呆冗記
(らんどくくだんのごとし)

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5月31日(火) コ


5月30日(月) 小


5月29日(日) 『ガンスリンガーガール 5』 相田 裕  (電撃コミックス)


5月28日(土) 小


月27日(金) 『蒼のサンクトゥス』 やまむらはじめ  (集英社ウルトラジャンプコミックス)

 5月だというのにはっきりしない天候が続いているのだが、皆様は体調崩しておられぬだろうか。私の方は何とかやっているのだ。

 さて、2巻目が出たこの作品。
 題名は典型的な漢字+カタカナ系。
 これって結構高尚な内容の物が多いのだ。家族の団欒時間を鬱に染めたと、裏番組に弾劾された、某還元利得だとか。
 まともな大人が出てきても、やっぱり子供は地獄見ちゃったYKKだとかと同じである。
 ちなみに、私は両方とも、嫌いではない。嫌いではないのだ。
 還元利得はDVD全巻+OVA3巻、持ってるし。(一巻の5分くらいしか見てないが)YKKだって買ったのだ。(小説版を)

 少しばかり横道にそれすぎた。
 さて、地球に突然、地球外生物? もしくは地球外生物の作った建造物? が落下。すっかり様変わりした世界で、その副産物としてのレアメタルやなんかをサルベージするハルナ・カンパニー。
 そこで働く少年少女の日常と、非日常を描いたこの作品。前巻からの不協和音が更に大きく、重低音で響いて来ているのが解る。
 前巻だって、死んじゃったり、死にかけたり、色々あったのだが、今回は、直接の恐怖は、謎の海洋生物に追われた程度。しかし、主人公達がどうしようもない深い部分での軋みが、確実に彼らの生活をゆがめようとしているのだ。この方が遙かに怖い。やはり、
 「人間の敵は人間」
 なのだろう。
 治基が見た建造物のデータを持ち出した謎の学者は何を狙うのか。
 やしほ、日奈との、三角関係はどう進展するのか。
 そして、ラストの影は。引きに引きまくって、以下次巻である。


5月26日(木) 『侵攻作戦パシフィック・ストーム 可能行動』 佐藤大輔 (徳間文庫)

 いや、なんか、凄く久しぶりであるが、まあ、やってみよう。

 数ある佐藤大輔氏の著作で、もっとも私が続編を望んでいるのがこの作品だったりする。
 ああ、真田提督。
 ではない。いや、そういえば、この作品、萌える女の子は確かにいないのだ。
 閑話休題。
 横山氏が最近書いてしまったが、それまでは、日本がアメリカに先制攻撃を受けてしまい、負けない戦争を戦う。などという小説は、寡聞にして、知らなかったのである。
 ま、このシチュエーションは、実は私の『宇宙戦艦ヤマト』を見て以来の『宇宙戦記1/∞』(ださ…)シリーズの基本設定だったりするのだ。
 劣勢側が奇襲攻撃喰らって大騒ぎ。そこから逆転というのは、これ、ヤマトと同じである。考えてみたら、昭和40年代の連中の思考回路にこのことは完璧に刻み込まれてしまっているのではないだろうか。きっとそうなのだ。また一機、また一艦と沈みゆく味方の戦力。というのはもう、10年下の連中には通用しないのであろう。どうせ一機で突っ込んでラスボス退治である。
 話が脱線した。
 で、最終巻。最終巻である。この後の話が書かれていないのだ。外伝は出たけれど。故に3巻作家と呼ばれる原因を作った作品でもあるのである。
 果たして、反応弾の完成とともに、どこに使うのか。戦争の落としどころはどこなのか。
 日米艦隊決戦、あり得ないはずの戦艦同志の戦いは如何なる結果を生み出すのか。まて、次巻。だったはずなのである。はずなのに。はずなのに。はずなのに。
 続きが出ないのだ。
 しかし、氏は何で喰ってるんだ? こんなに寡作で……。


5月25日(水)

どうも、申し訳ありませんでした。
はっきり言って3月末からの仕事量は、完全にデスマーチの様相を示していました。
まったく、ネットに接続するということが、出来ませんでした。

 無能な上司の元でこき使われるのと、有能な上司の下でこき使われるのでは、
こき使われることに違いがないのです。

その間に、幸運にも,、思い入れのあるステレオアンプをヤフオクで落札できたり、
思い入れのあるスピーカーは2戦して、2戦とも落札できなかったりしました。
聞いてる暇もないのですが。

このあたり、少し落ち着いたらお話しできるかと思います。

そんな修羅場の後半、昔お世話になった方が亡くなりました。
年配の方ですが、現在の平均寿命からすると若い死でした。
仕事に、文句を言わず、滅私奉公をなさっていた方でした。

現在の私が死んだら、何が残るか。
お通夜の席で、そう、考えました。

私は、どうやら、生きてきた証を血として、この世に残すことは非常に難しそうです。
 遺伝子の箱船ともいわれる、生命の風上に置けないです。

ならば、せめて、好きなことをしよう。
結局、面白い本を読み、映画を見、駄文を書き散らす。
これしかないだろうなと思いました。

というわけで、もう少し、頑張ってみます。
最後の息を吐き出すときに、笑っていられるように。