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2月29日(日)

生まれの芸能人には飯島直子と原田芳雄がいるらしい(福山雅治談)。

2月28日(土)

「史上最低の探偵」ドーヴァー警部が迷走する『誤算』がおもしろい。 だらしなさではフロストと双璧かも。

The Blue Nile / September 29, 1990 / Free Trade Hall, Manchester
  1. A Walk Across the Rooftops
  2. Tinseltown in the Rain
  3. Heatwave
  4. Over the Hillside
  5. Stay
  6. Easter Parade
  7. The Downtown Lights
  8. Saturday Night
  9. Headlights on the Parade
BBC 6music "The Dream Ticket"で2002年に配信されたもの。
1990年に"Hats"プロモーションを兼ねたツアーで14箇所で演奏した際、Paul Buchananはしばしば深刻なステージフライトに襲われていたらしい。 NMEのこの日のステージ評を読むとエヴィアン水の瓶を持つ手が震えていたというから遠目にもわかるほど緊張していたんだろう。
未聴の"Hats"から演奏された4曲ももちろん嬉しいが、'Easter Parade'の美しさといったら言葉であらわしようがないくらい。

2月27日(金)

Late Night Tales / various artists / CD (ALNCD11)
  1. Nicolai Dunger
    Last Night I Dreamt of Mississipi
  2. John Barry
    Midnight Cowboy
  3. Silver Jews
    Send In the Clouds
  4. Les barons Featuring Gaobi
    Lagos Soundsystem
  5. Grant Green
    A Walk In The Night
  6. G love & Sepcial Sauce
    Blues Music
  7. Jon Hammond
    Dreamy Eyed Girl
  8. Chris Whitley
    Breaking Your Fall
  9. Dave Palmer
    Speed Trials (Elliott Smith)
  10. J J Cale
    Magnolia
  11. Talk Talk
    I Believe in You
  12. AL Di Meola feat. John McLaughlin
    Short Tales of The Black Forest
  13. Smog
    Cold Blooded Old Times
  14. Gillian Welch
    One and Only
  15. Jessica Lauren
    A Pearl For Iona
  16. Turin Brakes
    Moonlight Mile (Rolling Stones)
  17. (read by)Brian Blessed
    The White City part 4
コンピレーションは「これを聴け」と押しつけがましい感じが嫌いという人も多く、それももっともだと思う。 選曲に当たり外れがあるので買う時はそれなりに慎重だが、コンピ収録の曲がきっかけで好きになったバンドもありわたし自身は抵抗がない。Turin Brakesも元はコンピの'Door'が気に入ってアルバムを聴き、そのままずるずると聴き続けている。 これはそのTurin Brakes(Olly Knights & Gale Paridjanian)が選曲した編集盤で、曲にまつわる思い出話など1曲ずつ短いコメントがついている。Ollyの父親がドライブの時によく流していたのが'Magnolia'だったとか、Brixtonの図書館で借りた1stアルバムでファンになったというChris Whitleyとか。

Nicolai Dungerの音楽は弦楽をフィーチャーしてAlfieやPenguin Cafe Orchestraに近く、他の曲は知らないが予想がいい意味ではずれた。 これならアルバムも聴いてみたい。
『真夜中のカーボーイ』はToots Thielemansのハーモニカを聴いたら、そのまま映画を見たくなる。 寒く薄汚れたNYの片隅でフロリダの空を思うジョーとラッツォの姿が浮かぶのだ。 ジェーン・バーキンの最初の結婚相手がジョン・バリーで、という話はマイケル・ケインの自伝What's It All About?(ふたりとは共通の友人)でもちょっと読めるが、バーキンは彼との結婚生活に破れ傷心をかかえて渡仏したんだそうだ。 フランスに渡っていなければシャルロットも生まれていなかったんだなぁ。

Elliott Smithの'Speed Trials'をピアノでカヴァーするDave PalmerはTurin Brakes "Ether Song"に全面参加した長髪に髭面(仇名はJesus)キーボード奏者で、彼らのツアーにも同行している。 コンピを聴くまで曲名に注意を払っていなかったので、おもむろに特徴あるイントロのベースラインが流れた時には驚いた。

2月25日(水)

懸案事項の主はもう1日滞在するというので、こちらは先に戻る。

そうそう、きのうの大荷物の原因がもうひとつ。 ROCK MAGAZINEのバックナンバーが300円均一で6冊もあり、偶然にもうちにない号ばかりだったので当時大好きだったUltravox!の珍しいライヴ写真と(おそらく)日本で最初に写真つきで紹介されたXTCなどを見過ごすことができず買い占めてきたのだ。 創刊号から6号まで(持っている)は分売不可のセット売りでもっと高かったが、1800円で6冊なら御の字だ。 その昔この雑誌に掲載された'This Is Pop'シングルのジャケ写を見て「なんてカッコいいんだ!」と思った過去あり。
じっくりUltravox! 1stアルバムの、編集長による紹介記事を読んだ。「機械が欲しい」ってどの曲ですか。曲名は 'I Want To Be A Machine'

帰ったらAndy Partridge & Peter Blegvad "Orpheus The Lowdown"のApe editionが届いていた。 セピアがかったモノトーンのブックレット一体型パッケージに金色のマーカーでふたりのサイン入りだ。 御大のサインはオフィシャルで注文するCDで既にお馴染みだがBlegvadのサイン入りは初めて、190センチを超える長身なのにサインは意外と小ぢんまりとしているのがなんだかおかしい。

2月24日(火)

懸案事項はあとひとつ残すのみ(これが難物だ)。

移動の車中で『笑いごとじゃない』読了。 今回は重い荷物を提げることができないから買物も控えなくては、としおらしく考えていたのもどこへやら、古書のまちは水曜定休と思い出し、また大荷物になった。
  • ジョルジュ・シムノン『片道切符』(集英社文庫)
  • ジョルジュ・シムノン『雪は汚れていた』(ハヤカワ・シメノン選集)
  • ジョイス・ポーター『誤算』(ハヤカワ・ミステリ文庫HM32-3)
  • セバスチャン・ジャプリゾ『さらば友よ』(ハヤカワ・ポケットミステリ1074)

2月23日(月)

  • 『プリシラ(再々々見)』『アメリ』
  • Jeff Buckley "Live From The Bataclan"
  • Jeff Buckley "A Voice To Hold In The Dark"
  • Self "Subliminal Plastic Motives"
  • Alfie "People"
  • ヴォーゲル&ヘラー『笑いごとじゃない(まだ途中)』
  • SFマガジン1990年10月創刊400号記念特大号
  • 〃 1995年6月号 特集「SF小説と映画の密なる関係」
  • 〃 1999年10月号 特集「アルジャーノンに捧げる物語」
週末はこんな具合。 『プリシラ』のミッチはLotRに出てくるエルフ族のエルロンドだよと教えたら最初けげんな顔をしていた下の子が、彼のどぎついショーメイクを施した顔(釣り目を強調)を見て「ほんとだ」……。

2月19日(木)

映画のヴィデオの多くには「近日発売予定作品」の予告編も入っていて、たまたまある作品の本編終了後に入っていた『ヘカテ』の予告編を見た。 ローレン・ハットンの相手役の顔になんだか見覚えがあるような……ベルナール・ジロドーではないか。 (焼け石に水)レオポルド!ちなみにこのヴィデオには海がすばらしい『冒険者たち』『パピヨン(生き抜くために○○○○を○○る場面をわざわざ…)』の予告編も収録、なんだか嬉しい。

2月15日(日)

きのう録画したAMPによる"Swan Lake"を午前中見る。おおこれがアダム・クーパーか! 力強くたおやかな白鳥さんだ。 この白鳥さん目当てで録画したのだけれど、王子のベッドの上で群れなして威嚇する白鳥さんたちがもう怖いこわい。 夜はマシュー・ボーン特集で「くるみ割り人形(見逃した)」とAMPの「ザ・カー・マン」。エネルギッシュな舞台。

同じくWOWOWで夕方放映された"Good Will Hunting"の後半を見る。'Angeles'は公衆電話の場面で流れていた。それでボストンのネットラジオで1/17-18の2日間二部構成で放送されたElliott Smithトリビュート・マラソンの一部を録音していたことを思い出して聴き返す。 初日はインタビューや珍しいライヴ・ヴァージョンも放送されたらしいが、まさかそういう選曲で通すとは思わなかったのでほとんど聴いていなかった、残念。2日目は新曲(Coast to Coastなど未発表曲を含む)も聴け、Ben Foldsが自分のコンサートで歌った'Say Yes'とピアノの'Bottle Up & Explode'などもピックアップされていた。
    2日目放送分(覚え書き)
  • April 11, 1998 Largo (LA)
  • June 7, 2000 Palace (LA)
  • June 6, 2003 Northsix (NY) - The Mindersカヴァー 'Hooray For Tuesday'
  • ATP 'Passing Feeling' Lou Barlow & The Minders
  • Tiny Time Machine, Pretty (Ugly Before), A Distorted Reality Is Now A Necessity To Be Free
Dali's Car / Brian Eno / CD (Griffin 137)
  1. Paw Paw Negro Blowtorch
  2. Fever (Cooley/Davenport)
  3. Fat Lady of Limbourg
  4. Third Uncle (Eno/Turrington)
  5. Baby's on Fire
  6. I'll Come Running
1,2 BBC Top Gear, Feb 19, 1974
3,4 Reading Festival, Aug 26, 1976
5,6 BBC Top Gear, Feb 26, 1974
Mick Karn/Peter Murphyによる同名プロジェクトじゃない方。紛らわしい。

3,4は801の演奏で、Phil Manzanera, Eno, Lloyd Watson, Francis Monkman, Bill MacCormick, Simon Phillips。BBCのトップ・ギア出演はThe Winkiesを従えてのセッション。 amazonのカスタマーレビューで書かれているのは(曲順は一緒のようだが)別の盤か? 'I'll Come Running'が801によるレディングの演奏と紹介されているが、録音状況から考えると3,4だと思う。 とにかく、ロケンロールする'Third Uncle'を聴いているのは気分がいいし、つい口元がほころんでしまう。

2月14日(土)

『天使の顔写真』が届く。表題作と「錆色ロボット」未読だったので嬉しいが、やっぱり短篇は食い足りない。 本当のところ、この人のSFには既に読んだことのある小説を思い出すものが多く、生の人間関係を掘り下げたものをできればシリーズで描いてほしい、と勝手なことを考えている迷惑なファンである。

2月13日(金)

Breakfast With Girls / Self / CD / DREAMWORKS(DRMD-50053)
  1. End of It All
  2. Kill the Barflies
  3. Meg Ryan
  4. Suzie Q Sailaway
  5. Uno Song
  6. Paint by Numbers
  7. What Are You Thinking?
  8. Sucker
  9. Breakfast With Girls
  10. Better Than Aliens
  11. It All Comes Out in the Wash
  12. Callgirls
  13. Placing the Blame
"based on the best-selling novel!"
---ほんとか(笑)

1-3, 6-13 ミックスがHugh Padghamという事とHowlin' Wolfのサンプリングに「へぇ」。 Andy Partridgeもファンで、"Howlin' Wilf"という変名でCaptain Sensibleの曲に参加したこともあるのだ。
「なんちゃってSP盤」オールドファッションド'Sucker'といい、既におもちゃのピアノが聴こえる'Suzie Q Sailaway'やワルツの'Better Than Ariens'(甘酸っぱいメロディがなんともいえずいい)といい、"GISMOGERY"への布石着々。
"GISMOGERY"でSelfを教えてくれたKさんには深く感謝。
'End of It All'では初期のBlurが頭をかすめ、'Uno Song'はXTC、曲ごとに印象が変わるので本性を掴みにくいが、多重コーラスにヴォイス・パーカッションとノイズと壮大なストリングスを組み合わせた'Placing the Blame'まで聴いたら満足してそういうことはどうでもよくなった。 いっぱい好きなことやってなさい。

というわけで、鮭のように遡り、"Subliminal Plastic Motives" の到着を楽しみに待っているのだった。

2月12日(木)

『無関心な人びと』読み終える。 それにしても人を本気で殺すつもりなら弾をこめ忘れたりはしないだろうに。 長雨にうたれ立ち腐れていく家族のだれもが無気力で依存的で、これじゃ一番ましなのはやっぱりレオだろうなぁ。
  • ジョーゼフ・ヘラー スピード・ヴォーゲル『笑いごとじゃない 世にも明るい闘病記』(ちくま文庫)
    これのおかげで人身事故の現場検証で立ち往生している電車の中でも退屈しなかった(足は疲れたが)。

    体力が衰えるにつれ、私の権勢は日増しに強くなっていった。 私は自分には人に任務を与えるという天才的能力があることを再発見していた。 私は病院よりホワイトハウスにいるべき人間なのだ。(p70)

2月11日(水)

頼まれた本だけではamazonでは送料がかかってしまうので、森脇真末味『天使の顔写真』とAlfieの'People'マキシシングル足して注文。 どうやら4月には『グリフィン』も出るらしい。未読の作品が収録されていることを祈りつつ、早川文庫に感謝。

2月9日(月)

"Orpheus The Lowdown"がAPEにてようやく予約受付開始。

2月8日(日)

ゴールデングローブ賞特番をNHK-BSで見た。 ジェーン・マンスフィールド、凄い迫力。

Robert Fripp & Brian Eno / May 28, 1975 / Olympia, Paris
  1. The Heavenly Music Corporation
  2. Swastika Girls
  3. Wind On Water
  4. Pipes Of Bronze
  5. Wind On Water
  6. Peter's Clock
  7. Oaken, -Gates
  8. Evening Star
  9. An Index Of Metals
'Wind On Water'は好きだが'Oaken Gates'をステージでえんえんと聴かされるのは勘弁してほしい(この曲怖くてしょうがない)。 演奏するほうは退屈じゃないんだろうか、と無粋なことを考えたりしている。 Sigur Rósにしろこれにしろ、どうもアンビエント・ミュージックは苦手かもしれない。 なんせ自分のレベルが低いせいで、ヴォーカル曲に逃げたくなるんだなぁ。

2月7日(土)

テレビで放映した『LotR 旅の仲間』吹替版を見る。 番組の最初と最後に主要キャラクターを演じた俳優たち(イライジャ・ウッド始め)が揃って日本語で挨拶(「ミテネ」とかなんとか)したが、ヴィゴ・モーテンセンだけは気乗り薄でほとんど口を開けていなかったのをしっかり見た。 『王の帰還』のキャンペーンのために駆り出されたんだろうけど、民放のこういう企画は見ている方が恥ずかしい。

Sigur Rós / October 24, 2002 / Philharmonie, Cologne
  1. Vaka - Fyrsta - Samskeyti
  2. Ný Batterí (new batteries)
  3. Njósnavélin
  4. Svefn-g-englar (sleepwalkers)
  5. untitled 2 / Álafoss
  6. Hafssól
  7. Von (hope)
  8. Popplagið (pop song)
3枚目のアルバム"()"リリースに合わせたヨーロッパツアー最終日とのこと。 ヴォーカル(ファルセット)をフィーチャーしたアンビエント・ミュージックに近い演奏だが、空港のような人工的な場所でなく、ヴォーカルのせいか広がりのある空間を感じる。

客席からは1曲ごとに大きな歓声と拍手があがっているし、アルバムはグラミー賞(オルタナティヴ・ミュージック・アルバム)にノミネートされた程高い評価を受けているそうだが、今のところ「遠吠えするThom Yorke」を1時間聴き続ける忍耐力はちょっとないみたい。 単に好みの問題で。

2月6日(金)

Talking Heads / March 31, 1977 / CBGB's, NY
  1. Take Me to the River
  2. No Compassion
  3. Happy Day
  4. I Feel It in My Head
  5. Tentative Decisions
  6. The Book I Read
  7. Who Is It
  8. Uh-oh, Love Comes to Town
  9. Buildings on Fire
  10. Psycho Killer (encore)
『ウィリアム・バロウズと夕食を バンカー(the Bunker)からの報告』の、ひとつも窓がないアパート(といっても日本で言うところの「アパート」とはちょっと違うと思うが)の近所だというCBGB="Country BlueGrass Blues"。 NYパンクの押しも押されもしない聖地のオープン当時のコンセプトが、カントリーとブルーグラスとは知らなかった。

演奏はバンドが4人編成で出演した初めてのステージで、そういえば"Psycho killer, qu'est-ce que c'est. Fa fa fa fa fa fa fa better"のDavid Byrneの歌い方もまだ中途半端な感じ。 当時ファーストアルバムのレコーディング中だったらしい。
この曲もFM(本当に当時あの番組はよく聴いていたなぁ)で最初に聴いた途端に気に入ったのだった。

2月1日(日)

昼下がり移動する車の中でFMをつけた。 ちょうど番組最後の曲'Money'が終わるところで、「今日かけた曲はピンク・フロイド、ディープ・パープル、レッド・ツェッペリンと名前に色のついたバンドばかりでしたが」……もしかしてレッド・ツェッペリンなのか、Char?

ブックオフにて。同じ人が手放したらしい。どちらも100円。

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