呆冗記

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4月30日(日)ちょっと心配

 榊一郎氏の『君の居た昨日、僕の見る明日 5』がでた。でたのだが、まあ、この作品と『イコノクラフト』なぜか全然読んでないので(何故かではないのだ。偶然にも第一巻購入後、何か事件があって、その本が段ボール箱の屋に隠れてしまうと、以後、買うけど読まないという自体になるのだ。恐ろしいことに、私にとって『ハルヒ』は典型的なその手の作品なのである。まあ、あれは2巻からだったが)今回はこの本の話ではない。その後書きの話。

 榊氏、某臓器を痛めた可能性ありでさあ、大変。某氏は同じ臓器痛めて余命10年といわれたんで、ちょっと走馬燈がよぎりかけたけど、精密検査で問題なし。よかったよかった・・・。

 って・・・。あのお・・・榊氏がなんでもなかったのは大変おめでたいのである。いや、よかったよかった。いや、マジで。マカデミでクスクス笑いしながら飲む居酒屋のビールはうまいのである。が、だ。

 臓器痛めて余命10年の知人ってどなたなのだろう? 榊氏。誰なのですか。まさか、5年ぶりに2作作品書いて、本編で主人公とヒロイン死亡確認。状態にした某作家 だったりしませんか! ねえ! 教えてください。

 いや、某氏ファンの方々に『空気嫁』とか、『黙ってもう5年待て』とか言われるの承知で、えらくびびっているのだ。ネット上では『君の居た昨日、僕の見る明日 5  あとがき 某氏』でググっても何もでないし。大丈夫だと思うのだが。

 夢は、人に話すとかなわなくなるから、悪夢はじゃんじゃん話してしまえというので、ここで明かした次第。空気読めなくて失敬。
 


4月29日(日)シスマゲドン 到来
        『超妹大戦シスマゲドン 上』(古橋 秀之著)

  朱雀に勧められていた古橋氏の『シスマゲドン』。近くの本屋に全然無いのでアマゾンで注文して入手。いや、昨年12月に出た本が、北の某政令指定都市のおっきな本屋にないのは非常にまずいのではないか。そう思えるのだが。いかがなものか。まあ、将来、ライトのベルを研究する研究者は、その情報の少なさにめまいを感じるであろう事は。間違いない。絶版の嵐であるからなあ。いやはや。

 さて、でもってこの本。非常に頭が悪い。いや、これ、ほめ言葉である。凄まじいほめ言葉。
 妹がチョーカーを身につけ、お兄ちゃんの持っているコントローラーで操作できるようになる。これだけでも、おなかいっぱい。である。で、その際に、兄妹の精神的結びつきによって『妹闘気(いもうとオーラ)』なるものが発生し、想像を絶するパワーを発揮するのだ・・・。うははははははははは。いやあ、ここまでオ莫迦ストライクだといっそ清々しいではないか。すばらしい。
 実は、古橋氏の作品は、『ブラックロッド』を初版で持っていたはずなのだ。だが、どっかいっちゃったかもしれない。そんな程度のファンである。『サムライレンズマン』で中身も読まずにちょっと引いて、『デモンベイン』で、思わず盛り上がってしまったのだ。まあ、そんな人間にとって、この一冊実に楽しかったのである。

 最後にご注意。私、朱雀に注意されていたのですが、某、水滸伝の妹が登場するところで、夜中にもかかわらず爆笑してしまったのだ。深夜である。怪しい受任になってしまったではないか。
 未読の方は、どうか気をつけていただきたい。


4月28日(土)セレブでデパ地下

 なんかボランティアの手伝いをするという朱雀と別れて本屋を巡ったり、デパ地下を歩いたり。で、思わず三越のデパ地下で飯を買う。セレブである。お金持ちの気分を鯖の棒寿司と、ひれカツサンドで味わおうというのだ。セレブである。
 でもって、書店で面白そうな本を見つける。『史的検証  竹島・独島』(内藤 正中,金 柄烈著)最近とんとご無沙汰な岩波書店の学術書。いや、ホント視力が落ち。iMbの『瞳の友』がなければ生きていけないのである。それはさておき、ざっと目を通す。

 竹島は日本固有領土か? 1905年の領土編入は合法的だったか? 対日平和条約で竹島は日本領として残されたのか? 新たに発見された史料を含め,史料を丹念に読み返し,近世から現代に至る竹島(独島)の歴史に即して論点を検証することに日韓の歴史家二人が取り組んだ.日韓の間に突き刺さる困難な問題を解く試みの重要な一歩.http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/8/0237740.html

 おお、やっぱ、こういう本が必要なのである。きちんと双方の立場をふまえた上できちんとした論議がなされねばならないのだ。というわけで手にとってしばし立ち読み。
 いや、金氏のほう、韓国サイドはまあ、想像通りで違和感もなにもないが、しかし、内藤氏・・・。日本人だよな。日本人なのに、なんで? 竹島領有権問題は日本の方が理屈に合わないという表現になっているのだ? 竹島は日本固有領土ではなく、1905年の領土編入は非合法で、対日平和条約で竹島は日本領として残されていない。日本は歴史をねつ造している・・・。

 なんだってぇ!

 あ、それ、有名な人だから。
 おお、朱雀。ボランティアは終わったのか。
 まあ、ね。で、その内藤正中氏って島根大学名誉教授で、鳥取短期大学北東アジア文化総合研究所所長なんだけど、2000年に『
竹島(鬱陵島)をめぐる日朝関係史』なる本を書かれている方だ。
 あ・・・っと。『鬱陵島』って韓国領の『鬱陵島』だよな。
 その通り。税金払わない連中が逃げ込むんで、渡航禁止にしていたけれど、朝鮮領。で、誰も住んでいないところへ江戸時代に日本人が漂着して、竹がいっぱいあったんで、
『竹島』と名付けてたという話は有名な話だ。
 そうなのか? 有名なのか。
 アニメ『結界師』でも描かれているらしい。その後、幕府は朝鮮との外交で、
『竹島』は朝鮮領の『鬱陵島』であることを認めて返還、それまで『竹島=鬱陵島』へ渡航する際の寄港地『松島』を『竹島』と名前をあらためて今に至る。
 よって現在の『竹島』は『鬱陵島』ではない
 でも、そんな偉い人が朱雀ですら知っていることをなんで、論文まで書いて間違っているのだ?
 わからん。故意にではないと信じたいが、もしも故意ならば、どういう意図があるんだろう。不思議だよな。
 というか、普通、こういった本は互いの言い分をガチンコバトルで検証して結論を見いだすのが本当ではないのか? 両方とも同じ意見の人間に、さも検証し合ったようなふりして、一冊の本を作ることは正しいことなのであろうか。
 わからん、俺にはわからんよ。そして、岩波書店が、今、こんな本を出した意図も・・・、わかりたくないなあ。
 天下の岩波がこんな本を出すなんて・・・。岩波の本にこんな感想を抱くなんて。私が変わったのであろうか。岩波が変わったのであろうか。ともかく哀しいのだ。


4月27日(金)若いっていいなあ

 明日から連休。というわけで、朱雀の家で遊ぶ。
 で、凄まじいものをみせられる。高校生の自主紙芝居ビデオ。
 ハイビジョンデジタルカメラで撮影し、マック上のアドビライブモーションで編集されたぱらぱらアニメ。
 って、何か違わないか? 朱雀。というかこんなもの作らせていいのか? 貴様のような教員はこの世に二人と存在しまい。

 いや、九州に一人存在するらしいぞ。

 あ? 日本の教育は大丈夫なのであろうか。

 まあ、卒業制作だし。

 はあ? とにもかくにもすごいものを見てしまった。情熱だけが有り余っている。そんな作品だった。
 若いっていいなあ。
 少し、元気が出たのである。

 で、おまけ。朱雀から教わった代物。平野耕太HP(http://anime.geocities.jp/hirano73714/)
 12月12日の日記(http://muchan.net/diary/hirano/)から転載。

 12月 12日 火曜日
新しい萌えの形。「萌え暴君」
・萌え暴君

「ええい!目障りじゃ!
 この、しち面倒くさい関所も関税も取り払ってしまえ!
 ははははは!うわはははははは!」

「なんだこの貧民街は!まるで豚小屋以下じゃ!
 わしの住む帝国に、このようなごちゃごちゃとした
 貧民どもの住処は必要ないのじゃ!
 焼き払えい!!焼き払って全て整然とした拡張した道路と
 都市を建築するのだ!
 もちろん貴様らから集めた血税でな!うわははは!」

「くくく・・貧民どもめ!お前らの住んでいた貧民街等、
 とうに焼け野原にしてくれたわ!
 貴様らは今日からこの、2LDKくらいの、わしから見れば
 鶏小屋以下の貧しい部屋に住むのだ!うわははは!」

「くくく・・貧民どもめ・・お前たちは一生、
 もうパンとスープとデザート以外食えぬ体にしてくれるわ」

「ぐわははは!住処をわしに焼き払われた貧しい愚民どもめ!
 働けー!働けえー!
 さっさと、わしの帝国の道路網と都市群と用水路と灌漑施設を完成させるのだ!
さっさとはたらけえー!
 苦しいであろうなあー!肉体労働はー!
 こんなに苦しい肉体労働えを強いられているというのに
 貴様らにくれてやるのは、わしら神に選ばれし皇帝から見たら
 ゴミのような少ない賃金しかくれてやらぬわ!
 せいぜい、貴様らの貧しい薄汚い妻子でもゴミのような賃金で養ってやればよいわ!
 くくく・・・」

「なんだこの薄汚い沼は!さっさと埋め立ててしまえ!
 その後?ええい、このような薄汚い沼地だったところなど知らん!
 バカな農民どもにくれてやれい!奴らにはお似合いじゃ!」

「愚か者め・・我が家臣たる貴族は失敗など許されん!
 全財産没収!全てわしのものじゃ!

「愚か者め・・我が家臣たる官僚は失敗など許されん!
 給料没収!全てわしのものじゃ!」

「初夜税だと!?馬鹿どもめ!
 高貴なるわが家臣の神に選ばれし貴族たちが、
 貴様らただの愚民どもを性の対象になどする訳がないわ!
 そんなもの廃止じゃ!愚民どもは愚民ども同士まぐわっているが良いわ!うわははは!
 のう!?貴族ども?そうであろう!?ぐわははは!がはははは!」

「わしより良い服を着ているだと・・!きさま!
 わが家臣のたかが一貴族の分際で!
 もはや反逆罪も同然よ!首をはねられるか、全財産没収か選べ!

 え?わしが冬でもローブ一枚なのは、ローブが好きだから。」

「わしより良い食べ物を食っているだと・・!きさま!
 わが家臣のたかが一貴族の分際で!
 もはや反逆罪も同然よ!首をはねられるか、全財産没収か選べ!

 え?わしがパンとスープだけなのは、好きだから。」

「得た領地も資産も全てわしの直轄地じゃ!
 うわははは!愚かな農民どもめ!働けぇえ!
 くくく・・・覚悟しろ!また国庫を豊かにしてくれるわ!」

「わしの無敵軍団は精鋭ぞろいじゃ!
 貧相な連中などわしの軍隊に入れるわけがなかろうが!
 身長180cm以下の、チビどもなど糞の役にも立たぬわ!
 さっさと貴様らの貧相な家に帰ってしまえ!目障りじゃ!
 貴族は神から選ばれた高貴なる存在なので
 わしの軍団の指揮官にふさわしい。当然徴集せい!」

「病院の匂い好き?俺好き。あとナースとかエロイ。
 うわははは!帝国随所に、国営の病院を立てよ!」

「孤児ども!なんて薄汚い連中だ!
 こんな目障りな連中は一ヶ所に集めてしまえ!
 糞まずいパンとかスープとかミルクとか果物とかでも与えておけ!汚らわしい!
 そして、わしの従順な、操り人形たる帝国国民にするために
 しっかりと調教をしてやらねばな・・・くくくくく! 
 まずは!こーー!くーーごーー!か!ら!だ!
 その次は・・くくく・・さー!んー!すー!うー!だーーー!
 たっぷりとしごいてやれい!うわははははははは!」

「お肉とか超嫌い。生臭いし。
 余は庵野秀明級の超ド級菜食主義者じゃよ?
 肉とかの薄汚い下等人種の食う食べ物なので
 お前ら劣等一般民が勝手に食ってれば良いのじゃ!」


「くくく・・・馬鹿どもめ!また国民所得を上げてくれるわ!
 ぐわはははははは!」

萌え暴君、臨終の際、
「ぐわははは!馬鹿どもめ!わしが死んだからといって、
 貴様らがわしから逃れられると思ったら大間違いじゃ!
 貴様らはずっとわしが天から見続けておるからのう!
 ぐわははははははははははは!この浅はかな愚民どもめ!」

国民全員号泣。

 転載ここまで

 萌えた。やっぱりビジュアルはエプロンドレスの美少女ではなく、ひげずらのオヤジで。(だから、どこか壊れたな。やっぱり)


4月26日(木)BLADE復活
        『BLADE 上』(イダタツヒコ著)

 久部さんから教わったイダタツヒコ氏。でもって、冴速氏におそわったのがこの作品。で、わたしはイダタツヒコ氏の熱狂的なファンになったと言っていい。

 「上杉サンが『BLADE』知らないなんて意外なんだわ。

 と、言われたくらい私好みの世界観。それが、復刊された。
 まあ、現在『XBLADE』なる作品が士貴智志氏の作品で講談社の『シリウス』に連載されているのだそうだが。(実は第一巻を購入してしまったりしている)やはりオリジナル。うーむ士貴氏の作品、絵が綺麗すぎるのが難点である。『BLADE』の世界は、もっと、ざらざらしているべきなのだ。少なくともこの世界においてはだ。
 まあ、坂口いく氏本人がなんで『ちぇんじ123』書かないんだ。とごねてる男は、世間様からずれているのかもしれない。まあ、そんなかんなで久しぶりに読む。(いや、最終巻以外、行方不明なのだ。引っ越しの際にはあったはずなのだが)
 やっぱりいい。特に我王。これは悪いが士貴氏のキャラでは表現できまい。こういうおっさんは、イダ氏、うまいのである。『美女で野獣』の父ちゃんなんてもう最高であった。(なんか見るところが違っているが)
 いいなあ、やっぱり。最後の1Pの新作もいいかんじ。わははははは。
 で、表紙が今のイダ氏の絵でタケミちゃん。

 イダ氏。お願いですから、この絵で、この絵で、『BLADE』の後日談書いて下さい!
 なあに、『XBLADE』は5年後です。その間のエピソードは書き放題じゃないですか。

 それぐらい。ツボである。下巻はおキクさんがいいなあ。(三郎忘れてるぞ、こいつ)


4月25日(水)あのころは良かった
        『夏の魔術 上下』(ふくやまけいこ著)

 某企業ハトッテモイイカイシャ。
 ネズミーランドはユメノクニ・・・。

 なんて、アップしてないのにこういうネタは面白くも何ともないので。早速本題
 さて、いわずとしれた名作である。まだ、田中芳樹氏の著作が輝いていた頃。私が素直に岩波書店の書籍を読めていた頃の話である。
 最近、岩波の書籍、嘔吐感がして読めないのである。視力墜ちたかな。しかたがない。専門書なんてえらく長いこと読んでない気がする。まあ、向こうもこんな社会科教員崩れに読んで欲しくはないだろうからあいこだが。
 まあ、このシリーズはそんなに説教臭くないので、今でも、最終作以外はすらすら読める。というか田中芳樹氏で読めるのはアルスラーンとこのシリーズだけという事実があったりするのだが。趣味、変わったのである。完全に。菊池英行氏の作品は今でも大好きなのに、何なのだろう。この違いは。
 そして、原作者が望んだふくやまけいこ氏の手によって漫画化された幸せな作品がこの上下巻である。
 作家は、漫画家になれなかった人間がなる職業だ。とは菊池秀行氏の言葉だが、まあ、当たっていると思う。私だって、頭の中のビジュアルを取り出せたらどんなに素晴らしいか。(私にとってであり、他人にとってはたいしたものではないとしてだ)
 ただ、結構ダークなのだな。この作品。帰ってこない乗客達はどうなってしまったのか。と、考えると。怖くなってしまうではないか。間違いなく。 


4月24日(火)うわああ

 いや、あんまり、ニュースネタはどうかと思うのだが・・・。
 後輩が教えてくれたニュース。
 これは・・・。酷い。酷すぎるよママン。(壊れたか。うえすぎあきら)

 国営アミューズメント・パークで、ディズニー模倣 - 中国http://www.afpbb.com/article/1528292

 【北京/中国 20日 AFP】「ディズニーランドは遠すぎる」をスローガンにする中国国営のアミューズメント・パークがある。この北京石景山游来園(Shijingshan Amusement Park)では、園内のスタッフがディズニーのキャラクターである白雪姫と7人の小人たちに扮し、「シンデレラの城」や「マジック・キングダム」のレプリカを設置。
 ディズニーランドのイメージいっぱいだが、キャラクターを使用許可は一切、取っていない。中国の著作権侵害を端的に表す例として、米国政府は憤りをあらわにしている。
 写真は北京の石景山游来園で20日、来園者と遊ぶディズニー・キャラクターの「ドナルド・ダック」と2008年北京五輪のマスコット。(c)AFP/TEH ENG KOON

 いや、これはまずいのである。絶対に。中国様、君は、君は某企業の恐ろしさを知らないのだ。
 卒業記念に小学生がプールの底に書いた、ネズミの絵を膨大な著作権料で消し去った某企業。
 世界中を巻き込んで、ネズミの著作権を守るため、作家の死語90年間まで著作権を守れるようにしようとしている某企業。
 『海底2万マイル』には褐色の肌の女の子や、眼鏡の少年なんて出ていないのに、オリジナルを主張する某企業。
 ライオンの王者が・・・。

 あれ、玄関に誰か来たみたいである。
 「はーい今行きます」

 DED END


4月23日(月)喜劇 全部、私が悪いそうで

 流石に、土日、二日間だけで発泡酒の500缶12本を消費するのはまずいと思っていたのだが、それどころじゃなくなってしまっていたのである。
 なんだかな、事の次第は『すべて私が悪かった』という公式発表がでてあっとびっくり。いやあ。むたくたではないか。
 私は一社員だぞ。一社員。一社員がそんなに権限があるのか? って、『銀河英雄伝説』にあったなあ。としみじみ。
 ま、宮仕えだということはしかたがないので、甘んじて受けるのだが、これで、酒がぶ飲みしていたら間違いなく死ぬのだ。これは確信である。ただでさえ、デブで成人病の疑いがある体。酒のがぶ飲みしていたら間違いなく遠からずこの世からおさらばである。

 ま、それならそれでもいいのだが。もう、若くないし。

 ともかく、親より先に死ぬのはまずいだろうとおもうので。無理矢理、酒の代わりに放置していたこのサイトを復活させることにしたのである。一応、今年に入ってからの日々の記録はメモってあるので暇があれば3ヶ月分記載がなされるかもしれない。
 酒を飲む代わりの代償サイト。ぐだぐだ文章であるが、ご笑納いただければ幸いである。

 追伸、更新止まったら酒に溺れて死んだか、精神を病んで更新できない環境となったかと思っていただきたい。
 それでは、しばし、よろしくお願いいたします。


4月22日(日)そういう趣味の方は遠くで幸せになって下さい
   『召還士マリアな日々 子守編』(北沢 慶著)

 昨日、深夜営業のスーパーマーケットに寄って餃子2パックに鶏胸肉1パックなど購入し発泡酒500缶6本を買って飲み始める。鶏はそのまま油なしで焼いて喰う。唐揚げよりははるかにヘルシーだと思う。ま、ヘルシーであろうがなんだろうが、知ったこっちゃないのだが。
 ぐだぐだぐだぐだ。全然酔わない。
 で、日曜日の早朝。追加6本。いや、朝から酒を買ってくると言うのは、もう、アル中一直線である。末期なのだ。
 ま、ともかく、現実逃避のためにライトノベルを読む。こんな時にセカイ系なんぞ読むと果てしなく落ち込んでしまうので、とにもかくにも、明るいものを読むに限る。

 なんだけどな。

 うーむ。これは何なのでしょうか? だったりする。対象読者はいったいどのへんにいるのだろうか。なんてったって準主役。ヒロインと魂が同化しちゃった堕天使がゲイなのだ。
 いや、今回の短編集も面白くない訳じゃないのだが、なんだかなと。毎回美少年が出てくるライトノベルというのは、おんにゃのこ側からはありなのでしょうか? たぶん、ありなのだろうなあ。
 いや、現実に、弱気な美少年をお姉さんが陵辱しちゃうゲームなんぞが存在するという噂だったりするのだ。

 怖い世の中になったと思わんか?


4月21日(土)喜劇 人生幾度目かのピンチ

 まあ、この世の中、もう、一去年のカタストロフィーに比べれば、怖いものなんぞないと思っていたのは夢のまた夢で。不幸というのには底がない事を実感している今日この頃であったりするのだが。だいたい、人生で二番目にショックだった一昨年のカタストロフィーが、現在ずんどこ順位を下げていたりするのである。

 もう、怖いものなんてないのだ。

 なんていっても、人生、不幸には底がない。まあ、昨年の年末から、今年の1月にかけての一連の『喜劇』以上のことはそんなに起きないと思っていたのだが。まあ、それに近いことが発生してしまったのである。
 事の起こりは、我が社が情報の管理状況を検査してもらうようなことになったと思って欲しい。(あまり詳しくは書けないのだ)

 チェックの結果、問題が発生した。
 要するに、情報は、各担当部署がしっかり管理し、その中だけで、廻していかなければならない。しかし、逸脱が存在した。
 『遊軍』、すなわち私の存在である。私のところにはごちゃごちゃといろんなデータが集まってきているのだ。
 これを何とかしないとお墨付き(だからあんまり詳しく書けないのだ)がもらえない。お墨付きがあった方が今後の商談には有利だ。
 というわけで、

 1。我が社は、『遊軍』を廃止し、データを管轄内のみで処理するようにした。
 2。我が社は、『遊軍』担当者にある種の資格を取得させることで、情報が集まってくる状況を合法化しようとした。

 答えはどっち?

 ご想像通り。後者である。しかも、しかも、期限付き業務命令ときたのである。

 一方的じゃないか我が軍は。

 「取得のための優遇措置はいただけるんですか」
 「ないよ」
 「期限までに取得できなかったら、どうなるんでしょうか」
 「資格を持っている人間を、君のお給料+αで引っ張ってくるよ」

 まじですな、上司。うわああ。40代前半でリストラである。リストラ。

 なかにわのあるじゃあのんのおはかにおはなをそなえてください。Orz.


4月20日(金)イ500だあ?
         深海の覇者・潜水戦艦伊五〇〇 上(子竜 蛍著)

 うわはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははh。げほげほ。息が切れた。

 とまあ、冒頭から思わず笑っちゃったのがこの作品である。いや『紀伊』はトンデモぎりぎり。『播磨』はトンデモであるのだが、これをなんと呼べばいいのであろうか。うーむ。思わずうなってしまうのだ。
 いや、イ400の航空兵装を撤去し、かわりに信濃に装備するはずだった46センチ砲を装備する。どうでしょうか。聞くだけにすごい話でありましょう。というか、百歩譲って、つけたとして、まともに浮上できるのであろうか。そういった話なのだが。最近、このジャンル、何でもありだなあ。そう、しみじみ思ってしまうではないか。
 それ以外の点は結構良くできている。B29の基地になっているあの島を46センチ砲4門とと海兵隊で破壊して、稼いだ時間で、さらにアメリカ西海岸のB29の工場をぶちこわそう。実に良くできているのだ、そして、ローレライのように妄想兵器は一切出てこないのに、何故かこの浮かんでしまう微苦笑はは何なのだろうか。どうやら、今回は上巻なので、近々下巻が出るようなのだが。
 でも、たぶん、喜んで買ってしまうのだろうなあ。


4月19日(木)逆転裁判漫画版
        逆転裁判 1 (前川かずお著)

 知らなかったが、こんなものまででていたとは。侮れない。というわけで、さくっと読んでみたのだ。
 なにせ、ズッコケ三人組のイラストの方が・・・。(ここ、突っ込んでください)

 うーむ。どうも惚けの切れが良くない。困った話である。(もとからと言う話もあるが)
 さて、ヤングアニマル等で連載なさっている作家さんだという話なのだが。最近、アニマル系はとんとご無沙汰なのである。うむ。もう、例のカタストロフ以来、ほとんど新しい作家さんに触手を伸ばすこともないのだ。
 だから、この作品も、『逆転裁判』でなければ手に取ったりしなかったと思う。まあ、前川氏の作品は『ややBUSU』がレーダーにピンときたのだが、そのまま放置してしまった。

 で、この作品だが、黒田研二氏という方がシナリオを書かれているので、まあ、普通のミステリーである。というか、普通すぎて、裁判シーンが唐突なくらいである。『異議あり』がカタルシスなく、唐突に思えたら、それはもう、逆転ではないような気がするのだが。
 まあ、後編も買ってしまうのだろうけど。


4月18日(水)逆転裁判第四話
        逆転を継ぐもの(第一話はこちら

 人生はロジックのように一本道。まさか、ここにきて、全部のネタがつながるとは。

 しかし、一言言わせてもらうならば、何というのか、この作品には緊張感が欠けている。致命的に欠けている。被告に罪をなすりつけようとする真犯人。全く無茶苦茶な証人たち。そして、その証人と真犯人の証言により、被告を有罪にしようという判事たち。時には、その判事こそ、最大の敵であったりする。それが逆転裁判であったはずなのだが。
 今回の作品はシナリオは長く、物語も濃い。濃いのだ。そして歯ごたえもある。メイスンシステムでは解らなくなって攻略サイトの助力も得た。得たのだが。今までのゲーム終了後の快感が欠けているような、そんな気がするのである。

 相手検事との関係が生ぬるい。全話通しての諸悪の根元の動機があまりにも軽すぎて納得できない。ナルホド君の証拠偽造問題にしたって、動機の点で無茶苦茶なのは明白である。なのに追放処分。で、第一話で本当に偽造。納得できないのだ。すっきり出来ない。
 おもしろくないわけではない。おもしろいからこそ、ここまで一生懸命、DSにかじりついてがんばったのである。がんばったのだが。しかし。
 なんなのだろう。このもやもやは。

 伝聞ではあるが、この作品、制作サイドと上層部での軋轢があったように聞く。完全新作を制作したい制作サイドと、旧作の登場人物の再登場を要求する上層部。そういった消化不良が結果として、この作品の問題点となったのであろうか。
 いや、オドロキ君が目立たない。ナルホド君がいて、この検事相手だと怖くないのである。ちっとも。まるで、海兵隊上がりのコック役でセガールが登場したような、気の弱い高校教員がシュワちゃんだったような。

 勝ったな。
 ああ。

 状態なのである。

 あと、やっぱり○○○制度は、この世界には絶対になじまないと思うのだ。まあ、最後の選択肢。セーブした後で逆を選ぶのはお約束だと思うのだが。
 5はオドロキ君大活躍でお願いしたいものである。


4月17日(火)逆転裁判第三話
        逆転のセレナード(第一話はこちら

 うーむ、見事。いや、実はこの作品の探偵パートで、ちょっと攻略サイトのお世話になってしまった。残念。時間のほとんどをこのゲームに取られるわけにはいかないのだ。サラリーマンとしては。残念。そのサイトのマスターさんもおっしゃっていたが、あれは慣れてる人間ほど引っかかるのだ。なんというか、総当たりは美学に反するのである。逆転マニアとしては。

 まさか、日本語ネイティブでないひとがイメージから同じものだと判断しての発言とは・・・。これ、今回で一番、やられたと思ったところである。

 動画パート。まさか逆転で動画が拝めるとは。しょうしょう検事さんがへっぴり腰で笑える。

 しかし、初日の法廷パートで、全然犯人が存在しないで、突然犯人出現というのは、私の洞察力がないだけであろうか?

 なんか、後付でどんどん証拠が出てくるので、どうかな? と。まあ、こういうのもあってもいいのであろうが。やっぱり、私はハウダニットが好きなのかも知れない。

 オドロキ君、使い慣れてきたのかなかなかだが、やっぱりあなた、影が薄い。まあ、2代目キャラの必然といえば仕方がないのかも知れないが、影が薄すぎる。

 最後まで後付だった気がする。まあ、ネイティブとそうでない人々の会話のずれ、これはたしかにすごいと思ったのだが。個人的には第二話のほうが、しっくりきた。


4月16日(月)逆転裁判第二話
        逆転連鎖の街角(第一話はこちら

 おそらくは、練習編を終了した 本編の開始である。いや、ナルホド君、あなた、どうしたらそういう運がいいんだか悪いんだかわからん体験をするのか。
 どうして、橋から落ちても無傷だったり、車にひかれても、たいしたことがなかったりするのであろうか。

 でも、姿は見えないが、マヨイちゃん。里に戻ってもやっぱり特撮マニアなのであるか。それとも、まさか、ミツルギがレポート提出の相手であろうか。まさかなあ。

 で、じつに巧舟さんらしいのが「やたぶき屋」わははははは。そうくるわけですな。でも、しょっぱい味噌ラーメンもあの輪ゴム弁当にはかなわなかったような気がする。

 アカネさん。私は君の血糖値が心配だ。そんなにかりんとう食ってたら、やばいとおもう。

 オドロキ君の「みぬく」コマンドも快調だが、やっぱり推理という展ではサイコロックかな。そうも思えるのである。

 この事件でひっかかったのは、ゴミ箱2択。ひとつを持ち出して使ったら、交換せねばならないのだな。うーむ。少々つまってしまった。でも、犯人はもう登場人物のなかで一人しか私には考えられなかったので、一本道でGO! だったのである。バッチこーい! であった。


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