2010年 海 外 公 演

〜 アメリカ アトランティックシティ 公演 〜

Indian Classical Dance Troupe

  

 ボンゴションメロンについて……………………………………………………………………………………

 ボンゴションメロンとは年に一度、米国(籍)在住のインドベンガル州(バングラディッシュ含む)出身の人々が集い、芸術、文化一般について自らのアイデンティティーを確認すると共に広く米国国民にもインドの文化を知ってもらうための非営利団体組織のことで、おおよそ一万人規模の米国在住のベンガル人が集い、三日間にわたり、このベンガルの文化的行事を行う。
 
インドベンガルから映画監督や作家、舞踊家、音楽家、演劇、歌手等のグループを招致し、芸術の祭典が開催される。舞台公演は勿論のこと、作家との対談や討論、詩の朗読会や、映画の上映、監督との対話等が催され、また人権問題のセミナーも開かれるなど、まさしく、文化の一大拠点を現出させることになる。
 
日本からの参加であった我々インディアン クラシカル ダンス トゥループは1981年このボンゴションメロン発足以来の歴史の中で大会史上唯一初めて日本から招待されたグループとしての参加公演となった2007年に続き、今回が二度目の参加となる。
 
ボンゴションメロンは年に一度の北米大陸を覆うベンガル人組織により各州持ちまわりで開催され、今2010年度はニュージャージー州アトランティク シティのベンガル人組織が主催して行なわれる。ちなみにNABCとはノース アメリカ ベンガル コンファレンスの略称である。

 インディアン クラシカル ダンス トゥループへ公演参加の招待状 ……………………………………………………………………………………


 インディアン クラシカル ダンス トゥループ公演参加者 ……………………………………………………………………………………
               代   表        小久保 シュヴァ
               
参加者メンバー     谷口 とも子・岡田 さち代・鈴木 文子・木下 浩子・市川 ゆみか
                             
アンナ ラウラ シュッカ・清水 あけみ近藤 かね子御手洗 蘭子・金浪 晴子


  Closing Ceremony ……………………………………………………………………………………

Closing Ceremony
We live in a dangerous world; Jingoism and millitancy spilling blood on the street almost every minute, countries balkanizing countries for hagemonistic aspiration, meaningless crusades deliberately painting the world with gory blood for no Godly reason. The world today badly needs peace. We at the organizing committee of NABC 2010 believe that ‘Peace is not merely a distant goal that we seek, but a means by which we arrive at that goal” Subha Kokubo Chakrabarty’s Indian Classical Dance Troupe, Japan, has created a unique presentation called ‘Corruption’ with the central theme that peace is what will make the world a better place to live. Say ‘No’ to war, say ‘No’ to belligerence.The show is designed on a unique evolution of dance style loosely based on ‘Uday Shankar’s. 12 graceful Japanese girls are all greatly trained in Uday Shankar ‘Gharana’. Subho and them will give us a ‘never-seen-before’ performance with their extreme sensitivity of the body, concentration, imagination, etherial movements, sense of colour and line, and the relationship of dance to the central theme.The curtain will come down on NABC2010 with the message that “A dream you dream alone is only a dream. A dream you dream together is reality”.


 アメリカ アトランティックシティ公演舞台の図面 ……………………………………………………………………………………

  

  

 第2回・アメリカ公演に向け、いざ出発!! 《セントレアより》……………………………………………………………………………………



なんかもう、皆さんウキウキしております!!


 ネディ空港からアトランティック シティに向かうバスの中から《マンハッタン》を眺める……………………………………………………………………………………

 

 

ハドソン河を渡りニュージャージィー州よりマンハッタンを望む

 主催者が用意したバスに揺られて……………………………………………………………………………………

長時間の飛行、続くバスの移動で最初はハツラツでしたが…
 

皆さん疲れてしまって……意外としっかり眠っておりました。
ニューヨーク → アトランティックシティまでの移動中のバスの中


 最初に投宿した《ラマダホテル》 ここで二泊しました……………………………………………………………………………………

  

ホテルの周囲は豊かな自然に恵まれ鴎・海猫など、たくさんの野生動物が見られました

   

ラマダホテルで出合った野生の兎と鴨
 

同じ公演に参加するバウルのご夫妻と
 

ラマダホテル 食堂で
 

フロントで他の出演者たちと
 

別ホテルへ移動の日  待たされて、長かったなあ… 《インド時間》
 

 三日目に移動して宿泊した《シェラトン ホテル》玄関 ここから会場は目の前……………………………………………………………………………………

 

こんな車もよくホテルに着けられておりました
 

 今回の公演会場となった 《コンベンションセンター》……………………………………………………………………………………

外  観 (遠距離バスのステーションにもなっています)
 

 

ホテルから会場が見えます
 

コンベンションセンター内部
 

 

チケット売り場と中の仮設食堂 食堂は200卓に及ぶ8人掛けのテーブルがいつも埋まっているような状態でした
  

 ボンゴションメロンパスポート(入場券) ……………………………………………………………………………………


ボンゴションメロン パスポートと食券

このパスポートがなければ会場内には入れませんちなみにパスポート代金は一日入場料のみで100弗会場内にある食堂の食事代金は当然のことですが別途払いとなります。なお舞台にたつ出演者は滞在費及び食事代を含め主催者持ちとなっています


 

舞台練習
 

コンベンションセンターに併設されている 《アトランティック シティ ステーション フィラデルフィアなどに繋がっている鉄道》
 

 オープニング セレモニー ……………………………………………………………………………………

約7000人が収容可能な会場とその舞台


会場が広いためスクリーンは四面設置されていました




トゥループの皆さんもサリーで盛装して会場へ




   

トゥループの紹介文


7/10 プログラム紹介 トゥループPM3:30出演


7/11 プログラム紹介 トゥループPM6:00出演


会場に掛けられたプログラム掲示板 大スクリーンにトゥループの文字が映し出されていました

 トゥループ(10日) 初日公演  写真撮影:アルティ ……………………………………………………………………………………

     〜ヴァイシュナバジャナト〜




     〜姫 神〜




     〜 ペーパー ボート 〜




















お弟子さんのアルティーと

アルティーはオーストラリア国籍のインド人で日本にも英語教師として二度来日した経験をもつ。 二度目の来日時、私たちトゥループのメンバーに参加、共に練習に励み、舞台に立ったこともあり小久保シュヴァのお弟子さんである。現在ワシントンで暮らしており私たちの公演のために彼氏と共にわざわざ応援に駆けつけ、公演期間中のよきサポーターとして協力して下さいました。


 沙織さんのこと

 沙織さんのことを想うとき、私は日本で12世紀に書かれた鴨長明による『方丈記』の書き出し「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし…」の一節が無意識裡に思い出されます。無常が人の世の常態だと観じた長明に同意したくなる気持ちが強く働くからです。昨年の11月の末、私たちトゥループは短歌会館で公演を行いました。沙織さんは10年に及ぶ長きから私たちトゥループのファンでいて下さいました。短歌会館のその日も公演の応援に駆けつけて下さり、打ち上げの食事会にも参加されて、トゥループの皆に笑顔で挨拶されていたのでした。そのボーイッシュな外見とは裏腹な控えめな性格で言葉数は少ないものの気持ちの伝わる話し方が特徴で、そばにいるだけでぬくもりを感じました。そんな沙織さんがそれから一月を経ず急逝されました。まだ年も明けぬ12月も末のことでした。連絡を受けたときも私は信じられないでいました。しばらくその想いは私の裡にわだかまり、通夜の当日、遺影を前に「ああそうか、沙織さんは亡くなられたのだった…」と初めて実感したのでした。まるで身体の一部が脱落してゆくような気がしました。年の明けた今年の第2回アメリカ公演に私は沙織さんの上の写真を持参して、私たちトゥループのアメリカ公演を観ていただこうと思っています。一緒に踊って頂こうと思っています。 合掌

小久保シュヴァ


     〜イメージ〜















 

 私たちが公演を行った街、アトランティックシティとはこんな街でした ……………………………………………………………………………………

アトランティックシティ  マップ
(白ぬきの青で縁取られている、中央左側のインターチェンジのそばがコンベンションセンターです)

 


《アトランティックシティー三枚の絵葉書》

1.上空より (上のマップと見比べて下さい)


2.ボードウォーク


3.カジノホテルが建ち並びます(ボードウォーク前)


トゥループのメンバーは暇を見つけては観光とショッピング
 

〜ボードウォークとは〜

木の板張りの遊歩道で木道とも呼ばれる。主に湿地、河岸、砂丘など足場の悪いところに設置さ
れる。世界中で見られる設備であるがアトランティックシティのボードウォークは1870年に設置さ
れた最初期のもので幅18メートル、全長7キロと続く名所になってる。



 

ボードウォークの前に広がるビーチ




観光気分でニコリと笑みを浮かべておりますが、夕方に公演
がひかえておりどこかまだ、心底からの笑みではないような…



映画によく出てくるような大西洋に突き出してジェットコースターや観覧車などもある大遊園地もありました


 

ビーチを前にアイスクリームを注文したり、ショッピングをしたり…
 


 



 

 公演 クロージィングセレモニー 写真撮影:アルティー ……………………………………………………………………………………














 公演を終えて ……………………………………………………………………………………

「クロージングセレモニー」が終わり、ようやく一年間の重圧から開放されみなさんノビノビされておられますねえ。
手ごたえのある公演の成功がさらに心を開放させたものでしょうか。とにかく、舞台 の興奮をそのまま余韻として
引きずっている表情が撮られています。皆さんの素直で素敵な笑顔が雄弁にそのことを物語っています。


左はインドでお世話になったアメリカ在住のオプの叔父 右は今公演の司会者
 

中央が今公演でトゥループの参加を強く推して下さった中の一人でもあるショウメン氏。2007年のデトロイト
公演では自分で司会を買って出るほどの熱の入れようで私たちトゥループを高く評価してくださり、舞台で
トゥループ全員の名前を紹介してくださった思い出は忘れられない。それまでの舞台で一人一人の名前を紹
介をする司会者は一人もいなかったからである。今公演でも遅滞に窮する時、困った時などいつもそばにい
て助けて下さいました。真剣に冗談の言える頼れる人でした。



〜三日目の最後の食堂で 公演を終えてから〜食事を待つ風景〜
 

 

最終日総ての公演を終え、翌日早朝、帰国直前にシェラトンホテルロビーでパチ
リ。誰の顔にも疲労の色が見えますが、大きな山を登頂したのだという一種何も
のかを成し遂げた充足感がうかがえます。これまでにない笑顔になっていますね。



公演が終わるといつも大勢の人々から「ワンダフル」の声を掛けられ、写真を求められた
 

 アメリカ アトランティックシティ 公演 タイトル《思い出が多すぎて…》 ……………………………………………………………………………………

 

 

  

  

  

 

 

  
空港ゲート


空港内を走るエア・トレイン(エア・トレインは無料)
 

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