−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
por 斎藤祐司
過去の、断腸亭日常日記。 −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−
太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年のスペイン滞在日記です。
3月18日(土)
ラス・ベンタス闘牛場のカルテルが発表された。落成75周年記念ミニフェリアのカルテルも発表された。ポンセは出なかった。体制に影響はないと思う。出たくない人は出なければいいと思う。そんなに観たい闘牛士ではないし、期待も出来ないからだ。サン・イシドロのカルテルだって進んでいないのは、ポンセがごねているからだ。アルクルセンやヌニェス・デル・クビジョ牧場の牛で出たがっている様だけどそれが上手くいかないからごねている。ベンタスではそんなにお呼びじゃないのに、それを判っていないようだ。少なくてもベンタスの観客は、期待していないのに・・・。
バレンシアでは、セサル・ヒメネスがフェリア初めてのプエルタ・グランデをした。セサル・リンコンは、4頭目の牛で耳を取れるファエナをしたようだが耳は切れなかった。
17日の結果。 バレンシア。セサル・リンコン、口笛。モランテ、耳1枚。セサル・ヒメネス、耳1枚、耳2枚。
3月19日(日)
17日吹いた強風は27メートルではなく、32.8メートルだったという。今日も強風が吹き風速33.4メートルを記録した。また電車が停まった。そんな中でも競馬はある。注目のディープインパクトの今年の初戦は、かかり気味になりながらも圧勝した。物の違いをまざまざと見せつけた。強い物は強い!そういう競馬を簡単にやってのけた。調教があまり良い状態ではなかったが、心配はいらなかった。スプリング・ステークスは、圧倒的1番人気のフサイチリシャールが勝てなかった。何なんだろう?とてもじゃないが皐月賞は無理だろう。
ワールド・ベースボール・クラシック準決勝で日本は韓国に、6−0で圧勝した。「3度も同じ相手に負けることは決して許されない」と言うイチローの発言通り日本は勝った。「きょう負けるということは、日本のプロ野球に大きな汚点を残すことと同じですから。最高に気持ちいい」。「野球はけんかじゃないけど、(韓国戦連敗は)本当にしゃくにさわりました」
韓国は手強い相手だったが、勝って本当に良かった。何で負けるのか色々考えたりもしたけど、ここぞと言うときに勝てて嬉しい。サッカーじゃワールド・カップで決勝に行くのは何十年先になるか判らないが、野球じゃこう言う結果になった。決勝の相手はキューバ。難しいが楽しみだ。
18日バレンシアでミゲル・アンヘル・ペレラが、フエンテ・インブロ牧場の、“アリネロ”という名の牛(NO 150、545キロ)をインドゥルトした。バレンシアでのインドゥルトなんて記憶にないけど、何年ぶりなんだろう。
18日の結果。 バレンシア。カリファ、場内1周。フリ、耳1枚、耳2枚。ミゲル・アンヘル・ペレラ、耳1枚、シンボルとして耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。
3月20日(月)
昨日の風の影響で寒い朝になった。それでも段々春めいてきた。もう少しで桜が咲くだろう。
19日アルバ・デ・トルメスでエル・カペアが、ガルシグランデ牧場の牛をインドゥルトした。
19日の結果。 バレンシア。ポンセ、耳なし。ビセンテ・バレラ、耳要求で場内1周。マンサナレス、耳なし。 カステジョン。ペピン・リリア、エンカボ、耳なし。ロペス・チャベス、耳1枚が2回。 アルバ・デ・トルメス。ファン・ディエゴ、耳2枚が2回。エドゥアルド・ガジョ、場内1周。カペア、耳1枚、シンボルとして耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。 BENAHADUX。ルイス・マヌエル、ヘスス・デ・アルメリア、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。パコ・ラモス、耳1枚。見習い闘牛士、アレハンドロ・カルモラ、耳1枚、耳2枚。 ジェクラ。オルドニェス、ファンディ、耳2枚。カステージャ、耳1枚が2回。 オントゥル。カリファ、耳4枚。エウヘニオ、耳1枚、耳2枚。ホルヘ・イバニェス、耳2枚。 カサス・デ・ラサロ。フェスティバル闘牛。セルヒオ・マルティネス、アントン・コルテス、セラニト、ベロニカ・ロドリゲス、耳2枚と尻尾1つ。
3月21日(火)
東京で桜の開花宣言が出された今日、ワールド・ベースボール・クラシックで、日本はキューバに、10−6で勝ち初代世界一(ワールド・チャンピオン)になった。ハンク・アーロンの始球式で始まった。試合は、1回にデッドボール、フォアボールで2点先制。タイムリーでさらに2点入れていきなり4−0。楽勝かと思ったら、そこはやっぱりキューバ。松坂が先頭打者にホームランを打たれる。8回裏に6−5の1点差に詰め寄られてヤバイと思ったら、9回に4点入れて5点差に引き離した。9回は先頭打者にヒットを打たれて1失点したが大塚が逃げ切った。
「米大リーグの選手が本格的に参加して初めて開催された野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は20日(日本時間21日)、サンディエゴのペトコ・パークで決勝を行い、王貞治監督(ソフトバンク)が率いる日本は10−6でアテネ五輪優勝のキューバを破り、初代世界一に輝いた。最優秀選手(MVP)には決勝の先発を含め3勝無敗の松坂大輔投手(西武)が選ばれた。
参加16カ国・地域の頂点をかけた試合は、一回に今江敏晃内野手(ロッテ)の適時打などで4点を先取し日本ペースで進んだ。終盤1点差まで追い上げられたが、九回にイチロー外野手(マリナーズ)と代打福留孝介外野手(中日)の適時打などで4点を追加し、五輪優勝3度でアマチュア最強のキューバを振り切った。
WBCは大リーグ機構と同選手会が主催し、五輪に出場しない大リーガーが出身国・地域に分かれて参加。日本は大リーグ選手がイチローと大塚晶則投手(レンジャーズ)の2人にとどまり、2次リーグでは米国、韓国に負けて1勝2敗と苦しんだが、準決勝で韓国に雪辱し、決勝でも安定した投手陣や機動力を生かした攻撃など「日本野球」で王座に就いた。野球が五輪の正式競技となった1992年バルセロナ大会以降、日本は3位、2位、4位、3位と優勝がなかった。次回大会は2009年に開催予定。
◆日本代表・王貞治監督の話
「たくさんの人たちに支えられ金メダルを取ることができてうれしい。こんな素晴らしい気分を味わえて言うことはない。(日本代表は)初めてだったけど、こんなにプレッシャーが大きいと思っていなかった。野球はスポーツの中でも最高のもの。それを選手たちがいい形で世界中にアピールしてくれた」
◆日本・イチロー外野手の話
「野球人生最高の日。素晴らしい仲間と野球ができて本当にうれしい。ものすごいプレッシャーだった。でもこんな形で終わるとは。僕がこのチームメートたちに持ち上げてもらった。このチームでメジャーで戦いたいくらい。それくらい素晴らしいチームだった」
◆日本・松坂大輔投手の話
「ぼくたちは、日本代表の選手として大きな責任と誇りをもって戦ってきた。日本が1番だということを証明できて満足している。これまで数多くの国際試合を戦ってきて、その経験をフルに生かすことができた」
★「世界の王」新たな歴史−日本代表まとめた「誠実」
1度、2度、3度。王貞治監督の体がイチローらに胴上げされて宙に舞う。「通算868本塁打を打った世界のホームランキング」が、日本をWBC初代王座に導いた。
「野球はスポーツの中でも最高のもの。それを選手たちが世界中にアピールしてくれた」。誠実で謙虚な人らしく、まず選手をたたえた。誰からも信頼されるこの人柄が、個性派のスターぞろいの日本代表をまとめた。イチローが「このチームは最高」と絶叫したのも、王監督の存在抜きに語れない。
奇をてらわず、作戦はオーソドックスだ。しかし準決勝、決勝では、打つ手が鮮やかに決まった。代打に回した福留が準決勝で先制本塁打、決勝でもダメ押し適時打。「確信があったわけではないが、一種の賭けだった」と準決勝以降は3番に据えたイチローが、終盤2試合で計5安打と中軸の働きをした。
「中途半端にできない大事な役目。専念できる人が就くべきではないのか」。代表監督への就任要請を受けた際、ソフトバンクの監督という立場から、そう感じたという。「球界はいつまでもミスター(長嶋茂雄氏)や、おれに頼っていては駄目なんだ」と言うのを聞いた関係者もいる。
大会開幕前も悩みは尽きなかった。松井秀(ヤンキース)、井口(ホワイトソックス)が出場を辞退。国内の主力選手が断りを入れているのも知った。チーム編成に全面協力を得られず、辞意を漏らしたこともある。
一方で「野球離れ」が指摘される日本球界の発展、野球の世界的普及のためには、サッカーのワールドカップ(W杯)のような大会が必要とも痛感していた。「球界の将来のためにやっていく。(監督を務め)きっかけづくりとして動きだせば、将来きっと喜びに変わる」。泥水を飲む覚悟で日の丸を背負った。
1次リーグを突破して米国へ出発した6日。王監督のジャケットの左胸には日の丸をかたどったバッジがあった。「長嶋さんから着けていってほしいと、ね」。「長嶋ジャパン」を引き継いだ責任感の象徴だった。
「王ジャパン」で「世界一」を味わった選手たちは、大きな日の丸を手に場内を行進した。「日本代表は初めてだったけど、こんなにプレッシャーが大きいと思っていなかった。だから今までのどんな優勝よりもうれしい」。王貞治、65歳。日本の野球史に数々の記録を刻んできた「世界の王」が、またひとつ新たな歴史をつくった。(共同)
◆ヤンキース・松井秀喜外野手の話
「日本戦は可能な限り観戦していました。優勝という最高の結果だけでなく、ファンの皆さんに日本野球のレベルの高さを示した大会だったと思う」
◆根来泰周プロ野球コミッショナーの話
「感謝、感動、感激のひと言。日本の野球ファンにもいい夢を与えられたと思う。今、(運営面の)問題を言うつもりはないが、いろんな点で勉強になったと思うし、将来の改善に向けていければいい。今度の成果をみて、(次回大会も)優秀な選手が集まってくれると思う」
◆セ・リーグ豊蔵一会長の話
「『初代世界一』の快挙おめでとう。みんなが日本代表の誇りを胸に気持ちをひとつにして戦っているのが、ひしひしと伝わってきました。苦境を乗り越えて輝かしい歴史の一ページを刻み、日本中に勇気と感動を与えてくれたみなさんの健闘に心から感謝します」
◆パ・リーグ小池唯夫会長の話
「王ジャパンの世界一達成、おめでとう。日本のファンに勇気と感動を与えたと思う。苦しい戦いもあったが、王監督をはじめ、全選手が世界一を目指して戦った執念が実を結んだ。敬意を表したい」
◆巨人・滝鼻卓雄オーナーの話
「野球界にいい春が来た。王監督の統率力、指導力、起用法は素晴らしい。3月開催も、シーズン前に盛り上げる意味はあった」
◆全日本アマチュア野球連盟・松田昌士会長の話
「王監督をはじめ、日本代表チームの選手、スタッフのみなさまに心からお祝いを申し上げます。野球世界一を決めるにふさわしい、素晴らしい試合でした」
◆ジーコ・サッカー日本代表監督の話
「おめでとうございます。日本にとって素晴らしいこと。サッカーも同じ道を歩めるように頑張る。人生は常に信じて夢を持って、前を向いて進まないといけないのだから」
◆貴乃花親方(元横綱貴乃花)の話
「日本人として誇りに思う。興奮した。あれだけの大舞台で一人一人が力を発揮できるのは、すごいこと。王監督の選手を受け止める器の大きさと重み、イチロー選手の存在感の大きさを感じた」
★王監督、世界一の胴上げ
「王ジャパン」が勝った。アマ最強キューバを倒し、日本がワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の初代王者だ。九回二死、大塚がグリエルを空振りの三振。イチロー、上原が、ナインがマウンドの付近に集まって抱き合う。王監督の胴上げだ。1度、2度、3度。王監督が宙に舞った。
日本は一回に4点を先制した。満塁から多村の死球で押し出しの1点。二死後、小笠原の四球で押し出しの2点目。続く今江の中前打で2点を加えた。
五回はイチローの二塁打から好機をつかみ、2点を加えた。1点差とされた直後の九回にはイチローの右前打、福留の左前打など4点を奪って突き放した。
日本の先発、松坂は一回、先頭打者本塁打を浴びた。しかし、二回からは立ち直った。五回からは渡辺俊−藤田−大塚とつないでキューバの反撃をかわした。
日本は2次リーグは米国と韓国に敗れて1勝2敗、敗退を覚悟したが、優勝候補筆頭の米国の敗戦で辛うじて準決勝に進んだ。一度あきらめた日本に守るものはない。準決勝では韓国に「3度目の正直」で快勝。その勢いを保ち、栄冠をつかんだ。(共同)
★歓喜のシャンパン掛け
日本はロッカールームで歓喜のシャンパン掛けを行い、王監督、イチローや松坂らが優勝の喜びをかみしめた。
各自が胸に「JAPAN」とあしらった白いTシャツと白い帽子に身を包み、シャンパンを掛け合った。王監督は「夢に見た世界一。目に染みるけどおいしいね」と満面の笑み。昨季はロッテで日本一の美酒に酔った西岡も「ロッテのときもうれしかったけど、これもうれしい」と声を弾ませた。シャンパン掛けはあっという間に終わった。(共同)
★王ジャパン、22日に帰国
【サンディエゴ(米カリフォルニア州)21日共同】野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初代王者に輝いた日本代表は21日、当地を離れて日本に向かう。日本には22日夜に到着する。王監督や選手の帰国会見が予定されている。
★最強軍団キューバ、日本に屈す−随所に強さも見せた
大塚の鋭い変化球の前に、3番グリエルのバットが空を切った。1992年のバルセロナ五輪以降、4大会で金メダル3個、銀メダル1個を獲得し、世界最強を自負してきたキューバが、日本の前に屈した。
八回、セペダの2ランで1点差に迫ったが、最後は突き放された。今大会2度目の2けた失点となる6−10。セペダは「勝利を目指したけど、日本は強かった。彼らは優勝に値するチームだった」と勝者をたたえた。その一方でベレス監督は「決勝戦にたどり着いたのは、誰かからもらったわけじゃない。キューバは厳しい組み合わせ、死の組み合わせを勝ち抜いた」と、悔しさをあらわにした。
日本に敗れはしたが「赤い稲妻」と恐れられたキューバの強さは色あせない。ベレス監督が言うように、2次リーグでは大リーガーを多く輩出するベネズエラ、プエルトリコを撃破。そこで敗れたドミニカ共和国には準決勝で雪辱を果たした。相手のミスに乗じて得点するスキのない攻撃と、オルティス、ベルトレらの強打者を抑えての決勝進出だった。
かつてキューバは金属バットを生かしたパワフルな打力で圧倒してきた。木製バットになった近年は小技を織り交ぜる攻撃に転換。投手力を重視しこの大会でも、まとまりの良さはプロ顔負けだった。(共同)」 ーーサンスポよりーー
「――野球人生の中で、この優勝はどのような位置付けになりますか。また、優勝した瞬間の気持ちを教えてください。それと、このイベントをこれから先、もっと良くしていくためにはどういったことが必要だと感じましたか
野球にとって、世界一を決める大会が必要だと思っていたので、この大会をやった意義というのはものすごく大きいと思います。オリンピックとは違って、このWBCが本当の世界一を決める大会になったと思うし、だからこそ参加したわけです。結果としてチャンピオンになったことは、「僕の野球人生にとって最も大きな日」と言っていいと思います。1カ月でしたけども、素晴らしい仲間といっしょにプレーができて、最終的に素晴らしいチームになりました。優勝した瞬間というのは、このチームと今日で別れなければならない寂しさも、喜びと同時に沸いてきました。たくさんの問題がありましたが、ただ、ファンの注目度とか、選手のモチベーションとかそういうことを考えれば、素晴らしい大会だったと思っています。そのほかの細かい問題については、この3年の間に解決していければいいと思います。
――イチロー選手は準決勝で一気にエンジンがかかったような感じなのですが、このトーナメントで優勝すると思っていたからでしょうか
おとといの韓国戦は、もう負けられないという形で、先が見えてるわけですから、当然力が入るのは当たり前のことです。それと、もう一つは自分の気持ちに火をつける要素がほかにもありましたから。2試合やってからの試合(韓国戦)だったので、今日の試合とはちょっと違いましたね。それで今日の試合というのは、シーズンのこととかまったく考えていないです。今日で、選手としてはつぶれてはいけないのですが、そんな気持ちです。何があってもやってやるという気持ちが、僕の体から出てたのでしょうね。ゾクゾクした? それはやってるみんなもゾクゾクしてましたよ。ケガをしようとも、それは関係ないです。とにかくやってやるという感じでしたね。」 ーースポーツナビよりーー と、イチローがその熱い気持ちを語った。
監督が王貞治で良かった。尊敬できる人で。これが長嶋茂雄だったらこんなに嬉しかったかどうか判らない部分がある。僕は昔は阪神ファンだったから読売巨人が大嫌いだ。とりわけ長嶋が大嫌いだ。日本語が出来ないし・・・。王は野球人として尊敬している。偉大な選手だったし、監督としても素晴らしい選手を一杯育てたし、良いチームを作った。
イチローがチームと合流後に、チームの柱として引っ張ってきた。大リーガーとして大塚も同じような役割を果たしたという。川崎は、少年の頃憧れた、イチローさんと一緒に野球が出来、食事まで一緒にしたりして、夢のようで本当に楽しいです。と、優勝決定後のTVのインタビューで言っていた。MVPは、松坂だったが、それには疑問を感じる。僕はイチローも素晴らしかったが、松中にMVPをあげたいと思った。ともあれ、おめでとう。嬉しくて嬉しくて。それから野球を観て久々に面白いなぁと感じた。そう思った人は多いだろう。世界一のチームに憧れて野球少年が増えることを祈りたい。もう日本中大騒ぎだ。TVで爺さん婆さんが優勝に涙を流している姿を観てしみじみ日本人にとって野球というスポーツが浸透しているんだと思った。
20日の結果。 カステジョン。セサル・ヒメネス、耳1枚。マンサナレス、耳1枚が2回。パコ・ラモス、耳要求。 モラルサルサル。フィニート、耳なし。ビクトル・プエルト、耳1枚。オルドニェス、耳なし。
3月22日(水)
ワールド・ベースボール・クラシックで優勝した翌日の今日、新聞各紙は、スポーツ新聞は勿論、一般紙までもが、一面は全て世界一の記事で占められた。この快挙はそういう形で現れているのだ。
「マウンド付近にできた歓喜の輪がイチローを出迎え、王監督を吸い込んでいく。2人が抱き合う。イチローに背中を支えられる形で、王監督の胴上げが始まった。
「最高の形で野球のすばらしさをアピールできた」。王監督がうなずく。イチローは「野球人生で最高の日です」と目を輝かせた。
ハンク・アーロンを上回る868本塁打を放った世界の王と、04年に262安打を放ち、大リーグ最多記録を塗り替えたイチロー。米国で最も有名な日本の野球人に導かれ、最も有名な日本人大リーガーが先頭に立ち、日本が「世界の頂点」にたどり着いた。
未知の大会、調整が難しい春先……。代表を辞退する選手もいた。王監督は、しかし、泣き言を言わない。強いリーダーシップも強要しない。難しい状況からリーダーが育ち、チームが結束していくのを待った。
イチローは自分なりのスタイルでチームを引っ張った。「向こう30年、日本には手を出せないと思うぐらい完全に勝ちたい」。大会前の言葉が、日本を意識する韓国で刺激的に受け取られた。その相手に連敗すると、「最も屈辱的な日」と語った。
一連の発言が韓国とのライバル関係を鮮明に浮かび上がらせ、チームの緊張感は高まった。初めて経験する日本代表の誇りと所属球団で長く離れている優勝への渇望は、ふだん以上に彼を雄弁に、情熱的にしていた。
準決勝。王監督は、イチローを1番打者から3番へ昇格させた。打線につながりが出た。「どちらかと言うと、彼は個人主義的と見られていた。WBCに参加して、彼の熱いものが日本の人たちにも伝わったでしょう」
一方のイチローは「世界の王」と過ごした日々をこう語る。「野球人としての品格にたけている人。ただ単に数字を残した人じゃない」。打撃論も交わした。「打撃が簡単になったことはありますか?」「そんなことはほとんどないよ」
「偉大な王監督の言葉は、ぼくに勇気を与えてくれました」
この日も、2安打でチームを引っ張った。得点イニングに、すべてからんだ。「野球をやりながら強くなっていったことがうれしい。このチームで、メジャーでやりたいぐらいです」
優勝トロフィーを囲んでの記念撮影。笑顔をかわす2人の姿が、その真ん中にあった。
」 ーー朝日新聞よりーー
「WBCの初代チャンピオンに輝いた日本について、各国のメディアはこのニュースを一斉に報じた。
米紙は日本の勢いに注目。その勢いが2次リーグ・メキシコ戦での米国の予想外の敗戦をもたらしたと指摘している。
スポーツ専門テレビ局『ESPN』のホームページは「新しい世界秩序」の見出しで「敗退の危機を乗り越えた日本が、決勝でもその勢いでキューバを粉砕した」。ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「大リーガーが2人しかいない日本が優勝し、1人もいないキューバが2位。米国には最高の選手がそろっているといわれるが、今回、それは真実ではなかった」としている。
また、AP通信は世界中に「ベースボールではなく、今回はヤキュウが最高だった」と打電。WBCに参加したカナダなどで大きく報じられた。
一方、準決勝で日本に敗れた韓国でも、トップニュースとして扱われた。朝鮮日報は「日本はメジャーリーグなど世界各国のプロスターが参加した今大会に優勝し、名実ともに世界一になった」と称賛。また、中央日報は「韓国に2度も負けながら奇妙な大会規定のため決勝に駒を進めた日本」と悔しさをにじませつつも「米国で、東洋野球の先頭を走る日本、米国の経済制裁を受けるキューバが決勝にあがったことは、野球がもはやどの一国のスポーツでもない」と分析した。」 ーーサンスポよりーー
「イチローは「最高に気持ちいい」と、チームの勝利をストレート過ぎるほどに喜んだ。
00年10月13日、神戸のファン一人一人と握手を交わして日本球界に別れを告げた。米大リーグでは全米と日本の期待を一身に背負う重圧と闘いながら、シーズン最多の262安打という金字塔を打ち立てた。しかし、イチローも人間。異国の地で、高みに到達した者にしか分からない孤独と向き合うことになった。
それがWBCでは、個人記録は度外視し、優勝を目指して仲間と一緒に悔しがり、笑うことができた。イチローが少年に戻れる場。それがWBCだったのかもしれない。
「このチームのまま、メジャーでやりたい。今日で別れなくてはいけないさみしさが、喜びとともに沸いている」。試合後はメジャー流のシャンパンファイト。クラブハウスで自然に輪の中心になったイチローは、うれしそうにシャンパンにまみれた。」 ーー毎日新聞よりーー
「僕の野球人生の中で最も屈辱的な日ですね」「僕の野球人生にとって最も大きな日」と、イチローは言った。この大会には最低の日と最高の日があった。そして、決勝の日が最高の日になった。一杯新聞買って一杯読もうと思う。物凄く嬉しい!!!
3月24日(金)
♪愛したひとは あなただけ わかっているのに 心の糸がむすべない ふたりは恋人 すきなのよ すきなのよ くちづけを してほしかったのだけど せつなくて 涙がでてきちゃう
愛の言葉も 知らないで さよならした人 たった一人のなつかしい 私の恋人 耳もとで 耳もとで 大好きと 言いたかったのだけど はずかしくて 笑っていたわたし
愛されたいと くちびるに 指を噛みながら 眠った夜の夢にいる こころの恋人 逢いたくて 逢いたくて 星空に 呼んでみるのだけど 淋しくて 死にたくなっちゃうわ♪ ーー『逢いたくて逢いたくて』 作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰ーー
猿丸啓太郎が水野ハルカに約束した写真撮影。 「あのな。もっと普通にしてくれていいねんで」 「普通って言われても」 「あっほなな、上手いこと笑顔作るコツ教えてやろうか」 「へっ、そんなんあるんですか?」 「うん。好きって言うてみ」 「好き?」 「そう、好き。好きって言うとな、言い終わりの顔がええ笑顔になるねん」 「好きが」 「そう好き」 「すっ、きっ」 「そうそうそうそう」 「すっ、はあ(溜息)」 「なんやねんな」 「もしかしていつもそうやって口説いているとか」 「なんでやねん」 「すいません。たこ焼きじゃダメですか?」 「はっぁ。まっええけど」 「たこ焼き」 「えっなんかやっぱ、イマイチやなぁ」 「たこ焼き」 「もうええわ。たこ焼きでも、キムチでも、チーズでも何でもええわ」 「何でも良いって何ですか」 ーー『風のハルカ』よりーー
再び、写真撮影の場面。 「おーい、こっち」 「おっ」 「君ほんまここが好きなんやな」 「うん。大好き。この町も、この町の人たちも大好きなんです。」 「何処が好きなん」 「何処やろ。うーん、故郷だからかな。でも、理由はなくて。でも、何となく好き。優しいからでも・・・頼りになるからでもなくて・・・強いからでも・・・格好いいからでもなくて・・・。ただ気がついたら・・・。いつの間にか好きでした」 「よし。終わりや。お疲れさん」 ーー『風のハルカ』よりーー
そして、今日の最後はハルカと啓太郎がキスをした場面で終わる。
♪溜息が出るような あなたの口づけに 甘い恋を夢みる 乙女ごころよ 金色にかがやく 熱い砂のうえで 裸で恋をしよう 人魚のように♪ ーー『恋のバカンス』 作詞:岩谷時子 作曲:宮川泰ーー
あと1週間で、『風のハルカ』が終わる。どうなるかが見えてきた。宮川泰が21日急死した。駄洒落をよく言う明るいキャラクターと良い曲と編曲でお茶の間を楽しませた。
ワールド・ベースボール・クラシック優勝世界一の新聞を買ったが、未だ読み切れないでいる。2,3時間じゃ読み切れない。同じような記事でけど微妙に違う。切り口も違うところもある。また、TVに出て言っていた同じ趣旨を新聞に書いていたりする記事もあったが、僕はそれの重要なことだと思う。そういうことを文字として残していくことは意義のあることだと思うからだ。
四苦(4X9)八苦(8X9)で、108。つまり、4X9+8X9=108で煩悩の数と同じになるのだそうだ。仕事場の女の子のおばあちゃんは毎日氷砂糖を食べて108歳まで長生きしているという。乳ガンなどいくつかガン細胞が体の中にあるが生きているそうだ。
今週の競馬GT高松宮記念は本命不在の混戦模様。こういうレースこそ厳選して穴狙いを仕様と思う。
23日の結果。 カステジョン。ミックス闘牛。騎馬闘牛士、ホセ・ルイス・カニャベラル、耳なし。闘牛士、カステージャ、耳なし。マティアス・テヘラ、耳1枚。ミゲル・アンヘル・ペレラ、耳なし。
3月26日(日)
競馬は難しい。何でという結果が土曜日のレース。固いと思ったレースが荒れて、惨敗。所がUAEドバイで行われたドバイ・ワールド・カップ国際競争、「ゴドルフィンマイル(1600メートルダート、GII)で日本のユートピア(武豊騎乗、橋口弘次郎厩舎(きゅうしゃ))が優勝し、賞金60万ドル(約7100万円)を獲得した。」 ーーサンスポよりーー 「現地時間25日、首・ナドアルシバ競馬場で行われたゴドルフィンマイル(首G2、ダート1600m)は、武豊騎手騎乗のユートピア(牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、好スタートから終始先頭を進み、直線も絶好の手応えでウィンリバーウィン
Win River Winを突き放し優勝した。勝ちタイムは1分35秒88(良)。さらに3着にはジャックサリヴァン
Jack Sullivanが入った。」 ーーnetkeiba.comよりーー
「アラブ首長国連邦・ドバイのナドアルシバ競馬場で行われ、ドバイシーマクラシック(2400メートル芝、GI)で昨年の有馬記念馬、ハーツクライ(C・ルメール騎乗、橋口弘次郎厩舎(きゅうしゃ))が優勝し、賞金300万ドル(約3億5700万円)を獲得した。GIレースは初制覇。ハーツクライはスタート直後に先頭に立ち、そのまま逃げ切った。
◆C・ルメール騎手の話
「こういうレースで勝ちたいとずっと思っていた。逃げて勝てたことがうれしい」
◆橋口弘次郎調教師の話
「スタートから先頭に立ったので驚いた。ペースは遅かったけど、いつ抜かれるかとドキドキしながら見ていた。直線で後続との差が開いたので大丈夫と思った」 」 ーーサンスポよりーー 「現地時間25日、首・ナドアルシバ競馬場で行われたドバイシーマクラシック(4歳上、首G1・芝2400m)は、C.ルメール騎手騎乗のハーツクライ(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、スタートから先頭に立ち、直線に入っても脚色は衰えずコリアーヒル
Collier Hillとの差を更に広げて圧勝した。さらに3着にはファルスタッフ Falstaffが入った。」 ーーnetkeiba.comよりーー
「ハーツ・オブ・ザ・サンライズ! 日本が誇るGPホース・ハーツクライが、外枠から果敢に逃げ、他を寄せつけないワンサイド・ゲームで、ドバイの芝で頂点に立った。01年のステイゴールドに続くシーマC優勝(当時はGII)。サンデーサイレンスの底力がまたも発揮された。
ディープインパクトを破った能力に、偽りはなかった。そして冴える、クリストフ・ルメール騎手の手綱さばき。有馬記念で先行したセンスにも驚かせられたが、ドバイでは何と、スタートから逃げ戦術。直線に入っても、脚色は全く衰えない。人気のウィジャボードをはるか後方に置き、ゴール前では独壇場。2着の英国馬コリアーヒルに4馬身1/4差。後続の13頭に一切付け入るスキを与えなかった。
「凄くリラックスしてコンディションも良かった。有馬記念から3カ月。さらに強くなっていた。残り1000メートルで後続のプレッシャーがあったけど、それから凄く伸びてくれた」とルメール。フランス人ジョッキーはオリビエ・ぺリエが日本馬とともに歴史を築いてきたが、ルメールもその仲間入りだ。橋口調教師は、連れてきた2頭で“ドバイ・ダブル”。「2回ウイナーズサークルで会いましょう」と宣言していた通りの快挙だ。ユートピアが逃げてVなら、ハーツクライも。「自信がなかったらドバイに来てないよ。有馬も充実していたが、もっと強くなるね」と笑顔が止まらない。
世界。その中心にハーツクライがいる。仏GI凱旋門賞のプランも浮上しているが、「次はキングジョージ(7月29日、英アスコット、GI、芝2400メートル)に行きたい」と橋口調教師が明言。吉田照哉氏が「ムチを入れず引き離したね。日本のレベルは上がっています」と言えば、ルメールも「今なら世界のどこに出ても通用する」と自信満々だ。キングジョージや凱旋門賞で、同じく欧州遠征を目指すディープと再び雌雄を決する場面があるかもしれない。日本馬の舞台はワールドワイド。この圧勝なら、外国馬も脱帽するだけだ。」 ーーサンスポよりーー
金曜日に職場の競馬好きにドバイでは、2,3頭勝つと思う、と言っておいたが、本当に2頭勝った。ハーツクライが勝ったのは、日本にとっては大きな自信になるだろう。だからこそ社台グループの吉田照哉との合意でヨーロッパへの参戦が検討されたのだろう。1番期待していたドバイ・ワールド・カップのカネヒキリは直線伸びず、5着に負けたそうだ。
25日カステジョンで、アントニオ・フェレーラが剣刺しの時に牛に刺され出血した。書いていないが、写真で観ると動脈は切れていないようだが、やばいところを刺されているように思う。牛は、ビクトリーノ・マルティン牧場だった。
24日の結果。 カステジョン。セサル・リンコン、モランテ、耳なし。エル・シド、耳2枚。
25日の結果。 カステジョン。フンディ、耳1枚。パディージャ、耳1枚が2回。フェレーラ、耳1枚。コヒーダされ、右太腿に15cmの角傷2個所を受け重傷。
3月27日(月)
歯の詰め物がおかしいので歯医者に行った。行ったら先生が、「今、日本にいるんですか?」と訊いてきた。いつも、スペインに行く前に行くのでそんなことを言われたのだ。治療は早速麻酔を打って型を取って次ぎ来たときは詰め物が出来ているのでそれを付けて終わりになる。先生は、「良く早く来ましたね。中もそんなに虫歯になっていないし、これだったら直ぐ終わります」と言っていた。あー良かった。肉体的な感覚というかそういう物で歯医者に行ったのだが、これで安心してスペインに行ける。
26日エルダで行われたフェスティバル闘牛でミゲル・アベジャンがサン・ホセ牧場の若牛を、インドゥルトした。
26日の結果。 カステジョン。ヘスリン、フリ、耳1枚が2回。ファンディ、耳1枚、耳2枚。 サン・セバスティアン。フンディ、パディージャ、アントニオ・バレラ、耳なし。 ハドラケ。サンチェス・バラ、耳1枚が2回、耳2枚が2回、耳2枚と尻尾1つ。
ビジャルエンガ・デル・ロサリオ。フェスティバル闘牛。闘牛士、コルドベス、ハビエル・コンデ、耳2枚、耳2枚と尻尾1つ。オルドニェス、耳1枚が2回。見習い闘牛士、エミリオ・マルティン、耳1枚。 アルカラ・デ・エナレス。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、フェルミン・ボオルケス、耳1枚。アパリシオ、耳1枚、耳2枚。ウセダ・レアル、耳2枚。ミウラ、クーロ・マルティネス、イバン・ガルシア、耳1枚。カペア、耳1枚ともう1枚要求。 エルダ。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、ラファエル・セラノ、耳2枚。エスプラ、耳1枚。バレラ、耳2枚。アベジャン、シンボルとして耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。アントン・コルテス、耳1枚。見習い闘牛士、エウヘニオ・ペレス、場内1周、耳2枚。 セルセディジャ。フラスクエロ、耳なし。ラモス、場内1周。ビクトル・プエルト、耳2枚。ゴメス・エスコリアル、ヘスス・ミジャン、耳なし。ロブレニョ、イバン・ビセンテ、耳1枚。
3月29日(水)
歯医者で麻酔を打たれて、それでも腹が減っているものんだから、飯を食ったらやっぱりやってしまった。麻酔を打った方の唇が動かないから、歯で唇を噛んでしまう。痛くないが血が出てくる。2個所噛んで血を流した。だから、胡椒や唐辛子、鷹の爪などを入れて料理を作れない。それと、歯を削って未だ詰めていない状態なので、片方の奥歯で物が噛めない。噛むと取りあえず詰めている物が取れたり、最悪は歯が欠ける。そうなると、折角取った型から出来る詰め物が使用できなくなるのだ。
「見える化」で、売り上げが減っても利益が2倍になっている企業があるという。見える事によっての、「影響の連鎖」が、無駄、ムラ、無理の3つの要素の内、最もコストに関係してくる無駄をなくすことになる、と言う考え方だという。「影響の連鎖」って言葉は、良い言葉だ。最近考えていることが、そのことだったからだ。何か問題があったら、拡声器みたいにみんなに言わなきゃダメだと言っているからだ。
「地下鉄サリン、松本サリン、坂本堤弁護士一家殺害など13事件で、殺人罪などに問われ、1審で死刑判決を受けたオウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫被告(51)の控訴審で、東京高裁(須田賢裁判長)は27日、松本被告に訴訟能力があると認め、弁護側が期限までに控訴趣意書を提出しなかったことを理由に、公判手続きを打ち切る異例の控訴棄却の決定をした。
弁護側は今後、同高裁に異議を申し立てる方針。認められない場合、最高裁に特別抗告することができるが、今回の高裁判断は覆らないとの見方が法曹界では強く、公判審理を経ずに、松本被告の死刑が確定する公算が大きくなった。
刑事訴訟法・同規則は、提出期限までに控訴趣意書が提出されなかった場合、「やむを得ない事情」がある時を除き、決定で控訴棄却しなければならないと定めている。」 ーー讀賣新聞よりーー
麻原彰晃こと松本智津夫の裁判が真実を明らかにする物として行われずに、弁護士の裁判戦略という技術によって悪戯に引き延ばされて来た事実があったようだ。被告が一言も喋らないうちに1審が終わっていたことに驚きを感じる。裁判が続けられるのかどうかは判らないが、この裁判からは真実が明らかになることはないだろうと思う。ただ単に刑を確定するための裁判だ。
3月31日(金)
床屋に行ってさっぱりした。久々にラーメンを食った。滅茶苦茶熱かったし、しょっぱかった。熱すぎるのも困りものだ。満開の桜の下で、ブルーシートを敷いて宴をしている。寒いのに。満開の桜の下と言えば、坂口安吾の『満開の森の桜の下』を思い出す。宴をする人たちを観ながら毎年そのことを思い出すのだ。
ようやくというか、遅すぎる、民主党前原党首以下執行部が総辞任をした。メール問題での混乱がこの結果になったが、それを聞いてこちらもようやく遅すぎる議員辞職を決意した永田議員。こいつが1番の馬鹿者!!!失敗は誰にでもあることだが、反省してその失敗を繰り返さない事後策を取らなければならない。この場合、早期に議員辞職と執行部の総辞職という形を取るべきだった。民主党支持者ですらおそらく呆れていただろう。この執行部では自民党の悪政を正すことは出来ないと感じた。1番問題なのは、緊急事態になっていることを、執行部が理解していなかったことだ。これでは、問題が起きたときに、情報収集も、その後の対応も後手後手になることが見えてしまったこと。
言葉で人を動かすことを生業にする政治家がこれじゃ意味がない!!!これでは、言葉に重みがなくなる。信用できない。相当の努力がないと民主党は解党せざるを得ないだろう。真剣になれよ!
『風のハルカ』も明日で終わりだ。陽介が開いた「風のレストラン」1周年記念で家族4人が集まり食事をする。湯布院に来てから17年。ようやく夢が実現する。思い出の味を一杯思い出して楽しい食事会が終わり、ハルカが、毎年この記念日に家族が集まり食事会を続けようと提案する。全員が賛成して再会を約束する。そして、町の人たちが集まり宴会が開かれる。最後にやってきたのが猿丸啓太郎。
妹 アスカ 「うそっ、啓太郎!」
父 陽介 「しっ」
祖母 ちい 「猿丸さんあんたいつ」
叔父 一二三 「しー」
全員がザワザワする中で宗吉が「しー」と言う。
啓太郎 「よっ、久しぶりやん。・・・・・・どないしてくれんのや」
ハルカ 「へっ」
啓太郎 「ずーと1人で平気やったんやでぇ。1人で楽しかった。そやのに今は、石ころ観ても空観ても、君を思い出す。何処の国にいてても、何処の町におっても、ええ天気でも、雨でも雪でも嵐でも、君に会いたくなる。君と話がしたくなる。いつの間に俺はこんなに不自由になってしもたんや」
アスカの夫 佑介 「猿丸さんって詩人?」
アスカ 「しー」
啓太郎 「どうしてくれんねん。もう1人ではおられへんわ。・・・・・・結婚しよう」
アスカ 「えっ、うそー」
啓太郎 「嘘ってなんや、嘘って」
アスカ 「だってもうー、うわーもうー」
ハルカ 「まったくもう。・・・ずっと待ってたんよ。でも、お願いがあるの。ずっと一緒にいてなんて言わない。仕事も旅も沢山行って欲しい。でも、必ず、ここに帰ってきて。離れれても私のこと忘れないで。面白いことがあったら電話して。綺麗な花があったら写真送って。嬉しいときも、寂しいときも、辛いときも・・・。あなたには返る場所があるやって事、忘れないで。それで、時々は一緒に連れてって」
啓太郎 「当たり前や。そんで、一生一緒にフワフワ楽しく暮らしていこうや」
ハルカ 「うん。お帰り。お帰りなさい」
啓太郎 「うん。ただいま」
ハルカ 「こちらこそ。これからよろしくお願いします」
2人が抱き合って宴会に集まった人たちから歓声が上がり、口笛が吹かれる。2人が家族挨拶をして、みんなの祝福が続く。祖母のちいが、当たらし家族の形かねと言うと、宗吉に話す。あげんバラバラになったんにぃ。なのに、離れててなんでんこうして繋がっちょる。こうして見ちょったらなんでん未来が幸せな気がするなぁ。宗吉は、そうちゃねと、同意する。
明日は結婚式か。面白かったなぁ。どういう風に終わるか楽しみだ。
4月1日(土)
サン・イシドロのカルテルが最終段階に来ている。細かいところで情報が揺れている。例えば、カジェタノ・オルドニェスが見習い闘牛で出るのではなく、騎馬闘牛で一緒に出場してミックス闘牛になる模様という具合だ。また、ミニフェリアの日付も替わっている。ピラール牧場のカルテルが6月5日から6日に替わり、8日のエル・ベントリジョ牧場のカルテルが9日に替わり、9日予定の騎馬闘牛が、10日になる模様。ベネフィセンシアとビクトリーノ・マルティンのカルテルの移動はない。
また、エル・カリファが28日に載っているところと、載っていないHPがある。カリファには毎年出場して欲しい。あいつは本当に骨のある男の闘牛をするからだ。今日はラス・ベンタス闘牛場でラファエル・デ・パウラを讃えるフェスティバル闘牛でホセリートとモランテのマノ・ア・マノ。ホセリートは、これが最後の闘牛と言っているようだ。本当?
4月2日(日)
どうやら、ラス・ベンタス闘牛場のホセリートとモランテのマノ・ア・マノは空振りに終わったようだ。ただし、ノー・アイ・ビジェテになったのでこれには驚き!やっぱりホセリートの人気って言うのは凄いんだなぁ。
1日の結果。 マドリード。フェスティバル闘牛。ホセリート、モランテ、耳なし。 グラナダ。フェスティバル闘牛。闘牛士、レオナルド、(息子)、耳2枚。ポンセ、耳1枚。コルドベス、クーロ・ディアス、耳2枚。ファンディ、耳2枚と尻尾1つ。サルバドール・コルテス、耳1枚。見習い闘牛士、エル・モロンタ、耳2枚。 カンティジャナ。フランシスコ・ハビエル・コルパス、耳1枚、耳2枚。アンヘル・ロメロ、耳1枚が2回。マヌエル・エスクリバノ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。 プソル。バレラ、耳1枚、耳2枚。カナレス・リベラ、耳1枚が2回。ファン・アビラ、耳2枚と尻尾1つ。 ヌニョ・ゴメス。フェスティバル闘牛。闘牛士、マンサナレス(父)耳なし。セサル・リンコン、耳2枚と尻尾1つ。エンカボ、場内1周。マンサナレス(息子)、耳2枚と尻尾1つ。パロモ・リナレス、耳1枚。ベセリスタ、セルヒオ・ブラスコ、耳2枚。 アラセナ。フェスティバル闘牛。ホアオ・リベイロ・テジェス、場内1周。エスパルタコ、耳1枚。ハビエル・コンデ、耳なし。オルドニェス、耳2枚。エル・シド、耳2枚と尻尾1つ。ミゲル・アンヘル・ペレラ、耳2枚。クーロ・チ
ィクエロ、耳1枚。
4月3日(月)
失敗をしたわけではないのに、クレームになった。直接本人に説明に行ったが納得して貰えなかった。結局、他の人にも手間をかけさせるようになった。いわゆる、トラブルメーカーと言われる人が相手だけど、対策が取られている。対応には間違いはなかったが、完全ではなかった。それが、相手に突かれる弱点になる。しかし今までの上司だと、文句を言われているだろうけど、今の上司は文句1つ言わない。これが良い問題提起になって仕事の区分がハッキリしてくるきっかけになると思うからと、言っていた。
関連先2つ3つと話し合いがされている。今の上司は、自分直ぐ下のサブに俺を指名した人だ。関連の所長も俺を指名して、サブになることになった。この2人には、恩義がある。なりたくてなったわけではないのに、そういうポジションになったのだ。その経緯にはちょっとあってそうなった。だから、余計恩義がある。当然自覚と責任が芽生えた。いわゆる、「ぐっ」と来たのだ。今までやってきた仕事の中での、仲間との信頼も出来ているので、誰からも異論が出なかったようだ。
昔、仕事をやっているときに、ある人から、「こういう仕事は1人じゃ出来ない。必ず1人で出来ない事や、トラブルが出てくる。その時に、どれだけの人間が自分を助けてくれるか、それが普段の仕事の内容で決まってくるのだ。だから、普段からそういう仕事をしていないと誰も助けてくれないよ」、と、言われた。俺はその言葉を考えながらいつも仕事をしてきたつもりだ。そういうことが今回の上司などの対応として現れているのだろうと思う。そして、感謝の気持ちを持っている。
普段書かない仕事の話をしたが、考えをまとめるためにこうした方が良いだろう。サン・イシドロのカルテルが発表された。先行する形でオフィシャルではない情報がドンドン入ってそれをHPに載せていたが、ほぼ違いがない状態でオフィシャルのカルテル発表だった。未だ決まっていない部分があるが問題がある物ではない。フィグラに関しては完全と言っていい状態でのカルテルだからだ。
スペイン行きに関連についてのメールのやり取りをしている。宿は未だ決まっていないが、多分何とかなるだろう。
4月5日(水)
ようやく、成田行きの切符を買ってきた。準備はなかなか進まない。昨日も何だか色々あった。3月末から色々ありすぎだ。でも、状況は悪くない。それとマドリードの宿のことも多分何とかなりそうだ。オフィシャルのサン・イシドロのカルテルが発表された。未だ、ミニフェリアが2日だけ決まっていないが、もうすぐ発表されるだろう。
4月7日(木)
昨日夜に、TAKEさん、MEGUさん、カエルさんと飲み会をやった。馬鹿話などして楽しんだ。途中MEGUさんにfumingwayさんからTELが入り帰国の連絡あり。向こうでちょっとしたことがあり痛いと言っていたそうだ。大丈夫なら良いけど。
桜花賞の枠順が発表された。有力どころの殆どは、内目に入った。馬場状況や天気にも微妙な影響が出るだろう。武が来るのか来ないのかが、馬券を買うポイントになるだろう。先週の時点では、関東馬だけを買うつもりだったが、テイエムプリキュアも買った方が良さそうだと思い、それから色々検討している状況だ。
マドリードの部屋が確保できたとメールが来た。
4月10日(月)
「キスとキッスかよ。キッスは買ってたけどキスは買ってねぇよ」桜花賞のゴール直後に思わず出た言葉だった。
「第66回桜花賞(9日、阪神11R、G I 、3歳牝馬オープン、定量、芝1600メートル、1着本賞金8900万円、1〜4着馬にオークス(5月21日、東京、G
I 、芝2400メートル)の優先出走権=出走18頭)天国の父に送るキス! 安藤勝己騎乗のフラワーC馬キストゥヘヴンが、後方からただ1頭だけ34秒台(34秒9)の強烈な末脚を繰り出し、先に抜け出した1番人気アドマイヤキッスを3/4馬身差し切り、桜の女王の座に就いた。タイム1分34秒6(良)。アンカツは桜花賞6度目の挑戦で初制覇。戸田調教師はG
I 初制覇。またヘヴンは一昨年急逝した父のダービー馬アドマイヤベガに、最高のG
I プレゼントを贈った。
これが11年間待ち続けた“桜酒”の味だ。アンカツが振るう渾身の右ムチに応えて、キストゥヘヴンが大外から鋭く伸びた。道中は虎視眈々とアドマイヤキッスの直後に構えて、狙い澄ましてのスパート。残り50メートルでキッスを並ぶ間もなくかわし、右手で小さくガッツポーズを作ってゴールに飛び込んだ。
「思っていたより落ち着いていて、いい雰囲気だった。前にユタカちゃん(武豊騎手)がいたのは、たまたま。意識はしてなかったよ。1度未勝利戦(1着)で乗っていたのが、大きかったね。折り合って、なるべく(スパートを)我慢してやろうと思ってた。追ってから、またさらに伸びてくれたよ」
安藤勝己騎手が最初に桜花賞に挑戦したのが、笠松所属だった平成7年。あの1番人気ライデンリーダーでの4着から、11年。6度目のチャレンジで、念願の“桜花賞ジョッキー”の称号を手にした。
「(桜花賞は)特に意識はしてなかったけどね、ただG I を1つでも多く勝ちたいだけ」と飄々と話すアンカツ。思えばキングカメハメハのダービー制覇(平成16年)の時も「明日、新聞でも読めば実感がわくでしょう」と言っていた。これがアンカツ。平常心でサラッと勝つあたりが、心憎い。3月28日で46歳となったが、自慢の豪腕は錆びるどころか、まだまだ輝きを放ち続けている。
幼い顔立ちのまま、ヘヴンは桜の女王に輝いた。祖母ベガ→父アドマイヤベガに次ぐ3代連続のクラシック制覇だ。418キロの小柄な馬体から繰り出されるのが不思議に思えるほど、その瞬発力は力強く、勝負根性もまた逞しい。フラワーCに次ぐ重賞連勝で、6戦3勝2着3回とパーフェクト連対も続行中だ。
ヘヴン(天国)の父に向けて、最高の“KISS”を届けたキストゥヘヴンの次のターゲットは、もちろん2冠目のオークス(5月21日、東京、G
I 、芝2400メートル)だ。直行する予定で、「うまく折り合いさえつけば、距離はこなせると思う」とアンカツも太鼓判を押している。関東から昭和61年のメジロラモーヌ以来、待望の牝馬2冠馬の誕生がなるか−。その命運はこの馬が握っている。
★6年目・戸田師、念願のクラシック初V
戸田博文調教師(42)=美浦=は、平成13年の開業から6年目で嬉しいクラシック初勝利。「G
I 勝ちは素直に嬉しい。強い馬が多かったので気負わないでレースに臨めました。普段は結構、声を出して応援するんですが、きょうは残り100メートルぐらいまで我慢しましたよ」と笑顔。
小柄なヘヴンを気遣い前日輸送は避け、火曜に追い切って金曜に阪神に移動。前日にスクーリングを行った万全の策がVにつながった。「最重要課題だった馬体維持もクリアできた。関東馬がこれだけ話題になったのも久々で良かったと思う。ボクだけじゃなく、関東の若手トレーナーは頑張ってます」と関東勢の巻き返しを語っていた。
★「変則親子3代制覇」に沸く社台グループ
キストゥヘヴンのオーナーは社台グループを築きあげた故・吉田善哉氏の未亡人の吉田和子さん。平成5年ベガ以来のうれしい桜花賞2勝目となった。「小さな馬なので、輸送で体が減っていないか、心配でしたが、前走と同じ体重でしたし、パドックでも落ち着いていました。ベガの血を引く馬で勝てて、良かったです」。ベガ(桜花賞、オークス)→アドマイヤベガ(平成11年ダービー)→キストゥヘヴンと続く、“変則親子3代クラシック制覇”に笑顔が弾んだ。
同馬は1歳秋のセリ市で社台グループが970万円で落札。ロンググレイス(エリザベス女王杯)などが近親にいる良血馬で、血統に惚れて吉田勝己氏(ノーザンファーム代表)が購買を決断した。その10日後(16年10月29日)に父アドマイヤベガが偶発性胃破裂のため、8歳の若さで急死。吉田善哉氏とアドマイヤベガに贈る意味で「Kiss to Heaven」と命名された。桜花賞優勝という吉報は天国にもきっと届いたはずだ。」 ーーサンスポよりーー
今年の桜花賞トライアルでは、関東馬が2勝、関西馬が1勝。トライアル以外の牝馬重賞のクイーン・カップやフラワー・カップを勝ったのも関東馬だった。だから、今年の牝馬戦線は混戦模様だったが関東馬が優位だろうと考えた。1番人気は武豊のアドマイヤキッス関西馬だった。当初は関東馬だけを買う予定だったが、方針を転換して武を買うことにした。結果は、クイーン・カップの勝ち馬、キストゥヘヴン関東馬。2着がトライアル、チューリップ賞勝ち馬、アドマイヤキッス関西馬。3着がクイーン・カップ勝ち馬、コイウタ関東馬。4着がトライアル、アネモネ・ステークス勝ち馬、アサヒライジング関東馬。と前走重賞勝ち馬がオークスの優先出走権を得た。
当初の予想通りやはり関東馬優勢で勝ち馬も関東馬だった。テイエムプリキュアを買ったので最後にはずした馬が優勝したのは、いつもながら詰めが甘い。オークスは、アドマイヤキッスは来ない。−14キロ減った馬体じゃきつい。俺の本命は、コイウタ。対抗が、キストゥヘヴン。この2頭が有力だ。今度こそ関東馬同士。
戸田調教師が、「ボクだけじゃなく、関東の若手トレーナーは頑張ってます」というようにくたばれ関西馬!!!で、頼むぞ!!!
昨日の夜は大変だった。気分はヘトヘトの状態。スペイン行きの準備は未だ出来ていないが、少しずつ進んでいる。朝は歯医者に行って肉体的な準備は完了。TVで玉山村の事をやっていた。鶴瓶と竹中直人が出ていた。啄木の渋民の小学校も。良い感じだなぁ住んでいる人間が。竹中直人の涙も良かった。玉山村が今は盛岡市になっているのを初めて知った。故郷の言葉というのは良い物だ。耳になじんでいる。染み込んでいる。
4月11日(火)
両替にも行って、お土産も揃った。部屋の整理、荷造りも進んだ。夜になって荷造りも終盤になって重大なことに気付いた。何とスーツケースの鍵がないことが判明した。どうしよう。
4月12日(水)
雨が降っている。やっぱり鍵がない。何処に行ったんだろう。呼んでも出てこないよなぁ。もうそろそろ出なきゃ。
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