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6月12日(火)

 


6月11日(月)

 


6月10日(日) これが現状の流行なのか

 西尾維新氏の作品を、生まれて初めて読む。何でも12ヶ月連続発売だそうで・・・。
 って、原稿用紙300枚の作品をなんと一冊30分で読めてしまう。いや、ライトノベルだってもう少し時間がかかるのだ。
 まあ、作者が「黒歴史ならぬ嘘歴史」と言っている作品に、突っ込みを入れるのは野暮と承知で突っ込むと、間違いなく、池波正太郎氏が、来たるであろう事を予測していた、時代小説である必要のない時代小説なのだろうな。そう思う。
 あらすじは、虚刀流という剣を使わない剣術の7代目当主、鑢七花は、20年前の大乱の後、大乱鎮圧の英雄である父と姉とともに不承島に流される。そこへ天下すら左右する刀工四季崎記紀の鍛えた完成形変体刀12本を集めるための剣士をもとめ、奇策士、とがめがやってきたところから物語が始まる。
 と、なんとなく山田風太郎っぽい感じもするのだが、軽い。なんか軽い。いや、本当に、なんだかななのである。ライトでドライな感覚が違和感をもたらすのだ。ばりばり。


6月9日(土) それでも人はその道を逝くのか
        『まんが極道 1』

 アマゾンに8万円も発注をかけてしまった。莫迦である。 といってもまあ、『相棒』の第3、第4、第5シーズンが、9月、12月、3月に出るのでその予約である。あとは7月に必殺シリーズ。で、『ブラック・ラグーン』のセカンドシーズン、最終巻。いや、これ暗くなるので、3巻から寝かしてあるのだ。4、5、6と日本編を見てから明るい3巻を見ようという魂胆である。というか暗い日本編で6話は辛い。久部さんがいらっしゃったときにでも、一緒にひたすら暗くなろうと思うのだ。

 で、暗い話。いや、唐沢なをき氏のこの漫画。『まんが家残酷物語』系列の作品だが、あまりにも哀しすぎる。哀しすぎるのだが、根底に、20年間(私は少年キャプテン版の『八戒の大冒険』以来のファンである)シビアなギャグマンガの世界で、大ヒットとは行かないまでも、マニアをうならせる作品を書いてきた唐沢氏のまんがというものに対する愛情が、作品の根底に脈々と流れているのだ。8なんて悪文だ。長すぎる)だからこそ、ダークながらからっと笑える。せも、笑った後、しみじみと怖い。

 最終話。身につまされるのだ。いや、メニューからいくつかボタン外そうかと・・・。


6月8日(金)最近の創作活動の流行?

 朱雀を通して現状高校生の作品を拝見する。まだ、全然完結していないのだが、ううむ。

 魔王がいました。魔王は友達だった勇者を殺してしまいました。新しい勇者はツンデレの女の子でした。新しい勇者が魔王の所へ偶然来たとき、彼女は空腹で倒れてしまいました。しかたがないので、魔王は晩ご飯を奢ってあげました。このことに味を占めた勇者は、魔王を財布として連れ歩き、冒険の旅に出たのです。

 なんか、榊一郎氏風。彼の第一作。『ドラゴンズ・ウィル』を彷彿とさせる。
 こういう、作者というか地の文が饒舌で、キャラの性格がころころ変わってしまい、更に、シリアスなのに地の文でギャグをやるような作品が最近の流行なのか? しかし、俺だったらどう、料理するか・・・。ううむ。

 なんだか、混乱してきたので、某所の『SF・FT系創作にありがちなこと』(http://d.hatena.ne.jp/cataly/20070531 個人ブログなのでリンクしません)を載っけてみるのだ。これはアメリカの『Strange Horizons』という短編小説投稿サイトの編集者の人たちが良くある投稿をまとめたものらしい。

 1.A地点にいる人がBに行きたくなる。Bへ歩く。なんの障害もなくBに到着。終わり。(別名:一直線プロット)

 2.創作者が、創作トラブルに遭う。
   作家が別作家の妨害に遭うよ
   画家が絵を描けなくなる。彫刻家が彫刻でき(略)
   芸術家が理解のない批評家に遭うよ
   芸術家が芸術の女神ミューズに会うよ

 3.異星を訪れた人が現地のルール・タブーを破ってしっぺ返しをくらう

 4.変なことが起こり。それが現実じゃないことが判明するオチ
   夢オチだよ
   ヴァーチャルリアリティだよ
   主人公が正気じゃなかったよ
   主人公が書いている小説の中のできごとだったよ

 5.AIがネットから解き放たれる

 6.未来は情緒なき(soulless)世界だ
   全てを電子工学的に学ぶ世界で、子供が本によって昔の知識に触れるよ
   全てを電子工学的に学ぶ世界で、子供が非文明的な生活をしている老人に出会って昔の知識に(ry)

 7.主人公が悪い人(*要素としてならいいがそれをメインにするのは……)
   悪人が報酬を求めて悲劇か失敗に終わるよ
   テロリスト(大体ビンラディン)が死後に恐ろしいことに見舞われることに気づくか、天罰を受けるよ
   主人公が最後に過ちに気づいて改心するだけの話だよ

 8.場所(国・星・世界)が描写されてるだけで、プロットとキャラクターが無い

 9.最後に使い古されたどんでん返しがある(うまい人が使えば実際にどんでん返しになるが、それは稀)
   人間だと思わせたキャラが人外
   モンスターと思わせたキャラが人間
   語り手が実はまだ生まれてない存在。最後に生まれる
   時間改変が成功しそうで意外な要素で失敗する
   「手続き」「儀式」など作中で呼ばれているものが何かが中々明かされない。
  最後に「死」などの言い換えだと発覚する。

10.技術支援を請うたら変な物をもらっちゃった
   魔法のアイテムだよ
   進んだ文明のものだよ

11.科学者が自分を実験台にする

12.悪い医者が、何も疑わぬ患者で実験する

13.会社生活が魂をすり減らす話。比喩だったり文字通りだったり。

14.未来の刑罰はもっと残酷になる

15.白人主人公が現地の聖なる民族に知恵や助言をもらう

16.世界観や設定がまんまD&Dだ

17.宇宙人が人間の習慣を観測して、批判する
   未来人のこともあるよ

18.宇宙旅行は素晴らしく、我々の問題をなんでも解決してくれる

19.悪妻を持った男が、復讐を試みて妻を殺す話
   完全に無垢で潔白で善良な男が、偶然とか正当防衛で悪妻を殺すのは可

20.ヴァーチャルリアリティの是非を論じているだけの小説
   うちの編集者の一人もこういう小説を書いたが、まだ出してくれる出版社は見つからない

21.AさんがBさんに(もしくは沢山の人に)Cさんの話を語る
   Bさんこそが実はCさんだったよオチ
   AさんこそがCさんだったよオチ
   他になんか目新しくもないどんでん返しがあって、お話が違った角度から見直されることに。
  (しばしば読者がどんでん返しを予測済みだったり)

22.著者と違う政治思想のキャラがアホと狂気と悪を晒す羽目に。
  ←大抵皮肉っぽく、ステレオタイプで大いに誇張されている。
   未来、アメリカもしくは世界は政治的に正しいリベラル派に支配され、大変なことになるよ
   未来、アメリカもしくは世界は保守派ファシストに支配され、大変なことになるよ

23.超人的な語り手が、アメコミ系ヒーローが普通の世界で遭う俗な苦労があまり語られていないことを嘆く

24.お姫様が実父とか養父とか王に痴漢されたりレイプされたり

25.誰かがすごい医学的もしくは技術的発見をするが、それが世界を荒廃させることに気づかない

26.読み手には明らかに未来人だとわかるキャラがいるのに。他のキャラ(主人公含む)はそれにさっぱり気づかない

27.間違った復讐譚
   主人公が忍びがたき苦難を忍び、あげくに無実の誰かを殺しちゃったりするよ

28.語り手もしくは男キャラがやたら女性にどぎまぎし、女性に関する既成概念を鵜呑みにしている。
  神秘的とか気まぐれとか誘惑的だとか。

29.奇妙な現象が連続発生、話の半分以上起こり続ける。現象に関するヒントすらないまま。
  大体において主人公の周りに理由を知っているのに語らないやつがいる。

 ううむ、なんかだ。よくあるなあ。


6月7日(木) 朱雀は本当に運がない

 某所で知った、モバイル姓名判断(http://n1.mogtan.jp/)というのをやってみる。

「上杉 明」
画数:上(3) 杉(7) 明(8)

天画(家柄)10画 凶 
労多くして実りなし

地画(個性) 8画 中吉
強靭な精神力が持ち味

人画(才能)15画 大吉
思慮深く謙虚な性格

外画(対人)11画 大吉
家庭も仕事も順風満帆

総画(総合)18画 中吉
エネルギッシュな親分肌

評価 : 75.5点
「武田 暗」
画数:武(8) 田(5) 暗(13)

天画(家柄)13画 大吉
創造力豊かで人気者

地画(個性)13画 大吉
創造力豊かで人気者

人画(才能)18画 中吉
エネルギッシュな親分肌

外画(対人)21画 大吉
幼児期の育て方がカギ

総画(総合)26画 吉 
波乱万丈な英雄数

評価 : 27.9点
「朱雀 龍樹」
画数:朱(6) 雀(11) 龍(16) 樹(16)

天画(家柄)17画 中吉
負けず嫌いな頑固者

地画(個性)32画 大吉
人の財力に恵まれた幸運数

人画(才能)27画 吉 
プライドが高くおせっかい

外画(対人)22画 凶 
不平不満・短期で失敗

総画(総合)49画 吉 
油断大敵 一気に陥落

評価 : 44.4点

 家柄、凶ですか。そうですか。でも、総合得点が一番高いのが唯一の誇り。しかし、朱雀の油断大敵、一気に陥落というのは笑える。いや、あいつ本当に運がないなあ。しかし、武田も凶もないのに27.9点というのは・・・。日頃の行いなのであろうか。


6月6日(水) こういう本がないとだめなのか?
        『はつ恋連合艦隊』

 ヲタクとしてこういう本が増えるのは喜ばしくもあり、悲しくもあったりするのである。
 いや、『戦車学校』の『連合艦隊』版、なのだが、連合艦隊ヲタとして1994年に写真日本海軍全艦艇史を6万6千円で購入した、小学校5年の時に宇宙戦艦ヤマトを見てこっちの世界に来てしまった、そんな人間からすると哀しいのである。
 ヲタクの道は、修羅の道ではないのか?
 「あ、やべ、俺、この道を進めば、只じゃすまなくなる」
 そう思いながらも進んでしまう、それが修羅の道でなくてなんなのだ?
 誰に教わるでもなく、図書館や本屋に通い、乏しい小遣いから、資料を集める。それがヲタではないのか?
 そんなことを言っているからミリタリーは先細りになってしまったという話もあるかもしれないが、しかしなあ。こんなかわいい女の子に手を引かれてこっちの世界というのもなあ。なのだ。ヲタクは萌え族だけではないのだぞ。とi言いたいのである。

 まあ、本の内容はいたってまとも。実に中立。典型的な帝国海軍万歳! でもなく、帝国海軍は最悪だったという自虐でもない。
 あの状況で、国力が20分の1しかない国が、幾多のミスを犯しながらも勝利を求め戦ったというあたりがしっかり書かれている。まあ、戦史メインではあるが、このパターンで、兵器編もでたら買うかもしれない。
 しかし、作者の言いたいことはきっと最終章なのだろう。そう思う。
 太平洋艦隊司令長官ニミッツの
 「古今の戦史に於て、主要な武器が、其の真の潜在能力を少しも把握されずに使用されたと云う稀有の例を求めるとすれば、其れは正に第二次大戦に於ける日本潜水艦の場合である」
 という台詞に対する、精一杯の否定なのだろう。数さえあれば、数さえあれば・・・。日本は対米6割の戦艦と、ほぼ等しい航空母艦、巡洋艦を装備していた。ほとんど水上艦を持たなかったドイツとは違うのだ。そして、あの時点で、輸送船と護衛艦と空母と潜水艦だけを創れば良かったというのは後知恵に過ぎない。いろいろ冒頭文句も言ったが、良い本ではある。

 しかし、『写真日本海軍全艦艇史 決定版 上下巻・資料編・額装用特製5枚組写真付揃セット 福井静夫著』販売価格: 38,000 円 (税込)
 (http://shimashima-books.ocnk.net/product/3672
 って、あの名著が古書ではなく古本扱いとは・・・。ちょっとへこむ。


6月5日(火) 大艦巨砲は男のロマン
        『蒼海の巨竜 最終戦艦決戦』

 内田氏の2冊目、同時購入である。いや速筆。(なのか)
 この作品は、前作と異なり、あり得ぬ戦場、あり得ぬ兵器を用いてあるはずだった勝利を得るか。といった代物である。いや、爽快。こちらはカタログスペック通りの『大和』級。砲弾食らって、測距機が故障したり、ダメコンが阿呆で1、2発敵の砲弾が命中したくらいで火薬庫が誘爆したりしないのだ。 『デ・モイン』級の連射でボコ殴りされたり、主砲撃ったら方位盤がずれました。なんていう『大和』級ではないのである。実に使い物になる『大和』級なのだ。 そのラスボスが、『モンタナ』。大艦巨砲主義者にとっては、もう、泣いていいかな? 俺。状態なのである。
 そして、旧式戦艦ぶちのめす『大和』級。『アイオワ』級とガチで打ち合う、新旧高速戦艦の『金剛』級。普通活躍しない『扶桑』級がしっかり、死亡フラグたてて大活躍。

 なのだが。
 作者は、仮想戦記読んで、仮想戦記を書かれた世代だと思うのだ。故に、痒いところに手が届くような作品になると思う。思うのだが。そういった世代は結局、そのジャンルの劣化コピーを生産する可能性が高い。(この作品がそうというわけではない。念のため)いろいろな作品を読んだ上で、そのジャンルを作り出した第一世代に対し、それだけを読んで育った世代の作品はいまいち問題がある。そのように思われるのだが。このことは、少しよく考える必要があるかもしれない。


6月4日(月) 歴史の中の小さな砂粒
        『紅蓮の翼 戦闘攻撃機「爆風」』

  良くできた仮想戦記というものは説得力とカタルシスだと思うのだ。緻密な改変の積み重ねによる説得力か、それとも、あり得ぬ戦場、あり得ぬ兵器を用いてあるはずだった勝利を得るか。そのどちらも得られなかった『暁の鎮魂歌』は故に、評価が低いのだが。
 さて、この作品は、艦爆「彗星」がDB601が輸入できなくなって開発できなくなり、その後釜として急遽、「流星」が一番信頼性が高かった「火星」エンジン搭載で開発されてしまった。という話である。
 実際問題、その組み合わせで、物語中のような活躍ができたかとか。あんなに馬鹿でかいエンジンでどうすんだ。2000馬力でも足りないよ。というのはある程度の知識がある人間の考えで、そうか、そういう手があったか。と素直に納得するのが吉である。そして、この作品、もう一つの売りがある。地味だが凄まじい代物とは。

 大和弾

 戦艦『長門』『陸奥』の砲弾を対艦用爆弾にしたのは有名な話だが、なんと、この世界では戦艦『大和』『武蔵』の砲弾を使用した対艦用爆弾なのである。実に爽快。敵空母がボコボコである。いや、ダメコンもなにもあった話ではない。
 こうして、一時、浮き世の憂さを晴らすのが仮想戦記の存在価値だと思うのだが、いかがなものであろうか。


6月3日(日)まさか今頃・・・2

 萌え、萌え、萌え萌え萌え!
 とまあ、竜恋のサントラの一曲を歌ってしまうぐらい萌えてしまった『2nd ring』。
 いや、足の怪我したシンジに対して、強制的に「あーん」で食事を与えようとする綾波さん萌え。陥落するシンジ君(w)
 と、大変、楽しい一日を過ごさせていただいたのである。
 いや、唯一の問題は、カヲル君をアスカが論破しちゃったところで昨年3月より更新が途絶えていることくらいか。しかし、作者がおっしゃるには近日更新再開のようで、一安心である。

 「甘いな」
 「ああ」
 わあ、ビックリした。何、口の前に手をくんで座ってますか。武田。所在なさげに後ろに立ってるのは何ですかな? 朱雀。
 「甘いニャ。甘いニャ。綾波はあのツンツン99にデレ1がいいのニャ」
 「そう、あの、自爆寸前のいよいよ、デレいく? まだ引っ張る? というところこそ綾波の醍醐味」
 「故に、あそこで何故救わないかニャ、莫迦シンジ!」
 「あそこで、融合に対して、逆融合かけて、綾波救って、零号機にもS2機関取り入れだろうが。何のためのOPの6枚の黒い羽はやした初号機だ? ああん」
 ええと。
 「ま、ともかく、10年遅れの綾波萌えの世界へようこそニャ 上杉。おめでとうニャ」
 「まったくだ、随分とここに来るのに時間がかかったが、それはさておき、おめでとう」
 なに、期待に満ちた目をしていやがりますか? 二人とも。
 「この場は、『ありがとう』だろうニャ」
 「空気読めよ・・・」
 なんか、理不尽。


6月2日(土) まさか今頃・・・
             2nd ring

 ええと、実は、腐女子の方々の『腐』化能力の限界はどのくらいあるんだろう。という話に昨日、偶然なったのである。で、まさか、『GS美神』の横島くらい、アレなら、『腐』化も働かないんじゃないかと思って、ググったら、なんとしっかりあったのである・・・。いやこれが前置き。で、リンクたどって、ネットワークサーフィンして、偶然、『NACBOX GARACTERS』(http://home.att.ne.jp/theta/nac/個人サイト故、リンクしません)というサイトを見つけてしまった。

 いや、私は10年前のEVA祭り、冷ややかに見つめていたのである。朱雀の阿呆が、ニフティサーブの某所でのみ綾波の所有を許されたり、武田の莫迦が、10万もする1分の1フィギュアを購入しようと企てて、さすがにそれは朱雀と止めたり。そういった事があったのにである。私は一人、取り残されて、いや取り残っていたのである。
 なーにが

 「貴方は死なないわ、私が守るもの」

 だ。けっ。といった感じだったのだ。
 それが、このサイトの『2nd ring』を読んで目から鱗だったのである。いや、10年ぶりの綾波萌えだ。武田、朱雀、貴様らは正しかった。
 物語自体はEVASSでよくある「シンジ時代逆行もの」である。なのだが、綾波が・・・萌える。いや、こんなにかわいい娘だったとは・・・。ごろごろごろ。ごろごろごろ。萌え転がって1日過ごしてしまったではないか。なんてこったい。というわけで、読むのに忙しいので以下次回。


6月1日(金) いくらなんでもね・・・
        『暁の鎮魂歌 上』 子竜 蛍著

 久しぶりに、朱雀、武田と小樽倉庫No1に行って飲む。深酒。非常に深酒。いや、甘エビがうまくって・・・。あそこで日本酒2合も飲んだのである。で、その行き帰りのJRの中で読んだ本。

 不沈戦艦を建造したり、超巨大鈍足戦艦を建造したり、大和級戦艦3隻で敵艦隊ぼこぼこにしたりという作風の子竜氏の最新作。
 実は、個人的にはそろそろ本棚が狭いので・・・。状態であったりする。前回が潜水艦に46センチ砲1門なら、今回は駆逐艦よりはるかに小さな舟に3連装20センチ砲を装備なのだ。いや、不沈戦艦のころが懐かしい。少なくとも、説得力はあったと思うのだが。12人しか乗員がいないなんて・・・。何か? 宇宙戦艦ヤマトのショックカノンでもあるまいし、日本初の3連装20センチ砲がマシントラブルもなく3人くらいで動くのか? だったら大和に自動装填装置つけてくれよぉ! と叫んでしまうではないか。まったく。
 しかも、その20センチ砲で大活躍というのならともかく、今回はその高速性を生かして潜水艦狩りである。なんだかな、と思ってしまうではないか。
 技術者偏重主義はこの人の持ち味でもあるのだが、しかし、ここまでくると・・・。ともかく、楽しめも笑えもしなかった。としか言いようがなかった一冊であった。(潜水艦に46センチの方が、まだ笑えたのである)


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