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12月31日(水)

一年のしめくくりは紅白歌合戦を観ながらのしゃぶしゃぶ、年越しは蕎麦でなくうどんである。

12月30日(火)

おせち料理の仕込みにとりかかる。 息子も帰ってきて年末年始モード開始。

12月28日(日)

  • 『アイ・アム・レジェンド (I Am Legend)』(2007)
    うむむむむ。 原作を読んだだけにこのラストはどうなのよ。 レジェンド(伝説)もすりかわっちゃってる。

    12月27日(土)

    市のリサイクルセンターに本を持ち込み、そこで引き取らないマンガ単行本をブクオフへ。
    • ジェイムズ・H・シュミッツ『ライオンルース』(青心社)
    • チャールズ・ディケンズ『二都物語(上下)』(新潮文庫)
    • 飯島愛『プラトニック・セックス』(集英社)
    • トニーノ・チェルヴィ監督『野獣暁に死す』DVD
    『ライオンルース』は装幀に特徴のある青心社SFシリーズの一冊で、こういうところで見つけたのはかなり運がよかったそうだ。
    来年こそは心を入れ替え、読まない本は読みたい人に譲り、読みたい本はすぐ読む。 密林マーケットプレイスに読了本を少しずつ出品しているので、コンスタントに売れれば家の本は減るはずなのだが、 色気が邪魔をすると価格を下げられないので売れない。 一方、安く出した本の受領とお礼のメールをもらうと、売れ(てしまった)時の複雑な気分も忘れ、半日くらい嬉しい。 人間とはこのように調子のいいものなのだ。

    12月25日(木)

  • ヴァレリアン・ホロヴツィク監督『罪物語(Dzieje grzechu, Story of Sin)』(1976)
    ステファン・ジェロムスキ原作ポーランドの文芸ロマンの映画化。 19世紀ワルシャワ。斜陽貴族の娘が妻子ある下宿人を一途に想い娼婦にまで身をおとしながらも彼に尽くし続ける悲恋物語。 ヒロインの名前はエヴァ=禁断の実を食べてしまい楽園を追われたイヴを簡単に連想させる。 メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、有名な(私でさえ知っている)第一楽章の哀切な音色がとても印象的だった。

    映画の中で何度かはさまれるエピソード、ポーランド人の姓が長くて覚えにくいことは欧州でデフォルトとなっているのかな。

  • 「フルスイング」(5)(6)を観る。

    12月24日(水)

    今年最後のハローワークで求人閲覧、その後ブクオフへ。 きれいな外国の絵本(英語・スペイン語・ポルトガル語・フランス語・ドイツ語・ロシア語ではない、何語だろう?)がたくさんあったが、買ってしまうとまた収納がたいへんなことになるので諦める。 しかしなぜ洋書が? こないだ持ち込んだら引取りを断られたよん。
    • 石ノ森章太郎『石ノ森章太郎のマンガ家入門』(秋田文庫)¥105
    • ジョン・ソール『クリーチャー』(扶桑社ミステリー)¥105
    『クリーチャー』は行く度に探して(扶桑社の文庫はずらりと並んでいるのに)、今回何度目かの正直でようやく見つかった。 密林マーケットプレイスで1円、などの値段がついているとつい意地になってブクオフで探そうと……。 ジョン・ソール作品のベスト5に入る、とは解説のO先生のおことば。

    半日ドック帰りの家人がGIOTTOのブッシュ・ド・ノエル(チョコレート)とともに帰宅。 アラザンとチョコプレートのヒイラギで飾られた渋いケーキである。

  • 「フルスイング」再放送(3)(4)を観る。

    12月23日(火)

    年賀状づくり。 いつもぎりぎりまで作業にとりかかれないのだが、今年は時間だけはたっぷりあるので余裕である。
  • 「フルスイング」再放送(1)(2)を観る。

    12月22日(月)

    XTCのクロノロジー編集中のF氏、トロントは-10度とのこと……。
    Colin MouldingがTodd Rundgrenのラジオに出演しついに沈黙を破った。 教訓:友人とビジネスの関係になってはいけない。 でも少しは雪解け?

    クリスマスに家族が集うのが欧米でのならわしだそうだ。 日本は家族が集まって祝うといえば、クリスマスよりやっぱりお正月だよね。

    12月20日(土)〜12月21日(日)

    息子が下宿より戻り一泊してまた帰る。せわしないのう。

    12月18日(木)

    「風のガーデン」最終回を見る。 キャンピングカーの跡地に佇む岳(神木隆之介)、その周りに咲き乱れる蝦夷延胡索(エゾエンゴサク)の青い花々。 乙女の祈り。 いい終わり方だ。

    12月14日(日)

    市のリサイクルセンターに本を持ち込み、その後リサイクルセンターでは受付けしない漫画やムックなどをブックオフで処分。 ちなみにリサイクルセンターに落ち着いたのは有吉佐和子や内田康夫など渋い年代受けしそうな本。
      ブックオフにて:
    • スティーブ・ジャクソン&イアン・リビングストン『火吹山の魔法使い』(扶桑社)¥105
    • ジョルジュ・シムノン『メグレ夫人の恋人』(角川文庫)¥105
    • ディヴィッド・ロッジ『恋愛療法』(白水社)¥350
    • P・G・ウッドハウス『比類なきジーヴス』(国書刊行会)¥500
    メグレものはあちこちの出版社から出ていて覚えきれない。

    12月12日(金)

      到着便:
    • アルベール・ラモリス監督『赤い風船(1956)/白い馬(1953)』DVD

    12月11日(木)

    『ヴィーナス』の次に放映されたこの映画、やはり何度でも観てしまう。
  • 『将軍たちの夜』

    12月10日(水)

    聴いた音楽:
  • Brotherhood of Lizards "Lizardland"
  • Slapp Happy "Acnalbasac Noom"

  • 『ヴィーナス(Venus)』(2006)
    WOWOWで。 ピーター・オトゥールが最近こんな作品に主演していた(さらにこの演技でアカデミー主演男優賞候補にもなっていた)ことも知らなかったのだけど、観てよかった! 名演。

    12月9日(火)

    ハローワークで失業認定。
    朝の9時を指定され半泣きである。 バスの便がよくないのに昼前から雨と聞いていたので自転車にも乗れない。 仕方なく電車を使っててくてく歩くことにした。 めったに降りない駅のめったに歩かない道はかえって新鮮だ。 閑静な住宅地に葬祭場とラブホが近接しているのに驚いたり、橋の上から鴨や鶺鴒(セキレイ)、名前のわからない白い水鳥の姿を眺めたり、 交通量の激しい道路で信号のある横断歩道を探して右往左往したり、 15分ほどかけてハロワに着いた。 多少時間が早かったのだが受付をしてもらえ、9時前には認定が終わってしまった。 近所のブクオフも開店前である。 求人票閲覧しながら社会保険事務所の臨職は忙しそうだなとかCADは使えないしなとか、30分ほど時間をつぶしてブクオフへ。
    • L・ブスカーリア『クリスマス・ラブ 七つの物語』(宝島社)訳:倉橋由美子¥105
    音楽でも文学でも料理でも、クリスマスものは好きだ。

    12月8日(月)

    『地球の静止する日』より
  • 「幻の砂丘」

    12月7日(日)

  • NHKスペシャル『最後の戦犯
    脚本:『血と骨』の鄭 義信、音楽:大友良英。 原案:小林弘忠『逃亡〜油山事件戦犯告白録』
    終戦のわずか5日前、上官の命令に従って一人の米兵を処刑した見習い士官・左田野修さん(当時22歳)。岐阜県多治見での3年半余りの逃亡生活の後、戦犯として裁かれました。日本国内での「最後の戦犯裁判」でした。
    左田野さんが獄中で綴った「告白録」が近年、発見されました。それは「個人の戦争責任」を問い続けた何百枚にも及ぶ手記でした。この膨大な手記に基づいて“敗戦国日本の戦争責任”を個人で考え抜いた一人の若者の姿を描く迫真のドラマをお送りします。
    逃亡生活で出会った人々の上に色濃く残る戦争の傷跡、“戦争犯罪人”の身内として不当な差別にあった家族の苦悩、処刑を命じた上官たちの葛藤・・・様々な人間模様を織り交ぜながら、“戦争の罪悪”を問いかけます。(番組公式サイト)

    12月6日(土)

  • NHKアーカイブスより「誕生 ― 医師 三宅廉の一週間
    三宅廉(83歳)さんは昭和28年、京都府立医大教授という地位を投げ うって、神戸に小さなWパルモア診療所Wを開設した。産婦人科医と小児 科医が協力して母と子を見つめる理想の医療を一貫して続けている。この 30年間に世に送り出した新しい生命は2万人を越えるという三宅さんの 一週間は多忙をきわめる。高齢の今もなお現役の小児科医として第一線で 活躍する三宅さんの情熱的な医療活動をつづける姿を通して、子どもと親 の問題を考える。
    1986年11月24日放送。 パルモア病院にしろ、『プロフェッショナル』でとりあげられた淀川キリスト病院のホスピスにしろ、信念や信仰に支えられた人びとの命を尊ぶ姿勢に心をうたれた。 周産期、終末期また救命救急医療に携わる人々にもっと光を当ててもらいたい。

    12月5日(金)

    いやもう失業以来ご無沙汰していた古書会館倉庫市、初日。 昔は毎回職場から直行できいい環境だったんだなぁとしみじみしながら、雨のそぼ降るなか傘をさし会場へ向かう。 1階ガレージの100均コーナーは雨に濡れないように幾分奥に引っ込んでいるが、次々と古書店らしきバンが乗りつけ、おそらく値段もつかない古本の類をおろして積みあげていく。 まるで古本の墓場(楢山節考のようだ)。

    2階はいつものように市内近郊の組合加盟店が2名ずつ当番制で店番をしながら差し入れの出来(仲間うちの奥さんの手料理)をあーだこーだと批評し合い、横で聞いていてもなかなかおもしろい。
      シムノン4冊と昔手放してしまった本を購入:
    • ジョルジュ・シムノン『メグレとワイン商』
    • ジョルジュ・シムノン『メグレと火曜の朝の訪問者』
    • ジョルジュ・シムノン『メグレ保安官になる』
    • ジョルジュ・シムノン『メグレ氏ニューヨークへ行く』(以上河出書房新社)各¥800
    • 筒井康孝『虚人たち』(中公文庫)¥160
    メグレものの2冊くらいはタイトルに聞き覚えあり、手持ちの文庫とダブったかもしれない。 新書は場所をとるので避けたいところだが、古本は一度通り過ぎると「次がない」からね。

    傘と本ですでに荷物はいっぱい。 履きなれないスニーカーのアキレス腱部分が当たって痛い。 でも欲張って鶴舞の古書店街を2軒だけ覗き、大学堂の300均ワゴンに大量の洋書が放り込まれているのを発見。 アイリス・マードックの愛読者が放出したらしい。 マードックの作品は原題みても全然わからないし、だいいちとても読めないよ。 でもこういう山の中から思いがけないものを見つけだすのが潮干狩り(季節柄マツタケか)の醍醐味なので、薄いペーパーバックを2冊発掘して購入し、 ページをめくっておや? 2冊とも扉に署名入り。 J.G.BallardとMichael Innesと読めるのだが、本物の著者サインか確かめるすべもなく、「サイン本」のつもりでいい夢を見させてもらうことにする。 もし本物だったとして、こういう本を無造作に処分してしまうとは、やはり前所有者がお亡(以下自粛)
      大学堂書店にて:
    • J.G. Ballard "The Drowned World" (Penguin)¥300
    • Michael Innes "The Long Farewell"(Penguin)¥300
    バラードは『沈んだ世界』とすぐわかったのだがマイクル・イネスのほうがわからず、帰宅して調べてみるとアプルビイもの未訳作品らしい。 徐々に本を整理しているところなのに、また積読を増やしてしまった。 今年はこういう境遇でもあるし、たまにはいいこともないとね。 やっぱり足を使って本を探すのは楽しい。

    12月4日(木)

    読んだ作品:
  • ハリー・ベイツ「地球の静止する日」
    TVでよく見る予告編と違い、静謐な印象の中編だった。 カナリアでなくマネシツグミ、鳥の特性もあわせてよく考えられているな。

    12月3日(水)

    家にいる時間が長いので、「みんなのうた」をよく聴く。 「あした会おうね」は西岸良平の絵、「Popo Loouise」はUAと栗コーダーカルテット。

    「Popo Loouise」は「ポポ・ルイーズ」、UA自身の愛犬の名前だそうだ。 UAの少し舌足らずな歌声と日向くさい栗コーダーカルテットのリコーダーの音色が気持ちよい。 この音色、どこかで聴きおぼえがあったけど? なんと『クイール』のテーマ音楽が栗コーダーカルテットだった。 知久寿焼のバックをつとめたのが結成のきっかけだそうで、重なる偶然もなんだか嬉しい。

    12月2日(火)

    NHKで「私のこだわり人物伝」を観る。 町田康×中原中也。 高校のときに組んでいたバンドのドラマーから薦められたのがきっかけだそうだ。 そのバンドって「腐れ(以下自粛)」もしくはINU?
      到着便:
    • The Damned『So, Who's Paranoid ?』CD (CHANDAM13)

    12月1日(月)

    自転車漕いで、求人情報閲覧のためハローワークへ。 けっこうな運動量なので着く頃には軽く汗ばんでいるほどだが、これからもっともっと寒くなると行くのが億劫になるんだろうな。

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