12月31日(日)片付けがてら、昔のSFマンガ競作大全集などぱらぱら。吾妻ひでお「夜の魚」久しぶりに再読。 お正月支度は終了。今夜は息子の信州みやげで年越し蕎麦だ。
12月30日(土)
12月28日(木)今日読んだ短篇:クリスマスストーリー集(美談編)を読み終えたので、ミステリマガジン最新号(2007年2月号)収録作品を順に読み始める。 ボブ、大人への階段をのぼるって辛いことだね…… 12月27日(水)来年のカレンダーをいただく。これが届くと今年もあとわずか、と実感するのだ。 毎年和田誠描き下ろしイラストによる映画の名場面集なので、筒状になったカレンダーを広げて次は何かなと楽しみにしている。 2007年の表紙は『月世界旅行(1902)』 顔のあるお月様だ。 今年は『ジキル博士とハイド氏』、おととしは『メトロポリス』、去年のが『クリスチナ女王』だった。 もったいなくて捨てられないのだよ。12月26日(火)
12月25日(月)クリスマスの朝〜晩にかけて読んだ短篇:ディープインパクトの勇姿→世界遺産(カナダの恐竜公園)→功名が辻総集編→王の帰還(吹替え)を観る。
12月24日(日)
12月23日(土)昨日から今日にかけて読んだ短篇:オー・ヘンリー、アンデルセンの話に心が清められたあと、「毎日がクリスマス」のみもふたもないクリスマスストーリーに大笑い。 七面鳥は高騰し、人々はプレゼントを買うために貧乏になり、エイプリルフール以外毎日クリスマス…… (「三人の賢者の贈り物」はP. Craig Russellがコミック化したのも素敵)
12月22日(金)退社後てくてく歩いて今年最後の古書会館倉庫市へ。 さすがに日が傾いてからの1階(3冊100円)吹きさらしで本を探す人は少なく、私も寒風を避け2階の会場へ。 「魔界」につられた本1冊と、ノースウエスト・スミス三部作、こ、これは松本零士の表紙・挿画につられて買った……
12月21日(木)今日読んだ短篇: 「クリスマス・ストーリー集1」より「世界カーSF傑作選」より 「小さなレストラン」はシムノンの非メグレ・非ミステリ。 ああこのものがなしさが好き。 「サン・ブレタへの出口」ジョージ・R・R・マーティンのニックネームは<レイルロード(R・R)>なんだそうだ。 午後半休をとり三者懇談。大詰めだなぁ。 寒い日ではなかったが職場から学校へ、また学校から家(朝自転車を置いてきた最寄り駅)への交通アクセスがよくないため、1時間に1本のバスを逃すと延々待たされるはめになる。バス停から5分くらいのところに幸いブックオフがあるので時間つぶし。
12月20日(水)昨日読んだ短篇:『マッド・サイエンティスト』これで読了、『クリスマスストーリー集1 贈り物』から「三人の賢者」拾い読み。 盗んだ札束の隠し場所に向かう三人の小悪党ども。その一人ブロンディ<金髪男>をふって故郷のオハイオ州アクロンに帰ったミス・クララベル・コブとの思わぬ再会が……。 この短篇に想を得たTVドラマらしい。 The Three Wise Guy (2005) オハイオ州アクロンといえば、DEVOではありませんか。
12月18日(月)今日読んだ短篇:帰りがけにいつもの古書店でS-Fマガジンが5冊で300円。 掲載作覚書き: ざっとこのへんが手持ちの単行本や短編集未収録分、なかなか収穫多し。 ゴア・ヴィダルの「ある小惑星への訪問(Visit to a Small Planet)」は戯曲。 ブロードウェイでヒットし、ジェリー・ルイス主演で映画化もされたんだそうだ。
12月16日(土)今日読んだ短篇:民放で放映した「私の頭の中の消しゴム」は永作博美・緒方直人主演での原作ドラマ「Pure Soul 君が僕を忘れても」を観ていたので映画のほうの点は辛め。 小西真奈美の吹替えは「小西真奈美が喋っている」まんまで、プロの声優とアマチュアの差が歴然としていた。 ドラマやCMでは好印象なんだけどなぁ。 12月15日(金)今日読んだ短篇(マッド・サイエンティストより):帰りがけにいつもひやかす古書店の1冊100円コーナーでS-Fマガジンが5冊で300円だったが、手持ちの短編集で読めないものはこれだけ。
12月13日(水)今日読んだ短篇。(小栗虫太郎「白蟻」はまだ途中。あの人は本当に○なんだろうか?) 「コッター家最後の人」 知人の感想を読んでおもしろそうだったので、掲載号のミステリマガジン255号を出してきた。 こんなことでもなければなかなか読む機会がなかっただろうなぁ。これって短いドラマ仕立てにしても面白いんじゃ? 「エリート」はいやぁな話。イーリイに似ているが、イーリイは最後まで描かない奥ゆかしさがなおイヤ(好き)。
12月12日(火)息子の猫がおもむろにうちの猫の目の前にやってきて、お互い鼻と鼻をこすりあわせるようにしての挨拶。 寄り添うとまではいかないが、今一緒の部屋で眠っている。やれやれ。
12月11日(月)通勤の供は『マッド・サイエンティスト』(創元推理文庫)『フリッカー、あるいは映画の魔』に登場する映画監督のモデル?ウィリアム・キャッスル監督作品Mr. Sardonicus(1961)の原作「サルドニクス」。 昔思いを寄せていた女性からの突然の招待状。 高名な医師である主人公は、彼女の嫁いだボヘミア地方の城主サルドニクスの顔を一目見て言葉を失う。 彼の唇は常にめくれた状態になっていて、むき出しの歯のせいで絶えず笑っているように見えた……(risus sardonicus = sardonic grin 冷笑)。 これが異色作家短篇集レイ・ラッセル『嘲笑う男』の表題作らしい。 「自分を探して」は妻とその愛人に殺されかかった主人公が、突き落とされた地下室の階段を執念で這いのぼって実験室へ戻ろうとする話。 その涙ぐましい努力たるや。 12月10日(日)息子が下宿へ戻る。 猫たちはあえてお互いに近寄らないよう、あたらずさわらずの姿勢。12月9日(土)小雨の中家人が下宿から息子と猫を連れ実家に立ち寄る。 昼食後名神高速を走って帰宅。 ご対面からさっそく威嚇しあう猫たち。正月明けまでここで預かることになるのだが、明日息子が大阪に帰ったらどうなることやら。
12月8日(金)
退社後そのまま新幹線で西へ移動、実家へ。途中職場の近くと梅田の古書店で宝探し。 私の実家は息子の下宿(大阪市)と隣接する市内。彼が23日からスキーに行くので、猫を早めに預かることになったのだ。 私はひと晩実家に泊まり、家人が明日私・息子・猫を迎えに来る予定。 夜のんびりと『緑色遺伝子』の続きを楽しみ、読了。 12月7日(木)その情景を思い出して、くつくつ笑いがこみあげてくるような、なんともいえないおもしろみのある読後感。 和田勉監督の映画『怖がる人々』第四話の原作。 ピーター・ディキンスン『キングとジョーカー』がことのほかおもしろかったので、同じ作者のSF『緑色遺伝子』を読み始める。 第一部:ホワイト・サイド、第二部:グリーン・サイド、第三部:ノー・サイド 緑色の子供が生まれた―このスキャンダルは、初め好奇心の的でしかなかったが、緑色人の人口が異常に増加しはじめるやいなや、単なる三面記事のように対応するわけにはいかなくなってきた。政府は高圧的な人種差別政策を採用して白人の権利を守ろうとし、若い過激派たちは緑色人問題を口実に社会の転覆をもくろんでいたのだ。物語はまだ、インドはボンベイからやってきた医学統計家P・P・ヒューマヤンが、イギリスのケルト人差別政策に直面し、カルチャーショックを受けたところ。
12月6日(水)お月夜に月の光のかけらを集める人たち。べんがら色の馬車、白い馬。 絵本のような童話のような幻想小説「ココァ山の話」はいいなぁ。 たまにこんな作品が読みたくなり、ちょうどこの前児童文学だが岡田淳『扉のむこうの物語』(理論社)を注文したところ。 夢野久作の短篇集は米倉斉加年氏の表紙も気に入り何冊か読んでいる。 衝撃を受けたのは「瓶詰めの地獄」だな。 12月5日(火)
帰宅して大下宇陀児「十四人目の乗客」を読む。 「男で顔の色が白くて、しかもその顔が大きな顔で、その顔のついている首が細い」容貌の人間を見ると、幼い頃から家族が死んだり家が焼けたり必ずよくないことが起こる。通勤に利用する市電の乗客の数が、神保町や神田橋ではまちまちなのになぜか学士会館前ではいつも13人。この奇妙な現象に気づいてから学士会館前に来ると習慣的に乗客を数えるようになったが、ある日数えてみると14人乗っている! その14人目の乗客とは、自分が忌み嫌うあの容貌の男だった……。 昭和5年作品。 12月4日(月)週末に読んだ作品:ミュリエル・スパーク『邪魔をしないで』読了。 あるじはあるじの事情で、使用人は使用人の事情で「誰が来ても取り次ぐべからず」を実行するお話。中盤ちょっとした手違いにもあわてず軌道修正する執事リスターの手際のよさには拍手をおくろう。ドタバタは、むしろ淡々とした短篇「ドーラ」からは想像もできないおかしさ。筒井康隆「欠陥バスの突撃」をちらっと思い出した。 現在形で書かれているので、まるで映画のシナリオを読む感じ。 登場人物の言動や状況説明はあっても心理描写は一切なく、そこがかえっておもしろい。 小酒井不木「手術」 「探偵趣味の会」例会に集まった9人が、「共食い」のお題でとっておきの話を披露する。最後に話をすることになったのはタイピストの女性、故あって看護婦をやめたのだがその訳は……。大正14年作品。 12月3日(日)
12月2日(土)"Singularity" (Peter Hammill)新作をSofa Soundで注文。 今日はいいお天気。きのう逃した、月いち恒例の古書会館即売会2日目に行く。
12月1日(金)
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