11月29日(水)BBC RADIO2 Mark Radcliffe月-木22:30-24:00 11/23放送バート・ヤンシュ氏ゲストの回は偶然見つけたのだが、もともとの目当てはその前日に放送されたアンディ・パートリッジ出演分。 御大は2005年11/15にもこの番組に出演しているのだ。 今PCから流しているが、自己紹介がてら「バンドのボブ・ホスキンスだよ」 ……そこまで言わんでもな…… 11月28日(火)身の覚えのない殺人の罪で20年の懲役刑に服している元理髪店の主人、ドン・イシドロ・パロディが、273号独房から1歩も出ることなく解決する6つの難事件。20世紀を代表する作家ボルヘスと「知の工匠」ビオイ=カサーレスによる、チェスタトン風探偵小説。驚倒すべき想像力が紡ぎ出した奔放な空想、虚を衝く奇想!
ニール・ゲイマン『サンドマン(5)』所収第二章「千匹の猫の夢」を読む。 夜、空き地などで「猫の集会」と呼ばれる不思議な光景を目にすることがある。何の目的で集まっているのだろうか。これはその問いへの答え。 猫たちは一頭の雌のシャム猫の話に耳を傾ける。 その昔地上は猫が支配していた。人間は今の猫たちのように小さく、猫の愛玩物として飼われまた月夜には狩りの対象として追われた。ある日一人の人間が言う。 「我々が猫に狩られずにすむ世界を夢見よ」 そして十分な数の人間が同じ夢を見、次の日世界は変わっていた…… シャム猫は福音を説く。猫が被造物の王・女王である世界を夢見ることで、楽園は戻るのだと。 11月27日(月)絶望の淵で逃げ惑う一家がたどるのは、終末へと続く道キット・クレイグ『過去が追いかけてくる』(扶桑社ミステリー文庫) プラチナブロンドに白翡翠のような目の美しい少年。 父親による性的虐待により芽生えた内なる「樹」が彼の成長とともにますます枝葉を伸ばし、心に根をはりめぐらせ、支配する。 ディヴィス・グラップ『狩人の夜』を彷彿とさせるノンストップ・サイコ・ホラー。 11月26日(日)先週ブックオフで雑誌40点を1000円で引き取ってもらえた。全然値段がつかないと思っていたので、これは嬉しい。
『十億年の宴』3章はギリシア哲人に遡ってのSF講座。私よりも哲学をやった人のほうが、よりおもしろく読めそうだ。 生殖・子供といえばと、Kさんより映画『トゥモロー・ワールド』(原作はP.D.ジェイムズ『人類の子供たち』)、Xさんよりアレックス・シアラー『世界でたったひとりの子供』を薦めていただく。 『トゥモロー・ワールド』クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケインのキャスティングはなかなか魅力。 11月25日(土)『現代の世界文学 イギリス短篇24』(集英社)よりミュリエル・スパーク「ドーラ」を読む。 原題 "Father's Daughter" 父親思いの娘?父の秘蔵っ子?二組の父娘。 文壇から忘れ去られた老作家の娘ドーラと、今が盛りの人気作家の娘カーメリータが対照して語られる。 寂しくなってきた家計をやりくりし、結婚せず学校で助手として働きながら父親の誇りを尊重するドーラと、父の創作活動を理解しない享楽的なカーメリータの間に、一人の青年が…… 「ミス・ブロディの青春」もミュリエル・スパーク作品なのか。 11月24日(金)夜は4時間もの長尺もの『ルードヴィヒ』を観て、深夜『ブルー・ベルベット』を録画がてら全部観る。 退廃のきわみ。
11月23日(木)最後に残った中越地震保護動物、猫の「ボス」新居決定TVでもやっていたけど推定十歳、猫エイズキャリア。 猫の里親募集をかけても寄生虫駆除済み、猫エイズ陰性のかわいい仔猫でないと普通なかなか引き取り手がつかないのだよ。 貰い受けた方は、この一頭だけ引き取り手がいないことをニュースで知った2ヶ月前、すぐ電話したそうだ。頭が下がる。 よかったねぇ。1日でも長く幸せに。 本の整理の合間に、SFマガジン(486号)「夢幻世界へ 秋のファンタジイ特集」所収ニール・ゲイマン「雪と鏡とりんご」を読む。 語り手はさる王様に見初められお城へ嫁いだ若い女性。王には前のお后との間に炭のような髪と目、白い肌の娘がいた。娘はまだ子供で、ある夜部屋を訪れた娘がおなかがすいたというので干しりんごを与え、頬をなでてやると、娘はにっこり微笑み女性の手に歯を立て、血を吸った― こんな白雪姫はヤだ〜。翻訳はゲイマンの長編やシリーズものも手がけている特殊翻訳家のY氏(やっぱり)。 ニール・ゲイマンの作家としてのデビュー作は、バンドDuran Duranの伝記だそうだ。 11月22日(水)山田風太郎『妖異金瓶梅』を読み始める。桃源社ポピュラー・ブックス連作短編集。快楽主義者の西門慶は、小阿呆宮で八人の妻妾にかしずかれ、その上美童や手代の女房たちとも戯れ、街に出ては花街の歌妓と淫楽の世界に遊ぶ。日夜、酒池肉林のこの小阿呆宮では好色漢・西門慶をめぐる烈しい女のたたかいと、つぎつぎ起こる淫靡怪奇な変死、怪死に、第五夫人・潘金蓮の妖しい笑いがただよう……「きんぺいばい」一発変換できるのもどうかと思うが、おおお、おもしろい! もうね、犯行の動機がね…… ○が小さいとか△がきれいとか、ほほえましいくらい単純なんだけど残虐! Mさんより『聊斎志異』を薦めていただく。 11月21日(火)ルーシャス・シェパード『ジャガー・ハンター』より「サルバドル」、ハリスン&オールディス編『ベストSF1』よりキット・リード「ぶどうの木」、 あさりよしとお『宇宙家族カールビンソン(~6)』など土日から昨日にかけて読んでいた。 通勤の供にもう一編、ルーシャス・シェパード「黒珊瑚」を読む。
11月20日(月)ファンタジーなら、M・ナイト・シャマラン監督『翼のない天使』、と薦めていただく。 ハリウッドで『シックス・センス』『サイン』『ヴィレッジ』を撮る前の作品だそうだ。11月18日(土)
久世光彦企画「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」を観る。神木くん、あどけなさが消えて声変わりしていた…… 田中裕子はさすがにうまい。小林薫が最後にだけちらっと登場。 11月17日(金)マイケル・ジャクソン 都内某所にてクリスマスパーティーを開催!以前ダムドのライヴだったか、チケットを予約してから定期的に送られるe+お知らせメール。 お一人さま40万円のプラチナチケット、20万円のゴールドチケットとはおそれいりました。 “マイケルジャクソンとのミート&グリート+グループ写真撮影”がつくかどうかと指定席orスタンディングかで20万円の差。私はアルバムを買って聴くほどのファンではなかったけれど、『ベン』のテーマも、マイケル・ジャクソンの声も曲もPVも好きだった。『スリラー』(変身前)の頃で整形を止めておけばよかったのにな。
【恵存】人にものを送る時に先方の名の脇に書き添えて「どうかお手元にお置き下さい」の意を表す語。(広辞苑)すみません、関係ない私のところにまわってきました……きっと転生したのでせう。 11月16日(木)職場からひと駅歩いてPARCOのLIBRO、なし。もうひと駅歩いて旭屋書店、なし。いい運動がてらだ、もうちょっと歩いて丸善……よしっ!
11月15日(水)
11月14日(火)ルーシャス・シェパード短篇集より、昨日は「竜のグリオールに絵を描いた男」今日は「ジャガー・ハンター」を読了。 いいなあ、やっぱりお奨めは素直に読んでみるものだね。 そういいつつ土日に筒井康隆『美藝公』を引っ張り出してきて一気に再読。いいなあ、藝術立国、日本。
11月13日(月)
そして神は地下サイロに住み今夜のBGMは"The Future Now" (Peter Hammill)。 ルーシャス・シェパード「竜のグリオールに絵を描いた男」を読む。竜のグリオールに絵を描いた男。竜の記憶を垣間見た男…… 11月12日(日)北川民次 (1894-1989) のアトリエを訪ねる。 毎年5月・11月初めの週末のみ一般に開放。 S市の委託を受けて画家の住居とアトリエを管理している「北川民次のアトリエを守る会」スタッフが、渡米ののちメキシコ滞在が長かった画家にちなんでシナモンと黒砂糖入りメキシココーヒーをふるまってくれる。 パネルに引き伸ばされた画家の顔写真、小林克也似だと思うな。 メキシコ・ルネサンス運動に賛同し、また野外美術学校で子どもたちに絵や版画を教えていた。 メキシコの版画家たちから受けた影響は大きいそうで、数は少ないながらバッタの絵など生命感にあふれた作品を鑑賞することができた。11月10日(金)楽天フリマ登録機能停止のお知らせをみて注文を決めた本。 受注確認メール後暫くして出品者から「要らぬお世話とお笑い下さい、こういう本も出品しています……」 格安でお譲りいただく。すべて新刊で読んだという。『スラップスティック』を除き帯つき。見知らぬ人から、好きな作品の嬉しいお奨めだった。 もう1冊、ちょっと悩んでいた本を出版元在庫なしと知り職場近くの古書店で購入。
11月9日(木)Burningshedという穏やかならぬレコード会社から産地直送されてきたばかりのJakkoの新譜2枚組 "The Bruised Romantic Glee Club" 。 ん、ちょっと痩せた? 21st Century Schizoid Bandでの来日公演は行けず、ライヴはアルバムとDVDでしか経験できなかったけれど、Jakkoのヴォーカルをこうしてソロアルバムで聴けるのは嬉しいことだ。 変拍子のインストゥルメンタルあり、バラードあり、夢心地で聴いているような"Forgiving"はRobert Fripp参加曲。
11月8日(水)湿気るとカビが生えるというビデオテープ。 録画した番組をDVDにせっせと焼かねば。焼くにはまずHDDに録画せねば。 けちって何度も重ね録りしたテープを再生し、映画の続きに突如出現した喪黒福三! 「笑うせえるすまん」に重ねてたよ、ははは。 そういうわけで今日はレコーダーのお守りと読書にいそしむ。『隠し部屋を査察して』もうすぐ読了。 「趣味」こっ、ここで終わりますか!ああ想像してしまう想像してしまう。ビデオを保存がてら、先週入手した原作を流し読みしながら映画鑑賞。 『赤ちゃんよ永遠に(Z.P.G.)』 猿の惑星並に驚愕のラストにクレジットが重なり始める。 Max Ehrlich と並んでFrank De Felitta……フランク・デ・フェリータ、The Two Worlds of Jennie Logan 「過去へ旅した女」の! と今頃気づくのだった。 11月7日(火)
11月6日(月)
『赤ちゃんよ永遠に』はオリヴァー・リード&ジェラルディン・チャップリン主演の1970年イギリス映画。先週原作を入手したばかり。 11月5日(日)今日は隣のO市立図書館の「本のリサイクル市」で、除籍本と寄贈本を一人10冊まで持ち帰れる。 年に3回開いているだけあり職員の手際のいいこといいこと。 会場の視聴覚室へ続く階段の壁の貼紙で「このへん30番」「このへん40番」と、整理券順のだいたいの並び位置がわかるようになっている。 ……年に3回開いているだけあり、除籍本も新しい…… 「エビネの育て方」「電子レンジを活用したおべんとう」 ちょっと思った路線と違ったみたい。 文庫の寄贈本コーナーから控えめにいただいて帰る。
平凡社『作家の猫』(家人の持ち物)と朝日ソノラマ『加藤直之画集』を出してきて、しばし見とれる。 SFマガジンの表紙絵も好きだが、アラン・シリトー「ニヒロンへの旅」表紙がマイベスト。 猫をいっぱい飼っているという小松左京のディストピア(おそるべき反猫世界!)小説「猫の首」が無性に読みたくなってきたぞ。 眉村卓「ピーや」は読み返すたびにほろり。 11月4日(土)マキノ雅彦監督作品『寝ずの番』をようやく観る。おかしゅうてやがて、ほろり。 去年の今日をひもとけば学研M文庫の『インスマス年代記』を買っていた。 おととしの今日はネビル・シュートの『パイド・パイパー』を読んでいた。 3年前の今日は……短編『スキャナーに生きがいはない』コードウェイナー・スミス月間だったらしい。猫じゃ猫じゃ。 日記もつけておくものだよなぁ。筒井康隆原作『パプリカ』が米アカデミー賞長編アニメ部門候補にのぼる。 読んだんだけどなぁ…… 『美藝公』なら実写で映画化されたら観てみたい。アニメはキャラクターの顔が好みでないと魅力を感じない。 それより実際にドイツで起きた、現金自動預払機から引き出したばかりのユーロ紙幣が突如ぼろぼろに崩れるという怪現象に興味津々。 紙幣にどこで硫酸塩がついたか知りたいぞ。事実は小説より奇なり。 先日の古本リサイクル市で本を入れるのにもらったダンボール箱には、(株)図書館流通センター(TRC)からの配送伝票が貼られたまま。わがS市の図書館が注文する新刊本はTRC志木ブックナリー(図書在庫センター兼物流基地)で一括発送されていたんだ。 図書館が廃棄する書籍はTRCが回収、ダンボールとしてリサイクルし全量買取り。図書館側が払う手数料はひと箱(約20キロ)680円。 業務委託された古紙リサイクル業者は愛知県にあるというから、S市で償却処分された本はS市(愛知)→埼玉→愛知→埼玉と流れ、心ならずも本を運ぶダンボールとして第二の本生を送るのか。 焼却処分にならないだけよかった、と思いつつも、せつないものだ。 11月3日(金)
11月2日(木)楽天フリマで本を購入したオンラインショップのお知らせで、新規登録サービスが停止されたことを知る。楽天フリマ: 出品機能(2006年11月1日予定)
11月1日(水)
Yes, he was moody.数年前のmean誌のピーター・セラーズ特集タイトルが「ピーター・セラーズを査察して Inspecting Peter Sellers」…… もちろんあのクルーゾー警部からのシャレ(今読みかけの本は『隠し部屋を査察して Inspecting the Vaults』)。 キューブリックは同じ俳優を2度使わないことで知られているのだが、セラーズは例外だったようで「ロリータ」「博士の異常な愛情」に出演。 隠れた傑作"The Wrong Box"での、猫キチの医者役も好き。
2003Jan
Feb
Mar
Apr
May
Jun
Jul
Aug
Sep
Oct
Nov
Dec |