−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年のスペイン滞在日記です。
10月10日(火) 晴れ
歯医者に向かう途中の新宿駅で、五反田で人身事故があり山手線内回りが止まった言うアナウンスがあった。それでトイレに行って戻ろうとしたら、代替輸送についてのアナウンスが流れ都営線で五反田に向かうことにした。大門で乗り換え、三田で乗り換えホームで待っていたら、駅員がいたので、乗り換えの仕方が判らないと聞いたら、アナウンスで流れているんですがという。何処に書いているか判らないというと、問うと、何処にも書いてないですという。それじゃ判らないでしょうと、可成りムッとした。こんな案内じゃ、日本語が分からない外人は大変困るだろう。アナウンスの言葉が分かる日本人でさえどうすればいいのか判らないのだから・・・。
そして1番良くないのは、駅員が私に言われても・・・と、いう反応をしたことだ。こういう風に利用客の意見を無視している様じゃこういう状態はいつまで経っても直らないだろう。こういう地下構造物の中で火災にあったら駅員がこれじゃ利用客は煙などに巻かれて死亡者が沢山出るんじゃないかという危惧さえ感じた嫌な気分だった。嫌な気分なのは北朝鮮も同じ。
「北朝鮮が核実験を実施したと発表したことを受け、広島市の秋葉忠利市長は、「本市や被爆者団体をはじめ、多くの都市や団体が核実験中止を求める要請を行ったにもかかわらず、北朝鮮が実験を強行したことに強い憤りを覚える」との抗議談話を発表した。
さらに、「国際社会が平和的解決に向けて懸命の外交努力を続けるなか、断じて許されるものではない。すべての核兵器と核計画を即刻放棄し、核抑止力に頼らない外交努力を行うなど、核軍縮に向けた誠実な交渉義務を果たすべきである」と、北朝鮮に求めた。
また、大阪府は午後2時半から、危機管理監をトップとする防災・危機管理対策指令部会議を開催。府民の安全確保のため、府内15か所で行っている大気中の放射線量の常時監視を強化することを申し合わせた。」 ーー讀賣新聞よりーー
「北朝鮮の核実験強行を受け、被爆地・長崎市の伊藤一長市長は9日、市役所で緊急会見し、金正日総書記に対して、「核兵器開発の即時中止を求める」とする抗議文を10日に送付することを明らかにした。
午後2時に会見した伊藤市長は「即時撤回を求める要求を無視した暴挙に憤りを覚える。被爆の実相を知る被爆地の市民は、怒りと深い憂慮を感じており、被爆地の市長として容認できない」とのコメントを読み上げた。
抗議文は「貴国の愚行によって引き起こされる危機的状況に深く憂慮している」とし、核兵器開発の即時中止を要求した。
その後、安倍首相に対しても、「核兵器廃絶に向け、厳正な対応を求める」という要請文を送付した。
また、この日、同市の平和公園で開かれた核兵器廃絶を求める座り込みに参加した市民団体「核実験に抗議する長崎市民の会」事務局長の山川剛さん(70)は帰宅後、テレビニュースで核実験を知った。
山川さんは「9日は長崎にとっては原爆が投下された特別な日だけに強い憤りを感じる。北朝鮮の指導者は、制裁を受けた場合、国民の生活がどれだけ窮迫するか分かっているのか」と語気を強めた。
また、長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長(75)は「国際的に核実験中止を求める声が大きいのにどうして核実験を行ったのか。どんな理由があっても許されることではない」と憤っていた。」 ーー讀賣新聞よりーー
「米ホワイトハウスは9日、北朝鮮が核実験を実施したと発表したことについて、「挑発的行為」と非難した。国連安保理で、強制措置を定めた国連憲章第7章に基づく制裁決議の採択を急ぐ方針だ。さらに米政府が進めている北朝鮮の金融取引に対する締め付けの強化や、北朝鮮に出入りする船舶に対する臨検の強化なども検討、金正日(キム・ジョンイル)体制に打撃を与えることを狙っている。一方で打開策が見えないなか、与野党からは、北朝鮮との直接協議を求める声がさらに高まることも予想される。
ホワイトハウスのスノー報道官は9日未明(日本時間同日午後)、記者団と急きょ電話で会見した。「状況を注視しており、地域の同盟国を保護し、防衛するとの約束を再確認する」と述べ、日本、韓国の防衛にも言及した。「軍事的措置の検討は承知していない」として、軍事行動の可能性については否定した。
国連安保理での決議採択では、米政府は日本政府とすでに共同歩調を取ることで一致している。北朝鮮への圧力強化にはエネルギー供給などで経済的つながりの深い中国の協力が不可欠と見ており、働きかけを強めるとみられる。
臨検強化などを目指す米政府の最大の懸念は、北朝鮮の核兵器や関連技術が他国やテロ組織に拡散することだ。北朝鮮自身は拡散の意図を否定しているが、米政府は、北朝鮮がミサイル輸出などの実績を持つことから「核兵器の拡散も懸念せざるを得ない」(ラムズフェルド国防長官)と見ている。
スノー報道官は「6者協議への復帰が進むべき道だと何度も呼びかけてきた」と改めて言及、圧力強化の一方で対話の枠組みも残す考えを示唆している。
北朝鮮は、米国の措置を受けたマカオの銀行の関連口座凍結を「米国による金融制裁」と受け止め、6者協議復帰を拒む理由に挙げていた。中韓などは米国に対して措置の緩和を働きかけてきた経緯があり、「米国の強い対応が北朝鮮を核実験に追い込んだ」との見方もある。
ただ、昨年9月の6者協議共同声明で核廃棄を約束しながら、北朝鮮が核実験に踏み切ったことで、米政権内の対北不信感がさらに高まることは確実で、米朝直接対話などを求める北朝鮮への譲歩は考えにくい。直接対話を拒む以上、外交解決の場は6者協議しか見あたらないが、核実験で協議は「崩壊した」との見方も強い。
6者協議の足踏み状態が続く一方で北朝鮮の核開発継続を許してきたブッシュ政権の北朝鮮政策の「無策ぶり」に対する批判は米国内でも出ている。米議会では与野党を問わず、北朝鮮との直接対話に応じるべきだとの声が高まりそうだ。
」 ーー朝日新聞よりーー
極東の地政学的リスクは最大級の危機が驚異的に膨らんだ。事によって、為替は円安に振れている。国会中継の中で、防衛庁長官が、飛行機から降りてきたときに、北朝鮮の核実験をしたという情報を受けていなかった事が判明した。こういう内閣では、危機管理がどうのと言えるレベルの問題じゃない。恥ずかしくないのか?国家という体をなしていないと言われても仕方ない状態だ。
9日の結果。 サラゴサ。パディージャ、弱い口笛。エウヘニオ、耳なし。ヘスス・ミジャン、耳1枚。 バレンシア。エンカボ、耳要求で場内2周、耳1枚。フェレーラ、セラフィン・マリン、耳なし。
10月11日(水) 曇り
国連安全保障理事会が北朝鮮への制裁を協議している中、中国は初めて、「懲罰的措置を取る必要がある」とアメリカ案へと傾いた模様だ。後はロシアがどういう反応を示すかに掛かっている。落合中日が優勝。インタビューで流した涙も俺流だった。
ネットでラス・ベンタス闘牛場の興行主は何処が良いかというアンケートをやっている。9日に始まった時は、シモン・カサスのトレアルツ・マドリードが50%の支持だったが、もう70%近い支持を得ている。ホセ・アントニオ・マルティネス・ウランガのタウロデルタは当初25%くらいの支持があったが、11%まで落ち込んでいる。何と、当初17%くらいだったトマス・エンテロは、未だ15%の支持を受け2位に着けているのだ。予想外の展開だ。勿論、これはコムニダ・デ・マドリードの入札には全く関係がないネット上のアンケートなのだが、タウロデルタは闘牛ファンからは嫌われているようだ。
10日の結果。 サラゴサ。パウリタ、セラニト、耳1枚。
10月12日(木) 晴れ
昨日のドタバタは、「北朝鮮が再び核実験」と報じた日本テレビから始まった。責任ある報道をして欲しい物だ。携帯にそのニュースが朝は早く入りてっきり核実験をした物だと思っていたが、実は誤報だったということが判った。国連安全保障理事会が北朝鮮への制裁を決議すれば、北朝鮮はそれを、「宣戦布告」と見なすと公言したようだ。そういうつもりなら、そういうつもりで国連も対処すべきだ。
セサル・リンコンが、スペインの日の今日、スペイン人のナタリア・ロレンテとマドリードのホテルで結婚した。これはセサル・リンコンにとって2度目の結婚である。出席者は、牧場主が、ビクトリアーノ・デル・リオ、フェリッペ・ラフィタ、パブロ・ゴンサレス、ファン・ホセ・ルエダ、ファン・パブロ・ヒメネス・パスクアウ。闘牛士は、モランテ・デ・ラ・プエブラ、エル・シド、マヌエル・カバジェーロ。牧場主でエル・シドのアポデラードのマノロ・トルナイ、1991年セサル・リンコンが大活躍したときのアポデラード(現セバスティアン・カステージャのアポデラード)のルイス・アルバレス。それと、現アポデラードのルイス・マヌエル・ロサノ、ホセ・ルイス・ロサノ、エドゥアルド・ロサノ、パブロ・ロサノのロサノ一家が出席した。
日本ハムは劇的なサヨナラでリーグ優勝を決めた。敗戦投手の斎藤はプレーオフで2試合連続で0-1での不幸な敗戦だった。2006年のノーベル文学賞を、現代トルコ文学界を代表する作家オルハン・パムク氏(54)に授与すると発表した。トルコからの同賞の受賞は初めて。ボブ・ディランも日本の人気作家、村上春樹氏(57)も一部海外メディアで名が挙がったが、受賞はならなかった。
11日の結果。 サラゴサ。フリ、マンサナレス、耳なし。ガジョ、耳要求で場内1周。
10月13日(金) 晴れ
野球で1番美しいと思うのは、0-1で負けた敗戦投手だ。失投を打たれて負けることもあるし、完璧だと思った投球を打たれて快打されて負けることもある。しかし、打ち取った投球でも負けることもある。それが野球だ。野球の中で最も面白いのが8-7の打撃戦と言ったのは確かリンカーン大統領。でもそれは、野球をよく知らないファンの言葉だ。1番美しいのは1-0の投手戦だ。そして、昨日は1-0の投手戦で9回裏打ち取った打球でソフトバンクの斎藤和巳投手は負けた。今年パ・リーグ投手部門で、最多勝、最優秀防御率、最優秀勝率、最多奪三振の4部門を取った男は、サヨナラ負け直後にマウンドのうずくまって下を向いて動けなかった。それをチーム・メートのズレータとカブレラが抱きかかえてベンチに連れ戻った。その後ろで日本ハムが優勝の歓喜を爆発させている。
タオルで顔を隠して泣いていた。投手は孤独だ。特に、0-1で負けた投手は。それゆえに最も美しいのだ。僕は最近こそ野球を殆ど観なくなったが、子供の頃からずーと野球を見続けてきて、1番好きなシーンがこの何とも言えない“無情”なこういう所が好きなのだ。どれほど努力し、最高の力を出したとしても報われない姿、運命的とも言える非情な状況にある孤独な男がこの上なくいとおしく思うし最も美しいと思うのだ。こういう強さと弱さが同居して葛藤している姿が男の本質をむき出しにしているように思うのだ。そう思うのはやはり、江夏豊や村山実を見続けてきたからだろうか。
やがて心の底から勃起してくるだろう感情を思うとなおさらだ。成長のための糧を、肥やしを得たとき男は再び輝き始めるのだ。斉藤和巳よ。君は美しかった。これはサッカーにない美しさだ。対戦投手の八木智哉よりも・・・。こう言うときに流した涙は、汗と同じように自分自身に返ってくる。
どうでも良いけど、ダビラ・ミウラが12日地元セビージャで引退した。
12日の結果。 マドリード。マノロ・サンチェス、パコ・ペルラサ、カスターニョ、耳なし。 セビージャ。ミウラ、耳1枚が2回。マンサナレス、耳なし。ペレラ、耳1枚が2回。 サラゴサ。エル・シド、耳1枚。ファンディ、耳なし。セサル・ヒメネス、耳1枚。 フエンヒロラ。ヘスリン、耳1枚、耳2枚。フィニート、耳なし。ダビ・ガラン、耳4枚。 カランダ。モランテ、耳1枚が2回。アントン・コルテス、耳2枚と尻尾1つ、耳2枚。ガジョ、耳2枚。 ウヒハル。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、ダビ・バスケス、耳2枚、耳1枚。闘牛士、ペピン・リリア、耳2枚と尻尾1つ。カリファ、耳1枚。 フエンテ・アラモ。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、マリアノ・ロホ、耳1枚。エル・ヒノ、耳2枚、耳1枚。ダニエル・ドゥアルテ、耳2枚、耳1枚。アンヘル・ロメロ、耳1枚が2回。
10月15日(日) 曇り
土曜日が、東西文化センターを出て初めての闘牛の会。そして、新たに決まったこともある。ネットで闘牛の会の情報を交換する方法。ブログでそれをやるという物だ。これからは、闘牛の会のメンバーはこのHPよりそっちを活用した方が、闘牛の会の情報が手に入れられるだろう。会員はブログの活用して欲しい。
もうこんな時間だから胃に物を入れちゃダメなんだけど、コーヒーを飲んでいる。明日は健康診断。バリウムも飲まなきゃならない。気が重い。終わった後のウンコを出すのも気が思い原因。
14日エストレメラ・デル・タホでセラフィン・マリンがバルタサル・イバン牧場の“ペレテロ”という名の牛(NO32)をインドゥルトした。ロブレドでミゲル・アベジャンが、ロス・チョスペス牧場の“チュセロ”という名の若牛(NO73)をインドゥルトした。Saint
Gillez(フランス)でミランダ・デ・ペリカルボ牧場の仔牛2頭インドゥルトした。リシャール・ミリオンが相手にしたのは、“レナガド”という名の仔牛(NO74)。セバスティアン・カステージャが相手にしたのは、“エスタンパ”という名の仔牛(NO59)をインドゥルトした。
13日の結果。 サラゴサ。モランテ、アビオ3回。サルバドール・ベガ、耳1枚。アレハンドロ・タラバンテ、耳なし。 アルデア・デル・ロシオ。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、レオナルド・エルナンデス、耳1枚。闘牛士、ハビエル・コンデ、耳1枚、耳2枚。オルドニェス、耳1枚。クーロ・ディアス、耳2枚、場内1周。
14日の結果。 サラゴサ。エンカボ、耳なし。ロペス・チャベス、耳1枚。コヒーダされ右太腿に9cm他、4個所に角傷を受ける。太腿に5cm、左太腿に14cm、恥骨などに25cmと20cmの角の傷を受け重傷。 ハエン。ヘスリン、耳2枚。フィニート、耳1枚。マティアス・テヘラ、耳1枚、耳2枚。 レガネス。パディージャ、耳1枚、耳1枚と強いもう1枚要求。エウヘニオ、口笛。イバン・ビセンテ、耳1枚が2回。ルイス・ボリバル、耳2枚。 エストレメラ・デル・タホ。。ビクトル・プエルト、耳1枚。セラフィン・マリン、耳2枚、シンボルとして耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)カペア、耳1枚。
ロブレド。フェスティバル闘牛。闘牛士、カリファ、耳2枚。アベジャン、シンボルとして耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。セルヒオ・マルティネス、耳2枚。ハビエル・ペレア、耳2枚と尻尾1つ。見習い闘牛士、ファン・カルロス・マルティネス、耳2枚と尻尾1つ。 Saint
Gillez(フランス)。フェスティバル闘牛。闘牛士、クーロ・カロ、耳2枚。パトリック・バリン、耳2枚。リシャール・ミリオン、シンボルとして耳2枚と尻尾1つ(仔牛、インドゥルト)。デニス・ロレ、耳1枚。カステージャ、シンボルとして耳2枚と尻尾1つ(仔牛、インドゥルト)、フリエン・ミレット、耳1枚。見習い闘牛士、ヘレミ・バンティ、耳1枚。
10月16日(月) 晴れ
未だ腹の中には、バリウムが入っている。下剤は、検査技師が言うには、飲んでから5時間後に利くという。検査が終わったらトイレに行きたくなって、3時間後くらいには水状のバリウムを排泄した。が、夕方にまたトイレに行ったら今度は柔らかいバリウムを排泄した。それでも、中には未だ残っている。これが全部排泄された時に気持ちと肉体が解放される。それにしても、どうして検査ってあんなに時間が掛かるんだ。着替えされて2時間以上。寒くなって嫌になった。バリウムを飲むだけで嫌なのに・・・。
国連の北朝鮮への制裁が決議された。当然だ。こんなとんでもないことを許してはいけない。そういう意志を国際社会が表明しそれを突きつけた。核実験をやったことをとことん悔いるように仕向けなければならない。
15日の結果。 マドリード。ルイス・デ・パウロバ、耳なし。アニバル・ルイス、耳1枚。イケル・ハビエル・ララ、耳なし。 サラゴサ。エスプラ、罵声。アントニオ・バレラ、口笛、罵声。サルバドール・コルテス、口笛、耳要求で場内1周。 ハエン。オルドニェス、耳1枚。ファンディ、耳1枚と強いもう1枚要求、耳2枚と尻尾1つ。アレハンドロ・タラバンテ、耳なし。 ベルハ。クーロ・ビバス、耳なし。ヘスス・デ・アルメリア、耳1枚。トレス・ヘレス、耳1枚、耳要求。 モハドス。バルベルデ、耳2枚。ビクトル・ハネイロ、ホセリージョ、耳2枚、耳1枚。
10月17日(火) 晴れ
「中国の胡錦涛国家主席は、核実験実施を発表した北朝鮮に対して「自制働きかけたが、残念なことに北朝鮮は耳を貸さなかった」 「北朝鮮に対して国際社会の強烈な反応を知らしめる必要がある」と述べて、異例の厳しい調子で非難するとともに、日本などと朝鮮半島の非核化に向けて努力する立場を強調しました。
」 ーーNHKニュースよりーー
中国は非常の強い言葉で北朝鮮を非難した。これは、政治の世界では、異例とも言える強烈な表現だ。
ようやく夕方になってバリウムから解放されたので会社に行って帰りにDVD-RWを買って、本屋で本を2冊買った。『必笑小咄のテクニック』米原万里著。『憲法九条を世界遺産に』太田光・中沢新一共著。帰りの電車で、『憲法九条を世界遺産に』を読んでいて面白かったので、駅に着いてからドトールに行ってコーヒーを飲みながら第一章 宮沢賢治と日本国憲法を読む。非常に面白い発想と面白い話だ。爆笑問題の太田光と文化人類学者の中沢新一。これが実に面白い。宮沢賢治が大好きな2人が賢治の中にある矛盾した思想と正面から向き合うことから、憲法九条を考え始めるのだ。
日本国憲法第九条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
A前項の目的を達成するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
北朝鮮は、「国連の制裁は、宣戦布告としか見なせない」という。そういう北朝鮮に対してアメリカがいかなる対応をしても、中国がいかに腹立たしく思っても強い対抗措置を、発動しても、日本は、独自の対応をしなければならない。いかに頭に血が上ったとしても、日本には日本のやり方を考えるべきだ。何故なら、憲法九条という素晴らしい歯止めがあるのだから。
10月18日(水) 曇り
海外で交通事故が複数あり日本人で死亡者が出ている。ローマで起きた地下鉄衝突事故は、乗客の話だと、信号が赤になっているのに止まらなかったと、言う。信じられないことだが、そういうことはあり得ることだ。運転手は、ショックが大きく何も思い出せない状態だという。
『憲法九条を世界遺産に』太田光・中沢新一共著の続きを。ユートピアを掲げて愛を物語った賢治。「あれほど動物や自然を愛し、命の大切さを語っていた賢治が、なぜ田中智学や石原完爾のような日蓮主義者たちの思想に傾倒していったのか、そこがわからない。僕は賢治の作品を信頼するけど、戦争は否定したい。そこが相容れない。」(太田)という。また、「宮沢賢治の抱えていた矛盾とは何だろう。彼の作品の中には正義や愛があふれているけれど、正義こそが結果として人を殺す思想にもつながっていく。そこを深く見つめなおさないと、もう一度同じことが起こると思うんです」(太田)
田中智学の唱えた、「八紘一宇」は、大東亜共栄圏に発展して戦争に発展していく。石原完爾とは、関東軍作戦参謀主任の軍人で板垣征四郎らと満州事変を実行した。そして、賢治は日本が戦争に突き進んでいく昭和8年に没する。
それに対して中沢は、犬との散歩の話をして、「犬と人間との関係は、わずかなコミュニケーションとほとんど大部分のディスコミュニケーションでできている。おたがい誤解だらけです。ーー中略ーーつまり、違う意識の構造を持った者同士が、誤解を伴ったディスコミュニケーションをすることによって世界は成り立っている。そこには、無数の誤解やずれがあるけれど、そのディスコミュニケーションの中で、この世界の豊かさがつくられているとも言えます。ーー中略ーー宮沢賢治は、この世界がディスコミュニケーションでつくられているということに、ものすごく悩んだ作家だと思います。これを乗り越えたいと思っていた。他人の苦しみが自分の苦しみと同じであるような状態をつくりあげたいと思っていた。そんなときに、彼は宗教的思想の中に、自分の理想を見いだそうとした。だからこそ、ディスコミュニケーションをなくして、人々が正しい考え方を持って、理想の社会へ向かっていくための運動にのめり込んでいったのでしょう。
太田 田中智学の描いた世界が、賢治の理想郷と合致した、と。」
そして、賢治の描いた童話の中で、ディスコミュニケーションを乗り越えるために動物を擬人化して描く。賢治を語るときに今まで評論家が避けてきた、田中智学への傾倒を正面から捉え直そうとしている姿勢には共感を覚える。
「中沢 自分の中に矛盾したものを、平気で受け入れていく。それに従って現実の世界でも生きていこうとすると、しばしば未熟だといわれます。ふつうの大人はそうは考えません、現実の中ではっきりと自分の価値付けを決めておかなければいけないという、立派な役目があるからです。効率性や社会の安定を考えれば、そういう大人はぜひとも必要です。僕も大人の端くれとして、それに従って生きようと思うんですが、自分の内面に、そうそう簡単に否定できないカオス(混沌)がありますから、そのカオスを否定しないで、生きていこうとしてきました。
本当は早めに自分から遠ざけてしまったほうがいいものにまで、近づいてしまったりするしくじりを、よくしでかしてきました。すると、そういう相手は毒を放つようになる。太田さんも経験あるでしょう。愛はいつも危険をはらんでいますから。
太田 愛は、常に毒を放つ・・・・・・。まさに諸刃ですね。
中沢 ギフトというドイツ語は、贈り物と同時にどくという意味も持っていて、贈り物を贈って愛を交流させることは、同時に毒を贈ることだとでもいう意味がこめられているんでしょう。昔の人たちは、この世界が矛盾できていることを前提に生きていました。だから、矛盾を平気で自分の中に受け入れていた。絶対に正しいとか、純粋な愛情とか、そんなものは信じてなかったし、あり得ないと思っていたわけです。
神話をつうじて理想的な状況を考えようとしていた人々は、いっぽうでとても現実的なものの考え方をしていた。
そういう思考法が、日本人にはいちばんぴったりくるんじゃないですか。マッカーサー元帥はよく言ったものです。日本人は精神年齢が十二歳だって。十二歳といえば、ハリー・ポッターの年ですね(笑)。その年頃の子供は、よく「世界を凍らせるような」真実を口にするでしょう。日本人はそういう存在として、人類に貢献すべきなんじゃないかな。
太田 愛は矛盾の中でしかとらえられない。賢治の童話の愛の深さは、そういうところにあるのかもしれないですね。ところで、宮沢賢治が戦後も生き残っていたらどうだったと思いますか。
中沢 戦争の進行につれて、ある時点で自分は失敗したと思うでしょうね。そのとき、自分の政治思想といしょに自分の童話も失敗だったと考えるかどうか、判りません。ーー中略ーー
太田 この対談が終わった時に、賢治を今以上に好きになっていればいいなと思います。」
非常に面白い本だ。これは楽しめそうだ。宮沢賢治と日本国憲法。そして、『憲法九条を世界遺産に』にってタイトルも実に良い!!!
「英国のミュージシャン、スティングが16世紀末から17世紀初頭にリュートと呼ばれる弦楽器の奏者として知られたジョン・ダウランド(1563〜1626)の作品をカバーした最新アルバム「ラビリンス」が16日、リリースから1週間で英クラシックチャートの1位に躍り出た。
元ビートルズのポール・マッカートニーも最近はクラシックに凝っており、英国のロックシーンはちょっとしたクラシックブームのようだ。スティングはBBCテレビに「ポップアーティストの仕事は音楽家として新境地を開くことだと思っている。それには音楽の種類は関係ない」と最新作への意気込みを語った。
ダウランドはアイルランドの出身といわれ、フランスやイタリアに旅をし、1597年ごろからリュートための歌曲を数多く作曲した。当時のイングランドの国王、ジェームズ1世もお気に入りの音楽家だったという。
イングランドはチューダー朝からスチュアート朝に入り、多くの有能な音楽家を輩出した時代ともいわれる。ダウランドもその1人だったが、イタリアなどでの新しい音楽の要素は取り入れながらも古風で憂愁に満ちた作品が特徴といわれる。
スティングは「自分にはポップスに思える。メロディーは美しく、歌詞もすばらしい。伴奏も見事だ」とダウニングを絶賛。ボスニア出身のリュート奏者、エディン・カラマゾフとの競演でオリジナルにできる限り忠実に作品を再現した。」 ーー産経新聞よりーー
へえーって感じだ。聴いてみたくなるなぁ。これ。
10月19日(木) 曇り
ライス国務長官が言うように、中国は劇的に外交政策を転換した。外交のトップ唐家センが訪朝して金正日と会談した。「北朝鮮訪問中の中国の唐家セン国務委員は19日午前、平壌で金正日労働党総書記と会談した。唐国務委員は北朝鮮による核実験を受け、胡錦濤国家主席の特使として訪朝、金総書記に胡主席のメッセージを伝えた。北朝鮮が2回目の核実験を行う懸念が高まる中、胡主席は情勢を悪化させず、6カ国協議に復帰するよう金総書記に強いメッセージを送ったもようだ。」 ーー時事通信よりーー
国際社会は、最大限の努力をして核実験をした北朝鮮に自制を呼びかけ、話し合いの場に連れ戻そうとしている。
歯医者の帰り映画を観た。ユーロスペースでやっているメキシコ・ドキュメンタリー映画祭の、『メキシコの魂を歌った男/ホセ・アルフレッド・ヒメネス(LA
VIDA NO VALE NADA)』。楽器も弾けなければ楽譜も読めないホセ・アルフレッド・ヒメネスというメキシコが生んだ偉大な歌手であり作詞作曲家。彼の歌に、触発された音楽家は世界中にいるという。ホアキン・サビナもその1人。彼の歌は、大衆の圧倒的な支持と共鳴を得て、死んだ今もその歌が歌い継がれている。
歌の中の1つのフレーズが流行したりした歌は沢山ある。多くの音楽家や家族、関係者のインタビューの中に、そういうことは沢山出てくる。彼はメキシコを強く感じさせる歌を作り歌った。男と女の愛の歌。聴いていると自然に涙が流れる。貧しい中での日々の労働。大衆はその中で彼の歌を聴いて、哀愁中に絶望と共感を覚え、そして、気持ちが解放されていった。だからこそ、今でも世界中の若い歌い手にも歌われている。
この映画の中の最後の部分で面白いことを言っていた。要約して書くと、芸術的な文化と、大衆文化は相互に影響し合いながら活性化していく。そういうバランスで文化が発展していく。ホセ・アルフレッド・ヒメネスの歌は、大衆文化を圧倒的に開花させた巨星。名もない大衆が、彼の誰でも分かる簡単な言葉がメロディーに乗って入ってくると、自然に口ずさみ、心に染みる。彼の歌がメキシコの魂という言われ方もしているようだ。非常に素晴らしい泣ける映画だった。
18日の結果。 ハエン。ポンセ、エル・シド、耳1枚。サルバドール・コルテス、耳なし。
10月20(金) 曇り
菊花賞の枠順が発表された。未だ決めていないけど、メイショウサムソンとドリームパスポートの1点が有力。ディープインパクトでアヤが付いた武豊は来ない。
10月22日(日) 曇り
昨日もそうだし今日も研修。ヤマメの雄は、川で縄張りと餌の生存競争で負けると川を下ってサクラマスになる。ヤマメの全ての雌も川を下ってサクラマスになる。川に残ったヤマメとサクラマスの体の大きさは全く違う。生存競争に敗れた雄と雌が海に出て体が大きくなって川に戻って来るというのが自然の不思議だ。
21日の結果。 トレド。ウセダ・レアル、耳1枚が2回。エウヘニオ、耳1枚、耳2枚。サルバドール・ベガ、耳1枚。 アルバ・デ・トルメス。モランテ、口笛、耳1枚。バルベルデ、耳2枚。ガジョ、耳1枚。 ウエスカル。ペピン・リリア、耳2枚。クーロ・ディアス、耳2枚、耳1枚。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ、耳1枚ともう1枚要求。
10月24日(火) 雨。強風。
一昨日から降り続いた雨。朝から吹いた風が秋というより、冬を思わせる冷たさだった。東京は最低気温が14度。強い風なので体感気温は4度くらい下がるので寒いと思うわけだ。日曜日の菊花賞は、ハイペースの中でメイショウサムソンは伸びず、逃げ残りをはかる武豊のアドマイヤメインを捉えたドリームパスポートと一緒に馬体を合わせて上がってきたのが後方待機していたソングオブウインド。武幸四郎が人気薄の気楽さから思い切った騎乗が出来て上がり33.5で差し切りレコード決着のレースを制した。
もし、メイショウサムソンに死角があるとすればタイムだと思っていた。ダービーのタイムが馬場が悪かったとは言え、オークスより1秒以上遅いタイムだったし、レコード決着にならなくても、早いタイムのレースになると苦しいと思っていた。このレースを演出したのは、ハイペースで大逃げをした武豊。これで3着に残ったのは馬の実力だ。この馬には逃げの戦法が合っているようだ。2着に来たドリームパスポートの横山典弘は完璧な騎乗だった。これで負けたのなら致し方ない。ただ、柴田政人の見解は、「武豊のペースに惑わされた印象を受けた。いつもより位置取りが前だったし、早めにかわさなければーーと思ったのではないか」というものだった。
この辺は、難しい。結果的に2着だったがあの騎乗を批判するのは酷というものだ。4年連続菊花賞2着。5回連続騎乗機会2着の珍記録。
勝ったソングオブウインドの武幸四郎。初めの2完歩で今日は後方から行こうと判断して折り合いに専念して末脚に賭けたのがまんまとはまった。父と兄と合わせて菊花賞親子制覇。ターフの魔術師といわれた父武邦彦調教師は、満面笑みで好騎乗を讃えたという。
一方、3冠制覇を逃したメイショウサムソンの石橋守騎手は、「前の馬をかわせなかったのは初めて。4コーナーで押しも、いつもほど手応えがなかった。なぜとらえられなかった…。分からない。最後は離されちゃった」「3冠って難しい。今までの6頭はすごいですね」と語った。瀬戸口調教師は、「時計やろな」とポツリと言った。松本オーナーは、「競馬というのは難しい。騒ぎすぎて申し訳ない。しかし、いいレースだった。陣営も最善を尽くした結果ですから、すがすがしい気持ちです」とさばさばしていたという。
これが競馬だ。勝者も敗者もレースを分析して喜び、反省をする。喜びも悔しさも噛み締めるのはレース後。それを今後に生かそうとする努力はもう始まっている。風の歌か…。
10月25日(水) 晴れ
スターバックス・コーヒーが20円から40円の値上げを8割の商品で実施するそうだ。値上げの理由について新規出店、改装、人件費の負担が多くなっているからだという。今後、デフレ状態を脱出すると人件費の負担は大きくなるだろう。こういう風にサービス業を中心にパートの時給が高騰していくのかも知れない。
「いじめを苦に自殺した福岡県筑前町の町立三輪中学校2年生の男子生徒(13)に、大好きだった競走馬のディープインパクトに騎乗する武豊騎手(37)から色紙が届き、自宅の祭壇に飾られている。
生徒の父親(40)によると、色紙は父親の兄の知人を通じて武騎手に依頼し、20日に自宅に届いた。「天国で応援して下さい ディープインパクト 武豊」と書かれている。
生徒は馬が好きで、調教師になりたいと周囲に話していた。遺書の1通には「生まれかわったらディープインパクトの子供で最強になりたいと思います」と書かれていた。自殺した11日は、ディープインパクトの引退が発表された日だった。」 ーーサンスポよりーー
22日の結果。 ベニドルム。カリファ、エル・レンコ、セラニト、耳1枚。 リマ(ペルー)。ミックス闘牛。闘牛士、ビクトル・プエルト、耳1枚。エンカボ、耳なし。騎馬闘牛士、ルイ・フェルナンデス、耳なし。
10月26日(木) 晴れ
シンジラレナイ!新庄涙のフルスイング。胴上げ!監督より先に胴上げされた選手を初めて見た。非常に良い試合だった。日本一おめでとう。新庄観て泣いていた。やっぱり野球は、投手戦が面白い!流れも勢いも全て日本ハムの方にあった。「北海道のお客さんは世界一です」とヒルマン監督が言ったが、去年のロッテといい、Jリーグといい、ローカリズムが強烈で熱狂的な応援を繰り広げた。こう言うところを大事にしないとダメだ。原点があると思う。
10月28日(土) 晴れ
新聞の1面は、日本ハムの優勝と新庄の写真で飾られていた。昨日今日と新聞は新庄一色。野球面は。しかし、天皇賞もある。今日から月曜日まで講習があって馬券を買いに行けないので、金曜日に買ってきた。すれすれなるままに天皇賞予想。本命、ダンスインザムード、対抗、ダイワメジャー、単穴、コスモバルク。スイープトウショウも、アドマイヤメインも買わない。明日は小雨が降るようだが、雨が降ってなお良いのがダンスとバルク。ダイワは、咽鳴り手術をしたくらいだから小雨くらない大丈夫。新聞にも出ていたが、日本ハムが勝ったから北海道、道営競馬所属のコスモバルクが勝ったりしてね。
10月29日(日) 曇り時々小雨
馬敗れて草原あり
講習が早く終わったので後楽園へ飛んでいってWINSでレースを観ようとしたら、そこに立つなと酔っぱらったオヤジに絡まれた。お酒を飲んだ子供と同じだ。お前が立ちゃー見えるだろう。ムカツク野郎だった。その内、割り箸で尻を突いたので、後ろ振り向いて睨み付けたらヘラヘラ笑い。その後、俺の前に来て背中で押して騒いで、タバコ危ねぇなぁといって頭を振ってワザとタバコに触るような仕草。くだらない奴は徹底してくだらない。わめきだして、お前ちょっとこっちに来いと言い出す。レース直前。この時点で、馬券は外れたと思った。アヤが付いたからだ。
酒飲んで馬券買う奴は信用できない。そんな奴にチャチャ入れられて腹が立つが、馬鹿じゃないから手は挙げない。闘牛でもそうだが、時々非常に不愉快極まりない奴に出くわす。競馬も闘牛もどういう楽しみ方をしても良いのだが、こういう奴は頭に来る。ドラマもロマンも感じられなくなるからだ。ギャンブルとしてしか競馬を捉えていない人たちの中にはこういう人が居る。しかし、こういう人も競馬ファンには違いないという事実に突き当たる。
レースは、4コーナーを廻って直線でダイワメジャーとダンスインザムードが並んで上がってきた。1000m通過が58秒台。ハイペースに近い展開で、好位付けの2頭で決まらないだろうと思ったら何と内から黄色う帽子のもう1頭が馬体を合わせてきた。そして、ダンスが離れていく。アサクサデンエンの弟スウィフトカレントが伸びて2着に入った。関西の森厩舎に横山典弘。力が抜けていく。典弘が菊花賞に続きまた2着。そして、優勝はダイワメジャーが皐月賞以来2つ目の2000mのGT制覇。ダイワが勝つのは納得できるが、スウィフトカレントが2着に来たのには正直ビックリした。調教が良いというのは訊いていたが、まさか…。
帰りに気分転換もかねて床屋に行ってきた。17頭で争われた天皇賞・秋。1頭出走できなかったのは木曜日の追い切り調教で左前浅屈腱不全断裂で競争能力喪失したバランスオブゲーム。買うつもりはなかった馬だけど、可哀想な事だ。去年はパドックで3頭良い馬を見つけてそれを買えずはずし、今年は思わぬ伏兵に足元をすくわれた。競馬は難しい。簡単に馬券が取れないからこそ面白いのかも知れないが…。
10月30日(月) 曇り
3日間の講習がようやく終わった。ほぼ1日講習だけをやるのは普段の仕事をするより慣れない分、疲れた。実際にやっているいる仕事のことを考えると、本当は仕事の方が大変なんだけど・・・。
高校の教科不履修問題で校長が自殺したようだ。進学が数値で出ることによって校長を含め教師の評価が決まって来るという。特に地方の高校は、予備校がないところがあり、進学が高校の授業が直接反映されるようになって、その悲鳴のような物が今回の問題のようだ。僕は、人の目を気にするが、評価は気にしないようにして生きてきたつもりだ。ある時、会社の人に、君はどういう風に評価されている分かっているのと訊かれて、評価というのは自分が評価する物ではなく、他人が評価する物ですから分かりませんと言って、ムッとされたり、怒られたりしたことがある。
そんな物、気にして仕事何かしていられるかというのが、流儀である。大体仕事は1人では出来ない。だから、複数の人間によってある方向や目標を持って進められる。1人だけが10歩100歩進むのではなく、10人で1歩、100人で1歩進めば、合計で同じだけ進むことが出来るのだという考え方だ。お金がどうの、出世がどうのと、考えない。そういうつまらないことを意識して仕事をしても、思惑通りに行かないとガッカリするし、何より良い仕事は出来ないからだ。
しかし、現実にはそういう風に考える人は少ないようだ。だから、こういう問題が出てくるのだと思うが、お金や出世などしてどうするのだろう?年収何億稼いだといって威張ってみてもその人間の価値が上がるわけでないし、むしろ品位を疑ってしまう。そういう人になりたくない。勿論、そんなに稼いではいないのだけれど・・・。お金よりも大事な物がある。そういう物を見つけられない人がそういう考え方をするのだろう。中には仕様がなしにやっている人もいるのだろうけど・・・。
29日の結果。 グアダラハラ(メキシコ)。セサル・リンコン、耳2枚。ソトルコ、耳1枚。 ティフアナ(メキシコ)。ラファエル・オルテガ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。アントニオ・バレラ、耳2枚と尻尾1つ、耳1枚。オマル・ビジャセニョル、耳1枚。ホセ・マウリシオ、場内1周。 アチョ(ペルー)。ファンディ、マンサナレス、アレハンドロ・タラバンテ、耳なし。 サンルカール・デ・バラメダ。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、フェルミン・ボオルケス、耳1枚。闘牛士、アパリシオ、耳1枚が2回、ルイス・マリスカル、耳1枚。サルバドール・ベガ、耳2枚。ヘスリ・デ・トレセラ、耳2枚と尻尾1つ。サルバドール・コルテス、耳なし。 ウブリケ。フェスティバル闘牛。バンデリジェーロ、ホセ・アントニオ・カレテロ、耳1枚。カルメロ・ガルシア、クーロ・モリーナ、耳2枚。ホセリート・グティエレス、耳1枚。見習い闘牛士、ミゲル・アンヘル・サンチェス、耳2枚。フランシスコ・ハビエル・オルティス、耳1枚。
10月31日(火) 曇り
北朝鮮が6ヶ国協議に無条件で復帰する模様になった。ともあれ話し合いの席に着くというのは良いことだ。麻生外相は、核兵器を放棄しないと6ヶ国協議には参加しないというような発言をしたようだが、それは本末転倒だ。官房長官は歓迎のコメントを出している。
Burladero.es や mundotoro.com には、セバスティアン・カステージャの事を、ナポレオン・カステージャという呼び方をしている。
11月1日(水) 曇り
10月は例年に比べて温かかったそうだ。これもエル・ニーニョのせいだという話がある。今年もあと2ヶ月しか残っていない。
「<核保有論議>中川氏「憲法上は持てる…現実は非核三原則」
自民党の中川昭一政調会長は30日夜、静岡県沼津市での講演で、自らが提起した核保有論に関して「憲法の政府解釈では、必要最小限の軍備の中には核も入るとしている。その片方で非核三原則がある。現実の政策としては核は持たないということになるが、憲法上は持つことができると政府は言っている」と述べ、改めて核論議の必要性を強調した。
核保有の可否をめぐる政府見解としては「自衛のための必要最小限度の範囲内にとどまるものである限り、核兵器であると通常兵器であるとを問わず、これを保有することは憲法9条2項の禁ずるところではない」(78年3月、参院予算委員会での内閣法制局長官)との答弁などがあり、中川氏の発言は政府見解を踏襲したものといえる。
これに関連し、塩崎恭久官房長官は31日午前の記者会見で、「憲法で定める『必要最小限度の自衛のための実力』と言う時、法理論的、技術的には核兵器も入るかも分からないということであり、それと政策とは別物だ。政府としては非核三原則は守ることを明確にしている」と述べた。」 ーー毎日新聞よりーー
非常に不愉快な記事だ。
「ボブ・ディランの新作ブロードウェイ・ミュージカル「Times They Are A-Changin’」が、ブルックス・アトキンソン・シアターで初日を迎えた。
Playbill.comによると、この作品はディランと監督かつ振付師でもあるトゥイラ・サープとのコラボレーション。「成人を向かえる若者」の物語で、旅回りのサーカスが舞台となっている。劇中では「Mr.
Tambourine Man」から「Gotta Serve Somebody」まで、25曲を超えるディランの曲がフィーチャーされている。
サープは過去にビリー・ジョエルのブロードウェイ・ミュージカル「Movin’ Out」の監督をした人物。同作はトニー賞を受賞した。
今年初めにサンディエゴで行なわれたこのミュージカルの試験公演を鑑賞したディランは、米「USA
Today」紙に対し、同作について「稲妻に打たれた衝撃を感じた」と伝えた。サープの演出が自身の楽曲を「自分では表現しきれなかった分まで伝えている」と感じたそうだ。
「ダンスはオレの領域ではないが、劇場ではオレまで宙を舞っているように感じたよ」と大満足の様子だ。
」 ーーMTVJAPAN.comよりーー
ディランが絶賛しているという公演を観てみたみたい。
11月2日(木) 曇り
2週間ぶりに歯医者に行った。何か変わったことありましたかと歯科衛生士がいうので、イカを食べていたら詰めていたところで目を噛んでしまったというと、1人が笑い、1人が、そんなの食べないでくださいと言った。医者は、遺体とか腫れとかありますかと聞いていたが、治療の最後の方で、あー未だ膿が出てますね。もうちょっと掛かりますね。と、言われた。
1日の結果。 アチョ(ペルー)。セサル・リンコン、耳なし。モランテ、口笛。カステージャ、耳1枚が2回。 ベニドルム。フェルナンド・ピネダ、ダニエル・ドゥアルテ、場内1周が2回。ホルヘ・イバニェス、耳1枚。
11月3日(金) 曇り
アベジャンのアポデラードのサンティアゴ・ロペスは辞める。アベジャンはコロコロアポデラードを替えすぎだ。自分と合ったアポデラードと組んでやっていくべきだ。そうしないと結局、自分が損をすることになる。このままでは、本当のフィグラには成れない。
11月4日(土) 曇り
日米野球をやっているが、今日のハワードの2本目のホームランは凄かった。昨日先発した内海がTV言っていたが、鳥肌が立つような度肝を抜く様な打球だった。ただやっぱり打撃戦はつまらない。飽きているのだ。投手戦の緊張感に勝る物はない。
吉野家の牛丼祭りに行った。10月の牛丼より11月の牛丼の方が美味しかった。脂身が少ないのが難点だが、スライスは良くなっている。タレの味の良くなっているが、未だ不充分だ。昔の味に比べれば何かが足りない。脂身が少ないからそういう味になる物なのか、それとも他の要因があるのは判らないが。
3日の結果。 Tlaxcala(メキシコ)。ソトルコ、耳2枚。ホセ・ルイス・アンヘリノ、耳1枚、耳2枚。セサル・ヒメネス、耳2枚。
11月6日(月) 曇り
歯医者に行った。状態が思わしくない。鈍い痛みが取れない。医者も判ったようで、抗生物質で中を洗ったと歯科衛生士が言っていた。「最近体調とかどうですか?体力が落ちたりすると治りが悪いんですよ」聞かれて特に思い当たらないが、胃の調子が良くない。胃潰瘍になったときの初期の感覚があるが・・・。「疲れてますか?」「疲れていると言えば疲れていますが・・・」「そうですか、噛み合わせが悪いとかありますか。特におかしくはないみたいですが」「それはないです」
帰りに本を買ってきた。『赤瀬川源平の名画読本』赤瀬川源平著、『こんな女房に誰がした?』『失敗は、顔だけで十分です。』綾小路きみまろ著
帰りの電車で、そういえばこの前、酒が飲みたくてシーバス・リーガルを飲んだが、それで炎症を起こしたのだろうかと思ったりしたが・・・。
5日の結果。 メキシコ。ソトルコ、ホセ・ルイス・アンヘリノ、セサル・ヒメネス、耳なし。 グアダラハラ(メキシコ)。ホルヘ・グティエレス、耳1枚。モランテ、耳1枚でプレシデンテへ罵声。アレハンドロ・アマジャ、耳なし。 リマ(ペルー)。ファンディ、場内1周。ロカ・レイ、耳2枚。アレハンドロ・タラバンテ、耳なし。
11月8日(水) 晴れ 26610/2
昨日の強風はビックリした。ビル風というのもあっただろうが、前に歩けない。僕の横にいた男性はしゃがみ込んだ。東京では風速26mを超えたという。北海道の佐呂間町では、竜巻で9人が死んだ。大型の2階建てプレパブ仮説の事務所2つが基礎部分から100mも吹き飛ばされて死傷者が多数出た。僕が昨日体験した強風は、台風に匹敵する物だった。ちょっと恐ろしくなった。11月になっても10月のように温かかったが、昨日の強風で、暦の上での立冬と同じように冬を思わせるような寒さになった。
アメリカの中間選挙が実施されて、ブッシュ大統領のイラク問題などで共和党は議席を減らし民主党は下院では過半数を取り、上院でも過半数を取る勢いだ。「アメリカ人はようやくイラク政策の間違いに気づいた」とTVニュースでイラク人が言っていた。しかし、アメリカ人にとって正義は結果が伴わなければならない物だ。ベトナム戦争の時もそうだったし、それは今も変わらないのだ。そして、京都議定書を批准していないアメリカにも、竜巻や台風などの異常気象による自然災害が増えている。自国の利益だけを考えてばかりこういう態度は、世界に対して恨まれることはあっても愛されることはない。そういうことはアメリカは判っていない。アメリカの正義とはそういう物なのだ。
8月9月にNHK教育TVでやっていた、『知るを楽しむ この人この世界 だから失敗は起こる』畑村洋太郎のテキストを買ってきて読んでいたら、自分が今やらなければならないことがあると気付いた。畑村洋太郎の番組とこのテキストと、『図解雑学 失敗学』は非常に刺激的で重要な本だ。これは、物の考え方、事象の本質を捉え直し整理する為には非常に役立つ。
11月11日(土) 雨 ?12000/2
アントニオ・フェレーラのアポデラードがフェルナンド・ロサノになって、エル・カペアと一緒かとガッカリしていたら、カペアとは契約を解消した。良いことだ。あんな奴と一緒になるなら腐ってくる。フェレーラがロサノ・グループに入ったのは良いことだ。
「現地時間7日、豪・フレミントン競馬場で行われたメルボルンC(3歳上、豪G1・芝3200m、1着賞金約2億7000万円)は、岩田康誠騎手騎乗の7番人気デルタブルース(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)が好スタートから道中は3番手につけ、直線では外から追い込む同厩の1番人気ポップロックを半頭差抑え優勝。豪州競馬最大のイベントであるこのレースで、日本馬として史上初の快挙となる勝利を果たした。勝ちタイムは3分21秒42(良)。さらに4.1/2馬身差の3着には4番人気メイビーベター
Maybe Betterが入った。」 ーーnetkeiba.comよりーー
「現地時間7日、豪・フレミントン競馬場で行われたメルボルンC(豪G1・芝3200m)で1、2着したデルタブルース(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)、ポップロック(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)の関係者コメントが発表された。コメントは以下の通り。
【角居勝彦調教師】
今回は2頭で連れて来られたことが、本当に良かったと思います。デルタもポップも2頭ともすごくやんちゃなので、もし1頭だとしたら心配で、遠征に二の足を踏んだと思います。日本を出発する前から、飼料等を現地から取り寄せて、豪州での環境に慣れさせるように努力してきたことをはじめ、レーシング・ヴィクトリア等の豪州の競馬関係者にはいろいろと配慮していただいて、とても感謝しています。負けて多くのことを学ぶつもりでいたのですが、コーフィールドCのあとで、「次はワン・ツーを狙う」と言ったことが、まさかこうして現実のものになるとは…。本当に嬉しいです。
【岩田康誠騎手(デルタブルース騎乗)】
こういう海外の大レースに騎乗するチャンスをもらっただけでも嬉しいことなのですが、まさか勝つことができるとは…。本当に嬉しいです。馬主さんはじめ、調教師や関係者の方に感謝の気持ちでいっぱいです。正直、馬に跨って、馬場に出るまではかなり緊張していましたが、馬場に出てからは、いつもどおりに落ち着くことができました。調教師の指示もあり、スタートして馬が行く気になれば、逃げても構わないぐらいでいましたが、外から1頭行ってくれたので、スムーズに2番手につけられました。また、3コーナーでは3番手の馬が早めに上がっていったので、こちらはうまく脚を貯めて、追い出せました。直線は長かったですが、僕があきらめなければデルタは必ずもう一伸びしてくれる馬なので、「残っていてくれ」と思いました。ポップロックのオリヴァー騎手から握手の手が伸びてきて、自分が勝ったんだな、とわかりました。
【D.オリヴァー騎手(ポップロック騎乗)】
前走で力があることはわかっていたので、自信を持って、直線で追い出したんだけど、ほんのすこしだけ負けてしまった。すごく悔しかったけど、デルタブルースと岩田騎手には素直に「おめでとう」と言いたい。僕はこのレースに優勝した経験があるから、彼が初めて勝って、どれだけ嬉しいか、よくわかっているからね。ポップロックも良く頑張ったと思う。
【JRA高橋政行理事長】
オーストラリアで最も伝統のあるメルボルンCで、日本馬が1、2着を納めたことは素晴らしいことであり、この快挙を成し遂げられた関係者の皆さまに対して心からお喜びを申し上げます。日本のサラブレッドの実力を世界に示してくれたことを嬉しく思います。
」 ーーnetkeiba.comよりーー
デルタブルースに騎乗した岩田康誠騎手は、メルボルン・カップで優勝した後、人目をはばからずに大泣きしたという。ぬぐってもぬぐってもこぼれ落ちる涙。岩田康誠騎手は、91年10月に公営・園田でデビュー。地方通算2941勝を挙げ、06年3月にJRAへ移籍。公営所属時にデルタブルースで制した04年菊花賞(GI)を含め、JRA重賞は5勝を挙げている。また、8月20日の札幌5RでJRA通算200勝を達成している。
地方騎手時代にメルボルン・カップで優勝したデルタブルースに騎乗クラシック菊花賞を優勝。今年の2月まで地方の花形騎手。夢の中央へ移籍して活躍を続け日本から海外の大レースでのGT制覇。それは泣けるだろう!!!男の涙は、こうやって流す物なのだ!!!岩田、おめでとう!!!このニュースは、日本とオーストラリアだけでなくアメリカやヨーロッパにも発信され大きな話題になった。日本産馬で日本調教馬でのメルボルン・カップ制覇。日本の競馬関係者、ファンにも大きな夢と勇気を与えた。
「農水・厚生労働両省は8日、輸入された米国産牛肉から、対日輸出が認められていない部位である胸腺9キロが見つかったと発表した。胸腺はBSE(牛海綿状脳症)の危険部位ではないが、政府は出荷した米食肉大手スイフト社のグリーリー工場(コロラド州)からの輸入を当面停止する。7月27日の輸入再開から3カ月強で違反が発覚したことは、米側の輸出管理の不徹底さを示した形だ。」 ーー時事通信よりーー
つくづくアメリカって奴は!
秋である。紅葉の季節。しかし、僕は紅葉よりも銀杏の木の黄色い色と銀杏の実のあの便所くさい臭いの方が印象が強い。近所の神社には銀杏の木がありそこで銀杏の実を取っていたからだ。素手で取ると手がかぶれた。うるしにかぶれたことはないから知らないが、だから、割り箸や何と言ったか忘れたが、風呂を焚くときに薪をいじった金属のU字型の物を使った。今の時期に東京競馬場に行くとあの懐かしい臭いが嗅げるんだよなぁ。
11月13日(月) 曇り ?17000/2
昨日は色々あったが、ここに書くことは、エリザベス女王杯のカワカミプリンセスの1着から12着に降着させられたことだろう。GTでの1着降着は天皇賞秋での武豊騎乗のメジロマックイーン以来15年ぶりだそうだ。
今夜NHKでチャップリンの特集をやっていた。非常に面白かった。映画にならなかった未公開フィルムには、彼の演技の研究する姿勢、演技だけではなく映画の内容までが替わっていく有様が判って驚いた。喜劇王と呼ばれたがそれだけで満足せずに『街の灯』などの心温まるが悲劇的な恋を描いた。そして、徹底的な庶民の目線が貫かれていた。
12日の結果。 メキシコ。セサル・リンコン、耳1枚ともう1枚要求。ソトルコ、口笛が2回。ファン・アントニオ・アダメ、耳なし。 グアダラハラ(メキシコ)。イグナシオ・ガリバイ、耳1枚。カステージャ、耳2枚。アントニオ・ブリシオ、場内1周。
11月15日(水) 曇りのち雨 ?15000/2
松坂がボストン、レッドソックスにポスティングで5110万ドル(約60億円)で30日間の交渉権を獲得した。物凄い金額だ。イチローの4倍だという。オシム・ジャパンはサウジアラビアに3−1で勝った。あのPKは疑問だけど、みんな良い動きをしていた。でも、いつも川口には不満を感じるのだ。
セサル・リンコンが来年のテンポラーダで引退するという。来年が見納めになる。しっかりこの目に焼き付けておかなければ。それにしてもこれで本当に引退だろう。C型肝炎という病気を抱えて10年以上続けた。もうそろそろ年だし、この辺が引き時だろうと思う。2005年にサン・イシドロでプエルタ・グランデが出来たのは物凄く嬉しかった。あの日、ホテルには100人くらいの人が集まってきた。みんな笑顔だった。色々思うことがある。僕の1番好きな闘牛士だからだ。
クリスタル・ゲイルの『瞳のささやき』をネットで見つけてそのビデオを観ていた。若いよなぁ。そして思いっきり女ぽい!髪が長い。このビデオでは尻の辺りまでだが、長いときは足首くらいまであったものなぁ。このビデオを観ていると落ち着いて来る。それとヴァン・モリソンと何故かボブ・ディランの『クレージー・ラブ』。歌はヴァン・モリソンが全面に出ているのに画面はディランから始まる。良い声だよなヴァン・モリソンは。それと友部正人の『一本道』。この歌は思春期に衝撃的な歌だった。年を取ってからのビデオで井上陽水や小室等、高田渡が写っているが歌詞と歌い方が浸みる。余韻が素晴らしい。俺は未だに、「ハイライト一箱分の一日を指でひねってゴミ箱の中」に入れている。
11月17日(金) 曇り 29876/2
夕方、恵比寿に行ってTAKEさんと、『スペインのBARがわかる本』を書いた川口剛さんと会ってバル2軒で話をしてきた。面白い話が聞けた。面白い人だったし、信用できる人だった。
ラス・ベンタス闘牛場の興行主は、コムニダ・デ・マドリードの審査により、1.28ポイント差という僅差で引き続きタウロデルタ(タウロベンツ)が興行権を獲得した。mundotoro.comのインターネットの投票では圧倒的にトレアルツ(シモン・カサス)が支持を集めていたが、1番支持が少なかったタウロデルタに決まってしまった。
また、ネットでビデオ。ディランUの西岡恭蔵と大塚まさじと坂崎幸之助、かまやつひろし、高田渡と歌う『プカプカ』。この歌はお気に入りで良くギターを弾いて歌った歌だ。カラオケで歌ったら片山先生が、「良い歌だね」といっていた。大人の男と女の世界の歌だ。それと美輪明宏の『ヨイトマケの唄』。強烈なインプレッシオンがある。作詞家のなかにし礼が日本最高の歌と絶賛した。それと日本のブルースの代表、憂歌団と何故だか内藤やすこ、かまやつひろしの『嫌んなった』ギターも歌も良いよなぁ。
11月18日(土) 曇り
昨日のスペインの話の余韻が残っている。地方で色々なことを考えながらやっている人が居るのに刺激を受けた。
また、ネットでビデオ。イカ天からグランド・チャンピオンになった3つ。フライングキッズの『幸せであるように』。黒っぽい音、ノリ、声に驚いた。こんなバンドが出てきたんだと。BEGINの『恋しくて』。ロックぽいバンドが多い中、ブルースを基調としたサウンドとじっくり聴かせるボーカル。今でも残っているイカ天バンドは恐らくこれだけだ。最後が、大旋風を起こした、たま からインパクトで言った初めの『らんちう』。この変さが大受けだった。
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