8月31日(金)件のCD(交換品)が早々と到着。再生にも問題なし。 先に送られたほうを返送しなくてはいけないが、代替品のほうがボーナストラックつきリイシュー盤なので、こちらに落ち度はないとはいえなんとも心苦しい。 手持ちの未開封(ダブリで持っていた)CDのちょっと珍しいものを、ささやかながら付録としてつけさせていただくことにした。8月29日(水)密林マーケットプレイス購入したCD、楽しみにしていたので到着後すぐ聴き始めるも1曲目で突然音楽が止まる。 プレーヤーの時間表示窓は0:18で停止したままだ。 数秒たつと音楽再開、また2分ほどたつと暫く音が途切れる。1992年の輸入盤CDで盤面に傷はないがレーベル面外周がところどころ変色しており、塗装が剥がれかけているのか腐食か、これが再生に影響あるのかどうかわからない。 出品者の方に到着のご報告とともにディスクの再生不良だけは伝え、折り返し丁寧なお詫びとともに同じアルバムの別ヴァージョンでよければ交換、または返金に応じるとのお申し出により交換していただくことになった。ああ、よかった。 1992年くらいまでのCDにはレーベル印刷インクが記録面を腐食させているものがあるそうだ。 そうすると新品で購入したCDでも、持ち主が知らない間に再生不良を起しているかもしれない。 レコード時代と違い、化学変化に弱いメディアに記録された音楽はなんと不安定であることか。 8月28日(火)昨夜は皆既月食、東海地方は朧月夜だったが、月蝕と聞き慌ててベランダに出てみるとほんのり赤い月がゆっくりゆっくり膨らんでいくところ。 一昨日の晩は気味が悪いほどの赤い月だった。 日蝕版"Total Eclipse"はMarc AlmondのもKlaus Nomiのヴァージョンも好きだ。Big shots argue about what they've got
I was born, and I shall be doing my best not to die, but I'm. sure I won't manage it. 8月26日(日)読んだ短編:ロバート・シェクリイのAAA Ace Interplanetary Decontamination Serviceシリーズ短編集『地球巡礼』(ハヤカワ文庫SF275)所収 グレゴーとアーノルド共同経営のAAAエース惑星浄化サービス会社もの2編。 1950年代のSFっていいねぇ。 「家畜輸送船」は異なる状況下(温度・湿度・気圧・重力)で生育する3種の家畜を輸送するグレゴーの孤軍奮闘。 「救命艇の叛逆」は、丁寧な宇野利泰訳ととぼけた浅倉久志訳(融通のきかない救命艇のセリフがカタカナで書かれさらにおかしい)の二つとも読んで、浅倉訳「救命艇の叛乱」のほうが気に入っている。 他のエピソードは短編集『人類の罠』に3編が収録。 AAA Aceものはギャラクシー誌上などに7編発表でいいのかな、とりこぼしはないかな?まとめてどこかに収録してもらいたいものだ。 英語版なら"The Masque of Manana"(Nesta press:2005)に全エピソード収録されているなぁ。
8月24日(金)職場ビルのエアコンが故障し、部品取り寄せに時間がかかっているらしく暑い。 15時をまわった頃GMがひとりひとりに「アイスか飲み物か」のリクエストをとり、冷たいものの買出しに行ってくれた。 ありがたいけれど自腹だったんだろうなぁ。読んだ短編: 『18時の音楽浴』所収。 医学生吹矢隆二は、その日も朝から、腸のことばかり考えていた。刑務所付属病院の熊本博士からなかば強引にもらいうけた、1メートルほどの長さの人間の腸。彼はその腸を「訓練」して、ついに大気中での飼育に成功する。 腸を「チコ」と呼び、遊んでやる。 手を鳴らして呼ぶと嬉しそうにやってきて、皿から砂糖水を飲む腸。 チコにつきっきりだった吹矢は久しぶりに外出するとそのまま7日間も遊び暮らしてしまう。 帰宅して電気をつけると、チコの姿がない。砂糖水は半分も残っている。吹矢がいぶかっているとその時…… マッドサイエンティストもの、この結末とその理由がまた……。よくもまあ、よくもまあ、このようなお話を(汗) ハヤカワの新書版SFシリーズには「銀背」とクラシックものの「金背」があり、Oさんのお薦めであるエイブラム・メリット(金背)2冊を注文してみる。 『ムーン・プール』のほうは先払いなので振込みを忘れないようにしないと。
8月23日(木)Peter Hammill東京公演チケットが書留で届く。 今回はグランドピアノとギターでの完全ソロライヴだ。8月22日(水)
8月20日(月)
8月19日(日)
東京藝術大学には、四年生が卒業制作に自画像を描く伝統がある。明治31年(1898)の東京美術学校から始まり、現在まで110年間も続いている。その自画像を大学が買い上げることで、明治から平成までの青春の自画像が4800枚も保存され、世界に誇る貴重なコレクションとなっている。 膨大な数の自画像は、一筆ごとに自分を鏡に映し、『自分は何者なのか』を問い格闘した若者の存在証明である。自画像には未来への希望と不安が映され、明治・大正・昭和・そして平成まで、時代の軋みに翻弄されながら自分を描こうとした若い日本人の魂が詰まっている。 2007年は藝大創立120年の節目に当たり、NHKの番組と連動し自画像展(8月4日〜9月17日)が開かれる。大学の収蔵品は一般公開されず、自画像が見られるのは展覧会だけ。今までに公開された自画像は、青木繁、佐伯祐三など有名画家だけで、大多数が収蔵庫で眠ってきた。無名のまま生涯を終え、世に残る唯一の作品が自画像の例も多数ある。この番組は、人の目に触れることの無かった自画像の封印をとき、知られざる作家たちの人生を発掘し、日本の若者が、近代化した日本で自分をどう表現してきたかを見つめるドキュメンタリーである。(NHKより)うちの息子くらいの年頃でこんな自画像を描き残して、南方で戦死した卒業生、病死した卒業生、餓死した卒業生が何人もいる…… 8月18日(土)Martin Newell/James Dodds "Wild Man of Wivenhoe" (Jardine Press)が届く。Martin NewellとJames Dodds (1957-) はともに当時エセックス州の港町Wivenhoe在住で、Newellの詩にDoddsのリノカットをつけDoddsの家族経営の出版社から1997年に出版されたのがこの詩集で、なんでもDoddsの業績に対しエセックス大学から学位を授けられたのが今回10年ぶり重版のきっかけだという。 "Wild Man of Wivenhoe"はイースト・アングリア(グレートブリテン島東南地方)に伝わる伝説"Wild Man of Orford"のパスティーシュとのこと。 では"Wild Man of Orford"はどんな話かというと: 全身毛むくじゃらの野蛮人が漁師の網にかかった。野蛮人はオーフォード城の牢に繋がれ、拷問されてもひと言も話さない。魚を食べ、両手から搾り出した水を飲んでいた。番人たちは彼を川で泳がせてやることにした。不意に彼は深く潜ると張り渡した網の下から海へと逃れ、二度と戻ってはこなかった……
8月16日(木)隣のT市では気温40.9度を観測。 『スタートレック 400歳の少女』『トーチソング・トリロジー』『フルーク』、「世にも奇妙な物語」の傑作『夜汽車の男』を観る。 猛烈な暑さに外出する気も失せ、一日中TV漬けだ。2007年ワールドコン開催地は日本、ミスター加藤(ズールー)役のジョージ・タケイ氏もゲスト参加のひとりだそうだ。 8月15日(水)
8月14日(火)Uさんより、カズコ・ホーキ『ロンドンの床下』(求龍堂)を送っていただく。 ロンドンを拠点にFrank Chickensというパフォーマンスグループで活動するカズコさんが、26歳で渡英したいきさつや仲間、恋人、同居人(元夫)たちとの厳しくもかけがえのないイギリス暮らしを綴る。 資生堂のPR誌「花椿」に連載されたものだとか。8月12日(日)うるさがたの伯母と二人暮らしの高等遊民、素人探偵アンブローズ・チタウィック氏もの、アントニイ・バークリー『ピカデリーの殺人』さくさく。 切手蒐集とマンウォッチングが趣味のチタウィック氏はぶらりと入った喫茶室でもついそばに座った客を観察してしまうので、そのあからさまな凝視にうろたえる人、睨み返す人など反応もさまざま。人の視線が怖い気味のある私など、とてもいたたまれずに席を立ちかねない。The Policeが1980年、81年とたて続けに来日した時には2回とも観に行った。 大ヒットシングル『見つめていたい (Every Breath You Take)』ももちろん好きな曲だが、その歌詞は別。うすら寒いのだ。勘弁して。 21時よりNHKスペシャル「鬼太郎が見た玉砕〜水木しげるの戦争〜」水木しげるの「総員玉砕せよ!」を劇中劇としたドラマを観る。音楽は大友良英、バスクラリネット梅津和時。 アニメーション部分はなんとゲゲゲの鬼太郎オリジナル声優陣の野沢雅子・田の中勇・大塚周夫が吹替えていた! キャストは香川照之、嶋田久作、石橋蓮司、田畑智子ら。悪いわけがない。 最前線で玉砕したはずの部隊が生き残っていた。 玉砕の報はすでに司令部から大本営に伝えられており、彼らの生存は敵前逃亡とまで言われ「あってはならぬこと」。 引率の下士官は自決させられ、兵隊たちは再度の突撃を迫られる。 「参謀殿は、私たちと一緒に死んではいただけないのですか」 「おれにはおれの任務がある。君たちの玉砕を見届けて、報告する義務がある。早く突撃したまえ」 私は 廓に散る花よ 昼はしおれ 夜に咲く 8月10日(金)毎月8〜10日の3日間はPizzaHut「ハットの日」で半額なのだ。 お子は学校(芋の水遣り)、私は仕事なので、車検のため休みを取った家人が20時受け取りで注文しておいてくれた。 代車の軽で1時間ほどブクオフへ涼み&時間つぶしに。
8月9日(木)押井守週間のキモ、初期アニメ特集の録画に失敗していた…… 単純な設定ミスだ。さてYESの曲『錯乱の扉 (Gates of Delirium)』は私のお気に入りのひとつ(他の時期をさしおきライヴDVDもよく観た)だが、サンリオSF文庫の一冊『この狂乱するサーカス』の原題がDelirium Circusと知り、密林マーケットプレイスで注文してみる。 サーカス繋がりでは『ラーオ博士のサーカス』もおもしろそう、嬉しいことにこちらは『沈黙の声』同様ちくま文庫から復刊しているみたいだ。 映画版の『ラオ博士の七つの顔』もあると教えていただき、へぇぇそうなんだ!とびっくり。 8月8日(水)thanks,XTCのアルバムに参加したPat Mastelotto氏に、すばらしいドラムスへのお礼メッセージを送ったら(だから私はミーハーなんだってば……)、こんな嬉しい返信が。 彼のMySpaceではなんとその参加アルバム、"Oranges & Lemons"のメドレー Oranges & Lemons Compilationが聴けるのだ。 8月7日(火)家人の実家から島原の手延素麺とお菓子のよりより(唐人巻)が届いた。 関西育ちの私はもっぱら「揖保の糸」派だったのだが、島原素麺の細さとコシもなかなか。今夜はつるつる。
8月6日(月)
8月4日(土)
8月3日(金)バイトは休みだが台風の影響で風が強く、家から一歩も出ず。読んだ短編: 昭和35年の帯つき新潮文庫『バーネット探偵社 ルパン傑作集VII』所収、これはだいぶ前に古書店のワゴンから拾ってきた本のはず。翻訳は堀口大學。 最初のページを読んで筋を思い出したけれど、ジム・バーネット(アルセーヌ・ルパン)のなかなか辛辣な女性観がうかがえて楽しい。ルパンといえば片眼鏡(モノクル)、うつむいた拍子にはずれてしまったりしないだろうか?……西洋人は彫りが深いから無問題か。 そういえばトーマ・ナルスジャックがアルセーヌ・ルパンものをいくつか書いているんだっけ。 (長編はバークリーの「毒入りチョコレート事件」をちびちびと途中まで) 8月1日(水)
2003Jan
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