断腸亭日常日記 2008年 その9

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年のスペイン滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日
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 10月16日(木) 晴 9747

 今度の競馬は、GT秋華賞と府中牝馬特別。共に牝馬のレースだが、秋華賞は、穴馬を探すレースになりそうだ。過去のデータでは、トライアルのローズ・ステークス1着〜3着までが有力であるが、今年は不良馬場で行われたのでそのデータがそのまま結果として出るか疑問である。だからといって、春の有力馬たちが良いかと言えばそうとも限らない。安定性がないのと、人気通りに決まっていない、不確かさがあるのに加えて、オークスは、優勝馬が斜行して他馬に不利をこうむらせたので、そういう馬の中から逆転で三冠最後で突っ込んで来るかも知れない。そして、夏の上がり馬。あらゆる角度から穴馬を探して夢を買いたい。

 一方、府中牝特は、これは古馬牝馬GTエリザベス女王杯のトライアルレース。有力馬が集結して本番へ直結しそうなレースで固そうだ。カワカミプリンセス、アサヒライジング、キストゥヘヴンが有力も東京での実績がないキスはどうするか。好きなんだけど…。

 ホセ・トマスが、ファン・カルロス国王夫妻から、「Medallas de Oro al Merito de las Bellas Artes」を受賞した。国王夫妻から送られる金メダルらしいなのだが、どういう物なのかよく判らないが、闘牛嫌いのソフィア王妃の名前が国王と一緒に載っている事に意味があると思う。そうやってまでも認めざるを得ない闘牛士だということなのだ。

 アメリカの株価は、733ドル安という史上2番目の下げ幅を記録した。


 10月17日(金) 晴 41107

 NHKスペシャル『世界同時食糧危機』は、見応えがある番組だった。『世界同時金融不安』も、アメリカが震源地だが、食料についても震源地はアメリカだった。世界は今、アメリカに振り回されている。問題は、アメリカの都合で世界各国が迷惑していることだ。トウモロコシ、小麦、乳製品など。これらが、農業と家畜の食料として畜産業に大きな影響を及ぼしていることに改めて驚いた。このままでは、エクアドルのように、自国で食料を作れない状態になってしまう。農業を保護し、自給率を上げないと将来大変な事になるだろうと言うことが判った。

 税務署に行って還付手続きをしてきた。年度を間違えて再度行かなければならなくなった。スペイン語をもっと勉強しようと思い、新しい教材を見つけた。店に行ってどういう物が近いうちに試してみようと思っている。来年スペインに行く頃には今年よりはレベルアップしたスペイン語を駆使していたいモノだと思う。


 10月18日(土) 晴 8598

 秋華賞と府中牝特の枠順が発表されたが、未だ見当していない。明日は気分次第で、久々に東京競馬場へ行くかも知れない。ただ牝馬のレースでパドックの状態をチャックしても、次回に役立たないのがネックだ。

 総選挙は、11月30日投票案というのが浮上した。JCの日に投票日になるのか?そうなったら不在者投票をする。アメリカの株価はまた下がった。景気は確実に悪くなるだろう。

 17日の結果。 ハエン。クーロ・ディアス、耳1枚。セサル・ヒメネス、耳2枚。ダニエル・ルケ、耳なし。


 10月19日(日) 曇 40105

 「秋華賞は、穴馬を探すレースになりそうだ」と、予想した通り大荒れになった。過去のレースデータからは、1分59秒1より早ければ力通りの結果になり、それ以上かかれば、大荒れになることが判っていた。展開は、エアパスカルにブライティアパレスが絡めば平均以上のペースで進むだろうと思い、予想勝ちタイムは、1分58秒台。それでもブライティアパレスが残るだろうと本命を打った。根拠は、前走1800m戦で1分46秒3で逃げ切っているので、それより200m長い平坦コースの京都で、12秒足しても、12秒5足しても1分58秒台で走破できる計算だ。その通り優勝タイムは1分58秒4。穴のレースになるはずなので少額で、手広く行って、三連複も買った。つまり、夢を買ったのだ。

 レースは、好スタートをしたブライティアパレスを外から、見せムチを振って佐藤哲三のプロヴィナージュは鼻を切りその内からエアパスカルが行き、1コーナー前でエアが鼻を切り、プロヴィナージュ、ブライティアパレスが続いた。向正面の800mから1000mでエアをかわしてプロヴィナージュが先頭に立った。1000m通過が58秒6。ハイペースである。4コーナーでは後続が押し寄せエフティマイアがエアに並ぶが、直線に入ってプロヴィナージュが追い出して突き放す。ぽっかり空いた内を突きブラックエンブレムが凄い脚で迫り4コーナーで追い出しを我慢していたブライティアパレスがエアとエフティの間から伸びてくる。そして大外からぶっ飛んで来たムードインディゴ。ゴール前、プロヴィナージュをかわしたブラックエンブレムとムードインディゴが内外離れて馬体があってゴールイン。プロヴィナージュを猛追したブライティアパレスも馬体があってゴールしてその後にエフティマイアが入った。

 優勝は、Cブラックエンブレム(11番人気)。2着@ムードインディゴ(8番人気)、3着が逃げ残ったNプロヴィナージュ(16番人気)、4着がIブライティアパレス(13番人気)、5着Dエフティマイア(3番人気)。単勝、2990円。複勝、C930円、@610円、N6210円。枠連、1-2で、8710円。馬連、1-4で、23080円。馬単、4-1で、52130円。ワイド、1-4、6330円。4-15、56110円。1-15、28220円。三連複、1-4-15、186万9680円。三連単、4-1-15、1098万2020円。大波乱。100円が、1000万になってしまうGT史上最高配当を記録した。

 1番人気のオークス馬トールポピーも、2番人気の桜花賞馬レジネッタも、4番人気のオディールも、5番人気のローズSの勝ち馬マイネレーツェルも6番人気のリトルアマポーラも全く見せ場なく敗れた。ここまで総崩れになるのも珍しい。しかし、この世代の牝馬は史上最弱とも言われているので、大荒れになるのはおかしいことではなく、そういう意味では当然なのだが…。今年の初めウェーエンブレム産駒が話題になったが、その産駒の優勝というのも何となくうなずける。が、前走不良馬場のトライアル、ローズS、15着惨敗馬が優勝して、前走ローズS、2着でも馬体重がマイナス18キロの馬が2着になり、前走ダートの古馬混合シリウスSで最下位16着惨敗の馬が3着と言うのだからこれは驚くだろう。しかもプロヴィナージュは芝未勝利馬。あり得ないこと起こり、信じられない結果になるのが牝馬のレースだけど…。

 NHK仙台放送局 開局80周年記念ドラマ『お米のなみだ』は、非常に面白かった。米を食べない総合商社穀物部米課のみのりが、宮城県清沢村行き米契約を結ぼうとする話。ラ・ニーニャで夏の猛暑になり米の生産が激減すると予想した総合商社が各地に社員を送り米の売買契約を結ぼうとする。実はみのりが米を嫌いになったのには理由があって、彼女の生い立ちと共にその謎が解けていく。清沢村は、地元農家が作る米を高値で地元観光業界が買い取り保護している。そこで切り崩しに躍起なるが農家のリーダーにたしなめられる。風邪による熱で倒れるみのり。そこで、父親の話を訊く。婆さんが作ってきたおかゆを手に取り食べる。

 リーダーは言う。「赤ん坊もこれから始めるんだ。お前も生まれ変わるんだ。さっ、食え」涙を流しながらおかゆを食べるみのり。「お米って涙の形と同じ。決して悲しいだけじゃない涙のような…」清沢村で作られている米の名前は、雪みのり。米が嫌いで冷たい女だったみのりが、以降明るく人間味ある商社マンに変わるところでドラマが終わる。

 18日の結果。 ハエン。ポンセ、耳なし。エル・シド、耳1枚。カステージャ、耳1枚が2回。 アルバ・デ・トメス。ロペス・チャベス、ガジョ、カペア、耳1枚。 ウエスカル。ハビエル・コンデ、耳1枚が2回。ファンディ、クーロ・ヒメネス、耳2枚。 トバカル。マノロ・サンチェス、ルイス・ボリバル、耳1枚。エル・チィスパ、耳2枚、耳1枚。 アレナス・デ・サン・ペドロ。フェスティバル闘牛。バレラ、耳1枚。カスターニョ、耳2枚。イバン・ガルシア、耳1枚。 チィンチョン。フェスティバル闘牛。闘牛士、ぺぺ・ルイス・バスケス、耳1枚。ビクトル・メンデス、アパリシオ、耳2枚と尻尾1つ。バウティスタ、耳1枚。イバン・ビセンテ、マティアス・テヘラ、耳2枚と尻尾1つ。見習い闘牛士、ミゲリン、耳1枚。


 10月20日(月) 曇 5269

 秋華賞は取れるわけがない馬券だった。穴馬を探すレースではあったがあそこまで常識離れした結果だと、データがどうのと言うことはどうでも良くなる。しかし、こういうレースまでをデータに頼るのは、無理がある。そんなレースだろうと思ったから夢を買ったのだ。今度は菊花賞。大本命が回避して、押し出された本命になるレース。これもまた夢を買うレースにならなければいいが…。

 11月に、緊急金融サミットがニューヨークで開かれる。日本の総選挙もそれに絡んでいつになるか判らない状態になってきた。毎日新聞の調査では、内閣支持率は急落した。

 19日の結果。 サラゴサ。マノロ・サンチェス、場内1周、耳1枚。エウヘニオ、耳なし。ダニエル・クエバス、場内1周。 ハエン。フリ、耳1枚ともう1枚要求。ファンディ、タラバンテ、耳2枚。 ウエルカル・オベラ。セサル・ヒメネス、耳2枚、耳1枚。サルバドール・ベガ、耳1枚、耳2枚と尻尾1つ。マティアス・テヘラ、耳1枚、耳2枚。


 10月21日(火) 曇 41817

 昼TVでなかにし礼を観て、夜TVでなかにし礼を観た。自分の人生を語らずに、美空ひばりと石原裕次郎の話をしていた。共に作詞家として関わった歌手の話をして、それぞれを讃えていた。彼の苦労の多かった人生を語らずに、自分の仕事のことを語っていたのだと思う。そういうところは格好いいと思った。夜は、なかにし礼の歌詞を使った歌を歌手たちが歌った。ほとんどの歌手がもうTVで歌わない方が良いなぁと思うような非道い声だった。年を取ってもう声が出ないのだ。残念だが、そういうのはもうYouTubeやCDでしか聴けなくなった。

 女の気持ちは判らない!秋華賞を観て思った感想だ。あれほど常識から外れた結果になると、馬券に絡みそうだと思った馬を全部切って残ったモノを買うと当たりそうな馬券。どうすればあんな馬券が取れるのか?それは取れるわけがない。3着までに来た騎手が好きだとか、娘の誕生日が、平成4年1月15日だったとかでしか、三連単は買えない。秋華賞の前身エリザベス女王杯でタケノベルベットが勝って馬連が7万円の馬券が出たとき、明石家さんまが、「ほんま、女の気持ちはわからんわ」と、言った言葉を思い出した。

 今度の菊花賞もどうも一筋縄では行きそうもない。調教などを観て馬を絞っていきたい。今週の『Gallop』は特別編集のため100円高い700円。セブンイレブンに行ってレジに出したら600円が表示された。700円でしょうと言うと店員が定価を観て700円を確認して再度バーコードを読み込んだらまたも600円の表示した。店員が600円です。と言ったので、100円得した。スペイン語の教材を体験するために豊洲に行ってきた。あれなら使えそうだ。スペインが喋れるようになりたい。


 10月22日(水) 晴 7140

 今日はゆっくり起きて、健康診断に行った。1年に1回飲むバリューム。終わった後、下剤を飲んで便にして出すのだが、落ち着かないのでファミレスに入りスペイン並みに遅い昼食取り、コーヒーを飲んで排便した。未だ残っているが電車に乗って帰ってきて家に着いてまた排便。水のような白い便が噴出した。あと1回か2回出せばバリュームは体から出てなくなるだろう。

 昨日、1.35ユーロあったドルは、急激にドル高になり1.31割れで値を上げた。対円でも、円高が進み131円割れになった。これが朝方だった。夕方には、ユーロは1.286ドルに下落して、対円では、127円を一時割り込んだ。もはやユーロは買い時である。週末か、週明けには買いに行こうと思う。 「市場では欧州通貨安の背景として金利水準の高さが指摘されていた。英国の政策金利は4.50%、ユーロ圏の政策金利は3.75%。いずれも米国の政策金利1.50%から金利水準が高い。米国と比べた利下げ余地の大きさが売りに繋がったようだ。」 ーーサーチナ&Klugクルークよりーー 金融危機は、ヨーロッパの方を直撃している状態だ。金融不安と景気後退が同時に進行中。


 10月23日(木) 曇のち雨 11152

 研修があってそれを受けてきた。昨日は健康診断。今日は研修。仕事をしないでそういうことが2日間続いた。地下鉄に乗っている間に携帯に留守電が入っていた。語学ソフトが届いたとの連絡あり。遅いよ!あと1時間早かったらと思ったが、早速取りに行った。面倒くさかったけど。

 菊花賞の枠順が確定した。これから、語学ソフトをやるか、競馬予想をするか迷うところ。多分、競馬予想はよそうと言うことになるだろう。

 外為市場は、一時、1ドル97円を割り、1ユーロ124円を割った。円高基調は変わらない。円高を嫌って日経平均株価は、前日比650円以上安くなり8000円割れ寸前まで行って、引け値は、8460.98円だった。パニックというか、ヒステリックな相場状況だ。


 10月24日(金) 雨 16165

 昨日から体温調整機能が不良のようで夜には頭痛がした。感覚的に風邪をひいたと思った。体がだるい。雨という天気も憂鬱になってくる。こういう頭で何処まで菊花賞を絞り込めるか。新聞とにらめっこしなければ。こういう状況で南米のカルテルが発表されているが、記述する気力がない。

 おそらく、これから不況の嵐が押し寄せてくるだろう。全ての業種でかなりしんどい状況になってくるだろう。


 10月25日(土) 曇 47002

 円独歩高が止まらない。「米欧の金融危機の深刻化により、外国為替市場で円が主要通貨に対して急騰する「円独歩高」が止まらない。24日のロンドン市場で円相場は一時、1ドル=90円台と約13年2カ月ぶり、ユーロに対しても一時、1ユーロ=113円台の円高水準を記録し、株安を一層、推し進めかねない勢いだ。超円高は85年と95年と過去2回起き、輸出に頼る日本経済を翻弄(ほんろう)した。今回は、金融当局の介入も難しく、有効打を見いだせない状況だ。」 ーー毎日新聞よりーー

 円高に対しての協調介入はない。困るのは日本だけで、欧米は困らないからだ。

 菊花賞前に競馬をやろうと思っていたが、体調不良で頭も痛い。予想なんて出来ないと、思っていたが、新聞を観ていたらひらめくモノがあった。当たるとこんな物かと思ってしまうのが競馬。そこで菊花賞の予想もしようと新聞を読み週刊競馬ブックを読んだ。判るわけがない。迷う、迷えば、迷うとき、迷え!データを観ていたら、ふと気づいたことがある。皐月賞の1、2着馬、ダービーの1、3着馬のいない、本命不在の菊花賞。皐月賞3着のマイネルチャールズとダービー2着のスマイルジャックも1番人気じゃない。押し出された1番人気のオウケンブルースリ。4.1倍。最低人気のホワイトビルグリムでも、43.7倍。つまり万馬券にもならいと言うことはそれだけ人気が分かれている証拠。

 そして、1番人気が来ないGTというのでもなおさら予想を困難にしている。データを見直して予想を決めた。2200m以上の連対を決め手にして、本命、オウケンブルースリ、対抗、ダイワワイルドボア、注、マイネルチャールズ、以下、スマイルジャック、メイショウクオリア、アグネススターチ。


 10月26日(日) 曇 4865

 スーパールキーとは、まさに三浦皇星のことをいう言葉だ。「日本中央競馬(JRA)所属の三浦皇成騎手(18)=河野通文厩舎(きゅうしゃ)所属=は25日、福島競馬第1レースで1着となり、21年ぶりに武豊騎手の新人最多勝記録(69勝)を更新する70勝目を挙げた。第4レースで71勝まで記録を伸ばした。 記録更新は意外に難産だった。今月11日に騎乗機会4連勝と派手なパフォーマンスで“不滅”と言われた武豊の記録に並んだが、その後の1勝で足踏み。それだけに「なかなか勝てなかったので、自厩舎の馬で勝ててうれしい」と喜びをかみ締めた。

 5歳の時に競馬に魅せられ、小学校時代から騎手を目指して乗馬はもちろん、剣道や器械体操などの運動で騎手に必要な筋力、バランス感覚を養った。この努力が「常に冷静だ」と多くの調教師が口をそろえる新人らしからぬ騎乗技術に表れている。 ただ、賞金のかかったシビアな世界だけに、実力のみでは成功はおぼつかない世界だ。競馬関係の縁者の活躍が目立つ環境の中で、無縁の三浦を支えたのは、馬主を含めた厩舎側のバックアップだろう。

 所属する河野調教師は「若手の面倒見がいい」との評判だ。デビュー前の三浦を米国西海岸に連れて行き、世界一流のレースや調教を見せたという。騎乗への指導だけでなく、礼儀や人間関係の大切さも教える。 記録更新を「通過点」と言い切る三浦に、河野調教師は「レースを重ねるごとに安心して見られるようになってきた」と着実に成長するまな弟子に目を細めた。 「これからも感謝の気持ちを忘れず、上を目指して頑張っていきたい」と意気込む三浦。どこまで記録を伸ばすか、18歳からまだまだ目が放せない。」 ーーサンスポよりーー

 競馬とは、全く関係のない世界から入ってきて、破ることが出来ないだろうと言われていた不滅の大記録武豊の記録を21年ぶりに塗り替えた。この1年驚きの連続だった。そして、これからも驚かされ続けることだろう。そのうち、GTも勝てるだろう。同日、ほしのあきが命名したハシッテホシーノが勝ちあがった。「東京競馬の3Rで快勝。仕事の合間を縫って駆け付けたほしのは、レース後の口取り写真撮影に加わるなど、デビュー2戦目でのVに大喜び。“公約”通り、11月1日放送のフジテレビ系「みんなの☆ウマ倶楽部」(土曜深夜25・05)に水着で出演する。」 ーーサンスポよりーー

 風邪気味の体調が早く治るようになればいいなと思う。


 10月27日(月) 曇 38727

 今日銀行へ行ってユーロへ両替してきた。携帯で、週明けの為替市場の動向を見ながら銀行へ向かった。11時過ぎには、ひょっとしたらこのままユーロは下がり続ける可能性が高くなったなぁという感覚を持ったが、取りあえず両替することにした。中川金融相が、「日米欧の主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁は27日、急激な円高に懸念を示す緊急の共同声明を発表した。声明は主に為替相場に関する簡潔な内容で、「最近の円の過度の変動並びにそれが経済および金融の安定に対して悪影響を与えうることを懸念」するとして円高を強くけん制。そのうえで「引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する」と述べ、協調介入も視野に入れる姿勢をにじませた。 声明は日本の呼びかけに応じてまとめたもので、中川昭一財務・金融担当相が同日の記者会見で発表した。」 「 「過度の変動がみられる。経済や金融に悪影響を与える。重大な関心をもって引き続き注目していきたい」と述べた。最近の日経平均株価の動向については「非常に急速な下落」との認識を示し「大変懸念している」と表明した。」 ーー日本経済新聞よりーー 円独歩高修正を強く警戒した。と、いうのが入ってい るのに為替相場は、相変わらず円独歩高だったからだ。

 ただこちらも、リスク回避をする必要があるので、最高170円から50円下がったユーロを買っておいた方が良いだろうと思い実行した。帰ってきて相場を観た。やはり、G7財務相・中央銀行総裁の共同声明も、市場を動かすことは出来なかった。ユーロは、117円台だった。それから下がり一時113円台に入り、その後、117円前後を推移している。株価は、バブル後最安値を記録した。日経平均は前週末比486円18銭(6.36%)安の7162円90銭で取引を終えた。1982年10月7日(7114円64銭)以来、26年ぶりの安値水準になった。G7共同声明も金融相の発言も全く効果がない。あるエコノミストも発言では、ユーロは1.2ドルを切るだろうと言っている。と言うことは、対円でも、110円を切ると言うことだろう。

 菊花賞は、久々に1番人気が優勝した。オウケンブルースリが直線鮮やかに抜け出してきてゴールイン。2着には、何と15番人気フローテーション、3着は9番人気ナムラクレセントが入り、3連単は52万円を超える波乱となった。フローテーションは、父スペシャルウィーク、母の父リアルシャダイという長距離血統。淘汰を続けてきたサラブレッドの血は、こういうところで表出するのかと思う結果だった。

 「皐月賞馬、日本ダービー馬不在の舞台で、“ドラゴン”の大きな叫びがこだました。わずか184日、デビュー最短で咲かせた菊の大輪。オウケンブルースリが“乱菊”を一刀両断して魅せた。 「この馬の力を信じて乗りました。九分九厘、大丈夫と思っていたんです。強い走りを見せられて良かった」 “想定通り”の快勝劇に、内田博幸騎手が誇らしげな表情を見せている。指定席の後方からと思いきや、スタート直後から終始、中団の外めを追走。菊の“難所”とも言われる1周目スタンド前の大歓声にも臆せず、ゆっくりと進んだ。「この馬のリズムで走らせて、包まれないようにしました」と、ジョッキー。2周目、淀名物3角の下り坂を利用して、一気にスパート。馬場のど真ん中を豪快に駆け抜けた。 菊花賞初騎乗ながらも、自信の騎乗で勝利をもぎ取った内田博。トップでゴールラインを通過した瞬間、左手をスタンドに向けて差し出した。 「後方一気では平坦の京都では届きませんからね。レース前にイメージしていた通りの競馬ができました」 過去、12回クラシック競走に挑戦して“答え”を残せなかった内田博。「悔しい思いをしてきました」と、振り返る。それだけに、 この1勝は格別のもの。「大きなレースで結果を残せないとジョッキーとして成長しませんからね。幸せです」と、続けた。 音無調教師も“菊”は初勝利。「菊花賞に出したい馬だったんです。出すだけでも期待していましたが、うれしいですね」と、微笑んだ。 次はジャパンC(11月30日、東京、GI、芝2400メートル)の予定。「この競馬で自在に立ち回れることを確信しました。東京コースが合いそうだし、今の状態でもう一度、ディープスカイ(日本ダービー馬)と対戦したい」と、トレーナー。3歳NO.1へ、そして世界の頂点へ…。今度は府中で“ドラゴン”が雄叫びを上げる。」 ーーサンスポよりーー

 そして、来週は、天皇賞・秋。史上最高のメンバーが出走する。GT合計、16勝。中でも話題なのは、3世代のダービー馬と、史上最強牝馬ダイワスカーレットの対決。その中で人気も実力も、3強の争いになるだろう。今年のダービー馬、ディープスカイ。去年のダービー馬で安田記念を勝ったウォッカ。桜花賞、秋華賞を勝ち、去年の有馬記念でマツリダゴッホの2着に来ているダイワスカーレット。ディープスカイと、ウォッカは東京コース巧者。一方、ダイワスカーレットは、7ヶ月ぶりの鉄砲になることがネックになって3番人気が想定される。

 競馬でも他のスポーツでもライバルがいると興味が沸くし、試合まで、どっちが強いのか、どっちが上手いのかを考えるのが非常に楽しみだ。今度の天皇賞・秋はそういうレースだ。その3強の戦いを東京競馬場で立ち会おうと思う。こう考えると、ホセ・トマスには、ライバルがいなかったような気がする。セサル・リンコンは、91年当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだった。ライバルは、伝統的な闘牛をするオルテガ・カノ。決してNO1闘牛だったエスパルタコではなかった。あの闘牛はちゃんと闘牛をしていなかった。パセを繋げるだけの闘牛。深みも味わいもなかった。当時は、ホセリートもいた。僕にとって闘牛の面白さを教えて貰ったのは、この3人に集約される。エスパルタコではなかった。勿論、リトリでもなかった。あれはあれで面白いと思ったけど…。

 ホセリートは、セサル・リンコンもそうだが、同世代のエンリケ・ポンセというライバルがいた。でも、純粋な意味で言えば、ポンセの闘牛とホセリートの闘牛の質は全然違う。99年からアポデラードのエンリケ・マルティン・アランスがホセ・トマスのアポデラードも兼務し、一緒に闘牛をやることが飛躍的に多くなった。しかし、どう見てもホセリートとホセ・トマスでは、ホセ・トマスの方が常に良い闘牛をしていた。ライバルとは言い難い状況だった。人気もあり出場回数も多いポンセに対して、ホセ・トマスは一時、ポンセは俺を避けている。と言い、ポンセが怖がっていると言うことをアピールしたが、ポンセはまともに取り合わなかった。それはそうだろう。ホセリートでさえ、セサル・リンコンでさえ、ホセ・トマスの純粋な意味でのライバルたり得なかったのだから…。

 面白いのは、今年の初めだったと思うけど、メキシコでホセ・トマスが、「エンリケ・ポンセは、最大限の危険を避けている。」と、インタビューに答えると、スペインではその発言に対して非難の声が上がった。ホセ・トマスはバッシングされた。ただ本当のことを言っただけなのに…。彼は益々マスコミ嫌いになる。去年の復帰から、半分以上のカルテルが、フィグラと一緒に闘牛をしない。1番多いのがフィニート・デ・コルドバ。マノロ・サンチェス、エル・フンディ、など、落ち目の闘牛士や、あまり呼んで貰えない闘牛士をわざわざ担ぎ出して一緒に闘牛をやる。まるで慈善事業のような事をやっている。

 変人というか、相当の変わり者だ。アントニオ・コルバチョに育てられたので、変わり者ぶりが移ったのだろう。彼は孤高に闘牛を極めようとしている。そういうところは、イチローに似ている。しかし、絶対的な違いは、直接的に命を賭けて闘牛を極めようとしているところだ。コヒーダされ大怪我をして重傷を負ってもその意志はぶれることがない。一般人なら頭がおかしくなるだろう。そうならないのは、どこかに狂気が潜んでいて、正気とのバランスを上手く取らないと、狂気が全面に出てくるようになるだろう。そうなって欲しくない。今はただホセ・トマスの闘牛を純粋に見詰めたい。そこには、誰も行き着いたことのない領域で闘牛をやっている姿が、上質で素晴らしい人生を感じとることが出来るのだ。


 10月28日(火) 曇 7471

 「東京都内で8つの病院に救急搬送を断られた妊婦(36)が脳内出血で死亡した問題で、夫の会社員男性(36)が27日夜、厚生労働省で記者会見し、「妻が浮き彫りにしてくれた問題を、力を合わせて改善してほしい。安心して赤ちゃんを産める社会になることを願っている」と訴えた。 夫によると、妊婦特有の高血圧もなく健康だった妻の容体が変わったのは4日夕。掛かり付けの産科医院に着くころには頭痛が激しくなり、医師が搬送先を探している間中「痛い痛い」と言い続けていた。「こんなに医療が発展している東京でどうして受け入れてもらえないのか、やりきれない思いだった」。 約1時間後、都立墨東病院での受け入れが決定。救急車では「痛い」とも言わなくなり、「目を開けろ」と言ったら辛うじて開ける状態。「病院に着くころにはもう開けなかった」と振り返り、声を詰まらせた。
 搬送要請で、医師は頭痛が尋常でない状況を伝えていたといい、「伝わらないはずがないと思うが、誰も責める気はない」と夫。最初に断った同病院の当直医について「傷ついて辞めるようなことになったら意味がない。絶対辞めないでほしい」と話した。
 さらに脳死状態で3日間を過ごした妻が亡くなる日、保育器に入ったままの赤ちゃんを連れてきて妻の腕に抱かせてくれて、親子水入らずの短い時を過ごしたエピソードを披露。「墨東病院の医師も看護師も本当に良くしてくれた。彼らが傷つかないようにしてほしい」とした。 夫は、医師不足や搬送システムなど浮き彫りになった問題について「のど元過ぎれば忘れるのではなく、具体的な目標を持って改善に向かってほしい。何かが変われば『これを変えたのはおまえのお母さんだよ』と子供に言ってあげたい」と話した。」 ーー時事通信よりーー

 深刻な問題だ。医療現場での、採算割れ、労働環境の悪化で、看護師、医師不足が、墨東病院のケースのような事案となって表出して来た。医療制度の整備改善が急務だろう。インド洋での給油補給とかより、もっと重要な問題が山積している。

 「週明け27日のニューヨーク株式市場は、アジアの株式市場の急落を受け、金融不安が世界的に強まったことから大幅続落し、優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比203.18ドル安の8175.77ドルと、終値ベースでは2003年4月初め以来、約5年7カ月ぶりの安値で終了した。」 ーー時事通信よりーー  ドルは、93円善を推移し、ユーロは、116円前後を推移している。

 スペインの闘牛のテンポラーダ(シーズン)は26日で終わった。これからは、メキシコ、南米に舞台が移る。大きな祭りを中心に結果を記入していくことになるだろう。

 26日の結果。 イジェスカス。フンディ、エウヘニオ、耳1枚が2回。ルイス・ボリバル、耳1枚。 アルメンドラレホ。フェスティバル闘牛。ルイス・レイナ、アパリシオ、ハビエル・コンデ、耳2枚と尻尾1つ。フェレーラ、シンボルとしての耳2枚と尻尾1つ(ホセ・ルイス・ペレダ牧場の牛、インドゥルト)。見習い闘牛士、カルロス・マリア、耳2枚。 トリゲロス。フェスティバル闘牛。騎馬闘牛士、アルバロ・モンテス、耳2枚。闘牛士、ビクトル・プエルト、サルバドール・コルテス、アントニオ・ホセ・ブランコ、ペレス・モタ、耳2枚と尻尾1つ。見習い闘牛士、ミゲル・アンヘル・デルガド、耳2枚と尻尾1つ。


 10月29日(水) 曇

 円が急落して株価が上がった。より戻しの現象とも思える。欧米の金利利下げや、日銀の利下げ予測、株の空売り規制など色々ある。企業の決算発表もこれから続くので、今後のことは判らない。決算が、下方修正する企業が多いと思われていることと、予想以上に悪化した場合は、株は下がる要素が高くなる。金融経済から実質経済へ深刻な影響を与えつつある。

 可能性は少ないが、円・ドル・ユーロの3つの通貨を基軸にした、固定相場制への移行もあり得ると言うことを、『ワールド・ビジネス・サテライト』の番組の中で言っていた。そうなったらどうなるのだろう?

 自動車産業は、不況のあおりを受けて、売り上げが激減している。日本でもトヨタを初め他の会社も売り上げ、利益が激減した。「米国のGM(ゼネラルモーターズ)とクライスラーグループが合併で合意し、今週末までに発表する段取りとなった。ほぼ100年にわたって続いた米ビッグ3体制は、合併会社とフォードモーターの「ビッグ2」に再編される。」 ーーレスポンスよりーー と、いうニュースも発表された。

 消費刺激策として、政府は、定額減税を、2兆円給付する模様。経済を立て直す政策を実施するために解散を先送りする流れになった。早く総選挙をして欲しい。


 10月30日(木) 曇のち晴

 ウォッカの追い切り調教が行われて、騎乗した武豊が、「 「状態は本当にいいと思います。ボクが乗った中では一番いいですよ」 武豊騎手が満面の笑みを浮かべている。前走後、定石通りにデキは上向いた。栗東坂路での最終追い切りは単走。力まずに柔らかく体を使い、しなやかなストライドを繰り出している。最後の直線を迎えても勢いは衰えない。4ハロン52秒2−37秒5、馬なりでラスト1ハロンは12秒5とシャープなフィニッシュを決めた。 「52秒を目安に乗って欲しいと言われていましたが、ピッタリでしたね。これだけ調教でうまく乗れたのは珍しい」と、ユタカは軽いジョークで周囲を笑わせた。しかし、それもこれもウオッカの気配がいいからこそ。今回は受けて立つ余裕さえ感じられる。」

 ディープスカイの追い切りも行われて、「もうこれ以上やる必要はない! ゴール前軽く仕掛けてラスト1ハロン12秒7。秋の始動戦、神戸新聞杯を快勝した変則2冠馬ディープスカイが敢然と盾獲りに挑む。 主戦の四位騎手を背に栗東坂路コースでの最終追い切り。軽く1本脚慣らしをしてからの2本目。まるで会話をしながらのように、ピタリと折り合って坂を駆け上がってくる。ラスト1ハロンで鞍上が1回、2回とハミをかけ直すモーションを起こすと俊敏に反応。グンと加速して4ハロン53秒5−38秒5、ラスト1ハロンは12秒7の鋭いフィニッシュだ。前走時にはなかった、日本ダービー馬の反応が手綱越しに伝わってきた。

 「先週(坂路4ハロン52秒4)一杯にやったし、馬場状態も良くなかったので上がり(後半)を重点に。ジョッキー(四位騎手)も手応えは掴んでくれた」と昆調教師は納得の表情。距離適性や神戸新聞杯を使った後のダメージなどを考慮して、指揮官が下した結論が古馬と初対戦となる盾への参戦。「2000メートルの距離適性などを考えると(3000メートルの菊花賞よりも)こちらの方に魅力がある。馬房内にいる姿を見ても、1度使ってピリッとしたのが良くわかる。来年は海外遠征という夢をも抱かせてくれる馬。その為にもいい結果を出したい」。昆師の目は自信と希望にあふれている。その思いは四位も同じだ。 「札幌から早めにディープとのコンタクトを取れたのは大きかった。ウオッカも強いと思うし、ディープより先輩ばかりで甘くはないけど、チャレンジャーのつもりで攻撃的な競馬をしたい」 昨年のダービーはウオッカとのコンビでダービー初制覇。それゆえに、立ちはだかるライバルの力量は十分承知している。 目指すは古馬を撃破しての現役最強の称号。実りの秋を迎えて、さらに凄みを増したディープスカイが府中の直線で新たな伝説の走りを見せる。」

 ダイワスカーレットの追い切りも行われて、「臨戦態勢は整った。GI3勝を誇る女傑ダイワスカーレットが、7カ月のブランクを克服して、現役馬の頂点に立つ。 ここまでの十分過ぎるほどの乗り込みを示すように、栗東坂路での最終追い切りは“静”の姿勢に終始した。最上級のスピードを封印するように安藤勝己騎手がしっかりと誘導して、最後まで馬なりのままでフィニッシュ。それでも4ハロン53秒1−39秒3−13秒5の好タイムが出るのは、やはり性能の高さだ。「時計がかかる馬場をサッと流した程度。いいリズムで走っていたし、乗りながらこれぐらいのタイムだろうと思っていた。仕上がっているし、もう強くやる必要ないから」と予定通りの内容にアンカツは納得の様子だった。」 ーーサンスポよりーー

 予想の材料が揃ってきた。さて、どうするか。

 「米連邦準備制度理事会(FRB)は29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、短期金利の指標となるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を現行の年1・5%から0・5%引き下げて年1%とすることを決めた。 金融危機による実体経済の悪化を回避するためだ。年1%は、2004年6月以来の低水準。 FRBは今月8日にも、欧州の主要中央銀行との協調利下げに踏み切り、政策金利を2%から1・5%に引き下げている。」 ーー讀賣新聞よりーー 株式市場・外為はほとんど変化がない。


 11月1日(土) 晴 58041/2

 昨日、懇親会のようなモノがあった。思ったより2時間も終了時間が遅れた。最後異様に盛り上がっていた。日銀が金利を0.2%引き下げ0.3%にした。

 安田さんから連絡があり、8日の闘牛の会の開始時間が変更になりそうだ。どうしようか即答を避けて、ネットで会員・参加者に訊いてみることにした。回答は、火曜日に安田さんに連絡を入れる。それまでの意見を参考にして結論を出すことにした。


 11月2日(日) 晴 41818

 天皇賞・秋は史上に残る名勝負だった。しびれるレースだった。パドックの話から始める。ウォッカが非常に良かった。踏み込みが深く落ち着いていたし体も素晴らしかった。一方、ダイワスカーレットは、冬毛が出て脾腹の辺りに発汗が観られた。時々パドックの人垣を観たりして集中力を欠いていた。しかし、去年の有馬記念を思い出した。冬毛が出て毛づやが悪くとても走りそうには見えなかった。牝馬の場合、冬毛が出ると競争能力に影響が出るのは常識である。だから、去年の有馬では切ったのだ。だが、レースでは2着に入った。去年の有馬のパドックを観ていたので、ダイワスカーレットの冬毛には騙されないぞと思ったのだ。いつも、パドックでやっているメモ書き。同じ事をやっていると以前の蓄積された情報がシナプスで結びつく。

 ディープスカイは、初めは落ち着いているように見えた。発汗していて次第にうるさくなってきた。踏み込みはそれほど深くない。初めてパドックで観るので良く判らない面が多いが、期待したほど良いとは思えなかった。他で気になったのが、アサクサキングスとドリームジャーニー。元気があって良い。特にドリームジャーニーは、内に込めた闘志が感じられる。

 3強とも返し馬は良かった。そして、勝負の時を迎える。ファンファーレが鳴り手拍子と歓声が沸き、枠入りは順調にいった。スタート良くダイワスカーレットが鼻を切る。ウォッカも良いスタートで好位につく。その内にディープスカイ。向正面ではちょっとかかっていた。ディープは駄目だろうなぁと思った。ウォッカも抑えている。3コーナー手前当たりからウォッカと同厩舎のトーセンキャプテンがスカーレットを突っつきに行く。苦しいレース展開だ。1000m通過が58秒7。ハイペースだ。逃げ馬には不利な状況。縦長の隊列が4コーナーが近づいて詰まってきた。4コーナーの外をディープスカイが廻りその外をウォッカが通る。スカーレットは手綱がピクリとも動かない。

 直線の坂下辺りで3強が追い出し始める。ディープとウォッカが馬体を合わせて追い上げる。武の右ムチが入る度にディープに並びそして交わす。しかし、ディープの四位もハミを何度もかけ直して左ムチですがりつく。内のスカーレットは、安藤勝己の左ムチを入れるが外の2頭に交わされる。後は外2頭の戦い。どっちが勝つのかと外を見ていたら、ゴール前、内から2頭が迫ってゴール後、カンパニーが先頭を入っていた。勝ったのは何か???全く判らなかった。大歓声が鳴りやまない。大型ターフビジョンでリプレイが流される。

 それを観ると、最後の直線で外のディープとウォッカが一旦スカーレットを交わしてウォッカが優勢で外ばかり見ていたが、その内で安藤は左ムチを連打して交わされたのに、差し替えして、ディープとスカーレットの間からカンパニーが鬼脚で突っ込んできた。さすがわ横山典弘!ただでは負けない。ターフビジョンはゴール前アップになりスロー再生になる。ディープを交わしたウォッカとスカーレットの鼻面が合った所がゴールだった。アップでスローになってもどっちが勝ったか解らない。瞬間的に同着じゃないかと思った。わずかに遅れてディープとカンパニーがこれもほとんど同時にゴールするが、これはディープに分がある。

 ラジオ短波の実況中継は、ゴール後、「手を挙げるのは誰か!」と叫んでいた。向正面に流していったウォッカ鞍上の武豊が首を振る。どっちが勝ったか解らないと思っているのが判る。安藤勝己と引き上げてきたときに話をしているが、どっちも判らないようだ。タイムは、1分57秒2のレコード。息詰まる直線の攻防。追い比べだった。そして、震えるようなレースだった。それから長い写真判定が行われる。その間、スタンドで観ていた観客は、9割か8割方スタンドに残り、何度も繰り返し流されるリプレイをジッと観ている。

 発走予定時刻が15時40分。実際何分に発走されたのか知らないが、確定が出るまでの間、スタンドのどこかで観ている友人にメールした。「同着?」返信が、「たぶん同着」と、返ってきた。レース後5,6回レースがリプレイされただろう。15時56分に着順が発表されて1着ウォッカ、2着ダイワスカーレット、3着ディープスカイ、4着カンパニー、5着エアシェディ。1,2着はハナ差だった。距離にして2cm。こんな僅差の競馬はGTでは観たことがない。

 7ヶ月の故障明けのレースで、初めての東京コース、逃げ馬には不利なハイペース、しかも突っつかれる苦しい展開というダイワスカーレットにとっては三重苦にも四重苦にもなる状況。ウォッカは、得意の東京コース、万全のローテーション、最高の調教と最高の状態で、たった2cmしかダイワスカーレットに勝てなかった。ダイワスカーレットって負けて強し!の強烈な印象を残した。もしローテーションも、初コースでもない競馬場だったら…と、思ってしまう。

 レース後、JRA銀行に預けていたお金をおろして、判定写真を観た。線が1つ差ない僅差なのが判った。2cm差というのは帰ってきてネットの記事で読んだもの。パドックではファンが選ぶ東京競馬場ベストレース25をやっていた。ベスト10になって武豊が登場。今日のレースを振り返った。「何とか差したんじゃないかなぁと思いました」と言っていたが、「ターフビジョンで首振ってたでしょう」「あれは、カメラが写っているのを判っていて、どっちが勝ったか判らないと言うことをファンの人に伝えたかったんです。安藤さんも首を振ってましたから。帰ってくるときに話しましたけど判らないとお互いに言ってました。」

 今日の天皇賞は本当に名勝負だった。牝馬の1,2着というのも凄いことだ。ジワーと来るレースだった。


 11月3日(月) 晴 12234

 デルタブルースが体調不良で、メイショウサムソンがフランス遠征後の検疫などで思うように調教が出来ずにいずれも回避した天皇賞・秋。しかし、歴史に残る後世に語り継がれるレースだった。帰りは、そば屋で丼物のセットを食べて帰ってきた。レース後、パドックで武豊が、最後に、「それでは皆さん、今日はウォッカを飲んで乾杯してください」と言っていた。酒屋によって本当に久々にウオッカを買って乾杯した。武豊の言うことをきいたのは初めてだ。

 「女傑ライバル決戦、ウオッカが2センチ差劇勝! 現役最強馬を決めるJRA秋競馬の大一番、第138回GI天皇賞・秋が2日、東京競馬場2000メートル芝で開催され、武豊騎乗の1番人気ウオッカ(牝4=角居厩舎)が優勝した。安藤勝己が騎乗する同い年のライバル馬ダイワスカーレット(牝4=松田国厩舎)と壮絶な叩き合いの末、約2センチ退ける激戦V。これでウオッカはGI4勝目、牡牝混合GIは日本ダービー、安田記念に続く3勝目となり、1984年のグレード制導入以降、牝馬による牡牝混合GI3勝は初めての快挙となった。また、ダービー牝馬による天皇賞・秋制覇は1938年のヒサトモ以来70年ぶり。さらに勝ちタイム1分57秒2は、1999年スペシャルウィークがマークした1分58秒0を0秒8上回るレースレコードと、まさしく記録尽くめの優勝となった。

 また、騎乗した武豊は昨年のメイショウサムソンに続く2年連続の天皇賞・秋制覇。この勝利で天皇賞は春・秋を合わせて通算11勝目、歴代単独1位となった。なお、管理する角居勝彦調教師はうれしい初勝利となり、天皇賞トレーナーの仲間入りを果たした。

 一方、今年のダービー&NHKマイルカップを制した変則二冠馬ディープスカイ(牡3=昆厩舎)は、最後の直線でよく追い込んだものの、ダイワスカーレットからクビ差遅れる3着惜敗。敗れはしたが、能力の高さを十分に発揮した。

■10分にも及ぶ写真判定、1着に点ったのは……
 およそ10分に及ぶ写真判定。電光掲示板の1着に「14」が点ると、12万観衆からの地鳴りのような歓声が東京競馬場を包み込んだ。そして、検量室前ではウオッカ陣営から歓喜の拍手と声。勝利を告げられた武豊は「ヨシッ!」と手をパチンと叩き、満開の笑顔でウオッカに駆け寄った。
 「本当に良かった。ホッとしています。ゴールした時はどっちが勝ったか分からなかったですし、祈るような気持ちでした。本当にシビれましたね」

 競馬史に残る女傑対決と言われていたウオッカvs.ダイワスカーレットのライバル物語。その5度目の直接対決となる第138回天皇賞・秋は、これまでの4回をはるかにしのぐ、まさに競馬史上に輝く名勝負として語り継がれていくだろう。大げさではなく、それほどの激戦だった。
 敢然とハナを切ったのは、これが4月GII大阪杯以来の競馬となったダイワスカーレット。前半やや力みながら刻んだラップは1000メートル58秒7のハイペース。ライバルが引っ張るこの流れを武豊は、「ペースが速いな」と感じていたという。
 「東京2000メートルの外枠はいいポジションがとりにくいですからね。スタートして、他馬の出方を見ながら行こうと思っていました。ペースは速かったですけど、こっちはマイペースで行こうと」

■最後の100メートル、女の意地のぶつかり合い!
 道中はちょうど中団よりやや前のポジション。少し引っ掛かる素振りを見せながらも、武豊がこれを御し、絶好の手応えのまま最後の直線525メートルへ。すぐ左斜め前には、今年のダービー馬ディープスカイがいる。
 「直線に向くまでは馬なりで。ウオッカのリズムを優先して乗っていました。ディープスカイが斜め前にいたのはたまたまでしたけど、直線に向いてから本当に手応えが良かったですね。あとは追い出しのタイミングだけだと思っていました」
 鞍上が満を持して追い出しにかかると、ウオッカは弾かれたようにグンと加速。まずはディープスカイを斬り捨て、返す刀で前を行く最大のライバルもねじ伏せるだけ。残り100メートルを切り、いったんは前に出たかに見えた。しかし、やはりダイワスカーレットは強い。ウオッカの本当の勝負は、ここからだった。

 「一気に先頭に出たんですけど、目いっぱい走っていたから、あと数十メートルがキツかったですね。さすがダイワスカーレットは強かった」
 力尽きたかに見えたダイワスカーレットが息を吹き返し、ウオッカとまた鼻面を並べる。ゴールまでの数十メートルは、まさに火の出るような叩き合い、しのぎ合い、ライバルとして負けられない女の意地の張り合いだった。

■安堵の武豊「勝てて本当に良かった。同着でもいいと」
 2頭まったく同体のままゴールし、勝負の行方は写真判定へ。およそ10分にも及ぶ長い判定の結果、約2センチ、ウオッカが先にゴールしていた。
 「あそこで踏ん張れるのがウオッカ。折り合いにも若干苦労しましたし、外めを走って距離を多く走っているのに、あの速いタイム。本当によく走ってくれました」
 レース後、武豊はウオッカへの感謝の言葉を並べた。3月の国際GIドバイデューティーフリーで初コンビを組んでから前走までの3戦、いずれも未勝利。「これだけの馬を任されて、正直プレッシャーもありました。でも、勝てて本当に良かったです。同着でもいいと思っていました」と、偽らざる気持ちを明かす。

 また、ウオッカで勝てないだけでなく、武豊は勝利数こそ“指定席”の全国リーディングトップを快走しているが、重賞勝利は少なすぎるとも言える2勝。ビッグレースで勝てない日々が続いただけに、「僕自身、今年は大きいレースでなかなか結果が出せなくて、苦しい時間でした。それをウオッカに助けてもらいました。感謝の言葉しかない」と、最大の賛辞をパートナーに贈った。

■順調ならジャパンカップへ、女傑伝説次なる相手は世界だ
 この劇勝でウオッカはGI4勝目、牡牝混合GI3勝はグレード制導入以降、牝馬としては初の快挙。現役最強の称号を得るとともに、名実ともに歴史的名牝の座も揺るがないものとした。しかし、この秋はさらなる戦いが控えている。
 「オーナーともう1回相談してからになりますが、順調ならおそらくジャパンカップになると思います」と角居調教師。
 次は世界の強豪が相手、さらに、JCへ向け万全を期すために天皇賞を回避した牡馬最強のGI4勝馬メイショウサムソンもいる。もちろん、ダイワスカーレットとの直接対決も2勝3敗とまだ負け越しており、このまま終わらせるつもりもないだろう。角居調教師は今後へ向けての展望をこう語った。
 「ダイワスカーレットには何度も負けていましたから、ここで負けたらもう次はないと思っていました。まだ折り合いの課題もあるのかなと思いますし、次へ向けて、またゆっくりと落ち着いて(馬を)つくっていきたい」

 ダイワスカーレットからヒロインの座を奪い取り、日本競馬最高の栄誉を手に入れた11.2府中2000メートル「天皇賞・秋」。もちろん今後、主演女優の座を誰にも譲る気はない。次なるウオッカ女傑伝説の舞台は、11.30府中2400メートル「ジャパンカップ」だ。

 ■負けてなお強し――アンカツ「たいした馬だよ」
 「負けてなお強し」という言葉があるが、この日のダイワスカーレットこそ、このフレーズがピタリと当てはまった。4月GII大阪杯以来約7カ月ぶりの競馬ながら、レコードタイムを演出するくらいのハイペース逃走、ゴールまで残り100メートルからの驚異の粘り。これを競り負かしたウオッカは、確かに素晴らしい。しかし、それ以上の強さをダイワスカーレットに感じ取ったファンも数多くいただろう。
 この歴史的激戦の勝者となれなかった安藤勝己は、レース後は「やっぱり悔しいね」と言いつつも、その一方で満足感も漂わせる表情で振り返った。
 「レース後は負けたかなって思っていたし、写真判定になるとも思わなかった。ゴール前の手応えでは3着かな、って思ったくらい。それを、あそこからまた伸びるんだから、たいした馬だよ。本当にすごい」

 安藤勝が正直な印象を語ったように、最後の直線の勢いは完全に外のウオッカであり、ディープスカイ。ラストは新旧ダービー馬の一騎打ちかと思われたが、ダイワスカーレットはそれを許さない。むしろディープスカイに1度も前を行かせず、ウオッカとの大激戦に持ち込んだ。この驚異の持続力こそが真骨頂。7カ月ぶりのぶっつけ大一番で、これだけのレースをするのだから、やはり底知れない力を持った女傑である。

■予定通り有馬記念か、はたまたJCで完全決着か
 ただ、この7カ月ぶりの競馬だったことが2センチ差を生んだ、ともアンカツは冷静に語った。
 「久しぶりだったからやっぱりテンションが高くて、ゲートも良かったんだけど、力みながら走っていた。最初からバーンと行く馬じゃないし、きょうはリラックスしながらのペースじゃない。いつもとちょっと違う感じだった。その分、あとちょっとがね……」
 7カ月もの長期休養明けは、さすがのダイワスカーレットにも微妙な足かせとなってしまったが、それでも勝ったも同然の2着と、改めて現役最強クラスの力はアピールした。当然、次こそは……の期待がかかる。

 次走についてだが、当初発表のとおりなら12月28日のグランプリ有馬記念。同馬を管理する松田国英調教師は「まずは無事であることを確認してから」と、次走に関しての明言を避けたが、この日のレースについては鞍上同様に「3着以下に下がっちゃうような状態から差し返した。本当に力があるなと思いました」と、納得の評価をしている。

 昨年2着に敗れたグランプリで今度こそ優勝を狙うか、それとも急転、ライバル・ウオッカと完全決着をつけるために11月30日ジャパンカップへ出走か。ダイワスカーレットの動向が、この先のGI戦線をさらに盛り上げていくのは間違いない。

■四位「次が楽しみに」、ディープスカイ可能性示す3着惜敗
 競馬史を代表する女傑2頭とタイム差なしの接戦。しかもマークした1分57秒2は、従来のレコードを0秒8更新する驚愕のタイム。勝負はもちろん勝たなくてはならないが、3着に敗れたとはいえ「良く走った」と賞賛する声が当然で、落胆する必要も恥じる必要もどこにもない。しかし、手綱を取った四位、管理する昆貢調教師の表情に満足感はなかった。
 「ダービー馬として恥ずかしくない競馬はできたと思うけど、悔しいね」
 四位がストレートに悔しさをぶつけた。GIダービーを制した時と同じ1枠からスタートした四位とディープスカイ。春先の競馬とは違い、秋初戦のGII神戸新聞杯と同じように中団前めからの競馬となった。
 「(1、2着との差に)何かあるとしたら、ゲートを出していったので、力みがちょっとあった。最後の直線の手応えは良かったし、一瞬『オッ』と思ったけど」
 さすがにダービーのような後方一気では、ウオッカ、ダイワスカーレットを捕らえられないと判断したか、この馬としては積極的な位置取りの競馬が前半の力みにつながってしまった。

 ただ、繰り返しになるが、この日のタイム差なし3着という結果は、ディープスカイの底知れない可能性を示した敗戦であるとも言える。まだ、成長途上の3歳。この日のようなレースを経験することで中団からの競馬も覚え、次戦以降は追走がスムースになるだろう。脚質が広がるとともに、期待度もさらに広がったことは確実だ。
 「負けたけど、次に楽しみが出てきた」と四位。一方、昆調教師も「位置取りはあれで良かった」とし、「この世代は弱いと言われてきたけど、ダービー馬の力を見せることができた」と、愛馬の能力を再確認。そして、「当初から言っていますが、“次”が最大の目標ですから」と、キッパリ反撃を誓った。
 “次”というのは、11月30日・東京2400メートルが舞台のジャパンカップ。この日の敗戦を大きな糧に、ディープスカイがダービーを制した思い出の舞台でさらなる飛躍を見せる。」 ーースポーツナビよりーー

 「1着ウオッカ(武豊騎手)
 ああ良かったという感じ。ほっとしています。写真判定を待つ間は生きた心地がしなかった。同着でもいいと思ったくらいで、しびれました。返し馬の雰囲気が実に良かった。向正面で折り合いもつき、直線では伸び伸びと走ってくれと思っていた。外枠で、終始外を回っており、きついレースだった。本当に歴史的牝馬だと思う。いや、牝馬というより名馬ですね。
(角居勝彦調教師)
 負けたなと思って写真判定を待っていました。ここで負けたらダイワスカーレットに勝つことはもうないなと思っていました。支持してくれたファンの皆さんに恥じぬ仕上げと思っていましたので、うれしいですね。
2着ダイワスカーレット(安藤勝己騎手)
 この時計で走っているのだから本当に凄い馬。やや力んでいたのに最後も伸びている。
3着ディープスカイ(四位洋文騎手)
 あそこまでいったら勝ちたかったね。一瞬オッと思ったんだけど。ダービー馬の力は見せたと思う。
4着カンパニー(横山典弘騎手)
 素質を見込んだ馬、しっかり走ってくれたと思う。
5着エアシェイディ(後藤浩輝騎手)
 過去最高の出来だった。思い描いていた通りの競馬が出来た。 」 ーーnetkeiba.comよりーー

 「天皇賞・秋(GI)が行われた2日の東京競馬場は、入場者が前年比21.9%増の12万1961人を記録した。同レースの売り上げも7.2%増の237億5603万2600円。今年のGIレースで入場者、売り上げとも前年を上回ったのは高松宮記念(3月30日、中京)、スプリンターズS(10月5日、中山)に続き3度目。1、2着のウオッカ、ダイワスカーレットの牝馬2頭、今年のダービー馬ディープスカイなど好メンバーがそろったことが要因だ。」 ーー時事通信よりーー

 競馬という良質の物語は、激闘があって初めて物語の質が高くなる。ウォッカとダイワスカーレット。そして、ディープスカイ。3強の戦いは非常に質が高い物語を創り上げた。


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