呆冗記
(らんどくくだんのごとし)

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4月22日(金) 『』

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4月21日(木) 『』

 


4月20日(水) 『』

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4月19日(火) 『』

 


4月18日(月) 『』

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4月17日(日) 『』

 


4月16日(土) 『』

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4月15日(金) 『』

 


4月14日(木) 『』

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4月13日(水) 『』

 


4月12日(火) 『キャプテン・フューチャー全集5』 エドモント・ハミルトン(創元SF文庫)

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4月11日(月) 『』

 


4月10日(日) 『反対進化』 エドモント・ハミルトン(創元SF文庫)

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4月9日(土) 『』

 


4月8日(金) 『天正三国志 2』 安芸一穂(学研 歴史群像新書)

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4月7日(木) 『』 

 


4月6日(水) 『司馬遼太郎が考えたこと 5』 司馬遼太郎(新潮文庫)

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4月5日(火) 『』

 


4月4日(月) 『一日江戸人』 杉浦 日向子(新潮文庫)
 (著)』

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4月3日(日) 『ろまんが 2』 新井理恵(小学館 フラワーズコミックス)

 日曜出勤したのに。したのに。
 上司は誰もいなくて。いなくて。
 一人で仕事して帰ってきた。帰ってきた。
 うう、胃が、膨満感。カレーライス食い過ぎかも知れない。朝からカレー。昼を抜いて、夜もカレー。私は某先輩か?

 というわけで、本屋で見つけた新刊『ろまんが』の2巻。
 1巻が1年前に発行されたにもかかわらず、書店の棚に残っていたことで、少々、心配だったりするのだが。相変わらず、ギャグである。ギャグであるが、単なるギャグではない。
 本筋は確実に進行するのだが。しかし、そうか。B型は『フォローをすればするほど相手をドツボにはめていく』のか。と納得してしまったり。
 でもなあ。小学校6年生とは思えない菊花ちゃんは優駿が好きで、主人公の座を滑り落ちた皐月ちゃんも優駿が好き。ところがコンチ君の見立てでは、優駿君は菊花ちゃんに恋愛感情を持ってはいない。
 コンチ君の感情は水妖が胃もたれするほど抑圧され、菊花ちゃんは菊花ちゃんで、空気の存在に価値を認めるほど大人ではない。
 いや、シリアスにやればどこまでもおなか一杯になれる設定ではある。
 それがそう簡単には行かないのだ。
 今回一番笑ったのはやっぱり占い師の話だろう。前世占いに刺身占い。ううむ。そうか。コンチ君の前世は騎士だったのか。王妃に王女に女官に他国の外交官にも手を出しまくり。さもありなん。なのだが、さり気なく、コンチ君の死相の話を出してくるあたり、やっぱり作者はただ者ではない。
 で、最後はコンチ君のクローンの登場。
 その目的は、オリジナルの殺害。死相は矢張り真実なのか。菊花ちゃんの運命は。というところで、引きに引いて次巻は1年後なのだ。いや、真面目に立ち読みしようか。


4月2日(土) 『発進後30年! 「宇宙戦艦ヤマト」健在ナリ』 円道 祥之(宝島社)

 わはははは。まだまだ行くよ。年度末。毎年毎年毎年同じ事の繰り返し。少しは成長しろよと思いつつ、成長するのは胴回りだけ。
 心の贅肉身に纏い。這いずって生きていく。たぶん、最後の瞬間まで。その瞬間に笑えたらいいな。そうあり得ない望みを持って。
 とか言いながら、明日も出勤なので、ちょこっと、『ワイルドアームズ4』などやったりしたのだが。
 2時間近くやってギブアップ。
 これ、私、マップ10から、先に行けません。何とかして下され。どっとわらい。

 で、ひっくり返って読んだのがこの本。今更『ヤマト』である。でも、やっぱり『ヤマト』なのだ。
作者が『空想科学論争!』や『空想歴史読本―地球誕生から人類滅亡まで、空想科学世界のトンデモ歴史観』の人なので。山本弘氏の『と学会』系信奉者にとっては評判が悪かろうな。そう思ったりする。
 私は、山本弘氏は『サーラ』書かなくなった時点で、サーラ以外の文庫を古本屋にたたき売り、と学会で祭り上げられた氏を肯定も否定もしないので、モーマンタイである。(しかし、どうして、反体制派は権威になるとああなってしまうのだろうか。久米宏氏しかり、『美味しんぼ』しかり、小林よしのり氏しかり、『と学会』しかり)
 個人的には、せっかく30年目に出した本なのだから、もう少し軍事的に突っ込んでくれても良いかもなと思うのだが。突っ込んでしまったらもう、物語が完全に破綻するから仕方がないだろうか。
 それでも
 「ガミラスは日本人に似ている」
 というあたりは、もう少し突っ込んでも良かったのではと思う。
 まあ、麦酒片手に暫し、浮世の憂さを忘れさせてもらったのだ。


4月1日(金) 『ろまんが 1』 新井理恵(小学館 フラワーズコミックス)

 夢と希望に満ちあふれた新年度。
 いや、2月あたまあたりから、状況が流転して、もう、人生、ジェットコースタードラマなのである。
 もう、職を失うことまで覚悟したのだが、なんか、終わってみたら、状況は全く変わっていなかったりする。
 まあ、なんというか。かんというか。もう少し記憶が結晶化できたら、この半年近いごたごたを笑ってはなせるかも知れないが。

 ともかく、夢と希望に満ちあふれた新年度。
 なのに、紹介する本がこれかいと思わないでもないのだが。うふふふふ。である。
かの、『うまんが』が改題されてから幾星霜。
 「コミックスが出ないなあ。打ち切られたかなあ」
 そう思っていたのである。さすがにフラワーは立ち読みできる時代を遠く過ぎてしまった。(そういえば『LaLa』も立ち読みできなくなったなあ。『彼カノ』の最終回。単行本待ちである)
 ところがだ、なんと本屋で2巻を見つけてしまったではないか。主役はコンチキチということは解っていたのだが、しかし、既に2巻とは。あわてて本屋の棚を探したら、ありました。この第一巻。
 うーむ。新井氏の凄みはギャグと下ネタに紛れて、直球を放り込んでくるところにある。
 『子供たちを責めないで』などが、その最たる物なのだが、今回もやってくれたのだ。コンチ君。ただ者ではないと思っていたが、ここまで凄まじい経歴の持ち主とは。これでは皐月嬢が、主役の座を転がり落ちるのは理の当然。
 しかし、『うまんが』当初の読者で、ここまでついてきた人間は、どのくらいいるのだろうか。と思ったり
 人生の最後に笑える人間が一番強い人間だと、そう思う。


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