10月31日(金)『ビートルズをつくった男』を読み終える。 エプスタイン像に、『ドレッサー』のノーマンが(みてくれでなく本質が)重なった。10月30日(木)日曜日からR.コールマン『ビートルズをつくった男 - ブライアン・エプスタイン -』(新潮文庫)を読み始めている。 関係者による彼とBeatlesのメンバーの人となりについての証言を話半分に読んでも(話半分は本来「聞く」のか)特にジョンの、社会的な弱者(敗戦国、マイノリティ、ハンディキャップをもつ人々)に対する発言や態度はすごいものだ。 人の性根はきっかけ次第で変わるのかもしれないが。数年前にNHK教育で放送した"Brian Epstein Story"(BBC)の録画テープがどこへ行ったやら。だからきちんとラベルを貼っておけってのに。 10月28日(火)
10月27日(月)サウンドビームを障害児の療育に使っている国立療養所鈴鹿病院のことを知人に教えてもらい、HPを覗いてみた。 そこで思い出したが、弟の結婚式の前日、新幹線に乗る前に購入したここの院長の著書『ヒトラーの震え毛沢東の摺り足 神経内科からみた20世紀』(中公新書)はとてもおもしろかったのだ。10月25日(土)ほぼひと月かけて『キャッチ=22』読了。 まさかの大逆転(Yo-Yoの**どころではない)がまさに荒唐無稽な戦争、もとい「反戦小説」だった。上々だ。いや、おれはひどく怯えているよ。読み終えたのが翌日(もう26日)の5時半。これから模試に行く子の食事の支度だ。 10月24日(金)初めて入った店舗のブックオフにて。
10月23日(木)'Angeles'収録のアルバム Elliott Smith "either/or"を聴く。 おとといまで生きていたこの歌声の持ち主はもういないのだ。10月22日(水)あいかわらず通勤の電車で『キャッチ=22』、一方家では『愛のゆくえ』を読んでいた。 手術器具のたてる音、重い物体(手術後の、意識のない恋人や他の女性)を引きずる音、(掻き出されたものを)流すトイレの水音が3回繰り返される。 どれもが流れ作業として続き医者や助手の「苦痛もなく、きれいなものです」という言葉さえも同じ。 メキシコのティファナ(ティワナ)は、当時アメリカで非合法とされたこの手術を受ける人がこっそり訪れた地でもあるということを知った。 ティファナはこの主人公の住む図書館に持ち込まれた本がやがて永久にしまいこまれる、水のしみ出る洞窟と似ている。10月19日(日)ブックオフにて。
10月18日(土)きのうHMVをぶらぶらしていた時に、頭上のモニターのPVから女性ヴォーカルの妙に耳に引っかかる曲が聴こえてきたのでクレジットを確認。 birdの「チャンス」という曲だった。 あまり多様な音楽を聴かないからアーティスト名もこの曲名も知らず、検索してみると作曲とプロデュースが田島貴男、で、妙に納得。いや、自分のツボにはまるアレンジってキーワードが「XTC」なのよ。 10月17日(金)
10月14日(火)
10月13日(月)きのう出した荷物が届く。多いぞ多いぞ。 しかし一緒に古本も入れてもらったのであまり強い立場ではないのだった。
10月12日(日)掃除を済ませ荷物の送り出しと退去時の電力・ガス・水道の精算、鍵の返却。 時間が半端に余ったので『座頭市』をみてから帰る。 「今度は一体何を企んでいる」と思わせるに十分な岸部一徳がやっぱりいい味だ。 16歳というおせいちゃんの、回想シーンをまじえた踊りの稽古の場面にはほろり。 みている間はほんとにおもしろいし衣装やセットの色彩が凝っているんだけど、あとに何にも残らない映画。 でも娯楽作品のありかたはそれでいいのかもしれない。10月11日(土)新幹線で『キャッチ=22』。つづいてヨッサリアンはマクワットに上昇を命じ、高度をどんどん上げつづけ、ついに無事ダイヤモンド・ブルーの静かな空に達した。(p245)うわっ、「ダイヤモンド・ブルー」だって! Did you make disease, and the diamond blue? (Dear God / XTC) 銀平で魚づくし。 付出しがつみれ入りおでん、刺身盛り合わせ、ハマグリ・エリンギ・車海老の炭火焼き、クエの煮付け、骨せんべい、柿とアボカドのサラダ、鯛めしに味噌汁と白菜の漬物。 最後の鯛めしはさすがに食べきれず、残りをお土産にしてもらう。 10月8日(水)週末は尾張守(旧摂津守)の引越しの手伝い(荷造りより退去する部屋の掃除だな)に行くことになり、『二つの塔』しばしお預け。 通勤のお供は相変わらず『キャッチ=22』。 Chris Speddingの'Catch-22'を聴いてからはこの曲が常にBGMとして流れている。 読みながら頭でリズムを取りかねないなんともいえない味わいがよい。お子が友達から借りた「さとうきび畑の歌」の録画を見ていたので夕方終盤だけ一緒に見たが、明石家さんまの「○○なんですよぅ(「よう」を強調)」という今どきの喋り方がどうしても耳につき困った。 沖縄の地上戦の話だが時代考証以前の問題では?重箱の隅をつつき過ぎだろうか? 10月7日(火)『ロード・オブ・ザ・リング(リング?) 二つの塔(The Lord Of The Rings - The Two Towers -)』DVDが届く。10月5日(日)最初に見た時「アルジャーノンに花束を」の感想を日記に書いた覚えがあったので調べてみた。 3年前のちょうど今頃見たわけだが、同じ人間なのに感じ方はかなり違うじゃないか。 「去年のスノードンはどこにいる"Catch-22" p59」3年前のわたしはここにいながら、もうどこにもいないんだな。10月 9日(月) 10月4日(土)窓を開けると今年もどこかで金木犀が香っている。去年かおととし*wowowで録画したカナダ製作「アルジャーノンに花束を」(2000)を再見。 こちらは1時間半のドラマなのでかなり駆け足。「経過報告」もなく、チャーリーが最終的に入るであろう施設を訪問する場面も(これから知能が手術前よりさらに低下すること、余生を送る居場所を施設に定めたことをパン屋の主人やアリスに告げる場面はあるが)割愛されている。 そのかわり母親が「ハル、家に帰ろう」と迎えに来てくれたりエリナ先生の恋人(件の晴彦)と一緒に銭湯に行ったりもしない(なんなんだよう、このドラマ)。 * wowowプレミア上映だから2000年に放送されたものだった マシュー・モディンの配役はよかったと思う。胴回りにも首にも肉がたっぷりついたが、40でこの童顔、確か194センチという大味な体格にこの顔(しつこい)、 『バーディ』当時とあまり変わっていない。 このガタイと顔のアンバランスなところが買われてキャスティングされたのではなかろうか。 学校でもはや「アリス」ではなくなった「キニアン先生」に大きな身体をかがめてさよならの挨拶(ハグ)を求めるチャーリー、映像でみると確かに切ないものだが、原作の「経過報告( 10月3日(金)帰ったらユースケ・サンタマリア主演の「アルジャーノンに花束を」再放送の最終回がたまたまかかっていた。 ドラマ化には興味なくリアルタイムでも見なかったのでこの回しか知らない。 結末が原作と違うのもひどいもんだが、恋人の職場に突然やってきてプロポーズする晴彦、その非常識なふるまいはなんだよ。 学校じゃないか。 これが大教大付属池田小に侵入した宅間被告みたいな奴だったら生徒の命が危ないよ。 障害児学級なら授業を妨害しても差し支えないとでも思っているのか晴彦……と彼を責めてもしょうがなくて、脚本が問題だ。 放送局については今さら何も申しません。10月2日(木)下の子が先月書いたのは王義之「蘭亭叙」より「天朗気清恵風」。恵風のあと「和暢」と続くらしい。 上の子は2年ほど小筆で小さい字の練習をしているということで、かなり根気がいるらしい。 でも不思議とやめたいと言ったことは一度もないんだよなぁ。 上の子に聞いたら毛筆(大きな筆)は欧陽詢の九成宮醴泉銘を手本に書いているそうだ。先週いろんなことがあったりなかったりして気分が落ちつかなかった反動か、今週は暇があると横になり毛布をひっかぶって寝ている。 ふだん見た夢はあまり覚えていないが、うたた寝の間に「ホームに滑り込んだ新幹線の先頭車両の座席が芋とかぼちゃとゴーヤのかき揚げに占領されていた。乗り込むと彼らは席をつめてくれたが、新幹線なのになぜか補助席がついている」という妙な夢を見た。 今日は先週同僚に教えてもらった「ゴーヤと桜海老のかき揚げ」がお子たちに好評で、また作ったのだ。 新幹線は最近出た話題がどうも頭に残っていたからだと思うが、補助席なんて遠足で乗った観光バスの思い出だ。 しかし天麩羅が団体様で座っているという夢を見る(たぶん盛りつけた時の姿からだろうけど)わたしは果たして大丈夫だろうか。 日曜日だったか、スーパー源氏という古書検索システムで結局全部読みたくなった丹下左膳を注文した。 更新が遅れていたらしく同じ店から二度在庫切れの空振りをもらった。さすがに二度目は「お恥ずかしい限りです」とのことだったが。 とにかく読めればいいので別の店から取り寄せ今日届いたが、緒方拳でドラマ化されていたらしく、帯にその写真が載っている。 緒方拳なら「シェイは丹下、名はシャジェン(←誰だよ)」とは名乗らないだろう。
2002Jan
Feb
Mar
Apr
May
Jun
Jul
Aug
Sep
Oct
Nov
Dec
|