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4月30日(金)

NHKみんなのうたで『とのさまガエル』という歌を聴いた。 ナレーションが石坂浩二、キャラクターデザインがしりあがり寿。 この曲エンドレスで流れていてもいいくらい。♪とのさまガエル、とのさまがいる、とのさまが寝る、とのさま代わる…

4月29日(木)

この一週間の「私のお気に入り」
  • アンソニー・アスコット(ジュリアーノ・カルニメオ)監督『荒野の無頼漢』(1970伊) 「ヤンキーと露助が手を組めば」しかも武器商人は名前から思いきりドイツ系で洗濯屋は中国系だし! 美人の尼さんが電信柱によじ登って無線無電を打つシーンには笑えた。
  • フランソワ・オゾン監督『8人の女たち』(1991仏)

4月24日(土)

NHKスペシャル『この子と生きる、ダウン症・命の記録』。

その後で久世光彦監督『センセイの鞄』後半を見る。 「眠ってしまいますよ」と言う月子さんを布団に残し窓辺に佇むセンセイの表情を見て、改めて柄本明の演技力は凄いと思った。
  • 飛田茂雄・編『現代英米情報辞典』(研究社) 訳者だけあって『キャッチ=22』の項目はさすがに丁寧。 モンティパイソンについても詳しく説明され、一例として「死んだオウム」スケッチのあらすじが(わははははは)。 CherやEric Claptonにいたっては要らんお世話で結婚・離婚の経緯まで。 飛田氏は広島で被爆しており、これと対になる『英米法律情報辞典』が出る前に白血病で亡くなったそうだ。 「この辞典を推薦します!」と帯に寄せているのは柴田元幸氏。

4月23日(金)

Bobby Hebbの'Sunny'が流れるVWカブリオレのCFが好きだ。

『牡丹と薔薇』2時間スペシャル完結編を見てたっぷり笑った。 子供が口ずさんでいた「牡丹と薔〜薇ぁはぁ どちらが綺〜麗ぇいぃ」のテーマソングも聴けた。 しかし凄い脚本だ。

4月22日(木)

タワレコやHMVにも置いていない海外インディレーベルにも強いCD店が、半年ぶりに行ったら改装中だった。 地下鉄に乗ってせっかく来たんだから、と駅の反対側の中古屋に寄る。 転んでも只では起きない。 リマスター再発を買った持ち主が手放した旧盤らしき中古盤が安かった。
  • John Greaves "The Caretaker" (BP347CD) 人生で一番レジに持っていくのが恥ずかしかったモノ記録を軽く塗り替えたよ。
  • Peter Blegvad & John Greaves "Unearthed" (sub rosa sr75)
  • Frank Black "The Cult of Ray" (EPC 481647 9)
  • Frank Black "Teenager of the Year" (COZY 18-19)
  • Frank Black and The Catholics "Frank Black and The Catholics" (QTCY 2108)

4月20日(火)

Incoherence / Peter Hammill / CD (FIE9129)
  1. When Language Corrodes
  2. Babel
  3. Logodaedalus
  4. Like Perfume
  5. Your Word
  6. Always and a Day
  7. Cretans Always Lie
  8. All Greek
  9. Call that a Conversation?
  10. The Meanings Changed
  11. Converse
  12. Gone Ahead
  13. Power Of Speech
  14. If Language Explodes
Peter Hammill "Incoherence"(サイン入りだ!)が届く。 クレジットの最後には彼が心臓発作に襲われた時に駆けつけた救急チームと、心疾患集中治療室のスタッフへの謝意も。

横に四つ折りされた1枚のシート。ジャケット(表)は独立したデザインではなく、裏から続く(さまざまな大きさのフォントの「歌詞」による)いかにも不安定そうなスカスカしたバベルの塔の上空部分。 正確に言えば、両面使ってバベルの塔が印刷された縦長の紙の天辺にあたる。

持ち主を離れた声はすぐに拡散してしまう。 記録した紙とて泥水や火の前にはひとたまりもない。 たやすくかき消されてしまう言葉。 自らの表現手段を歌と決めた人が、言葉でバベルの塔を築いたPeter Hammillが、言葉の不確かさを「わからない、わからない」と模索する41分間。あっという間に過ぎた。

4月18日(日)

NHKスペシャル『イラク復興・国連の苦闘』を見る。 "Through the Hill" の'Western Island of Apples'ピアノイントロが何度も流れた。

明日は雨だそうだ。 傘を槍のように前後に振りながら歩く人の後ろを避けつつ混みあう駅の階段を昇るのは大変。

4月17日(土)

イラクで拘束されていた3人の解放直後の映像を見た。
週刊誌にいろいろ書かれていたが「百聞は一見に如かず」と思ったよ。

4月16日(金)

『囁きの霊園』読み終える。 電車の中で笑いを堪えるのに苦労した箇所がたくさんあり、再放送リクエストを出そう。 ただジェームズ・コバーンに該当する適当なキャラクターが小説では見当たらないのでカメオ出演か?

登場人物のネーミングが秀逸。 心を寄せる女性にまわす遺体の顔が例外なく笑っている(好きな子のおかずは密かに大盛りにする給食当番か)魔法の手の持ち主の名前がJoyboy。 彼女にふられると届く遺体の顔が苦悩をたたえているというのがまた…。
ヒロインの名前は彼女の運命にもふさわしくエイメ・タナトジェノス(Aimeé Thanatogenos タナトジェノスはギリシャ語で「死の種族」だそうな)。 ハリウッド式葬儀屋の話の次は、イギリスのエキセントリックな資産階級の話『ラヴディ氏のささやかな外出』。

4月13日(火)

大阪で見つけた本『囁きの霊園』の原題は "The Loved One" 。 トニー・リチャードソンの映画をWOWOW放映時に見逃しているのが悔しい。 原書(ペンギン)を読めもしないのに悔し紛れに持っているが、「the Loved Ones(訳)ほとけさま」に対して the Waiting Ones。 ごもっとも。

4月11日(日)

Peter Hammill新作 "Incoherence"予約確認メールが届いた。 抽選に当たればサイン入り、というので楽しみにしている。 この人のサインを見るたび(今も売っているのか)トムボーイというばね状のおもちゃを連想してしまう。 ばね状のおもちゃというよりつる巻きばねそのものだが、斜面に置くととんぼ返りをしながらぼよんぼよんと降りていく様子が生き物のようで好きだった。それを横から見るとPHのサイン、というわけ。

『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『白い巨塔(田宮二郎の映画版)』を見る。

4月8日(木)

John Greaves & Peter Blegvad Emsenbles / March 22, 1987 / The Kitchen, NYC
  1. The Bee Dream
    ("Just Woke Up")
  2. Lonely Too
    ("The Naked Shakespeare" )
  3. A Catalog of 15 Objects
    ("Kew. Rhone")
  4. Forbearance / Silence
    ("Accident")
  5. The Price We Pay
    ("Parrot Fashion")
  6. Kew. Rhone
    ("Kew. Rhone")
  7. Swelling Valley
    ("Smell Of A Friend" )
John Greaves - Piano, Vocals
Peter Belgvad - Voice, Guitar
Lisa Herman - Voice

Greaves/Blegvadの共作による曲は複数のソロアルバムにいろんなヴァージョンが収録され、まとめて聴きたければJohn Greavesの"Songs"がいいのかもしれないが、線は細くても味のあるPeter Blegvadのヴォーカルの方が好きなのだ。

'A Catalog of 15 Objects'では客席のあちこちからいかにも楽しそうな笑い声がするのに、言葉がわからないって悔しい。 Blegvadのジェスチャーがおかしかったのかもしれない、と思っておく。

男ふたりが声張り上げる'The Bee Dream''The Lonely Too'で幕を開け、このステージであまり出番がないのが惜しいLisa Hermanの歌う(Jakkoも在籍したThe Lodge の"Smell of A Friend"から)'Swelling Valley'、彼女の豊かなヴォーカルが最高。 しまいこんだ"Kew. Rhone"引っ張り出してこようかなぁ。

4月6日(火)

高校の入学式。 「つぎとまります」ボタンを押そうと密かに構えていた子供だが、通路を隔てた席のお年寄りの方が素早かった。 そんなに押したいのならバス通学にすれば1日に2回チャンスはあるのに、なぜ40分もかけて自転車で行きたがるかね(といっても最寄りの停留所を経由するバスが1時間に1本しかなく、在校生の97%が自転車を利用)。

これで本当にひと段落。

4月5日(月)

大学の入学式。 聞くと微妙におもしろかった、との感想。

NHK「英語でしゃべらナイト」を見る。ゲストの顔ぶれを聞いていたので見逃さなくてよかった。 ジーン・シモンズは素顔で登場。高フェロモンをふりまきながら釈由美子を口説いていた。 指を折りながら「イチ・ニ・サン…」と日本語で数を数えていたのには驚き。 1週間も滞在すればもっと話せるようになるだろう、と。この人なら確かにそうだろうと思った。

4月4日(日)

下の子が留守番をしているため尾張守は3日に帰ったが、こちらはもう1日実家に泊まり、入学式(外部会場)当日迷わないよう会場の最寄り駅を息子と確認して別れ、毎月1〜3日ワゴンセールをする古書のまち経由で帰る。 個人的な好みでは、今年の入学式会場(国際会議場)より去年の会場(中央公会堂)のほうがいいが。
  • ブラックユーモア選集(2)イーヴリン・ウォー『囁きの霊園』(早川書房)
カバーなしだが100円だし、読めればいい。 最初のページに「棕櫚」「蝉」という字を認め、イギリスに蝉はいたっけ、一体舞台はどこだろうと思ったらL.A.だった。

4月1日(木)

Boy From The Moon / The Milk & Honey Band / CD (MAN4)
  1. Boy From The Moon
  2. Sold My Star
  3. Junior
  4. Touched The Sun
  5. 500 mile
  6. Apricot Sundial
  7. Wonderful
  8. San Francisco
  9. You're The One
  10. Heartache Bell
  11. Saved Again
  12. Can't Sleep
ヴォーカル・ベース・ギター・ドラムプログラミング・キーボードと作詞作曲をこなすRobert White率いる、1996〜2000年の間にレコーディングされたアルバム(2001)。 デモを聴いて惚れ込んだAndy Partridgeが彼自身のレーベルApeから新作を(予告では4月頃には)リリース予定で、マスターはすでに済んでいるもよう。 タイトル未定だが日本盤も発売されるらしい。

先日のBBC 6music "My Life In CD"でもかかった'Boy From The Moon'から'Can't Sleep'まで並んだタイトルに音楽性がそのまま表れているが、無重力空間を漂うような音づくりが気持ちいい。 秋から冬にかけてアメリカのソングライターやバンド(不思議とPixiesはアメリカという感じはしなかったが)のアルバムを主に聴いていたからか、余計に「英国」の音を聴いたという印象が強い。 どこがアメリカ的でどこが英国的か、と具体的に説明することができないが、たとえばAndy Partridgeが愛飲しているという「アーモンドティー」という言葉から受けるような?


『砂の器』中居正広(なぜか、と言ったら失礼だが知的な犯罪者が似合う)と原田芳雄と渡辺謙「は」よかった。 父と子の再会シーン、やっぱり用意されていたか。 民間放送は日本を戦争にミスリードした歴史はありません(←Nステ降板の日の久米宏の言葉)、が、ドラマでこういう脚色はしているのでした。

『奮闘』読み終え、シリトー『ノッティンガム物語』の続き。
金・土は新しい部屋の掃除や荷物と家電の搬入。 日曜にはこちらに戻って月・火は(さすがに大学は行かないが)入学式。 それが済めば生活も少し落ち着くだろう。

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