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10月31日(日)

2000年の取材当時、1年生でただひとりフットライツのオーディションに合格したEric Idle似のTom Bellくんがその後どうなっただろうか、と調べてみると「デスクワークに興味はありません。 舞台に立ち成功して”Tom Bellショー”のような番組を持ちたいんです」 という抱負を徐々にかなえつつあるらしい(former Footlights Vice President、なるほど)。 今年はThe Comedy Zoneの一員として各地を公演していた。 顔写真を見るとますますEricに似てきたような。
http://www.derby.gov.uk/AssemblyRooms/WhatsOn/Shows/041126ComedyZone.htm

10月30日(土)

ラベルを貼っていないVHSの中身を恐る恐る確認してみる。 2000年に放送されたNHK「地球に乾杯 夢は爆笑コメディアン〜英国・ケンブリッジ大学〜)」が出てきた。 フットライツだ! ナレーションはこの前まで朝のニュースをやっていた三宅アナではないか。 だから怖くてうっかり消せないのだ。

世にも奇妙な物語「夜汽車の男」も見つかった。 うじきつよしと遊佐未森が司会をつとめるNHK「伝説のスーパースター大全集」まで出てきてしまった。 ああもう寝る時間なのに。

10月29日(金)

複数のVHSテープから映像をひとまとめにするいい機会。 1984年にChannel4で放送されたXTCのドキュメンタリー「Play At Home」のTitle Sequence(テストパターン映像みたいなもの)が PETER SAVILLE COMPUTER FX。 幅広く仕事していますな。

お子の学校の創立○0年記念式典に某アコーディオン奏者が講演・演奏をした。 3年生の時イタリアに留学したため卒業してはいないが、同窓生とのこと。 「どうだった?」「金髪」
「喋りだすと止まらないんだよ」という前置きに違わず、終了が1時間延びたそうだ。

10月28日(木)

帰宅すると家人がテレビの裏に座り込んでいた。 夏頃からカタログを集め、電器店に足しげく通い、なにやらリサーチもしていたようだが、とうとう買ったか。 さて『In The Passionskircht』を記念すべき第一号に録画してみようかな。

10月27日(水)

『Peel Sessions』なら何でもありがたがり見境なく買ってしまうわけではないが、好きなバンドやアーティストの『Peel Sessions』を見つけると嬉しくなるのは確かで、先日もたまたま店頭で2枚見つけて喜んでいた。 そんな矢先の訃報(Uさんによるとイギリスでは新聞の一面に載ったという)には本当に驚いた。 John Peel氏当人が登場する映像はほとんど見かけないが、OGWTのDVDあたりに入っているだろうか。 去年の10月にもElliott Smithのニューシングルを普段は行かないHMVのアナログコーナーで見つけたら、一週間もしないうちに亡くなってしまい、相関関係はないとわかっていても、死神になったような気分でやりきれない。

RIPとは「安らかに眠れ」という意味で、元はラテン語の"requiescat in pace (rest in peace)" だそうだ。 "Rest in peace."の言葉でDavid Jがステージを締めくくり、突然解散したのはBauhaus。

10月25日(月)

From a Basement on the Hill / Elliott Smith / CD (Ant1 86741-2)
  1. Coast To Coast
  2. Let's Get Lost
  3. Pretty (Ugly Before)
  4. Don't Go Down
  5. Strung Out Again
  6. A Fond Farewell
  7. King's Crossing
  8. Ostrich & Chirping
  9. Twilight
  10. A Passing Feeling
  11. The Last Hour
  12. Shooting Star
  13. Memory Lane
  14. Little One
  15. A Distorted Reality Is Now A Necessity To Be Free
彼が生前組んだエンジニアと友人ミュージシャンの手で完成させたこの新作は、当初2枚組でリリースされる予定だったそうだ。
「Ostrich & Chirping」「The Last Hour」「Little One」以外はステージではよく演奏された曲で、アコースティックギターのみのデモに近いソロヴァージョンに慣れてしまったせいか、アルバム収録のバンドサウンドに最初はなじめなかったが、スタッフも彼が目指していたと思われる音作りを心がけたとは思うので素直に聴くのがいいのだろう。 が、やはり未完成でも他人の思惑が介在しない元のヴァージョンを聴きたいと思う。

半月後に出演する予定だったATP (All Tomorrow's Parties Festival)に代わりにステージに立ち、彼の曲を6曲演奏したトリビュートバンド(生前親交のあったミュージシャンで構成された)でLou Barlowがヴォーカルをとった「A Passing Feeling」は、ひたひたと心(耳、か)をうつとても美しい曲。 「Twilight」はタイトルが変わった。聴いて気づいたが「Somebody's Baby」だったのか。

10月24日(日)

DVD+RWをこれで再生(何を再生したかは、えー…)できた、というNさんにお借りしたプレステ2を返送がてらブックオフに連れて行ってもらう。
  • スティーヴン・キング『ペット・セマタリー (Pet Sematary)(上・下)』(文春文庫)
  • イアン・バンクス『蜂工場 (The Wasp Factory)』(集英社文庫)
    …Wasp…からなんとなく読んでみようかな、と。
  • 『森川久美の世界 チェリッシュ・エクストラ』(白泉社)
    土屋昌巳との対談がおもしろそうだったので買ってしまった。 JAPANとツアーで同行した時の裏話とか、「南京路に花吹雪」にデヴィシルをモデルにしたキャラを描いたとか、「ロンリー・シーライオン」のモデルはロンドン動物園のゾウアザラシだとか。
  • カジノ=リブモンテーニュ『ポルの王子さま』(ニトリア書房)
    小学校の入学祝に贈られた本が岩波書店の函入り『星の王子さま』で何度も何度も読んだが、その作品をよくぞここま(以下自粛)。 題名も当時の版と同じ活字を使い、そっくりな装丁にだまされた店員がここに分類したんだろうが、こんな本を児童書のコーナーに堂々と置くなって。 まあ、よーく見れば函に貼られた金の推薦図書シールにちゃんと「成人向必読図書」と書かれているのだが、光って読みにくいし、あ、それを狙っているのか。 どうでもいいが発行は昭和47年3月15日、さらにどうでもいいが第一刷だ。

10月23日(土)

BEFORE THE FALL - The Peel Sessions / V.A. / CD (SFRCD 203)
  1. JIMI HENDRIX - Spanish Castle Magic (27/10/67)
  2. FREE - Song Of Yesterday (23/3/69)
  3. QUEEN - Doin' Alright (5/2/73)
  4. ELTON JOHN - Balad Of A Well Known Gun (26/8/70)
  5. LINDISFARNE - Lady Eleanor (8/5/72)
  6. PRETTY THINGS - Rosalyn (5/64)
  7. ARTHER BROWN - Fire (8/68)
  8. CHICKEN SHACK - I'd Rather Go Blind (22/6/69)
  9. KEVIN COYNE - Marlene (27/9/73)
  10. MEDICINE HEAD - Pictures In The Sky (27/4/77)
  11. T-REX - Sun Eye (27/10/70)
  12. SOFT MACHINE - Dedicated To You But You Weren't Listening (1/6/71)
  13. CAN - Geheim (14/5/75)
  14. FAMILY - Checkout (8/5/73)
  15. THIN LIZZY - Dancin' In The Moonlight (1/8/77)
  16. TIM BUCKLEY - Once I Was (2/4/68)
  17. JUNE TABOR - The Fiddle And The Drum (25/1/77)
  18. BONZO DOG BAND - Sofa Head (29/7/69)
  19. SYD BARRETT - Baby Lemonade (24/2/70)
  20. NICO - Janitor Of Lunacy (2/2/71)
Strange Fruitらしく、既に命を落とした人の名前もいくつか見られるがこのレーベル編集盤BBCセッションズが家に他にもあった、とさがしたらGONGのものだった。
「Doin' Alright」このセッションでは最初のヴァースがFreddieで、繰り返しはRoger。 アルバムではFreddieが通して歌っていたんじゃなかったっけ(LPを殆ど処分してしまったのが悔やまれる)。
Christine McVie(CHICKEN SHACK), Robert Wyatt(SOFT MACHINE), Tim Buckleyが聴きたさに買ったCDだが、June Taborという人の落ち着いた低い歌声がよかった。 今年のBBC Folk Awardsの最優秀歌手で「Later With Jools Holland」にも2回出演しているそうだ。 (経歴によると図書館員→レストラン店主という顔も持つ変り種) 

10月22日(金)

お天気がいいのに大規模修繕中で建物の外周を遮光率30%のシートで覆われ、洗濯物をベランダに干すことも窓を開けることもかなわず、気分転換に中古盤専門店へ出かける。 Tony Mansfieldが2曲で参加しているというアルバム『アルヒハレノヒ』どころか、遊佐未森は、山下久美子と吉田美奈子の間に仕切りすらないのだった。 そんなに珍しいアーティストを探している気は全然なかったのに。 あとで知ったが彼女は契約レコード会社を何度か変わっていて、オリジナルアルバムの半数は既に廃盤になっていた。 お目当てのアルバムは見つからなかったが、今日見つけたものについては手放した人に「この罰あたりが」と大声でお礼を言いたい気分。

10月20日(水)

『五十男の日記』を読み終える。
若い頃滞在したフィレンツェで知り合った美貌の未亡人とお互い好意を持つも、猜疑心と嫉妬(本人はそれを倫理観と思いこんでいる)で歪んだ目でしか彼女を見ることができず、求婚せずに彼女から逃げ、幸福になれる可能性を自ら手放してしまった初老のイギリス人の日記という形式。 男はフィレンツェを再訪し、彼女の娘が当時の母親と同様未亡人で、純真なイギリス人青年をたびたび自宅に招いているのを知ると、青年に「母親は巧妙な男たらしだったが自分はうまく逃げることができた、娘も母親と同類に決まっているから関わらないほうがいい」と「善意で」忠告する。
青年は賢明にも自分の心に従い彼女との結婚を決意、さらに数年を経て幸せな夫として彼と再開する。 「絶対にあなたは間違っていましたよ。やはり誤りだったのではありませんか?」

某所である人(たち)を中傷する記事を読んだ。 中傷された側がその記事の存在を知らなければ書かれた内容が事実に反していても抗弁する場も機会も与えられない。 卑劣なことに書かれた場所は多くの人が密かに閲覧していると思われる匿名掲示板なので、読む側の良識を信用するしかない。
中傷する相手の顔と名前を知っている悪意ある人物。 非常に狭いジャンルのことであり、そういう人は今までも(他のことであれ)人を中傷する書き込みをしているかもしれない、ねえ? 誰とは言わないが。

10月19日(火)

ヘンリー・ジェイムズ短篇集収録の『五十男の日記 (The Diary of a Man of Fifty)』を通勤のお供に読んでいる。 くっくっく、おもしろい。

10月17日(日)

読まなくなった本をブックオフに持っていき140円。 全部ブックオフで買った本だから仕方がない。 売上とポイントで2冊購入。 ネヴィル・シュートは後味の悪さでは相当な『渚にて』の作者でもある。 ヘンリー・ジェイムズの短篇集を見つけたのは初めて。
  • ネヴィル・シュート『パイド・パイパー 自由への越境』(創元推理文庫)
  • ヘンリー・ジェイムズ『嘘つき』(福武文庫)
ヘンリー・ジェイムズの父親は神秘主義の思想家「スウェーデンボルイ(Swedenborg 1688〜1772) 」の熱心な信奉者……「キングダム・ホスピタル」の「スウェーデンボルグの世界」ってこれか!

愛機の調子が悪く、「Rundllが原因で、MMSYSTEM.DLLにエラーが発生しました」マウスカーソルが出てこない。 頭が真っ白になったがセーフモードで(ダメもとで)システムの復元をしたらなんとか機嫌がなおった。

10月16日(土)

『キル・ビルVol.2』と大魔王書き下ろしTVミニシリーズ『ローズ・レッド』を観る。 太ったIggy Pop(Iggyが痩せすぎなのだが)のような風貌で横笛を吹くDavid Carradineが渋くて彼を見られただけで8割満足した。 1より2のほうがずっと面白かった…というより1と2を同じ値段のチケットで見せるのはいかがなものかと。
『ローズ・レッド』は吹替版しかなく、Julian Sands扮するサイキックが「いんちきイギリス人」と罵声を浴びるシーンでは、当然イギリス英語で喋っていたんだろうなぁ。全3話4時間超を一気に観てへろへろ。

10月15日(金)

Bee Gees 1st / Bee Gees /
  1. Turn Of The Century
  2. Holiday
  3. Red Chair, Fade Away
  4. One Minute Woman
  5. In My Own Time
  6. Every Christian Lion-Hearted Man Will Show You
  7. Craise Finton Kirk Royal Academy Of Arts
  8. New York Mining Disaster 1941
  9. Cucumber Castle
  10. To Love Somebody
  11. I Close My Eyes
  12. I Can't See Nobody
  13. Please Read Me
  14. Close Another Door
寄席と喜劇、お笑い好きな家庭で育った。 日曜の夕方は「笑点」、大喜利で歌丸・小円遊両師匠の対決を欠かさず見ていたから初めて買ったレコードも「透明人間(ずうとるび)」。 ただでさえ狭い家でこればかり聴かされてはたまらんと思った親が(適当に選んで)買ったのが 「マサチューセッツ」で、A面はともかくB面の「Holiday」を気に入ってしまい、透明人間そっちのけでヘヴィーローテーションしていたのだった。

まだ「アルバム単位で聴く」贅沢など許されず、自分でLPを買うのは高校生になるまで待たなくてはならなかった。 それでも毎月はとても買えず、友達と情報交換をして貸し借り。 全然親しくもない同級生にKISSのアルバムを貸してくれと頼んだら、向こうも同好の士に飢えており喜んで他のアルバムも持ってきてくれた。 レコードを買うと筒状に丸めたポスターが入った箱の中から好きなのを選ばせてもらえ(中表に丸めてあり、バンド名がマジックで書かれていた)、自分のお目当てのバンドのポスターがなくても、人の好みを覚えていて代わりにもらってあげたりした。 ものすごく喜ばれたのが『The Last Waltz』の特大ポスター。

このアルバムはCaptain SensibleによるSENSIBLE CHOICE。 初めて1stをとおして聴き、最初にこれを聴いていればその後の自分の聴く音楽の方向性が変わっていたかもしれない、と思う。

10月14日(木)

民放「アンビリバボー」で殺人鬼テッド・バンディが取り上げられていた。 幼い頃親に捨てられた(事情はもっと複雑だが)、と聞くやすかさずゲストの関根勉が「やっぱりね!」と返していた。 「やっぱり」?

10月12日(火)

こういうものも届いている。
  • Mike Keneally 『Hat』CD(TVCD201)
  • V.A. 『Zappa's Universe』 CD(verve314 513 575-2)
聴くのは後回しで休日はもっぱらCD-Rづくりに精を出していた。 うちの愛機がしこしこCD作成してくれている間、馬力不足で極端に動作が重くなるので他の作業は何もできない。 無理してメールの送受信を試みたところフリーズ。

ところで作成したCD-Rをマシンが認識しない、という事態が先々週発覚。 そ、そうか。 複数のファイルを1枚に収めた仕上げに「セッションをクローズ」していなかったのだな。 つまり用を足した後水を流し忘れたまま出てきてしまったような。 せっかく手渡しできたものを東京の宿から送り返してもらってイギリスへ再送、という間抜けな奴である。 さらに今日はマシンも再生専用DVDプレーヤーも借りたDVDを認識しない、という事態が発生。 残念ながらどちらもDVD+RWには対応していないらしい。

10月9日(土)

フラワーアーティスト高橋永順の料理本『おいしいから食べてみて』(雄鶏社)を長年愛用している。 韓国の家庭料理で使う調味料(唐辛子ペーストや酢味噌)やスープストックの作り方が紹介され、料理の写真がいかにもおいしそう(写真家のご主人が撮影したそうだ)なので保存できる調味料を一度自分で、と思いながら、スープストックくらいしか作っていない。 水の代わりにテールのスープストックを使うとカレーの味が全然違う。 目から鱗が落ちる違う、「頬っぺたが落ちる」、という言葉はこういう時に使いたいなぁ。 永順さんがこのあと出した料理本は内容的に重なる部分が多く、いつか1冊に全部まとめて出してもらいたいと勝手に願っている。

台所をきりもりしていた母親や時々庭で包丁を研いでくれた父親の思い出話も、生地を手でこねながら「昔はね」と喋っているような普通の感覚で気持ちがいい。 そうかと思えば、毎年漬けているラッキョウの季節に体調を崩し、八百屋にあやうく注文するのを忘れるところだったという話の最後に、店で一緒にまかない食や保存食を作っているスタッフへの辛口の言葉も。
私が気がつかなかったのがいけなかったのですが、スタッフは毎日八百屋さんに行って、ラッキョウを目にしている筈なのに……。 (p30 「言われる前に気がつけば最高」)

10月7日(木)

Dog / Mike Keneally Band / CD (EXOWAX 2406)
  1. Louie
  2. Boder
  3. Splane
  4. Pride Is A Sin
  5. Simple Pleasure
  6. Physics
  7. Raining Sound
  8. Choosing To Drown
  9. Gravity Grab
  10. This Tastes Like A Hotel
  11. Panda
密林USから到着。
最初に聴いたのがアコースティック・ショー、次がアレ(特ニ名ヲ秘ス)だったので、「Louie」の分厚いバンドサウンドとストレートなヴォーカルにあれっ、「Splane」の爽やかな裏声コーラスああ聴きやすい、と思っていたら「Physics」でやっぱり根っこはギターの人だと。 「Gravity Grab」はGodley & Cremeの緻密でいて軽い音楽性にも通じとても気に入っているが、優れたメロディメーカーなのに個性的な声を持たないのが本当に惜しい。こればっかりはどうしようもないが。 が、好きなので次は?その次は?と聴いてしまう摩訶不思議な魅力の持ち主なんだな。

15分超の大作「This Tastes Like A Hotel」。 『カリフォルニア・スイート』『ショート・カッツ』のように限られた場所と時間の中で複数の登場人物が平行して描かれる群像劇を「グランド・ホテル形式」というが、まさにこの曲は……。ここでも○○○・○○○ー○○風味のコーラスが。

10月5日(火)

WOWOWでFUJI ROCK FESTIVAL(1日目)の再放送があり、時間は遅かったがルースターズ、Begin、The Bees、Pixiesなどを見て就寝したのが午前3時。 先日センターに持ち込んだデッキを修理すると2万かかると言われ、結局点検代はまけてもらって修理は諦め家人が後日引き取ってきたのだが、サブのデッキは別室の(WOWOWを見られない)テレビに繋いだままにしており、リアルタイムで見るからそのままでいいというのを見かねた家人が繋ぎ直してくれた。 結局翌日まで待ちきれずそのまま見てしまい寝不足だ。
ところで、動くルースターズを初めて見た。 大江さんの体型がさすがに丸くなっていたが、マイク鷲掴みにして一点を睨みつける目の光は鋭い。

PixiesはちょうどUさんたちと会った日の午前中にAustin City Limits Music Festivalの中継がLAUNCHでウェブキャストされており、支度しながら見ていたのでまあ一緒かな、と……。 出だしコケたという苗場の「Debaser」は結局見られず聴けずじまい。 そうそう、9/24にバークレーのショーで新曲の「Bam Thwok」が演奏された。

10月4日(月)

先週から住まいの大規模修繕が始まり、まず2週間かけて周囲に足場を組み、それから外壁の塗り替え予定。 建物全体がシートで覆われると文字通り日陰の花になってしまう植物たちをどこへ移動させようか思案中。 工事完了は12月中旬だ。先は長い。

10月3日(日)

blue nileはひと足先に届いたが、あとは週末に雪崩のごとく到着した。 『Sluggo!』の国内盤が廃盤かもしれず直接リリース元IMMUNEへ、『Hat』は密林マーケットプレイス(英米どちらにも出品されている)で回答待ち。 もうね、アホかと。バカかと。
しかし24時間片っ端から自分の曲を流してくれるラジオありの、ライヴ音源公認トレード(本人が「どんどんやっちゃって」とtaping policyに書いているのも凄いが、大金かけてプロモーションすることなく「論より証拠」でファンを増やせるんだろう。この自分のように)組織ありの、つまりこれでもまだ足りないくらいの恩恵に預かっているのだ。 わたしはあまり集中できないたちで薄く(広く、でないのが悲しい)浅くしか聴けないほうだが、楽しそうな観客の話し声の向こうから伝わるライヴ演奏はやみつきになる。

10月2日(土)

日産CUBEのCMに「Isla de Encanta」のイントロが使われている。

J.G.バラード『溺れた巨人』収録「うつろいの時 (Time of Passage)」を読む。 この作品では人は墓場から到来し、母親の胎内に消える。 到来した時は分別ある大人のフォークマンが妻を墓に迎えに行き、幸せな結婚生活を経て妻の存在を忘れ、「幼年期のふしぎな黄昏の世界を迎える準備をさせるための」学校教育を受け、母親に一切を頼ることになる。 それはそれでもの悲しい。
彼の心はぼやけ、温かさとか飢えとかの数すくない定数が、その中を漂った。 できるだけ長く、彼は母親にすがりつこうとした。(p176)

10月1日(金)

Uさんが「今は見られないから」と帰国中の実家から送ってくれた大量のヴィデオ、カセットテープ、本などの愛蔵品を箱から出してみた。 John Peelものは日本にいては聴けないので楽しみだ。 「(どうやら『究極』の頃の)サウンドストリート」のテープも発見。 この番組は自分もよく録音して、いい曲がかかった回は消さずに保存しておいた筈だが、今はどこにあるやら。 60分と90分と120分テープをやりくりしてLPやFM番組を録音したんだよなあ、と懐かしい。 雑誌のカラーページを使った手製のインデックスラベルは自分も作っていた。 最初からついているラベルが味気ないので使いたい紙に当て、鉛筆で輪郭をなぞって切る。 面倒だが慣れると楽しいので今は気が向けばCD-Rの簡易ジャケット(片面印刷して二つ折りにするだけ)づくりをしている。 FlacやSHNファイルでも何百MBにもなる音楽ファイルをHDDに入れっぱなしにしておくわけにもいかないのだ。

さぁて一体どんな風に箱詰めされていたっけ(←元通りに詰め直すことができずうろたえている)。

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