力を弱めて息を吸う。そうすると腹膜が動いて吐く息が鍛えられるという。各3回から5回を1セットに1日3回から5回すると、日常的に深い息になるという。先週の『ガッテン』でやっていた。阿字観をやって汗が出ると書いたがその理由も分かった。毛細血管の血流が良くなることによって体が暖かくなるのだという。調子が良いと阿字観で1分間で2回の呼吸になる。4秒吸って1秒止めて、25秒吐く。そうすると汗が出てくる。吸う時は鼻で、吐くときは口でする。

 セビージャの闘牛は、エル・ピラール牧場の牛で、ファン・バウティスタ、ロペス・シモン、ホセ・ガリド。ホセ・ガリドが耳1枚。パセが速い。テンプラールとは言わないまでも、もう少しゆっくりパセを繋いで欲しいと思った。


 4月20日(金) 晴 10942

 暖かい日だ。4月の先週・今週とBSでは京都の番組をよくやっている。『京都人の密かな愉しみ Blue 修行中 祝う春』もそうだがその他にも色々やっている。『京都へ!国宝を見に行く』も新バージョンで放送している。そういうのを観ていると、足利義政から安土桃山時代徳川初期の辺りの京都文化が、日本の伝統的な文化になって行ったことが判る。三十三間堂の千一体の仏像がこの夏、国宝に指定されるという。

 大谷翔平は、6番DHで先発。4打数無安打。ショートゴロ、三振3つ。内角攻めでバットが空を切った。最後の打席は腰を引きながら内角に対応しようとしたが、あれでは打てないだろう。マークがきつくなって、これからも内角攻めが増えるだろう。これからそれに、どう対応していくかを観るのが楽しみだ。

 セビージャの闘牛は、ハンディージャ牧場の牛で、アントニオ・フェレーラ、エル・フリ、ロカ・レイ。フリは1頭目で、耳要求で場内一周。プレシデンテに罵声が飛んだ。耳じゃないんだと、思った。フェレーラの2頭目。牛が弱い。それでも丁寧にパセを繋ぐ。牛から良さを引き出そうとする。こういう仕事が闘牛士の根幹を支えるのだと改めて感じた。ロカ・レイも面白いことをやろうとする変化を感じたが、根本のところで、フェレーラのファエナにひかれる。セサルがダメな牛でみせた闘牛術を思い出した。フェレーラの闘牛には味が出てきたと思う。去年観たときも思ったが、そこがぶれなければもっといい闘牛士になって行くと思う。


 4月21日(土) 晴 9121

 今日も暑い。大リーグで大谷翔平をずっと観たかったがそうもいかず、飯田橋へ出かけた。『日本問答・江戸問答』 松岡正剛・田中優子の対談を聞きたくて法政大学へ行った。14時から17時まで。時間が過ぎて17時半前に終わった。大谷は、4打数2安打だった。

 『日本問答』を読んでいると知らない事ばかり出てくる。当然だとも思うが愕然とする。松岡正剛と田中優子の対談というか、帯に、「日本を問答し合って、日本に問答をふっかける」とある。この対談でもそうだが、1番興味をそそられるのが、面影。小泉八雲が書いた『日本の面影』もそうなのだが、そこに実際存在しないもの。面影の捉え方が、面白いと思う。

 セビージャの闘牛は、ファン・ペドロ・ドメク牧場の牛で、エンリケ・ポンセ、ホセ・マリア・マンサナレス、ヒネス・マリン。マンサナレスが耳1枚。ヒネス・マリンが耳でなかったので動画も観ていない。


 4月22日(日) 晴 16556

 もう初夏の様に暑くなってきた。田中優子が本格的に江戸文化に関わろうとしたのは、20歳の時に、石川淳の『江戸人の発想法について』という短い文章を読んでのめり込んで行ったという。その中に、対談でも出てきた、転換の操作の中の、「見立て」、「やつし」、「俗化」、「俳諧化」というのが出てくる。そういうものが江戸人の想像力になっていったという。「ウツ」から「うつろい」になり「うつつ」になる。「転換の操作」は最後の俳諧化で物語になるという。こういう処が非常に面白い。

 その話を訊きながら山田風太郎の明治物を思い出していた。『幻燈辻馬車』では、難解な殺人事件を起こる。つじつまが合わない。そこに三遊亭円朝が、お化けの落語噺をする。その噺の怖さに茫然とする。噺を聞いていた捜査関係者が、あれはお化けのせいなのか?という疑問を持つように物語が続く。辻馬車を流す爺さんが連れている女の子は、爺さんの息子の子供。つまり孫だ。境地に落ちると孫娘お雛が、「父(とと)!」と叫ぶと西南の役で死んだ元会津藩士の父親が幽霊で出てきて助けるという風になる。おそらく、明治のこの時代までが、幽霊や妖怪という物が現として成立するギリギリなのかもしれない。風太郎は、そこをうまく使っている。色々と刺激的な対談だった。

 大谷は今日出場しなかった。ダルビッシュは今日も打たれて2敗目。どうなっているんだろう?スライダーは大リーグでは簡単に打たれる。それは買っているはずなのに・・・。配球か、コントロールか?仙台では、羽生結弦の金メダルのパレードが行われた。遅い気もするが、大勢の人で沿道は埋め尽くされた。同じ日、北海道の幕別町でも高木菜那、美帆姉妹のパレードが行われた。大谷、羽生、高木美帆は確か同じ年生まれ。これからも東北の被災地に明るい話題をふりまいて欲しい。

 セビージャの闘牛は、フエンテ・インブロ牧場の牛で、ファン・ホセ・パディージャ、エル・シド、エル・ファンディ。パディージャが場内一周。ファンディが耳1枚だった。


 4月23日(月) 曇 14611

 昨日から一転、肌寒さを感じる天気だ。大谷翔平は、4番のプホルスの休養で、初めて4番を任された。球場に来てから言われたという。4打数1安打2三振。試合は2-4で負けたが、着実に階段を登っているいる感じだ。変則的な投げ方をするピッチャーが多い大リーグで、その癖や球の変化に、対応している。

 面影。セビージャで下山さんとスペイン人が運転する車でセビージャ近郊に行った時、バルで闘牛の話をしていた。スペイン人の彼が、ホセリートはファン・ベルモンテより優れた闘牛士だと言っていたので、でも、クルサードを始めたのはベルモンテだという事を指摘した。すると彼は、あわてたようにそれを肯定してベルモンテをほめていた。昔ラス・ベンタス闘牛場のスペイン人アフィシオナードと話していた時に、好きな闘牛士の中に当時は違和感を感じた闘牛士の名前が入っていた。その代表がクーロ・ロメロ。いわゆるドゥエンデの闘牛士だ。普段ダメ闘牛をやり、良い処が一つも感じられない闘牛をやっても、好きな闘牛士と訊かれると、クーロ・ロメロの名前が出てくる。昔クーロ・ロメロが若い頃にすでに、『クーロ・ロメロの謎』という本が出版されたいう。

 スペイン人アフィシオナードの最高位にある闘牛士がドゥエンデの闘牛士だとさえ感じる。ダメな時は罵声を上げ、口笛を吹く。しかし、ドゥエンデが下りて来た時は、異様な興奮状態になる。まるで今までの全てが帳消しになるような熱狂がそこにはある。そして、その闘牛を冷静な目で見ると、他の1流闘牛士の良い闘牛に比べてもそれほど熱狂する内容には思えない。それなのに、何という熱狂だろうと思う。驚愕するような観客の熱狂である。

 何故そういうドゥエンデの状態になるか?それは観客が、共同幻想を観ているからではないかと以前書いたことがある。それに加えて今回感じたことを書いておく。それは、今ここに行われている闘牛に観客の多くが、「面影」を観ているのではないと思う。それは、ここには存在しない、最高の闘牛の面影を垣間見ているから、レマテの後に狂喜し笑い声などが闘牛場に響くのだと思うのだ。つまり、そこで行われている闘牛と、最高の闘牛の「面影」の差異を感じながら、気持ちだけが常に先行する形で、「面影」をひたすら追い始める。だからそこに共同幻想が現れる。

 「うつ(空)」から「うつろい」、「うつつ」になる。こういうドゥエンデの闘牛士には、ホセ・トマスやセサル・リンコンの様な闘牛士には起こらない現象が起こる。見た闘牛士でいえば、ラファエル・デ・ラ・パウラ、ハビエル・コンデなど。怖がりで、普段ビビッて闘牛をやっている。それが突然、ドゥエンデが下りてくると、信じられない闘牛をする。クーロ・ロメロが、ラス・ベンタス闘牛場で耳1枚切った闘牛を観ているし、セビージャで1頭の牛で耳2枚切ったもの観ている。その時、ベンタスでもセビージャでもとんでもない騒ぎになった。その闘牛に「面影」を見、共同幻想しているのだ。そこにない、存在しない物。つまり「面影」を観ることによってドゥエンデが存在するのだと思った。

 セビージャの闘牛は、ミウラ牧場の牛で、マヌエル・エスクリバノ、ペペ・モラルのマノ・ア・マノ。ペペ・モラルが耳1枚が2回。ダイジェストを観たがこんなもんかと思った。それより、アグアスカリエンテスで行われたアントニオ・フェレーラのファエナの方が凄いと思った。


 4月24日(火) 曇りのち雨 8806

 昨日衣笠祥雄(幸雄)が大腸がんで死亡した。71歳だった。アフリカ系アメリカ人と日本人の母との間に生まれた、京都の男である。平安高校で甲子園に出場し広島カープに入団して活躍した。記憶が確かなら衣笠がいたと当時の監督は片手がなく、義手を使っていた。海賊がはめるような鉤型物の上にボールを置きノックして野球を教えていた。だからだろう平安からは多くのプロ野球選手が出た。広島といえば、投手では外木場で、打者では衣笠だった。そう赤ヘル以前の広島だ。弱いチームでフルスイングを続け、ホームランを打った時に孤独にダイヤモンドを廻る姿が忘れられない。バネの様に弾んで走り腕の動きも運動神経の良さを感じた。今風に言えば、体幹のすばらしさを感じた。そして、マウンドに集まった時の笑顔。他の選手で笑顔の印象は皆無だが、衣笠は笑顔の印象が強い。打たれた投手への配慮で笑顔で話しかけていたんだと思う。

 長嶋、王や山本浩二、達川、北別府などのチームメイトなどがコメントを出している。江夏豊は、あの「江夏の投げた21球」の時の衣笠との強い結びつきいから親友になった。奥さんから連絡があったという。「いいヤツを友人に持ったよ。オレの宝物だ。どっちみちワシもすぐ追い掛ける。向こうの世界で野球談議をするよ」と寂しそうに言ったという。

 樹木希林が映画『モリのいる場所』イベントに出席して、2014年にガン治療を終了して、今は全身に転移して体調が悪いことを言った。そう見えないのは、瞬間芸でこういう処に出さないように言っているという。緒形拳もそうだったが、こういう風にガン治療をしないというもの人によっては良いことなのかもしれないと思う。

 昨日の続きをちょっと書くことにする。ドゥエンデの闘牛士について。モランテは本来、ドゥエンデの闘牛士ではない。断言する。しかし、伝統的な闘牛士であるモランテが、何故ドゥエンデの闘牛士を志向したか。マスコミのインタビューもそうだが、ラス・ベンタス闘牛場のウニコの失敗とかで、精神的なダメージを受けた。そこに論理の飛躍で、自分が好きだったラファエル・デ・ラ・パウラの様なドゥエンデの闘牛士になれば楽になると考えたような気がする。そのことによって、本来の闘牛にも影響が出る。有名なフラメンコダンサーのクリスティーナ・オヨスはモランテの熱狂的なファンだ。彼女がモランテを観てファンになったのは、ドゥエンデの闘牛ではない。伝統的な闘牛だ。90年代後半の闘牛ファンは、そういう物をモランテに望んでいた。

 しかし今のモランテは、すっかりドゥエンデの闘牛士気取り。それで得たファンも多いだろうが、失ったものも大きい。ハビエル・コンデのファンには何も言わない。しかし、モランテはそのことによって少なくてもラス・ベンタス闘牛場のファンからはそっぽを向かれることになる。ラス・ベンタス闘牛場のファンは、モランテが本来持っている資質を今感じる差異への違和感が大きすぎるので反発しているのだと思う。モランテには、ドゥエンデに繋がる「面影」が感じられないと思うのだ。


http://www2u.biglobe.ne.jp/~tougyuu/以下のHPの著作権は、斎藤祐司のものです。勝手に転載、または使用することを禁止する。


ホームに戻る