(らんどくくだんのごとし)
7月1
3日(水) 現在、夜10時半
現在、夜の10時半である。ようやく、帰ってきたのだ。飯喰って、眠って何が悪い?
うえすぎあきら さんあなたは・・ 知識度 = 82 総合評価 オタク度 利用度 知識度 こんなものなのかな?
すざくりゅうき さんあなたは・・ 知識度 = 84 総合評価 オタク度 利用度 知識度 総合評価 「う・・・」 |
7月12日(火) 現在、夜10時(『メタルサーガ』概論) 「さて、頑張ってやってみようかニャ」 |
7月12日(火) 『十八面の骰子』 森福 都(徳間文庫)
なんとも、忙しい日々が続いている。例によって例のごとく、流れの上流は、予定以上のワークタイムを要求し、下流では予定通りのワークタイムを要求する。
現在の状況は、からからの雑巾を絞って汚水を求めるにも似ているのだ。
なにより、帰宅時間が早くて10時という状況は、「ひとりぼっちの戦争」状態である
ぶつくさ言っても仕方がないので今日の本。
この本は『中国版「水戸黄門」ともいうべき時代ミステリーの傑作!』と言われている本で、本屋に飛び込んで適当に購入した代物なのだ。
中国・宋の時代の物語。25歳のくせに15歳くらいにしか見えない主人公、趙希舜は、全国をめぐって、地方役人の犯罪をただす「巡按御史」と呼ばれる捜査官。実は皇帝の従兄弟の息子という宋の水戸黄門。
従えるのは、巡按御史の身代わり、美男で拳法の達人、傳伯淵、護衛役の賣由育の二人。彼ら3人が、各地で起こる事件を次々と解決していく。
のだが、のだが、のだが。
まず、ミステリーとしては見ることは出来まい。情報の開示が今ひとつだったり、いろいろ問題がありすぎる。オカルトな事件の解決。そういった感じにどうしてもなってしまうではないか。
じゃあ、『水戸黄門』としてはどうか。こっちも失敗作。だって、主人公達の背後が暗すぎる。妻子を失った主人公? 主人公の妻に横恋慕していた従者? 暗い、暗すぎる。
もしも、そういった話にしたいのならば、主人公サイドを思いっきり明るくしないと、物語が成立しないではないか。
やっぱり、ああいった物語には、ガラッ八や、うっかり八兵衛のような存在が不可欠なのである。あと、水戸黄門ならお銀さんが出てこなければいけないのである。
7月11日(月) 恥も外聞もなく
「ともかく、大問題ニャ」 さて、さて、どうなりますか。 |
7月11日(月) 『銭形平次捕物控 12』 野村胡堂(嶋中文庫)
おーとーこだったらあ。命をかける。かけてからんだなぞをとーく。
あんまり、長く引用するとジャスラックからクレームが来るので、この辺で。
ともかく、無茶苦茶、忙しかったり、忙しかったり、忙しかったりするのである。
何なんだろう。仕事内容はそんなに変わっていないのだが、4月から上の方が総取っ替えになってしまったので、もう。なんか、ほとんど、フリーハンドなのだが、なのだが。
せめて、ガラッ八がいればなあ。と現実逃避するのだ。
まあ、明日から、村上弘明の銭形平次が始まる訳じゃないが、思わず読んでしまったりするのである。
しかし、村上平次。立派すぎるのだ。与力より立派な岡っ引きって何よ。そう思ってしまうのである。その点、奉行は奉行、岡っ引きは岡っ引きと演じ分けた中村梅之助氏(敬称付き)は凄かったな。と。思ったり。ああ『伝七捕物帳』のフルバージョン、出版されないかなあ。
若き時代劇俳優諸氏。精進せいよ。(なんか偉そう)
で、この作品。もともと、『銭形平次捕物百話』を底本としていたので、10巻で終わりかと思っていたのだが、全集を底本に出まくっている。実に頼もしいではないか。この調子で全話収録を目指して欲しいモノなのだが。
しかし、この捕物帖という奴は、短いし、後味も良いし、白昼夢に浸るには実に良くできた話なのである。
正直者が莫迦を見ない世界というのは、もう、これだけでユートピアなのかも知れないな。
そう思ったりしながら。薄暗い曇天の下の道をとぼとぼ歩いていったりするのである。
なんか、書評じゃないな。今日のは。(も?)