みに
呆冗記 人生に有益なことは何一つ書かず、どーでもいいことばかり書いてあるぺえじ。
2004年10月後半
どうも、最近、ニュースネタが多い。文章の鍛錬のつもりで、毎日1,600字くらい書き込もうと思っているのだが、じっくり読めるのがネットのニュースだけというのは辛いものがある。まあ、ニュースが読めるようになっただけでもたいしたものなのだが。
しかし、そのニュースもこういうやりきれないものばかりだと悲しさを通り越して哀しくなってしまう。
イラクで日本人男性拉致、自衛隊の撤退なければ殺害と脅迫
[ドバイ 26日 ロイター] アルカイダと関連があるとされるザルカウィ氏のグループは、日本政府が48時間以内にイラクから自衛隊を撤退させなければ、拉致した自衛隊関係者の首を切り落として殺害する、と述べた。
インターネットで流されたビデオで明らかにした。このビデオは、中東の衛星テレビ、アルジャジーラでも放映された。
(ロイター) - 10月27日7時20分更新(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000646-reu-int(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除))
一体、どうしてこんな事件が発生したのか。なぜ、自衛隊関係者がアンマンなどに行かなくてはならなかったのか。
そう、思っていたら続報が入った。
カメラマンか旅行者? 数日前、アンマンに滞在
イラクで拘束された香田証生さん(24)は福岡県直方市出身で、実家には父母や祖父が住んでいる。「フリーカメラマン」との情報があるが、旅行者との話もありはっきりせず、政府は確認を急いでいる。
関係者によると、香田さんはイスラエルからアンマンを経由してイラクに入った。数日前、アンマンの「クリフホテル」に滞在していたことが分かっている。
イラク事情に詳しいジャーナリストによると、日本人がイラクに入るには8月からビザが必要になった。最近はフリーのカメラマンらが申請してもビザは出にくいという。
ヨルダンにメンバーが滞在していた日本の非政府組織(NGO)関係者も、香田さんの存在は知らないといい、旅行者としてイラク入りしていた可能性もある。
(共同通信) - 10月27日11時47分更新(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000080-kyodo-soci(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除))
自衛隊でもNGOなく、また、カメラマンでもない人間がどうして、あんな危険な場所に行かなければならなかったのか。
24歳と言えば立派な社会人ではないのか。なのに、どうして、彼はそんなむちゃくちゃな行動を取ったのだろうか。
私の尊敬する高校時代の恩師の今も強烈な記憶に残っている言葉がある。
「人間誰でも一度は間違える。神様じゃないから2回間違える奴もいるかもしれない。しかし、3回間違える奴は莫迦だ」
最初の3人は、間違いなく何も考えていなかったに違いない。自分がどんなに危険なことをしようとしているのか、自覚も何もなかったのだろう。また、果たしてどういう事になるのか、外国の誘拐された被害者の死があったとしても、我々自身、はっきりと自覚していなかった節がある。
何とかなる、マスコミお得意の『安全神話』に守られているような気になっていたのだ。
二度目の2人は、カメラマンであった。まあ、自分の飯のために、危険な場所ほど高く写真が売れる。そういう打算があったとしても、仕方があるまい。また、第一回目の誘拐から10日と時間がたっていなかったのも、彼らにとっては不幸だったかもしれない。
しかし、今回は完全に危険だと解っている、過去に二度も誘拐された場所で、仕事による必然等のこともなく、彼は事件に巻き込まれてしまったのだ。
これをなんと言えばいいのだろうか。
哀しみを感じてしまうのは、そういうことなのである。
そんな中でも、親族の方々は眠れぬ夜を過ごされ、政府関係省庁のみなさんは徹夜でかけずり回る事っておられるのだろう。
きっと無事にお戻りになる。二度あることは三度あるはずだ。被害者のご無事を切にお祈り申し上げたい。
しかし、テロは何も生産しない。全く愚かな行為だということを、人類はいつになったら理解するのであろうか。
さて、地震の続報が次々と入ってくる。本当に、被災者の方々にお見舞い申しあげるとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしたい。
しかし、本当に奇跡とも言うべきニュースでえある。
2歳長男4日ぶり救出 母親死亡、3歳長女捜索
新潟県中越地震で行方不明になっていた同県小出町の主婦皆川貴子さん(39)ら母子3人が27日午後、長岡市の土砂崩れ現場で見つかった。生存していた長男優太ちゃん(2つ)は4日ぶりに救出され、長岡市の長岡赤十字病院に搬送された。つぶれた乗用車内で岩に体を挟まれていた貴子さんは、同病院で死亡が確認された。
車内では長女真優ちゃん(3つ)とみられる足が見えており、同日夜も救出活動が続いた。総務省消防庁によると、真優ちゃんに生命兆候はないという。
優太ちゃんはヘリコプターと救急車で長岡赤十字病院に運ばれ、集中治療室に入った。病院によると、脱水、低体温などの症状と、頭皮に裂傷があるが、意識ははっきりしており、医師の呼び掛けに「水が飲みたい」と答えた。
遺体の状況から、貴子さんは土砂崩れに巻き込まれた際、即死した可能性が高いという。地震による死者は32人になった。
(共同通信) - 10月27日21時26分更新(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000250-kyodo-soci(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除))
本当に、不幸中の幸いではないだろうか。4日ぶりの救出劇なのだ。
人間の生命力の強さと尊さ。
レスキュー部隊の方々のご尽力に、つくづく頭が下がる思いだ。
マスコミは、
まだ、交通網が復旧しない。
まだ、ライフラインが復旧しない。
まだ、避難住宅が足りない。
等々、まだまだまだという記事が多いのだが、警察、消防、自衛隊、そして各種ライフラインの維持・修理を行う担当者の方々は、余震続く中、毎日復旧作業に尽力なさっておいでなのだ。
本当ならば、感謝しなければならないのではないだろうか。なのに、何故マスコミはそういった点をもっと報道してくれないのか。
あるニュース番組では、復旧の遅れにより、ペットが避難できない現状を憂うキャスターがいたが、何か違うような気がしてならない。
しかし、当初、ニュースとして、3人生存の話もあった。
母子発見めぐり情報混乱 一時「3人生存」の誤報
新潟県中越地震で土砂崩れに巻き込まれた皆川貴子さん(39)ら母子3人の発見をめぐり27日、現地の対策本部の情報が混乱。共同通信を含め複数の報道機関が一時、「3人の生存を確認」などと事実と異なる内容を報じ、その後、報道を訂正した。
長岡市の災害対策本部に同日午後、「レスキュー隊が3人の生存を確認した」との救出現場からの情報がもたらされたためで、午後2時半すぎから「女性の声を確認」「子供2人は生存」「3人の心臓音を確認」などの情報が錯綜(さくそう)。
各社は市の対策本部の説明などを基に「3人生存」などと報道、テレビは現場中継の途中でテロップで速報した。
皆川さんの長男優太ちゃん(2つ)は無事救出されたが、その後、2人の生存確認は誤りと判明。県や市など関係機関が午後3時半ごろになって「2人の生存は確認されていない」と否定した。
(共同通信) - 10月27日22時21分更新(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041027-00000259-kyodo-soci(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除))
「女性の声を確認」というニュースを聞いた私は、やはり、母親とは強いものだなあ。子供のため、声を出してその存在場所を示したのだなあ。などと柄にもなく感動してしまったほどだ。
いや、もしかしたら、本当に救助にあたった方々の心には女性の声が聞こえたのかもしれない。
それほどに、母親の愛は深いものなのだ。そう思うのは独身男性の毒男、39歳の勝手な思いこみだろうか。
何考えているんだか解らない事件がまた起きた。ぐったりしている暇もないのである。
紳助が殴った!吉本女性社員が被害届
タレントの島田紳助(48)に暴行を受けてケガをしたとして、紳助の所属する吉本興業の女性社員(40)が大阪府警大淀署に傷害容疑で被害届を提出していたことが分かった。紳助は28日にも都内で会見する。
女性はコラムニストの勝谷誠彦氏(44)ら文化人のマネジメントを担当。25日の午後3時ごろ、大阪市北区の朝日放送の局内で紳助に殴られるなどしたと訴えている。
関係者によると、バラエティー番組「クイズ!紳助くん」の収録前に局内のロビーで話をするうちに口論に。親しげに話しかける女性に、紳助が「言葉遣いが悪い」と怒り、楽屋内に移動しても言い合いは続いた。番組スタッフらが仲裁したが、女性は「顔を殴られた」と自分で110番。救急車で近くの病院に運ばれ「頚椎(けいつい)捻挫で軽傷」と診断された。さらに、午後8時ごろ、診断書を持って大淀署を訪れた。この騒ぎで収録は中止になった。
吉本興業制作広報センター広報室では「詳細は調査中です。2人とも同じ会社の社員なので双方から話を聞いて確認したい。詳細は会見で本人が話します」と説明。
紳助はテレビのレギュラー番組を多数持つ売れっ子だが、テレビ各局は「とりあえず状況を見守って、通常通りに放送予定です」(民放関係者)としている。(スポーツニッポン)
- 10月28日6時5分更新 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041028-00000019-spn-ent(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除)
茫然自失というか。精神の深いところまで突き刺すような脱力感というか。いったい、この女性は何をやりたかったのだろうか。
人間、確実に莫迦になっている。間違いなく莫迦になりつつある。しょうもなくなりつつある。そうとしか言えない。
まず、島田紳助さん。手を出してしまった事は絶対に悪い。間違いなく悪い。これはもう、どうしようもない。
どうしようもない。が、このなぜか日本のマスコミが実名を出さない同じ吉本の女性社員はそれ以上に罪が重いと思う。
一つ。紳助さんは芸人である。芸人である以上、年功序列、上下関係という世界の、そういう価値観で生きてきたのである。そんな人間に、芸人に、その芸人の稼ぐ金で給料をもらっている吉本のマネージャー風情が敬語も使わず『親しげに』話しかけるなど言語道断である。
更にこの女性、別のニュースによると紳助さんだけでなく会社の上司すらも呼び捨てにしたという。
自分だけに『親しげに』話すだけならば、自分のマネージャーではない故に、放置することも可能であっただろう。なにせラインが違うのだ。他の一門の弟子や関係者みたいなものに、どうこう言われてもそれは彼女が結局は困るだけだ。いつか手痛いしっぺ返しが自分のラインの上から来ることは間違いない。
しかし共通の上司にすら礼儀を欠く。
この、芸人の仁義にもとる行動に彼女は最後まで、いや、現在も気がついていないのだろう。これが彼女の罪の一つである。
二つ、吉本社員にとって芸人は商品である。その商品を彼女は自分の意志で傷物にしてしまった。社員にあるまじき行為である。
被害届は出してしまえば公になる。公になってマスコミに流れてしまえば当然、活動は自粛しなければならない。
金の卵を産む鵞鳥を殺してしまう事に他ならない。それを平気で行う精神。
とてもではないが40歳の女性の行動とは思えない。40歳ならもう少し社会に対する常識があっていいと思えるのに、今回の事件ではまったくその常識が感じられないのだ。
いや、だからこそ。そんなものがないからこそ、会社にとって大事な芸人である紳助さんに『親しげに』口をきき、上司も呼び捨てにし、事件の後にはヒステリーを起こして後先考えずに被害届を出したのだろう。
芸能界にはいろいろあると聞く。事実、マネージャーが芸人の無理難題に苦しむこともあるらしい。
しかし、今回の事件は完全にこの女性の方に理屈は通らないような気がするのだが。
天下の吉本でこういうマネージャーがまかり通る。そういう時代なのだろうか。
さて、久しぶりに思い立って朱雀から教えてもらった先生向けのヘルスチェック(http://www.jtu-net.or.jp/cgi-bin/selfcheck/e-selfcheck.cgi)をやってみた。
診断の結果、あなたの得点は 72 ポイントでした。
ポイント61以上 レベル7(最悪)
すぐに自宅安静か入院が必要となる可能性があるレベルです。自分ひとりで抱えずに専門医に相談してください。医者を信じて頂ければきっと元の元気な先生に戻してあげられると思います。
ま、そのお、なんと申しましょうか。ええと。あのお。最悪を10ポイントも超えてますか。
はあ。
ちゃい。今のちゃい!
というわけで再度ストレスチェックである。先生でもない人間が先生用のストレスチェックを行ったことが間違いの元なのだ。
先生用ではないサラリーマン用のテスト(http://www.insatukenpo.or.jp/index2/mental_unit/sp_1/sp1_index.html)で再チェックである。
チャート診断1 ストレス度チェック結果
29点/30点
日常生活に支障をきたしていませんか?
ノイローゼの状態に陥っていたり、心身症になっている可能性があります。専門医による診断・治療を受け、十分な処置をする必要があるようです。
チャート診断2 ストレス耐性チェック結果
54点/100点(普通)
チャート診断3 自己成長エコグラム結果 CP15 NP20 A8 FC8 AC20 合計71 N字型
NPを頂点としFCを底とする「N型」は、「私はOKでないが他の人はOK」という劣等感や無力感の顕著なパターンです。自分を後回しにして人に尽くす点は素晴らしい美徳といえますが、人目を気にせずに、ある程度自分を主張しないと、ストレスが蓄積されやすいタイプです。自己実現のためFCを上げることが大切です。
鬱病傾向 社会編
あなたは気分が落ち込んでいませんか。気分障害の人は最近非常に増えています。疲れたら無理をせずに休むことが大切です。以下の症候群に思い当たる点があれば、これまでの生活を考え直してみてください。
鬱病傾向 職場編
(社会編と同じ)
鬱病傾向 家庭編
(社会編と同じ)
ええと、自分ではずいぶんまともになったと思っていたのだが。まだ、こんなに凄まじい状況だったのか。ちょっとびっくりである。
しかし、ここまで凄いと、他の診断方式でも調べてみたくなるではないか。他のストレスチェックもなで切りである。
ストレス度チェック(http://www.genic-net.com/stress/)
得点 36
36〜40点 危険な状態。
あらゆる面のストレスが、多すぎる為、危険です。早く専門の先生に相談しましょう。
ストレス診断(http://www2.ocn.ne.jp/~kkk/S1.htm)
ストレス100パーセント
あなたは、有能ビジネスマン!!知らず知らずのうちにストレスがたまっています。
かなり、危険な状態にあります。変な宗教にはしらないようにしてください。
ここまでくるとストレスを解消する方法は・・・・
何もかもぶち壊してください。今の生活からとにかくぬけだしましょう!!
しかし、責任は負いません。あしからず。
うわ、やばいではないか。変な宗教に嵌ったらどうしよう。ちなみに最後のサイトの成功率チェックでは30%(努力してください!!)なのだが。どこがエリートサラリーマンなのだろうか。謎である。謎なのだ。
どうやら、今以上に駄目人間にならねばストレスには勝てないようである。というわけで見つけた同盟に加盟することにした。
明日からぐったりして生きることにしよう。
地震の直後にこういうネタもどうかとは思うのだが、こういうサイトである。ご了承いただきたい。
さて、『デビル17』の新刊が出た。早速ゲットして、読了したのだが。
あはははは。お兄様。捕まえてごらんなさい。
こいつぅ。
あ、精神が一瞬、なんか変な空間をさまよってしまった。
ええと。これ、富士見で出していいのだろうか。その思いはますます強くなる。
今回も最強の、いや最凶の『自己充足小説』である。
作品の方向性としてその点は間違いないし、ライトノベルの1ジャンルとして、そういったファンタジー世界における自己充足というものが存在することは認めよう。
しかし作者は、もう女の子よりどりみどりで、剣と魔法の世界。といったファンタジー世界に主人公を放り込んでも、その世界は主人公にとって都合のよい世界ではないということを標榜し、なおかつ、それに成功しかけていた『A君の戦争』を執筆した作家ではないのか。ということなのである。
自己充足の度が過ぎないかい? という話なのだが。
物語は簡単。ほとんど無敵状態の主人公が完全無欠のヒロインを引き連れて、任務に赴こうとしたところ、襲われてヒロインを奪われる。奪回のため単身、その任務先に乗り込む主人公だが、そこで、魅力的な少女達とともに事件の解決をめざすのだ。
ま、よくあるパターンである。パターンであるが、このパターンに銃と、バイオレンスとライトノベルとは思えないほどのお色気が詰まっているのだ。そう、あのあかほりさとる氏ですら、この世界ではセーブしていたと思われるレベルのお色気である。
確かに、今までそういうジャンルは存在しなかった。ヤングアダルト小説。ライトノベルの世界の隙間産業に目をつけたのは商売人としてはなかなかだと思う。否定はしない。しないが、しかし、それを全肯定できるかというと難しいものがある。やるんならもっと根性入れろと言うのだ。
いや、大藪春彦氏の小説を知っている世代の繰り言と聞いて欲しいのだが、どうもそのあたりの物語性が甘いのである。むろん、この小説にそんな批判は的はずれである。という意見は十分予想される。それでも、言わずにはおれないのは私が年を取ったからだろうか。
なんというか、物語の必然。動機の点が甘すぎるような気がする。
大藪ヒーロー。それも初期の作品にはそのあたりが明確に存在していた。それは復讐であり、金であり、権力であり、名誉であった。ひりひりするほどの渇望。それが主人公達を走らせたのではないか。そう思うのだ。
しかし、この作品にはその、物語の根底に流れるものがぬるい。
まるっきり功成り遂げた伊達邦彦の出てくる作品か、悪いけれど『汚れた英雄』にお呼びもつかない『アスファルトの虎』か。なのだ。
いや、現在のぬるま湯の社会では主人公もそうならざるを得ないのかも知れないが、『A君』でぬるい世界に切り込む「何か」の存在を感じた人間としては、もっと突っ込んでくれてもなあ。と思うのだ。まあ、後編も買うのだろうが。
で、話変わって作者の豪屋氏の正体について。某巨大掲示板でも誰も言わないので。ここで推測を表明しておく。
今回の話で少しばかりおぼろげにその姿が見えてきたような気がする。『デビル』が出るまでは、ずっと豪屋氏=佐藤大輔氏は鉄板であろうと思っていたのだが、『デビル』で少しばかりぐらついた。で、今回、おそらくは? と思える情報を手に入れた。
この本の78ページあたりと252ページあたりの女の子のメタモルフォーゼ。293ページあたりの女の子の台詞。
ここに、断言してしまおう。
有名佐藤大輔作品ファンサイト『冴香の部屋』(『18歳未満、入室禁止』と表明されているサイトなので、アドレスも記入しない。18歳以上の方で、必要であればググって欲しい)の作者さんの一人。SCAP氏ではないのか。
もう、文章やメタモルフォーゼが詳しく言えないがばっちりほとんど同じなのである。
最近更新もないし。状況証拠は十分と判断する。
豪屋氏はSCAP氏である。
違ってたら大恥であろうなあ。
まず、今回の地震に際し、被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。また今回の地震でお亡くなりなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。
しかし、凄まじい地震があったものである。マグニチュード6レベルの直下型地震が3回だ。
今回、初めて知ったのだが、マグニチュードという奴。ひとつ違うと32倍になるのだそうだ。1995年の阪神大震災はマグニチュード7.3。よって、今回のエネルギーは3回併せて阪神大震災の10分の1でしかないということになる。
しかし、1回目の地震で弱ったところへ30分ほどの間隔で2回目、3回目が襲う。
これは数字の上だけではない大きなダメージを与えるものではないのだろうか。
しかし、私はこの23日午後5時56分頃といえば、半ドンで帰ってきて、ぐっすり寝込んでおり、地震のニュースを見たのは夜9時を超えてからであった。それでも、その地震の爪痕には映像には驚くしかなかった。
北国の家は冬の雪にも耐えられるように丈夫に作ってある。それは間違いない。冬の雪は一見の屋根の上で軽く1トンを超えることもある。その丈夫な家がまるで巨人に踏みつぶされたかのようにぐしゃりと潰れている。
開業以来一度も走行中の事故がなかった新幹線も脱線したというニュースには、思わず最悪の状況を思い浮かべてしまったほどだ。
土曜の夕方、どれほどの人間が新幹線に乗り組んでいたか。そして、200キロ以上のスピードで疾走する新幹線をマグニチュード6の地震が襲う。
最悪のシナリオは容易に想像がついた。
なのに、怪我人すらいないという。日本の技術の粋を集め、外国人から『悪魔の所行』『気違い沙汰』と評価されるダイアグラムで運行されながら創業以来大事故を起こさなかった新幹線は、そのすばらしい記録を更新したのだ。
が、これも、恐らくは、阪神大震災。早朝に発生したために死者は出なかったものの、崩れた陸橋等を丹念に調査し、各種のチカラの加わり方を解明し弱点を解明し、補強し続けた成果なのかもしれない。
人知を尽くし続けた結果、今回の天命が下ったような気がしてならないのだ。
しかし、新潟地方のライフラインはずたずたになり、これから寒さに向かって一刻も早い復旧作業が必要になる。
今回は、阪神大震災の時のような遅延行動もなく、ネット上の情報によると地震後わずか15分で対策本部が立ち上がり、自衛隊の災害派遣もスムーズに行われたという。
それはそれで喜ばしいことだが、阪神大震災の時のすったもんだの末の反省に基づいての行動だとしたならば、そういったとんでもない被害がないとちゃんと動かない政府や役人というのも困ったもの
である。
少なくとも、今回は夏の旅行で、自衛官氏から聞いたような自衛隊の出動に待ったがかかったり、出動要請がキャンセルされたりという事態にはならなかったようだ。一安心である。
なにせ、自衛隊の皆さんはそういった事態のプロフェッショナルとして存在していらっしゃるのだから、ガンガン活躍していただけたらと思う。
また、イトーヨーカドーやセブンイレブン、ローソン、サークルKサンクスの各社は、その機動力を生かして食糧輸送に大活躍だそうだ。
流石は日本の誇る流通各社である。おにぎり2万個を無料で配布する(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041024-00000069-kyodo-bus_all(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除))という。こういう記事を読むと日本人も、まだまだ捨てたもんじゃない。そう強く思えるのだ。
しかし、これらの人々の活躍に比して、マスコミの対応は首を傾げたくなるものばかりだ。
新幹線の安全神話崩壊と騒ぎ立てるが、果たしてレールがはずれ脱線後1,6キロメートルも走って(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041024-00000152-kyodo-soci(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除))けが人がない列車がどこにあるのだろうか。
無神経な取材活動。
財産の大半を失い疲れ果て手いる被災者の方々にマイクを突きつけて何になるのだろうか。
この地震は日本人の美しさと醜さをまざまざと見せつけてくれたような気がする。
立ち読み。それは貧乏人に残された最後の手段である。いや、私も中学生時代はよくお世話になったものである。
私がよく行っていた、そして自転車も盗まれてしまった、現在は廃業してしまった書店には、立ち読みのプロがいたものだ。
しかし、現在、本屋は新古書店の台頭やデジタル万引きなどの問題によってかなり苦しい立場に追い込まれているという。だからといって、これはないだろう。という事件が起きてしまった。
刺して殺した理由は…立ち読み注意され逆ギレ
17日午前2時10分ごろ、名古屋市北区新沼町のコンビニ「ローソン新沼町店」の駐車場で、愛知県豊山町豊場下戸の土木作業員の男性(35)が、立ち読みを注意した男に胸や腹を3カ所刺された。男性は病院に運ばれたが、同日午後1時すぎに死亡した。
男は現場から逃走したが、午前3時ごろに近くの公園にいるところを県警捜査員が発見。「自分がやった」と認めたため北署が殺人未遂容疑で逮捕し、殺人容疑に切り替えて調べている。
調べでは、男は豊山町豊場志水の無職(22)で、持っていたサバイバルナイフで刺殺した疑い。男は、店内の通路をふさいで雑誌を立ち読みしていたことを男性に注意され、店外に出たところでも再び注意を受けたことに逆上して刺した。2人に面識はなかったという。 ZAKZAK 2004/10/18 http://www.zakzak.co.jp/top/2004_10/t2004101818.html(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除)
まず、亡くなられた方のご冥福と、被害者の関係各位にはお悔やみ申し上げる。
しかし、何というか、釈然としないものを感じるのだ。
通路に屯し、通行を邪魔する立ち読み。あれは本当に邪魔である。入り口の近くに雑誌コーナーがあるのは深夜、お客さんをそこに止めて、コンビニ強盗等の被害から防衛する手段であるとは前に聞いたことがあるが、そこはメインストリートでもある。そんな中で立ち読みをされると困ってしまう。邪魔だ。それは理解できる。理解できるが何故に、店の人間でもない被害者の方が、わざわざ駐車場まで行って注意する必要があるのだろうか。
更に加害者は3回も刺している。立ち読みを注意され、店を出ても追いかけられて注意された。いくら腹が立ったと言っても3回もナイフを刺すに値する事だったのだろうか。
むろん、前回の集団自殺のように何らかのここでは明らかになっていない問題が存在するかもしれないことは否定できない。
否定できないがそんなことで人を殺したりするなんて。どこかおかしくなっているのではないだろうか。そう考えてしまうのだ。
なんか、みんなストレスがたまっているのではないか? そう考えてしまうのだが。
まあ、そんなぶっ飛んだ事件は日本だけではないらしい。
娘の“敵討ち”…雪合戦に銃で“応戦”
雪合戦で本物の銃弾を発射、子供に大けがを負わせた34歳の男が殺人未遂などの罪で陪審から有罪評決を受けた。
男は昨年2月、米東部フィラデルフィアで、自分の娘が頭に雪玉をぶつけられたことに激怒。雪玉を投げた子供の集団に向かって発砲し、10歳の少年に入院2カ月のけがを負わせた。
少年の母親は「引き金を引いた男にようやく裁きが下ったわ」とコメント。量刑は12月に言い渡される。(フィラデルフィアAP) ZAKZAK 2004/10/18 http://www.zakzak.co.jp/top/2004_10/t2004101803.html(2006,9,18リンク先消滅につき、リンク解除)
ええと、まず死人がでなくて良かった。しかし、凄まじい脱力感を感じてしまうのはどうしてだろう。
いや、『鋼の錬金術師』のヒューズ中佐でもあるまいし、本気で娘を守るために銃をぶっ放す親がどこにいるのだ。漫画である。
アメリカ社会は銃を自分が向けられてもいないのに人に向けるような奴は人間扱いされない。故に射殺されても文句は言えない社会だと聞いていた。故に銃社会が機能するというのだ。
しかし、こんな人間がひょこひょこ出てきたら古き良きアメリカンウェイもそろそろ考え直した方がいいのかもしれない。まじめにそう思うのだ。
さて、ようやくランスも終了したのである。いや、良かった良かった。はっきりいって、完全にはまってしまってえらいことになっていたのだ。
このゲーム、一回目のラストを迎えても、それは本当のラストではない。実はそのあとに本当のシナリオが始まると言っていいのだ。
自分中心。自分のために行動し、美人、美少女は俺のもの。ハイパー兵器だ。GOGOGO! のランス君の前に立ちはだかるのは、やはり、自分のために行動し、美人、美少女を自分の望む存在へと高めようと試練を与え続けていたアベルトだった。
いや、この二人、本質はそんなに変わっていないのである。『自分のために』この点に関しては同じ鋳型からとったもののように似ている。ただ、ランスが、全ヨーロッパをハーレムとし、1735年から74年までに、122人の愛人をもったという伝説の色事師。カサノヴァ的な人間であるならば、アベルとは愛人を破滅させる、最後は悪魔によって地獄に連れ去られるドン・ファンであるということに尽きる。いや、アベルトは魔族だから別に地獄でも問題ないのかもしれないが。
「美人はすべて俺のもの」のランス君の凄いところは、おそらく関係した女の子たちで本当に不幸になった人間が、物語上では一人もいないことにある。男と魔族は、知ったことではない。
むろん、現実問題としてこんなのがいたらとんでもないのだが、しかし、第一作でリア王女を正道に引きずり戻し、ランス2では魔法使いの女の子4人を解放した。ランス3ではリーザスを解放し、ランス4ではまあ、救助される側だが、ランス5ではリズナを救っている。はっきり言って、『カサノヴァの女』というステイタスすら作り出したカサノヴァこそ、ランスの原型としてふさわしかろう。要するに個人のパーソナリティを認めた上で、自分の尺度にあった女の子といたすのがランス君の流儀なのだ。リズナがハニーキングに望んだことが、彼女が自由な存在としてランスと相対していることの証明になるだろう。
対してアベルトは自分の理想の女性を女の子のパーソナリティを無視して作り出そうとした。それは、完全に彼女たちを傷つけ、不幸にすることに気がつかなかったのだ。
リズナ、パパイア、ウルザ、そしてカミーラすらもかれは自分の鋳型に入れて理想の女性を作り出そうとした。しかも、そのことが彼女たちを深く傷つけることを死の瞬間まで理解していなかったのだ。最後は理解して死んでいったと信じたいが。
あと、この第二部? の展開には笑わせてもらった。レジスタンスのリーダーがあのお方。
「いつからレジスタンスというのは、○○がリーダーになって好き勝手する組織になったんだ」
というランス君の台詞は大笑いである。
いや、昔考えていたファンタジーで。不公平税制の打開のため、先代国王が昔取った杵柄。冒険者時代の仲間たちと義賊をやる。実はみんなにバレバレで。深夜『○○団参上』と僅かばかりの金子を赤子が生まれたばかりの家や、病人のいる家に放り込むのを、
「母ちゃん。先代様がなんかごそごそやってるよ」
「し、気がつかない振りをするの」
と言われている。困ったもんだ。
そんな設定を思い出してしまったりする。
しかし、真のラスボス戦。じつは、こんなに攻略に手こずったのは、実はこいつの攻略をとちったからなのである。まさか、ラスボスよりも強い脇キャラがいるなど考えもしないではないか。更に、あるキャラクターが使えなかったのでろくすぽ使っていなかったら、実は出しておくだけでとんでもない効果があったなど誰が知ろうか。いや、ネット上で情報がなければおそらくは、私はクリアできなかったかもしれない。
まったくもって、むちゃくちゃである。しかし、脇キャラの人間兵器もいい味を出しているのだ。うむ。カレーはやはりキャンプに限るのかもしれない。
そして、エンディング。ランスとシィルは自由都市に戻り、そして、物語は更に続く。
ランスの次の目的地はヘルマンかJAPANか。
いや、本当におもしろかった。
10月16日 (土) 負けるな鬼畜王(キャラクター編 その2)
さて、なんだか、ずいぶん時間が空いてしまったがキャラクター編、その2である。
どうやら、ランス君はエンディングを迎えることが出来た。続・エンディングも見ることが出来た。しかしまだ、『とるぅえんど』なるものが存在しているらしい。それを目指して、ランス君はまだまだゼスの大地を駆けめぐるのである。
では、キャラクター紹介。その2である。
カオル。
「あのな、お願いだから俺の金、返してくれ」
なのである。なんと、最初のうちはランス君とツートップ、攻撃戦力の要として活躍したので、早々に無理をしまくってAクラスの武器とAクラスの防具を購入したのだ。なのに、早々にスパイ容疑でリタイアである。
「俺のAクラス武器と防具の金を返せ!」
なのだ。
全くもって。で、復帰したときにはもう、戦力が段違いになっているので2軍落ち。まあ、特殊効果で麻痺があればまだ、何とかなったかもしれないが、攻撃力を選んでしまった私は結局、彼女を使いこなせなかったのだ。
復讐ちゃん.
女の子モンスターである。実は5Dにも登場していた。らしいのだが、そこまで解いていないので未確認である。どうやら、『さらば復讐ちゃん』というシナリオをクリアしたらネタがばれるらしいのだが、永久に去ってしまうらしいので行っていない。しかし、そうまでしながら2軍で飼い殺しである。可哀想に。
パットン
ヘルマンの王子様。『鬼畜王』ではライバルでもあった男なのだが。使える。カオルがスパイ容疑で消えてからはランス、パットン、リズナの2.5トップであった。破壊力は文句なく、HPも大きい。しかし、うちのパットンは反撃に特化しすぎたか、後半、少々問題が発生することになる。
ヤセダヤラ
土偶人形。今回初登場か。本来は自爆兵器であり。そうすると1軍アイテムとして使用できるらしいが、可哀想で2軍である。後半になってから現れたのでHPが致命的に足りないのだ。しかし土偶と聞くと土偶ファミリーを連想してしまう私は古いのだろうか。
セル
セル。
セルさん、ごめん。私が悪うございました。もう一人のとんでもないシスターとごっちゃになってました。しかし、登場が遅すぎる。この人の方が回復率が大きいのだが、HPが致命的に足りない。ボスキャラの攻撃一発で沈んでしまってはいかんともしがたいのだ。
マジック
今回すさまじくキャラが変わったお方。『鬼畜王』のマジック姫は彼女の母上だったのだそうだが。あの、楚々とした線のほそそうな少女が、眼鏡をかけただけで気の強い、リア姫と真っ向勝負のデコ姫となるとは。登場が後半なのと、全体攻撃が溜なしでは行えないのが難点。しかし、その攻撃力は志津香すらをも凌駕する。かもしれない。
サーナキア。
うーむ。もう、記憶の果てだがランス4の時のキャラクター。使えない。攻撃力は弱いしHPは上がらないし。そう思っていたら、なんと出しておくだけで各種効果が発生することにラスボス倒してから気がついてしまった。まったく、何であんなに苦労したんだか。どうやら、無茶苦茶馬鹿正直に正面突破を計ってしまったらしいのだ。阿呆臭い話である。
タマネギ。
この人がいないと女の子モンスターイベントが起きないが、全く使えない。もう、さっさと3軍である。
3人娘。
セスナ、メガデス。プリマの3人。初期は結構役に立ったが、後半の敵のインフレの前にあえなく3軍落ち。いや、セスナの一発。メガデスの弓矢、プリマの治癒能力は結構未練があったのだが。いかんせんHPがなさ過ぎる。
バーナード。
すまん。この文章書くまですっかり忘れてた。唯一レベル35で成長が止まっている男である。なんまんだぶ。
で、最後がロッキー。
前回も書いたが、某所ではヒロイン扱いである。まったく初期のシィルを彷彿とさせるいぢめられっ子である。最近の馴れ合ってるシィルにはない新鮮さが魅力である。更にはゼスの魔法を使えない人々の代表が彼だったりする。彼がシィルと和解できたことが、ゼスの将来の希望となるのだろう。
ああ、これで女の子だったりしたら素晴らしかったのに。残念ながら、むさい顎割れ親父なのだった。流石はアリスソフト。一筋縄ではいかない会社である。
というわけで、次回はいよいよ、ゲームクリアの感想など行ってみたいと思う。