−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年のスペイン滞在日記です。
3月20日(金) 雨のち曇 28292
WBC2次予選決勝で韓国に6−2で逆転勝ちした。キューバ戦に続いてイチローが最終打席でヒットを打った。誰かがダメなときは、他の誰かがカバーして決勝トーナメントに進むことが出来た。村田がヒット後の走塁で負傷。肉離れで重傷になる代わりに広島の栗原が招集された。世界一に向けて希望が見えてきた。
4月12日マラガのホセ・トマスの切符がBurladero.comのインターネットで売り出されたという記事が出たのは、19日15時11分。しかし、翌日の今日にはすでに売り切れになっていた。物凄い人気だ。切符は11日との抱き合わせの切符しか残っておらず、しかもそれは非常に高額な値段が付いている。おそらくホセ・トマスの切符は、このようにいつでも何処でも手に入りにくい状態が続くことだろう。ただ、現地闘牛場で切符が売り出されているのかどうかは不明。多分未だだと思うけど。
19日の結果。 バレンシア。エスプラ、耳なし。ポンセ、耳2枚。バレラ、耳なし。 カステジョン。フンディ、耳1枚。コヒーダされて医務室に行く。フェレーラ、ルイス・ボリバル、耳2枚。
3月21日(土) 晴 4351
セビージャのホテルの予約を解約して、バルセロナのホテルの予約を入れた。日曜日は中山競馬場へ行ってスプリング・ステークスを観て、週明けには田舎に帰る。来週は忙しい。
20日の結果。 カステジョン。エスプラ、耳なし。ホセ・トマス、耳1枚が2回。アベル・バジュス、耳2枚。
3月22日(日) 雨 42367
雨の中、中山競馬場へスプリング・ステークスを観に行ってきた。西船橋に着いたら武蔵野線が強風のため、運休になっていた。それでバスで競馬場へ向かった。意外と道が空いていて直ぐ着いた。風が吹き、横殴りの細かい雨が降っていた。雨が降っているとパドックに人は少なくなる。でも前にいないと傘が邪魔になって馬が見えない。だから前の方に陣取る。そうすると歩様が観れるのだ。リクエストソングは落ち着きもあり体も良かった。フィフスペトルは発汗していた。体型的にはマイル向き。2000Mまでは持つかも知れないが…。
注目のアンライバルドは、入れ込み気味で発汗してチャカついている。印象は良くない。絶対という感じがしなかった。それでちゃんとレースでは勝ってしまうのは、馬の実力と血統のなせるワザか?初コース、初輸送も克服して皐月賞の2番手に名乗りを上げた感じだ。2着には番手から残ったレッドスパーダ。こういうところで来るかよ藤沢厩舎。3着にはフィフスペトルが入った。向正面では掛かっていたが何とか結果を出すのが武豊?リクエストソングの後藤は1コーナーの乗り方を間違えた。あそこで馬が掛かってレースが終わった。
先週、今週と本命が優勝しているが2着に穴が来る競馬が続いている。今日のスプリング・ステークスも阪神大賞典も3強対決という構図だったが順調に来た馬が優勝して他の2強は2着に来ない。ホント競馬は難しい!
21日の結果。 カステジョン。エル・シド、耳なし。ファンディ、耳要求。マンサナレス、耳なし。 エスパルティナス。オルテガ・カノ、耳1枚。モランテ、耳要求、耳2枚。 アルメンドラレホ。アパリシオ、耳なし。ペレラ、耳2枚と尻尾1つ。カジェタノ・オルドニェス、耳1枚。
3月23日(月) 晴 10856
WBC準決勝はアメリカに7回表まで6-2で勝っている。このまま行けば勝てるだろう。明日は韓国との決勝戦。これからカメラ屋に寄って盛岡に帰る。明日は、盛岡で決勝を観る。向こうは寒いようなのでダウンジャケットを着ていこうと思っている。ここのところスペインとの連絡をメールで取っている。ネット環境があまり良くないのでHPの更新も出来ないかも知れない。
バルセロナのホテルの予約に続いてグラナダ、レオンのホテルの予約もした。しかし、マドリードの交渉はもめているようで、アポデラードのサルバドール・ボウ(Salvador
Boix)が「マドリードには出ない」とABCに語った。一緒に出場する闘牛士の問題が出場牧場と絡んで難航しているようだ。
22日の結果。 カステジョン。オルドニェス、口笛。ペレラ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。カジェタノ、耳1枚。 ナバルカルネロ。フェスティバル闘牛。オルテガ・カノ、耳なし。エスプラ、耳2枚。エスパルタコ、ポンセ、耳1枚。エル・シド、耳2枚と尻尾1つ。見習い闘牛士、アレハンドロ・エスプラ、耳2枚。
3月24日(火) 曇のち雪 6429
昨日盛岡に着いた。弟が車で迎えに来て親父とお袋もいた。家に帰る途中曇り空から雪がちらついていた。盛岡は寒い。夜中8度あった気温が放射冷却で日中は4度になったという。盛岡は未だ冬だ。やっぱりダウンジャケットを着てきて良かった。親父は調子が悪い。足に血がまわらないので筋肉が痛いのだそうだ。お袋はお袋で右手の小指の骨を折っていた。しかもいつ折ったか記憶にないというからボケもここまで来ると笑ってしまう。年を取るとこんな風になっていくのだ。
親父の顔を観たがなんかむくんでいるような気がした。昼にWBCの決勝を観る。楽に勝てた試合をわざわざ得点を入れた後に、ダメ押しを出来ずいたら、9回にダルビッシュがつかまって3−3の同点に追いつかれてしまう。嫌なムード。10回表にイチローが2点タイムリーを打って10回裏はダルビッシュが抑えて2回連続WBC制覇を達成した。ダルビッシュが同点に追いつかれたので岩隈の勝ち星が消えた。イチローは今日4安打。MVPは、2回連続の松坂。
良いところを取っていくのが松坂。イチローは苦しんでいたので最後に4安打と決勝点をあげたのは嬉しかっただろう。「重圧から解放され、イチローは穏やかな顔に戻っていた。日本中の期待に応え、イチローの第2回WBCは最高の結末となった。
−山あり谷ありの連覇だった。
「(途中は)谷しかなかった。最後に山に登ることができてよかったですよ」
−見事な勝ち越し打。
「僕は持ってますね。神が降りてきました」
−10回の打席では何を考えていた。
「本当は無の境地でいたかったが、めちゃくちゃいろんなことを考えていた。今(日本では)ごっつい視聴率だろうな、とかここで打ったらおれは(ツキを)持っているなあ、とか。そんなことを考えるとあまりいい結果が出ないものなのに、出た。ひとつの壁を越えたような気がしている」
−4年後、第3回大会にも参加したいか。
「むちゃな質問しますね。4年後は生きているかどうかも分からない。どうなんでしょう、その質問は、という感じです」 」 ーー共同通信よりーー
「 「ぼくは持ってますね。神が降りてきたという感じ。日本中のみんなが注目しているだろうと思って、自分の中で実況して、結果が出ないものですが、それで結果が出て壁を越えたと思います」と冗談混じりに自画自賛した。
決勝戦は4安打と韓国投手陣を粉砕したが、東京の第1ラウンド、米国の第2ラウンドになってもバットは湿りっぱなしだった。
「もう苦しいところから始まって、苦しいが辛いになって、心が痛んで、最終的に笑顔になった」とスーパースターも打てないプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。 それでも、日の丸を手にしてドジャースタジアムを一周して世界一をアピールでき、「気持ち良かったですねえ。ほぼ、いきかけました」と最後まで興奮状態はおさまらなかった。」 ーーサンスポよりーー
全員が良い仕事をした。誰かがダメなら、誰かが補う。そういう風に1ヶ月前に比べれば進化したチームを原監督が讃えた。
「 「決勝戦にふさわしい名勝負だった」−。野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で今大会5度目の日本戦を迎え、延長戦の末に敗北を喫した韓国。初優勝の夢はついえたが、韓国メディアは24日、「国民に感動を与えてくれた」と伝え、準優勝の健闘をたたえた。
KBSテレビは「負けたが、最善を尽くしてよく戦ってくれた」と善戦ぶりを評価。「韓国野球の底力を見せてくれ、選手は拍手を受ける資格がある」と称賛した。
ニュース専門のYTNテレビは、韓国を準優勝に導いた原動力は「スピードと力の融合」と解説。投手陣も攻撃的な投球で圧倒し、制球力のある多彩な変化球で翻弄(ほんろう)したと振り返った。
聯合ニュースは、五輪で金メダルを取るより優勝が難しいとされるWBCで、韓国は野球史に大きな足跡を残したと絶賛。「『韓日野球戦争』は続く」と題した記事も配信し、日韓は今後も国際大会で優勝を争うライバル同士であり続けるだろうと展望した。
」 ーー時事通信よりーー
こういう報道には、ホッとする。確かに韓国が強くなってきたからこそ日本は負けられないという意地を張ることが出来るのだろう。日本中が喜んでいる。TVでは涙を流している爺さんの姿が流れていた。そうなのだ。老人がそうやって涙を流して喜ぶのは、サッカーじゃなくて野球なのだ。世界一の野球なのだ。
3月26日(木) 18802/2
「子どもの頃に感じた冬は、こんなに寒くなかった----。」
地吹雪が吹ている様な映像に本木雅弘の声が流れて始まるのが、映画『おくりびと』である。昨日、盛岡は夜になって雪が強くなりその中で伯父さんと飲みに行った。両親の話や親戚の話、おばあちゃんの話をした。結局昨日は伯父さんの処に泊まることになり、朝車で送って貰った。北上川沿いの桜並木などが雪が積もってまるで満開の桜のように見えた。これを雪桜というのだそうだ。雪桜と楽しみ、満開の桜を楽しみ、散る桜を楽しみ、葉桜を楽しむ。桜は何度も楽しめるのだ。道路には雪が積もっていない。温かくなってほとんど路面も凍ってはいない。昼過ぎ戻るために盛岡駅に向かう。駅のホームから外を見ると雪が一杯空から降っていた。子どもの頃、綿菓子のように甘くないかなぁと思って、綿雪が降ったときに口を大きく開けて雪をなめたことがあった。
「WBC・談話【WBC】
◇すごい侍たち 日本・原監督 みんなすごいですね。すごい侍たちがそろって、世界の強者を相手に堂々と戦って勝利したから価値がある。目的は一つだった。一日一日チームがまとまり、団結して進化していった。それで最後までいい戦いができた。(イチローが延長10回に放った)あのセンター前(適時打)は生涯忘れない。
◇責任果たせた 日本・松坂 (MVPは)今回に関しては僕だとは思わなかった。岩隈君に悪いなと思った。内容はともかく、勝つことが一番重要。仕事を果たせてよかった。
◇笑顔届けられた 日本・イチロー 最後は日本のファンの皆さんに笑顔が届けられて最高。(決勝打で)一つ壁を越えたような気がした。
◇堂々と投げられた 日本・岩隈 最後なので楽しもうと思った。堂々と思い切って投げることができた。(9回に)同点になった時は、これが野球だと思った。緊張したが、大役を任せてもらってすごくいい経験になった。
◇みんな頑張ってくれた 横浜・村田 (負傷で日本代表を離れ21日に帰国)自分は途中で抜けたが、みんな日本のために頑張ってくれてよかった。日本チームを誇りに思う。試合に出してくれた原監督にも感謝したい。
◇役割果たした 日本ハム・梨田監督 稲葉もダルビッシュもそれなりに役割を果たしてくれたし、世界一になってくれてよかった。原監督は大変だったろうが、各チームの選手を束ねてよくやってくれた。
◇感動をもらった 長嶋茂雄元巨人監督 最後まで粘り強く戦い抜いたサムライたちの姿に、これまでにない感動をもらいました。岩隈、松坂、ダルビッシュはメジャーのトップクラスの上をいく投球を見せてくれたし、打線のつながりも見事。才能あふれる選手を1つに束ね、勇気ある采配(さいはい)を振るい続けた原監督も世界に誇れる指揮官。全員が日の丸のために、持ちうる力のすべてをささげてつかんだ連覇でした。
◇苦労が報われた 日本・ダルビッシュ いろいろあったが勝って苦労が報われた。周りが喜んでいるので、だんだん実感がわいてきた。こっち(米国)に来て、すごくいい球を投げられるようになった。
◇夢の中にいる感じ 日本・内川 最後は夢の中にいるような感じだった。優勝の瞬間にグラウンドに立っていられてうれしかった。結果を気にせず、がむしゃらに目の前のことをこなしたら、いい結果になった。
◇最後につなげた 日本・稲葉 つなぎつなぎと言ってきて、最後にバントで(10回の勝ち越しに)つなげて良かった。僕が最年長だったが、イチロー君がチームを引っ張ってくれた。きずながあったなと思う。
◇いい雰囲気だった 日本・藤川 全員で最後までいい雰囲気でできたと思う。(最後は抑えとして出番がなく)投手コーチが決めることだから。
◇全員が持ち味出した 西武・渡辺監督 タフな試合が続く中、全員が持ち味を出し日本野球の質の高さを証明してくれた。選手(涌井、中島、片岡)は疲れがあるだろうが、気持ちを切り替えて開幕に臨んでほしい。
◇予想していた ロッテ・バレンタイン監督 開幕前に米国のテレビ番組で日本の優勝を予想したので、うれしい。日本選手の能力が非常に高いことを改めて世界に認識してもらえた。
◇よかったね 中日・落合監督 よかったね。おめでとう。
◇おめでとうしかない ソフトバンク・松中 もう、おめでとうしかない。みんな頑張ったし。
◇強かった ソフトバンク・和田 (練習と時間が重なったがテレビで)ぎりぎりまで見ていた。(追い付かれても)勝ち越しましたし、強かったですね。
◇正真正銘の優勝 ロッテ・里崎 今回のメンバーは、前回の優勝もあり重圧があったと思う。(自身が代表だった)前回も正真正銘の優勝だったと立証されたことが一番うれしかった。
◇手に汗握った 横浜・大矢監督 手に汗握る接戦で、五分の戦いを粘りに粘った。どっちが勝ってもおかしくない試合。内川も活躍してくれて、誇りに思う。
◇メジャーに近づいた 楽天・野村監督 よく頑張ったねえ。アジアのレベルの高さを知らしめた。最近はメジャーに近づいてきた。野球はパワーだけじゃなく、スピードも必要。真のワールドシリーズができるように世界がなっていったらいいね。メジャー球団同士でワールドシリーズという、うぬぼれ(た考え)を少し懲らしめただけでも価値があった。
◇達成感がある
日本・岩村 心臓がバクバクになるいいものを味わわせてもらった。日本でのWBCへの思いは前回と大きく違ったし、敏感になる部分があった。重圧を乗り越えて優勝でき、達成感がある。
◇もっと一緒に 日本・中島 このメンバーで1カ月戦って、プラスになったことが多かったし、もっと一緒にやりたい。優勝を経験させてもらって感謝している。初めての2番打者を、考えながらできたのは自信になった。
◇重圧は当然 日本・城島 素晴らしい仲間と素晴らしい時間が過ごせて良かった。プロなので重圧は当然。雑音も入ってきたが、メジャーでやっているメンバーとして優勝できたということに尽きる。ウイニングボールは持って帰ろうかなと思ったが、また品格がないと思われるので監督に返しました。
◇引っ張る気持ち 日本・青木 何としても自分が打って勝ちたいという強い思いで打席に立った。イチローさんだけに負担を掛けるわけにはいかない。自分が引っ張るぐらいの気持ちでいた。本当にいいチームだったので(このチームで)もうちょっとやりたい。
◇食らい付こうと 日本・小笠原 (前回の優勝とは)比べられない。両方とも最高。先制打は何とか食らい付こうと思った。飛んだところが良かった。言葉に表せないほどのうれしさだ。
◇体と気持ちで強さ表現 ヤクルト・宮本 おめでとうございます。参加した選手は、日本の野球が強いということを体と気持ちで表現していた。野球選手、一野球ファンとして誇らしく思う。
◇感動させてもらった ヤクルト・相川 国を背負って戦っている選手たちに、感動させてもらった。重圧に打ち勝ったことは、今後の役に立つと思う。
◇準備がよかった ヤクルト・高田監督 青木はオフからしっかりと準備していたのが、いい働きにつながった。(韓国の)林昌勇もうちの抑えとして(シーズンで)やってくれればいい。
◇感謝の気持ちでいっぱい 星野仙一・北京五輪日本代表監督 本当におめでとう。投手の起用法が抜群に良かったし、選手もよくそれに応えた。日本の野球を取り戻してくれたこと、改めて野球の素晴らしさを実感させてくれたことに感謝の気持ちでいっぱい。
◇野球の面白さ出た 阪神・真弓監督 野球の面白さがすべて出たような大会。その中でも日本の野球は素晴らしかった。シーズンもWBC同様に盛り上げていきたい。
◇チャンスいただいた 日本・片岡 まさかスタメンで出られるとは思っていなかった。チャンスをいただいて、足でかき回す野球ができて良かった。
◇いい経験 日本・栗原 村田さんの分まで、という思いでいた。合流したからには貢献したかった。結果はよくなかったが、いい経験になった。
◇ベスト尽くした 韓国・金寅植監督 奉重根はコンディションが悪く、ボール球が多かった。後悔はあるが、ベストを尽くした。選手はこの経験を持って帰り、より良くなっていくと思う。
◇最高の決勝戦 王貞治・日本代表監督相談役 日本はいつもなら点が取れるところで取れなかった。でもイチローが決めてくれた。決勝としては最高の試合。このルールで連覇をするのは大変なこと。原監督以下、素晴らしかった。」 ーー時事通信よりーー
優勝翌日会見でイチローは、「 「侍ジャパンというネーミングに始まり、そこが僕としてはいきなり大きなハードルだった。『私、アイドル』と言いながらかわいくないのは最低で、侍と言いながら負けては格好つかない。自らハードルを上げていったこのスタートの中で、最終的に優勝し、最終的に侍になれたことは大変喜んでいる。ホッとしている。
個人的には最後まで足を引っ張った。韓国のユニホームを着て、キューバのユニホームを着ていろいろなチームのユニホームを着た。でも最後に日本のユニホームを着ておいしいところだけいただいた。本当にごごちそうさまでした。
(質疑応答:今回のチームで感じたことは)
向上心。これが集まったチームは強い。よくチームにはリーダーが必要だという安易な発想があるが、今回のチームにはまったく必要なかった。それぞれが向上心を持って、何かをやろうとする気持ちがあれば、そういう形はいらない。むしろないほうがいいと思った。僕は外からリーダーのような存在だと言われたけど、実際、中では何にもなかった。向上心があればチームはいくらでも可能性が見出せる」
松坂は、「2月15日に集合してからこれだけ年下の選手たちとやるのは久しぶりだった。この1カ月間過ごして、これだけ楽しくなるとは思ってもいなかった。試合が重ねるにつれて、チームもすごくまとまってきた。この時間を過ごさせてもらったことは野球人生にとってすごく大きな経験だった」
岩隈は、「WBC初参加で、自分自身のパフォーマンスをしっかり発揮することができた。このチームで戦えたことを誇りに思って、今後の野球人生に生かしていきたい」 」 ーースポーツナビよりーー
WBCの優勝チームが翌日ロサンゼルスで大リーガーは各チームに合流のために分かれ、日本チームは昨日帰国した。成田には1200人のファンと100人の報道陣が集まった。本当に良かった。WBCの問題点として、同一チームが何度も対戦することなど上がっている。ある大リーガーは、開催時期をシーズン後にすべきだという意見をマスコミに語っている。高橋源一郎は、野球好きだが、WBCには興味持てないで観ていないと書いていた。その理由として、何度も何度も同じチームと対戦することや、投球制限があることに違和感を感じると言っていた。
帰省して、両親の病状を弟と一緒に行って医者に訊いてきた。それでホッとした。
3月29日(日) 曇 46010/3
今日の高松宮杯は、スリープレスナイトを切るつもり。アーバニティー、ビービーガルダン、アーバンストリート、アポロドルチェのボックス。マーチステークスは、本命エスポワールシチー、からサトノコクオー、マコトスパルピエロ、ボランタス、アロンダイト、と、キクノサリーレへ。
ホセ・トマスのラス・ベンタス闘牛場への出場は厳しい状況だ。去年も一旦ラス・ベンタス闘牛場のHPに不出場が発表され、翌日出場になったことが発表された。今年は去年以上に厳しそうだ。いずれにしろここ1週間が山のような気がする。また、ラス・ベンタス闘牛場へ出れなかった場合の対応として、ビスタレグレへの出場の交渉もするようだ。
28日の結果。 サモラ。フェスティバル闘牛。フンディ、耳1枚。ルギジャーノ、耳なし。バウティスタ、耳2枚。セサル・ヒメネス、耳なし。セルヒオ・マリン、耳1枚。ロマン・ペレス耳2枚。 コリア。フェスティバル闘牛。エスパルタコ、耳2枚。コルドベス、フェレーラ、耳2枚と尻尾1つ。モランテ、耳2枚。フリ、エミリオ・デ・フスト、耳2枚と尻尾1つ。
3月30日(月) 曇 38875
日曜日の競馬ではひどい目にあった。ノーマークのローレルゲレーロが優勝。ばっさり切ったスリープレスナイトが2着。4角でフリがあったとはいえ、アーバニティー、ビービーガルダンは惨敗。マーチステークスは、エスポワールシチーが優勝したがヒモを外した。今度は、大阪杯。いよいよディープスカイが登場する。斤量が59キロじゃゆるくないが、マツリダゴッホやドリームジャーニー、カワカミプリンセスに負けるわけにはいかないのだ。
ホセ・トマスは、ラス・ベンタス闘牛場へは出場しないようだ。興行主のホセ・アントニオ・マルティネス・ウランガが言うには、アポデラードのサルバドール・ボウは、出場料がいくら欲しいかを言わない。だから私もいくら払うと言わない、という。経済的な理由で出れなくなった。去年はそれでもコムニダから30万ユーロ(約5000万ペセタ=当時のレートで5000万円)という破格の出場料が用意されていたが、今年はそれがない。そういうこともあるようだ。
サルバドール・ボウは、交渉に当たり出場料を言わないようだ。セビージャでもそうだった。相手が言う値段を見て決めているようなのだ。急造のアポデラードなので交渉下手と言うことはあるだろうが、非常に残念な事である。セビージャの場合はカノレアがビビって出れなかったが、タウロデルタの方は、交渉慣れしている。ビビッたりはしない。しかし、マドリードのファンはさぞやガッカリしているだろう。ラス・ベンタス闘牛場へ出ないということは、バルセロナは余計切符が取りにくくなるような感じがするが、気のせいだろうか?
3月31日(火) 曇 5135
オバマ大統領が、GMとクライスラーに対して、破産法も辞さない構えを見せた事により、株価がガクンと下がった。自動車産業は大事だが間違った経営を国民の税金で負担するには、期限を決めてより一層の再建計画を再提出する様に求めた。
ホセ・アントニオ・マルティネス・ウランガは、ディエゴ・ベントゥラとの交渉が決裂したことについて、3回出場か、行かないかのどっちかだという事が原因だと述べた。ポンセについては、2回出場で交渉していたが、今年は、行かない方が良いのではないかと判断された様だ。結局、サン・イシドロは、カステージャやペレラ、タラバンテ、エル・シドが目玉と言うことになるようだ。それでも良いが、ホセ・トマスが出ないのは、大いなるマイナス・イメージ。
4月2日(木) 曇 47695/2
G20首脳会合(金融サミット)を前に、北朝鮮のロケット発射問題で、オバマ大統領が国連安全保障理事会に対応を付託する公算が大きいと中国の胡錦濤国家主席に述べた。そろそろ発射するだろう。口の曲がった小父さんも動き回っているが、今回の主題は、世界経済。「オバマ米大統領は1日、20カ国・地域(G20)内での対立に関する見方を一蹴(いっしゅう)し、世界的なリセッション(景気後退)の早期解決に向け協調していくことを呼びかけた。 ーー 「私は考えを示すため、そして講演するのではなく耳を傾けるためにロンドンにやってきた。われわれは国境のない危機に立ち向かう機会を逃すべきではない」と語った。 大統領はまた、ブラウン英首相との共同記者会見で「今回の会合が、問題対処に向けた協調の必要性に関するコンセンサスを反映することを確信している」とした。 危機の持続期間については、各国が今後数カ月でいかに効果的に一連の問題に対処できるかにかかっているとし、金融規制や不良資産解決に向けた銀行救済、国際金融機関の改革などの問題を挙げた。 「2009年が難しい年となることに疑いはないとおもう」と語った。 また、財政出動など
の問題をめぐる各国の見解の相違については「誇張されている」と指摘。「縮小している世界市場に対処していくため政府が措置を講じる必要があり、成長を促進させるべきという中核的な考えに異論はない」とした。 米国は英国とともに、危機を二度と起こさないため、成長や需要を促進する上で必要なあらゆる措置にコミットしている、と述べた。」 ーーロイターよりーー
ホセ・トマスは、ラス・ベンタス闘牛場へは不出場する事になった。それにより怒ったのか今シーズンはタウロデルタが興行主をしている闘牛場へは出場しないという。因みに、マドリードの他には、バダホス、コルメナール・ビエホ、サンタンデール、バジャドリード、サラマンカ、サラゴサ。
4月3日(金) 曇 41869
サン・イシドロのカルテルが発表になった。発表にあたり興行主のホセ・アントニオ・マルティネス・ウランガは、ホセ・トマスの出場料の要求が7000万ペセタを要求したと言い、ラス・ベンタス闘牛場の収容人数では7150万ペセタであるといい、不出場の経済的な理由を語った。ホセ・トマスのアポデラード、サルバドール・ボウは、出場料をいくら欲しいと言うことはいっていないという。双方の話は食い違っている。なお、闘牛の世界では未だにペセタで値段を決めているのだ。
4月4日(土) 曇夜小雨 7627
プロ野球が昨日セ・パ同時に開幕した。注目の日本ハム対東北楽天のダルビッシュと岩隈の投げ合いは、1-3で楽天が勝った。ダルビッシュは立ち上がりに3点を取られて、WBCの時と同じ失敗をした。また、終わってしまった高校野球は岩手の花巻東が青峰に0-1で負けて優勝旗を持って来れなかった。残念だ!
4月5日(日) 曇 42823
今日の競馬は、良い競馬だった。遅めにWINSに行った。メインレースしか買うつもりがなかったが、何気なしに観た中山9R
伏竜ステークス(3歳戦、1800mダート)に、スーニが出走するので単勝勝負。出遅れた。向正面の行きっぷりも良くない。4コーナーも手応えが悪い。しかも別定で59キロの斤量を背負っている。負けを覚悟して直線を観ていたら、残り200mで5馬身くらいある。それでもムチに答えてエンジンがかかり猛然と突っ込んで出来た。あと100mを切る。未だ差がある。まさに鬼脚!最後は風のように吹き抜けていった。ゴール板で、きっちりとハナ差、差しきって優勝した。しびれるようなレースだった。
そして、東西メインレース。大阪杯は、前走から4キロ斤量が増えてもダービー馬、ディープスカイが有力。WINSで観た調教VTRは、舌を出して坂路を上がってきた。嫌な予感。続いてマツリダゴッホも舌を出しての追い切り。これにもガッカリ。ドカンと賭けようかと思っていたが、これで少額にしようと思った。9Rで儲けたがディープスカイから、マツリダゴッホ、ドリームジャーニー、に厚く、追い切りが良かったカワカミプリンセスも買い足した。
東のメイン、ダービー卿チャレンジ・トロフィーは、昨日競馬の話をしていて面白いと思った、マイネルファルケを本命にして、対抗タケミカズチ、単穴レオマイスター、注レッツゴーキリシマ、△ドリームシグナル。大阪杯に2/3以上お金を入れたので、あまり賭けれなかった。レースは、大阪杯が直線ディープスカイとドリームジャーニーの一騎打ち。結局斤量負けしてディープはハナ差負け。この春、古馬戦線は、有力馬がコロコロ負けていたので、ディープはこの負けは次に繋がる負けといえるだろう。ダービー卿は、思惑通り上がり馬マイネルファルケが坂上で先頭になる。そこに、1勝馬なのに皐月賞2着馬、タケミカズチがこじ開けるように伸びてきて差しきり。
今日は非常に気分が良いレースが続いた。3戦3勝。元金が6倍くらいになって、これでWINSから退散。メトロで帰ってくるときに携帯で阪神最終レースを観ていた。それから新聞を見直して、2-12の1点勝負と踏んで携帯を操作。駅に着いた頃、レース結果を見たら、見事的中!益々気分が良くなった。
そんな中でもロケットは飛ぶ。失敗でも何でも領空を侵犯して飛ぶのは気分が悪い。岩手では、PC3がもしもの時に迎撃の準備をしていた。珍事といえば、開幕したプロ野球で東北楽天が3連勝を飾った。
4日の結果。 グラナダ。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、マノロ・マンサナレス、耳なし。闘牛士、ポンセ、フリ、耳2枚。ファンディ、マンサナレス、耳2枚と尻尾1つ。アンベル・ポサダ、耳1枚。見習い闘牛士、エル・ニコ、耳2枚と尻尾1つ。 カサジャ・デ・ラ・シエラ。フェスティバル闘牛。ホセ・ルイス・パラダ、耳1枚。ぺぺ・ルイス・バスケス、耳なし。マルティン・パレハ・オブレゴン、パディージャ、耳2枚。ガジョ、耳2枚と尻尾1つ。見習い闘牛士、ダニエル・ソティジョ、耳2枚。 アロ。バレラ、弱い口笛。アベジャン、耳1枚。イバン・ファンディニョ、耳なし。 アスアガ。アレハンドロ・アマジャ、コヒーダされて右肩に怪我を負いセビージャのサグラド・コラソン病院に入院。セサル・ヒロン、耳2枚。 サン・ロケ。オルテガ・カノ、耳なし。サルバドール・ベガ、耳1枚が2回。ダビ・ガラン、耳2枚。
4月6日(月) 晴 10114
昨日のダービー卿チャレンジ・トロフィーは、1番人気の単勝が670円だった。重賞でこんなに配当が高い1番人気は記憶にない。初めてではないだろうか?その1番人気のタケミカズチが勝ち、12番人気のマイネルファルケが2着。これだけ人気が割れていたので思い切った買い方が出来たのだ。12番人気を本命にするのは穴党だが、本来俺は本命を買うことが多い。こういうレースを当てると気分が良い。しかもタケミカズチは1勝馬で、史上最強の1勝馬とも言われている。皐月賞2着というのは輝いている。
競馬もいよいよ春のクラシックが始まる。桜花賞は大本命ブエナビスタ。まず負けないだろう!この日は、ドミンゴ・デ・レスレクシオンの日。キリスト復活の日だ。タラバンテのウニコがラス・ベンタス闘牛場である。とろろさんに闘牛の切符の買い方を教えたら、早速物凄い高い切符を買えたといって喜んでスペインに行った。
ウセダ・レアルの父親が4日の朝に死亡して挑んだ、5日のラス・ベンタス闘牛場で、コヒーダされて左太腿に角傷を受ける怪我をして耳1枚。耳がなかったら踏んだり蹴ったりの気分だっただろう。
5日の結果。 マドリード。入場行進の後、死亡したウセダ・レアルの父親への1分間の黙祷が捧げられた。ウセダ・レアル、耳1枚。コヒーダされ左太腿に15日か20日以下の怪我を負う。バウティスタ、ボリバル、耳なし。
4月7日(火) 晴 46558
東京は春のうららかな陽気で、日曜日銀座WINSから出て来て通りを歩いていると、眠気を模様おすような気分になった。そういう東京から盛岡に帰ってきた。夕方、盛岡駅に降りるとヒンヤリと寒い。迎えに来ていた家族と夕食を食べて家に着いた。部屋の中は外と違って熱い。
オバマ大統領は、核廃絶を宣言した。本当に核が廃絶されるのなら、こんな素晴らしいことはない。アメリカは変わりつつある。イタリアで地震があって200人弱の人が死亡した。
『プロフェッショナル仕事の流儀』を観る。煮詰まった時、基本に立ち返り「単純に考える」と、言うのが響いた。
4月8日(水) 晴 9523
朝食を食べ、昼に肴町へいく。東山堂書店で、『カムイ伝講義』田中優子著(小学館1500円)、『愛国の作法』姜尚中著(朝日新書700円)、『脳と仮想』茂木健一郎著(新潮文庫438円)を買う。元々闘牛の漫画を作ろうと思ったときに、パット頭に浮かんだのは『カムイ外伝』の絵である。あの動きのある絵が欲しい!そう思ったのだ。『サスケ』にしてもそうだが、白土三平の漫画の影響が大きい。田中優子は、法政大学教授で江戸の専門家。それを、『カムイ伝』『カムイ外伝』を資料に大学で講義してゼミなどを始めたのが2006年。それをまとめたのが、『カムイ伝講義』。
「時代背景は江戸時代の初期で、主な登場人物は架空の藩、日置藩の三人の少年。非人(実際には穢多)の子・カムイ、農村の下人の子・正助、下級武士の子・草加竜之進である。カムイは穢多村から脱して剣の道を究めようとするが、忍びの道に入る。正助は本百姓になろうと農業技術を磨いていく過程で、それが日本の農業革新につながってゆく。竜之進は日置藩の陰謀によって草加家を滅ばされ、復讐の旅に出る。『カムイ伝』第一部、第二部は正助および当時の江戸時代の歴史的状況が中心になっており、『カムイ外伝』は忍者カムイをめぐる活劇(アクション劇画)である。作画は『カムイ伝』前半を小島剛夕が、後半を作者白土三平の弟の岡本鉄二が担当している。」 ーー『カムイ伝講義』田中優子よりーー
非常に興味深い本である。田中優子自体が興味深いがこの本は特に興味をそそられる。『脳と仮想』は、茂木健一郎的なの話が出てくるだろうと安心して買える本。そして、姜尚中の『愛国の作法』は、「姜さん、姜さんは日本が好きですか。日本を愛していらっしゃいますか」というとセミナーの常連受講者からの問いが発端になってる。その時、「好きも嫌いもありません。わたしは日本という国に生まれ、日本語という母国語で育ち、その言語で感じたことや考えたことを表現してきました。その意味では、日本という国の言葉と文化、その風土はわたしにとって運命のようなものです」
わたしはまずこのように答え、さらに言葉を接ぎました。
「でも、いったい日本という国を愛するとはどういうことだとお考えですか。そもそも愛するとはどういうことで、その対象である国とは何を指しているのでしょうか。その国とは、統治機構としての国なのでしょうか。それとも、国民共同体を指しているのでしょうか。また国という場合、それは憲法で規定する立憲的な体制としての国なのでしょうか、あるいは国土や伝統、文化の歴史的な統一体としての国なのでしょうか」 ーー中略ーー
教科書風に言えば、経験に基づいて諸個人が習得する、一定の知覚や思考、実践行動を持続的に生み出す性向、つまり、「ハビトゥス」(P・ブルデュー)といったほどの意味です。「愛国」のうちの「愛」あるいは「愛するということ」が、世界に対して人がどう関わるかを決定する態度や正確の方向性を指しているとすれば、そのような国を「愛する」場合の「ハビトゥス」を考えてみたいのです。
「ハビトゥス」が、所与の社会的なパターンを再生産する行動性向を指しているだけでなく、状況に柔軟に対応できる戦略性をもった更新への力として作用するものであるとすれば、「愛国の作法」には、概存の「愛国」の反復形成ではなく、戦略的な柔軟性をもった新たな「愛国」のあり方を探る意図がこめられています。
大切なことは、国を愛することや愛国心を、夜郎自大的な一部の「右翼」的な人々の専売特許のままにしておかないことです。もっとしなやかに、そしてしたたかに国を愛することや愛国心について語り、議論することが必要なのです。
本書はそのためのささやかな問題提起に他なりません。」 ーー『愛国の作法』姜尚中よりーー
という姜尚中の言葉に耳を傾けたくなった。在日朝鮮人?在日韓国人?その彼の日本語を母国語にする在日的な屈折した「愛国心」は確かに今の時代の問題提起になるような気がする。
それから伯父さんと待ち合わせのそば屋に行って鴨つけそばを食べる。それからコーヒーを飲みにドーナツ屋に行ってドーナツを食べコーヒーを飲んで話をした。家族会議のような内容だけど、それほど堅苦しくない雰囲気は伯父さんが作ったものだ。買い物をして家に戻り、夕食のすき焼きを弟が作る。俺は口だけで手伝った。飯を食いながら4人で映画『おくりびと』を観た。そして、NHKの『ためしてガッテン』を観る。明日、東京に戻る。
4月9日(木) 晴 8275
宮沢賢治の未発表原稿が賢治の生家の蔵の解体工事で見つかった。厳美渓のことが書かれた詩のようだ。花巻市長がインタビューに応えていた。ここのところよくTVに出ていて甲子園で準優勝した花巻東の時もNHK盛岡支局が作った番組に良く出ている。花巻で思い出したが、『カムイ伝』に出てくる花巻村はどうしても宮沢賢治が生まれた花巻と重なってくるのだ。
「12日に阪神競馬場で行われるクラシック競走の第一弾「第69回桜花賞」(GI、3歳牝馬、1着賞金8900万円、10R、芝1600メートル)の枠順が確定した。 これまで圧倒的な強さで3連勝中のブエナビスタは5枠9番、GI2着の関東馬ダノンベルベールは1枠1番、前哨戦のフィリーズレビューを制したワンカラットは3枠6番、トライアルのチューリップ賞2、3着のサクラミモザ4枠7番、ルージュバンブー7枠14番にそれぞれ決まった。」 ーーサンスポよりーー
今年の桜花賞は、何が勝つかではない!勝つのは、ブエナビスタ!清水成駿が言うように問題は、2着3着に何が来るかということだ。
東京に戻りネット環境が良い状態で、調べていたらバルセロナの切符は14日の11時から売り出すようだ。ネットでも同じようでこの日は大変なことになりそうだ。しかし、俺はこの日にネットで買うことが出来ない。
4月10日(金) 晴 8366
部屋で闘牛の会用のビデオの編集をする。時間が予定よりオーバーしそうで困ったなぁと思ってカットするところを探すのに時間が掛かった。飯は2日続けて近くのラーメン屋に行ってつけ麺を食べた。いまいちなんだよな。あのつけ麺が食いたい!明日は食うぞ!これから競馬の予想をする。
4月12日(日) 晴 50302/3
土曜日の闘牛の会でビデオを流した。ちょっと刺激が強かったかも知れない。ビデオを流している途中で、「今日はコヒーダ特集」という声が上がった。順番に記入すると、2001年5月6日セビージャのミウラの牛を相手にしたファン・ホセ・パディージャのファエナ。2003年5月28日マドリード、ラス・ベンタス闘牛場のジダン、ロベルト・カスロス、ミッチェル・サルガドのレアル・マドリードの選手に捧げられたフェルナンド・ロブレニョのファエナ。ここまでは参加者は、お喋りに夢中であまりビデオを観ていなかったが、次のビデオからお喋りがやみ、ビデオに集中していった。
2003年サン・ゼバスティアンのパディージャのポルタガジョーラ。サン・イシドロでのエスプラの気絶。2000年6月2日ラス・ベンタス闘牛場でのミゲル・アベジャンの血だらけの闘牛とプエルタ・グランデ。2000年8月のリナレスでのホセ・トマスの金玉が袋が破けて出たコヒーダ。1984年9月26日ポソブランコでのパキーリが死んだコヒーダと闘牛場の手術台のシーン。1984年5月28日ラス・ベンタス闘牛場でのパコ・オヘダのコヒーダ。1987年5月15日ラス・ベンタス闘牛場でのホセリートのコヒーダ。1982年4月11日ラス・ベンタス闘牛場でのマカレノのコヒーダ。1983年6月2日ラス・ベンタス闘牛場でのクーロ・バスケスのコヒーダ。1985年8月30日コルメナール・ビエホでの、ジージョの死んだコヒーダ。2008年6月15日ラス・ベンタス闘牛場での、ホセ・トマスのファエナ。1991年6月6日ラス・ベンタス闘牛場でのベネフィセンシアのセサル・リンコンのファエナとプエルタ・グランデ。
パディージャやエスプラのコヒーダにビックリしアベジャンには思い出したようにして、ホセ・トマスの金玉が袋が破けて出たコヒーダには本当に驚いていた。パキーリの手術台のシーンには目を伏せる人もいたが、「トランキーロ、トランキーロ」と気丈に言っているところは死ぬ前とは思えない。パコ・オヘダのコヒーダは、人形のように振り回される。ホセリートのコヒーダは、首に入ったもの。今でも傷が残っている。もう少しで死ぬと所だった。病院のベットで目が覚めたとき医者に、「君は新しく生まれ変わったんだよ」といわれたという。ジージョのコヒーダは、たいしたことがないように見えるけど、角が心臓を貫通している。
ホセ・トマスのファエナは、悪い牛で良く牛を扱った。コヒーダは太腿にグッサリ刺さっていて相当痛がっているが剣刺しまでやって耳2枚を貰って医務室に自分の足で歩いていった。セサル・リンコンのファエナは、闘牛を見始めた頃に最も感動したもの。最後のプエルタ・グランデはアレナに100以上の観客が入っている。今では考えられないような興奮が闘牛場にあった。
「第69回桜花賞(12日、阪神10R、GI、3歳牝馬オープン、定量、芝・外1600メートル、1着本賞金8900円、1〜4着馬にオークス(5月24日、東京、GI、芝2400メートル)の優先出走権=出走18頭)飛んだ! 差した!! 圧巻Vだ。単勝120円の断然人気に支持されたブエナビスタが、大外から直線で豪快に差し切り、牝馬クラシック第1冠を獲得した。上がり3ハロン33秒3はメンバー最速。1分34秒0(良)。安藤勝己騎手(49)はクラシック最年長勝利記録を更新した。“女ディープ”の称号さえある桜の女王は、オークスで2冠達成を狙う。桜吹雪の舞う阪神競馬場で、大外のヴィクトリーロードを一直線に駆け抜けた。単勝オッズ1.2倍。圧倒的な1番人気に推されたブエナビスタが、メンバー最速の上がり33秒3で鮮やかな差し切り勝ち。05年の無敗3冠馬ディープインパクトの第1冠・皐月賞の130円を超える支持率を集めた牝馬は、4連勝で桜の女王を射止めた。
「それなりにプレッシャーはあったのでホッとしています」。主戦の安藤勝己騎手は笑みを浮かべた。49歳の誕生日だった3月28日、ドバイで騎乗停止処分を受けた。中央競馬で処分が適用された前週は九州の温泉地を回ってリラックスし、大事な一戦に臨んだ。クラシック最年長勝利の更新は、愛馬を信頼しきった度胸満点の騎乗で引き寄せた。
「スタートが良かったらある程度、前の位置で開くところを狙おうか、とも思ったけれど、外がいい馬場だし、後ろから外を回った方が安全」
五分のスタートから前半400メートル地点では後方から2番目。大一番でもいつも通りに構えた。3〜4コーナーで前を行くレッドディザイアとジェルミナルを目標に徐々に進出。残り300メートルで大外に持ち出してから加速し、ラスト50メートルで先に抜けたレッドを捕らえた。
「どれくらいの脚を使うかは分かっていたし、直線でも確実に脚を使っている動きだった」とアンカツが納得のレースを振り返る。松田博資調教師も「実力通りに来たんじゃないですか」と余裕たっぷりだ。
阪神競馬場の厩舎は馬運車が一番多く通る場所で、少しナーバスになったが、パドックから本馬場入場と落ち着きを取り戻していた。不利な状況をすぐに克服できることが、名牝の証だ。
今後は「獲れるところをキッチリと獲って、それから考えたい」と松田博師はオークス(5月24日、東京、GI、芝2400メートル)直行を明言。「千六は本質的に短い」と話していたアンカツも「折り合いに心配がなく、精神的にしっかりしているので、場所が変わっても大丈夫」と、早くも2冠“当確”ムードが漂う。
当面の目標は「とりあえずオークスで負けないこと。この年になると獲ってないGIを獲りたい」とアンカツ。“牝馬のディープ”は、負けることは許されない大スターの領域に入った。」 ーーサンスポよりーー
「 大胆な騎乗だった。向正面では後方17番手を追走。直線入り口ではいったん最後方まで下がる場面もあったが、慌てることも騒ぐこともない。ラスト三百メートルで満を持してスパート。左ステッキが1発入ると、目の前にいるレッドディザイア、ジェルミナルに猛然と襲いかかる。馬体が接すると、さらに左ステッキを2発。「並んだときは、負けることはないと思った」。上がり3Fはメンバー最速の33秒3。半馬身差での栄冠だが、力の違いは明らかだった。
改修前ほどではなくても、若駒が集う仁川のステージは不確定な要素が存在する。主戦も「今回さえ勝ってしまえば、あと(オークス、秋華賞)が楽になる」と最大の難関ととらえていた。その第一関門を見事に突破。おのずと03年スティルインラブ以来となる、牝馬3冠の期待がかかる。
「今の時期の3歳にしては珍しいぐらい、精神的にどっしりしている。千六よりも二千以上あった方がいい馬だと思っているし、次のオークスが楽しみです」。才能あふれる3歳牝馬の存在が、クラシックレースの最年長優勝記録を更新した49歳を奮い立たせる。94秒のドラマの先に広がる壮大な夢。どんな絶景が待っているのだろうか。」 ーースポーツナビよりーー
勝つべくして勝った、ブエナビスタ。一瞬ヤバイと思ったが終わってみればやっぱり強かった。馬券は取ったが、儲けは少ない競馬。
「96年の年度代表馬サクラローレル、スプリンターズSを連覇(93、94年)したサクラバクシンオーなどを管理した中央競馬の境勝太郎(さかい・かつたろう)元調教師が12日午前4時54分、心筋梗塞(こうそく)のため入院先の東京医科大学茨城医療センターで死去した。89歳だった。」 ーーサンスポよりーー
「サクラの冠名で知られる(株)さくらコマースの全尚烈オーナー(58)は、阪神競馬場で訃報に接した。 「お体がお悪いという話も聞いておりませんでしたので、驚いております。父と関係の深かった先生で、父が亡くなって私が引き継いですぐにサクラバクシンオーでスプリンターズSを勝ったことが印象に残っています。年度代表馬になったサクラローレル、ダービーを勝ったチヨノオー、チトセオー、キャンドルも思い起こされます。明るい先生で、厩舎もいい雰囲気でした。最近は競馬場にいらっしゃらないので、お会いするチャンスがなかなかなかったのですが…。ご冥福をお祈りいたします」と神妙な面持ちで名伯楽を偲んだ。」 ーーサンスポよりーー サクラといえば境勝太郎。勝太郎といえば、小島太(騎手)。サクラ印の強い馬は、殆どがこのコンビで活躍した。そして、サクラの境勝太郎は、桜花賞当日に死亡するとは、何とも凄い!最後までサクラ尽くしだった人生。
タラバンテのウニコは、不発に終わった。牛が悪かった様だ。ペレラはマラガでコヒーダされた。
10日の結果。 アルル(フランス)。バウティスタ、耳2枚、耳1枚。カステージャ、耳1枚、耳2枚。
11日の結果。 マラガ。コルドベス、耳なし。オルドニェス、耳要求。カステージャ、強い耳要求、耳2枚。 エジン。フィニート、耳なし。ファンディ、耳2枚。ルベン・ピナル、耳1枚が2回。 カブラ。ハビエル・コンデ、ウセダ・レアル、耳1枚。カペア、耳1枚、耳2枚。
12日の結果。 マドリード。タラバンテ、耳なし。 セビージャ。モランテ、弱い口笛。エル・シド、マンサナレス、耳なし。 マラガ。ハビエル・コンデ、耳なし。ホセ・トマス、耳1枚が2回。ペレラ、耳1枚が2回、コヒーダされて左足に2ヶ所角傷受ける重傷。傷は12cm。 アルル(フランス)。パディージャ、耳2枚。ラファエリジョ、フリエン・レスカレット、耳1枚。
4月14日(火) 雨 7602
今日、バルセロナの切符の発売日。アクセスできないので買えない。どうするか。19日はクラシック第2弾皐月賞。大本命ロジユニヴァース。対抗アンライバルド、そして、リーチザクラウンの3強のあらそうと言われているが、かなりそれに近い結果になりそうだ。典弘が皐月賞、ダービーの連覇をする最大のチャンスだ。日曜日は中山競馬場へ行って観る。
13日の結果。 アルル(フランス)。フェレーラ、耳1枚。エル・シド、耳なし。メディ・サバジ、耳2枚。
4月15日(水) 晴 41379
スペイン時間14日11時からバルセロナの切符が売られ、50分で7月5日のホセ・トマスのウニコの切符はアボノも含めて売り切れたという。物凄いことである。ネットでも、Servicaixa,
Carrefour, tick tack ticket, entradastaurinas.com, tauroentrada.com y taquillatoros.com.
の6ヶ所販売された。19000席分の切符がなくなった。当日券は何枚残っているのだろう?
4月16日(木) 曇 5079
昨日、結衣さんとTELで話した。スペイン滞在の話など。ネットで一緒に闘牛の切符やホテルなどを予約した。グラナダで落ち合って、レオンまで。何度か闘牛が観れる。アリカンテがいつあるのか未だ発表されていないのでどうなるか判らない。カルテル次第だ。俺はその後、ブルゴスに行く予定。そして、バルセロナへ。切符はすでに売り切れた。後は当日券を買うために並ぶ。それでもダメならダフ屋。相当な値段になるだろう。それでも行く。観たいからだ。
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