−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年のスペイン滞在日記です。
2月26日(月) 晴れ 30355/2
千の風になって (訳: 新井満) 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています 秋には光になって 畑にふりそそぐ 冬はダイヤのように きらめく雪になる 朝は鳥になって あなたを目覚めさせる 夜は星になって あなたを見守る 私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 死んでなんかいません 千の風に 千の風になって あの大きな空を 吹きわたっています |
Do not stand at my greave and weep Words by Author Unknown Do not stand at my grave and weep; I am not there, I do not sleep. I am a thousand winds that blow. I am the diamond glints on snow. I am the sunlight on ripened grain. I am the gentle autumn's rain. When you awaken in the morning's hush, I am the swift uplifting rush Of quiet birds in circled flight. I am the soft stars that shine at night. Do not stand at my grave and cry; I am not there, I did not die. Do not stand at my greave and weep Words by Mary Frye Do not stand at my grave and weep I am not there, I do not sleep I am in a thousand winds that blow I am the softly falling snow I am the gentle showers of rain I am the fields of ripening grain I am in the morning hush I am in the graceful rush Of beautiful birds in circling flight I am the starshine of the night I am in the flowers that bloom I am in a quiet room I am in the birds that sing I am in the each lovely thing Do not stand at my grave and cry I am not there I do not die |
去年の紅白歌合戦で、秋川雅史が歌って年明けには何とヒットチャート1位に輝いた『千の風になって』。悲しい死を受け入れられずに苦しい思いをしている人たちがこの詩を読んで、大事なかけがえない人の死を素直な気持ちになって受け入れられるようになったという。阪神大震災、福知山線脱線事故の遺族など。イギリスではテロで死んだ若い兵士が家族に宛てた手紙の中で綴って広く知られるようになり、アメリカでは9月11日の同時多発テロの追悼式で家族が朗読して広く知られるようになった。日本では、新井満が訳して曲を着けてクラシック歌手秋川雅史が歌って広く知られるようになった。
今日のNHK『クローズアップ現代』で、訳をした新井満は、「死は再生であると言っているんですね。あー死ぬって言うことはそう言うことだったのか。まー今までの死のイメージ。死生観。180度変わってしまった」という。彼のもとには5000通もの手紙が届いているという。交通事故で死んだ父親。残された奥さんが友人からCDをプレゼントされ聴いている内に娘3人が口ずさむようになる。父親の死後、家族から明るさが消えていたが、この歌と家族で口ずさむようになってから3人の娘たちは明るくなったという。
人は、何かと何かの出来事の間を物語で埋めようとすると言ったのは、小川洋子だ。『物語の役割』の中でそんなことを言っていた。だから、私があそこでああすれば死ななかったと言う風に。昨日の日記で言えば、「この子は今朝、気分が悪いと言っていたのに叱りつけて送り出した。この子を殺したのは私です」と言うように。そうやって相手を思いやり、自分責めたりしている。物語は、生きている人間が、物事の理由を消化しようとする意志から生まれるようだ。それにしても幼い子供たちが歌う『千の風になって』は下手くそだけど良い雰囲気だよなぁ。
交通事故で死んだ父親。残された奥さんは、「悲しいのは変わらないんだけど、何かこの曲が助けてくれるっていうか・・・。私たちが、親子4人が頑張っていけば、ちゃんと見守ってくれているという感じになれんるんですよね」という。人は自分の中で物語を作りそれを消化しながら生きる希望を繋ごうとする。静かだがしっかりとした意志を持って。
新井満は、「それまでは(この詩に出会うまでは)死ぬって事は、遠いあの世へ、何十億光年の彼方に行ってしまうっていう風に思ってましたよね。それが死ってことは実は、風に生まれ変わる、あるいは鳥に生まれ変わる、で遠くに行ってしまうどころか、あなたの直ぐそばにいるんだという風に言われたときに、今までの死のイメージと全く違うわけですから。まず驚いた。これは大変な詩に出会ってしまったなぁと、思いましたね」
「今まで死ぬって事は、タブーだったわけですよ。縁起でもないことを、そんなことを言うなといわれたわけですけど、その死ぬって事を考えるって事は、実は生きるって事を考える事でもあるなって。この詩に会ったおかげで反省しましたね。死を考えることは、いかに生きるべきかっていうことを考える。それもポジティブにね、いつまでもメソメソ泣いていないで明るく元気に。それでここは大切なとこなんですけど、あの亡くなったあの人の分まで生きてあげようと思うのがね、1番の供養じゃないですかねぇ」 「こういう言葉があるんですね。死者を死せりと思うな。生者生きる限り死者は生きている。けして忘れないというのが、1番の供養。いつまでも死者は生き続ける」
死者の物語は生者の中に生き続ける。こういう物語の原型は神話として各地に伝わっている。死は再生であるといったのは、アメリカの神話学者ジョーゼフ・キャンベルだ。彼の本の中に『千の顔をもつ英雄』というのがあるが、『千』というのは何か繋がりがあるのだろうか?
2月27日(火) 晴れ
アカデミー賞が発表された。作品賞は、マーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』。初受賞に喜びで爆発させた。彼は音楽映画でも非常に重要な作品を制作している。クリント・イーストウッドの『硫黄島からの手紙』が作品賞を逃した。スコセッシが取ったのは良いことだ。
3月1日(木) 曇り 42565/2
昨日は疲れた。新規立ち上げの所に行って打ち合わせ。知っている人間が2人いた。人的にはやりやすい状況だが、現場的には色々なことが現実として押し寄せる事は目に見えている。スペイン行きの飛行機の切符は明日確定する。押し寄せる現実に、自分を見失わないようにしなければならない。
3月2日(金) 晴れ 27219/2
NHK『迷宮美術館』は、青森をテーマに版画家の棟方志功と戦争報道写真家の沢田教一だった。回答者は青森出身の田中義剛、
室井佑月,、舞の海秀平の3人。「なぜ青森から世界的なアーティストが数多くうまれるのか?」。青森で思い出す署名人をあげると、太宰治、石坂洋次郎、寺山修司、高木彬光。歌手では、淡谷のり子、井沢八郎、吉幾三、民謡のド派手な岸千恵子、フォークの泉谷しげる、三上寛、三沢の米軍キャンプから出てきたようなポップ・ロックの小比類巻かほる、津軽三味線の高橋竹山、ローカルタレントの伊奈かっぺい。変わった処では、『ゴジラ』 『ウルトラマン』 など円谷英二の特撮物技術スタッフとして多くのキャラクターデザインを手掛けた成田亨がいる。そして、ねぶた祭りに恐山。
ねぶた祭りがあるのは津軽地方で、恐山がある下北は旧南部藩。方言も微妙に違う。思春期の頃に棟方志功や沢田教一には影響を受けた。東北からこういう世界が認めた人たちが出たことが凄いと思った。特に弱視の棟方志功が独特の版画スタイルを作っていった過程や沢田教一の辿った人生は写真と共に劇的だった。彼は寺山修司と同級生だった。早死にだった寺山修司よりももっと早く戦場の凶弾に倒れた。世界最高峰のピューリッツァー賞や世界報道写真大賞を受賞。ロバート・キャパの写真に衝撃を受けカメラマンになり戦場で散っていった。彼がピューリッツァー賞受賞後、自分の写真スタイルと模索して違う写真が撮れるようになれば早死にすることはなかっただろう。寺山修司は肝硬変を抱えて自分の死期が近づいた事を感じ始めた頃、「若くして死んだ同級生の教一がいるところに行くのが近いだろう」と言うようなことを書いていた。
TVを観ながら色んな事を考えていた。家に帰ってきてネットを観て衝撃を受けた!!!ホセ・トマスが6月17日にバルセロナで復活するというニュース。早速、旅行会社にTELをかけて相談。結果、バルセロナのホセ・トマスを観れることになった。大きな希望を胸にスペインに旅立てる。
3月3日(土) 晴れ
ホセ・トマスの復帰が伝えられた1日、ネットでその情報が流されると闘牛界に衝撃が走り、その記事に物凄いアクセス数が記録されたという。2日はスペイン行き往復切符の最終期限だった。それに間に合ったのは本当にラッキーだった。これが1日でも遅れたらホセ・トマスを観ずに帰ってこなければならなかっただろう。そうすれば悔いが残る。後ろ髪を引かれるような思いで帰ってくるというのはモヤモヤがつのる。そうならなくて良かった。
日常的にやることが山積み状態。
3月5日(月) 曇りのち雨 35008/2
昨日は競馬場に行こうと思ったがWINSに行った。杖をついた老人、よぼよぼの老人、痩せている老人が大勢いた。死を前にした人たちにとって競馬は生きる糧になっているのだ。ガンなどの病気を抱えてそれでも競馬に行こうという意欲は何処から来るのか?1週間が月曜日の競馬週刊誌の想定から目を通し、金曜日と土曜日のレース予想で経験とデータと勘を働かせ、当日の馬券を買う。この繰り返しの1年。病気や色んな事を忘れて熱中できる競馬。そういう老人たちから元気を貰って帰って来た。
3月6日(火) 曇り 27678/2
は〜あっ。どうしようもなくなって携帯電話を買わなければならない状況にある。こんな時期にこんな事が起こるとは・・・。井戸さんの所に行って電子辞書を手に入れた。今年はこれを持ってスペインに行く。闘牛の会についての問い合わせが2件あった。1件は始めてくる人、もう1件は会員からで、MIXIの闘牛の会のコミュニティに3月の定例会のトピックがないのと、僕のHPの闘牛の会のコンテンツに3月の定例会の情報が載せていないからこういう事になると反省して早速僕のHPには情報を載せた。
また、気がつかなかった最新情報のページに、前の最新情報のリンクを貼り間違えていた。Kadoyanの指摘。こういう風に指摘されないと判らないことがあるので非常に助かった。「今日は泣きました」というメールが来た。自分の事じゃなくて人のことで泣いていた。そうやって人の為に泣けるのは素晴らしいことだ。でも、困った状況になっているんだよなぁ。俺にはどうにも出来ないよそれは・・・。
3月7日(水) 曇り 3082
ついに携帯電話を買った。ネットなどで一応調べてたり人から訊いたりしてauにした。仲間由紀恵がCMをやっているからと言うわけではない。昨日MEGUさんと話した事が決め手だ。ネットで観てもドコモよりauの方が安いし連絡受信用でSoftbankの安い物もあったけど熟慮の末、決めた。メールで携帯の番号を何人かに送った。携帯に始めにメールが来たのはMEGUさんだった。支払いはカードなので1円のお金も今日は支払っていない。この方が今のお金がかからなくて良いようだ。プリペイドカードの携帯も考えたが長期的に見ればこっちの方が良さそうだった。
3月9日(金) 曇り 33436/2
仕事場に本部や他現場から様子を見に何人も来た。簡単な説明などすると、おおむね安心して帰って行く。ありがたい指摘などもあって助かる。遅く帰ってきて旅行会社には行けなかった。夜、新宿で米ちゃんと会った。9月にスペインに行くと日記に書いていたら、そのことで話をした。ここでは未だ書かない方が良いと思うので書かない。ただ同時期にスペインに行くことになるかも知れない。2時間半くらい話をした。そういえば今月結婚すると言っていた。良かったね相手がいてと言った。映画の学校に行っているそうだ。多分、スペインにいるときに映画のロケ現場に行っていた事が伏線にあるのだろうと思った。
一気に下がったユーロがまた上昇を始めた。困ったもんだよなぁ。
3月12日(月) 曇り 37257/3
土曜日の闘牛の会。モタモタして遅くなった。auのCメールでそれを伝えると、「じゃ何分遅れる?」と返信が来た。ドキッとした。まるでムチが入った馬のように急いで出掛けた。MEGUさんとシーラさんが待っていた。3人だけか。それでも誰かそのうち来るだろうとセバスティアン・カステージャのDVDを流し始めた。初めが2004年サン・イシドロの闘牛場を墓場にした闘牛から。若い。2000年サン・イシドロで初めて見た見習い闘牛士の頃。あの頃は美しいパセをする闘牛だった。こうやって悪い牛でも自分を見せようと努力するところから潜在していた自分なりの闘牛、自分にしかできない闘牛が押し出されるように出てくるのだ。それから2005年サン・イシドロ、2006年サン・イシドロとかけていると石原さん、TAMAさん、始めてきた唐沢さん、何と安田さん、中田君が来て8人になった。本邦初公開になったカステージャのファエナが2つあった。
カステージャの顔が段々男らしく逞しくなっているとシーラさんやMEGUさんに指摘された。確かに顔つきがキリリとして良い顔になってきた。これだけ良い闘牛を続けてファンが付いて来ればサン・イシドロでのプエルタ・グランデは近いだろうと思う。今年観たい。
それから、始めてきた唐沢さんの為に、2時間の編集したDVDを流した。「かっこいい」とか、「痛そー」とかビックリして観ていた。4時間のDVD。闘牛を満喫したようで闘牛の会らしかった。やっぱり闘牛の映像があった方が良い。ホセ・トマスのDVDを観ながら復帰戦を観たいとシーラさんとMEGUさんが言っていたので、行けば観れると言った。バルセロナでは今まで切符が売り切れになった事は、エル・コルドベスが出たとき1度だけ。だから切符は手にはいると思うからだ。「行こうかな」と言っていたが、それは仕事との折り合いを付けてからだろう。
3月14日(水) 曇り 29858/2
携帯を買って1週間。馬鹿馬鹿しい事の1つに電車に乗るときに一々電源を切らなければならない事。面倒くさいが席に座って携帯をいじってメールとかゲームをしている人を見ると腹立たしくなる。あんな人間にはなりたくない!!!例えば、心臓にペースメーカーを着けている人に携帯は凶器というか武器に等しい。誤作動を起こして死ぬ事さえあるのだ。メールして人を殺しても良いのだという考えは不当である。異常である。が、そういう事がまかり通っている現実はおかしい事だ。それでもって、環境問題がどうのとか、動物愛護と言っている神経がおかしい!!!マナーモードではなく、電源を切る!これをしないのなら携帯を持たない方が良い。電車の中で携帯電話通話をするというのは問題外!フエラ!
携帯を買って初めての歯医者。診察前に携帯の電源は切った方が良いですよね?と、訊いたら、切った方が良いです。以前1回だけですが、誤作動で(電動式)椅子が動いた事がありましたから、治療中だと危険です。と、言う事だった。当然な事だと思う。勿論、携帯を使っている人も初めのうちはそういう事を意識して使っているのだろう。でも、そのうちに面倒くさくなって、使って、麻痺して当たり前の事として電車の中で通話したりメールしたりするのだろう。人間なんていい加減なもんだ!
この前、米ちゃんと会ったときに、携帯を持っているにもかかわらず、携帯なんていらない!と明言していた。古い機種でメールも出来ない。電話だって殆どしないからと言っていた。俺もこの1週間でかかってきた電話が10件もない。メールは20件以上しているけど。かけたのは今日初めて歯医者に遅れる事を告げる電話だけ。仕事で使う以外は無用だ!カエルさんは未だ持たずに粘るという。密かに応援する。
3月15日(木) 曇り 6067
電車の中では新聞を読んだり、本を読んだりしていたい。米ちゃんはボーとしていたいという。いずれにしろ携帯など触りたくないし、TELなどかかって欲しくない。ほっといて欲しいのだ。銭湯には携帯持ち込み禁止と書いているところがある。今の携帯にはカメラが付いているのでそれでエッチな写真を撮らないようにと言う配慮からだ。これも昔では考えられない事の1つだ。
改善と言う言葉は、今や英語でもそのまま使われているようだ。日本企業が生産性を上げるために行ってきた事だ。こういうことは、どんな現場でも必要なことだろうと思う。今のままで良いと思っていること自体が、気持ちや仕事のやり方の停滞に繋がる。問題点が、どういうあり方で存在しているのかを分析して改善していく必要がある。ニュースの中で面白いのは、アメリカ型の政治のニュースではなく、経済ニュースが面白い。東京12チャンネルの、『ワールド・ビジネス・サテライト』は今も1番面白い。
10日の結果。 バレンシア。パコ・センダ、耳なし。ホセ・カルボ、耳1枚、強い耳要求で場内1周。フランシスコ・ホセ・パラソン、耳なし。 ウブリケ。オルドニェス、耳なし。エル・シド、カジェタノ・オルドニェス、耳2枚。 ジェクラ。ヘスリン、耳1枚が2回。ペピン・リリア、耳2枚。ビクトル・プエルト、耳2枚が2回。 ビジャフランカ・デ・ロス・バロス。セサル・リンコン、フリ、耳2枚。ペレラ、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚。 コルドバ。フェスティバル闘牛。闘牛士、オルテガ・カノ、耳なし。フィニート、耳2枚。コルドベス、耳1枚と強いもう1枚要求でプレシデンテに罵声。ファンディ、耳1枚。サルバドール・コルテス、耳1枚。見習い闘牛士、ダニエル・ルケ、耳1枚。 ダイミエル。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、ミゲル・アンヘル・マルティン、耳1枚。闘牛士、バレラ、耳1枚。モレノ、耳2枚。カナレス・リベラ、耳1枚。アニバル・ルイス、耳2枚。ビクトル・ハネイロ、耳1枚。ルイス・ミゲル・バスケス、耳2枚。
11日の結果。 バレンシア。ヘスリン、コルドベス、耳1枚。オルドニェス、耳要求で場内1周。 カステジョン。ペピン・リリア、パディージャ、耳なし。パコ・ラモス、耳1枚。 アラセナ。ポンセ、フリ、耳1枚。ファンディ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。 モノバル。エル・シド、耳1枚が2回。フランシスコ・ホセ・パラソン、耳2枚が2回。カジェタノ・オルドニェス、耳2枚、耳1枚。 サルサ・ラ・マジョール。バルベルデ、耳2枚。カペア、耳1枚。モレニート・デ・アランダ、耳1枚、耳2枚。 アルカラ・デ・エナレス。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、ジョアオ・モウラ(息子)、耳なし。闘牛士、オルテガ・カノ、耳なし。フラスクエロ、ビクトル・メンデス、耳1枚。エンカボ、耳2枚と尻尾要求。サルバドール・コルテス、耳1枚。見習い闘牛士、フリオ・ベニテス、耳1枚。 アロスノ。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、ジョアオ・リベイロ・テジェス、耳2枚。闘牛士、パコ・オヘダ、耳1枚。エミリオ・シルベラ、耳4枚と尻尾2つ。リトリ、耳1枚。ミウラ、耳2枚と尻尾1つ。クーロ・ディアス、耳2枚。見習い闘牛士、マノロ・マシアス、耳2枚と尻尾1つ
。
12日の結果。 バレンシア。カリファ、弱い耳要求で場内1周、耳1枚。エンカボ、トマス・サンチェス、耳なし。
13日の結果。 バレンシア。マヌエル・アマドール、耳なし。フェルナンド・クルス、コヒーダされ左太腿に25cmの大怪我。アンベル・ポサダ、耳1枚。
14日の結果。 バレンシア。セラフィン・マリン、場内1周。セラニト、耳なし。ファン・アビラ、耳1枚。
3月16日(金) 曇り
セサル・リンコンの最後のバレンシアは牛が悪く耳を取れずに終わった。90年本格的なスペイン遠征に来たときに唯一第1級闘牛場に出場したのは、バレンシア。アポデラードのルイス・アルバレスが副興行主をやっていたので出場できたのだ。コロンビアの無名闘牛士は、2回目のスペイン遠征で耳1枚を取り91年の大爆発に繋がった。今後、出る闘牛場の1つ1つが最後の出場になっていく。どうでもいい話だが、ヘスリンも今年引退らしいので同じ事になるが・・・。
セサルはソルテオで運がなかった。良い牛が当たっていれば耳が切れただろう。去年は良い牛に恵まれなかった。今年はどうなんだろうと思ってみていたら・・・。ダメなのかなぁ?
15日の結果。 バレンシア。セサル・リンコン、耳なし。ポンセ、耳1枚が2回。エル・シド、耳1枚。 カステジョン。ハビエル・コンデ、口笛。セサル・ヒメネス、耳2枚が2回。マンサナレス、耳1枚。
3月18日(日) 曇り 34308/2
ネットでニームの興行主のシモン・カサスとセバスティアン・カステージャのアポデラードのルイス・アルバレスが対立しているニュースが流れている。お互いに最後通牒を出している。カステージャ側はニームに3回出場を希望し1回の出場料が去年1800万ペセタから今年は2000万ペセタを要求している。シモン・カサスは、9月16日にホセ・トマスが出場するのでそれだけのお金を出せないとというもの。原因は、出場料のことらしいが、ニームに出ないのであれば、アリカンテにも、マラガにも出場させないと言っている。この手の話は好きではない。でも、実際もうすでに歴史的フランス人闘牛士になっているカステージャがニームに出ないのであればフランス人は悲しむと思う。何とかならない物かと思うのだ。
他では、グラナダにファンディが3回出ることが決まった。セサルは出ないような雰囲気だ。今年はグラナダに行かなくて良いかも知れない。
16日の結果。 バレンシア。バレラ、耳1枚。モランテ、罵声。アレハンドロ・タラバンテ、耳2枚。 カステジョン。セサル・リンコン、エル・シド、耳なし。ファンディ、耳1枚ともう1枚要求。
17日の結果。 バレンシア。フィニート、口笛。ファンディ、耳1枚ともう1枚要求。ガジョ耳なし。 カステジョン。フリ、耳1枚。マティアス・テヘラ、アレハンドロ・タラバンテ、耳なし。
エスパルティナス。エスパルタコ、カジェタノ・オルドニェス、耳なし。
3月19日(月) 曇り 31180/2
13日バレンシアでコヒーダされたフェルナンド・クルスの大怪我状況は、発表時期やHPによって違いがある。角傷は2個所あり、どうやら左太腿に受けた角傷が、50cmと報じている所と25cmと伝えているところがあるのでどちらが正しいのか分からないようだ。外転筋の繊維、神経、血管を切った。他に陰嚢の袋が破けて睾丸2つが外に出た。相当痛がっていたようだが、予定では4月17日のセビージャの春祭りには出場できるようだ。なお、彼のアポデラードはホセ・トマスのバンデリジェーロをやっていたルシアノ・ヌニェスである。
18日マラカイ(ベネズエラ)でセラフィン・マリンがエル・プラド牧場の“ウモリスタ”という名の牛をインドゥルトした。
18日の結果。 バレンシア。ビクトル・プエルト、口笛、耳1枚。フリ、耳1枚。ペレラ、耳2枚。 サン・セバスティアン。パディージャ、場内1周。ロペス・チャベス、耳なし。アントニオ・バレラ、耳1枚。 カステジョン。ヘスリン、耳2枚、耳1枚。オルドニェス、耳1枚が2回。カジェタノ・オルドニェス、耳なし。 ビスタレグレ。ルギジャーノ、耳2枚。アントン・コルテス、耳1枚。アルバロ・フスト、耳2枚。 マラカイ(ベネズエラ)。エリック・コルテス、耳1枚、耳2枚。セラフィン・マリン、耳1枚、シンボルとしての耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。カペア、耳2枚。 ハドラケ。サンチェス・バラ、耳1枚、耳2枚。ルイス・ビルチェス、レアンドロ・マルコス、耳1枚。 シマンカス。エル・レンコ、耳1枚が2回。マリオ・カンピジョ、耳1枚、耳2枚。イバン・ファンディニョ、耳2枚。 フィテロ。フランシスコ・マルコ、アンベル・ポサダ、パブロ・シモン、耳1枚。
3月21日(水) 曇り 7452
先週の金曜日に朝食を取っていたらカリッと音が鳴って歯を観たら差し歯が欠けていた。破片を取って仕事先で休憩中に携帯でTELをして相談したら月曜に予約を入れ治して貰った。
野球を観ていたときには、こんな選手は嫌いだと思っていた元巨人の二塁手をやって今は中日のコーチをやっている川相昌弘。朝のNHKのインタビュー番組に出てた。番組のタイトルにもなっているが印象的な良い言葉を言っていた。「人生は、坂に車を押す如し」父親の教えとしてこの言葉を胸に、プロの世界で努力を重ね24年間も厳しい世界で精進を重ねた。父親は、生きていくためには努力が必要で、それは、上りの坂道で荷車を押すように、いつも力を入れて押していないと下がってくる。下げないようにいつも努力おしまいでやって欲しいと願いと教えがここにある。
川相のプレーを観ていると派手さのない堅実なタイプでプロらしくないところが僕は嫌いだった。しかし今こうして、話を訊くと彼は自分の出来ることを厳しく確実にやって来たことが分かる。こういうには非常に素晴らしいことなのだと今は分かる。どんな時代になってもこういうことは必要不可欠な重要なことなのだ。穏やかな語り口もその言葉を引き立てている。そして、それが彼の人生自体を語っているように思えた。
19日の結果。 バレンシア。ポンセ、マンサナレス、耳なし。ダビ・エステベ、場内1周。 カステジョン。フェレーラ、耳要求で場内1周。ロペス・チャベス、耳なし。ルイス・ボリバル、耳1枚。
3月23日(金) 24117/2
セバスティアン・カステージャが春の時点でニームに2回出場することが決まった。なんだかんだ言ってもシモン・カサスはやっぱりカステージャを出場させた。商売人だ。そして、なおかつ、ニメーニョUアルテルナティーバ30周年記念闘牛を開催して3人出場する闘牛士がフランス人を起用した。勿論カステージャも見習い闘牛士時代にサン・イシドロでプエルタ・グランデしたファン・バウティスタも出場させる。良くやった。偉い!こうでなくちゃ!ニメーニョUを讃える闘牛を開催しなければニームの興行主をやっている意味がない。嬉しいニュースだ!!!
3月24日(土) 約25000/2
携帯でメール。新しいパターンだ。日本からスペインへメールする。そして、PCと、違って何処にいてもメールが受け取れる。そして、スペインに行ってからのことをメールで決めれるのだ。改めて便利な物であることを実感した。昔はネットなかったからカルテルも判らなかったし、日付すら分からずにスペインに行ってから予定を組む状態だった。それが今では、ネットであらかじめカルテルも判るし日付も分かる状態で行くことが出来る。ホテルの予約だって出来るし、知り合いとの通信もTELではなく、メールで出来るのだ。
3月26日(月) 晴れ 27559/2
キラーパルス1秒間に1回の揺れが1番殺人的な被害を起こすという。それが今回の能登沖で起きた震度6強地震だったという。死者1名だが、全半壊した住宅は計333棟で各地で道路が住んだして陸の孤島になった所が一杯あるようだ。揺れ方が来たーパスの1秒に1回だった為に震度6強でも甚大な被害になったようだ。「地震被災地を視察した金沢大大学院自然科学科の村田晶助手(地震工学)は26日、地震規模と人的被害の数を比較し、「死者が1人にとどまったのは奇跡に近い。十数人いてもおかしくなかった」と話した。」ーー時事通信よりーー
日曜日は雨の中で高松宮杯が行われた。大波乱になった。本命不在と言われて押し出された1番人気スズカフェニックス武豊が直線で鮮やかに抜け出して2馬身半の快勝。2着がペールギュント、3着プリサイスマシーン。馬連40250円、馬単52980円、3連複69690円、3連単546450円の大波乱。たわけた野郎だ武豊!俺の本命は直線で沈んだシーイズトウショウ。Fがメールで、私の夢は、マイネルシケルティです。と、言っていたが、それを読んでそれならスズカフェニックスの方が良いだろうと思ったが、まさかそうなるとは・・・。それと2着に来たペールギュントも今回はなんか非常に気になっていた。しかし、あとの祭り。競馬なんてこんなもんだ!
3月27日(火) 曇り
ニームに名前が載っていたセサル・リンコンは、結局でなくなった。理由は分からない。残念だが出れば行きたくなるのでこれで良かったのかも・・・。サン・イシドロのカルテルも最終段階に来て、色々カルテルが変わったりしている。もう、最新情報に書くのは辞める。後は28日の発表を記入することにした方が良い。記念闘牛は、騎馬闘牛と、ファン・ペドロ・ドメク牧場の闘牛のカルテルの日付が替わった様だ。それと、ブルラデロドスには、ベネフィセンシアに可能性としてヘスリンとコルドベスとトゥリウファドールと書かれている。
3月28日(水) 晴れ 34878/2
植木等が死んだ。去年の青島幸男の葬儀の時に鼻にチューブ着けている姿を観たときにそろそろかなと思っていたが、やっぱりショックだ。平均(たいらひとし)として主演した無責任シリーズは映画で大受けした。スーダラ節の、チョイト一杯のつもりで飲んでいつの間にやらはしご酒・・・分かっちゃいるけどやめられない、じゃないけど、そんな感じでダラダラHPを続けている気がする。やりたいことと、出来ることの間で初期の頃悩んだという植木等も、「気楽な稼業」ではない芸能界で生き延びた。人はいずれみんな死ぬ。でも、元気な姿を観ていた人の年を取った姿を観たりすると不思議な気がする。そして、こんな風に死に接すると色々な感情が沸いてくる。
サン・イシドロのカルテルが発表された。ベネフィセンシアはモランテのウニコになった。3年前にラス・ベンタスのウニコでボロボロになってシーズン途中で闘牛を辞めたが、何をトチ狂ったのかまたやるというのだ。それも誰も出たがらなかった今年のベネフィセンシアで・・・。頭が狂っているとしか思えないと言うのが、素直な感想だ。
3月29日(木) 曇り
ベネフィセンシアでモランテがウニコをすることをコムニダ・デ・マドリードが許可しなかった。これによってどうなるか分からなくなった。こういうカルテル作成については、ああしよう、こうしようと、興行主の悩みなどが見えてくるが、本当に一転二転だけではなく何転もする。男心の変わり方のようで面白い。最新情報では、アベジャンの名前が浮上したようだ。また、オトーニョにセサル・リンコンが出場するようだ。気が引き締まる思いだ。
4月1日(日) 曇り 67732/4
この前、NHKで、『春うた』をやっていた。始めが、森山直太朗の、『さくら』独唱だった。桜が咲いている東京。この歌を聴くと背筋が伸びるような感じになる。良い歌が何曲もあったが、再び直太朗がバックに女子中学生の合唱隊を従えて、『虹』を歌った。歌っているときの表情が生き生きとして素晴らしかった。何と言うんだろ、乙女のすがすがしさというか、歌に集中しているときの純粋な顔がさわやかだった。歌が終わった後、アナウンサーが、若いって良いですねと、羨ましそうに言っていた。
ああいう風に、何かに集中して打ち込んでいる姿は、歌に1番出るのかも知れない。そして、男生徒でなく女子生徒というのが、おそらく照れが出ずにそういう事が表情に出るような気がする。あの顔を観ていたら、自分は今、ああいう純粋な気持ちで何かをやっているのか思った。あの女子中学生たちの表情には、そういう物の原点があるような気がする。
今日の競馬は、不調だった。中山では、本命から流して固く行ったが紐がダメで外れた。2レースとも蛯名正義がその元凶。本当に最近は、蝦正といい、勝春と言い、善臣と言い良くこける。ここぞと言うときに頼りにならない。馬にも原因があるのかも知れないが、腕とか意識の問題だ。岡部が引退してから関東で頼りになる騎手は横山典弘だけだ。今日もしっかり期待に応えてくれた。10Rでトーセンブレイクで逃げ切って勝ったレールは岡部を彷彿させる手綱捌きだった。後続を離して逃げるのではなく、直ぐ横くらいに引き連れての逃げで楽勝してしまった。あれじゃ、他の騎手はかなわないよなぁ!歴代単独5位になる1768勝で柴田政人の記録を抜き現役では、武豊に次ぐ2位になった。
さて、来週からクラシックが始まる。桜花賞はウオッカを飲むことにする。
4月2日(月) 雨
ラス・ベンタス闘牛場で今年初めての正闘牛が行われて、ソブレロが4頭で、3時間を超える闘牛になったそうだ。非常に退屈な闘牛だったと言うこと。牛が悪いのだ。サン・イシドロで何回こういう闘牛を観なければならないか?8日のアレハンドロ・タラバンテのコンフィルマシオン・デ・アルテルナティーバはテレマドリードで中継するという。と言うことは、ネットで観れると言うこと。
人生で大事なことは、本を読むこと、人と話すこと、旅をすることと、言った人がいる。そうかも知れない。そうかも知れないなぁと思った。
4月3日(火) 雨/曇り 36977/2
今日のNHK、『プロフェッショナル 仕事の流儀』は、中学校教師、鹿嶋真弓だった。彼女は、エンカウンター授業のパイオニアである。エンカウンターとは、アメリカで生まれた手法で教育心理学者によって日本に導入された。エンカウンター授業とは、生徒同士にコミュニケーションのきっかけを与え関係を深める授業である。未だ、録画したDVDを観ていないが、始めの部分だけを観ていて、読み終わった、『話し上手 聞き上手』齋藤孝著を思い出した。
例えば、上手く話すこと、聞くことには技術が必要である。そういう技術を持つことはその人の人生を大きく変えるだろう。しかし、重要なのは、話している相手にも違う価値観があり、異質の感性がある中で、他者と交わろうとする意志があるかどうかと言うことである。その中で、自分の意志、意見をハッキリと言うことが出来るかどうか。そういう風に出来るようになる為の、いくつかある手段が、エンカウンターとか、齋藤孝が『話し上手 聞き上手』の本の中で自身の授業を記述しているが、これも、コミュニケーションの取り方である。
人は人との関わり合いの中でしか成長することが出来ないのだ。人との繋がりが支えになっていく。鹿嶋真弓さんが注目を集めているのは、「イジメ」のない学級を作ると言うこと。イジメにしてもそうだけど、元々は人と人とのコミュニケーションが問題として現代社会にあるからだと思う。この根幹をこういう授業で解決していく手掛かりにもなると思うのだ。
4月4日(水) 曇りそのうち雨
『Gallop』を買ってつらつら読むに、3強の実態がどういう物か感じた。1番人気になるだろうウオッカは、絶対能力が凄い!おそらく余程のことがないかぎり桜花賞を勝てるような気がする。2番人気が予想されるダイワスカーレットは、弥生賞馬、アドマイヤオーラに勝ったこともある男勝り。前走のイライラがなくなれば逆転すらあるかも知れないと思わせる。3番人気アストンマーチャンは、折り合いが鍵になってくるだろう。この頃の牝馬は難しい!思春期の乙女たちはフケ(発情期)を起こしたりして競争能力を出せずに不可解な惨敗をすることがあるからだ。牝馬は、心ではなく肉体に支配されている。そのことを充分踏まえた上で今週穴馬を探そうと思っている。
携帯で、株。携帯で競馬をやっている人がいる。株は刻々と替わる株価が観れてその場で売り買いが出来るという。競馬もそう。ボタン操作で馬券が買え、レースが確定すれば口座にお金が振り込まれて次のレースにはその配当で馬券が買えるという。そんな便利な物使ったらいくらお金があっても足りなくなるじゃねぇか!俺はやらない!そんな物。ゲーム感覚では馬券は買えない!
4月5日(木) 晴れ 36667/2
セビージャの春祭りの切符も、バルセロナのアボノも売り出された。セビージャ一杯並んだようだ。バルセロナは、ホセ・トマスが出場する日に集中して売れているようだ。マドリードのサン・イシドロは25日から発売される。
31日の結果。 アルメンドラレホ。ポンセ、耳なし。フェレーラ、耳2枚、耳1枚。ミゲリン・ムリジョ、耳2枚。 モロン・デ・ラ・フロンテラ。オルドニェス、耳1枚が2回。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚。カジェタノ・オルドニェス、耳2枚。 フエンヒロラ。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、ディエゴ・ベントゥラ、耳2枚。闘牛士、フェルナンド・カマラ、ハビエル・コンデ、耳2枚。モランテ、耳なし。サルバドール・ベガ、耳2枚。ダビ・ガラン、耳2枚と尻尾1つ。
1日の結果。 マドリード。マヌエル・アマドール、ビクトル・ハネイロ、アルバロ・フスト、耳なし。 ロケタス・デ・マル。フィニート、耳2枚。フリ、ヘスス・デ・アルメリア、耳1枚が2回。 スフレ。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、レオナルド・エルナンデス、耳2枚。闘牛士、ルイス・デ・パウロバ、耳なし。イバン・ガルシア・ランガ、耳1枚が2回。 サン・マルティン・デ・バルデイグレシアス。エウヘニオ、耳2枚。サンチェス・バラ、耳なし。バルベルデ、耳2枚。 ビジャルビア・デ・サンティアゴ。フェスティバル闘牛。闘牛士、ハビエル・コンデ、耳なし。ウセダ・レアル、耳2枚。アベジャン、耳2枚と尻尾1つ。エル・シド、ロブレニョ、耳2枚。見習い闘牛士、ミゲリン、耳1枚。
4月6日(金) 曇り
桜花賞の枠順が発表された。ウオッカは7枠14番。アストンマーチャンは7枠15番。ダイワスカーレットは8枠18番。逃げが予想されるショウナンタレントが1枠1番。阪神は改装されて以前のコース設定だと外枠不利は否めなかったが、今は関係ない。人気馬が外枠に行ったが影響ないだろう。それより展開を考えると、逃げのショウナンタレントがこれで逃げやすくなったので、ハイペースになるのか、それとも逃げやすくなってスローになるのか?その辺がレースの鍵になってくるのかも知れない。イクスキューズも良い枠を引いた。こうやってレース前に色々考えている時間が楽しい。レースが終われば結果が出るが、馬券を買っている以上悲喜こもごも。
松坂大輔が大リーグで初登板初勝利を飾った。7回を投げて1失点、被安打6、10奪三振。4回は3,4,5番を連続三振にしとめた。1失点はデヘススに打たれたソロホームランだけ。セマナ・サンタだから打たれたのは、デヘススな訳?
セバスティアン・カステージャが今日アルルで復帰する。
4月8日(日) 晴れ 58516/3
今日の投票は、ウオッカ、ダイワスカーレットの馬単一点。絞りに絞って、最終決断をしてレースを見守った。スタート直後、ショウナンタレントが出遅れてハナを切れず非常に中途半端なレースになった。この馬がハナに行かなかった事によって、レースはスローになった。人気の一角、武豊のアストンマーチャンがカカって口を割り先頭集団へ行った。この時点でこの馬のレースは終わったと言っていい。好位に着けてアストンの後ろにダイワ。その後ろにウオッカが着けた。しかし、最後の直線になって、ウオッカはダイワに馬体を合わせてこれからという所で突き放されていった。内にモタレテいたし勝つことは出来なかった。
トライアルで負けて、作戦を練り直してきた安藤勝巳と調教方法を変えてきた松田国英調教師がクラシックの栄冠を獲得した。レースを観ていてやっぱりこの2頭しかいなかった事を確認したが、絞りに絞ったことが仇になって馬券を外したが、これでオークスが面白くなった。人気はおそらく逆転するだろう。そして、別路線から距離延長で挑戦者も出てくるだろうが、しかし、この2頭で決まる確率は70%あると思う。
昼、米ちゃんと会って話をした。この前、会ったときに話した内容を基にまた練り直してきた。米ちゃんが言っていたが、授業でやったことは、この前俺が話したことをまとめの様な事をやっていたという。それを訊いて、やっぱり、突き詰めて考えることは同じような事なんだなぁと思った。人がやっている事と同じ事をやっていては駄目なのだ。人がやらない事、自分にしか出来ない事をやろうと思えば、違う視点や発想を持って作業しないと良い物が出来ないと思う。
アルル(フランス)でセサル・リンコンが闘牛前にその功績を讃えられた。セサルはこれから各地でこういう風にして讃えられるだろう。引退の年。そして、カステージャの復帰戦は、耳4枚と尻尾1つ。怪我でおびえるような闘牛士じゃない。サン・イシドロへ向けて意欲的なようだ。今日セビージャで闘牛。満員の闘牛場でどういう闘牛をするか楽しみだ。
6日の結果。 アルル(フランス)。セサル・リンコン、耳2枚。カステージャ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。ファン・バウティスタ、耳1枚、耳2枚。
7日の結果。 アルル(フランス)。フリ、耳2枚。マティアス・テヘラ、メディ・サバジ、耳なし。 エジン。ペピン・リリア、耳なし。ハビエル・コンデ、口笛、耳1枚。セサル・ヒメネス、耳2枚。 マルベージャ。フィニート、耳1枚が2回。コルドベス、ファンディ、耳2枚、耳1枚。 トレモリノス。オルテガ・カノ、耳なし。ヘスリン、耳1枚、耳2枚。サルバドール・ベガ、耳2枚が2回。 カブラ。モランテ、耳なし。セルヒオ・アギラール、耳1枚、耳1枚ともう1枚要求。カジェタノ・オルドニェス、耳1枚ともう1枚要求、耳要求。 メディナ・デ・リオセコ。マノロ・サンチェス、耳2枚。マリオ・カンピジョ、耳1枚が2回。セサル・マンリケ、耳2枚。 アルマデン。エスプラ、耳なし。エウヘニオ、耳2枚。ルイス・ビルチェス、耳1枚ともう1枚要求、耳2枚。
4月9日(月) 雨
夜中、ネットでラス・ベンタス闘牛場の闘牛を観た。ほぼ満員の闘牛場で、コンフィルマシオン。アレハンドロ・タラバンテが如何に期待されているかが分かる。その中で初めの牛で耳1枚のファエナ。牛はそれほど良くなかったがそれでも、それだけの内容に繋げる。そして、最後の牛は、凄いマンソ。耳なんか無理だと誰もが思っただろう。それでも、闘牛場を熱狂させた。あのオーレの声を聞いて、耳2枚だと思った。凄い!
ホセ・トマスの様に動かないし、セサル・リンコンの様に、遠くから牛を呼んでいた。ムレタの動かし方が、振り方に味が足りないと思うが、凄い奴だ。期待通りのプエルタ・グランデ!!!放送したミゲル・アンヘル・モンチョリも興奮していた。
8日の結果。 マドリード。フリ、マンサナレス、耳なし。アレハンドロ・タラバンテ、耳2枚。 セビージャ。ポンセ、耳なし。エル・シド、耳1枚、カステージャ、耳なし。 マラガ。ハビエル・コンテ、耳なし。オルドニェス、耳1枚。カジェタノ・オルドニェス、耳なし。 アルル(フランス)。フェレーラ、耳1枚、耳2枚。サルバドール・コルテス、ヘレミ・バンティ、耳なし。
4月11日(水) 曇りのち雨 65277/3
考えてみれば、スペイン出発まで後10日を切った。そろそろ準備をしないと思う。それでDVDの整理を始めた。土曜日は闘牛の会。それもあって作業を始めた。溜めていると面倒な事になる。出発前に色々やらなければならないことがある。
4月12日(木) 晴れ 18662
今日は松坂とイチローの対決に盛り上がった。イチローは松坂にやられたが、試合は負けた。城島が2本の2塁打を打って、良いリードをしてヘルナンデスが1安打ピッチングで完封。松坂よりずっと良かった。松坂はイチローに全力で行ったが、他の選手には気の抜けた状態だった。野球はやっぱりピッチャーが重要だ。
スペインに行く前に研修に行ってきた。やり残していることが色々ある。仕事でも、他のことでも。出来るだけの事をしたいが、時間の制約があるので自ずと出来ることは限られてくる。仕方のないことだ。国会では、憲法改正を目標とする国民投票法案が衆議院特別委員会で可決した。本当に良いのかそれで?
4月14日(土) 晴れ 37753/2
仕事が終わって闘牛の会。準備をして出掛けた。始めてきた人がいた。荻内先生も来て、闘牛のDVDを観ながらワイワイやった。あっという間で、話したい人ともちゃんと出来ずに帰ってきた。取りあえず、流した闘牛を書いておく。2005年セビージャの春祭りのセサル・ヒメネス。去年のサン・イシドロのマティアス・テヘラとアレハンドロ・タラバンテ。1991年ベネフィセンシアのセサル・リンコン。1997年サン・イシドロのホセ・トマス。と、鍵田真由美の『曽根崎心中』の番組。
明日は、皐月賞に行くので荻内先生の誘いを断って帰ってきた。今日の競馬は、逃げ馬が逃げ残り波乱。こんなもんかも知れない。新阪神の馬場は。
4月15日(日) 晴れ 14184
今日は皐月賞。難しい。考え方を整理する。まず3つのトライアルと共同通信杯で、勝ち馬と2着馬の着差が1馬身以上付いたレースがない混戦状態である。唯一1馬身以上付いたレースは毎日杯でその参戦馬のレベルは上位に位置する物だったのか?と言う疑問がある。その中で1番人気、2番人気馬の直接対決が本番まで持ち越された。データ、実績、ステップ、その他の状況を考えても、混成状態である。ここを中山に行くまでにまとめて、最後はパドックを観て決めようと思う。難しいが、穴が出るようなレースだと思う。どういう考え方をしてその穴を探すかという、こちらの考えが問われているレースなのだ。
14日の結果。 セビージャ。ウセダ・レアル、耳なし。フェレーラ、耳1枚。アントニオ・バレラ、耳なし。
皐月賞後記 : 土曜日の時点で、穴が出るのは、「逃げ馬である」という答えは、マイラーズ・カップで出ていた。皐月賞でも逃げ宣言をしていたサンツェペリンの松岡。その他にも、先に行くであろう馬は、アサクサキングス、モチ、エーシンピーシー、などいたが、トライアルを勝っているヴィクトリーもパドックでは落ち着いて気配が良かった。フライングアップルは見栄えの悪い馬。アドマイヤオーラは不可がない感じだがパットしない。それよりは-10キロでもフサイチホウオーの方が良い。
レースは、スタート後、アドマイヤオーラとフサイチホウオーが押さえて後方から。押して逃げ宣言のサンツェペリンがハナに立った。1コーナーを廻り2コーナー手前から馬なりでヴィクトリーがサンツェペリンを交わして先頭に立った。それからその2頭が他馬を引き離して向こう正面。3番手がパドックで気配が良かったメイショウレガーロ。アドマイヤとフサイチは後方でその前にフライング。3コーナーを廻った辺りで、後続馬が追い出し始める。ヴィクトリーとサンツェペリンは殆ど手綱を動かしていない。
そんな中で追い出しにかかったフサイチが内から外に出しながら先団に取り付こうとして、外にいるフライングとココナッツパンチが大きく外に弾かれるようになった。4コーナー辺りから手綱を動かし始めた松岡がヴィクトリーに迫る。勝春は直線まで待って引きつけてから追い出した。後300m。松岡がムチを連打して勝春に迫る。後200m。後続は未だ迫ってこないが、その中から、フサイチが抜けてくる。が、ゴール前、ヴィクトリーとサンツェペリンの首の上げ下げにフサイチが迫ってゴールした。3頭はハナ差だったが見た目にも、ヴィクトリー、サンツェペリン、フサイチホウオーの順だった。
あー、やっぱり穴は逃げ馬だった。馬連、94,630円。馬単、178,340円。3連複、205,370円。3連単、1,623,250円。とんでもない穴馬券になった。後悔先に立たず!気持ちよく負けました。優勝馬を讃えて関係者に優勝カップのプレゼンターを勤めたのは、岡部幸雄。田中勝春は満面笑みで何度も頭を下げてカップを受け取っていた。あーそういうことか。GT、139連敗だった勝春が15年ぶりのGTの美酒を、岡部幸雄の祝福で味わうというのは、今日の皐月賞の謎解きには1番良い物だったように思う。おめでとう、勝春。君の底抜けの笑顔を観てこれで良かったんだと、思った。
教訓。混戦レースは、逃げ馬がデータを超えて穴を出す確率が高い。狙いは逃げ馬だ!!!
4月16日(月) 曇り
久しぶりに須佐君からメールで連絡があった。その後、TELで話した。4人目が生まれて今度は、「騰呂」と書いてタウロと読むのだそうだ。マドリ、アレナ、オーレ、に続きタウロである。元気そうだった。色々今後のことを模索しているようだ。19日にラジオに出演するという。東京では聞けないし、その日、僕はスペインに出発する。嫁さんも含めて家族は元気だという。須佐君も病気を抱えて、一生付き合っていかなければならない病気なので日々気を付けて生活をしているようだった。
MIXIの情報から、蓮見重彦と監督北野武のインタビューを、YouTube でやっていると言うことを知って、思わずずっと観てしまった。おそらく、フランスで放送されたものでフランス語のナレーションや字幕が入っていた。この2人の組み合わせは、映画評論をする蓮見重彦と、映画監督の北野武というコンセプトで撮られている。多分、蓮見さんが東大学長時代に撮った物のようだった。僕らは文章で蓮見節を知っているが、こういう風に映像で話し言葉で聞くのは初めてなので蓮見さんらしくないように思えた。武は、あくまで武だった。こう言うのは、凄いなぁと思った。
14日の結果。 カスティブランコ。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、レオナルド・エルナンデス、耳2枚。闘牛士、オルテガ・カノ、パコ・オヘダ、コルドベス、オルドニェス、エル・シド、フランシスコ・ハビエル・コルパス、耳2枚と尻尾1つ。見習い闘牛士、ダニエル・ルケ、耳2枚と尻尾1つ。
15日の結果。 バルセロナ。フリ、マンサナレス、耳2枚。アレハンドロ・タラバンテ、耳なし。 コルドバ。パディージャ、耳要求、耳1枚。アントニオ・バレラ、耳1枚。ホセ・ルイス・トレス、耳なし。 ベヘル・デ・ラ・フロンテラ。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、マヌエル・カエタノ、耳2枚、耳1枚。闘牛士、アベジャン、耳4枚。パコ・アルバ、耳2枚。 サン・クレメンテ。セルヒオ・マルティネス、耳1枚、耳2枚。アブラアム・バラガン、アンドレス・パラシオス、耳なし。 ハエン。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、アルバロ・モンテス、耳2枚。闘牛士、オルテガ・カノ、ポンセ、耳2枚。フィニート、耳1枚。ペピン・リリア、耳2枚。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ。見習い闘牛士、ダビ・バリエンテ、耳2枚。 フレヘナル・デ・ラ・シエラ。フェスティバル闘牛。闘牛士、ニーニョ・デ・ラ・カペア、エル・ルビ、耳1枚。クーロ・ディアス、耳なし。フランシスコ・マルコ、カペア、耳1枚。アンベル・ポサダ、耳2枚。見習い闘牛士、フリオ・ベニテス、耳1枚。
4月17日(火) 雨/曇り
今年の闘牛について整理してみようと思う。テンポラーダが始まる前に、セサル・リンコンの引退の年であることが発表されていた。各地の闘牛場にセサルが出てお別れ興行が注目を集めるだろうと言うことだった。それと、若手闘牛士たちの台頭によって今後の動向が占える雰囲気があった。カステージャや、アレハンドロ・タラバンテ、マティアス・テヘラ、セサル・ヒメネスなど。と、思われていた状況に突然、ホセ・トマス復帰のビッグ・ニュースが入った。
ホセ・トマス復帰のニュースが流れ、バレンシア、カステジョンが終わって、セビージャの春祭りの切符が売り出されると、闘牛場には長蛇の列が出来た。ホセ・トマスが出場するバルセロナのアボノには、闘牛ファンが殺到しているようだ。ネットではすでに買えない。セビージャの切符も去年に比べて凄い売れ行きのようだ。去年までは余裕を持って帰る状態だった。そして、4月8日、マドリード、ラス・ベンタス闘牛場でアレハンドロ・タラバンテがプエルタ・グランデすると、4月21日セビージャの切符は売り切れた。
今、ラス・ベンタス闘牛場のアボノが売られているが、一般に売り出される切符の発売日にはどれだけの人が並ぶのか想像が出来ないくらいの状態だ。これも、ネットで買うことが出来るが、人気の日には、そうそうに切符は売り切れになるような状態が予想される。こういう状況で、19日からスペインに行くのだ。実際問題として、セビージャの切符が闘牛場で手にはいるかどうかは分からないのだ。売り切れている21日はおそらくダフ屋から買わなければならいだろう。その他の切符にしても、予定の金額で買えないだろうと思っている。
セビージャの切符は手配が着いた。どうにかなるだろう。下山さんは今、多分牧場へ行って特訓をしているという。充実した日々を過ごしているようだ。
16日の結果。 セビージャ。フェルナンデス・ピネダ、セラフィン・マリン、マヌエル・エスクリバノ、耳なし。
NHK歌謡コンサートで、秋川雅史が、『千の風になって』を歌っているときに、電子音がして、伊藤一長・長崎市長が撃たれたとテロップが流れた。アメリカの大学で乱射事件で32人が死んだニュースがあったばかりで、日本でもこれである。選挙戦のさなかで、立候補者を銃撃するするというのは、考えられない暴挙だ。ニュースでは、長崎市長は、意識不明の重体だという。毎日新聞のHPでは、「救急車の中で心臓マッサージとみられる処置を受けている」と伝えている。と、言うことは、心肺停止状態だったと言うことになる。
4月18日(水) 曇りのち雨 7000?
凶弾に倒れた長崎市長は、死亡した。肺動脈が切れていたそうだ。犯人がTV朝日などに送った手紙などによると、非常にくだらない事を逆恨みして犯行に及んだようだ。信じられないくだらなさだ!!!
用意は例によって、未だ出来ていない。何とかなるだろう。
17日の結果。 セビージャ。クーロ・ディアス、ロブレニョ、耳なし。フェルナンド・クルス、場内1周。
4月19日(木) 雨
荷物の確認をしてもうすぐ出発する。
18日の結果。 セビージャ。 エンカボ、耳なし。ロペス・チャベス、場内1周。イバン・ガルシア、耳なし。
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