9月29日(月)アンドレ・ド・トス監督『大侵略 (Play Dirty)』(1968) DVD『大侵略』はハリー・サルツマン製作、北アフリカ戦線のオフビートな戦争アクション映画で、ドイツ軍補給基地を叩くための囮として集められたはぐれ者傭兵部隊が、砂塵や地雷に悩まされながら男を見れば襲って物資を奪う、女を見れば襲って(以下自粛) 傭兵の指揮を命じられたのが実戦経験なしの石油技師ダグラス大尉(マイケル・ケイン)。捨て駒の彼らを敵の前に差し出し、その隙に大隊が目的地を爆破するという戦略(ひどいよねぇ)。 本人たちは上層部のそんな思惑もつゆ知らず、ズタボロになりつつようやく敵の補給基地へ到着した。そこで彼らが見たものは…… 原題Play Dirtyとは「卑劣なことをする」「ずるい手を使う」「えげつないことをする」 傭兵部隊も上層部も敵も味方もみんなひどいもんでした。 そしてあの結末! そのひとことで片付けちゃうの? ケインの声を故・広川太一郎が、前科者の部下(ナイジェル・ダヴェンポート)を納谷悟朗が吹替え。豪華なのだ。 ド・トス監督はノンクレジットだがあの『アラビアのロレンス』第二班(セカンド・ユニット)監督なんですと。 砂漠はお手のものですね。 サルツマン製作ならほぼ同時期の『空軍大戦略』のほうがよかったなぁ。 いや、ハリー・パーマーシリーズのほうがもっと(へっへっへ)。 9月28日(日)密林マーケットプレイスでもヤフオクでも高嶺(高値)の花だったエりセ作品が、このたび紀伊国屋書店より『ビクトル・エリセ DVD-BOX』として発売予定。挑戦:PAL原版 ミツバチのささやき:ニュープリント・デジタルニューマスター エル・スール:ニュープリント・デジタルニューマスターだそうだ。 名作中の名作といわれる『マルメロの陽光』はこれにも収録されないそうだけど、東北新社版DVDボックスセットを買い逃したファンはきっと喜んでいることだろう。 画質も、今回はとてもよさそうだしね。 ああ、去年待てずに『ミツバチのささやき』の安い英国盤(PAL)を買っちゃったなぁ。 9月27日(土)スカンクや犬のみならず、猫にも肛門を中心に4時と8時の位置にふたつ肛門腺があるということを今回知った。 内裏猫の、8時の位置にある肛門嚢が何かの原因で腫れて破裂してしまったのだ。 「破裂する前の腫れている時が一番痛かったと思いますよ」とは先生のお言葉。 そういえば前日抱き上げると嫌がって鳴いた(普段は鳴かない)のは、お尻がいたかったのだね。 溜まっていた漿液を出してもらい、止血剤と抗生物質の注射をうたれ、帰宅してもなお傷心の猫である。 しばらく通院予定。9月26日(金)『室温〜夜の音楽〜』ケラリーノ・サンドロヴィッチ(ナイロン100℃)の戯曲より (初演は2001年7/5 青山円形劇場 音楽:たま) 「少年タイヤ」で6回にわたり放送されたTV版を観る。 舞台は、とある田舎の屋敷のリビングルーム。 霊能者の父と娘キオリ、巡回中の警官のやりとりから始まる。 その日は13年前、高校生4人組による拉致・監禁の末殺害された双児の娘の片割れ、サオリの十三回忌だ。 この日、10年ぶりに出所してきた少年Cがサオリに焼香をしたいと訪ねてくる。 他にも通りすがりのタクシー運転手、作家でもある父のファンもやってくる。 今年も皆で娘の思い出を静かに語り明かすはずだったが…。 やがてそこに居合わせた人たちの因縁、そしてどす黒い過去が暴かれていく。 第5回鶴屋南北戯曲賞、第9回読売演劇大賞優秀賞をW受賞した傑作戯曲。 (DVD解説より)たまの音楽目当てだったのに、内容がたいそうよくてお子と何回も観る。 内田紳一郎(舞台と同じ海老沢十三役)と坂本昌行(警官/下平)とともさかりえ(キオリ)が特に印象的。 たまの演奏場面では特に「ガウディさん」が怖いよ。 9月25日(木)インフレ率1120万%を記録したジンバブエで今年7月に発行された1000億(ジンバブエ)ドル札3枚、合計3000億(ジンバブエ)ドルを家人がもらってきた。()内がなければとても嬉しかったがなあ。 提供者は南アフリカ出張者とか。日本円で23円×3枚。 9月23日(火)Region-1(USA盤)のDVDとレコード類、音楽ビデオを90点以上処分。9月22日(月)今はYouTubeやMySpaceを活用するようになったが、ブクオフならたいてい105円、中古盤専門店でもせいぜい300円で買えるマキシシングルは知らないアーティストの音楽を手軽に聴くにはありがたく、たまにアルバム未収録曲やライヴがついているととても得した気分になるものだ。 今日も次に処分するCDを選んでいたら半分くらいは気まぐれに買ったマキシシングル。 売ってもほとんど値段がつかず処分しようかどうしようか迷ったら手元に残しておくほうがよく、そういうわけで今まで放置していたCDをぼちぼち聴いてみる。ところでプログレメタルとメタルはどう違うんだろう? ふだんカテゴライズ不能な音楽を聴いているからさっぱりわからない。 あ、たまの石川さんの楽曲は、言葉の元の意味において「プログレ」かもしれない。
9月20日(土)『プリズナーNo.6 』40年ぶりの第2シリーズのロケがPortmeirionでなく南アフリカのナミビア共和国で開始されたとか。 ナミビアでの撮影は11月までかかる予定で、今回No.2になるサー・イアン・マッケランが楽しみだ。9月19日(金)台風接近中で雨が断続的に降ったりやんだりしているなか、市の多目的ホールで開催中の就職フェアに行く。私に関係ない新卒求人の企業ブースにはリクルートスーツ姿の学生が面談中。 今回は、併設された職業興味チェックコーナーが目当て。 「MIO職業興味チェックリスト」という、66の問題 (左と右の仕事を比較して、どちらに興味があるかを選ぶもの。同等なら真ん中にチェック)に回答後、 結果をプリントアウトして専門家の説明を受けた。 まあどのような職業領域に私の興味があるか、それに合った職業訓練にはどのようなものがあるかを探してもらったわけだが 応募年齢制限で引っかかってしまい、これにはアドバイザーと苦笑するしかなかった。 大阪職業カウンセリングセンターのサイトでもこの興味検査可能。 9月18日(木)仏密林よりパスカルズのフランス盤2枚が到着。
9月17日(水)下の子が20歳になった。 ハタチということでピアノの先生(友達のお母さん)からミニサイズのビール缶をプレゼントされていた。 南蛮漬けと風来坊の手羽先でささやかに祝う。9月16日(火)今月の失業認定日。 歩けば小一時間の道のりも自転車を使えば20分弱なので、川沿いの静かな道を選び、ちらほら咲き出した萩の花を眺めながらゆっくり走る。 急ぐ道のりでもなし。 認定を受けたあとブックオフに立ち寄り広川さん吹替えのアニメDVDを発見、残念ながらBOXセットでなくバラ売りだが安かったので購入。
Pink Floyd設立メンバーのひとりRichard Wright (Rick Wrightのほうが私には通りがいい)の訃報を某メーリングリストで知る。 先週『愛と幻想の一夜』で「Interstellar Overdrive」聴いたところだったのにな。 月の裏側で先に眠っているSyd Barrettと一緒に安らかに。 9月15日(月)
9月14日(日)某メーリングリストの荒れようにげんなり。 ゴシップ騒ぎが収束しかかった頃に「自分は初耳だ!」投稿で逆戻り。 恋愛沙汰があったとしても30年も前のことなんですけど……。 「誕生日に○○○を贈ろう」有志を募っていた時のやりとりはほほえましかったのにな。 あ、最新の投稿でいいこと言ってる。 「当事者以外には関係のないことだ」と。 もっと言ってやって。9月13日(土)
9月12日(金)お子の希望でWOWOWで放送のROCK IN JAPAN Fes. 2008(開催8/1〜8/3)を録画しておく。保存版づくり: イギリスらしい映画2本。 原題があっさりしているのに「愛と○○」となにやらコッテリした邦題のついた映画が多いことに気づく。 9月11日(木)保存版づくり:♪ど〜しても、みてしまう。ど〜しても、みてしまう(「学校にまにあわない」)……と、再生・録画しながら結局楽しんでしまったスウィンギングロンドンとサイケデリックロック、B級スパイアクション映画『10億ドルの頭脳』! Love and Rockets (輸)と『国際諜報局』のVHSテープにはコピーガードがかかっていてDVD-Rに焼けず。 『国際諜報局』は国内未DVD化だからこういうテープがある限りビデオデッキを処分できない。いつかハリー・パーマー三部作をセットでDVD化してほしいものだ。 売れないからダメなのかな。 9月10日(水)保存版づくり:9月9日(火)フランス生まれのアーティストPascal Comeladeの大ファンで、彼の名前をそのままバンド名にしてしまったパスカルズのアルバムが届く。『こりすちゃん・でおーる』のみ中古。
9月8日(月)文化センターで就職支援セミナー受講。『探偵 スルース』は「船乗りジャック・ター」他たくさんの機械人形(オートマトン)の名演(?)も楽しみのひとつ。 この映画に出演した流し目のマジシャン人形が最近eBayで4万ドルで落札されていた。 マイケル・ケイン出演作のビデオだけひとまとめにした「ケイン箱」から未DVD化作品を再見がてらDVD-Rに焼く。 保存版づくり: 9月7日(日)Region-1(USA盤)のDVDとCDを90点ほど処分し、帰りがけに古書会館の即売会(最終日)に立ち寄る。 退職してから古書会館にもご無沙汰していたので、久しぶりにたくさんの古書に囲まれいい気分。 今年創元より完訳版が出るというJ・ポトツキの『サラゴサ手稿』(国書刊行会)函入り美本が¥700だった。 これがおもしろかったらあらためて完訳版を読むつもり、ということで買って帰る。9月6日(土)5年以上前に一度だけ利用した仏密林に再びおっかなびっくりCDを注文。 あとからもう一点追加したため、ふたつの注文をひとつにまとめてみるという荒業にも挑戦だ。 習ったことのないフランス語などひとこともわからないが、届いた確認メールを無料翻訳で仏→英に直してみると、とりあえずうまくいったらしい。Modification de la commande ***-*******-******* これで送料の節約にはなったが、本当に届くのかなー(不安)。 保存版づくり: リメイクのほうじゃありません。 ローレンス・オリヴィエとマイケル・ケインの対決版のほう。 上流階級のワイクがイタリア系の美容師マイロを馬鹿にしてイタリアの安酒にたとえたり、アンソニー・シェーファーの脚本は登場人物に相手の心をえぐるセリフをたくさん言わせ冴えわたっているのだが、字幕にすると普通になってしまうのが残念だな。 BSで放送時に録画したテープと市販のビデオで字幕が違うので、二つとも保存版をつくっておかなくてはいけない。
9月5日(金)観た映画:『他人の向こう側』と同じロベール・トマ原作のサスペンス。 同じ話でも製作者によって相当印象が変わるものだ。
9月4日(木)保存版づくり:久しぶりに「(ケヴィン・コスナーと違い)私は英国アクセントで話せる」とうそぶくロビン・フッドを堪能した。 9月3日(水)
9月1日(月)『ブラックアダー 15代目も変わり者』全6話を息子と大笑いしながら観る。 BBCはロイヤルファミリーをここまで笑いに(おてんばで処刑好きのエリザベス一世とか)変えることができるが、わが国の国営放送ではとても無理だろうな。
2003Jan
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