--バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 --バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年、2014年、2016年、2017年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行と東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行、2014年5月6月、7月の京都旅行、2015年6月京都旅行、9月奈良・京都旅行、11月京都・滋賀旅行、2016年11月京都旅行、2017年9月京都旅行、11月の奈良・滋賀・京都旅行、高野山・京都旅行、滞在日記です。
2月16日 晴 9304
『わろてんか』は、キース、あさりのコンビを解消して東西に分かれて活動する計画になり、ボンが詐欺師に騙されて大金を失う。親父と一緒。てんに、お父ちゃんに謝りといわれ、仏壇に謝る。大分春めいてきた。ホント梅の花は香りが凄い。そばを通るだけで香ってくる。
「平昌五輪第6日(14日、フェニックス・スノーパーク)ショーン・ホワイト(31)=米国=が2大会ぶり3度目の優勝を果たした。 王座奪還を確認した31歳のスターは雪上にひざまずき、むせび泣いた。決勝で2回目を終えて平野に次ぐ2位だったホワイトが、最後の3回目に大逆転した。 「信じられない。これからも若いスノーボーダーにプレッシャーをかけながら自分のモチベーションを高めていく」
1回目で軸をずらしながら縦に2回転、横に4回転する「ダブルコーク1440(DC14)」を決めて首位に立ったが、2回目に連続DC14を決めた平野に抜かれた。ホワイトは連続DC14を土壇場の3回目に成功。「アユム(平野)のおかげでできた」と、闘志を奮い立たせてくれた最大の敵に感謝した。」(サンスポ)
「平野は「銀メダルで終わってしまって…目の前に金メダルがありながら結果が。受け入れる部分と悔しさがある。リベンジする4年後に出られれば」と語った。足りなかったものを聞かれると「足りなかったものは、細かく言うと着地の完成度。高さももう少し出せる。そこがもう少し点数を伸ばせたところと思う」、「今できることの高さ、完成度…今後のハーフパイプ(HP)で勝ち続けるためには必要」と語った。」(日刊スポーツ)
「(技の)回転数は、HP競技では限界まできているのも現状。今できることの高さ、完成度だったり、1440(DC14)を3つ入れるのも、勝ち続けるには必要」(スポーツ報知) 平野が思い描くのは、すでにある4回転ではなくバックサイドの4回転。連続4回転を決めたのは平野が史上初だったが「バックサイドの1440をハーフパイプでやった人はまだいない」と今度も史上初にこだわる。4回転の連続技から1つトリックを挟み、最終ヒットでバックサイドダブルコーク1440を繰り出す。高回転時代を推し進めた平野はさらに上の次元をイメージしている。(スポニチ)
ショーン・ホワイトと平野歩夢は、誰も見たことがない異次元の世界を観ている。こういうのってワクワクする。イチローにしてもそうだが、大谷翔平、そして、ホセ・トマス。今日の羽生結弦。怪我だけが心配だが、練習では不安はなさそうだ。いやー凄かった。何の不安もない完璧な演技。自己ベストに近い、111.68点。歓声も凄かった。2か月間氷の上に乗っていなかったと思えない演技。この3か月間は無駄ではなかったと言ったが、この精神力は何なんだろう!偉大なる復活だ!!!異次元な感じがする。明日勝負のフリーが楽しみになった。
2月17日(土) 晴 10052
今日はネット検索で、羽生が1番になる日だ。一つは、藤井聡太五段対羽生善治二冠の対戦。こっちは、藤井五段が勝っち決勝に進んだ。そして、平昌オリンピック、フィギュアスケート男子の羽生結弦である。羽生(はぶ)と羽生(はにゅう)。漢字が同じでも読み方が違う。
ショーン・ホワイトは、平野歩夢が背中を押したと言った。でも、去年練習中、落下して顔を62針縫うけがをした。その時、私は戻ってくる。さらに強くなって。と、SNSに投稿した。それを観た平野は、自分が肝臓破裂靱帯損傷の怪我を負い、トレーニング中だったが、怪我した恐怖心から4回転が出来ないでいた。ショーンの投稿を観て、自分もやらなきゃと思ってその恐怖心に打ち勝っていた。この二人ってホント良いライバルだと思う。こういう物語は素敵だ。お互いに敬意を持ち、高め合おうとする関係。
フィギュアスケート男子は、2度ミスがあったが、羽生結弦が、317.85点で、66年ぶり二大会連続金メダル。銀が宇野昌磨。銅が『ラ・マンチャの男』で滑ったハビエル・エルナンデス。素晴らしい。僕はそれほどメンタルが強くないんです。と、いっていた羽生結弦。これだけの結果を出しているんだから、そんなことはないだろうと思うけど、フリーで2度のミス。フリーでは、上位の選手はみんなミスをしていた。それは新4回転の時代に入って、難度が飛躍的に上がっているからだと思う。とにかく、おめでとう。演技の後、右足を押さえていた。それを問われて、いやー、右足に感謝です。といった。そして、凄く嬉しかった。彼はまた、被災地に夢と希望を灯した。
「海外メディアも速報で伝えました。このうち、アメリカのCNNテレビは、羽生選手がけがを乗り越えて美しい演技を見せ、66年ぶりにこの種目で連覇を果たしたと伝えています。
またフランスのAFP通信は、羽生選手はオリンピック連覇を果たしたことで、「現代の『氷上のプリンス』の地位を確固たるものにした」と速報したほか、ロイター通信は、羽生選手は演技中、いくつかのミスがあったものの、自身のタイトルを守りきり、今大会、日本に初めての金メダルをもたらしたと伝えています。」(NHK)
2月18日(日) 晴 12149
今年初めてのGⅠフェブラリーステークスが行われ、最後の直線で3頭が横並び。3着になったインカンテーションの三浦皇成は、夢を見たといった。初GⅠは鼻、鼻差で叶わなかった。2着が1番人気ムーア騎手のゴールドドリーム。そして、優勝したのは内田博幸騎手のノンコノユメ。夢を掴んだのは、ノンコノユメだった。
「第11回朝日杯将棋オープン戦で15歳6か月の史上最年少棋戦優勝を果たした。◆谷川浩司九段「全棋士参加の棋戦で優勝するのはまだ難しいと考えていました。私たちの予想を遥かに上回るスピードで、強くなっているようです。名人と竜王を破っての優勝は見事ですが、ただし20代、30代の棋士に対しては「君たち、悔しくないのか」と言いたい気持ちもあります。」(スポーツ報知) 藤井聡太五段は決勝で勝ち六段に昇格した。どんだけ凄いんだ!!!まだ、3月までは中学生。史上初の快挙!!!
「平昌五輪・フィギュアスケート男子・FS」(17日、江陵アイスアリーナ)
昨年11月に負った右足首の負傷を乗り越え、66年ぶりとなる五輪連覇を果たした羽生結弦(23)=ANA=が会見で劇的な金メダルを漫画になぞらえて表現した。
約2カ月間、氷上での練習ができず、一時は平昌五輪出場も危ぶまれる事態となった。「もう開き直るしかないと思ってた。けがが思っていたより酷くて練習ができない中でスケーターとしてできることを探していた」と苦しんでいた当時を振り返った。
「漫画の主人公にしても出来過ぎなぐらい設定が沢山あって」と、直前のけが、66年ぶりの連覇、といった様々な今回の五輪の要素を表現した羽生。「こうやって金メダルを取れて、感動してもらって、スケートを見てもらって、こんなに幸せなことはない」とい万感の思いをにじませた。
「なんか、人間としての人生で、(これだけ劇的なのは)なんだか変だなって思う」と羽生劇場となった五輪に、気恥ずかしそうにしていた。」(デイリースポーツ)
この4年間は怪我ばかり、怪我との戦い。大会のフリーの練習中に激突して怪我を負っても試合に出た。そういう闘争心が、オリンピックの舞台で花開いたようだ。昨日は日本中で、涙を流した人がいた。アスリートから、おばさんたちまで。様々な賞賛の声が上がった。国民栄誉賞という話も出ているようだ。金メダルの後、安倍首相が電話したという。そして、金メダルを見せに被災地に行くという。おそらく、熱烈な歓迎を受けるだろう。
「スノーボード女子の優勝候補が、アルペンスキーで番狂わせを演じた。史上初めて両方の代表として出場したチェコのレデツカが、女子スーパー大回転で金メダル。五輪の新たな歴史をつくった。
スノーボードのパラレル大回転では2017年世界選手権で優勝するなど表彰台の常連だが、アルペンW杯では7位が最高だった。この日のスタートはW杯上位の選手が滑り終えた26番目。序盤にややターンが乱れて遅れながらも、最後までスピードに乗って攻め続けた。ゴール後は1位を示す画面を見つめたまま、口を開けて放心状態。「機械のミスだろうって。少し待ったら直るかなと思っていたの」。間違いでないと知り、喜びと驚きで自分の頭を抱えた。
2歳でスキー、5歳でスノーボードを始め、幼い頃から両方の種目で才能を発揮した。コーチに競技を絞るよう勧められたこともあったが、貫いた「二刀流」。ほぼ同じ割合で練習をこなし、「どちらも坂を下るのは同じだから」。
メダリストの記者会見にゴーグルを着けたまま出席。優勝など想定せず、メークをしていないからだと明かした。「まだ信じられない気持ち。こんなことがあるなんて」。レンズの奥の目が笑っているのが分かった。(時事)」
羽生結弦もそうだが、レデッカも信じられないような物語が展開するのがオリンピック。銀の宇野も完璧にやっていれば逆転できるプログラムだったというが、初めの4回転で転倒した時、笑ちゃいました。と言っていたが、そこで完全にスイッチが入って銀。これも凄い。銅のハビエルは、4回転が2回転になってしまったが、それ以外は良かった。銅がハビエルで良かった。夢を見た人、夢を掴んだ人、夢破れた人。様々な人間模様が生まれる。
2月19日(月) 晴 16347
平昌オリンピックで、1番金メダルが確実だと思っていた、スピードスケート女子500mの小平奈緒。しっかり結果を出した。36秒94のオリンピック・レコードで、しかも、低地世界新記録。「31歳の女王の偉業に、五輪の公式ツイッターは「なんてレースだ!スピードスケート女子500メートルで日本のナオ・コダイラが五輪記録と金メダルを獲得」と速報。五輪連覇中のイ・サンファ(韓国)との頂上決戦の凄まじさを振り返っている。 国際スケート連盟のツイッターも「36.94! ナオ・コダイラが五輪チャンピオンに!」と速報すれば、英公共放送「BBC」公式ツイッターも「日本に金メダル! ナオ・コダイラが女子500メートルスピードスケートで36.94で優勝」と伝えた。拍手の絵文字で祝福していた。
小平が武者修行していたスピードスケート王国のオランダも小平の栄光を称えた。オランダの衛星放送「ユーロスポーツ」のツイッターは「ナオ・コダイラがやってのけた! 偉大な五輪記録。ヨリン・テルモルスは不運にも表彰台に届かず」と称賛しつつ、小平が銀メダルに終わった1000メートルで金メダルだったテルモルスの力走にも触れていた。オランダ地元紙「アルゲメン・ダグブラッド」の公式ツイッターも「ナオ・コダイラがセンセーショナルなタイムを記録し500メートルで金メダル」と驚きとともに速報していた。」(THE
ANSWER編集部)
「4年前は周囲の期待と自分の実力にギャップを感じて、息苦しさを覚えていたという。メダル候補でもあったソチ五輪は500メートルで5位、1000メートルでは13位に終わった。「実力を出し切った上での完敗だった」と小平は振り返る。「逆に今は成績が伴っていることもありますが、自覚と責任を持ちながら、自分に向き合えています。そういう意味ではマイペースにやるべきことをやれているんじゃないかと思います」
そんなマイペースさを、小平は平昌入りしてからも貫いてきた。7日のタイムトライアルでは参考記録ながらも五輪記録(その時点では37秒28)となる37秒05をマーク。それでも「自分の中ではすごいタイムじゃないし、修正点も多い」と言い、さらに「勝たなくてはいけないと思っていない。タイムを競い合う競技なので、自分のベストタイムが出せれば何位でもいいのかなと思う」と続けた。
それは小平を指導する結城匡啓コーチの言葉でもあった。常日ごろから結城コーチは「順位というものは相対的なものであって、絶対的なものではない」と小平に言い続けてきた。他の選手に勝つことを考えるよりも、まずは過去の自分に勝つこと。自身のベスト記録を出した上で負けたのならば、それは仕方がないというスタンスだ。
その教え通り、小平は500メートルよりも先に行われた1500メートルと1000メートルで低地の自己ベストを更新。1500メートルでは6位、金メダルも期待された1000メートルでは2位だったものの、さほど悔しがるでもなく、穏やかな表情を浮かべながら「500メートルで金メダルを取る方程式に乗っていると思う」と手応えを語っていた。
こうして迎えた500メートル。ここでも「戦うべきは順位ではなく、タイムや自分自身だと考えていた」という小平は、アウェーの地・韓国でその戦いに勝利した。」
「周りが見えなくなるくらいうれしいです。金メダルを考えないようにしていたこともありましたが、すべてが報われた気持ちです」
「1000メートルは実力を出し切っての2位でしたけど、どこかで私も頂点に立ちたいという思いがありました。その中で自分のベストを出すために、今日は自分の滑りだけに集中してレースができたと思います」
小平は500メートルのレースをそう振り返った。優勝が決まった直後は涙を見せていたものの、時間が経つにつれていつもの冷静さを取り戻していた。そんな小平を、結城コーチは「アスリートとして達観している」と評す。
「メンタルがどうとか言うより、彼女の生き方や考え方が他の選手とは1つレベルが違っているんじゃないかと思います。(500メートルにおいて)36秒台という数字が見たい。それで負けたら誰に何を言われても仕方がない。その考えをとにかく徹底していました。今日も本当に試合かなと思うくらい、ご飯を食べていました。逆に僕の方が緊張して、(食事が)のどを通らないくらいです(笑)。彼女はオランダに行って、全然違う人になって戻ってきました。本当に今は達観している感じがします」
4年前は完敗に終わり、「いつかこの舞台で結果を引き寄せられる選手になりたい」と涙ながらに誓った小平。そんな彼女が再び五輪に戻ってきて、今度は特大の歓喜に浸った。「達観」していても、ふと感情がのぞくときもある。同じ涙でも、このレース後に流した涙は4年前とは意味が違っていた。」(スポーツナビ)
小平奈緒って文学的だ。高校もスケートの有力校へ行かず、実業団からの誘いも断り、結城匡啓コーチのいる地元の大学へ進学。卒業後も地元の病院へ就職。すべてスケートの為。まさに自分の信じた道を歩き続けた。彼女は、「真摯」という言葉が好きだという。
「“氷速女帝”イ・サンファ(韓国)は37秒33の銀メダルに終わり、母国で3連覇ならずリンクで号泣。小平に抱きしめられたシーンは、韓国のファンの間で「とても感動した」「同僚として美しい」と話題を呼んでいたが、母国メディアも「熱い友情」「今大会最高の場面」「世界が注目した写真の一枚」とこぞって取り上げ、称賛の的になっている。
まさに小平はスポーツマンシップを体現しているようだった。自身の金メダルが決まった後、喜びを爆発させながらも銀メダルに終わり、3連覇を逃した“盟友”イ・サンファが涙に暮れているのを見ると、そっと近寄り、そして抱きしめた。何度も何度も声をかけ、慰めた。そのシーンはテレビ中継でも映し出され、韓国メディアもこぞって取り上げた。
「東亜日報デジタル」は「イ・サンファ―小平奈緒の“熱い友情”…“今回のオリンピック最高の場面”ファン達も感動」と伝え、「韓国日刊スポーツ」は「“二人のチャンピオンが作った美しい光景”…世界が注目した写真の一枚」と題し、2人が抱き合った写真を大々的に掲載している。」(THE
ANSWER編集部)
ライバルを抱擁したその思いを共同会見で話した。小平「年下ではあるんですけど、スケートに対する思いだとか素晴らしいものを持っていて、彼女からたくさんのことを学ばせてもらった。」 イ・サンファ「ライバルである私たちが、同じ場所にいたので、お互いのタイムを縮められた。うれしい。」
オリンピック・レコードを出した後、次に滑るイ・サンファ達の最終組の為に、静かにして欲しいと、口に人差し指を立てていた。「真摯」スポーツマンシップである。そして、日本人らしい抑制と相手を気遣う気持ちの表れだ。小平「フェアに戦うために、まだ喜びは全て爆発させてはいけないと思って」 イ・サンファが滑り終わって2位。オリンピック三連覇の重圧がなくなり涙が溢れたというイ選手。二人は歩み寄り抱きあった。そして小平が、「たくさんのプレシャーの中で、よくやったね。私はサンファ選手のことを、リスペクトしているよ」といったという。 イ・サンファ「オリンピックに向けて、今まで小平選手と2人で、一生懸命に走ってきた。それが本当に終わりだと思ったら、涙が出てしまった。」 小平「私が本当にだめだった時に、私のもとに来て、一緒に泣いてくれた。そういうところからも、私もサンファの気持ちに寄り添っていたいな。恩返しというか。彼女との友情の絆は深まってきたのかなと」
小平「3年前くらいに私がソウルでワールドカップ初優勝した時に、サンファ選手がタクシーを呼んで、空港までのお金も出してくれて、すごく本当は悔しいはずなのに、人としてもスケート選手としても尊敬できる友達です」 イ「悔しかったはずなのにと言うけれど、奈緒に負けて気を悪くしたことなんかないわ。」と笑った。
アメリカのメディアは、日韓は歴史的な問題を抱えている中、二人のような関係が国民感情の緩和にに繋がっていけばというような事を報道したという。
小平「バンクーバーオリンピックは成長だったな。ソチオリンピックは屈辱だったな。一夜明けてみて、あらためて、夢に描いていたものを成し遂げることができたという気持ちで、とてもうれしい気持ちです。」そして、スタートの時の形が実に女性的にかまえている。最も美しいと思う。
「永遠に生きるかのように学べ。明日死ぬかのように生きよ。」というガンジーの言葉を支えにしてきたという小平奈緒。素晴らしい方程式で、500mの金メダルをつかみ取った。本当におめでとう。
2月20日(火) 晴 6822
今日の昼食は、外でランチ。新宿で待ち合わせ。ロールキャベツのアカシアに行ったが休日だった。近くのイタリアンでランチした。色々話が出来てよかった。面白いことが出来そうな気がする。
昨日見ていたアイスダンスで1位になったペアのはじめの曲が、ローリングストーンズの『悪魔を憐れむ歌 Sympathy for the Devil
』(シンパシーだから憐れむじゃなくて、共鳴するってことだろうね本当は)だった。ゴダールの映画『ワン・プラス・ワン』がそのレコーディングを撮っている。この歌はアメリカ公演の時に起きた「オルタモントの悲劇」と呼ばれる事件。つまり黒人少年が殺された時に流れていたいわくつきの歌。
I shouted out,“Who killed the Kennedys?”
When after all
It was you and me
(who who, who who)
誰がケネディ一家を殺したのか
と私は叫んだ
結局は殺したのはおまえ達と私 という、有名な歌詞がある歌だ。
それをオリンピックのアイスダンスの曲に使っているのをみて驚いたのだ。ストーンズは好きだけど、この曲だけは絶対にありえないだろうと思っていたからだ。その後、イーグルスの『ホテル・カルフォルニア』も流れたのだが…。
「一夜明けた19日、韓国メディアは小平がレース後に見せた、銀メダルとなった韓国のライバル、李相花(イ・サンファ、28)を思いやる態度を絶賛。「(小平は)金メダル以上の価値を残した」などと紹介した。2人の友情の軌跡も注目を集めるなど、韓国で小平人気が沸騰している。 小平が見せた友情が、五輪開催地の韓国でも感動を呼んだ。
韓国メディアは、銀メダルに終わって涙を流す李に、小平が韓国語で「チャレッソ(よくやったね)」と声をかけて抱擁したことを詳報した。 「スポーツ朝鮮」は「氷を溶かした李と小平の友情。これが五輪だ」との見出しで「韓日スケーターの友情は感動だった。お互いに向けた心は想像以上だった」と報道。李の「2人で走ってきた。いまは本当に終わったと思い、涙が出た」との言葉も紹介した。
また、小平が五輪新記録を出した直後、歓喜に沸く観客席の応援団に「シーッ」と人さし指を唇に当てるしぐさで、続いて滑走する李らを気遣ったことにも注目。SBS放送が「李相花を配慮した『マナーの手』」と報じたほか「五輪王者としての品格も見せた」などの賛辞があふれた。
2人は競技後に並んで会見した。 (中略) 韓国では、今大会に関して日韓の歴史問題などをめぐり「反日」感情がクローズアップされているが、小平に対しては「金メダル以上の価値を残した」と評価がうなぎ上り。小平のツイッターにも韓国人ファンが「次の五輪でも一緒に表彰台に立って」と投稿している。李を抱きかかえ寄りそった場面は、大会のハイライトとして長く記憶されることになりそうだ。」(サンスポ)
こんなこと言っちゃなんだが、韓国に品格という言葉があったのかと気付かされた。あるんだったらそういう物をせめてスポーツの世界でも見せて欲しいものだと思う。
2月21日(水) 晴 10751
カーリング男子予選最終戦、日本対韓国を観た。前半は押され気味だが3-3。でも、6エンドで4点取られ勝負が決まった感じだ。うーん、ここで勝っていれば、決勝トーナメントタイブレークに出ることが出来たが、叶わなかった。感想を言えば、難しく考え過ぎているような印象だ。複雑に考えず、もっと簡単に考えてショットを選択した方が良かったような気がする。例えば、羽生結弦が今まで4種類の4回転ジャンプを練習してきたが、本番で飛んだのは2種類の4回転ジャンプだけだった。そういう単純で明確なものが、ショットに反映できていないような気がした。しかし、負けた本人たちが1番悔しいだろう。夜は、カー娘の決勝トーナメントをかけた最終戦と、女子スピードスケートパシュートがある。
「日本勢金メダル第1号となった羽生のフリーの演技をテレビで見届けたという。右足首の故障から100日ぶりの舞台ながら、自信をみなぎらせた姿に心を動かされた。
「何も考えなくても技が決まりそうなたたずまい。私もこんな雰囲気でいけたらと感じていた」。絶対王者の迫真の演技が活力の源だった。
スプリント女王は、けがを負った羽生が復帰までの約3カ月、いかにして過ごしてきたのかに興味を示した。羽生が筋肉解剖学やトレーニング法の論文を読みあさり、復帰の手助けとしていたことを知った小平は「どんな論文を読んだのか聞いてみたい」。小平は日本選手団の主将として、今後は他の競技も観戦する予定。羽生と対面する機会があれば“質問攻め”する勢いで、貪欲な姿勢はぶれない。」(サンスポ)
こういうのを読んでいて、思った。日本オリンピック委員会は、異競技の交流の場などを設定したりして、お互いを高め合っていく方向を探ってはどうだろうと思った。小平と羽生の対談って、俺もきいてみたい。
2月22日(木) 曇のち雨 7811
どんよりした空から雨が降っている。野菜は相変わらず高い。アイディアがまとまりつつある。
スピードスケート女子パシュートは、スケート王国オランダを決勝で破って優勝。オランダはメダリストが3人のメンバーで、日本は高木美帆だけがメダリストのメンバー。それなのに何故勝てたのか?3人が縦に並び空気抵抗を少なくしてチーム力が、強力な個々の力を持ったオランダを圧倒した。「一糸乱れぬ」スケーティング。歩数も歩幅も合わせ、縦から観ると1人が滑っているように見える。選手間の距離も空気抵抗を科学的に分析すると95cmが良いというが、それよりも近い距離で並んでいるように見える。だから空気抵抗を2番目3番目選手が感じることがなく滑れる。
オランダはそれが出来ていないので後半バテル。世界一のチームスケーティングで世界一になった。実に日本的な「和」を感じさせる。そこには、高木美帆という絶対的なエースがいるから出来たことだし、それに合わせて姉の菜那、佐藤綾乃、予選で滑った菊池彩花が300日を超える合宿で養ってチームを作ってきたからだという。チームプレーでの勝利だった。
スポーツの世界では、個々でおとっていても、チームで勝負になることがある。年俸の高い選手を抱えているから必ず優勝できるかというと、サッカーを観るとわかる。リーガエスパニョーラを観ても分かる通り、そうはならないことがある。だから、アトレティコが優勝したり、岡崎慎司が所属するイングランド、プレミアリーグで優勝したレスターシティも、個々の力だけでなく、チームの特性を生かして戦った。
「スピードスケートの女子団体追い抜きに出場した高木菜那選手(25)と美帆選手(23)の父愛徳さん(60)は、息子の大輔さん(27)らと一緒に江陵オーバルで観戦。額に日の丸のペイントをほどこし、金メダル決定の瞬間を見届けた。「チームの4人で苦しい練習をしてきた結果。力を合わせて日本に勇気をくれたと思う」と感慨深げに話した。
負担をかけないよう、家ではスケートの話をしないように努めたという。どんな言葉で祝福するかと問われると、「『おめでとう。お疲れさま』だけです」。自慢の娘かとの問いには「そんなふうに思っていたら、てんぐになってしまう」と厳しい父親の顔も見せた。
大輔さんは姉妹の母校、北海道・札内中の生徒がメッセージを書き込んだ国旗を手に応援。「目標に向かって努力を怠らなければ結果がついてくると、(妹たちに)勉強させてもらった」
美帆は15歳の時に2010年バンクーバー五輪代表に。14年ソチ五輪は菜那が出場したが、妹は選ばれなかった。2人を応援できる五輪は今回が初めてだった。大輔さんは「ここまで来られたのも、サポートしてくださった皆さんのおかげ。結果で恩返ししてくれた」と感謝していた。
」(時事通信社)
高木姉妹は喧嘩をよくしてやっていたという。そりゃー、妹だけが有名になったら、姉としては嫉妬するのは当たり前。それが、バンクーバーオリンピックで、美帆が最下位になったのを観て、あれだけ速いのに、上には上があると思い、妹の気持ちが分かるようになり、前回のソチオリンピックで、美帆代表に選ばれず、姉の菜那が代表に選ばれた。そして、今回は姉妹揃って出場。同じ種目で金メダルと取った。親っていうのはありがたいものだ。「おめでとう、お疲れさま」といっても、自慢の娘と言ったら、てんぐになると、いうのは、違う視点で、娘たちに愛情を持っている証拠だ。実は、菊池彩花も5人姉妹で、今回のオリンピックに4人が出場している。彼女も家族の暖かい祝福を受けるだろう。
「愛徳さんは「4人のチームワークで頑張ったレース。日本に勇気を与えたと思う。苦しい練習を乗り越えた結果におつかれさま、よく頑張ったと声を掛けたい」、大輔さんは「感動した。自分たちらしいレースが頼もしかった。やっと100%のガッツポーズが見られてよかった」と2人が喜ぶ姿を見て、うれしそうに目を細めた。
両親は姉妹が小さいころからスピードスケートに加え、サッカーやヒップホップダンスなどやりたいことを尊重し、伸び伸びと育てた。ただ「やりたいと言って始めたからには『つらいから今日は行かない』ということはさせなかった」(愛徳さん)と自分で決めたことは必ず守らせ、成長につなげた。
愛徳さんは以前、「うちの子に何色のメダルを取ってほしいかは僕が望むことじゃない」と話した。それよりも、言動や態度を含めて「若い子たちの見本となるような選手になってほしい」と願っていた。」(十勝毎日新聞)
レース前、高木姉妹は、金メダルを取ったら両親に1つずつ下げてあげたいと言っていた。それが実現できて本当に良かった。おめでとう。
2月23日(金) 雨のち曇 8874
研修があってようやく帰宅。これから夕食を取りながらカー娘準決勝を観る。フィギュアスケート女子ショートプログラムを観ていたら気付いたことがある。桜色のコスチュームを着ていた、宮原知子と最終演技者の外人。同じ色でも外人の方は1色。宮原のは、濃淡のあるぼかしの入ったもの。浮世絵や日本画でもそうだし、着物や帯でもぼかしがある。子供の頃は、こういうぼかしを入れて、どうなんだろうと思っていたが、こうやって比べてみると、濃淡のあるぼかしが、なんと鮮やかなんだろうと気付かされた。日本の美意識って、あらためて凄いと感じた。
サン・イシドロの情報が少し出たが、それを観るとホセ・トマスは出場しないような気がする。クビジョもビクトリアーノ・デル・リオでも名前が出ていない。アルクルセンはうまっている。可能性があるとすれば、エル・ピラール。ないだろうなぁ。
2月24日(土) 晴 8150
カー娘は、予選で韓国に勝っていたが、決勝トーナメントでは、延長の末、1点差の惜敗。1エンドで3点取られたのがひびいた。スキップの藤沢五月は、オリンピックの為にフォームを変えて臨んでいた。それで過去最高の決勝トーナメント進出が出来た。かなり精度が上がっているが、セカンドの鈴木のショットが悪かった。それでも、不利な先行の10エンドで、1点スイープしたのは見事だった。これで今日の夜、銅メダルをかけた3位決定戦が行われる。
スノーボード女子パラレル大回転は、アルペン、スーパー大回転で優勝したエステル・レデツカが優勝した。こうなったら二刀流のレデッカを誰も止められなかった。今年は二刀流が輝くのか。銀が竹内智香を破ったセリナ・イエルク。「今季は体調不良などで調子が上がらない中、予選を6位で突破した。「やっと調子が戻って、メダルを狙えるという手応えがあった」としながらも8強にとどまり「悔しい気持ち」と率直な思いを口につつ、それでも「5回目の五輪を楽しんで、それをたくさんの人に見に来てもらえたことは幸せなこと」と表情は晴れやかだった。
16年3月のW杯で転倒して左膝前十字靱帯を断裂。けがを克服し、そして戻ってきた5度目の夢舞台だった。「前を見続けること、あきらめないことの大切さをスポーツから学んだ。それを見たたくさんの人が“また何か頑張ろう”と、励みになってもらえたのであればうれしい」。また、金メダルを目指した4年間を「苦しい時間だった」とした一方で、「幸せな時間でした。充実感もあった」と笑顔で振り返った。」(スポニチ)
スポーツマンらしいコメントだ。前回の銀メダルから金を目指した4年間。初めて筋トレなどに取り組んでいたが・・・。
フィギュアスケート女子は、金ザギトワ、銀メドベージェワ、銅オズモンド、4位が宮原だった。ザギトワとメドベージェワは、フリーで共に、156.65点。SPの1.31点差がそのまま順位の違いになった。採点競技なので色々な意見が出ている。ジャンプを全て後半に持ってきたザギトワへの批判的な意見や、ザギトワの方が良かったという意見。また、逆に、後半1.1倍になるジャンプを全て飛んだザギトワへの批判的な意見や、プログラム自体がメドベージェワの方が良かったという意見など。演技後、ガッツポーズをしたザギトワ。演技後、体を震わせ泣き出したメドベージェワ。そして、宮原もSP、フリーも両方で自己ベストを出してノーミス。彼女も素晴らしかった。議論は、1.1倍になる後半のジャンプを制限しようという風に動いているようだ。
思えば年齢制限によって15歳の浅田真央が出れなったオリンピック。あの時出ていたら1番金メダルのチャンスがあったのだが、それもルールのもとで行われているスポーツ。ザギトワは15歳だが出場できる年齢だった。
2月25日(日) 曇 11892
最終日のフィギュアスケート、エキシビションは、楽しかった。ザギトワ、メドベージェワも良かったし、羽生結弦はやっぱりスターだ。昨日の金メダルと銅メダルは、ニュースを見ていて棚ボタかよって思うほどビックリした。高木菜那のマススタートの金と、カー娘の銅。カー娘が試合中に言う「そだねー」が早くも今年の流行語にノミネートされたという。北海道訛りの言葉が、試合中2時間半流れるとつい言いたくなる言葉になってくる。カーリングの試合は野球の様に長い。そして、5エンド後にある休憩に食べ物を食べる、通称モグモグタイムの中継を切るとNHKに抗議が殺到するという。その中から北海道のおみやげで、「赤いサイロ」を食べて話題になり、売り切れ状態になっている。凄い経済効果でもある。
その中で、いつも笑顔を絶やさない。チームは不調の時に、チームを作った本橋麻里が、ドクターなどを呼んで、笑顔がたらす効用を話してもらったりした。それからは、絶えず笑顔で試合をしていたという。成績が上がり、海外遠征の時は、相手チームから何で失敗しているのに笑っているの?と思われるようになり、その明るさがそのままチームカラーになって行ったという。ムードメーカーでもあるサードの吉田知那美(姉)の笑顔が良いとチーム状態は良い。
予選の後半から、粘り強く戦ってきた。10エンド同点とか、1点差という試合が続いた。予選最終戦負けたが、アメリカが負けたために決勝トーナメント進出。トーナメント韓国戦は負けたけど(予選では勝っていた)、延長までもつれ込んだ。そういう粘りがついてきた。メダルをかけた3位決定戦イギリス戦ももつれ込んで、8エンドで追いつき、9・10エンドで1点ずつ取って勝った。10エンドの最後のストーンまで、勝敗が判らない試合。藤沢の最後のショットは失敗だった。しかし、2点を取って勝とうとして投げたイギリスのスキップ、ミュアヘッドのストーンはわずかにずれて日本が1点取って勝ちが決まった。
ミュアヘッドは、「もう数センチ曲がっていたら私たちの首にメダルがかかっていた」「長い長い旅だった。一生懸命練習し、すべてをささげてきた。何も手にせず去るのはつらい」と語ったという。最終ストーンまでに、常に相手にプレッシャーをかけ続けて来たからこそ相手の心理を揺さぶり、ミスを誘った。試合後、最高の笑顔を見せそして泣いた。メダルはリザーブにまわって裏方に徹していたマリリンこと本橋麻里の首にもかけられた。マリリンもみんなと一緒に泣いていた。日本カーリング史上初のオリンピックでのメダルだった。
一方、超ビックリしたのは高木菜那の金メダル。まさかまさかの金メダル。レースを見たが、序盤から3位になったオランダのイレーネ・シャウテンの真後ろについていた。もう金メダルを取ったパシュート様な感じだ。序盤一人が飛ばしてグングン離す展開にも全く動じず、じっくり構えてシャウテンにピッタリついている。後半後続がスピードを上げ差が縮まる。先頭が吸収され、アメリカの選手を先頭に7人の集団になる。残り500mでシャウテンがスパートしその後ろに菜那以下が付く。あと1周の鐘が鳴り、スピードが上がる。ピッタリ付いている。最終コーナーを廻ったところでシャウテンが外に膨らんだ所を菜那が内を突きスパートして優勝をさらった。棚ボタでも何でない。しっかりした戦略を練ってのレースだった。ネットでは競馬ファンが、京都の武豊みたいだとか、皐月賞のヴィクトワールピサの岩田みたいだとか差し脚を賞賛していたという。
「オランダテレビ局「NOS」のインタビューに答えたシャウテンは悔しさを隠さなかった。「まだ飲み込めていない。タカギとキムに勝利することは可能だと思っていたが、あまりにも早くに先頭に立ってしまい、このまま行くべきか、それとももっと後まで(力を)残すべきかと悩んだ結果、行ってしまえと。最後に彼女たちに抜かれてしまったことは残念」
残り1周と少しの時点で先頭に立ち、そのまま押し切りを狙った。最終コーナー付近まで先頭に立っていたが、コーナーで膨らんだ間隙を高木とキム・ボルム(韓国)に突かれ、3位フィニッシュ。
「銅メダルは嬉しいけど、とにかく自分たちがやりたいレースができなかった。本来のプランではアヌーク(ファンデルバイデン)が最後の2周を思いっきり行って引っ張り、私が最後の300mで抜け出すつもりだった」
シャウテンは展開面での誤算があったと振り返った。リンクを16周するマススタートでは風よけのために前に選手を置いたり、スパートのタイミングなど、駆け引きが大きなウエートを占める。決勝の16人の中にオランダ選手が2人いたのは、圧倒的に有利かと思われたが、そうではなかった。
さらに不利に働いたのは、オランダ人が2人、日本人1人、韓国人1人だったこと。彼女たちが私達を意識することはわかりきっていた。タカギは私の後ろにつくために、押したり色々したりしているのは感じていた。レース中いちども私の後ろからはなれなかった。とにかく他にやりようがなかった。(残り)500メートルで先頭に立ってしまった。今はこの結果に満足している。これも戦略の一つだから」
オランダ勢が2人いたことが、逆に徹底したマークを受ける要因になってしまったと、シャウテンは分析。自身の真後ろにピタリとつけ、力を温存しつつ、最後にかける――。そんな高木の見事な戦略に脱帽していた。 そしてレース前に、日本スケートチームのヨハン・デビット・コーチとの間に、こんなやりとりがあったとも明かしている。
「先週、ヨハンは私に、『全然良くない』と言ってきたの。それでも彼はナナを私の後ろにつけるように指示したのだから、私を優勝候補に思ってたんでしょうね。全員が私の後ろについていた。昨年は一度もW杯は表彰台に登っていないのによ。練習でも見てるのかな」
ヨハン・デビットはシャウテンの元コーチでもある。力量、メンタル面、すべてにおいて彼女のことを知り尽くしていたのだろう。試合前の駆け引きから、シャウテンは翻弄されていたのかもしれない。高木菜那の金メダルの裏には、詳細で綿密な計算が隠されていた。」(THE
ANSWER編集部)
カー娘と違って、いつも険しい顔で考えてを詰めているようなヨハンコーチ。非常に厳しいことを言ったりするようだが、色々なデータを持ち出して、スケート王国オランダ選手と遜色ないので、君たちはもっと出来るはずだと言い続けていたようだ。元々は菜奈が所属したチームのコーチをして日本との関わりが始まったようだ。その前は、オランダ代表コーチ。だから、菜奈が金メダル取ったのは本当に嬉しかっただろうと思う。そして、パシュートの金の時も、今回の金の時も、笑顔がはじけていた。中長距離担当コーチだったヨハンは、日本側の契約延長要請を快諾したという。そして、今度は、日本代表監督になるという。
「高木美の1500メートルの銀メダルでチームが勢いづいたことに、高木菜は「刺激になったし、妹のおかげでいい風が吹いた」と感謝。姉の個人種目の金メダルに高木美は「ハラハラ、ドキドキしながら見ていた。さすがだなと思った」とうなった。」(共同)
男子アイスホッケーは、神がかっていたドイツが決勝残り3分で勝ち越し。それを追うロシアは、残り2分でペナルティーで、一人少なくなる。ゴールキーパーを上げ5人攻撃で、なんと同点。神がかっているチームに対抗できるのは、こちらも神がかり。延長で、ドイツがハイスティックのペナルティー。そして、ロシアのゴールで優勝。凄い試合だ。
時間がないから今日はやらないが、サン・イシドロの最新情報がはいった。やっぱりホセ・トマスは出場しないようだ。THさんから連絡があった。俺はラス・ベンタス闘牛場でホセ・トマスが観たいのだ。だからガッカリ!でもサン・イシドロへはやっぱり行くだろうなぁ。
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