呆冗記
(らんどくくだんのごとし)

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7月1 3日(水) 現在、夜10時半

 現在、夜の10時半である。ようやく、帰ってきたのだ。飯喰って、眠って何が悪い?
 「悪いんだよ」
 そう、家の前で待っていた来客が言う。自分も学校祭準備で忙しいだろうに、難儀な男である。
 「こうなったら、監視してでも、更新させることにしたんだ」
 勝手に決めるな。
 「まあ、ネタを持ってきてやったから、文句を言うな」
 ネタ?
 「『あなたのオタク度測定します』(http://www.site-cooler.com/break/otaku.htm)だ」
 どれどれ。

 うえすぎあきら さんあなたは・・
 63675 人中 オタク度 18592 位 総合得点は 9684 位 でした!!

 知識度 = 82
 利用度 = 63
 オタク = 41
 総合計 = 680

 総合評価
 上級レベルに入ってきています( ̄▽ ̄)Vやりました、きっと他の人はパソコンの事ではあなたを頼りにしている事でしょう。点数の低い人が周りにいたら教えてあげましょうね。そろそろお金取っても良いんじゃないですか??

 オタク度
 ズバリあなたが平均です!!ただ平均というのもあまり面白くありませんので、どちらか一方に偏ってみてはいかがでしょうか?作者の感だと、あなたはオタクの方が向いている気がしますm(__)m

 利用度
 なかなか利用しているみたいですね!!あなたはなかなかパソコンを利用しているに分類されています。年賀状はパソコンで作成ですか??利用度の低い人に送ってちょっと優越感に浸ってみて下さい。

 知識度
 かなり知識が豊富なあなた!!この世界は秒針日歩です、あなたがノイローゼになってしまわないか作者は心配でたまりません!こうなったら、作者が影であなたを見守っていてあげますヘ(ΘωΘ)ノ

 こんなものなのかな?
 「『隠れたオタク度、PCハマリ度、ITレベル、PC利用度』測定用だからな」
 じゃあ、貴様やってみろ

 すざくりゅうき さんあなたは・・
 63674 人中 オタク度 5545 位 総合得点は 6261 位 でした!!

 知識度 = 84
 利用度 = 77
 オタク = 81
 総合計 = 785

 総合評価
 上級レベルです( ̄▽ ̄)V凄いですね、この知識を使って自分の気のある異性に自慢しようなんて思っていませんか??止めた方が良いですよもてるのはパソコンマンより爽やかスポーツマンです!!今のあなたには手遅れですが、、、

 オタク度
 かなり高いです!!オタクに両足どっぷり??稲中のキャラで言うと田中君レベルです!!仮想現実と現実の区別はつきますか?酒の肴はパソコンの話ではないですか??作者は心配です、たまには街の空気でも吸って見て下さい(T0T)/〜〜〜〜 街といっても秋葉原は駄目ですからね!!

 利用度
 かなりパソコンを使ってますね!!今のあなたはパソコンが無いとかなり困ってしまうのではないでしょうか!?正にあなたはサイバー すざくりゅうきです。かっこいい呼び名でしょう(∩_∩)V

 知識度
 かなり知識が豊富なあなた!!この世界は秒針日歩です、あなたがノイローゼになってしまわないか作者は心配でたまりません!こうなったら、作者が影であなたを見守っていてあげますヘ(ΘωΘ)ノ

 総合評価
 パソコンと以心伝心状態と言うのはちょっとヤバイのでは、、

 「う・・・」
 いや、ネタになったのである。


 


7月12日(火) 現在、夜10時(『メタルサーガ』概論)

 「さて、頑張ってやってみようかニャ」
 何をだ?
 「何をって、更新するニャ。頑張って」
 いま、何時だか解っているのか?
 「何時って、高々夜の10時ニャ」
平日10時に帰ってくる人間に、そんなご無体なことを言うのだろうか。
 「ともかく、ネタニャ」
 うーむ、最近の話でよいのなら、いつか、まとめて言おうと思っていたのだが、『メタルマックス』について言いたいことがあるのだ。
 「それニャ!」
え。
 「いつかまとめて、それでやったことがあるのかニャ」
 ないなあ。
 「そうニャ。これからは、思ったことの垂れ流しでいくニャ。どうせ、このサイトは本州各地に散った仲間達への、生存証明にすぎないニャ。無駄な文章を垂れ流していたら、千のうち一つの至言があるかもしれないニャ」
 なかったら?
 「それこそチラシの裏ニャ」
まあ、一理あるな。じゃあ、総論から。
 「ほいニャ」
 まず、結論。『メタルサーガ』は『メタルマックス』の正式な後継者として私は認識するぞ。
 「おお、そうかニャ」
 確かに、問題点は多々ある。まず、致命的なのはレベルアップが単純すぎること。特に雑魚敵でもかならず経験値1がもらえるにもかかわらず、必ず100でレベルアップというのはどうかと思うぞ。雑魚でも100匹倒せばレベルアップというのはないだろう。それから強敵と戦うと一回の戦闘で、レベルアップというのもどうかなと思う。
 あと、戦闘中、初見の相手でも、HPが見えること。これによって戦闘時の緊張感が消失する。後は必ず逃げられること。逃げて逃げて逃げまくれば、次の町で最強装備購入。というのはなあ。
 「待つニャ」
 どうした?
 「全部悪口ばっかりニャ。それで、貴様はこの作品を肯定するのかニャ?」
 ああ、逆に言うと、萌え要素全肯定の私にとって、そのくらいしか否定要素が存在しないのだ。ドラム缶も押せるし。
 「男の子にメイド服とかバニーとか着せるという奴ニャ」
 ああ、確認していないが、妹や母親にウェディングドレスというのもありだそうだ。なんか都市伝説っぽいが
 「なんとニャ」
 そういう萌え要素を肯定すれば、あとはもう、乾いた砂漠に轟く戦車砲の音が、私を過去に引き戻してくれるのだよ。
 もしかしたら、『WA4』よりも、過去の作品への忠実度は上かもしれないな。
 「妹にウェディングドレス」
 なんだよ。どうした。
 「妹にウェディングドレス。
 貸すニャ。貸すニャ。僕にやらせるニャ。ああ、砂漠を口笛と銃声が木霊するニャ」

 いや、それだと、『WA』だし。


7月12日(火) 『十八面の骰子』 森福 都(徳間文庫)

 なんとも、忙しい日々が続いている。例によって例のごとく、流れの上流は、予定以上のワークタイムを要求し、下流では予定通りのワークタイムを要求する。
 現在の状況は、からからの雑巾を絞って汚水を求めるにも似ているのだ。
 なにより、帰宅時間が早くて10時という状況は、「ひとりぼっちの戦争」状態である

 ぶつくさ言っても仕方がないので今日の本。
 この本は『中国版「水戸黄門」ともいうべき時代ミステリーの傑作!』と言われている本で、本屋に飛び込んで適当に購入した代物なのだ。
 中国・宋の時代の物語。25歳のくせに15歳くらいにしか見えない主人公、趙希舜は、全国をめぐって、地方役人の犯罪をただす「巡按御史」と呼ばれる捜査官。実は皇帝の従兄弟の息子という宋の水戸黄門。
 従えるのは、巡按御史の身代わり、美男で拳法の達人、傳伯淵、護衛役の賣由育の二人。彼ら3人が、各地で起こる事件を次々と解決していく。
 のだが、のだが、のだが。
 まず、ミステリーとしては見ることは出来まい。情報の開示が今ひとつだったり、いろいろ問題がありすぎる。オカルトな事件の解決。そういった感じにどうしてもなってしまうではないか。
 じゃあ、『水戸黄門』としてはどうか。こっちも失敗作。だって、主人公達の背後が暗すぎる。妻子を失った主人公? 主人公の妻に横恋慕していた従者? 暗い、暗すぎる。
 もしも、そういった話にしたいのならば、主人公サイドを思いっきり明るくしないと、物語が成立しないではないか。
 やっぱり、ああいった物語には、ガラッ八や、うっかり八兵衛のような存在が不可欠なのである。あと、水戸黄門ならお銀さんが出てこなければいけないのである。


7月11日(月) 恥も外聞もなく

 「ともかく、大問題ニャ」
 「確かに、問題ではあるよな」
 「そうニャ。栄えある、6周年を10日も過ぎているのに、更新がないニャ」
 「ここ数ヶ月は1日から何日間か更新して、パッタリ。というのが続いているものな」
 「僕たちは、今まで、『内輪ネタ』という評価を払拭すべく、出来るだけ、出ることを控えていたニャ。でも、このままでは、いつしか、このサイトは、更新されずに、ネット上の廃墟と化すニャ」
 「まあ、いくつものそういうサイトを見てきたわけだが」
 「ともかく、このサイトを救うため、必要な処置は全て取る必要があるニャって」
 武田暗は、そう言って目の前のドアを開け、絶句した。
 「こ、これが、人の住む空間かニャ。僕の部屋でもここまでではないニャ」
 そこに広がるのは、文字通り足の踏み場もない、本とゴミと酒瓶の山であった。そのゴミの中、万年床の上にトドのように横たわった部屋の主が戦車が走り回っているTV画面から顔を上げた。
 よう、武田、久しぶりだなあ。
 「怪我による一時的な記憶の混乱だ」
 って、朱雀。こんな時まで、カリ城ネタかよ。
 「ネタ振ったのは貴様だろうが」
 そうだっけ。
 「ともかく、ここ数ヶ月の為体はどういう事かニャ」
 やる気が失せた。仕事に追われている、家には寝に帰っているだけ。せっかく買ったIBMのThinkPad、X31も4日違いでレノボだった。もう、ついてないときは何しても無駄。
 だいたい、今頃『メタルサーガ』が終わってないんだぜ。

 「『WA4』のラク姐はどうよ」
 終わっただけ。EXチャレンジがどうしても出来ないから進まない。
 「『塵骸魔京』はどうニャ」
 それが、X31のDVDドライブが認識してくれない。いまいちメインマシンに向かう気力すらない。
 「『あやかしびと』ならインストールしてしまえばディスクはいらないだろう」
 実は、インストールする気力もない。
 「だああああ! わかったニャ。もう、皆まで言うなニャ。今までずっと『はっきり言って内輪ネタ』という評価を返上すべく、黙っていたけれど、こんな状況なら、口を出すニャ。ともかく、リハビリして、根性を入れ直すニャ。覚悟するニャ」
 スキにしてくれ。
 部屋の主はそういうとPS2とテレビの電源を切って万年床の奥に潜り込んだ。
 「どうしたニャ」
 「ドラゴンに負けたから寝るって」
 「絶対に、復活させて見せるニャ。そうしないと、僕が好き勝手出来るサイトがなくなってしまうニャ」
 「自分で作れよ」

 さて、さて、どうなりますか。
 ともかく、少し時間が出来たようなので、『内輪ネタ全開』で、もう少しやってみます。 


7月11日(月) 『銭形平次捕物控 12』 野村胡堂(嶋中文庫)

 おーとーこだったらあ。命をかける。かけてからんだなぞをとーく。
 あんまり、長く引用するとジャスラックからクレームが来るので、この辺で。
 ともかく、無茶苦茶、忙しかったり、忙しかったり、忙しかったりするのである。
 何なんだろう。仕事内容はそんなに変わっていないのだが、4月から上の方が総取っ替えになってしまったので、もう。なんか、ほとんど、フリーハンドなのだが、なのだが。
 せめて、ガラッ八がいればなあ。と現実逃避するのだ。
 まあ、明日から、村上弘明の銭形平次が始まる訳じゃないが、思わず読んでしまったりするのである。
 しかし、村上平次。立派すぎるのだ。与力より立派な岡っ引きって何よ。そう思ってしまうのである。その点、奉行は奉行、岡っ引きは岡っ引きと演じ分けた中村梅之助氏(敬称付き)は凄かったな。と。思ったり。ああ『伝七捕物帳』のフルバージョン、出版されないかなあ。
 若き時代劇俳優諸氏。精進せいよ。(なんか偉そう)

 で、この作品。もともと、『銭形平次捕物百話』を底本としていたので、10巻で終わりかと思っていたのだが、全集を底本に出まくっている。実に頼もしいではないか。この調子で全話収録を目指して欲しいモノなのだが。
 しかし、この捕物帖という奴は、短いし、後味も良いし、白昼夢に浸るには実に良くできた話なのである。
 正直者が莫迦を見ない世界というのは、もう、これだけでユートピアなのかも知れないな。
 そう思ったりしながら。薄暗い曇天の下の道をとぼとぼ歩いていったりするのである。
 なんか、書評じゃないな。今日のは。(も?)