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5月30日(月)

東京に戻りInterFMの"BARAKAN BEAT"に生出演したPauriina Lercheは「Tuuli Taivutti 〜 Lanssi」「Liileelailee(きのうカンテレで演奏した)」をライヴ演奏したそうだ。

5月29日(日)

万博会場は色とりどりのルピナスが満開!

Pauliina Lercheの公演は12時半から北欧共同館で、とのこと。 館内で演奏するなら早めに入場しておかないとな、と思いアメリ似のアテンダントに聞くと館内電話で誰かに問合せてくれたが、返ってきた答えが「12時半からというのはfixedですが(口ごもる)中か、この近くかどちらかで they haven't decided(←聞こえたとおりに書いている)」あわわ、決して困らせる気はなかったのだ。だんだん日本語と英語がチャンポンになってきた。 わたしもこれ以上英語が混じるとわからないのでお礼を言ってそそくさとその場を離れる。 北欧共同館はスウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェー、アイスランドによる共同出展だがスタッフ間の公用語は英語なんだろうか。アメリ似の彼女はどこの国の人?

この前行ったにもかかわらず、ライヴ目当てで再びルーマニア館へ。 前回は演奏の途中で堂々と席を立つ人が多かったが、今日はほとんどそういう人もいない。 いいことだ。 弦楽四重奏(美女揃い)と木管五重奏(バレエつき)を1本ずつ。ふうう、満足。

Pauliina Lercheの演奏は屋外。TOYOTA VITZのCMの、子豚を抱いた宮沢りえのようなベリーショートの黒髪に真っ白な肌のきゃしゃな女性だった。 演奏はソロで、フィンランドの伝統楽器カンテレまたはアコーディオンを弾きながら歌うのだが、集まった人たちの間からも自然に手拍子があがったように、身体で参加したくなる音楽だった。 彼女のCDを購入し、サインしてもらう。 おまけにカンテレにも触らせてもらった。 全面をペイントしてあり一見プラスティックのようだが木製で、日本の琴より弦の数が多い。 裏側には小さなマイクがついているだけ、いたってシンプルな構造で琴とハープの中間のようなシャララランという音色が涼しげだ。 二部構成で5曲ずつ? 曲の前後に簡単な紹介を英語でしてくれる。聴いている間は音楽に入り込んでしまい何曲やったか全然数えていなかった。 演奏後東京に戻り、FMに生出演するそうだ。聴きたかったなぁ。

エジプト館、メキシコ館を見てアルゼンチン館のステージで本場のタンゴを見る。 髪をオールバックに撫で付けた男性と深いスリットの入ったドレス姿の美女が踊ってみせる恋の駆け引き。 男の気を引いておきながら、いざ言い寄られると急所に蹴りを(あくまで冷静さを保とうとしながら前かがみになる男性のリアクションが笑える)入れる美女! 情熱的なだけがタンゴじゃない、と認識を新たにした。

ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラから成るアンデス共同体出展のアンデス・アマゾン館ではエクアドル出身のバンドの生演奏。 ステージが出口近くにあり聴けたのは最後の3曲、しめくくりはスローテンポの「コンドルは飛んで行く」(「与作」みたいだと同行者は言う)だった。

モリゾーゴンドラで瀬戸会場に移動し、循環バスで帰宅。 今回はグローバル・コモン2にも行けた。 会場を隅から隅までまわろうとしたら、一体何回行かなくてはならないだろうか。

5月28日(土)

5/15放送のFreak Zoneは最初の2時間をスキップしてPH出演部分しか聴かなかったのだが、オンエア曲一覧によるとあのMonty Pythonの「Finland」が流れたようだ。そう、♪ロシアのお隣で、日本やカイロやヴェトナムからはとっても遠いあの国♪と歌う……。 ということで、というわけではないが、明日はフィンランドから来日中のPauliina Lercheの演奏を聴きに行くことにする。 またグローバル・コモン4周辺だけをうろついたりして。

5月27日(金)

ブックオフにヘルツォークのDVDはさすがに置いていなかったが、代わりに105円コーナーで「Suicide Is Painless」カバーをはじめ、ずらずらずらと5枚もManic Street PreachersのCDシングルを見つけた。 まとめて売り払った人がいたんだろうな。 5/28追記:1枚は大切にしてくれるお宅へ嫁入り。

M.A.S.H.(移動野戦外科病院の略)は映画もテレビシリーズも有名だが、わたしは最初に3冊邦訳で出ているリチャード・フッカーの原作に嵌り、ペーパーバックを紀伊国屋書店で見かけるたびに1冊ずつ買い求め(読んだとは言わない)、アラン・アルダ主演で近石真介吹替えのテレビシリーズをラジカセで録音し、あのサザ父が主演なのに晴れて映画を観たのは一番あとだった。 今日見かけたシングルに"Theme From M.A.S.H."と書かれていたらそりゃ聴きたくなるでしょう。 説明を読むとNME誌創刊と脳性麻痺協会設立の40周年を記念したチャリティCDで、豪華アーティストによる3枚組カヴァー集『Ruby Trax』(1992)の先行シングルだったようだ。 懐かしいテーマ曲が聴けることは嬉しいが、あのもの悲しい曲調をこういう風に料理しましたか、と曖昧な感想にとどめておく。 『キャッチ=22』も『M.A.S.H. 』も理屈をクジャクジャしないでしっかり反戦を貫く。

5月26日(木)

今週は少し気分を変えて『カスパー・ハウザー』を読み終える。

5月23日(月)

職場の入口に指紋認証システムが導入された。 扉の内外に設置されているので、退出時も指紋照合して解錠しなくてはいけない。 が、隣接するビルに面した窓をたまに暑がりの人が大きく開けている。 4階だからスパイダーマンでなくてもすぐ侵入できそうだよ。 頭隠して尻隠さず。 まあ、「ええと、コメジルシに××××でエンター」と大声で確認しながら解錠する人を野放しにしていた暗証番号時代よりマシになったか。

5月21日(土)

ギター職人Tさんから、ピックガードに使った白パール材(10円玉大)が届いた。 写真よりも実物の方がやっぱりいいね。

市のリサイクルセンターに缶やペットボトル類を出しに行くのにくっついて、リサイクル本をまたいただいてきた。 たとえ自分はもう読まなくなった本でも、ほとんど値のつかないブックオフに持ち込むよりここに置いてもらった方が、誰かの役に立てるかもしれない。 現に自分だってこうして助かっているし。

アメリカSF協会『SFの書き方 (Writing and Selling Science Fiction)』(小隅 黎/監・訳)講談社
監訳者と各章の執筆者、タイトルのおもしろさにつられてしまったが、第9章などいったいどんな内容だろう。
    序章 まず足を水にひたせ(C・L・グラント)
  1. SFのマーケット どこの誰に売るのか?(トマス・F・モンテレオン)
  2. 登場人物について(ケイト・ウィンヘルム)
  3. 「対話だって?」「もちろん!」「でも、なぜ?」「今わかるさ」(ジーン・スナイダー)
  4. どこからそんな突飛なアイデアが出てくるのですか?(ジェイムズ・ガン)
  5. SFにおける命名技法(ポール・アンダースン)
  6. 未来世界の構築-SF創作術における論理と整合性(ジェリー・パーネル)
  7. 未来を生きる−あなたの食物があなたを決める(ガードナー・ドゾア)
  8. 2300年に世の中を動かしているのは誰か?それはどんなふうに行われるのか?(トム・パードム)
  9. まず触手を縫いつけろ(信用できるエイリアンの処方箋)(ジョージ・R・R・マーティン)
  10. 金は貴重だ!節約しよう!(アンドルー・J・オファット)

5月19日(木)

Mike Keneally & Beer For Dolphins / Sluggo! (1997) / CD (IMM 1018)
  1. Potato
  2. I, Drum-Running, Am Clapboard Bound
  3. Why Am I Your Guy?
  4. Looking For Nina
  5. Frozen Beef(Come With Me)
  6. TRANQUILLADO
  7. What Happened Next
  8. Chatfield Manor
  9. Beautiful
  10. "I Guess I'll Peanut"
  11. Voyage To Manhood
  12. Egg Zooming
  13. Own
  14. I'm Afraid
  15. Cardboard Dog
  16. Sluggo
マーケットプレイスの予約注文の期間延長も何度か繰り返し、そろそろ諦めかけていた頃にようやく引っかかった。 親しみやすいポップな曲の間に「Looking For Nina」みたいなにやり、どころか、音を聴いて思いっきりにんまりしてしまうおいしい曲が入っている。 NinaとかAlとか何のことかさっぱりわからなかったところは、Mike Keneally's "Sluggo!": A Lengthy Review にちゃんと解説(正しいスペルはAl HirshfeldでなくHirschfeld)されていたので謎も解決。

「I'm Afraid」では、自分の選んだ道(家族と一緒に過ごす時間を犠牲にしてまで)について自問している。 子供が小さいうちはなおさら。 アルバムのラストでなくその手前にさりげなく置かれた曲だから、こんな本音も垣間見ることができるのかな。

この人のアルバムはどれもブックレットに文字情報が多くて、なかなかまともに全部読めていない。 が、こんなサービス精神旺盛なにぎにぎしさが大好きだ。

5月17日(火)

”ゾーン”はいつも静か。 サックスではなくOvationによる「Left Alone」を聴く。

BBC6musicのStuart Maconie's Freak ZoneのPH出演分(5/15放送、30分程度。1週間はオンデマンド)を聴く。 前半はPHによるバンドの成り立ち、バンド名の由来(Van der Graafとは科学者の名前で…)などVdGGを知らない人向けの簡単な紹介で、後半に新作の話がと思いきや、『Present』から2曲オンエアされたりして、どのみち即興とかジャズとか混沌、という単語が断片的に聞き取れる、いや断片的にしか聞き取れない程度なので、話が長くても内容がわからないストレスがつのるだけかも(自分の場合は)。 John LydonとMark E.SmithがVdGGに影響を受けたことは何かで読んで知っていたが、Graham Coxonもとは知らなかった。 番組予告でIan Curtis没後25周年企画番組が18日放送だって、もうそんなにたつんだなぁ。

5月15日(日)

『ドーヴァー』の続きを読む。
玩具の風船を極端まで大きくふくらませ、空気の吹込み口を放す。 風船はシューシューと空気を吐き出しながら急激に縮み、狂ったようにあたりを飛びまわる。 ドーヴァーが危機に際して立ちあがる態度はまさにこれであった。(P159)

5月14日(土)

WOWOWで『ラストサムライ』を観る。 全然興味のない作品だったのでどこでロケをしたかも知らないが(オーストラリアかニュージーランドのロケ地で大量のギョーザを作って振舞ったという談話を聞いた気もする)、渡辺謙扮する「勝元」の治める里の緑が、どことなくホビット庄の雰囲気。 一度そう感じてしまうと、あの道の向こうには小さい扉のある家がいくつもあり、ホビットたちの丹精した花が庭先に咲き乱れているのでは…としょうもない連想が広がるのだった。 子役はよかった。

5月13日(金)

ベランダで10年以上も頑張っているクレマチスが去年の大規模修繕で1ヶ月以上日に当ててやらなかったにもかかわらず、たくさん花をつけてくれた。 愛い奴じゃ。 クレマチスは簡単に挿し木できるらしいから、今年は挑戦してみようかな。

今月リリースされるTurin Brakesのサードアルバム『JackInABox』と先行シングルをHMV(UK)で予約。 国内盤はボーナストラック付だが、シングルB面の収録曲と同じらしいので、DVDつき英国盤と収録曲違い(+PV)シングル2枚と7インチシングルを組み合わせた。 1.69ポンドのシングルが日本で987円もするのだ。 それなら多少日数はかかってもVAT(17.5%)を差し引くと送料1.52ポンドで届くUKでまとめて4枚注文するよ。

5月11日(水)

先週末からせっせと曲を取り込んでようやく半分近く入ったNW-HD5をシャッフル再生すると、10曲のうち8曲は「偏愛アーティスト(常連)」、残り2曲がお楽しみ。 柿の種のピーナツにあたるのがIvyやMary Lou Lord。

5月9日(月)

The Damned来日公演のチケットを取った。 今回は誰にも面が割れていないので好き放題できるが、中指立てたりビールの入った紙コップ投げつけたりはさすがに……。

5月7日(土)

そのポータブルオーディオが、閉店処分で8,000円引きなのを見つけたひにゃ……。 気持ちを切り替え、レジでさらに1割引、という消耗品を買い込んできた。

CDDBで取り込んだ『The Noise』のCD情報は言語「ゲール語」だって。

5月6日(金)

そのポータブルオーディオがもう届いたのでさくさく音楽を取り込んでしまおう、と意気込んでいたが、『A Coat Of Many Cupboards』disc2でフリーズ。 クリーナーをかけてみたりデバイスの確認をしたり、ひとしきり悩んだあとで「隠しトラックのあるディスク2と3はパソコンで再生できない」ということを思い出した。 残念だがその2枚は諦め、パッケージのせいで出し入れが億劫になりかえって聴く機会の減ったRadiohead『HTTT』、XTCの『A Coat Of Many Cupboards』のdisc1,4と『Transistor Blast』のdisc1,2、まだdisc1を聴き返していないままの『Present』などいつでもどこでも聴けるようになった。

容量と連続再生時間には満足だが、このずっしりした重さの割に繊細な(それはつまり「チ○チ」という意味かい)蓋のつくり、まるでグリコのおまけのようなんですけど……。

5月5日(木)

都会まで出てポータブルオーディオを見て回る予定を取りやめ。 細かい交通費で結局値引き分くらいとんでしまうのに気がつき、昔ついたポイントがまだ使える家電チェーンの通販サイトで購入することにした。

ブックオフでお子の愛読シリーズの1冊が半額で出ているのを見つけ帰宅後確認したら「欲しい」というので、その本だけまた買いに行く。 荻原規子の本は殆ど図書館で借りたり、友達にリクエストして誕生プレゼントにしてもらったりと子供なりに工夫しているが、いかんせん高く、手元に所有したくてもなかなかできないらしい。 小野不由美の十二国記シリーズは講談社X文庫のほうを地道にブックオフで集めている、と出してきたが、山田章博の表紙なら確かにこれで統一したいかもしれない。

立ち寄ったホームセンターの園芸コーナーで、最近定年で退職した嘱託社員に声をかけられびっくりした。 同じ市内在住とは知っていたが、血色もよく幾分太ったようで、お日様の下で働く人のほうが同僚(もちろん自分もだが)と比べやはり健康的に見える。 『マッシュ』も昔持っていた三冊ともどこかに行ってしまい、(続、続々も今年だったかブックオフで再び手に入れた)これで十数年ぶりに通して読める。

5月3日(火)

ブックオフで嬉しい収穫。 角川のきんきらきんの装丁より、新潮文庫のようなあわい水色がよかったな。 最近復刊された高橋健二訳『ガラス玉演戯』のほうは漢字も新字体で読みやすいそうだが、3,000円ちかくするので買うのをためらってきたのだ。 殊能将之の『ハサミ男』に「クヌルプ」という喫茶店が出てきて、作者はヘッセが好きなのかと思った。 いや「クヌルプ」じゃなくて「デミアン」だったか?それに違う本だった?『ハサミ男』を処分してしまった今では確認できない。

5月2日(月)

Van der Graaf Generator / Present (2005) / 2CD (CDVD 2999)
    1
  1. Every Bloody Emperor
  2. Boleas Panic
  3. Nutter Alert
  4. Abandon Ship!
  5. In Babelsberg
  6. On the Beach
    2
  1. Vulcan Meld
  2. Double Bass
  3. Slo Moves
  4. Architectual Hair
  5. Spanner
  6. Crux
  7. Manuelle
  8. 'Eavy Mate
  9. Homage to Teo
  10. The Price of Admission
Hugh Banton: Organ, Bass Guitar
Guy Evans: Drums
David Jackson: Saxes, Flutes, Soundbeam
Peter Hammill: Vox, Electric Piano, Electric Guitar

http://www.westcountryviews.co.uk/coastal/millook/millook.htm

CD-2の最初と最後は打ち寄せる波の音。リピート演奏にしてエンドレスで流しっぱなしにしている。 「目で見る紆余曲折」のようなジグザグ(褶曲)地層がむき出しのMillook Havenでこの波の音は録音されたそうだ。 意図してのことかどうかは知らないが、場所を特記しているからには深読みしたっていいよね。

時折届くPHの声はサウンドスケープの手前ではなくむしろ向こう側から音楽の一部としてやってくるという感じ、PHの言葉を借りないVdGG、メンバー個々の存在より渦巻いている演奏そのものがそこにある、という感じ。

あれ、そういえば2枚目をえんえん聴いていて飽きないから、1枚目のほうをまだ最初の一回しか聴いてないや。 それもまた良し。
また何度目かの波の音が聴こえてきた。

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