断腸亭日常日記 2008年 その11

−−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

por 斎藤祐司


過去の、断腸亭日常日記。  −−バーチャル・リアリティーとリアリティーの狭間で−−

太い斜字で書いてある所は99年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年のスペイン滞在日記です。

99年4月15日〜5月11日 5月12日〜6月4日 6月7日〜6月10日 2000年4月20日〜4月29日
5月1日〜5月14日 5月15日〜5月31日 6月1日〜6月15日 6月16日〜6月29日
2001年4月19日〜5月3日 5月4日〜5月17日 5月18日〜5月31日 6月1日〜6月11日
6月12日〜6月22日 2002年4月16日から4月30日 5月1日〜5月15日 5月16〜5月31日
6月1日〜6月13日 2003年4月16日〜5月24日 5月25日〜6月10日 6月12日〜6月26日
2004年4月14日〜5月7日 5月8日〜5月31日 6月1日〜6月17日 2005年1月1日〜1月28日
1月29日〜2月25日 2月26日〜3月30日 3月31日〜4月24日 4月25日〜5月22日
5月23日〜6月16日 6月19日〜7月28日 7月29〜8月13日 8月14日〜9月7日
9月8日〜10月7日 10月9日〜11月10日 11月11日〜12月31日 2006年1月2日〜2月9日
2月10日〜3月17日 3月18日〜4月12日 4月13日〜5月6日 5月7日〜5月29日
5月30日〜6月19日 6月22日〜7月22日 7月23日〜8月17日 8月20日〜9月12日
9月13日から10月9日 10月10日〜11月18日 11月19日〜12月30日 2007年1月1日〜2月25日
2月26日〜4月19日 4月20日〜5月19日 5月20日〜6月16日 6月20日〜7月31日
8月1日〜9月1日 9月3日〜9月18日 9月19日〜10月21日 10月23日〜11月16日
11月17日〜12月31日 2008年1月1日〜2月3日 2月4日〜3月21日 3月23日〜5月12日
5月13日〜6月16日 6月17日〜7月18日 7月19日〜8月11日 8月12日〜8月19日
8月21日〜8月31日 9月1日〜9月19日 9月20日〜10月15日 10月16日〜11月3日
11月4日〜11月20日

 11月21日(金) 曇 5711

 ようやくタバコが吸えるようになってきた。風邪薬が効いて、鼻の具合が良くなってきた。それにしても寒くなってきた。手袋が必要な時期になった。風邪が悪化してからダウンジャケットを着ている。

 来年のカステジョンに、ホセ・トマスが90%出場するだろうと、興行主のエンリケ・パトンが言ったという記事がネットに書かれている。ホセ・トマスは南米・メキシコ遠征には、来年のボゴタ(コロンビア)だけに出場する。また、ここ何年かにわたって良い牛を出しているビクトリアーノ・デル・リオ牧場(今年は6月5日のホセ・トマスが耳4枚取った)は、マドリードに3回出場する。そろそろ来年のスペインのカルテル情報が入ってくる時期になってきた。


 11月22日(土) 晴 39041

 昨日Kadoyanからメールが来て、12月の闘牛の会パーティーについて情報をアップしたいとのこと。安田さんに確認するのでちょっと待って貰った。今日は、MEGUさん、Kadoyan、TAKEさんにTELをして12月のパーティーの打ち合わせ。KadoyanにMIXIにアップして貰った。今後の展開を話すために集まった方が良いのかも知れないと思った。

 次期米財務長官にガイトナーNY連銀総裁との情報にニューヨーク市場は好感しリスク回避後退判断して株価は約500ドル値上がりした。ブッシュの金融法案ではどうにもならなかった株価が、オバマ次期政権の人事情報だけでこれだけ値上がりするのは驚異的だ。それだけ市場も期待をしているということなのだ。

 「次官を刺した」と警視庁に自首した、コイズミ ツヨシ と名乗る男を捜査中。


 11月23日(日) 曇 4488

 NHKの『ジャッジU』の最終回はジーンワリ来た。西島秀俊の抑えた演技が良い。犯人役で出た石橋蓮司が良かったなぁ。詳しくは後日書くこととする。

 「 「元次官を刺した」と出頭した男を、銃刀法違反容疑で逮捕した。 逮捕されたのはさいたま市北区の小泉毅容疑者(46)。 調べによると、小泉容疑者は 22日午後9時40分ごろ、東京都千代田区霞が関の警視庁に軽自動車で乗りつけ、庁舎の警備に当たっていた機動隊員に「俺が事務次官を殺した」などと話したという。動機については「昔、保健所にペットを殺され腹が立った」などと供述しているという。 調べに対し、小泉容疑者は「宅配便の仕事をしていたことがある」とも供述しており、警視庁は今後、銃刀法違反容疑で調べるとともに、元厚生次官ら連続殺傷事件についても裏づけ捜査を急ぐ。 小泉容疑者が乗っていたのは、川越ナンバーのレンタカーの軽乗用車。血の付いたものなどサバイバルナイフ8本とスニーカーを所持しており、後部座席には段ボール箱が2個置かれていた。」 ーー産経新聞よりーー

 「乗っていた軽乗用車の中からは、血の付いたナイフのほか、黒いバッグや段ボール箱2箱が見つかった。また、同容疑者は「(さいたま市と中野区の)事件のどちらもやった」などと話しているといい、同容疑者が襲撃事件に関与しているとみて追及している。」 ーー讀賣新聞よりーー

 マイルチャンピオンシップの予想はマイル実績から、◎サイレントブライト、○ローレルゲレイロ、▲スマイルジャック。他には、雨が降ったときに、ラーイズアトーニー。スーパーホーネット、マイネルレーニア他は、マイル実績が悪いので軽視する。カンパニーは好きな馬で横山典弘が乗るのだが、7歳馬というのがネック。


 11月24日(月) 雨 39867

 マイルチャンピオンシップは、完敗だった。ひねりすぎ。毎日王冠、府中牝馬特別が終わった直後の直感通りブルーメンブラット、スーパーホーネットの1、2着で決まった。この結果は、4コーナーでの位置取りの差になった。なんて素直な馬券だろう。考えすぎは良くない。素直に買っていれば当然買えた馬券だ。メールのやり取りをしていて普段穴馬券ばかり買うFが、1番人気のスーパーホーネットからの流し馬券なので突っ込んだら、「今日の波乱は武豊の落馬骨折で終了。レースは固いはず!」と送ってきたので、それでハッとした。

 これでJCでは、メイショウサムソンの鞍上が宙に浮いた。頭に浮かんだのが石橋守騎手だ。武は海外遠征のための乗り替わりだった。それ以前は石橋がずっと乗っていた。石橋ならサムソンは走るかも知れない。そう思った。ネットでは正式に調教師と馬主が話し合いをして石橋の騎乗が決まった。嬉しいニュースだ。

 2009年の闘牛には小さな異変が起こっている。セビジータの代わりにフリのバンデリジェーロに付いていたカレテロが抜けカジェタノに付いた。アベジャンのバンデリジェーロも、エル・チャノはコルドベスに付き、ホセ・マヌエル・モントリウがクーロ・ディアスに付いた。ペレラのバンデリジェーロも2人交代した。セラフィン・マリンの重要なバンデリジェーロだった、セサル・ペレスは、ファン・バウティスタに付いた。

 例えば、ポンセには、マリアノ・デ・ラ・ビーニャ、アントニオ・テヘロというバンデリジェーロがずっと付いている。闘牛をするのは闘牛士だがそれを周りから支えているのは、ピカドールやバンデリジェーロなのだ。ホセリートには、ファン・クベーロが、ホセ・トマスには、ミゲル・クベーロが、セサル・リンコンには、モナキージョ・デ・コロンビアやファン・モンティエル、エステラ、カルロス・アビラ、アドルフォがいた。そういうバンデリジェーロは重要な役割を果たし、闘牛士の闘牛の質を支えているのだ。上記のバンデリジェーロの交代は、その闘牛士たちの闘牛も変えてしまうかも知れない要素を持っている。

 また、アントニオ・フェレーラのアポデラードがタウロデルタに変わった。アベジャンのアポデラードも今年もまた変わった。

 23日金融危機で世界経済が悪化する中でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が行われたリマ(ペルー)のアチョ闘牛場で、セバスティアン・カステージャがロベルト・プガ牧場の“ビクトリオソ”という名の牛(No52、452キロ)をインドゥルトした。

 23日の結果。 リマ(ペルー)。ポンセ、耳2枚が2回。ファンディ、耳1枚、耳2枚。カステージャ、シンボルとしての耳2枚と尻尾1つ(牛、インドゥルト)。


 11月25日(火) 雨のち曇 3418

 NHKの『ジャッジU』の最終回。与之島出身の老人、栄(石橋蓮司)が大美島の床屋で包丁で脅して料金を踏み倒す。それから交番に自首する。事件は、何十年ぶりに帰郷するために大美島に船で着く。そこで同郷の与之島出身者という男と知り合い酒を酌み交わす。酔いがまわってウトウトしているときに財布を入れていたバッグを盗まれ帰郷がかなわなくなる。それで自暴になって行った犯行と分かる。弁護を担当する畑夏海が、与之島に行って調べると、母親が死んで葬式に出るために戻ってきたことを知る。

 栄は、金もなくなって大阪でも仕事がなくホームレスをやっていた。帰りたくても帰れない状態だったが、知り合いからお金を借りて島に帰ろうとやって来たのだった。それで刑務所に入れば仕事をしないで飯が食えるので犯行に及ぶ。与之島で知人の大間隆からの話を訊く。裁判の中の弁護で陳述書を読み上げる。

 「弁護士の畑さんが尋ねて来られ、栄さんの事情が分かり驚いています。私は今、百合が浜村の世話役をやっていますが、我が村も村民の半分以上が高齢者。45歳の私は村では若造であります。栄さんが島を出て40年。今お年は60代半ば辺りでありましょうか。でも、与之島ではまだまだ若手です。もし栄さんがこの島に戻ってきてくれたら、是非一緒に村の立て直しを手伝って欲しいと思っています。私が身元引受人になります。裁判所にはなにとぞ寛大な処分をお願いもう上げます。以上、大間隆。これを聞いて被告人はどう思いますか。」
 「有り難く…」嗚咽しながら絞り出す。

 裁判官の三沢恭介が判決を読み上げる。「それでは、判決を言い渡します。主文。懲役3年に処する。未決勾留日数中30日をその刑に参入する。ただし、この裁判確定の日から5年間その刑の出向を猶予する。被告人をその猶予の期間中保護観察とする。お母さんを供養すると言ったあなたの言葉、私は信じます。是非そうして上げてください。そして、島であなたを待っている友人の期待に応えてあげてください。良いですね。」
 「はい」

 浜下りは、与之島で毎年行われる死者のともらいと新生児を祝う儀式。浜で、生と死を同時に行うのだ。島の人たちが昔から行っている行事だ。そこに泥棒が現れる。

 栄「何があったか知らないが、包丁をそんな風に人に向けるな。思ったより怖いもんだよ。今日は浜下りっぞ。そんな風にしたらマブイ(魂)が汚れるぞ」と、たしなめる。

 「この島逃げ出して、わ(我)は本当に親不孝者で、今日は40年ぶりに、死んだ母親に謝った。浜下りに帰って来れて、わは本当に島人(しまっちゅ)なんだと思った」と、言って島唄を歌う。

♪木の葉みたいな 与之島は 何の楽しみ ないところ
 思い願いは 幾度なく 会えぬ月日は 幾日か

 泣いて暮らすも 五十年 笑うて暮らすも 五十年
 泣いて暮らすも 笑うのも 心ひとつの おきどころ

 五十六十が つぼみなら 七十八十は 花盛り
 私の人生これからと 希望の花を 咲かせましょう♪  ーー与之島小唄よりーー

 この歌がジーンと来た。沖縄から出て来た佐度山豊の歌ったメロディーで歌っていた。あれも沖縄の辺りで歌われている歌なんだろうけど…。その泥棒は岩陰から歌を聴いていて涙を流して訊いていた。


 11月26日(火) 曇 41066

 先日、せんべいを食べてきたらゴリッといって右奥歯が欠けたような気がしてそれから浸みるような感覚を持った。それで今日行きつけの歯医者に行ってみて貰ったが、何ともなかった。クリーニングして貰って帰ってきた。最近書いていないが、読んだ本で面白いことが書いていた。それを一つ一つ昔みたいには書かないが、昨日買ったのは、『超訳『資本論』』的場明弘著。なかなか面白い。本屋には、最近出た山田風太郎の2冊の本を注文した。デビュー前の作品を集めた、芸術出版社の『橘傳來記』。おそらく編集は日下三蔵氏が当たった物と思われる。解説は有本倶子。もう1冊は、筑摩書房から出たエッセイ集『秀吉はいつ知ったか』。こっちの編集は日下三蔵と明記されている。本当に良い仕事をありがとうと言いたい。


 11月27日(水) 曇のち雨 6075

 雨が降る度に寒くなってきている。JCは金融危機の景況で外国馬は大物が来ない。日本馬同士の決着が濃厚である。

 「オバマ次期米大統領は24日、シカゴで記者会見し、来年1月に発足する政権で金融・経済問題のかじ取りに当たる主要経済閣僚らの人事を発表する。金融危機の対応の要となる財務長官にティモシー・ガイトナー・ニューヨーク連銀総裁(47)、ホワイトハウスで大統領を補佐する国家経済会議(NEC)委員長にローレンス・サマーズ元財務長官(53)をそれぞれ指名する。 ガイトナー、サマーズ両氏はともに、財務長官の有力候補だった。ガイトナー氏の起用は、一連の大型金融破綻(はたん)処理を陣頭指揮するなど危機対応への経験が豊富なことが決め手になったとみられる。同氏はクリントン政権下では財務次官(国際金融担当)を務め、韓国などの通貨危機への対応も経験した。」  「政府支援を受けて再建中の米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)は25日、リディ会長兼最高経営責任者(CEO)ら役員の報酬を大幅に制限すると発表した。同会長は2008年と09年の年間報酬を1ドルとし、ボーナスも返上する。退任しても退職慰労金はない。」ーー時事通信よりーー

 ニューヨークの株価は4日連続で値上がりした。凄いことだ。誰もブッシュには期待を持っていない。次期政権のオバマに期待している。また、AIGのリディCEOの報酬が年間1ドルと言うもアメリカらしい極端な物だ。

 来年のバレンシアのファジャスは、3月6日か7日から始まり19日まで。カステジョンのマグダレナは、3月15日から22日まで。つまり重なるのが5日間ある。


 11月28日(金) 曇 40367

 最近、堀池さん、シーラさんにTELをした。久々に堀池さんの声を聞いた。1年ほどキューバに行っていて6月頃帰ってきたのだという。12月の闘牛の会に仕事の調整が付けば来たいと言っていた。騎馬闘牛の話を少しした。シーラさんとも話した。両親の父親(つまりお爺さん)が相次いでなくなったそうで、それなどもあって会には来れないという。残念だ。MIXIにも広島のToshiさんが、やはり同じように喪に服すと言うことで来ないそうだ。非常に残念。

 NHKで、「プレミアム10『天国の扉をノックしろ』」を観る。これは、ボブ・ディランの『天国の扉』(Knockin' on Heaven's Door)に触発されてドイツ人トム・ツィックラーが作った、『ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア』の焼き直し版『ヘブンズ・ドア』(監督マイケル・アリアス)の映画制作と『天国の扉』のレコーディングを映していた。ボブ・ディランの『天国の扉』は、映画『ビリー・ザ・キッド』のラスト・シーンで保安官が死ぬシーンで流れる名曲。エリック・クラプトンをはじめ色々な人が歌っている。なかなか面白かった。生と死を映画では描いているという。主演の長瀬智也が言っていた。死は、その先にある次のカテゴリーに行く為の物という風に思うようになったと。


 11月29日(土) 曇 4565

 JCのデータを観た。枠順も発表になった。外国馬はいらない。日本馬同士の決着になりそうだ。そして、やはりGT馬が有力だ。ウォッカ、ディープスカイ、メイショウサムソン。3世代のダービー馬が中心。中山巧者のマツリダゴッホはせいぜい抑え。オウケンブルースリもデータ的には来ないかも…。ルメールも怖いけど…。日曜日は東京競馬場へ行ってパドックを観て決める。いつも思うが出来れば1点で買いたい。なかなか難しいのだけれど…。


 11月30日(日) 晴 40381

 昨日の夕方から体調不良になって熱ぽっく頭がボーとする状態になった。変な寝汗をかいた。それで予定していた東京競馬場行きは中止した。朝、新宿でハンバーガーを食べながら最後の予想。やっぱり、パドックを観れないので投入金額は減らして、それでも本命ウォッカ、対抗ディープスカイ、単穴メイショウサムソンにした。これで来ないならしょうがない。そう思って買った。

 レースは、スローから平均ペースで進み、好位で進んだ有力馬が追い出しにかかり、ウォッカは、舌を出している。岩田がスタートが良すぎてその後、抑えたのが頭が高いフォームになり、ハミ掛かりがいつもと違う状態になったのか、これだ。これじゃ勝てるわけがない。坂上でマツリダゴッホが先頭に立ち、その内のウォッカが追い上げてくる。大外からディープスカイ、その内からスクリーンヒーローにデムーロの右ムチが激しく飛びそのままゴールに飛び込んだ。

 1着スクリーンヒーロー、2着ディープスカイ、3着ウォッカ、4着マツリダゴッホ、5着オウケンブルースリ、6着メイショウサムソンと8着までが日本馬が独占。1着になったスクリーンヒーローは、前走アルゼンチン共和国杯(東京2500m)で優勝。GUとはいえハンデ戦で斤量53キロ。今回のJCはGTで定量だったので57キロを背負っているのでプラス4キロである。常識的には来るはずのないデータだ。しかし、東京2400mのJCと2500mでは、坂下にスタート地点がある2500mの方がきつい。波に乗っている馬というのはそういう物まではね除けてしまうのか。

 それと、これが蛯名正義や横山典弘といった前走、前々走乗った日本人騎手だったら勝てなかっただろう。ネオユニヴァースで皐月賞、ダービーを勝って毎年日本に来るようになったデムーロだから持って来れたんだと思う。それにしてもデムーロに社台というのはセットのようになっている。先週が、ルメールが勝ち、今週はデムーロ。大波乱があるなら外国馬と当然思うのだが、まさかまさかの日本馬の大波乱。


 12月1日(月) 晴 9309

 また、咽が痛くなり咳が出るようになる。どうなっているんだろう。昨日の競馬はJCを外した時点で、本来なら負けである。それが携帯で買った、東京12R、京都12Rを連勝してプラスを計上できたのには驚いた。


 12月2日(火) 曇 40982

 風邪が治らない。仕事は何とか出来るが、他のことをなかなか出来ない状態。全体のことを考えながら過ごす時間が少なすぎる状態。肩が凄くこっている。MEGUさんからメールが来て、Hamaさんが来るという。MIXIには、結衣さん、Campoさんが出席を知られる書き込みがあった。


 12月3日(水) 曇 6668

 1日にタバコが何本かしか吸えない状態が続いている。風邪が治らない。 最新情報では、ホセ・トマスが来年の1月25日にレオン(メキシコ)に、ホセリート・アダメと一緒に出場する様だ。


 12月4日(木) 曇 42966

 ウォッカとディープスカイの有馬記念回避が正式に発表された。これで有馬は、ダイワスカーレット、マツリダゴッホと、JCを勝ったスクリーンヒーロー、メイショウサムソン、オウケンブルースリなどの優勝争いになるのだろう。JCダートは、アメリカ馬2頭の参戦だが、迎え撃つ日本勢は、連覇を狙うヴァーミリアンを中心に、3歳馬の両雄、サクセスブロッケン、カジノドライヴにGT、最多8勝目を目指す8歳馬ブルーコンコルド。日本馬は、調教が行われ、抜群の調教を見せたのは、アメリカ遠征帰りのカジノドライヴ。その反応の良さに驚いたのは、初騎乗の安藤勝己。そして、調教駆けしないサクセスブロッケンも素晴らしい調教をした。この3歳2頭はこの世代ダートの双璧だ。

 今年の春先に競馬関係者やファンの間では、今年の3歳馬は弱いが、ダートの2頭は、化け物かも知れないと囁かれていた。カジノドライヴのデビュー戦は、2着馬に14馬身差、2.3秒の大差を付けた。その後、アメリカ遠征で、GUを、5馬身3/4、0.9秒差を付ける圧勝を演じてベルモント・ステークスでも2番人気になったほどの馬だ。座石で回避したが、直ぐ上の兄弟2頭がアメリカ三冠最後のベルモント・ステークスの勝ち馬という超良血。ただし、出走経験が少ないのが…。

 サクセスブロッケンは、サンデーサイレンスの肌馬にシンボリクリスエス。こちらもデビュー戦を2着に、3.1秒差の大差で圧勝して4連勝後にはダービーにも出走したが流石に芝は駄目で、またダートに戻って、3歳GTジャパン・ダート・ダービーを1番人気で、2着に3馬身1/2差、0.6秒差で圧勝した。前走は初めの古馬との戦いで、スタートでトモを滑らせてそれを挽回するために気合いを入れたらハナに行ってマークがきつい中、ヴァーミリアンにハナ差しか負けなかったことは価値がある。本当は勝たなきゃいけなかったが、今度はその雪辱戦。斤量差が前走2キロから1キロに縮まるが何とか出来そうな気がする。

 迷っていて行かなかったが、行けば良かったなぁと思ったのが、昨日東京ドームで行われた沢田研二のコンサート。「人間60年 ジュリー祭り」と題して午後3時から6時間40分にわたって全80曲を、1部・2部に分けてザ・タイガース時代の歌やPYGの『花・太陽・雨』も含めソロになってからのヒット曲を網羅しているようなコンサートだったようだ。高校時代にLPで良く聴いていた『ある青春』を歌っていたので、これが1番聴きたかった。いつかコンサートで聴きたいと思っていた曲。還暦だからこそコンサートで再びやったのだろうから、もう2度と聴くことは出来ないだろうと思うと寂しい。


 12月5日(金) 曇のち雨

 JCダートの枠順が発表された。日曜日までゆっくり考えよう。政府は、タバコ増税を検討している。社会保障費に充てるために何故タバコ増税をしなければならないのか。選挙では絶対に票を入れない。来年、ヌニェス・デル・クビジョ牧場の牛がラス・ベンタス闘牛場に3回出場するという。来年は、ホセ・トマスがこの牛で出場するかも知れない。


 12月6日(土) 曇 40370

 鼻が痛くないのにタバコが吸えない。吸うと凄い咳が出る。咳で喉の奥が出そうな感じなる。そんな状況なので医者に行った。薬を貰った。感染症を治す抗生物質。痰の粘調度を下げ繊毛運動を高め鼻粘膜の炎症を改善する薬。咳を鎮める薬。医者にはタバコを控えるように言われたが、そんなの言われなくたって分かっていることだ。薬を1日以上飲んでいるが、咽の痛さが取れない。喉仏から下の部分が炎症を起こしているようで痛いのだ。それとそんなに咳は出なくなったが、それでも咳をすると苦しい。早くタバコが吸える健康な体になりたい。

 鹿島アントラーズが優勝。残留争いをしていた千葉は、0-2から後半4点を入れて逆転して残留を決めた。東京ヴェルディは降格。ジュビロ磐田は入れ替え戦になった。


 12月7日(日) 曇 6560

 職場での忘年会を2回に分けて開くことになって、1回目が今日行われた。ネットの、Hot pepper で検索して安くて食べ放題飲み放題の店を探して、告知したら、異様なほど忘年会に期待している。会うとそればかり言っているという状態になっている人間がいた。いよいよ今日の夕方、そんなことで忘年会があったが、飲んで食べて、デザートは別腹と言って食べていた。ビールを飲んで中華を食べたが、相変わらずタバコが吸えない。しょうがないのだが、店は好評だった。

 今日のJCダートは、何と何とのカネヒキリ復活劇だった。2年4ヶ月も屈腱炎で休養して復帰2戦目のGTで勝つというのが信じられない。常識という物を超えている。勿論、この馬は常識はずれの馬だったが、まさかね…。2着に来たのも穴馬、メイショウトウコン。3着が1番人気のヴァーミリアン。期待の3歳馬は、カジノドライヴが6着、サクセスブロッケンが8着。アメリカ馬は、最高で12着という惨敗状態だ。


 12月8日(月) 曇 5440

 今日は、ジョン・レノンの命日だ。世界的には、おそらく、12月7日が命日になっているのだろうが、その時間日本は8日になっていたので命日が8日になっているのだ記憶している。あれから何年経ったのだろう。


 12月9日(火) 小雨 43575

 眼科検診に行ってきた。特に問題は発見されなかった。でも、目の周りがこっている状態やそこに違和感を感じている状態を何とかして欲しい。それで医者に言ったら、それでは改めて調べましょうと言うことだった。眼鏡が合っているいるのかを調べるというのだ。そう言う事じゃないと思うのだ。「眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)」ではないかと疑っているのだ。健康診断の結果も出て、要再検査が出たのは、意外にも胃だった。胃カメラを飲まなければならない。師走なのに、いつ行けば良いんだ?

 あるラジオ番組からの出演依頼が舞い込みTELで話をした。受けることにした。


 12月10日(水) 小雨のち曇 

 咳が収まらない。非道い状態だ。どうなっているんだろう?

 「読売新聞社が6〜7日に実施した面接方式の全国世論調査によると、「民主党に一度、政権を任せてもよい」と思う人は65%で前回10月調査から7ポイント増えた。 「そうは思わない」との答えは31%(前回比7ポイント減)に低下した。安倍内閣、福田内閣に続いて麻生内閣も“政権末期”をうかがわせる支持率急落にあえいでいることで、与野党の政権交代を容認する世論は全体の3分の2近くに広がった。 民主党に政権を任せてもよいと思う人は、自民支持層でも前回の38%から今回は45%に増えた。公明支持層は1割強が約4割となり、与党支持層でも自公政権の限界を感じているようだ。無党派層では61%が66%に増加した。 政権担当能力の有無を聞いたところ、自民党は「ある61%−ない35%」、民主党は「ある50%−ない43%」で、評価は自民党が上回った。ただ、前回に比べて「政権担当能力がある」は自民党は6ポイント減、民主党は4ポイント増で、その差は21ポイントからほぼ半減した。 自民支持層で自民党に政権担当能力があると答えた人は89%で前回91%からわずかに減った。無党派層では60%が53%に落ち込んだ。 調査は全国の有 権者3000人を対象とし、1747人から回答を得た(回収率58・2%)。 」 ーー讀賣新聞よりーー

 この調査は、麻生首相が駄目だから野党にやらせても良いとやけくそ気味に思った結果と言っていいような物。


 12月11日(木) 曇 40987

 たばこ税増税案は廃案になった。自民党税調は値上げしても税収が増えるかどうか分からないからと言う理由を言っている。社会保障費の名目でたばこ税を増税しようとしていたが、特定の人間からだけ一般的に使う社会保障費の財源に充てるというのはおかしな話だ。取れるところから取ろうといういい加減さを感じる。

 風邪で医者に行っているが、薬を代えて貰った。咳が止まらなくなるのでそれを強調した薬にして貰った。処で胃の調子もおかしい。健康診断で胃カメラを飲まなければならないという要再検査が出ているのだがちょっとヤバイかも知れない。とはいえ、タバコは2日前から吸い始めた。


 12月12日(金) 曇 6034

 タバコを吸い出したが、どうも咽の調子が悪い。どうした物か…。少なくとも本数を減らさないと…。ドルが下がってユーロが上がっている。ビック3の問題で為替相場が動いているようだ。風邪をひいてから上手い具合に事が進まなくなっているような気がする。ストーンズの映画をやっている。観に行きたい。


 12月15日(月) 曇 63876/3

 土曜日、闘牛の会に、みんな集まった。久々に来た人も何人もいた。Hamaさん、中沢さん、石原さん、中田君、小林さん、など。荻内先生やTAKEさんも…。闘牛の会は、女性が多い。笑い声が会場に響き陽気な雰囲気だった。その中で、久々に来た堀池さんと話しているときに、その笑顔を観ていて、ある確信を持った。キューバに行ってきた堀池さん。明日の2歳牝馬チャンピオン戦、阪神ジュベナイルフィリーズは、1番人気のブエナビスタが勝つだろうと思ったのだ。キューバと言えば、映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。

 日曜日のレースは、そのブエナビスタが、スローペースの中、後方から4コーナー大外を廻り直線ではじけた。圧勝・楽勝・完勝だった。馬連も2点でゲットした。勝ったお金で、冬用のズボンを買った。ラジオ出演に穿いていこうと思う。この強さは、来年の3歳牝馬クラシック3冠を予感させるような強さだった。ウォッカ、ダイワスカーレット級の牝馬の登場だ。

 電撃的にイラクを訪問したブッシュは記者会見で、イラクのTV記者に靴を投げられた。投げられた靴を交わしたブッシュは、靴は28cmだったという冗談を言ったが、この言葉自体が腹が立つ。記者は逮捕されたようだが、バグダット市内では、記者を解放するようにと市民がデモをしているという。


 12月16日(火) 曇 8000

 闘牛の会で色々な人と話をした。堀池さんからは、いつ本を出すの?あのまま勢いで書いていた方が良かったのかもと思った。あれから色々な知識が身に付いたがそれが、必ずしも本を書くためにいいとは限らないのだ。3日くらいで100枚くらい書くくらいの勢いでやった方が良いのかも知れない。HPを更新しなくなったら、そういうことをやっているかも知れない。TAKEさんとも話をした。知らないうちにと言うか、時間がドンドン過ぎて行き、その形が出来ずにいるのだ。スペインに行って暇なときに書こうといつも思うが、観戦記に縛られて時間が取れないことが多いのだ。TAKEさんからもアドバイスを貰った。

 なつかしい人たちの顔が揃って、昔の話が出た。忘れていたことや、覚えていないことが話になって大笑いになった。何であんなにおかしいんだろう。みんな年を取ったが、変わらずに自分の生活を謳歌しているようだった。こんな経済不況の中で、闘牛の会に集まって呑気に酒を飲んで脳天気だと、外部の人は思うかも知れない。しかし、こういう時期に、文化的な事で集まって話をするというのは、非常に有意義なことだと思う。

 世界的に大恐慌の様相を呈してきた。失業者が町に溢れても、政府は何も対策を打てない状態だ。来年は日記にも書いたが、みんなでサン・イシドロを観に行こうと言うのを現地集合でやりたいと思う。参加者には、文章を書いて貰いそれを会報の様な形で出したい。PCのプリント・アウトで良いから安いコストでやりたいのだ。それから、年会費をいくらか取って、それを送ったり、ネットを出来ない人のために、はがきで情報を送ったりしたいと思う。それには人手が必要だが、手伝ってくれる人を、出来れば自薦で募りたい。それから、会に来ている人が、自分の知人を連れて会員を増やせるようにもしていかないと新しい会員が参加しないし、活性化もしないだろう。勿論、スペインや闘牛に関心がある人でなければ続かないだろう。そういう人を巻き込んでいきたいのだ。

 メールで12月のパーティー参加を集ったが、その中で、今回は参加しないが、いつか参加したいと言っていた人がいた。そういう人も、いるのだ。そういう人が、参加できるような闘牛の会にしなければと思う。参加者が、何かをしようと思うような会にしていかなければならないだろうと思う。


 12月17日(水) 雨 47000

 FRBは、実質ゼロ金利政策に踏み切った。これにより、円高ドル安が進み1ドルが88円台になった。派遣社員の契約打ち切りが相次いで、経済状況は悪化して不況が深刻化している。雇用対策など早急にしなければならない事は、与野党は駆け引き抜きで打たなければならない事なのに、国会では、相変わらす駆け引きだらけだ。継ぎ接ぎでも良いから、与野党の良い所取りで法案を通せばいいのに何故それをしないのだ。非道い物だ。これでは、益々政治に無関心になっていくだろう。こう言うときこそ、必死になって対策を打てばいいのに…。

 自民党の古賀選対委員長が、公明党を排除すれば今までの自民党を支持者が戻ってくる、と発言して比例区は公明党と言えないと言ったという。「自民、公明両党の幹事長、国対委員長らは17日午前、都内のホテルで会談し、選挙協力を含め両党の結束を確認した。次期衆院選比例代表での公明党との選挙協力見直しに言及した自民党の古賀誠選対委員長の発言をめぐり、ぎくしゃくした両党の関係修復を図るのが狙い。 この中で、自民党の細田博之幹事長は「古賀氏から『お騒がせして申し訳ない』との話があった。本意は報道されているようなことではない」と説明。公明党の北側一雄幹事長は「その通りだ」と了承した。」 ーー時事通信よりーー

 何処に行ったか分からなくなっていた、『思考の補助線』茂木健一郎著が出て来た。「大事なのは、「何が正しいのか」ということではなく、「何がしたいか」という情熱のほうなのではなかいと思うようになった」 「生きる熱意。前に進む意志。その質が問われている」 「情熱を支えるものは「本当のこと」であるはずである。「本当のこと」に感動する気持ちである。」 「情熱は、結局は生きることに由来する。生きることとは、行き交うことである。出会うことである。幅広く眺めることである。そして、ときには、ルールを無視することである。」

 「もともと、情熱(passion)という言葉には、キリストの「受難」(passion)と同じ語源を持つ。この世で難を受けるからこそ、困ったことがあるからこそ、情熱は生まれる。誰だって、生きていくうえで苦しいことや悲しいことくらいある。だからこそ、生きるエネルギーも湧いてくるのである。」

 かなり、感じる言葉が表現されている。


 12月18日(木) 曇 5972

 ニュースを観て驚いたのが韓国では未だ姦通罪があったと言うこと。「韓国の裁判所は17日、夫以外の男性と浮気し姦通罪に問われた韓国の元トップ女優、オク・ソリさん(39)に懲役8月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。 ーー中略ーー 韓国の通信社、聯合ニュースなどによると、オクさんは2006年5月から7月、男性声楽家(38)と3回姦通した。 先月26日の求刑公判では、姦通を認める一方、「(当時夫の)家庭への無関心とひどい消費習慣のため、離婚を考えた。結婚生活11年間で居酒屋などを転々として100人以上の女性と性交渉を行い、私を寂しくさせた」と暴露。「(私の)3カ月間の短い出会いが社会的に非難されるほどの所業だと言われるなら、罪を受ける」と涙ながらに最終抗弁した。 求刑は懲役1年6月だったが、この日裁判所は「当時、夫婦の信頼関係が壊れていた上、過度な遊興費の支出や遅い帰宅で家庭生活を顧みなかった夫の責任も少なくない」と情状を酌量。懲役8月、執行猶予2年となった。浮気相手には求刑通り懲役6月、執行猶予2年を言い渡した。 オクさんは元夫と96年に結婚。1人娘ジュンちゃん(10)にも恵まれ、おしど り夫婦として羨望の的ともなったが昨年10月、オクさんの浮気を問うパクさんが、昨年10月に離婚訴訟と姦通容疑で告訴。オクさんは、不誠実な夫婦生活などを理由に反訴した。 今年9月に離婚判決が下ったが、オクさんは養育権を失い、養育費の支払いを命じられるなど敗訴。今回も有罪となったオクさんは「すべて受け入れる」と忍耐の道を歩む覚悟だ。」 ーーサンスポよりーー

 「17日のニューヨーク外国為替市場は、前日の米連邦準備制度理事会(FRB)によるゼロ金利政策決定を受け、円買い・ドル売りの動きが強まり、円相場は一時、1ドル=87円15銭前後まで円高が進んだ。 同市場で87円台を付けたのは、1995年7月以来、約13年ぶり。」 ーー讀賣新聞よりーー これで、日銀への利下げ圧力が高くなった。


 12月19日(金) 曇 39534

 夕方、赤坂のスタジオに行ってラジオ用の録音をしてきた。ラブホテルの辺りに消防車が一杯停まっていて消防士たちがせわしなく動き回っている。スタジオの場所が分からずTELをして訊く。1階に髭をはやした人が立っていてその人が、聞き役の人だった。ビデオを持っていったのでそれを少し観てスタジオに入った。簡単な打ち合わせをして直ぐに録音が始まった。収録は1時間以上かかったと思う。聞き役の人が、こちらの話に驚き、それに乗せられて話が出来た。

 喋りたいことを全部話した訳ではない。話せなかったこともあるが、闘牛の面白さについては話せたと思う。実際放送されるのは5分くらいだという。編集は向の仕事なので、どうなるか分からないが、面白いと思うところを使えばいいと思う。聞き手と録音をしていた人が、話を訊いて闘牛に興味を持ってくれた。喜んでくれたのが1番良い。彼らが喜んでくれないと、視聴者も喜んでくれないだろうと思うからだ。


 12月20日(土) 曇 13497

 日銀が公定歩合を0.2%下げて0.1%にしたために、円高が止まった。アメリカでは、大統領がビッグ3を金融安定化法案で救済すると発表した。トヨタは2日間の工場での生産停止を発表したが、クライスラーは、全米30の工場全てで操業停止を発表した。トヨタは3月の決算が赤字になるだろうという見通しが発表された。


 12月21日(日) 曇 39339

 2歳牡馬チャンピオンを決める朝日杯フューチュリティ・ステークスは、予想通りセイウンワンダーが優勝した。直前まで2着に来たルメールのフィフスペトルは、切る予定だったが馬体重を観て最後に買い足しのが功を奏して馬券を当てた。3着は1番人気、武豊のブレイクラインアウト。セイウンワンダーは、3ヶ月半の休み明けでしかも蹄球炎で、予定していた東京スポーツ杯を使えずに、ぶっつけで出走して勝った。他の馬とかなりの違いがある。新馬戦は2着に負けたが、未勝利戦は、直線だけで1秒差を付けて圧勝。新潟2歳ステークスは、不良馬場で後方待機で直線だけで上がり3F、34.4秒という不良馬場にしては驚異的な決め手でごぼう抜きして優勝。そういう才能がGTで開花した。

 しかし、これがこのまま皐月賞、ダービーに繋がるかと言えばそうとも言えないのだ。何故なら、来週のラジオNIKKEI杯2歳ステークスに出走予定のリーチザクラウンがいるからだ。新馬戦で2着に負けたときに3着だった馬があのブエナビスタ。未勝利戦は、2着に2.1秒の大差で圧勝。前走の千両賞は、ほとんど持ったまんまで3馬身差の圧勝をした。これが2歳牡馬の横綱。リーチザクラウンは、逃げ馬。セイウンワンダーは、差し馬。来年のクラシックはおそらくこの2頭の争いになってくるだろう。


 12月22日(月) 曇のち雨 6015

 競馬の馬の比較で、割と簡単にできるのが、2歳馬の比較だ。これは、古馬の条件戦のタイムとの比較をすれば、その馬の力量が割と分かり易くなる。「今年の2歳牡馬のレベルは久々に高い。レベルの基準となるデイリー杯(京都1600)は1分33秒3のレコードでシェーンヴァルト。ただ、4回京都2週目は前後の週に比べ異常に速い馬場。多少の割引は必要。それでもクビ差の2着に粘った馬はホッコータキオン。前走の野路菊S(阪神1800)で1分46秒8のレコード勝ちの馬である。レベルの高さに疑問を挟む余地はない。 一方、東京の京王杯(1400)も特上とはいえないが、勝ちタイム1分21秒6は古馬1000万ドラゴンファングと同タイム。水準のレベルは保っている。 ただ、今年はこれらの馬を子供扱いにするとんでもない馬が現れた。先週の千両賞(阪神1600)で手綱を持ったまま3馬身勝ちのリーチザクラウン(父スペシャルウィーク)がその馬。勝ちタイム1分34秒7は同日の1600万(優勝は全姉クラウンプリンセス)に0.1秒差。自ら逃げての1分34秒7勝ち。一杯に追っていれば間違いなく1600万を超えていたはず。実際、未勝利勝ちがこれも馬なりで2着馬に2.1秒の大差。ポテンシ ャルはディープインパクト級。 この後、リーチザクラウンは脚元に何もなければ、おそらく阪神最終週のラジオNIKKEI杯。が、500Kを超す大型馬。正直、厳寒期に無理はしてもらいたくない。10月末のデビューだけに、年内4戦はかなり負担がかかる。いずれにしても大いに楽しみな超A級馬が現れたものである。 層の厚い牡馬勢に較べて牝馬は今一つ。基準のファンタジーSが1分23秒7。翌週の1000万に1.7秒遅れ、10年でもっとも遅い記録を危ぶんだもの。が、ここにもブエナビスタ(父スペシャルウィーク)という大物牝馬が彗星のように現れた。母はビワハイジでアドマイヤジャパン、アドマイヤオーラの半妹。バックボーンは申し分なく、33秒台の切れ時もすぐ上の兄オーラを彷彿させる。 ブエナビスタの初戦は3着。2着が前述のリーチザクラウン。5F通過64秒5の超スローをほぼ最後方から最速33秒5の切れ味で迫った。もちろん、続く2戦目は圧倒的な切れ味の違いを見せつけ3馬身勝ち。現在、阪神JFに向け6/17の確率を見事クリアーできるどうか、1勝馬による抽選待ち。落選なら同じ日曜のエリカ賞に回る。今度は牡馬相手の2000となるが、脚質を考えても特に距離は気にならな い。難なく通過してくれるはず。 従って今年の2歳は牡馬がリーチザクラウンで牝馬がブエナビスタ。無事であれば春のクラシック戦線の頂点に立とう。奇しくも牡馬牝馬トップ2頭が同じ新馬(優勝アンライバルドで京都2歳S3着が次走)でデビュー。しかも同じ父を持つ。いよいよ種牡馬としての充実期を迎えたスペシャルウィークが、大ブレイクをするのであろうか。」 ーーSUPER SELECTION メールマガジン「清水成駿の競馬春秋(08/12/11)」よりーー

 古馬になるとこういう比較は出来にくくなる。今週は、土曜日が、ラジオNIKKEI杯2歳ステークス。日曜日が、有馬記念。楽しみなレースが続く。予想も、NIKKEIがリーチザクラウン。有馬が、ダイワスカーレットが本命になる。

 ホセ・トマスは、年明けにメキシコなどに出場して、カステジョン、バレンシアに出場できそうだが、セビージャの方はどうなるのか?興行主のカノレアのやろうとしていることがよく分からないのだ。ホセ・トマスのアポデラードのサルバドール・ボウは批判しているようだ。


 12月23日(火) 曇 3089

 今日で東京タワー開業50年を迎えた。正月のTV番組を、どれを観ようかとガイド雑誌を買ってきた。篤姫の総集編や紅白など録画予約をする選別をしないといけない。日曜日は、中山競馬場へ行って有馬記念を観る。師走も押し迫ってきた。大不況は来年も続く。焼け石に水だが、12月に入って競馬は好調だ。


 12月24日(水) 曇 44615

 衆議院で民主党が提出した解散要求決議案は与党の反対で否決されたが、党の方針に反して賛成した渡辺嘉美・、元行政改革相は、党の処分として2番目に軽い戒告処分になった。処分は、党内若手に対しての造反と反発を恐れた物と見られている。記者会見で渡辺氏は、、「今の閉塞(へいそく)状況を打開するには解散・総選挙しかないというのは持論だ。処分は甘んじて受ける」と述べたが、自ら離党することは否定した。

 不況は急激に深刻さを増している。円高、株安は、自動車などの製造業に大打撃を与えているし、小売りも物が売れない状態が続いている。今日、ユニクロに行って、ヒートテックを買ってきた。上下あるのだが、上は売り切れで下だけを買ってきた。有馬記念用の防寒のためだ。一馬にTELをして、競馬場で会うことにした。Fたちは一緒に中山に向かう予定。今日はクリスマス・イブでケーキ屋は大忙し。それでも、例年に比べると売り上げが悪いのだろうなぁと思う。


 12月25日(木) 曇 6674

 また、風邪が悪化したようだ。咽が腫れ、咳が出る。明日から冷え込むらしいのでさらに風邪が悪化しないようにしたい。嫌なことだが鼻をかむと時々血が混じっている。これはどういう事なんだろうと思う。馬の鼻出血なら肺が原因だが…。クリスマスなのに、こんな状態。給料日だと言うことが楽しみ。ラジオNIKKEIは、リーチザクラウンに恐れをなして、他の有力馬が回避を決めた。これで、ロジユニヴァースとの一騎打ちムードになった。


 12月26日(金) 曇 39450

 風が冷たい中、新宿でマーティン・スコセッシ監督のローリング・ストーンズのライブ映画『シャイン・ア・ライト』を観てきた。60歳を超えたミック・ジャガーやキース・リチャーズが元気にステージに立っている。若い頃の映像でミックは、「2年間バンドをやって来たけど、未だ新人と呼ばれる。来年もバンドをやっていると思うけど、その後はどうなるか分からない」と言っていたのが、その後のインタビューでは、「60になっても歌っている」と断言していた。

 そして今その通りになっている。もう老人になっているのに、ステージを飛び回るミック。あんなことできるロックンローラーはミック以外いない。他の人は出来ない。キースのギターもコードを弾くだけで、ロックンロールだ。ロン・ウッドに、キースとどっちがギターが上手いかと訊くと、ロン・ウッドは、「それぁ俺の方さ」という。キースに同じ質問をすると、「彼がそう言うというのは判っていた。でも、2人ともギターは下手だ。でも、2人が揃えば最強さ」という。この言葉を訊いてその通りだと強く思った。コンサートを主催したのは、ビル・クリントンらしい。ストーンズの紹介もしていたから。スコセッシは、これで何本目の音楽映画だろう。全ては、ザ・バンドの『ラスト・ワルツ』から始まっている。


 12月27日(土) 曇 9958

 昨日の冷え込みで、各地で降雪があり、競走馬の輸送は大丈夫かという声が栗東であがったという。JRAのHPには開催中止の事は書かれていないので開催されそうだ。今日のラジオNIKKEIは、リーチザクラウンとロジユニヴァースの一騎打ちムード。1年の総決算、有馬記念に向けて気持ちが盛り上がってきている。

 昨日映画を観る前に、時間があったのでZARAに行った。スペインにいるときは良く行くが、日本のZARAに行くことはそんなにない。商品的には、日本にある物の方が値段が高い物を置いている。靴で良いなぁと思った物があった。しかし服では、気に入った物が見つからなかった。店内には女性が多く、外国人女性も多かった。こういうのがブランドの力というのだろう。


 12月28日(日) 曇 38047

 寒風が吹く中、中山競馬場へ行った。現地集合で、FとK、レース後に一馬と合流。兎に角、有馬のパドックが観たくて貼りついた。パドックでは、ダイワスカーレットが1番良かった。去年の有馬記念と天皇賞・秋のパドックを観ていたが、今日のパドックでは、馬が変わったと思った。どちらかというと、俺のパドック観は、歩様重視だ。その歩様が、前脚の捌きも好きな歩き方になっていたし、後脚の踏み込みも深くなっていた。後脚の踏み込みが深いというのは何かと言えば、前脚の着地点より前に後脚が着いていると言うことだ。天皇賞・秋の時までは、前脚の着地点と後脚の着地点がほぼ同じかちょっと前くらいだったが、今日は10cm以上も前に着地していた。後脚の動きも非常に嬉しくなるような上げ方で1着を確信した。

 スクリーンヒーローは、歩様は良かったが、1ヶ所気に入らないところがあった。それは、尻尾だ。尻尾が尻にくっついているような感じで、元気さが感じられない。疲れが出ているのかと思った。マツリダゴッホは、何処と言って特徴がない。悪くはないが良いと強調するところがない。メイショウサムソンは、何処も良くなかった。終わった馬だと思っていた。しかし、1ヶ所だけ気になるところがあった。それは、何回もあくびをしていた。緊張すると人間でもあくびをすると言うが、まさにそういう状態だと感じたのだ。それと、ドリームジャーニー。天皇賞の時は、一馬はこずんでいたと言っていた。あの時に比べれば遙かに歩様がいい。

 レースは、スタートからダイワスカーレットが鼻を切るハイペースの展開で進み楽勝した。2着には最低人気のアドマイヤモナーク(7歳)、3着にエアシェイディ(7歳)。2着3着が人気薄が来て大波乱になった。馬券は、ダイワスカーレットの単勝を厚めに買っていたので正解だった。

 レース後、4人で飲みに行った。楽しい話が出来た。一馬とは何年ぶりに会って飲んだのだろう?


 12月29日(月) 曇 13572

 不況の有馬は大波乱と、言われるが、その通りになった。1番人気が優勝したのに、2着3着が人気薄が来て競馬場がどよめいた。「JRAの1年を締めくくる総決算グランプリレース、第53回GI有馬記念(2500メートル芝)が28日に中山競馬場で開催され、安藤勝己騎乗の1番人気ダイワスカーレット(牝4=松田国厩舎)が逃げ切り優勝。GI桜花賞(2007年)、GI秋華賞(07年)、GIエリザベス女王杯(07年)に続くGI4勝目を挙げるとともに、牝馬による有馬Vは1971年トウメイ以来となる37年ぶり史上4頭目の快挙となった。勝ちタイムは2分31秒5。安藤勝己、同馬を管理する松田国英調教師ともに有馬記念はうれしい初勝利。 2着には1馬身4分の3差で14番人気アドマイヤモナーク(牡7=松田博厩舎)、さらに4分の3馬身差の3着には10番人気エアシェイディが入り、3連単は98万5580円の有馬史上最高配当。また、3連複19万2500円、ワイド2万8200円もともに最高配当となった。 一方、昨年の優勝馬で史上5頭目の連覇の期待がかかっていたマツリダゴッホ(牡5=国枝厩舎)は12着、武豊が騎乗してこれが引退レースとな るメイショウサムソン(牡5=高橋成厩舎)は8着、今年のジャパンカップの勝ち馬スクリーンヒーロー(牡4=鹿戸雄調教師)は5着に敗れた。

 最強の証明。ダイワスカーレットは自らの脚でもって、雲ひとつない空のもとアピールしてみせた。 「あの悔しさは一生忘れないと思います」と松田国英調教師が語った、2センチ差で同世代のライバル馬ウオッカに敗れた前走GI天皇賞・秋。直接対決では3勝2敗と1つ勝ち越しているものの、この1つの大きな敗戦で「最強=ウオッカ」へと流れが傾きかけていた。 再び最強の称号を取り戻すためにも有馬は落とせない――その大目標へ向け、天皇賞からこの2カ月弱、「チーム・ダイワスカーレット」はさらに結束を強固。そして、決戦の28日・中山競馬場に送り出されたダイワスカーレットは完ぺきに仕上がっていた。この中間、調教にも携わっていた安藤勝己が振り返る。

 「パドックでまたがった時から天皇賞とは全然違っていた。すごくいい仕上がりでしたね。返し馬が終わった時点で『今日は大丈夫だ』って安心感がありました」 7カ月ぶりの休み明けだった天皇賞・秋はテンションが高く、レースでも引っ掛かりながらの先行。「リズムが悪かった」と、この前半の力みが最後の2センチ差となってしまったわけだ。同じ徹を踏まないためにも、「天皇賞後はいかにリラックスして競馬ができるようにするか、馬場入りの練習、普通キャンターから念には念をいれました」と松田国調教師。その執念の調整が実り、ダイワスカーレットは陣営の期待どおりの落ち着きを取り戻していた。そして、安藤勝に自信を宿らせるリラックスした状態でゲートイン。スタートの扉が開くと、好スタートから当たり前のように、スッとハナを主張する。

 「スタートが速いのは分かっているし、きょうの状態だったら変に抑えるよりも、スカーレットのペースで行こうと思いました。天皇賞みたいにガチーン!と行っていないからね。とにかくいいリズムで走れれば、と思っていたんです」 1周目の3コーナーから11秒台のラップを快調に刻み続け、1000メートルの通過は60秒を切る速いペース。さらに、後ろにピッタリつけていたメイショウサムソン、カワカミプリンセスが早くも向こう正面から突っついてきたが、アンカツは慌てない。むしろ、絶対的な“恋人”のスピードを信じていた。 「みんな結構早く動いてきたな、っていうのは分かりました。でも、あのペースだったら反対に追いかけてきた方が苦しくなりますからね。こっちは二の脚がある馬なので、何とか我慢できるだろう、と」

 アンカツが振り返ったように、むしろ手応えがキツくなってきたのはサムソン以下2番手グループ。逆にダイワスカーレットは気持ち良さそうにまたペースを上げると、直線では完全に突き放して一人旅だ。 ダイワスカーレットを目標に早めに仕掛けていった先行グループが次々と失速する中、最後方で脚をタメていた人気薄のアドマイヤモナークが大外から突っ込んできたものの、焦点は2着争い。ダイワスカーレットは完全に別次元を走っていた。 「この馬の強さを見せることができました」とアンカツはニッコリ。一方、松田国調教師は「何て言ったらいいのか……。厩務員もアンカツさんも、大城オーナー、社台ファーム、感謝の言葉しかありません」と感無量の表情で話し、「2センチ差で負けた時の悔しさをなくすことなく、今回の仕上げに持ってこれた。みんな、いい仕事をしてくれました」と、感謝とねぎらいの言葉を送った。

 “牝馬の時代”を締めくくるにふさわしい有馬史上4頭目の逃げ切りV。ウオッカ不在だったものの、この“圧逃V”は再び現役最強の称号をその手に取り戻したと言って説得力十分の勝利だ。
 そして、来年も現役続行が決定しているだけに、次なる目標は大きな注目となるだろう。まだオーナーに了承は得ていませんが、と前置きした上で2009年シーズンの大目標を松田国調教師は明かした。

 「海外で3勝したいですね。勝つために、国内で1戦使って海外に行くのか、海外で1回使って(目標のレースを)勝ちに行くかは決めていませんが、どこの国のどのレースにするか、今必死でリサーチしています。一番強い馬が集まるレースを目指したい」 具体的なレース名こそ出さなかったものの、“一番強い馬が集まるレース”となると、ドバイワールドカップ、英国キングジョージVI世&クイーンエリザベスS、フランスの凱旋門賞、そして、米国ブリーダーズカップなどが候補となる。ウオッカも来年は海外遠征を視野に入れている分、もちろん、これらのレースで最大のライバルと世界一の座をかけ、再び激突することもあるだろう。その時が真の決着戦だ。 日本が誇る女傑から世界を制する女傑へ――2009年はその名のモデルのごとく、ダイワスカーレットが世界中で愛されるヒロインとなる。 」 ーースポーツナビよりーー

 来年へ夢が膨らむダイワスカーレット。


 12月30日(火) 曇 36251

 年末でそういう番組をTVでやっている。ジェロが新人賞、EXILEが大賞を受賞したレコード大賞。その前に床屋に行って散髪をした。1年の締めくくりではないが今年はそういう気分だった。昨日の東京大賞典は、ルメールのカネヒキリが優勝。2着が武豊のヴァーミリアンだった。武は骨折明けで追えない。一馬が言うように、迷惑な復帰だ。結果が見えてくる騎乗だ。


 12月31日(水) 曇 8106

 イスラエルのガザ地区への空爆で、死者は370人以上になったという。欧米は、一様にイスラエルの空爆は、ハマスのテロに対する報復で認められるという立場を取っている。国連の「潘基文(バンギムン)国連事務総長は29日の記者会見で、イスラエルの自衛権は認めるとしながらも、空爆が「度を越したもの」との見方を示した。そのうえで「周辺地域や国際社会の指導者は(事態収拾のため)十分なことをしていない」と不満をもらした。」 ーー毎日新聞よりーー

 僕は、イスラエルという国家自体の成り立ちと、発展過程での、領地拡大と侵略、水の独占というモノを既成事実にして、全てが廻りの国との協調などハナから念頭にないと思う。こういう国家テロ行為を欧米は容認していることが、イスラエルと共に苛立ちと怒りを感じる。軍事力あれば何をしても良いというのは、アメリカと同じ方法論だ。イスラエルは、オバマ政権移行前に好き勝手をやろうという強い意志が働いているようだ。大不況が世界を覆い始めているこのタイミングでやることが、我が儘で孤立を恐れぬ傲慢さの証だ。

 「2008年は、日本人のノーベル賞連続受賞など明るい話題があった一方で、不況の嵐で厳しい年の瀬となった。そして今年も、各界で多くの著名人が亡くなった。生前に残した言葉で故人をしのぶ。(敬称略。かっこ内は主な肩書と年齢、亡くなった月日)
 ▽市川崑(映画監督92歳 2・13) 〈目に見えるものは何でも映画になる〉 「ビルマの竪琴」(1956年)など、作品は世界からも高く評価。「犬神家の一族」が遺作。90歳を過ぎても映画への意欲は衰えなかった。
 ▽石井桃子(作家101歳 4・2) 〈子どもの本づくりで、命の貴さを意識的に学ばせようと意図したことはありません〉 童話「ノンちゃん雲に乗る」などを創作、「クマのプーさん」など200冊にのぼる作品を翻訳し、戦後の児童文学界を牽引(けんいん)した。
 ▽赤塚不二夫(漫画家72歳 8・2) 〈もっと、真面目(まじめ)にふざけなさいよ〉 東京・豊島区のアパート「トキワ荘」で腕を磨き、「おそ松くん」「天才バカボン」が大ヒット。「ギャグの神様」と呼ばれた。
 ▽緒形拳(俳優71歳 10・5) 〈単にいい人で、さわやかな人の役には魅力を感じないよ〉 個性的な演技で、テレビ、舞台でも活躍。カンヌ国際映画祭グランプリの「楢山節考」(83年)では、母親を捨てにいく息子役を熱演。
 ▽加藤周一(評論家89歳 12・5) 〈いくら科学的なものの見方をしていても、恋愛をしたり、美的経験をすると、ふと時空間の制約を忘れ、恍惚(こうこつ)とすることがある〉 留学体験を生かした文明批評「雑種文化」で、日本文化の雑種性を指摘。博学な知識と透徹した理論で、多彩な言論活動を展開した。
 ▽遠藤実(作曲家76歳 12・6) 〈男女の歌もいいが、世のためになる歌を作るのが自分の使命〉 「高校三年生」「北国の春」など、世代を超えた名曲を数多く残した。作品は5000曲以上。1月に国民栄誉賞が贈呈される。」 ーー讀賣新聞よりーー

 「国際的な金融市場の混乱や世界同時不況の影響を受けて、日経平均は2年続けて前年末の水準を下回り、前年末終値からの年間下落率は42・1%と90年(38・7%)を上回って過去最大を記録した。」 ーー讀賣新聞よりーー 来年はどうなるのか?ホセ・トマスはホセ・トマスであり続けるのか?ウォッカは、ダイワスカーレットは、ディープスカイは、それぞれ、活躍できるのだろうか。クラシック戦線も非常に楽しみだ。史上最高レベルの戦いになりそうだ。不況だが、ワクワクしそうな年が来そうだ。


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