--バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 --バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で--
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2013年、2014年、2016年のスペイン滞在日記です。
太字で書いたモノは2010年11月京都旅行。2011年3月奈良旅行と東日本大震災、11月が京都旅行、2012年4月、11月、12月の京都旅行、2013年4月京都旅行5月出雲遷宮旅行10月伊勢神宮の遷宮旅行11月京都旅行、2014年5月6月、7月の京都旅行、2015年6月京都旅行、9月奈良・京都旅行、11月京都・滋賀旅行、2016年11月京都旅行の滞在日記です。
12月2日(金) 晴 11963
北海道では、台風並みの暴風雪が、吹き荒れて今夜にかけて大変そうだ。それに比べれば、東京は穏やかだ。『プロフェッショナル 仕事の流儀』10代VS.プロフェッショナル 弟子入りスペシャル で、天ぷら職人にの処に入った、2人の高校生が、1番初めに言われたのは、修行というのは、「我慢」を覚える。師匠が、「人よりもきれいに早くできるようになれば、うちで一番掃除が上手にできるようになったやつは、一番天ぷら上手に揚げられるのと、同じだけの素質を持っているってことなんだよ。ひとつも難しくないんだよ。」と言っていた。我慢して我慢してこらえれば、どんなことにも工夫して挑む姿勢が身に付く。その他にも、掃除プロ、漫画編集者について、仕事に接する。
それを観ていたら、風太郎の『八犬伝』を読みたくなった。実の世界で、滝沢馬琴の話。北斎が八犬伝の話を訊き、絵を描くシーンなどが出てくる。虚の世界では、八犬伝が語られる。やっぱりこれだなぁと思った。ここにヒントがあるのだと思った。
12月3日(土) 晴/曇 9071
風太郎の『八犬伝』を開いて、ハッとした。1ページ目。虚の世界。伏姫。虚の世界の右側に一行文章があった。そこには、「 一人の作家が、一人の画家に語り出した------。」と、いう書き出しだった。あー、記憶にない。こんな書き出しだったとは。人間の記憶とは、いかに曖昧な物か。思い知らされる。風太郎は、初めから、虚と実の世界をどう描くかを構成していた事が判る。ちょっと、唸ってしまった。
明日は、バドミントンを観に行く。高橋・松友ペア、山口茜を観る。その後、時間があればWINS。夕方は、Kたちとあう。KとFが結婚した様で、Aと会って祝おうと思う。JリーグCS決勝は、浦和が先制したが、鹿島が追いついた。2-1で鹿島が勝てば、優勝になる。「望みを捨てぬ者だけに、道が開ける」。テレビでは、京都の紅葉特集番組をやっている。
12月4日(日) 晴夜雨 7711
鹿島が浦和に勝った。昔から鹿島ファンだが、それより何より、後輩が優勝を味わえたことが嬉しい。CSの初戦でもテレビ解説で、1対1の強さで褒められていた、山本修斗。大学卒業してプロになるメディカル・チェックで引っかかり、完治してJリーガーに成り、それから、鹿島に完全移籍して掴んだ優勝だ。恩師の斎藤重義先生の教え子の小笠原満男もいる。どちらも盛岡出身だ。今、Jリーガーは後輩が、2人いる。仙台の藤村慶太。彼は同級生の息子。
NHKのスポーツ番組に出ていた小笠原は、短パンで出ていたが、スネの血が滲んだ部分が見える様にしていたのには、驚いた。山本の様に、日本の最高峰で、優勝を味わえることに、後輩たちが続いてくれる事を願う。ライバルの遠野高校で、今Jリーグでレギュラーで活躍している選手はいるのだろうか?昔は、全盛期のヴェルディー川崎。そう三浦知良がいた頃のGKの菊池が遠野だったが・・・。
昼、原宿の代々木第2体育館へ行って、バドミントンを観る。高橋・松友ペアが、苦戦しながら優勝した。一方、女子シングルは、山口茜が0-2で負けた。こういう事もある物だと思った。粘り強さが心情の山口が、前後左右に振られるし、時々見せる変速サーブにリズムを崩されて負けた。それから夕方、御徒町でKとFとAの4人で、結婚祝いを兼ねて飲んだ。久々に会って飲むのも良い物だ。それぞれの話を訊き合った。
12月5日(月) 晴 12233
オーストリア大統領選挙は、極右のポピュリズムはしりぞけられたが、47%以上の人が支持した。世界中が、ポピュリズムに塗り替えられたら、大変なことになるだろう。でも、そういう流れは変えられそうにない感じのようだ。恐ろしいことだ。政治への不満が蔓延しているせいだ。資本主義自体が揺らぎ始めていると言って良いだろう。
100年前、イギリスで女性参政権を訴えた、エメリン・パンクハースト。おそらく、こういう風に、女性の力が社会に与える影響が、今後の世界の方向性を示して行くような気がする。もう男が作る社会には、希望を持てないのかも知れない。映画が公開されるを期に、そういう気運が盛り上がっていって欲しいと思う。
先週、キタサンブラックで勝った武豊がインタビューで、次は中京で、アウォーディー(会おうでぇ)と、言って笑っていた。そして、向かえた4日のチャンピオンズ・カップ。アウォーディーと1番人気で挑み、直線先頭に立って勝ったかと思ったところを、サウンドトゥルーに足元をすくわれて2着に惜敗した。先頭に立つと、ソラ(走ることに集中力を欠く)を使う癖が出て負けた?と、いうより、外から豪脚で差しきられた。こんな事があるのが、競馬。粘りの山口茜が負けるのもスポーツ。スポーツの面白さがこういう風に露出する。ちなみに、中京競馬場は、信長が今川義元に勝った、桶狭間古戦場近くにある。今も昔も、戦いが行われている処だ。
12月6日(火) 晴 15944
今日までは、温かいようだが、明日からは寒くなるようだ。『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、照明デザイナー・東海林弘靖。光の本質は、いのち。という、東海林。新生児集中治療室。母親の胎内のような照明を目指した。そこでは、ミルクを飲むときに、その照明を観る新生児。心がやすらぐ照明。さりげなく灯す。未熟な体で生まれた新生児が、健やかに育つような助けになる照明。
彼の考えは、影だという。東日本大震災で、失われた照明。計画停電で、町の灯りが消えた。自分の存在意義すら失われたんじゃないかと思った。テレビ番組の企画で訪れた、電気が通っていないパプアニューギニア。灯りは、椰子の実から取った、油。うっすらと灯るあかり。地元の人は、あかりが灯っていないと、どうしたのかと、その家を訪ねる。あかりは、いのちの証明の様な役割を果たしていた。
東海林の照明の特徴を言い表す言葉は、美暗(びあん)。最小限の照明で、やすらぎを醸し出す。この人、照明デザイナーなのに、光では、影に注目して、明るくするだけでなく、やすらぎを与えるあかるさを考える。光と対局の影を考える。そのことによって、重要な物を提示していると思った。ロウソクや、ランプの油の光は、揺れる。そうゆう事象も理解した上で、照明を建物などに合わせてデザインしていく。素晴らしい照明だった。光の本質はいのち。いのちの光を、病院などの建物空間にデザインする。人生は、交差する光と影。
12月7日(水) 晴 11793
忙しいと、食材を買って、調理して食べるのが面倒くさくなる。そうすると、買ってきた物を食べるか、冷凍食品が便利。今の冷凍食品は物凄い。外国人が選ぶ冷凍食品第1位になったのは、キンレイのお水がいらないラーメン北魁。2位が、テーブルマークののごっつ旨いお好み焼。3位は、MARUHA
NICHIRO の、おいしく減塩 ひじき煮 こまあえ きんぴら。4位は、AJINOMOTO のギョーザ。 5位は、日清の 汁なしカレーうどん。番外編では、スイーツ。1位が、ニチレイの今川焼。2位が、AJINOMOTO
旬の果実のグラノラ<トロピカルミックス>。3位が、日本製粉のオーマイ ハワイアンパンケーキ。
この中で食べたことがあるのは、今川焼かな?でも、ギョーザは、是非食べたいと思った。どうやら外国では、冷凍食品の質は、低いようだ。値段についても凄くお買い得感があるようだ。
12月8日(木) 晴 18386
『ぶらり鉄道旅』は、京都のトロッコ電車と嵐山鉄道。トロッコ電車にも乗ったことがないし、太秦にも行ったことがない。でも、こういう番組を観ると、訪ねてみたくなる。紅葉の京都は素晴らしい。雪の京都は、是非観てみたい。この前は、仁和寺へは行かなかった。行きたいと思っていたが、時間的な問題で無理だと思ったからだ。ここは、桜で有名だが、紅葉も素晴らしいところだ。散り紅葉が、道にあり、そして、建物や、灯籠などの人が手を入れたモノが映っていると、素晴らしいと思う。あれが、紅葉だけでは、山で観る物と変わらない。何かグッと来るかと言えば、人が手を入れた自然と言うことが解るものだから。そういうものに、日本人の自然との関わりの深さが出ているのだと思う。
そこにある、散り紅葉。箒で掃かずに、そのままにして、寺との風景に溶け込ませる様にしている事が、紅葉の風景として成立している。それを、外国人が来て、落ち葉をかき集めている姿を見ると、ガッカリする。木の手入れ、庭の手入れを散々して、いるから、この時期には、手を付けないで、自然に任せる。そのことを、良しとする気持ちにならなければ、侘びも寂びも判らないだろうと思う。
12月9日(金) 晴 16579
昨日は、ダリ展へ行った。開館前に着いて、当日券を買う列に並び開館前から入場できた。珍しいことだ。入場から30分も経たないうちに、入口付近は渋滞状態。ブニュエルと作った、『アンダルシアの犬』と、ヒッチコックの映画の中にディズニーとダリが作ったアニメの部分が、上映されていた。やはり、シュルレアリスム以降のダリが面白かった。
夜、サッカーのクラブ・ワールド・カップ初戦が行われ、鹿島が勝った。決勝点は、ドリブル突破した山本修斗のあげたセンタリングの折り返しから、金崎のゴールが生まれた。
12月10日(土) 晴 21044
東京も大分寒くなってきて、風も冷たい。今日は、ノーベル賞の授賞式。ディランは出席しない。NHKでは、特集番組が組まれている。こういう番組は、ファンの視点とのズレを感じるときがあるが、どういう編集になっているか、ある意味楽しみでもある。
今週来週は、2歳馬のGⅠ。あてにならない馬たちの勝負。面白いと言えば、面白いが、メインじゃないところで出来れば良いと思う。
12月12日(月) 晴 33144/2
禅などの寺では、修行をする場所を道場と言う。それが転じて、江戸時代に剣の修行をする場所を、道場と言い始めた。のちに、柔道でも、練習場を道場というようになったようだ。道場破りは、江戸時代、武芸修行者が紹介もなく他流派の道場に乗り込み、挑発などによって他流試合を強要し、道場主や、師範代と試合をして勝てば、看板を壊したりして、道場に恥をかかせ、名をあげるという話になる。禅寺の道場では、達磨大師がやったように座禅を組む事を修行の基本とする。
ところで、この間京都の寺で何処が好きかと訊いたら、大徳寺と言ったので、大徳寺の何処?と言うと、三玄院というので、ビックリして、なんで三玄院なの。あそこは、確か、拝観謝絶という看板を出して一般人が入れないところだ。そうしたら、お茶会の準備などで何度か入った事があるのだという。方丈や庭が観たい。利休など茶人との関わりが深い。三成の墓があることでも知られている。他には、森蘭丸の弟、忠政や古田織部の墓もある。そして、等伯が、春屋宗園に無断で方丈の襖絵を描いたのがここ。めっちゃ羨ましい。いつか観てみたいと思うところの一つ。
日曜日、阪神ジュベナイルフィリーズが行われて、ソウルスターリングが楽勝した。超良血牝馬。父がフランケル。14戦全勝で、GⅠ10勝。母がスタセリタ。GⅠ4勝で、騎乗したルメールもフランス・オークスなどGⅠ2勝していると言う。距離が伸びて良さそうだし、来年の牡馬クラシックにも登録を済ませていると言う。久々に、藤澤和雄厩舎からのGⅠ馬が出た。次週の朝日フューチュリティステークスへは、牝馬ながら登録した、ミスエルテがいる。この馬は切れる。スペイン語の名前が付いているが、中島みゆき風に訳すと、「あたいの運命」という名前だ。父は、ソウルスターリングと同じ、フランケル。どうなるかね、来週。
日曜日、宮さんと競馬に行った。そこで金言を頂いた。それは良いとして、他の人と競馬の話をしていたときに、「宝の持ち腐れじゃん」と言われた。その言葉を訊いて、カッとしたのじゃなく、ハッとした。これもある意味、金言だと思ったのだ。希望の光が見える思いになった。『弓と禅』オイゲン・ヘリゲルの中にあった、「それゆえ一切は空である」という言葉を思い出した。「空」になれるか、なれないか、それが勝負の分かれ目だ。
12月13日(火) 晴のち雨 9589
朝遅めに起きて、朝食を取り、洗濯をして、区役所へ行き、床屋に行った。今日から今週は、寒気が停滞する様で、寒い日が続きそうだ。福岡でも雪が降る予報だ。鹿島は、ベスト4になった。次は、南米チャンピオンのアトレティコ・ナシオナル。決勝まで行ければ、相手は、多分レアル・マドリード。そうなったら素晴らしいことだ。
年末になって何となくせわしない感じ。JFKが日本の政治家で1番好きな人はと訊かれて、上杉鷹山と答えたという。有名な言葉がある。
「生(な)せは(ば)生(な)る 成さねは(ば)生(な)らぬ 何事も 生(な)らぬは人の 生(な)さぬ生(な)りけり」
そういえば、小泉純一郎も鷹山の、この言葉を引用していたような気がする。
塩麹や醤油麹で漬けた、大根、蕪、白菜を小皿に入れて、かつおのたたきを食べた。つまり、醤油は使わず、漬けた大根、蕪、白菜をかつおのたたきに乗せて食べたのだ。あとは、買ってきた、わさび海苔も試してみた。こういう味わいなのか、思った。大谷翔平は、高校時代の監督に、常識にとらわれてはいけないと、いつもいわれていた。だから、高校1年の時に、160キロの直球を出そうと思ったらしい。同じ事は、外れないネジを考えた人も言っていた。もう長い間多くの人がやってきた事には答えがない。全く違う事から発想しないと、新しい物は出来ないと。『プロフェッショナル 仕事の流儀』で、発明家の道脇裕が言っていた事を思い出す。
「革新的な発想を生み出すために、大切にしている心がけは何ですか?道脇さんに尋ねた。
『生み出したかったら、見る視点を増やすということが非常に重要です。仮に、見る視点が3つ増えると、アウトプットの数も三乗になったりするわけです。例えば、紙を1枚渡されて、何面ありますか?と問われたら、普通は2面って言うと思うんですね。なぜなら裏と表で。だけどそれが正しいのかというと、そうではない。紙には4辺あるので実は6面という見方もある。でも、ほんとに6面なのかというと、顕微鏡で見ると糸がたくさん絡まっていて、糸が持ってる面っていうのが、出てきますよね。すると、糸が何本使われてるのかということになって、桁外れな面を持ってるということになります。でも、それは先程の質問からすると、表面って勝手にとらえてますよね。面って聞いただけであって、表面とは聞いてないわけです。ということは、燃えるという側面だったりとか、書けるという側面など、全然違う面があるわけです。ですから、そういうふうに物事を見て行くと、視点というのは、増えていくんじゃないかなと思うんです。』(道脇)
」 ーーNHKホームページよりーー
12月14日(水) 雨のち曇
今日は風が凄そうで、18時まで風速10mの北風が吹くという。最大瞬間風速は30mを超えるという予報である。
大谷の話には続きがある。1年生で160キロを出そうと思っていたが、2年生には、163キロと目標を変えた。それを観た佐々木監督は、ほー俺より判っているな、こいつ。と、思ったという。大谷が言うには、160キロを目標にしていると157とか158とかで終わってしまうし、160キロ出せばそれで満足してしまう。163キロって目標にすれば、160キロ出せるような気がするし、160キロ出してもまだやらなければと、思うと思うので・・・。
なんて大人なんだろうと、訊いていて思った。上を目指すと言うことは、こういう事ではないかと思った。今ある大谷は、高校時代の考えから始まっていると思った。良い指導者に出会うことは大切だ。ベストタイミングで、良い指導者に出会っていることが判る。北海道日本ハムファイターズに入るに当たっても、栗山監督から、日本のプロ野球に入ってから大リーグに行った方が、成功するというレポートを見せられて、入団を決意する。入ってからも、栗山監督に支えられて、ここまで来た。来年は三刀流と、栗山監督が言っている。それは守備も出来るようにと言うことだ。つまり、大リーグに行く為の準備をするということなのだろう。
発明家の道脇裕の補足。「一般的なネジは、らせん構造ゆえに振動や衝撃によって、必然的に「ゆるみ」が発生してしまう。それは、克服出来ない「永遠の課題」だった。道脇はそこにブレークスルーをもたらす。らせんの構造そのものを見直すことで、右回りと、左回り、両方のナットが締まる「ゆるまないネジ」を発明した。有史以来、誰も成しえなかった偉業。その裏には、ひとつの流儀がある。
『不可能って証明されてないのに、勝手に決めるのって、ちょっとおかしいですよね。物理法則や、社会の状況と比して、不可能じゃないんであれば、可能性があるわけです。それをイメージで軽々しく不可能を使うっていうのは、問題がある。不可能の証明をしてから、不可能であると言うべきでだと思うんです。』(道脇)
革新的な発明を生み出すには、時に、不可能といわれる事柄にも挑まなければならない。どんな時も道脇は、問う。「不可能を、証明したか。」 」 ーーNHKホームページよりーー
今日、安部・プーチン会談が行われる。投資の促進だけを受け入れて4島返還は進展しないだろう。このまま行くと、ロシアだけが得するような会談になりそうだ。良いところを、見せようと頑張っているのだろうが・・・。国会は会期末。どうなるんだろうと思ってしまう。
12月15日(木) 晴/曇 21180
昨日は、仕事で観れなかったが、帰ってきてビデオで観た。鹿島が、南米チャンピオン・チーム、アトレテォイコ・ナシオナルになんと3-0で勝った。先制は、この大会からFIFAが導入した、ビデオ判定で獲得したPK。前半耐えに耐えて、バーに2回くらい助けられて、取った1点。至近距離からのボレー・シュートを、昌子が戻ってヘディングで押し出したプレーは、賞賛に値する。凄い勇気と集中力だ。
ゴールを守った曽ヶ端も素晴らしかった。これ以上ないような、局面でのプレーは安心してみていれた。後半の鹿島の2得点で、息の根を止めた。2点目の遠藤のゴールは、柴崎のクロスに、飛び込んでキーパーを交錯して後ろ向きになったときにボールが足元におさまり、右足のヒールで入れたゴールだった。3点目は、その2分後に、鈴木が金崎の低く早いキーパーとバックスの間に入れたボールを押し込んだ物だった。ゴール後、クリスティアーノ・ロナウドがやったパフォーマンスをした。鹿島は、日本チームも、アジアのチームも一度も決勝に進んだことがなかったのに素晴らしい歴史を作った。
今、レアル・マドリード対クラブ・アメリカの試合が行われている。後半に入ったが、1-0でレアル・マドリードが勝っている。出来るならレアルとやらせたい。チームとしての鹿島も、山本も非常に良い体験をすることになるだろう。誕生日前の良いプレゼントが鹿島の決勝進出だった。
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