ベンガルシネマは現在、斜陽化傾向にあるという。人々は映画館に足を運ばず、みなテレビで済ますのだという。日本も映画の時代からテレビの時代へと変遷し、特に邦画界は低迷の時代が長く続いた。同様の傾向が伺われるのだろう。 ベンガルではインド映画でひところ日本で流行ったようなエンターテイメント性の高いムンバイ製(ボリウッド)の娯楽物より、どちらかといえばサタジットレイ監督に代表される社会性のつよい問題を取り扱う映画が多い。もちろん娯楽としての映画がまったくないというわけではない。反対に多いのであろうが、他の州に比べたらそうした傾向が強く読み取れるのである。ボリウッドの映画と一線を画す所以であろう。今回取り扱ったシネマの紹介の中にはママタ・シャンカール先生が出演している映画があります。興味のある方は調べて見てください。本国ではたくさんの映画に出演しており、お店で売られているDVDも多数に上る。 |