back



12月31日(土)

両者はあいかわらず唸り声をあげて威嚇し合っている。
昼間の疲れと久しぶりのアルコールで眠くなり、紅白歌合戦はグループ魂とゴリエぐらいしかまともに見ていない。 なんでも眠っている間に歌った前川清が「山川清」と紹介されたそうで。

12月30日(金)

上の子が大阪から猫を連れて帰省。 生後6ヶ月(♂)とわが家の生後約4ヶ月半(♂)が初めて対面した時にはお互い目も歯も敵意もむき出し。

長谷川集平『はせがわくんきらいや』の裏表紙をたまたま目にしたお子が「この本か!」と大声をあげた。 二学期の家庭科の「消費者問題と消費者保護」の単元で、先生が教材として使い続けているのだという。 出版社が何度も倒産し、そのたびにこの絵本は絶版となったが、長谷川さんは3度目の絶版の後せめて内容だけでも伝えたいと絵はがきセット(絵本の見開きページの絵葉書15枚+製作当時の作者の写真)を自主製作販売していた。 現在長谷川さんは長崎市内で絵本と音楽の創作活動をしている。
……こういう事情なので、コピーをするよりも買い足して下さい。 できれば、いっぱい買って、いっぱい使って下さい。 空しさばかりを蔓延させる「不幸の手紙」ではなくて、人をはげます言葉が、この絵はがきに書き込まれて遠くまで届きますように。
一昨年ブッキングから復刊されたことを最近知った。

12月29日(木)

市のリサイクルセンターにお子の児童書などを持ち込み、2冊いただいて帰る。 改修のため1月半ばで閉館とのこと、残念だなぁ。
  • モダンホラー・セレクション『<ナイトヴィジョン>スニーカー』(ハヤカワ文庫 NV579)
  • 中島らも・ひさうちみちお『しりとり対談』(講談社文庫)

12月28日(水)

森脇真末味の『おんなのこ物語』が2月にハヤカワ文庫NVから復刊の予定。 うたい文句は“70年代後半アマチュア・ロックバンドをめぐる挫折と栄光を鮮烈に描いた傑作音楽マンガ ”だが、主人公と唯一の「友達であり保護者」との関係のほうがはるかに重い。

12月26日(月)

『ガストン・ルルーの恐怖夜話』読み始める。 「胸像たちの晩餐」はきもちわるいですぜ。

12月25日(日)

奇しくも両方とも主人公は少年、そして「もうひとつの世界」の物語。
  • 松本大洋『GOGOモンスター』(小学館)
    担任の先生の作画担当は夫人の冬野さほではないかと思う。 ひとつとして無駄なコマがなく、真っ黒に塗りつぶされた数ページにもちゃんと意味があり、「あるはずのない5階」からの話の流れもステキで、途中から完全に「漫画」だということを忘れて没頭してしまった。
  • 乙骨淑子『ピラミッド帽子よ、さようなら』(理論社)
    きのう、ブックオフ児童書コーナーでひときわ目を引く背表紙と手書き文字のタイトルに思わず手に取り、その表紙と挿絵が長谷川集平なのに気をよくして「文庫コーナーをまわってから取りに来よう」と一旦棚に戻したまま忘れて帰ってきてしまった。 乙骨淑子さんの未完の絶筆、表紙と挿画は長谷川集平。 一晩明けても諦めきれず家人に頼み込んでもう一度連れてきてもらったのだ。

12月24日(土)

  • ガストン・ルルー『ガストン・ルルーの恐怖夜話』(創元推理文庫)
  • キング、マキャモン他『ナイト・ソウルズ』(新潮文庫)
  • 『地獄のかけひき (Otley)』VHS
  • 『ある愛のすべて (X, Y & ZEE)』VHS
  • 『それ行けレオナルド (Leonard Part 6)』VHS
Apple Bite / XTC / CD (IDEACD009)
  1. Spiral
  2. Say It
  3. Easter Theatre
  4. Frivolous Tonight
  5. Greenman
  6. Stupidly Happy
  7. In Another Life
  8. The Wheel And The Maypole
AVとWSから各3曲に新曲2曲のサンプラーCD。 Apple Setに同梱のカードを返送すればもれなく送られてくるものだが、クリスマスシーズンの郵便事故でカードかCDのどちらかが紛失する可能性もあり、無事到着してひと安心した。

12月23日(金)

スタンリイ・エリンの短篇集『9時から5時までの男』を半分ほど読み進み、この作風がめっぽう気に入った。 SFともホラーともつかず、物語の「その後」はご自由に想像して下さい、と少し尾を引く後味の、奇妙な短篇集。 『鏡よ、鏡』は積読の一冊に入っているので、『特別料理』もそのうち調達しなくっちゃ。 レンタルで「ピンポン」再見。 2時間で上手に収めたと思う。 バタフライジョーに柄本明、という配役でも観てみたかった。 小学生時代のカットバックのうち掃除道具箱の場面は映画ではカットされてしまったが、お面の「ヒーロー見参!」より原作のそこがとても好きだったなぁ。 怯えて食いしばった歯、逆光を受けた人影。
  • Martin Newell "This Little Ziggy" (HOUSE OF STRATUS)
    11/30発送通知からなかなか届かず、密林マーケットプレイスに予約注文していた絶版本なので郵便事故を心配していたのだが、一度「そちらに送り返されていませんか?」と問合せた時先方から受け取った回答は当たっていたといえる。
    All our orders are despatched within 48 hours by Airmail. Although we are advised these may take up to 17 working days, in reality most are much quicker than that. However, we have been experiencing delays with delivery times in Japan with some deliveries taking up to 4 weeks to arrive.

12月22日(木)

『たたり』電車の中で読み終える。 シャーリイ・ジャクスンの小説にはひとりとして好感をもてる人物が登場しないと思ったら、家までもいやなヤツ。

12月21日(水)

三者懇談のため、午後半休をとり吹きさらしの原っぱを横目に高校へ向かう。 職場近くから高校最寄りのバス停を通る路線が通勤・通学時間帯しか運行しなくなり、バス一本で行けなくなったのは痛い。 今週の東海地方は寒気の影響を受け、断続的に雪が降っている。 猫が縁で連絡を取り合っているKさんさんからのメールで足を骨折したと知り、それが凍結路面のせいとあってはとても他人事ではなく、こちらの足どりもおっかなびっくりしたものになる。 乗り継ぎの待ち時間にシャーリイ・ジャクスンの『たたり』をかなり読み進む。
    学校そばのブック○フにて
  • ジョージ・R・R・マーティン『フィーヴァードリーム(上下)』(創元推理文庫)
  • ルイス・シャイナー『グリンプス』(創元推理文庫)
帰宅するとIdea Recordsから XTC "Apple Set"封入のカードを返送すると送られてくるサンプラーCD "Apple Bite"、それに『いさましいちびのトースター』『レベル3』に特典(おまけともいう)つきという、クリスマスには少し早いが嬉しいいただきものが3つも届いていた。

12月17日(土)

PARCOに用があり久々のタワレコ詣で。 Andy Partridgeのインタヴューが掲載されているRecord Collector最新号と下の子の欲しがっていた『ユグドラシル』、それに国内盤より1000円も安い輸入盤のKate Bush "Aerial"を購入して合計金額を5000円以上にし、駐車場料金を浮かす("Aerial"は密林で買ったほうがさらに安いだろうけど)。 南館のBANANA RECORDでJaga Jazzistの"The Stix"とSebadohのシングル(262円)を見つける。 帰りがけに定例ブック○フ詣で。 Mさんとの約束を果たすべく『ピンポン』奪取。 通販の便利さも店頭買いの高揚感も好きだ。
  • Kate Bush "Aerial" 2CD (EMI 00946 3 46215 2 6)
  • Jaga Jazzist "The Stix" CD (ZEN CD81)
  • Sebadoh "Flame" 7" (RUG 80)
  • 松本大洋『ピンポン』1-5(小学館ビッグスピリッツコミックススペシャル)
  • スタンリイ・エリン「鏡よ、鏡」(ハヤカワミステリ文庫)
  • トマス・M・ディッシュ「M・D」(文春文庫)
  • ロバート・R・マキャモン「ブルー・ワールド」(文春文庫)
  • ジャック・ケッチャム「隣の家の少女」(扶桑社ミステリー)
  • エリザベス・ピーターズ「リチャード三世『殺人』事件」(扶桑社ミステリー)…まず「時の娘」を読んでからでなければ。

12月16日(金)

IdeaRecordsから「Bite of the Appleを今日発送しました」のメール。

12月15日(木)

今年の春にご主人の海外赴任先から帰国して先日『ピンポン』を観たばかりという、原作の大ファンMさんに、松本大洋の原作もぜひと薦めていただく。 わたしが『ピンポン』を観たのは一昨年のやはり12月、松本夫人である冬野さほの『Cloudy Wednesday』の高野文子によるカバーヴァージョンをMさんもコミックCUEで読んだ、という偶然がなんだか嬉しい。 週末にはぜひ原作を探しに行こう。

12月13日(火)

金曜日に研修があるため休みを振り替えたら積雪、何と運のいいことよ。 1日家にこもっているつもりでいたら、下宿の更新手続に必要な書類に不備がみつかり(息子が自分で書いておくと言っていたので安心していたのだが、保証人押印欄を見落としていた)、急遽息子に印鑑を送らなくてはならなくなった。 結局雪のちらつく中を出かけ、簡易書留で速達にすると料金が720円!

昭和46年から平成12年までの教科書に載った作品から精選された全18巻の「光村ライブラリー」の18巻目は詩の特集で、高見順(恭子のお父さんだ)や金子光晴とともに三好達治の「雪」も収録されている。

12月12日(月)

今日からBS-2で三夜連続「ロック50周年」進行は萩原健太。

12月10日(土)

今週とどいたもの:
ドイツからの郵便になぜかアンデルセンの記念切手が!
  • Cleaners From Venus "Living With Victoria Grey" 12"
  • Cleaners From Venus "The Legendary Thirteen E.P." 7"
  • Martin Newell "Young Jobless" 7"

12月9日(金)

マーガレット・ミラー『眼の壁』読み終える。 後半は(犯人の見当もつくので)やや弱いが、前半の吸引力はすごい。 読み終えるとつくづく「生きる目的」を失いたくないものだと痛感する。 家族の死はもちろん悲劇には違いないが、半分ボケたような父親にとっては「雨降って地固まる」効果をもたらしたのだし。

12月7日(水)

今年のクリスマス用コンピレーションを自作。 クリスマスには外せない三賢者。 CD"New Wave Christmas"から6-11まで流用し、その他は家のCDからそれらしき曲をピックアップ。 "Brick"は失恋の歌だが、こうすると4,5,6のピアノ曲がきれいに続くのだ。
  1. Thanks For Christmas (Three Wise Men)
  2. Coundown To Christmas Party Time (Three Wise Men)
  3. Christmas In Suburbia (Martin Newell)
  4. Brick (Ben Folds Five)
  5. December Will Be Magic Again (Kate Bush)
  6. Christmas Day (Squeeze)
  7. Fairytale Of New York (The Pogues featuring Kirsty MacColl)
  8. Rudolph The Manic Reindeer (Los Lobos)
  9. 2000 Miles (The Pretenders)
  10. Santa Claus (Throwing Muses)
  11. One Christmas Catalogue (Captain Sensible)
  12. Wish You A Merry Christmas (The Korgis)
  13. Look On The Bright Side Of Life (Monty Python)

12月5日(月)

Your CD has been gently taken from our CD Baby shelves with sterilized contamination-free gloves and placed onto a satin pillow.
A team of 50 employees inspected your CD and polished it to make sure it was in the best possible condition before mailing.
Our packing specialist from Japan lit a candle and a hush fell over the crowd as he put your CD into the finest gold-lined box that money can buy.
We all had a wonderful celebration afterwards and the whole party marched down the street to the post office where the entire town of Portland waved 'Bon Voyage!' to your package, on its way to you, in our private CD Baby jet on this day, Saturday, November 12th.
I hope you had a wonderful time shopping at CD Baby. We sure did. Your picture is on our wall as 'Customer of the Year'. We're all exhausted but can't wait for you to come back to CDBABY.COM!!

Thank you once again,
Derek Sivers, president, CD Baby
the little CD store with the best new independent music
Shadow Kabinetのアルバム"Hark!"を通販サイトで注文したら、このようなメールが届いた。 商品が到着する頃を見計らって発送担当者から「よければアルバムの感想を送ってね」 の確認メール、「届きました!ありがとう」と返信したら、今日なんとアーティストから:
Dear *****,
CD Baby tells me you bought a copy of Hark! Thank you. I hope you are enjoying it.
At the moment we are in the studio recording another album which hopefully should be released next year.
We were just wondering if you would like to be included on our mailing list?
It's a monthly newsletter which sometimes includes competitions and everything that's happening with The Shadow Kabinet.
We have recently recorded a session for a John Lennon Tribute show that goes out on Friday 9th December on WEBR in the States.
The Show is called The Magical History Tour and can be found at http://www.fcac.org/webcasting/wc_showinfo.htm#
The Shadow Kabinet will be performing Rain and Working Class Hero.
Thank you once again for listening to The Shadow Kabinet and do let me know if you want to receive the newsletter.
Spread the word 2006 is The Year of The Kab!
Yours sincerely
Steve Somerset

12月4日(日)

XTCのピクチャースリーヴ7インチシングル"Science Friction"がeBayで£2900で落札された。 レア物中のレア物らしい。 でもスリーヴデザインは12インチと一緒なのに。

昼下がりに民放吹替え版『ジョーズ'87復讐篇』を観てしまった。 サメを退治したのはめでたいが、今しがた友達がサメに喰い殺されたばかりなのに何故皆冗談を飛ばすほど明るい? このロケのためにアカデミー授賞式を棒に振ったサー・マイケル・ケイン。
  • Cleaners From Venus "Let's Get Married" 7" 11/30 ドイツから到着
  • Cleaners From Venus "Living With Victoria Grey" 7" 12/1 浜松から到着
  • Martin Newell "This Little Ziggy" 12/23 UKから到着

2003Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec
2004Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov Dec
2005Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug Sep Oct Nov